日産フィガロ ボディーレストアを行う

塗装

上質な塗装がココにある

ボディーの塗装と一言でいっても、質はぴんからきりまで存在する。塗装は、下地の処理から最終の磨きの工程まで複数工程があり、そのどの工程も熟達した職人の知識と腕前が必要である。下地が悪ければ塗装の仕上がりも良くなく、されとて下地が良くても、塗装職人の腕前が悪ければ美しい肌は完成しない。さらに、塗料に対するこだわりも必要である。どれもがバランス良く歯車が噛み合う所が、良い仕上がりだと言える。今回は、フィガロのボディーレストアを行うにあたり、当時のカラーに復元するという命題を加えて作業を行っている。塗膜は、 主に『紫外線』『熱(太陽光の赤外線)』『水』の3つの要因によって劣化する訳である。劣化すれば、褪色、クリア剥がれが現れ、みすぼらしい姿のなる訳である。しかしながら、この劣化は環境によるものだけではない。手抜きをした下地処理で安い塗料を使用したも。方や、しっかりした下地処理に上質の塗料を使用して熟達した塗装職人が仕上げた場合、見た目と長持ちの度合いが全く異なる訳である。スピードウェルでは、整備や内装の仕上げは勿論の事、その塗装職人の腕の良さと、コストを気にせずこだわりを持って製作を進めている。もったいないくらいの塗装仕上げが、パイクカーには丁度良い。

フィガロ

フィガロ分解中の様子

今回は、準外板まで塗装仕上げを行う仕事である。ボンネットやトランクの上下などは取り外して一枚ずつ丁寧に塗り上げられる。ドアは取り外して仕上げを行う場合と取り外さず行う場合があり、今回はその後者である。

レストア前

フィガロの板金絵図

なかなか、凹みは軽いがうねりが生じており、大幅に成型。熟達した職人業であれば1/1000mmという単位で表面を仕上げる事が出来る。それを目指して製作する事が重要である。

フィガロ

フィガロの下地

下地処理の工程はまだまだ続き、サフェーサーを吹き付けて塗装の下地を作り上げる。

フィガロ

フィガロの塗装

ドアにフロントタイヤが映り込んだ姿を観て欲しい。鏡のようにしっかりと美しく反射しているのが良くわかる。ツルーンである。

フィガロ内装

フィガロの内張りの様子

これが、経年の劣化でねちゃねちゃ、ザラザラになるのはフィガロオーナーのすべてが知るところ。またアイボリー色が仇となり、汚れが目立つこと。

フィガロ内装

グローブボックス

グローブボックスや、サイドブレーキレバーなどは表面がザラザラ系。汚い。

フィガロ内装

ねちゃねちゃ

天井やAピラー、クォーターパネルなどは、このねちゃねちゃ系である。ほこりだけならまだしも、毛髪、ペットの毛なども付着することがあり、見栄えは最悪である。

フィガロ内装

ねちゃねちゃを取る

すべてのパネルをボディーから取り外し、化学薬品で洗浄する。その際、表面のしぼり(革の模様)が無くなってしまうので、後の塗装でその風合いを足す。

フィガロ内装

塗装を行う。

専用の塗料で塗装を行い、当時の美しさを取り戻す。少し艶があるが、これは塗料をかけた瞬間であり、この後落ち着くからご安心を。

という事で、今回はフィガロのレストア風景をご覧頂きました。スピードウェルではBe-1、パオ、フィガロ、ラシーン、そしてエクストレイルやルノーカングーなど、純正当時の美しさの再現や、オーナーの思いのカラーに車両の製作を行っております。また、その技術に対し研鑽を積んでより多くの皆様に、楽しくお乗り頂けます様に努力致しております。

今日はコレマデ。

本日の名言

人生楽しんだ者勝ち

日産フィガロオーナー必見☆純正オプションドリンクホルダーのリプロダクトを発売!!

フィガロ ドリンクホルダー
日産フィガロの純正オプション、ドリンクホルダーのリプロダクト品

日産フィガロオーナーは必見となります、純正オプションのドリンクホルダーをリプロダクト致しました。取付方法は至って簡単で、センターコンソールを装着している+ネジ4個を外してオーディオ下部とコンソールに挟み込むだけとなります。

日産フィガロの純正オプション、ドリンクホルダーのリプロダクト品

むかって右側(運転席)は350ml、500lm対応。むかって左側(助手席)は270mlカンサイズとなります。これも純正と同じ造り込み。

日産フィガロの純正オプション、ドリンクホルダーのリプロダクト品

正面裏側にはNISSANの文字が、ここまで含めてリプロダクトしてしまうと、問題が。今回の物は原型ですので、製品はバリ取りもおこないます。NISSANの文字はお楽しみに。

初回限定20個 価格は23800円+税

ご注文、お問い合わせはメール、info@speed-well.jp もしくはお電話にてお問い合わせください。

それでは、皆様良いクリスマスを。

価格据置き!パイクカースタッドレスの販売の巻

パイクカー

パイクカー専用スタッドレス販売

今年も師走となりました。東北地方は既に完売となっていますパイクカー専用のスタッドレスの販売を行います。

ブリジストンブリザック 155/80R12 スチールホイール付き

価格は61200円+税となります。

全国発送が可能でございますので、どうぞご検討ください。

福岡県福岡市のY様 FIGARO『SWヌーベルバーグ』納車おめでとうございます

フィガロ ヌーベルバーグ

FIGAROの休日

フィガロはパイクカーの中では最後の作品であり、限定2万台を3回の抽選にて販売が行われたのである。今回のフィガロは東京日産が仕入れた車両をスピードウェルでレストアを施し、博多に納車を行った。フィガロは鍍金パーツの傷みは致命的で、修復と交換にも手間隙がかかる。また、エンジンはターボ付であり、電子制御のセンサー類など、細かな調整作業も多い。足回りはショックアブソーバーにブレーキパーツの交換は絶対であり、しっかり組んであげれば新車当時の乗り心地が保証される。ボディーのレストアとリペアは、全て自社で行っているからこそ出来ると言えるのは、とても面倒な作業が多く職人泣かせであるからだ。しっかり整備を施し、ピカピカに仕立てられた内装のフィガロに乗って、街にドライブに出たら、たくさんの熱い視線を浴びる事になるであろう。

フィガロ

フィガロ 右舷前方姿見

この度は、福岡県福岡市のY様へお届けに上がりましたFIGARO『SWヌーベルバーグ』をご覧頂きます。Y様は『コア・ライフプランニング株式会社』の社長様で大阪在住でございますが、福岡の支社の社用車ということで、博多に納車となりました。コア・ライフプランニング(株)は全国規模の総合保険代理店で、一人一人が本当に必要な保険を提案してくれる、他に類を見ない保険会社です。なかなかうまく伝わりませんが、保険の見直しには一度お問い合わせ頂ければ、確実に必要のない物を省いて頂けます。という事で、少し宣伝をさせて頂きましたが、内装に移ります。

フィガロ 内装

夏らしいクールな内装張替え

フィガロの内装の張替えはとても難しく、特にパイピングを真っ直ぐ走らせるのは技が必要。内装の内張りのホワイト部はすべてリペアが行われ、もうねちゃねちゃにはなりません。新車にはなりませんが、そのような雰囲気にまでスピードウェルでは復元が可能。

フィガロ テール

フィガロのテール

なんともふっくらしたテールに丸いランプ。各部のリペアを行い組み直しがおこなわれました。さらに、錆止め等も含め、見えないところにも気配りを致しております。

スピードウェル フィガロ

フィガロ 右舷後方姿見

なかなか、このような美しいフィガロにと、手前味噌ではございます。オープントップの幌も張替え、リヤグラス周りの錆処理も行い、さらに下回りの塗装もしっかり行い、ボディーはコーティング処理。ホイールキャップも純正よりもはるかに上質な塗料で仕上げ、宝物になる一台。

フィガロと記念撮影

この度はY社長殿、フィガロ納車誠におめでとうございました。ポルシェもカッコ良いですが、フィガロも是非とも楽しんで頂ければ幸いです。帰りは色々とご手配頂き、恐悦至極に存じます。それでは、今後とも宜しくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

自分にないものを持っている人と出会うことが

成長につながる

日産フィガロ オープントップの張替えの巻

フィガロ

フィガロのオープントップ

重量は20㎏を超えるであろうか。フィガロのトップは幌以外はほぼ金属で出来ている。ガラスが入るパネルも枠はスチール製でありその内側よりポコポコと膨らんできている様子がうかがえる。これはまさに裏側のスチールが酸化して錆びている証である。まずはボディーからトップを取り外し、さらにガラスを取り外し、表皮を剥がしていくとスチールで出来た骨格が現れるのである。そこから、錆びたところを切り取って板金、もしくは些細な錆びであればサンダーで磨いて後に錆てんかん剤を入れて、アルミパテで成型していく。それ以上錆が広がらないように二液性のサフェーサーを吹けばまずは安心である。オープントップの修理はなかなか手間と時間がかかり面倒であるが、これからまたフィガロが輝く為には必至である。

フィガロ

全国よりフィガロのオープントップの修理が集まる。車両をそのまま持ち込む方もおられれば、業者の方が外して運送会社に依頼して発送される方法もある。

オープントップ

張替えたオープントップ

純正に限りなく近いオフホワイトの生地で張替えを行い、内部もメンテナンスを施して装着する。これで、まずは一安心である。

内部の掃除

内部の掃除

レザーシートのリペアも可能であり、元通りの美しいホワイトカラーに調色して染め上げる。今回は、さらにフィガロのあるある、壁がべたべたを直した。

内装 フィガロ
フィガロ

フィガロはもともと、ゴム系の塗装でパネルが成型されており、その素材の劣化で天井やクォーター壁、さらにメーターの着いたインストルメントパネルがベトベトするという。それらは、一度剥離した後、ウレタン塗料で再塗装を行って対応するのがベターである。

フィガロ

トップの出来上がり。

フィガロ

フィガロのトップ張替え

今回は、フィガロのトップ張替えをご覧頂きました。SPEED LEATHERでは、今年より、パイクカーやラシーン以外に旧車全般の内装、オープントップの張替え事業を行っている。それぞれの車のそれぞれの年式に合わせて、微妙に素材も替え、その一台が価値のある物として長らえるために、これからもたゆまぬ努力を惜しまない。

今日はコレマデ。

本日の名言

一番大切なことは、単に生きることではなく、善く生きることである。

byソクラテス

香川県高松市のY様 FIGAROレストア納車おめでとうございます

フィガロ
フィガロ
フィガロ
フィガロ
フィガロ
フィガロ

この度は、うどん県高松市にお住いのY様の元へお届けにあがりました、フィガロをご覧頂きたいと思います。こちらの車両は長くお乗りになられ、疲れてきた内装、外装、そしてエンジン廻りの修復とレストアを施工させて頂きました。オリジナルの状態をどう維持するか、とても神経を使いながらの製作となり、多大なお時間も頂きました。内装の内張りやインストルメントパネル類の仕上げ、幌の仕上げにもこだわり、オーナーの思うカラーにも仕立て直しをさせて頂きました。フィガロはすでに絶版パーツが多く、思うように修復が出来ない個所が増えてしまいましたが、少しでも長くお乗り頂けます様に努力致しました。また長くお乗り頂ければ幸いです。またお土産も沢山頂き、有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

他者と比較するのではなく、過去の自分と比較するのだ

大阪府堺市のS様 FIGAROファイナルモデル納車おめでとう御座います。

フィガロ 堺市

ファイナルモデル

すでにフィガロはヨーロッパ、東南アジア、アメリカへ

と輸出が多く、日本に残る個体は非常に少なくなってい

る。今回堺のS様へお届け差し上げましたフィガロは、走

行距離30000㎞と非常に少なく、エンジンもチュンナップ

が施され、ATモデルであるがMTのような乗り方をしても

楽しめるようなそんなフィガロを製作差し上げました。

内装、外装の各部に手を加え、美しく出来上がった、フ

ィガロをご覧頂きたいと思います。

フィガロ

フィガロ 右舷前方姿見

エメラルドと言うカラーネームはその通りで、宝石の様

な綺麗なグリーン色である。ホイールキャップなどもリ

ペイントが施され、真新しい風合いに。

フィガロ

フィガロ 前方部

モール類や、バンパー、鍍金調のパーツの確保も難しく、

今後フィガロが事故を起こすと修理パーツがなかなか手

配しづらい状況である。

内装 フィガロ

フィガロの内装

パネル類がとにかくねちねちゃになるのがフィガロの悪

い癖。それらを全部落として、再度同じ風合いに塗装を

施し、リペアが行われている。

フィガロの天井

フィガロの天井

天井もご覧の通り、綺麗にリペアが行われている。困っ

た事に、内張りは部品が出ない。だが手をかけてリペア

は可能である。

フィガロの内装

フィガロの内装

シートの張替え、ダッシュパネルの張替えも行われて、

新たな気持ちでお出迎えが出来る。ダッシュパネルは、

同色の上質な合革で腫れぼったくなく仕上げた。

ドア廻り
フィガロ

ドアやハイマウント廻り

フィガロの特徴は内装のホワイトにもある訳であって

それらが経年の劣化で茶色くなってたらフィガロらし

くなくなってしまう。どうだろう、綺麗に仕上がって

いるだろう。

フィガロ

フィガロ ファイナルモデル

この度はS様、長らくお待たせ致しました。足かけ4年ほ

どの製作期間をご辛抱頂き、恐悦至極に存じます。また

お喜び頂き光栄です。末永くお乗り頂けます様に、今後

も努力致します。

今日はコレマデ。

本日の名言

運というものは

前向きな言葉に

集まってくるもの

大阪府箕面市のY様 東京ヌーベルバーグ納車おめでとうございます

東京ヌーベルバーグ

東京ヌーベルバーグ

すでに28年前の話にはなるが、東京の新しい風というタイト

ルが付いたクルマ、フィガロが2万台限定で発売された。こち

らは、3回に分けた抽選であったから、欲しいひとが誰でも買

える訳ではなかった。こういう、心をくすぐるクルマを販売し

ていた日産は素晴らしかったと思う訳であるが、これもデザイ

ナーの意図があっての事である。今は解らないが、当時のデザ

イナーの方々は本当に面白いことをしてくれた。だから、皆で

感謝しよう。

フィガロ

フィガロ 東京ヌーベルバーグ

この度は、大阪府箕面市のY様へ納車されたフィガロをご覧い

ただきたい。ペールアクアカラーのフィガロは内装も含めて

バランスよく仕上げが施された。


フィガロ フロント

オリジナル ヘッドライトピーク

これを探している方も多いはずだが、日産純正でまつ毛が

販売されていたのだから、遊び心は十二分。

フィガロ 内装

内装も整えられる。

ナビ フィガロ

ナビの装着はオーディオボックスで化粧がされた。

サイドブレーキ フィガロ

サイドブレーキのレザー張り。

フィガロのサイドブレーキは劣化が進むともろもろと音を

たてて崩れてゆくから、レザーを張って手触りを良く。

フィガロ レザーシート

フィガロ専用レザーシートの張替え

本革 フィガロ シート張替え

本革で製作はフィガロの證

フィガロ

フィガロ

この度はY様、フィガロ納車おめでとうございます。なかな

かお時間を頂きましたが、お待ち頂きましてありがとうござ

いました。今後のメンテナンスにも努力いたします。

今日はコレマデ。

本日の名言

朝は希望に起き

昼は努力に活き

夜は感謝に眠る

大阪府羽曳野市のO様 FIGARO納車おめでとうございます

楽吉左衛門氏の邸宅

楽家十三代 弘入作 黒楽茶碗

楽歴代

楽歴代

わびやさび、日本の究極の様式美を完成させた千利休。

四百年前、秀吉が京都の聚楽第を築かせる際に、掘った土で聚楽第の瓦を

焼いていた長次郎に、利休は究極の茶碗を焼いてもらったのが、楽茶碗の始まりである。

楽茶碗とは、聚楽第の楽という字を秀吉から頂戴したものであって

長次郎から数えて現在の当主は十五代目の楽吉左衛門氏。

現在でも千家十職の内であり、利休の美意識を受け継ぎながら

新しい時代にも挑戦を続ける姿にはただただ脱帽である。

今回は、楽十三代の弘入氏が焼いた黒楽茶碗の極めを十五代に依頼し、

見事江戸から明治の内に焼かれた弘入作の黒楽茶碗である事が判明した。

箱書には表千家十一代、碌々斎氏が銘を入れており、その名は幾千代である。

黒い茶碗の中に星空のような細かく輝く点が無数にあり、縁にグリーン

がかった銀河系団のような輝きがあって、まさにお椀の中に宇宙が形成されている。

茶の湯では、主菓子を食べて、茶を頂いて、それから茶碗を拝見する

という順番が存在するが、茶碗を見てやはり一つでも何かを感じれる

大人になれれば、本当に素敵だなと思う。

フィガロ 前方正面姿見

フィガロ(フルオリジナル) 前方正面姿見

この度は、大阪府羽曳野市にお住いのO様の元へお届けにあがられた

フィガロ(フルオリジナル)をご覧頂く事に致そう。

長らくお待ち頂き、製作を行わせて頂いたラピスグレイ色のフィガロ。

O氏の考えの元、フルオリジナルで製作をするという事で、

各部分を手間暇かけてオリジナルの状態を保つためのリペアを施した。

ハンドル周辺のリペア

ハンドル廻りのリペア

以前のオーナーの汚れなどを細かなところまでクリーニングを

施し、クリーニングで失われた油分を今度は補充するという作業の繰り返し

によって、べたつきもなく美しい状態に蘇る。

フィガロのシートリペア

フィガロのシートリペア

本革であるがために、合革よりも割れや褪色が酷い。

特に、高級車のように密閉性や耐候性がある訳ではないので、

より経年の劣化が激しくなるところ。今回も、シートは新車時のような

美しさを目指して、丹念にホワイトに染められた。

フィガロ ホイールキャップ

純正ホイールキャップのラッカーフィニッシュ

ホワイトのラッカーフィニッシュを施し、足元から甦らせる。

フィガロ 左舷後方姿見

フィガロ 左舷後方姿見

閑静な住宅街にフィガロが鎮座するさまは、非常にお洒落である。

フィガロと記念撮影

フィガロと記念撮影

この度はO様、フィガロ納車誠におめでとうございました。

左ドアの鍵の不良も直り、これから気持ち良い季節になりますので

オープンでお楽しみ頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

稽古とは、一よりならい十を知り、

十よりかえる、もとのその一

by千利休

日産フィガロ 内装をリペアするの巻

フィガロ インパネの割れ

フィガロの内装をリペアする

インストルメントパネルの割れや、レザーシートのヒビ、色褪せなど、

それらはフィガロの経年劣化である。

フィガロは美しさを強調したクルマであるから、少しの劣化でも

気になるところが多い。

現在までは、修理の都合、違うカラーの張替えを行う事はあったが、

新車から年月が経てば経つほど、オリジナルであるという存在感が

日に増すのは通例である。

という事で、スピードウェルではこれからもフィガロが長く愛されるように

フィガロの内装リペア事業を開始する。

フィガロ シートの褪色

フィガロ レザーシートの褪色

フィガロ 後部座席の褪色

後部座席も褪色

レザーシートでは、日光の加減で概ね肩の位置が褪色する。

今までは諦めていたが、それらが新品と同等に復元がなされる。

リペア 完成

レザーシート 復元の図

完全に新品の様子である。

フィガロのシートの褪色でお悩みの方には朗報だ。

インパネの割れ

インパネの割れ

こちらもフィガロの欠点であるが、インパネが経年の劣化により

ぱっくり口を開いてしまうという症状。

こちらも、膨れ上がった割れ口をそぎ落として表面を整える。

フィガロ インパネ 修理 リペア

地固めを行う。

一番重要な地固めを丁寧に行い、その上から

インパネと同等の素材で慣らして中塗り、上塗りを施す。

フィガロ インパネ リペア完了

インパネ 復元の図

その仕上がりには、息をのむといふ言葉が良く似合う。

ということで、今年はオリジナルのリペアを充実し、

長く愛されるクルマの製作に努力するから、

気になる方は遠慮なくご連絡頂ければ幸いである。

今日はコレマデ。

本日の名言

自分が本当に好きなものを見つけて下さい。

見つかったら、その大切なもののために努力しなさい。

君たちは、努力したい何かを持っているはずだ。

きっとそれは、君たちの心のこもった立派な仕事になるでしょう。

by黒澤明

心のこもった立派な仕事、とても泣かされます。