日産RASHEEN 純正ウォルナットウッドパネルに交換するの巻!!

どんもす~。ウェルです。
さ~て本日はラシーンのメーターパネルをウッドパネルに
交換するというお話と共に、タイヤカバーも純正を
さらに綺麗な純正に交換する。
それと共に、スピードウェル社の純正へのコダワリなどもお話致そう。
純正のメーターパネルだ。
これが純正のメーターパネルだ。
ラシーンの全てはオプションや限定車で無い限り
このガンメタリック(艶消し)のパネルがおごられている。
無骨で大らかな外観にマッチしたカラーを連想すると
このガンメタリックでうなずける訳だが、
高級志向であれば、ウッドパネルといった素材の感覚が出てくるのであろう。
と言う事で、今回のウッドパネルは純正のウォールナット調をご紹介する。
ウォールナット調パネル
メーターパネルは右、中央、左と3つから成り立つのだが、
こちらは運転席側のクルマで言う右側だ。
このパネルはもちろん新品の生産は中止しているため、
スピードウェル社のストック(コレクションの一部)をご紹介する。
パネルセンター
これは中央のパネル。
丁度オーディオなどが付く真上のパネルである。
シガーソケットや、ハザードスイッチ、フォグスイッチなども
このパネルに収まるのである。
左のパネル
これは左側のグローブボックス用パネル。
ラシーンの前期モデルはこの部分のパネルはあるが、
平成9年式以降の俗に言う後期モデルにはこの位置は
助手席用エアバックが鎮座するゆえ、存在しない。
なので、後期モデルのウッドパネル仕様は
右側と中央のみに留まり、バランスが非常に悪く感じられるのだ。
ウッドパネルが鎮座した。
ウッドパネルがとうとうおごられた。
今回のラシーンのオーナーH氏は旦那さんがウッド好きと言う事で、
わざわざ本日の早朝から御来店いただき、
取り付けさせて頂いたわけだが、
シガーソケットもウッド調
シガーソケットも先にウッド調を取り付けていたようで、
本当に気にいって頂けたであろう。
スピードウェル社では、大きくは2つの路線がある。
一つは純正をこよなく大切にする心。
もう一つはスピードウェル社のカラーだ。
純正をこよなく大切にすると言う事は、
デザインコンセプトの時点から始まり、
たとえばこのクルマがどういう人に乗ってもらいたかったのか
どんな風景が似合うのか、はたまたデザインで主張したかった事、
など研究しラシーンの魅力を体全体で感じること。
ラシーンのエクステリアデザイナー平林俊一氏
にお教え頂いたコトを読み返して勉強もしている。
そう、いろんなクルマは存在するが、どのクルマにも
発売されたカタチがデザイナーの思うところであるゆえ、
ココは崩してはならない、という所も随所に存在する訳だ。
そういったところを無視してカスタマイズを施し販売された中古車等に
(意図して崩していない、本気でなにも感じず崩れている)
魅力はないであろう。
純正のタイヤカバーだ
ラシーンの楽しめる場所。
このタイヤカバーはそういった感覚をデザインの時点で考えられて
製作されていたのである。
今回オーナーH氏のスペアタイヤカバーはズタボロ状態であったがため、
またウェル所蔵のスペアタイヤカバーをお譲りする事となった。
純正タイヤカバー
実は純正スペアタイヤカバーも大切に所蔵している。
もちろん、当社の販売車両の全車にはウェル帆布謹製のタイヤカバーが
お好きな色で製作致し取り付けられるのであるが、
もう一つの路線では、こうした純正も大切にしているのだ。
背面タイヤカバー
このスペアタイヤカバーを選ばれた。
と言う事で、早速取り付けてみよう。
スペアタイヤカバーだ。
遂にスペアタイヤカバーもリニューアルされた。
先ほどの感覚からすれば、生き返ったかのようなイメージが
オーナーの大切度をあげあげさせる。
ラシーンはほんとうにこのスペアタイヤカバーを綺麗に
してあげるだけで後ろ正面姿見が良くなるもである。
H氏とラシーンをガシャ!!
オーナーH氏、この度は納車、、おおっと
いつもの感覚で言いかけたが、今日は納車ではなく
ウェル所蔵の品々を取り付けさせて頂いたので御座った。
堪忍、堪忍。
スピードウェル社は熱いラシーンオーナーをこれからも応援する。
今日はコレまで~。
本日の名言
灯台下暗し
とうだいもとくらし。
遠くのほうには目がいくが身近な事情はかえってわかりにくいと
言う事で御座います。
ウェルもこないだ、噛んでたガムがなんと脇の下『衣服』に
付いていた!!
遠くはみえますが、自分のわきの下の衣服を見ることが
なかなかできません。
まあこれは冗談のたとえ。
さて、身近なコトにぜんぜん気付いていないような人は
あす、自身の灯台下を見てください。
きっと何か発見があるはず。

日産RASHEEN ボディーレストアを施すの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて本日はラシーンのボディーのお色直しを施すという
記事をご覧頂く事となるのだが,
ベース車両は愛媛県から遠路お越し頂いたY様のモノ。
Y様の愛車だ。
まずはラシーンの現状を把握致そう。
ダークブルーという平成9年式(後期型)の色だが、
ボンネットや天井にはすでに艶は無くなり、
特に天井には無数のエクボ(雹害)に見舞われている。
ボンネットだ。
ボンネットの艶のひき方は以上なほどだ。
ラシーンも遂にこういうカタチで修理を施さなければならない
モノも出てきているのだが、
艶のある時点でワックス掛けでの延命は可能であっただろう。
フロントグリルだ
グリルも艶消しではないのかと思うぐらい、艶は無い。
元々グリルはプラスチックで成型されおり、鉄板部分の塗装と
比べると、はるかに早く色絶えるのだが、
これは熱によるものであろう。
しかし、このグリル部は10台あれば10台がこのような状態に
なっているといっても過言ではない。
当然スピードウェル社の販売車両にはグリルラッカーフィニッシュが
おごられ綺麗になって納車される部分である。
ひょう害にあったであろう
ひょう害にあったであろう、ゴルフボールがごろごろ落ちてきたような
凹み方をしており、修復にかなりの難易度が高い。
今回、この修復の為に約1ヶ月を要する事となった
一つの部分でもあるのだが、なぜかと申せばその工法にあった。
それでは、今回の仕上げ(スピードウェル社的コダワリの工法)を
ご紹介致そう。
まず、天井の板金だが、一般的には大きな広さのある板金は
歪が生じやすく(天井は裏骨が少なくふにゃふにゃ)
がゆえに、旧年中に硬度が高いアルミパテを塗り
約半月自然乾燥させていた。
パテは乾かせば乾かすほど硬くなり、きっちり乾かした後に
研磨すれば、1年、2年、はたまた5年経っても歪が出にくいのだ。
そう、一般的な板金屋さんや車屋さんがココまで計算に入れて
修理する事はまずあり得ないであろう。
アルミパテが塗られている
鉄板の凹みをある程度滑らかに板金を施したうえに
強度のあるアルミパテを塗布した。
これで、約半月寝かせるという壮大なスケジュールで
ラシーンの外装のお色直しが行われている。
上空からの撮影
天井の約半分をも埋め尽くすかのような勢いで
アルミパテが塗布された訳だが、1mmから2mm程度。
かなり薄く延ばしているゆえ、これが成功すれば
末永く美しくお乗りいただけるであろう。
もしかすれば天井だけでお茶碗3杯は食べれるかもしれない。
天井の面だ
天井の面をご覧頂こう。
ほぼアルミパテがのっている様が解かりにくいほどだ。
アルミパテだ
スピードウェル社では材料にもコダワリがある。
テロソンのファイバー入りアルミパテだ。
パテのヤセが無いように今回はこのアルミパテを使用する。
しかし、このパテ、硬度がかなりあり、研磨するにも
かなりの時間がかかるのだ。
新素材にも通用する
旧塗膜にも密着性が非常に良く、天井にも適材料であろう。
それでは、この後も続いてこのラシーンのレポートを
続けるゆえ、ご期待下され。
今日はコレまで~。
本日の名言
運命は性格の中にある
by芥川龍之介
お~。さすが龍之介さん。
答えは性格であるのでしょう。
性格はいろんな面で出ているゆえ、いろんな方向へ向かうも
己の性格が決めているのであろう。

日産RASHEEN 天張り(天井の内張り)を交換するの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて、本日は日産ラシーンの天張りを張替えするというお話。
なんとも実にマイナーな作業ながら、穴があいてDIYで交換したい
などとお考えになられている方にはバイブルになるハズ。
と言う事で、お話を進めて参ろう。
まずこれが天張りだ。
ラシーンの天張りだ
この一反木綿風がラシーンの天井に張られているという。
どうやってあんなに張りを持たせているかはこのブログを良くご覧頂ければ
納得できるであろう。
穴が開いた様子である。
穴が開いた。
なんとも天張りに穴があけば、それだけで全部交換となる始末。
本当に大変である。
さて、それでは取り外しにかかろう。
まず、解かりやすいところから。
ドア側天張りの外し方
ドア縁にはモールが着いており、これを手で引っ張ると
簡単に外せる。
そうすると、ボディーに天張りが引っかかっているのが良く解かる。
この引っかかりを外してやれば良いのだ。
どうだ、簡単であろう。
ドアは4枚とも同じカタチ。
そして、フロントセクションへ移るのだが、
まず、プラスドライバーを使いサンバイザーとバックミラーを
取り外す。
そしてフロントガラス上部にモールが着いているので
これはドア部のモールと同じカタチで挟まっているだけなので
ドアと同じ感覚で取り外してもらえれば良い。
側天張りの外し方
Bピラーだ。
そうそうAピラーは外さなければ天張りが外せないが、Bピラーは
浮かすだけ良いのだ。
Bピラー側天張りの外し方
この写真で解かるようにBピラーはクリップで留まっている。
このクリップ部に天張りが重ねあわされている。
Bピラー側天張りの外し方
ほら、ご覧の通り。
そして、これも外さなければなりますまい。
ルームランプの外し方
ルームランプはレンズを細いマイナスで抉るとレンズが外れ
内部にプラスネジが2本で簡単に留まっている。
さっさと外してしまおう。
天張り骨の外し方
そう、天張りの張りを持たせていたのはこの骨の仕業。
この写真では骨が下側に落ち込んでいるのが良く解かる。
これをグルリと180度回せば天張りは上側に
パーンと伸びるのだ。
取り外しにはこうして回転させ天張りをたるませて行う。
Cピラー天張りの外し方
お次はCピラーだ。
さっきからピラーピラーと叫んでいるが、柱のコト。
前からA,B,Cと叫ぶ。
このCピラーも上部だけめくるだけで天張りを取り外しできるのだが、
Cピラー天張りの外し方
大きな穴の上側に天張りが引っかかっているのが伺える。
これも外し、一番後ろドアと同じくはモールを外し引っ掛けを
外せば、なんと天張りが取り外せれるのである。
ラシーンの天張りが取り外された!
と言う事で、ラシーンの天張りが取り外された訳だが、取り付け
方法はこの逆でよい。
天井にはフェルトが沢山張られている
フェルトがかなりの量でおごられているのが伺える。
これは防音と射熱を抑制しているのであろうが、
フェルトの上にオーディオ用の防音マットなどを
装着すると、室内の静かさはさらに増すであろう。
まあ、ある種のコダワリのある方にはこのバイブルを見て
マットを張ることであろう。
頑張って頂きたい。
今回ははラシーンの天張り交換をご覧頂いた。
今日はコレまで~。
本日の名言
愛語はよく回天の力あり
by道元
愛語とは相手を慈しむ言葉、ほめる言葉、称える言葉のコト。
愛語は用いれば用いるほど、人間の世界をなごやかに
うるわしいものにするのだという。
つまりはそう言う事だ。

ナルディハンドルの取付けボスが遂に!往年の巻

どんもす!ウェルでしゅ。
さて、本日はナルディハンドルを装着する時にハンドルと車両を
繋ぐ役割を果たしているパーツ『ボス』がなんと往年の!?
というお話だ。
まず社外品のハンドル(ナルディ、モモなどが代表格)に交換するに当たり、
どのようなパーツが必要なのかはご存知ではない方も多いはず。
今回はまとめてご説明致そう。
まず、社外品のハンドルを取付けるためには
それぞれの車のハンドルシャフトに合うためのボスというパーツが必要であった。
20090923e.jpg
↑これが『ボス』と言われるモノ。
このボスをハンドルと車両の間に挟み込むことによりハンドルは装着できる。
適合する車種のボスを購入すればどのような車種にも
社外品のハンドルが装着できるという仕組みである。
今まで上の写真のボス『形状』をスピードウェル社では使用していたのだが、
黒い蛇腹部分が今風でガッカリ。
スポーティーな風合いさえ感じ、
せっかくナルディのハンドルにこだわっているのに対し
このボスはなんともお粗末なデザインであった。
そこでボスにもこだわりたいというスピードウェルの思いにより、
色々なボスを探す事となった事からこの物語が始まる。
ウェルはその昔、ナルディのハンドルにかなり似合うボスがあった
事だけは記憶に残っていた。
それがどこのメーカーやらかは覚えていないのだが。
その記憶だけを求めてオートバックスやら、イエローハットなど
車のパーツの量販店に時間をかけて探してもらったのだが、
ウェルが求めているボスは見つからなかった。
20090923c.jpg
このような感じで今までラシーンやパオに取付けられていたのである。
まあまあ、気にしなかったらこのようなモノといえばそれまでなのだが、
ハンドルに対しても大きいし、いてもたってもいられない。
20090923d.jpg
横からの撮影。
別にいいんじゃなかろうか?
とまで聞こえてきそうなくらいどうでもよさそうなボスなのだが、
がしかし納得はゆかない。
20090923f.jpg
アップの様子。
ハンドルのノスタルジックな風合いが、ボスのおかげで
かき消されているという、なんとも不思議な空間だ。
という事で、月日は流れ、されどどこの量販店も見つけてくれはしなかったのだが、
なんと吉報が届き遂に往年のボスが今回蘇えるコトとなった。
20090923h.jpg
遂に出た!結晶塗装風『黒縮み』ボス。
なんともナルディーのその風合いとマッチするではないかっ。
このボスとめぐり合えるまで1年以上の歳月が流れたのだから
本当に喜びの瞬間である。
20090923g.jpg
この感覚。
ステアリングコラムからエアバックの装置が少しだけ顔を覗かせているのが
少しキズだが、それでも以前の蛇腹とは打って変わって良き風合いに。
20090923b.jpg
これで完成。
今回はナルディハンドルに似合うボスを探求した訳だが、
残念なことに今まで装着したナルディには今までのボスを
取付けてきた。本当に申し訳ないのだが、日々進化していくという
観点でお許し願いたい。
スピードウェル社では今後このボスの装着を推し進めるコトとなるであろう。
すべてはバランスで成り立っているのである。
今日はコレまで~。
本日の名言
明日ありと 思う人の 仇桜 
by親鸞
そう、明日はもう桜がちっているという。
人間で例えるならば~明日の事は解からない。今日を一生懸命生きろと
いうことでしょうかな。

日産RASHEEN オートマチックミッションからオイル漏れの巻!

どんもす~。ウェルです!
さて本日はラシーンのオートマチックミッションからのオイル漏れ修理を
ご覧頂こう。
まずはオートマチックトランスミッションの諸元から申すが、
型式はRL4F03Aの強化型だ。
変速比は
一速 2,861
二速 1,562
三速 1,000
四速 0,697
後退 2,310
ファイナルギヤ比 4,072
オートマチックオイル(フルード)は約7L入る。
構造は遊星ギヤ式とよばれ、インプットシャフトからアウトプットシャフトまで
一直線上にギヤ類が並ぶ。
さて、ラシーンのエンジンのオイル漏れと良く似た感じの修理になるのだが、
漏れる位置は大体決まってくる。
20090919a.jpg
フロアオイルパンだ。
下から覗けば向かって右になる。
ちょうど助手席の前方であろう。
駐車場に停めておきこの位置下の地面にオイルがポトっと
落ちているようであればオートマチックミッションからのオイル漏れと
言えるだろう。
ちなみにオイルの色はエンジンオイルと区別するため赤色に着色されている。
そう、ウェルのようにぼやぼやしている人が間違ってオイルを入れない為だ。
20090919b.jpg
20本以上のボルトを取り外すとこのオイルパンが外れる訳だが、
オートマチックトランスミッションは本来であれば非分解式。
細かなオリフィスと呼ばれるオイル通路にゴミが入るだけで
作動不良を起こすのだ。
そう、砂など少しでも入れば終わりだろう。
スピードウェル社でも窓を閉め切っての作業になる。
20090919c.jpg
室内のセレクトレバーを動かせば、この位置までワイヤーで直結されている。
そして、各バルブ類が油圧で制御され、ギヤチェンジが行われる訳だ。
20090919d.jpg
少なからず、ギヤなどの鉄粉がオイルパンにたまり、
工場長が清掃にも力が入る。
見えない部分でもこうして綺麗にして組付けてやれば
気分も良く、ラシーンに情熱がこもる。
20090919e.jpg
これがパッキンと呼ばれるモノ。
ミッションケースとオイルパンと挟み上げられることにより
オイルが漏れなくするというシロモノだ。
もちろん特別なものではなく純正品。
このパッキン厳密にはいえないが紙で出来ている。
(漏れないよう計算されつくした紙とでも申そう)
しかし、漏れます。
20090919f.jpg
プレス整形もされていて、余計に漏れなくしているのがお解りであろうか、
特に弾性がなくなるとオイルが漏れてくるのであろう。
ご覧頂いた逆の手順で組付ければ万事OKだ。
という事で、今回はラシーンのATF(オートマチックトランスミッションフルード)
の漏れ修理をご覧頂いた。
エンジンオイルもれ、ATF漏れ、どんなに優れている国産車でも
10台あれば10台ともする。
ラシーンが特別オイル漏れする、などそんな事はないのだ。
それより、こういう部分を修理し末永く乗るという事が
時代の流れでもあろう。
エコカー減税で、ラシーンを廃車にして何が楽しい。
日本のやり方は間違っているぞ!!
なにも廃車(解体)しなくても良いだろう。
プンプン(さとう玉緒 風)
今日はコレまで~。
本日の名言
楽しきと思うが 楽しきもとなり 
by松平定信
そういうものでしょうなぁ。
毎日楽しく生きて行きまそ。
楽しきの素をいっぱいにして。

日産RASHEEN 新しいスタイルだがノスタルジックなフォグランプ装着の巻!

どんもす~。ウェルです。
さてさて、今日のお題は新たなフォグランプの装着の巻。
ラシーンにはタイプ3というグレードには標準装備。
さらに純正のオプション設定により
フォグランプが装着出来る仕掛けが施されていたのだが、
純正オプションではBOSCH製 PF-160という品番のものと
CIBIEのオスカーという大き目のフォグの指定がなされていた。
そして、フォグランプを装着するためには俗称カンガルーバーを
土台とし、フォグランプを取付けるのだという。
まあ、簡単に言うと純正ではフォグランプを取付けるにはカンガルーバーも
取付けなければならなかったのだ。
しかし、今回は違った。
20090904a.jpg
往年のと思いを寄せるレイヨット製のフォグランプだ。
そう、レンズはどっしりとしたガラスで出来ており、
さらにランプボディーはスチール製でメッキが施されるという。
なんともマニアな仕上がり。
まるで、持つ喜びだけでお茶碗にご飯3杯は食べれるのである。
20090904b.jpg
レンズカットがなんとも赴きがあり、もはや芸術品でもあるような風合いが、
見る人の心をもてあそぶ。
20090904c.jpg
スポット・ドライビング・フォグランプは霧の多い欧州の製品が歴史的に優れている。
ちなみにレイヨットは濃霧で有名な英国製。
DL701型はノスタルジックな雰囲気と現代的な形を持ち合わせた独特なランプ。
もっとクラシカルに、ノスタルジックに!というようであれば、
DL901型やDL91型がオススメだ。
DL901型はレンズが黄色のガラス、ランプボディーはなんとスチール製で
黒ちりめんの塗装が施されている。
もう、マニアにはヨダレが出るくらいの仕上がりなのである。
さて、今回はW氏のラシーンにこのDL901型レイヨットフォグランプを
装着する事となり、フォグのチョイスはW氏が行った。
20090904d.jpg
これがW氏がオーナーのラシーンだ。
スピードウェル社謹製のボンネットブラジャーは茶色。
今回はフォグの取り付けと同時にリップ部のボディー同色化が遂行された。
さて、新しいスタイルと題してご覧頂いているわけだが、
どの部分にどうやってフォグランプが取り付けられるのだろう。
答えはココからご覧頂き候。
20090904e.jpg
そして今日のその時。
なんとバンバーに直径8mmの穴があけられた。
20090904f.jpg
ラシーンのバンバーは機能的に優れている。
なぜなら樹脂で出来てはいるもののかなり分厚い。
鉄ではなく樹脂ではあるが、
バンバーという基本的な物、としてのこだわりを感じさせられるところ。
しかし、いくら分厚いといっても樹脂製。
直に取り付けたらフニャ~とはならないのか?
そこは大丈夫。
ちゃんと強度が増している部分(曲げがある)に一番近いところで
取り付けるという計算がなされている。
こういう部分は技術的な経験が試されるところでもある。
20090904g.jpg
遂にフォグランプがバンバー上に鎮座した。
これは新しい取付けのスタイルだ。
今まではどうしてもフォグを装着するならカンガルーバーを取付けないと~
(固定概念)と思い込みがちだったゆえ、
今回のバンバー上に取付けるという新しい風を感じる事が出来た訳だ。
今後、ちまたでもこの取付けが流行るコト間違いない。
20090904i.jpg
フォグランプがある時。
20090904j.jpg
斜めからの魅惑のフォグランプ。
20090904k.jpg
横からのフォグの魅惑のポーズだ。
どうだ、魅力的だろう。
さらにこのフォグランプは夜になると一段と魅力が増すのだという。
どのような魅力かと申せば、
申すよりご覧頂く方が解かり易いだろう。
20090904l.jpg
そう、この輝きがなんともたまらない。
フォグレンズ中心部の陰が本当に通でござりますなぁ~。
という事で、今回はW氏がオーナーのラシーンに
新しい風、フォグランプの装着の巻をご覧頂いたわけだが、
まだまだいろんなコダワリを披露致すゆえ、今後も乞うご期待あれ!
今日はこれまで~
本日の名言
いつでも、今日が始まりである
そうそう、今日が始まりですぞ!
常にそういう気持ちで頑張って生きたいものですなぁ。

号外 日産 RASHEEN 製作秘話 公開!!

どんもす!
遂にラシーンのエクステリアのデザインを手掛けられた
平林俊一氏によるお話のページが公開された!
この模様はトップページのスペシャルインタヴュー
ご覧頂けるコトとなった。
また、平林氏にはこの場をお借りして誠に御礼申し上げます。
この度は色々とお世話になり、本当に有難う御座いました。
今後共ラシーンの魅力を存分に皆に伝えれるよう精進致します。
では、では、四角いキャンバス!?をご覧くだされ!
スピードウェル社 代表 ウェルより

日産RASHEEN デファレンシャルオイルシールからオイル漏れの巻!

どんもす~!ウェルです。
さて、本日から8月に突入致しましたが、今日は大阪はPLの花火芸術大会。
最盛期には12万発という一つの花火大会では世界最大ではないか?といった
花火大会が繰り広げられ、終盤になると1秒間という間に
8000発も打たれるという。
もうお祭り騒ぎで御座いますなぁ。
さてさて、話はそれたのだが、ラシーンのオイル漏れという事で、
今回はドライブシャフトがミッション(デファレンシャルケース)に
挿入されている部分のオイルシールが劣化する事により、
デファレンシャルオイル(デフオイル)が漏れ出るという所をご覧くのだが
デファレンシャルケース内には多数のギヤが組み込まれている為、
このオイルが無くなってしまうとギヤが焼きついてしまうから
ほおってはおけないのである。
20090801a.jpg
写真中央にオイルの雫が見えるだろう。
デファレンシャルケース直下のこの部分が一番低い部分になる
から、必然的にこの部分にオイルがしたたり落ちてくる。
そもそもこのデファレンシャルとは何者かと申せば、
駆動力を左右のタイヤに分配する装置のコトを指す。
直進している時は左右のタイヤとも同じ回転で回れば良いのだが、
カーブ時は内輪と外輪とでは回転差が生じる。
この差をデファレンシャルギヤというものがおぎなっている訳だ。
もしこの内輪と外輪の回転差が生じなければハンドルを切って曲がろうもん
にも曲がり切れなくなってしまう。
またLSDという言葉を耳にしたことがある方もおられるだろうが、これは
リミテッドスリップデファレンシャルという頭文字をとった俗語。
簡単に言えば内輪と外輪『両輪』の回転差を制限するデファレンシャルの
ブレーキ装置の事だ。
走り屋さんには左右輪の空転を防止してくれるということから必需品である。
なほ、LSDについてはラシーンの4WDのお勉強の時に詳しくお伝えいたし候。
20090801b.jpg
これがドライブシャフトの先端(デファレンシャル挿入部)
これをパッと見てなにやららせん状の切りカキがあることを疑問に思った
方は目の付け所が良い。
そう、このらせん状の切りカキ部は実はオイルがさらに漏れないようにする
仕組みなのだ。
どういった動きかと申せば、
ドライブシャフトが車の前進する方向へ回転すると、
らせん状の切りカキがプロペラ代わりになり
オイルが漏れない方向へ流動されるように工夫されている。
ということであれば、車が後退する方向へドライブシャフトが回転すると
逆になるので、オイルが漏れる方向へ流動されるのであった。
まあ、後退時はスピードが出ないゆえ(ドライブシャフトも高速で回転しないし)
漏れる方向へ流動するといっても屁のツッパリにしかならないだろう。
20090801c.jpg
(↑すでにオイルシールを外した写真)
ミッション(デファレンシャルケース)を横から見た。
そう、中央にあなぽこがあいている。
そこにドライブシャフトが挿入されるのだ。
そして、シャフトとデファレンシャルケースの間を取り持つ
オイルシールがはめ込まれるのだ。
20090801d.jpg
これが取り外されたオイルシール。
俗名はデフサイドシール。
このデフサイドシールの内側(ドライブシャフトに触れるほう)は
長年の磨耗と劣化により、ゴム自体の弾力も失われシール性能は皆無に等しい。
20090801e.jpg
これがその内側のアップだ。
この後新品をご覧頂くのだが、内側のひだになったゴム部はかなり
お疲れのご様子。
これではデフオイルが漏れてくるのも解かる。
新品のオイルシールがこれだ。
20090801f.jpg
見るからにピチピチだ。
そして今日のその時。
20090801g.jpg
内側のひだの部分もかなりの弾力があり、申し分ないオイルシールと言えるだろう。
そして、組付け時にはこの内側に先にオイルを塗ってから
ドライブシャフトを挿入する。
さもなければ、せっかくの新品のオイルシールにキズが付き、
そこからまた漏れ出す訳である。
いやはやオイルシール類はゴムで出来ているゆえ
経年劣化は免れないといったところだ。
いつかは全てのラシーンがこの部品を交換しないといけない
審判の日がやってくるであろう。
今日はコレまで~。
本日の名言
一木一草
そう、いちぼくいっそう。
きわめてわずかなもののたとえ。だがしかし、そのうらには
一本の木や一本の草まで全ての意からそこにあるすべてのものこと
といった意味があるのだ。
日本古来の考え方には一木一草にまで神や仏が宿るという。
そう思えると、日本人はなんて神秘的な人種なのだろうか。
また、最近の若者にはこのおもひは少ないのかもしれない。

日産RASHEEN 1.8Lエンジン(SR18DE型) ウォーターポンプ交換の巻!

どんもす~。ウェルです!
さてさて、本日はラシーンのft(1,8Lエンジン)の
ウォーターポンプの交換をご覧頂くコトに致そう。
まず、ラシーンのエンジンについてだが合計3タイプ
用意されていた。
初期モデル(平成6年から8年まで)のものには1,5Lエンジンのみ
の設定であったが、平成9年のマイナーチェンジに伴い
1,8Lエンジンを搭載したラシーンftが発売された。
その後ラシーンにはフォルツァというグレードが仲間入りし
フォルツァには2,0Lエンジンが搭載されるという。
今回はその1,8Lのウォーターポンプについてお勉強致そう。
20090718a.jpg
これが1,8L(SR18DE)エンジンだ。
排気量:1838cc、DOHC16バルブ、自然吸気マルチポイントインジェクション。
ヘッドカバーの色はシルバー。
ボア×ストローク:82.5×86.0
出力:92kW(125ps)/6,000rpm 156N・m(16.0kg・m)/4,800rpm
もちろんレギュラーガソリン仕様。
さて、本題だがウォーターポンプの交換という事で、まず
ウォーターポンプというのは何ぞや!と申せば、
エンジンを冷やす冷却水を循環させる装置だ。
冷却水はラジーエーターというところで冷やされ、
その冷やした水をエンジン内(ウォータージャケット)に流入させ
エンジンの熱を吸収させるのだという。
まあ早い話が、このウォーターポンプがなければエンジンが
オーバーヒートしてしまい、動けなくなるという事。
ピストン最上部の温度は2000度にまで達するのだから是非とも
冷やして欲しい。
20090718b.jpg
この中央部分、エンジンの側面にウォーターポンプが張り付いている。
20090718c.jpg
そう、この下辺りにウォーターポンプが生息する。
これをはずそうもんなら、エンジンマウントを外し、そこについている
ブラケットを外せばようやくウォーターポンプが顔を覗かせるのだ。
20090718d.jpg
外れた様子。
解かりやすく遠めで撮影したのだが
もっと近くでご覧頂こう。
20090718e.jpg
この場所にウォーターポンプが装着されていた。
さすがアルミエンジンらしく、冷却通路に大きな汚れはないように見える。
20090718f.jpg
これがお古のウォーターポンプだ!
しかし、フィンの状態も綺麗であった。
なかなかこのウォーターポンプや10万Km以上走っても交換が不要なのかも
しれないと思われる。
しかし、ベアリングの不具合や、シール類の劣化で水漏れが起こる危険性も
あるから予断を許さない。
20090718g.jpg
これが新品のウォーターポンプだ。
しかもこのパーツは社外品。
なぜ純正品を使わないかと申せば、この写真をご覧頂こう。
20090718h.jpg
左がお古『純正』右が新品『スピードウェル社外品』だ。
ほら、肉厚が違う。
より強固になったウォーターポンプを採用している訳だ。
スピードウェル社では、純正品とより良い社外品とを
調和を取り製品造りに挑戦する。
20090718i.jpg
新しいウォーターポンプが鎮座した。
さてさて、今回はウォーターポンプの交換を行った訳だが、
エンジンを始動時にヒョウイヒョウイ~というような音が出たら
疑う価値はあり。
皆も聞き耳をたててラシーンの調子を伺って欲しい。
今日はコレまで~
本日の名言
神仏を祟びて神仏を頼らず
by宮本武蔵
そういうことでしょうなぁ~。結局のところは自分自身でモチベーションを
上げるための一つのきっかけなのでもありましょう。

必見!日産 RASHEEN 報道関係者用 小冊子の巻!!

どんもす~ウェルです。
さてさて、本日は必見という事で、何が必見なのかと申せば、
ご覧頂くのが報道関係者用小冊子という。
販売もされていなければ一般にも配られてもいない。
プレス向けの限られた当時モノの小冊子。
ラシーンの全てがこの小冊子のなかにある。
というくらいレアなアイテムを今ウェルが持っているなんて。
なぜ持っているかと申せば、ウェルがお邪魔したおり
RASHEENデザイナーの平林俊一氏に頂いたものであった。
また今回、スピードウェル社としてラシーンの魅力を
伝える事こそ使命ということで全てを皆様とごいっしょに
拝もうという企画。
20090630a.jpg
これはスピードウェル社でキャンペーンにもなった(7月もキャンペーンします)
ラシーンエンスーCARガイドだ。
このエンスーCARガイドのP38にも登場するのが、本日ご覧頂く
報道関係者用小冊子なのである。
20090630b.jpg
このイメージだけ見ても、おいおいすんごい事が書かれているのでは
ないのかと想像するのだが、今日はこの全てを
ご覧頂くという、なんとも贅沢なブログになろう。
P1
20090630c.jpg
『RASHEEN』
P2
20090630d.jpg
『素朴でシンプル』
P3
20090630e.jpg]
RASHEENのスタイリングは
人を乗せて走る機械としての
クルマ本来の役割を
シンプルに表現することから始まりまりた
P4
20090630f.jpg
『自由自在RV』
レジャーユースにするひと
ビジネスユースにするひと
流行にとらわれない
すっきりとしたスタイリングだから
思いのままの演出が可能。
使い込むほどに愛着が深まります。
P5
20090630f1.jpg
『自然に馴染むかたち』
自然のおおらかな雰囲気に
対立しない大きさとスタイル。
その空気を共有し
違和感なくたたずむ
素朴なテイスト。
(左ページのラシーンはクレイモデルであった)
P6
20090630g.jpg
『合理的なかたち』
かたちは明瞭で純粋に
すっきりとした直線と面で構成される。
とり回しがよいサイズにおさめながら
自分の部屋でくつろぐような
ユーティリティの高い室内空間を実現するため
機能とかたちのベストバランスを追及しています。
(このページがエンスーCARガイドに掲載されている)
P7
20090630h.jpg
『街でも軽やかに』
RVでありながら
にぎわう街に買い物にくり出しても
ちょっとおしゃれなレストランに乗りつけても
ぎこちなさを感じさせない
軽やかなスタイルです。
P8
20090630h1.jpg
『シーンに溶け込む色づかい』
自然の中できれいに見える色
街で風景の中に溶け込みやすい色
ボディーカラーにはそんな4色を選んでみました。
コーディネートの楽しい
親しみやすく飽きのこない色づかいです。
P9
20090630i.jpg
Why don’t you go out?
P10
20090630j.jpg
…With RASHEEN
なぜ出かけないの?
ラシーンと共に
はぁ~胸に染み入りましたかな。
また最後のページにはラシーンの形になるペーパークラフトまで
付録としてデザインされているという。
20090630k.jpg
製作は『日産デザイン部 広報担当』
今回は本当にこの小冊子の全てをご覧頂く事になったのだが、
それもこれも平林氏に感謝感謝で御座います。
まだまだ、ラシーンの魅力を伝えるべくスピードウェル社も
努力しないといけないのだが、
今、ラシーンをお乗りの方もこの小冊子をご覧頂ければ、
さらにラシーンに思い入れが増すはず。
今からラシーンをとお思いの方にはラシーンの
良さが伝われば幸い。
今日はコレまで~
本日の名言
勝つまでやる。だから勝つ
by安部修二
がちょーん。その通り。
ほんまに痛いところ突いてきます。
しかしカッコいいお言葉ですなぁ。