神奈川県横浜市のH様 ラシーンレストア納車おめでとうございます

ラシーン 横浜

ラシーンの中にあるガンダム

ヨコハマは凄い。なんてたって実寸のガンダムが建造されているのだから、こんなロマンは、世界中でもまず無いのではなかろうか。ガンダムの建屋もまたカッコいい訳である。わたしは物心ついた時からガンダムはテレビマンガで放送されていたので、アムロ行きます。という言葉は日常使いしていた。簡単に言えば、行ってきます、がそれである。今回は、ラシーンの中にあるガンダムという題名であるが、ラシーンデザイナー平林俊一氏から頂いたお話によれば、そのラシーンのボンネットのヒダや、フロントグリルの空気の取り入れ口など、これはガンダムの造形に近いというお話である。ラシーンは機能的な美しさを、解りやすくデザインしたと言える。フロントグリルをご覧頂くと、空気の取り込み口がボコッと前方に膨らんでいる。いかにも空気を吸いますよという、これがデザインの力である。バンパーやフェンダー、ドアのアウターハンドル、ヘッドライトやルーフレール、背面のタイヤステーなど、どれも凹で表現しているのはラシーンのデザインの面白い所であり、ラシーンとガンダムの共通点はそのような機能的な美にあるのではなかろうか。

ラシーン

エンジンさえ中身は新品

この度は、神奈川県横浜市にお住いのH様のラシーンレストア納車をご覧頂きたいと思います。生れてラシーン以外乗った事のないというH氏、3代目のラシーンである。今回は、エンジンをフルオーバーホールし、それらにまつわるパーツは総交換。新車にはならないが、そのようなラシーンの製作を行わせて頂きました。

ラシーン レストア

ボディーはフルレストア

純正シダーグリーンカラーを新車当時の塗料を製作して塗装。バンパーやグリルガードはオーナーのセンスにより塗料を調合。フォルランプもレストアが行われ、背面はゴツゴツした烏帽子塗り。純正以上に質感を高めた仕上げがスピードウェルでは可能である。

ラシーン

アンダーガードは鏡面研磨

ボディー下部も塗装仕上げを行い、さらにバンパー等取付のボルトをステンレス化。アンダーガードは鏡面仕上げを行い、アスファルトが映る。今回のラシーンは後期モデルであるが、オーナーのこだわりにより、フロントグリルと、ウィンカーレンズは前期モデルにスワップ。フェンダーやボンネット、バンパー等チリ合わせも入念に行われ、ピシッとした表情が現れた。

ハンドル

ナルディクラシックウッドステアリングモノホン

オーナーが指定したハンドルは、モノホンのナルディクラシックウッド。これが、物凄く高価であって、なかなか手を出す事が出来ない。さらに、そのこだわりをスピードウェル的にさらに高めたいという事で、純正オプションのウッドシフトノブを加工して、ナルディハンドルのカラーに認めた。

ウッドハンドル

ウッドハンドルの調色

せっかくウッドハンドルを取付けても、ウッドシフトノブと色合いが違うとなると中途半端であって、ハンドルに合わせて色を調整してクリア塗装仕上げが行われた。こういったバランスの調整の一事が万事となって、美しさとして香る。

ラシーン モケット

モケットシートとパネルラッカー

今回は、モケットシートカラーにウッドパーツを採用してカリモクのよう。当初は、ウッドパネルであり、すべて取り外して、内装のベージュに塗装。シートとウッドパーツにフォーカスを当ててお洒落を演出した。

ラシーン タイヤカバー

ハードケースの仕上げ

純正はガンメタリックであるが、今回はフロントのグリルガードと合わせてチョコレート色で塗装。さらにオーナー自ら大切にしていた、廃盤の羅針盤のデカールをおしみなく張り合わせた。そのステッカー位置であるが、なやみ悩んだ末に中央から少しの下に。可愛らしい配置である。

ラシーン

ラシーンとハンマーヘッド

この度はH様、ラシーンレストア納車おめでとうございます。長らく製作期間を頂き感謝致しております。これからも長くお乗り頂けますようにお祈り申し上げます。またご当地のお土産まで頂き、重ねて御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

悩む理由が値段なら買え

買う理由が値段ならやめておけ

青森県青森市のH様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

棟方志功

青森のすこ

わだば、ゴッホになる。すこは志功のことである。すこは、ゴッホの絵を観て感銘を受け、油絵の絵描きになる事を夢みた少年である。「すこ風邪ひいだんでねが?」と言われたぐらい「ゴッホゴッホ」と言っていたらしい。 そんな棟方志功は柳宗悦や河合寛次郎、浜田庄司らが集う民藝運動に参加する事になり、板画(版画)に色彩を加えてさらなる境地に辿りつく。志功は、自身の作品に責任は持てないと言った。柳宗悦は、逆説的に、人間が責任を持てるなどは、小さな道徳の範囲に限る。志功はその神や仏にその責任を任せているのである、と説いたのである。

ラシーン トラベラー

ラシーントラベラー 前方姿見

この度は、青森県青森市にお住いのH様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。イエローボディーのサンルーフ付の前期モデルをベースに、塗装も為直し、フロアーは雪用の錆止めペイントを行って製作差し上げました。

フロントグリル

フロントグリル廻り

見えている個所はすべてリペイントが施され、塗装の肌触りはシルクのよう。目視では確認は出来ないが、バンパーの組み付けのボルト類はステンレス製やアルミ製に交換し、錆びないように致しました。もちろん下回りのビス「マッドガード等」の取付ビスなどもすべてステンレス製に交換。見えないところに拘れば、それが匂いとなって現れます。

ホイール

スチールホイールのラッカー+ビス類のステンレス化

福井県から以北、雪の降る地域にお住いの方へ製作差し上げます車両には、もれなくフロアーの錆止め仕上げが着いてきます。安価な彗星ブラックペイントではなく、ただの油性でも無く、錆びに特化した塗装でございます。

ワイパー

ワイパーカウルのコーティングに寒冷地用ワイパー

関西にお住いの方には無縁の寒冷地用ワイパー。かなり分厚く、そしてボリュームがあります。ワイパーアームも錆止めの下地にブラックペイント。念には念を入れて製作していきます。

ラシーン 内装

ラシーンの内装

MOMO製ウッドハンドルはオーナー様が自ら用意した物を取付致しました。また、エンジンスターターを組み込み、こちらも寒冷地仕様ですね。

ラシーン内装

シートヒーター付 50スタンダードレザーシート

今回のシートはシートヒーターを内蔵したモデルで製作。5段階調整で、さらに左右の調整が可能。これは寒冷地でなくても、あれば嬉しい機能かもしれません。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー 妻姿見

今回は、背面のタイヤとステー等取り外して製作。シュッとして四角さが誇張され、これはこれでカッコよいですね。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はH様、ラシーントラベラー納車おめでとうございました。ココで、ご紹介をさせて頂きたいと思います。

昨年12月8日に信頼できる仲間と会社を立ち上げて、令和6年2月1日より、障がい者の相談支援事業という障害福祉サービス等のマネジメントをする業務を始めます。
会社名は、「mudtplow合同会社」

社名の意味は、私たちが泥だらけになりながら地域を耕していくということです。耕していくというのは、支援を必要とする、すべての人に福祉、保健、医療、介護の支援へのつながりを作るだけでなく、誰もが生活しやすい地域を作っていくことです。

H様、この度は、ラシーンを mudtplow合同会社 の社用車にして頂き感謝致します。それでは、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

力とか、慾とか、そういうものがはいらない世界、本当に他愛のない世界から生まれてくる仕事、願うことではなく、願われる仕事、そんな慾でない慾を持ちたいものです 。

by棟方志功

沖縄県豊見城市のY様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

皆様、今年も一年大変御贔屓にして頂き心より感謝致しております。沢山のお客様にご注文頂き、また沢山のお客様にはお喜び頂けましたが、精進不足で、納車待ちのお客様や、ご足労おかけ致してます方には過大なお時間を頂き、心苦しく思います。また、来る年2024年には装いを新たに、益々日本全国の皆様に自動車と人生をお楽しみ頂けます様に最善を尽くして参りたいと考えておりますので、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、今年最後となりましたスピードウェルの四方山ブログをアップさせて頂きたいと思います。最後は、なんと南国からの納車風景でございます。それでは、どうぞご覧下さい。

ラシーン ハンドル

プリミティブでミニマル

プリミティブは直訳すると原始的であって、ミニマルは最小限である。ラシーンデザイナー平林俊一氏のお話によると、ラシーンのデザインはそのような単語を使って説明を頂戴するのである。たとえば、メーターパネルは丸型の、それも一つずつが独立した3連メーターの様な形は、とても原始的であって、写真に写り込む内装(インストルメントパネル廻り)の造形は、丸型と四角型という最小限の形で形成されている。これぞプリミティブでミニマルなデザインの所以である。昨今の新車のデザインが悪いわけではないが、あまりにも無駄な造形が過ぎると感じているのは、わたしだけではないはずだ。

ラシーン 沖縄
ラシーン 沖縄

ラシーン JEF 沖縄

この度は、沖縄県豊見城市にお住いのY様の元へお届けにあがりましたラシーントラベラーをご覧頂きます。JAFではなく、JEFである。昔、整備士の先輩がJAFのことをジェフとそう呼んでいたので、わたしはジャフと言いたいが、ジェフをごり押しされるため、ジャフとジェフの間の発音をしてごまかしていた時があった。それは、自身もジャフという確証をつかめていなかったからにほかならず、しかしジェフではないという確信はあり、と四方山話が弾んでしまうわけであるが、沖縄のJEFはハンバーガーショップである。一昔前は、ドライブスルーで注文するとローラースケートを履いた女性がこの注文場所まで商品を届けてくれるというものであったらしく、現在はそのようなアメリカンな営業活動はされてはいないが、それでもルートビアがあるだけで貿易風は全開である。

ラシーン 沖縄

ラシーントラベラー 左舷前方姿見

ラシーンのデザインはリゾート感が漂う訳であるが、それはクルーザー(船)のようなボディーシェープにヒントがある。フロントフェンダー、リヤフェンダーとも外側の出っ張りがきつく感じる訳であるが、船の胴体のような中央が膨らんでいるからそう見える訳である。このままシュビムワーゲンのように後ろにスクリューを取り付けたら水陸両用車になれる素質さえ持っているように見える。

ラシーン 内装

ウッドハンドルにパネルラッカーフィニッシュ

今回のハンドルはナルディと双璧をなす、MOMO風のウッドハンドルである。パネルラッカーはアイボリーの艶消し仕立て。内張りや天張り、フロアカーペット等灰汁洗いを施し、美しい仕上がりを実現している。この灰汁洗いは20、30年の汚れを落とすもので、手前味噌であるが、この仕上がりは他を圧倒している。

ラシーン 内装

ウェル50クラシック ラシーン専用レザーシートの張替え

黄金比の分割によりデザインされた、ウェル50クラシックレザーシートの張替え。今回はシンプルに単色での張替えであるが、座面、座面中、側面、パイピングとそれぞれにカラーが選べる。また、生地素材は、世界一であろう素材を使用して張替えが行われており、他の安価なPVCレザーには100%劣る事はない。

ラシーン 沖縄

ラシーン 沖縄の海

リゾート地にプライバシーガラス(リヤスモーク)のクルマは必要無い。美しい海と空、そして鮮やかに咲き乱れる花。それらを感じる事が出来て、運転中も楽しいものである。

ラシーン 沖縄

ラシーンと記念撮影

この度はY様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。納車時に新品パーツが壊れるというアクシデントがありましたが、それらも含めまして、万全にメンテナンスさせて頂けまして感謝致しております。また、地元の素敵なお土産まで頂き、篤く御礼申し上げます。それでは、これからはラシーンと素敵な思い出を沢山おつくり頂ければ幸いです。

今年はコレマデ。

本日の名言

ちゅたみぃや、どぅたみぃ (人為や我為)

By沖縄の格言

人のためにすることは自分のためになるという意味でございます。

沖縄県豊見城市のTINNYレンタカー様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

やちむん

沖縄のやむちん

やむちんではない、やちむんである。しかしながら、やむちんと言ってしまうのはわたしだけだろうか。やちむんとは、やきもの、の沖縄の言葉であり、現在では沖縄の民衆的工芸とも云われている。沖縄の民衆的工芸の出発地点は古く、しかしながら近代では沖縄県初の人間国宝、陶工の金城次郎が、民藝の父、柳宗悦や河井寛次郎、浜田庄司らに出会ったところから始まった民藝運動による民藝が盛んである。また柳宗悦の民藝運動のグループの中で、 芹沢銈介という染色工芸家が居る訳であるが、芹沢は同時に沖縄には行っていないと云われていたが、近年20世紀ハイツという目利きの骨董商が、柳宗悦、河井寛次郎らと共に芹沢が沖縄を訪問していた資料を発掘した。という話は民藝運動好きにはたまらない訳であるが、興味の無い人にはさっぱりである。ともあれ、現在の沖縄の焼物等には、多大な影響を与えた民藝運動。やちむんの里ではその名残を味わう事が出来る。

ラシーン 沖縄

ラシーントラベラー シダーグリーン

この度は、沖縄県豊見城市のTINNYレンタカー様にお届けに差し上げました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。今回は、ボディーは内外装レストアが行われ、沖縄県仕様としまして、熱対策、塩害対策等含めて製作差し上げました。

ラシーン やちむん

ラシーンと沖縄

パイクカーやラシーンは沖縄には良く似合う。せっかく沖縄に来たのに、日常のエコカーをレンタルしても何も楽しくない。パイクカーやラシーンに乗ればこそリゾート感を加速させることが出来ると言える。わたしが嫌いなのは、最近の車はすべて後部座席から後ろのプライバシーガラス。景色を楽しむ事が出来ないのである。今回のラシーンはなんどサンルーフまで装填されており、沖縄を満喫できるであろう。

ラシーン 沖縄

ウェル50スタンダード

今回は、レンタカーの仕様という事で、レザーの絞り模様が無い、鞣した革の仕様で張替えを行った。どうしても絞りの模様に汚れが付きやすい為、沢山の方に美しくご使用頂ける、そのような心遣いである。

ラシーン 沖縄

ボディー下部は塩害対応

美しく仕上げられたフロアーパン。SWはレストア技術を駆使して都道府県の気候に適したモノづくりを行っている唯一の企業である。北は北海道から南は沖縄まで、沢山の方々に大切に乗ってもらいたい。

ラシーン 沖縄

タイヤカバーの張替え

タイヤカバーも沖縄の温暖な気候に合わせて、高耐光の生地を使用。熱で縮むこともほとんどと言って無いだろう。今回はボディーもすべて塗装を行ったが、沖縄仕様のクリア仕上げも着いている。

ラシーン 沖縄

ラシーンとやむちん

石川県の金沢20世紀美術館で開催された、工芸とデザインの境目展にラシーンデザイナー平林俊一氏と伺った時のお話である。工芸とデザインは何が違うのかという問いに、より工芸的、よりデザイン的という言葉を使って、物事のベクトルを図るわけである。ラシーンのフェンダー部分はより工芸的、全体的にはモダンデザインというのがラシーンの位置づけであった。ラシーンのモノモノしさと、シュッとした感覚はこういう感覚により具現化されている。

ラシーン TINNY

TINNYレンタカーのT

この度はTINNYレンタカー様、ラシーン納車誠におめでとうございます。沢山の方にラシーンレンタカーに乗って頂き、沖縄とラシーン、そして人生の楽しみを味わって頂ければ幸いですね。気になる方は、是非ともTINNYレンタカーでラシーンをレンタルしてください!!

今日はコレマデ。

本日の名言

雲の上はいつも晴れ

沖縄は四季ではなく、二季というお話を現地の方に伺いました。

夏夏夏冬だと。青い海と空、しまんちゅぬたからですね。

神迎祭 島根県出雲市のK様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

かみむかえ
神迎え

神迎え

神迎えの神事

11月22日に、出雲の稲佐の浜において、日本中いや、宇宙の八百万の神々が上陸して、杵築の大社に集まり合議が始まった。旧暦であれば10月がその神無月(かんなづき)、出雲だけは神在月(かみありづき)と云われるのがそれである。2週間ほど、神々が集う出雲の各神社では「神迎祭(かみむかえさい)」に始まり、「神在祭(かみありさい)」そして、全国に神々をお見送りする「神等去出祭(からさでさい)」が執り行われるのである。22日は夕刻7時、浜で御神火が焚かれ、注連縄が張り巡らされた斎場の中に神籬(ひもろぎ)が2本、傍らに神々の先導役となる龍蛇神が海に向かって配置され、神事が斎行される。神事が終わると、神籬は両側を絹垣で覆われ、龍蛇神が先導となり、高張提灯が並び奏楽が奏でられる中、参拝者が続き、浜から出雲大社への「神迎の道」を延々と行列が続くのである。この後、出雲大社神楽殿において国造(こくそう)以下全祀職の奉仕により「神迎祭」が執り行われた後、ようやく神々は旅(宿)社である東西の十九社に鎮まられる。という事で、ココで、本日の雑学であるが、神在祭りにふるまわれる御餅は神在餅(じんざいもち)と呼び、それが、京の都に近づくにつれ、じんざいから、ずんざい、ずんざいから今のぜんざいとなった。ぜんざいの発祥は出雲に有り。神在。である。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー ブラックペイント

この度は、島根県出雲市にお住いのK様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。漆黒のブラックペイントを施して製作されたラシーントラベラー。今回は、天皇家の御料車に使用されます、高貴なブラックで製作。これ以上ない漆黒のブラックをお楽しみ頂けます。また、フロントグリルは後期型にしてエレガントに。タイヤはホワイトリボンと、クラシックなイメージがとてもCOOL.

ラシーン パネル

パネルラッカーフィニッシュとウッドハンドル

メーターパネルは上質なノングロスの塗装を行い、ナルヂのウッドハンドルが鎮座いたします。この塗装の質感には特に拘りがあり、そんじょそこらの塗装屋さんには真似はできません。

ラシーン 内装

モケットシートの張替え

スピードウェルの内装の張替え。パオやラシーンの内装張替えは日本一の台数を誇る。昨今の安価な材料での張替えや、簡易的なシートカバーではなく、本物のシートの張替えにより、触り心地、乗り心地、雰囲気は最上である。今回はベージュのモケットシートに囲碁盤のようなデザイン、内外装において昭和の香りがプンプン。昭和テイストは古いとか新しいとかではなく、若者が支持するあたりを考えると、ある種普遍的なイメージに。内張りや天井など灰汁洗いを施し、新車のような仕上がりに。

ハードタイヤカバー ラシーン

ハードタイヤカバー

ラシーンの純正オプションであるハードケースのタイヤカバーをリペア。塗装もしっかり行い、さらにボディーと合わせてガラスコーティングを施す。Kオーナーの渋いセンスがボディーと共に光ります。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はK様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。長らくお待たせ致しましたが、超絶お喜び頂けまして、嬉しく思います。また、お土産も沢山頂き、この場をお借り致しまして篤く御礼申し上げます。

スピードウェルでは、日本一のラシーンの製作を目指しており、在庫も沢山取り揃えておりますので、ラシーンの購入の際は是非お声掛けください。

神在

神迎えの道に飾られる一輪挿しは出雲の風景である。今回は、その神迎えの当日に納車を行わせて頂きましたが、稲佐の浜では、沢山の市井の方がお参りにこられ、お祈りされておられました。世界では各地で戦争や紛争などがおこり、日本国では平和に暮らせる、ただそれだけでこれ以上ない幸せでございます。それでは、皆様と共に神恩感謝をお祈り申し上げます。

今日はコレマデ。

大阪府大阪市のN様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン トランク

背面のスペアタイヤを取り外す

ラシーンには発売当初のグレード訳で、タイプ1から3まで存在した。タイプ1は天井にルーフレールと背面にはスペアタイヤが無い、まったくのミニマルな形状である。タイプ2になると、天井にはルーフレールが、背面にはスペアタイヤが装着。そして、タイプ3となると、タイプ2の形状+天井にはサンルーフという豪華な仕様となる訳である。後期モデルではタイプ3というグレードが廃止され、サンルーフはオプション扱いとなった訳である。という事で、本日はラシーンの形状のお話である。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー 右舷前方姿見

この度は、大阪府大阪市にお住いのN様に御納車されました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。今回のラシーンはサンドベージュの後期モデルをベースに、フロントグリル、ウィンカーレンズを前期モデル化。さらにリヤは背面のスペアタイヤを取り外し、スムーシング加工を施しました。ホイールは前期モデルのアロイをベースにブラックペイント。オーナーの思いを沢山詰め込みました。

フロントグリル

フロントフェースの前期モデル化

ラシーンのグリルは前期、後期とも、ボルトオンで入替えは可能であるが、ウィンカーレンズは、そうはいかない。球を支えているソケットの差込口がなぜか別口にされており、配線から加工を行い、ソケットごと交換が必要である。

内装

ナルジウッドハンドル

ナルディウッドハンドルではない。あえてここではナルジ、とそう呼ぶ。

ラシーン 内装

アンティークレザーの内装に張替え

テカリのあるアンティークレザーを使用した内装の張替え。デザインは50である。内張りや天井、ダッシュボード等、スピードウェルの得意な灰汁洗いを施し、新車のような美しさに、パネルラッカー内張りのカラーに合わせて、ペイントをおこなっている。

ホイール 純正

前期モデル 純正アロイホイール

シルバーの純正アロイホイールをブラックペイント。リムをシルバーの削り出しの仕様として製作。今様というところである。

ラシーントラベラー 右舷後方姿見

ラシーントラベラー 右舷後方姿見

たまに、背面タイヤレスを行ったラシーンが入庫するが、どれもこれも、板金が悪く、歪が生じている。スピードウェルでは、ボルト穴はボルトの頭を飛ばし溶接を行い、そこで表面処理、パテ等は最小限に留めることにより、長く美しく保つ仕上げを行っている。

納車の風景

ラシーンと記念撮影

この度はN様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。末永くお乗り頂けます様に整備を行いました。また、大変お喜び頂き嬉しい限りです。これから、長くお付き合い頂ければ幸いです。

今日はコレマデ

本日の名言

努力は夢中に勝てない。

by孔子

和歌山県有田郡湯浅町のO様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

最初の一滴

さて宇宙以外に、何事にも、はじまりは存在する。今日はその最初の一滴であるが、和歌山県の湯浅町は醤油の始まりと云われている。こういう始まりの話は諸説が必ずあり、しかしながら始まりと云われる中で、今でも醤油を製造しているところが湯浅であるから、その一つとして間違いは無いとわたしは思うのである。そして、その最初の一滴とはどのような味であったのか。昔の醤油の味も確かめたくなるものである。蔵元では醤油ソフトなるクリームが販売されていたが、なんとソフトクリームの上から追い醤油が出来るのである。先に答えを言うが、絶品であった。また魯山人という限定醤油もごっつい旨味で、人気の商品である。今回は醤油の始まり四方山話であったが、宇宙のはじまりは如何であろうか。現在はビッグバンがその起源と定義されているが、では、ビッグバンを発生させた物質やエネルギーはどこから来たのであろうか。果たして人類がこの問いに答えられるのであろうか。かの無神論者、アルバート・アインシュタインはこの問いに、神の存在なくしては語れない、と答えたそうである。

ラシーン 和歌山

ラシーントラベラー 伝統的建造物保存地区

この度は、和歌山県有田郡湯浅町にお住いのO様の元へ、おとどけに上がりましたラシーントラベラーをご覧頂きます。純正カラー、ダークブルーのボディーを程よくレストアを行い製作。エンジン廻りや足回りブレーキ、さらにクーラー等これから長くお乗り頂けます様に、メンテナンスを施しました。

内装 ラシーン

タンカラーで整えた内装の張替え

シートやシフトノブ、サイドブレーキノブなど、タンカラー一色で張替え等が行われ、ハンドルはナルヂィのジュピターが装填。内張りや天張り等は灰汁洗いが施され、美しい佇まい。この灰汁洗いは、美しさは自称日本一であります。

ラシーン 革

シフトノブやサイドブレーキレバー

野球のボールのような縫い合わせにより張替えられたシフトノブ群。こだわりの素材で仕立てられ、手触りは最高に心地良い。

ラシーン

ラシーンと伝統的建造物保存地区

ラシーンは日本の景色である。ラシーンデザイナー平林氏のお話によると、日本の道路事情にあった四駆のデザインをされたという事で、畦道四駆とわたしはそう呼称しておるわけでありますが、ランクルやジープがサバンナやジャングルでの仕様であるように、ラシーンはあくまで日本仕様と言えるでしょう。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はO様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。 ホワイトペイントのホイールも決まっておりますね。これからもメンテナンス等差し上げたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。また、沢山のお土産を頂き、この場をお借りいたしまして篤く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

日本人が常に刺身を愛し、常食する所以は、

自然の味、天然の味を加工の味以上に尊重するからである。

by北大路魯山人

兵庫県西宮市のT様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン

天然自然のぬくもり

誠に面白い話である。人は何かと天然や自然、人工という言葉の使い分けによって、その物質に対しての視点を変える訳である。それでは、蜂がハニカム状の巣を作るのは自然であって、人が家を建てるのは、どうか。実はどちらも自然なのである。あたかも人工という言葉は人間が作り出した、まったく意味のなさない言葉であって、宇宙的視点で見れば、すべては天然や自然。昨今、温室効果ガスの問題で地球が温暖化するのも、人間が環境破壊するのも、すべては自然の摂理なのである。ついでに二酸化炭素が増えて地球が温暖化すれば、植物にとってはこれ以上嬉しいことは無い。地球上の種は、絶滅して、また新しいものが生れてやってきたのだから、人間が進む道は心配せずとも、決まっている。

ラシーン

ラシーンと記念撮影

この度は、兵庫県西宮市にお住いのT様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーカスタムワークをご覧頂きたいと思います。T氏のこだわりにより、内外装のカラーや素材は勿論のこと、整備にもこだわって製作が行われました。

内装

ウッドハンドルにパネルラッカー

SWが製作する車両のすべてに、内装の灰汁洗いがあり、新車のような雰囲気に。パネルラッカーフィニッシュも人気のメニューで、その質感の高さに驚く。今回のパネルのカラーリングとシートの色味の調整には、色見本も取り寄せられて、時間をかけてお選び頂きました。

パネル ラシーン

パネルラッカーフィニッシュ

メーターのパネルラッカーフィニッシュには、ドアの肘掛部のパーツも含まれる。プラスチックパーツに塗装をすると、爪などでひっかかると色がはがれやすい訳であるが、特殊な工程を経て、その不安も払拭されている。

ラシーン シート張替え

ファブリックシートとレザーのハイブリッド

座面にツイード生地、側面に高品位のレザーとハイブリッドのシート張替え。スピードウェルでは、細かなマテリアルの選定も可能であり、クラフツマン達が丹念に製作を行う。

ラシーン 足回り

ホイールと鍍金リム

足回りの選定もオーナーのこだわり。今回は、ボディーレストアに合わせて、ボデーカラーもオーナーの拘りのカラーにてペイントが行われた。なんといってもSWの下回りの見えない部分のペイントの拘り。見えないところから上質さはにほい立つ。

ラシーン カスタム

ラシーントラベラー カスタムワーク

この度はT様、ラシーントラベラーカスタムワーク納車おめでとうございました。長らく製作にお時間を頂きましたが、お喜び頂けまして嬉しく思います。長くにご使用頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

諦める理由が価格なら買え。

買う理由が価格なら買うな!

兵庫県宝塚市のG様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン

どこから見ても美しい

これは、名車に当てはまる霊的現象である。正面からも後方からも側面からも、斜め45度からも、その全方位。どこから見てもすこぶる美しく感じる訳である。その中でも好みはわかれる訳であるが、わたしは後方45度の角度から望む自動車のシルエットが特に魅力を感じる人種である。ラシーンは右後45度はスペアタイヤが主張するから、左後方であれば、バランスよくフロントフェース以外の景色を眺める事が出来る。さらに脳内の必須アミノ酸トリプトファンから生合成される神経伝達物質のセロトニンによってもたらされるフロントフェースの余韻によって、まるで全景を眺めているような気さえ、感じられるのが人間の脳の深所である。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度は、兵庫県宝塚市にお住いのG様へ納車されました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。後期モデルのカラーであるライトブルーの車体をボディーはレストアを施し、内装はシートの張替え、インストルメントパネルの塗装、ウッドハンドルの取付、その他リペアを行い製作されました。

ラシーン フロントグリル

バンパーやグリル、フロントエプロン

それぞれに塗装も行われ、ボディーは全体的に新車のように。フロントガラスのアッパーモールも新品に交換を施し、万全の態勢。

ナルディウッド

ナルディウッドステアリングが鎮座した。

物価高や為替の変動、戦争などにより、価格が高騰したナルディウッドステアリング。10年前からは2倍ほどの価格である。世界的には資本主義での物価上昇は当たり前であって、日本人の牛丼価格の価値観がシフトしていかないと、世界で取り残されてしまうだろう。いや、すでに取り残されてしまっている。

パネルラッカー

パネルラッカーフィニッシュ

パネルのラッカーは質感が命である。適当な塗装仕上げはそのクルマの価値を下げてしまいかねない。今回もオーナーのこだわりを具現化するべく、拘り貫いて塗装を行った。要するに、単なる塗装では無いのである。

ホイールラッカー

ホイールのラッカーフィニッシュ

アイボリーのラッカーフィニッシュは四駆ではプリミティブな印象でCOOL.タイヤのパターンもV溝パターンではなく、いわゆる下駄のようなブロックパターン的なものがラシーンには乙なものである。あと、ラシーンはなんといっても、ドアの下のボディー、いわゆるサイドステップもしくはロッカーパネルの仕上げが、美しさの匂いとなる。中古車はそのほとんどが塗装が終わっていて、全く美しく感じないのである。と、この訳の分からない拘りがスピードウェルそのものと言っても過言ではない。お洒落は足元からである。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー 左舷前方姿見

この度はG様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。製作には長らくのお時間を頂きましたが、お喜び頂けまして嬉しく存じます。それでは、ラシーンと素敵な人生の旅をお楽しみください。

今日はコレマデ。

本日の名言

冥冥之志

めいめいのこころざし。と読む。他人に知られることのない志や思い、または、他者にいわず黙々と努力に励むことをさした四字熟語である。

広島県広島市のK様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

原爆ドーム
原爆ドーム

被爆78年の春である

大東亜戦争が終結し 昭和20年8月14日発布 、終戦の詔書から今年で78年目を向かえる。世界中で原子力爆弾を投下された国は、唯一日本だけであって、現在は原爆ドームは白昼観光地として世界中からこの遺構を観ようと観光客が訪れる訳である。当時の市井の人に思いを馳せると、胸からこみあげてくるものがあり、廣島、長崎と記念公園の石碑に黙祷する訳である。しかし、平和が長続きしないのは世の常であって、世界中でも江戸時代260年は相当平和が続いた時代だったのである。

ラシーン

ラシーントラベラー 右舷前方姿見

この度は、広島県広島市にお住いのK様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラーをご覧頂きます。ボディーは内外ホワイトボディーから全塗装を行い、オーナーが思うパーツをふんだんに取付けて製作が行われました。

フォグランプのセットアップ

後期モデル等の純正でもあるフォグランプ取付位置に、イエローフォグをセットアップ。高品質なフォグランプはレンズが美しい。今回のはPIAA製を使用したが、点灯してもとても良い光を発してくれる。

ブラックペイント

スピードウェルが塗装する漆黒のブラックペイント。上質な塗料に硬化剤配合の割合にこだわり有り。安価な一夜吹きのような黒とは天と地の差である。

ナルディウッド

ナルディウッドにウッドパネルにモケットシート在中

漆黒のボディーカラーに昭和感がたまらない、ウッドパーツ&モケットシート。オーナーはクラシックなものが好きという事で、確かにそれらの味わいは古典的である。

モケットシート

モケットシートの張替え

しっかり灰汁洗いした内装にモケットシートが美しく映える。

ラシーン内装

ウッドパネルへ交換

ウッドパネルは下地にブラウンのペイントを墨入れを行い装着。そのひと手間がさらに味わいが増すのである。やはりこれは製作へのこだわりであって、どうでも良い人間にはどうでも良い事である。見る人が見れば解る。

ウッドパネル

ウッドパネルのブラウン墨入れ。

やはり渋い。

ラシーン

タイヤカバーもブラックペイtントに合わせて

今回のタイヤカバーはその素材感をボディーの艶にあわせて、重たくならないように、キャンバス地で張替えを行った。なかなか、その素材感が見て取れてクールである。

ラシーン

ラシーンと記念撮影

この度はK様、ラシーントラベラーブラックペイント納車、誠におめでとうございました。丸い黄色いフォグとなんともレトロでクールでございます。これから長くお使い頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

何事も成し遂げるまでは、

いつも不可能に見える。

byネルソン マンデラ