RedBull!MINIがスピードウェル社に来るの巻!

どんもす~。ウェルでしゅ。
さて、本日はRedBull MINIがスピードウェル社に
と言う事で、(本来ならスピードウェルプラスのブログ)
それと共に、時間を巻き戻して日常の出来事をご紹介。

ウェル時刻PM2:30分 RedBull MINIが本気で来た!
しかしこのMINI、天井がズブッと切断され、
後部にはレッドブルの飲料水の缶が積んであるではないか!!
F1でのスポンサードで知名度はアップし、皆もテレビのCMなどで
『翼を授ける~』
などと文句は耳にしたことはあるだろう。
ウェルはてっきりアルコール飲料だと勘違いしていたので、
ココで詳しくご紹介致そう。
レッドブルエナジードリンクはパフォーマンスを発揮したい時の為に
開発された、ココロ、カラダ、みなぎる。エナジードリンクだ。

後部の仕上げが気になり撮影。
この缶の下側には、冷蔵庫になっているというのは、
実はココだけの秘密である。

ナンバープレートは283
そう、翼をさずける~のツバサだ。
まあわかりやすくて、パオ『80』とか日産PAO『2380』
のごろ合わせと同じのようだ。
それでは時間は巻き戻る。

ウェル時刻PM12:25分 遂にスピードウェルでiTuneが始まった。
今後の期待がたかまるiTuneだが、なんぞやと申せばスピードウェル社が
『技術向上の一環』としてMA10S型エンジンのチューニングすることを指す。
稲生氏を迎え(ウェルがミニを整備していた時の恩師)
技術協力して頂くゆえ稲生氏の頭文字を頂き候。
今後に、レーシングエンジンの基礎から応用まで
皆にはご覧頂くゆえ、乞うご期待だ。

2010年度MINIJACK 2カテゴリーで優勝したMINIのエンジン。
小排気量のエンジンをどれだけパワーアップ出来るか、
そのためには効率をどれだけ上げれるか?
実践してゆくから楽しみにして頂きたい。
それでは時間は巻き戻る。

ウェル時刻AM5:30分 ウェル仙台駅に居る。
前日は仙台市で納車(I様ラシーン)にお伺いし、今から大阪へ帰るところだ。
仙台は伊達政宗の居城があった所であり、牛タンの発祥の地でもある。
肉厚の牛タンと、麦メシにとろろ、お付けものとテールスープがたまらない。
仙台の牛タンの味はダテではなかった。

ANA732便 大阪伊丹ゆき。
飛行機はもう怖くなくなったが、やはり乗りたくない乗り物の一つだ。
※乗り物ではあるが乗りたくないゆえ乗りたくない物と言うほうが良い。

荷物をけん引するカート。
この光景を見てPAOやRASHEENを想像してしまうのはウェルだけだろうか。
子供でも解かる形がよい『古場田良郎 談』
という名言が脳裏に焼きついているのだが、
このカートを見るとやはり解かりやすくそれが楽しそうに見えるのである。
しかし昨今の車はどれもこれも解かりにくく楽しくは見えない。
つまり胸がわくわくするデザインが現代のクルマのどこにも見当たらない。
そんな感じだ。
もう名車と呼べる解かりやすく楽しいクルマは出てこないのであろうか。

富士は日本一の山。
素晴らしき山、富士。ウェルも初めて拝見した時には涙がでるくらい
頂上を見上げたものだ。
日本一という響きも最高である。
さて、ココで問題。では日本二の山はどこだろうか?
即答できる方は山通である。
どうだろう、解からないだろう。
そう、一番と二番にはこれぐらいの差があるのだ。
答えは山梨県『甲斐の白根こと北岳』
民主党さんは与党を続けられるならば
日本は一番を目指さないといけない、それを意識してもらいたい。
と、本日はウェルの日常の出来事を久々に紹介した。
明日は、これまたすんごい装置が!ブログで登場。
スピードウェルはまだまだ乞うご期待。
今日はコレまで~。
本日の名言
警戒しすぎる人は
ほとんどなにも達成できないのである

byフリードリヒ・フォン・シラー
やはり冒険が出来てその冒険の中で警戒し、達成することを
考えねば何事もすすみますまい。

コダワリ!スピードウェル社的Miniの世界の巻

どんもす。ウェルです!
さて、久しぶりにミニのチューニングをご覧頂く事となる訳だが、
スピードウェル社では古いクルマをボディーレストアしたり、
内装を張替えたり、チューニングしたりとそれぞれにおいて
技術を確立し、PAOやRASHEENに生かされているという。
今回はミニの中でも一番のエレガントなライレーエルフの
レストア&チューニングをご紹介致そう。
RILEY ELF MK-2
スピードウェル社の所有物でもあるこのライレーエルフだが、
フロント廻りはミニのグリルだけ縦型の格好。
今回写真では見れないがなんとリヤには
大きなトランクまでも付いているという。
少々メカ音痴になりかけていた頭をリフレッシュさせ
新しいノスタルジックさを追求しようという発想から
今回のプログラムが組まれる。
いわゆる頭の体操だ。
A型エンジンだ。
A型998ccエンジン。ミニ1000のエンジンはココから採用された。
ココで豆知識。
ミニは世界で初のFF(フロントエンジン、フロントドライブ)車
なのである事は、皆ご周知であろうか。
新型のMINIはBMWから発売されているのだが、
BMW初のFF車となったことはなぜか偶然で面白い。
A型エンジンだ。
今回のプログラム内容は、エンジンをよりノスタルジックに見せるため、
冷却水の通路を銅管で製作し、ヘッドカバー
(タペットカバー)前部にぐるりと這わす。
さらに、純正のSU1/8キャブレーターをなんと
ウェーバーキャブに置換。
タコアシも組まれ、点火系はポイント式から
トランジスタ式に変更が施される。
Be-1もPAOもキャブレーター車だという事ぐらいは
皆知っているだろうが、キャブレーターにも色々と形が存在し、
形により特性が異なる。
PAOの大御所ブチ氏のエンジンにはウェーバーが鎮座していたよ!
ウェーバー未対策40
じゃんじゃかじゃん。
ウェーバーキャブ。サイズは40パイ。
さらに未対策。もちろんイタリー製である。
さらにさらに、極東の正規輸入物であり、
キョクトウステッカーがサイドに張られているという。
まさにヨダレが出る逸品。
角無し
対策、未対策とは排気ガスの対策の事を言い、
対策品はつのが付いている。略してツノありだ。
ツノありはスペイン製。
どこそこ製などと、言うだけで値打ちが変るのはマニアな
人たちの間だけであるのだが、ウェルはマニアかもしれない。
性能も対策と未対策では少々違い、
未対策はガッツリ感があるのだという。
往年のと呼べるにはパーツ自体のカタチからもこだわらないと
仕上がらない(雰囲気が出ない)ものである。
例えば当時の時代のクルマに当時のモノを着けるという発想。
リプロダクトも増え同じカタチをしていても、何が違って見える
というから本当に不思議なものである。
タコアシ
クーパーの本物であれば、スリーブランチとも呼ばれる熊の手のような形
なのだが、今回はマニフロー製のスモールボアをチョイス。
ウェーバーはただでさえ低速が抜けるゆえ、
エグゾースト側を絞って未燃焼ガスをへらし、低速でも
安定するよう試算する。
さて、この続きは来週にまたアップ致そう。
ココからは、ノスタルジックな世界をご覧頂こう。
ミニ
1071ccのクーパーSだ。
クーパーにも種類があり、さらにSが付くものがある。
かの有名なモンテカルロラリーで3連覇を果たした車両たちは
このクーパーSというシリーズである。
排気量別に言うと 970S 1071S 1275Sと3種類。
普通のクーパーは998なのである。
ミニは皆々、ミニクーパーと言う愛称で親しまれているのだが
ミニのなかにクーパーと言うグレードがある
という事を知らない方も多いはず。
そう、クーパーとは1グレードである。
(ジョン・クーパーがミニを遊びがてらにチューニングした事がきっかけ)
では、ミニのブランド別けで申すと
ライレーエルフ、ウーズレーホーネット、オースチン、モーリス
この4つのブランドネームから発売されていたのである。
もちろん、すべてはBMCという会社の傘下であるのだが。
アミ焼
ラリー仕様にはこういうところが小憎い。
ヘッドライトも通称タイマツがおごられている。
見る人は見るのである。
こんなんもかっこええよ
どうだ、すんごいフォグランプだろう。
ダンロップ製アロイホイール
PAOにはブリジストン製のスーパーラップをおごりたくなるのだが、
ミニにはこのダンロップ製のアロイホイールをおごりたくなる。
リムジン
ミニのリムジンだ。
あんまりの長さゆえ、フロント部がファインダーから飛出てしまった。
とそれぞれの世界があるから面白い。
セオリーによりレストアを施したものもあれば、
独自の路線を行く人もいる。
すべては間違いではなく、人それぞれのオリジナリティである。
このそれぞれのオリジナリティーを持つという事が
一番大切なところだとも思うのだが、勝手な想像であった。
今日はコレまで~
本日の名言
知は愛 愛は知
物を知るには これを愛さなければならない
物を愛するには これを知らなければならない

by西田幾太郎
そういう事ですなぁ。スピードウェル社の座右の銘に
したいものでもあります。
すんばらしい。

スピードウェル社がコダワリ NEW MINI 品評会の巻☆

どんも〜ウェルです!
毎度ご覧頂き誠に有難う御座いすぐぁ〜本日はなんと、
ガレージスピードウェルのもう一つの得意とするブランド
MINI、それも新型のクラブマンをご紹介致し候。
当社ではパオ、ラシーンの専門知識はもちろんの事、
さかのぼればクラシックミニ専門から始まった会社なので御座る。
がしかし、まだミニのウェブページがぜんぜん手付かずのまま、
しばらくお待ちください状態だったのが遂に3月末にはオープン
する事とあいなりまうす。
また、パオ&ラシーンとブランド化が図られ、
パオ&ラシーンはスピードウェル社が担当し
MINIはSPEEDWELL+(スピードウェルプラス)から
ディストリビューターされるので御座る。

2008年5月に開催されたミニクラブマンのイベント京都マッシュアップ!
↑そう、この時BMWミニのイベントへ知人に招待され
なんだかな〜と思いながらセビロを着て現地に赴いた。
ビックリしたのが各界からデザイナーやジャーナリスト、芸術家、
あらゆる世界の人々もあつまり、パーティーは夜通し行われたことだ。

立食パーティーやらDJブースやらアートなイベントが各階で行われる
そう、ミニのイベントは世界中でアーティストとコラボレーション
して活発に活動しているのだ。

古都、京都を思い浮かばせるモニュメントの展示などもある。
今回のブログでは写真をアップできなかったが、
京都の巨匠 池田氏のアートも心にしみるのもがあった。

独特な世界観のある池田孝友氏。
詳しくは下記アドレスにサクセスして欲しい。
http://kosuke-ikeda.com/
という事で、色々なイベントが目白押しで
その時はミニよりパーティーのほうに目が行き
ミニにはノーリアクションで御座ったが、
ウェルとNEWミニ(クラブマン)との出会いがここから始まった。

ミニ、クラブマン登場。
クラシックミニは1959年から1999年まで40年と言う歳月、
形も変えず生産され続けられた
世界でも類を見ないスモールでビッグな車だったのだが、
このBMWが製作するミニもコンセプトが『かわらない』と
言うところが素晴らしいところだろう。

フロントマスクは往年のクーパーを模倣する。
もちろんオースティンではなくモーリス寄りだろう。
しかもグリルは部材にもこだわられ妥協点が見当たらない。
メッキパーツもふんだんに使われモノ造りに対する職人の執念が
感じ取れるところだ。

フロントグリル廻り。
NEWミニの販売当初はイギリスのインチ換算でボディーが
製作されたのだが、2007年3月2日のフルモデルチェンジにより
ドイツのメートル換算でボディーが製作されたことにより
若干のニューアンスは異なったが、
確実に良くなったとウェルは想像する。

ヘッドライトやフォグランプ、オーバーフェンダーまで。
今回大阪はMINI堺様にお世話になったのだが、このカラーは
受注が入らないようであるが、スピードウェルクラブマンを拝見された
方々が同じ色がほすぃ〜と言われるほど。
スパークリングシルバーにルーフはブラックをあしらう。
やはり、一般的にはホワイトやブルー、レッド、イエロー、ブラウンなど
想像しやすい色を選択されるのだろう。

右側のみクラブドアと称する観音開きのドアが存在する。
↑このドアのおかげで後列の乗車がかなりスムースにいくのだ。

こんな感じだが、クラブドアの活躍が期待される。
国内仕様はもちろんイギリスと同じ右ハンドルなのだが、
その他は左ハンドルになり、その場合も右側がクラブドアに
なるという。
これは給油口との兼ね合いがあるゆえ。

ドアのデザインも素晴らしい。
特に目の引くシルバーのラインだが、クラシックミニにもドア内張りに
こそっとメッキのラインが入っているのであるが、新しく表現された。
またこのライン部は今後SPEEDWELL+の販売されるNEWミニでは
無限のカラーが選べるという。
世界にたった一台というガレージスピードウェルのコンセプトが
オーナーの個性を輝かせる。

メーター廻りはご覧のとおりだ。
ウェルミニクラブマンはダッシュパネルに木目ではなく市松模様を
あしらったのだが、木目も可能。
というよりこのパーツもスピードウェル販売車両には
無限のカラーとオーナーの個性が着いてくるのだ!!

クラシックミニ(1964年製)BMC時代の物。
そう、これが当時のミニの容姿だが、NEWミニと比較しても
解かるようにデザインが継承されている。
そこが重要なのだ。新しいからと言って佳き時代のものと別個に
考えるのも一つなのだが、継承されてこそNEWミニであり
これがエンスーな心をクスグル所だとウェルは思う。
今でこそセンターメーターなんて普通の時代だが、さかのぼれば
この時代からずっと存在していたのだ。
間違いえてもトヨタのヴィッツが最初など思わないで欲しい。

メーターにはオーディオ機能なども盛り込まれる。
さすが文明の力では御座るが、メッキリングなどはオプション扱いと
なる。

当時のセンターメーターだ。
英国のスミス社が製造する芸術品。
今でもスミスのメーター関係はプレミアム価格で売買されているほど
の人気ップリだ。
そのセンターメーターをBMWは良い風に想像したのだろう。

ハンドル、タコメーター関連が鎮座する。
このハンドルだが、クラシックミニにたとえるならMK−?&?
とそっくりである。
往年のかほりが、さとう玉緒にいわしてみればプンプン漂ってくる。
しかも、このタコメーターの取り付け位置はやば過ぎる。
クラシックミニの後付でタコメーターを取り付ける場所と
同じだからだ。この位置にはウェルも良く付けたものだ。
それをBMWが知っていたのでは、いや単なる偶然では無いだろう。
この部分もエンスー達に徹底的にリサーチした結果だと信じている。
ウェル的にはすでにノックアウトされた気分だ。

これがMK−?ハンドルだ。
↑ハンドルだけでも良質なのもであれば10万円位で取引されるシロモノ。
ウェルはこのハンドルが好きで好きであと2個在庫しているのだが、
一生売る事は無いであろう。

エアコンの噴出し口だが、素晴らしいくらいノスタルジック。
もう勘弁していただきたい。
新車で販売される国産車でココまでこだわったモノはまず存在すらしない。
やはりヨーロッパの自動車産業には勝てないのだろうか。(主観的)

オートエアコンも往年のミニのモチーフを露襲する。
スイッチ関連もパオなどに良く見られるトグル系でまとめ上げられている
のだから、もういじりたくて仕方が無い。
意味もなくつけたり〜けしたり〜。そういう自分が意味解からない。

クラブマンはリヤハッチも観音開きなのだ。
この構造はクラシックミニであるエステート系(カントリーマン)
などをそのままアレンジされた。
本当に感謝である。
しかも、アウターハンドルにはもちろん金属製で良質のメッキが
施されているのだから素晴らしい。
パオやラシーンも金属製でやはりこだわりを感じさせるところに
一役買っているのだろう。

当時のミニもご覧の通りのアウターハンドル。
やはり車たるモノとしてはずしてはいけないのは
ステアリングハンドルを除き、手に触れるパーツは全て金属である事だ。
今の国産車のようにうすぺらいプラスチックでは
おもちゃと勘違いされても仕方が無い。
メーカーサイドはコスト削減ゆえそうしているのであろうが、
プラスチックは負の連鎖を招く。
ヨーロッパはそれを知っている。

大英帝国。ユニオンジャックの旗柄がサイドスカットルにお洒落に付く。
また、ミニはイギリスが誇るブランドだったのだが、
BMWに買収され今はドイツのミニとなるわけだ。
そこはさすがBMWがこのNEWミニにユニオンジャック柄のパーツを
作るとは、こにくい演出である。
このサイドスカッットルはもちろんオプションパーツだが、
バリエージョンも豊富であるがゆえ選べるのが良い。
ということで、まだまだ話は尽きないのだが、
SPEEDWELL+では3月からBMWミニが販売されるのである。
もちろん全車レザーシートも付いてくるのだから、見逃せない。
それどころかもっともっと今は言えない事ばかりなのだ。

新しいミニの時代が始まる。
この模様は3月末にウェブページがオープンするのでそれまでは
我慢して頂くことに致そう。
今日はコレまで〜
本日の名言
故きを温ねて 新しきを知る
by孔子
そう、温故知新で御座る。
ふるい事をたずねていけば新しいことを知る事が出来るという事で
御座ろう。
すばらしや〜すばらしや〜。

クラシックMINI ウェル帆布社がレザーシートに張替えするの巻!!

どもども〜ウェルです。
さて本日はスピードウェルの得意分野でもあり、専門でもある
クラシックMINIのシート張替えをご覧頂こう。
そもそも、当社はクラシックMINIの整備、レストアなどから
始まり、日本車でおもむきのある車が無いかなというところで、
パイクカーやラシーンなどにたどり着き応用しているのだ。
ウェルもパイクカーと出会ってもう6年になるが、まだまだ
若輩者。
そんなこんなお話はさておき、今日も本気を出して参ろう。

T氏のご紹介で今回張替えをさせて頂いたM氏のミニである。
この車両は、なかなかこだわり深く、ホイールはもちろんワタナベだが
タイヤがまたマニアックなR7をおごる。
R7のタイヤパターンだけで、ごはん3杯は食べれるのである。

フロントシート部
この当時(平成6年式)のグレードはメイフェアだろう、
いたってモケモケしたモケットシートが鎮座している。
元はレザーシートだったのだが、1970年代に入り、
簡素化が進む。時代背景がこうしてモノ造りを悪くさせてきたのだが、
ミニの歴史は40年以上あるのでココで語るのはやめよう。

ドア(内張り)も張替えするので御座る。
ミニ独特な内張りだ。平面と言うところがいたってシンプルで機能的。
しかし、1959から1969年までのモデルはドアの
中までモノいれとして使えるのであった。

リヤシートが鎮座する。
ミニは4人乗り。フィガロとそう変らない。
しかしフィガロより広いであろう。でも4人大人がぎゅうぎゅうで
のれば、酸素が薄くなり窒息するもしくは後部座席の方は
エコノミー症候群にかかりチ〜ンである。
なんだかんだ言いながら分解していく。

外板パネル1枚でもう室内だという。
やはり衝突基準には合格できないのであろう。
しかし、Rを持たせたボディーは頑丈である。
そうそう、英国は単位がインチであるため、当然国産のミリ工具が
使えない、間違っても国産車の整備屋に修理を頼もうなら、
ボルトの頭をつぶされる事間違いないので気をつけなければならない。
スピードウェル社ではインチ工具は全て揃えているので整備も万全だ。

今回のシート類はこのレッドで張替えを致し候。
英国に通じる赤であろう。日本の赤といえば、神社やお寺に塗られている
朱漆の色を連想させられるが、朱でシートを作ろうものなら派手すぎる

だろう。(勝手な妄想)

リヤタイヤハウスに化粧を施す前の写真

化粧を施した後の写真。
元々は黒いレザーがあしらわれているのだが、こういう所まで
きっちり張り替えるのだから、細かな配慮がオーナーの心を奪う。

リヤシートも張り替えた。
今回はスピードウェル社でストックしているシートを先に張替えし
お客様がお越し頂いた時に少ない待ち時間で載せ替えるという。

ドアパネル(内張り)も張り替えた。
一般的にはこの横に入る無数のラインはステッチ(縫い目)で
仕上げるのだが、スピードウェル社の秘密道具、高周波で
仕上げるという。
それにより、ステッチでは成しえなかった太いラインまで
可能になるのだ。もんごりした雰囲気に見せたい時は
この裏技も使う。しかも純正っぽい雰囲気にもなる。
ウェル帆布社はまだまだ秘策がいっぱい御座るゆえ、
今後のホームページリニューアルもご期待あれ。
さて、とうとう最後の写真をご覧頂くのだが、
あのモケモケした簡素なモケットシートがどんなにかっこよくなるか
ご覧頂こう。

赤にベージュのパイピングが光る。
そう、これがブリティッシュだ。
車臭いイメージがエンスーの心を熱く躍らせることだろう。
ミニには色々な方向性があり、また派閥がある。
特にフルオリジナル派かチューニング派は代表的。
ウェル自体はフルオリジナル派であるのだが、チューニングも
している。中途半端かもしれない。
しかし、自己満足が一番大切な事ゆえ、それでよいのであろう。
クラシックミニ、パオ、ラシーン共々、スピードウェル社は
常に腕を磨き、皆様に合ったスタイルのお車を製造出来るよう
日夜精進致し候。
今日はコレまで〜
本日の名言
日本人の多くが「政治と自分の幸せは無関係」
と思い込んで、苦しい生活に耐えている

byカレル・ヴァン・ウォルフレン
そう、本当にそう。国会中継を最初から最後まで見たことある人、
なかなかいないでしょう。ウェルは見ました。
案外暇。
しかし、政治家の批判をする前にみんな選挙行けよ〜ってなはなし。
日本人てそういうところが駄目でしょうなぁ。

ミニのオイル交換とSUキャブのメンテナンスの巻

はちにんこ ウェルです!
最近めっきり真冬ですが、コレでいいのでしょう。
日本には四季という情緒ある気候がよいのです。
さて今日は、ミニのオイル交換、SUキャブのメンテを
ご紹介いたしましょう。
今回のお車のオーナーK様のご了承頂き、内装やらいろいろ
パチパチ写真を撮らして頂きました!

ブラックカラーのミニ(ミニではブラックは珍しいのである)
↑車両の詳細ですが、ハンドルは左です!おおっと外車だから
ハンドルは左で当たり前って思った方、残念。
ミニの製造している英国では日本と同じく左側通行の国
なので、右ハンドルの国で御座います。
ではなぜ左ハンドル?それは近隣諸外国用に左ハンドルに
仕上げて販売されているのであります。
しかも、このミニは1000CCですが、右ハンドルの1000CC
よりエンジンの馬力が上なんですね〜。
どほ〜してと申しますと、ドイツなどのアウトバーンを走れるよう
エンジン内部のピストン形状が違う(最初からパワーアップ成された)
ミニだという事です。
さてさてパチパチと可愛らしい写真と、メーター廻りも撮りました。

ヘッドライトピークも決まってます!

センターメーターにタコメーターなどなどカスタマイズされている。
ほうほう、ミニの中を覗いた気分になりましたか?
K様今年も宜しくお願いします。
では、オイル交換を致しましょう。
ミニのエンジンはパオと共通点が多く俗にA型エンジンと申します。
このエンジンはなんせ頑丈!しかも整備性も良いと思います。
おおっと、ここでミニのエンジン、実はミッションと同じオイル
で潤滑しているのです。(2階建て構造)
普通であればエンジンとミッションは別々のオイルで潤滑しているの
ですが、ミニの狭いエンジンルームがこうさせたのでしょうな。

オイルを入れている様子。

モチュールの5100というグレード!知る人ぞ知るオイルですぞ。
このオイルは量販店にはほとんど置いてません。
まあいわゆる、コダワリのオイルで御座います。
何が違うかと申しますと、普通のエンジンオイルでは、ミッションを
潤滑できる添加剤が含まれておりません。(極圧剤という物ですな〜)
このモチュールの5100は極圧剤も添加された、エンジンミッション
オイルというすばらしいオイルなのです。
レース用の300Vなども良いですが、5100もハイポテンシャル!
スピードウェルコダワリオイルに認定いたします。

エンジンルームの真ん中に見えてるのがSUキャブレーター
このSUキャブレーターはマルチなポテンシャルが特徴。
下から上までするする回る。旧くはハーレーのバイクや、
国産ではZにも装着されていました。
今はインジェクション時代、こんなメンテナンスが楽しいのに、
メンテナンスフリーなんて寂しい時代では御座いませんか!

SUの真ん中にオイルを入れている様子。
↑そうなんです。このキャブ、定期的にオイルを補充しないと
アクセルレスポンスがハチャメチャになるんです。
なので、エンジンオイルと同等の硬さのSUオイルをここへ補充します。
ミニ乗りの方はコレぐらいは出来るようになりましょうね!
これから、パオ、ラシーン共にもエンジンオイルにこだわって
行きたいと思います。量販店で3,4千円払って交換されている方
スピードウェルでは皆様にお喜びいただけますよう
同じ価格でさらにアップグレードな超コダワリOILをご用意していますぞ!
一度お試しあれ〜。
ではでは
本日の名言
お前の道を進め 
人には勝手なことを言わせておけばいい

そうです、誰の人生でもありません。あなたの人生なのですから。
しかし、ココでしてはならないのは後悔です。
人は後悔して欲しくないから勝手なことを言う物です。
だから絶対に後悔しないようであれば、
本当に好きな道を進むべきでしょう。
頑張ってその道を進みましょう!!

旧ミニのベルト交換の巻

わちにんこ ウェルです!
本日はもう12月21日ですな〜。年の瀬で御座います。
あと1週間もすれば皆様正月休みでございます。
最後まで気を引き締め頑張って参りましょう〜。
今回は旧ミニの中でも最終型(平成9年以降)モデル
のファンベルト交換をご紹介致しましょう。
ファンベルトとは読んで字のごとくエンジンを冷やす
ファンを駆動するベルトで御座います。
パオやラシーンは電動なのでベルトでファンを回して
おりません。しかし、オルタネーター(発電機)や
パワステポンプ、クーラーコンプレッサーはベルトで
駆動されております。

オルタネーターにかかっているのがそのベルト。
旧ミニの最終型は一本のベルトでオルタネーター、ファン、
ウォーターポンプ、クーラーコンプレッサーを駆動しており
効率はよいで御座います。
その分パオやラシーンのベルト類より幅の広いベルトが取り付け
られております。


上中古、下新品 えらいベルトに割れが御座います。
このベルト使い続けるとどうなるかと言いますと、簡単です。
走行中に切れてしまいます。
急にエンジンルームからパタパタ聞こえたりします。
もちろん切れているのを解からず走行し続けると、
ミニの場合はオーバーヒート。
パオやラシーンの場合切れたベルトにもよりますが、
エアコンが効かなくなったり、メーターのバッテリーマーク
が点灯して、エンジンストップしたり、パワーステアリング
が重ステになったり。
特に冬場に切れやすい傾向があるようです。気温が下がると
ベルトはゴムなので硬化します。そこに来てぐるぐる回された
ら切れるしかないでしょう。正月前に点検は必要ですぞ!

取り付けはめちゃ困難です。
ラジエーターを外したら簡単に取り付けできますが、ラジエーター
自体を外すのが困難なので、裏技を使います。
皆様も今年度、最終に一度お車の点検してあげてくださいね。
ポイント
エンジンオイルの量を見る。
ブレーキ液の量を見る。
パワステアリングのオイル液量を見る。
ラジエーターの冷却水の量を見る。(冷感時)
ベルトが緩んでないか押してみる。
タイヤの空気入ってるか見る。(親指で押して弾力あるか見る)
自身で出来ることはコレくらいですが、見るのと見ないのと
では、良い年が越せるか否かでございますな〜。
解からない事があればなんでもウェルにお聞きくださいね!
本日の名言
幸福は まず何より 健康のなかにある
そうなんです。健康が大事。
健康でなければそれ以上の幸福はやってこないでしょう。
忘年会シーズン、皆様くれぐれも暴飲暴食にお気をつけ
くださいね!

車検ライン 旧ミニ編

はちにんこ ウェルです!
ああ〜こんにちはでしたね。
本日もぱーっとやって参りましょう〜。
今回は以前車検ラインに入り検査をパスする行程
をご紹介いたしましょう。

年末は込んでいます。待ち時間でも約30分以上!

検査員が検査証と車台番号、エンジン型式を照合している。
ミニの場合車台番号の確認はボンネットを開けず行います。
特にエンジンのチェックは厳しい。なぜかと言いますと、
インジェクションの車をキャブ仕様に変更している物やら
エンジン載せ替えしているモノも多いため、本当は構造変更
しないといけないからです。ウェルも昔、ミニにツインカム
エンジンを載せて、検査員に知らんふりして車検を受けようと
したら、ばれてしまいました!そらツインカムつんどったら
ばれるわって今になっては笑い話ですが、あせりましたよ。

ブレーキの測定。タイヤをローラーに落としブレーキの効きを測定する

ヘッドライトの測定。前からロボットがヘッドライトの光軸を測定する

合格すれば表示番に○マークが点灯。不合格は×マークが点灯する。
検査ラインには2タイプありまして、全自動と、半自動で区別する
ことが出来るでしょう。
全自動は検査ラインの機械に車を載せれば、ブレーキ、スピード、
ヘッドライトの点検が一機に行えます。
半自動はブレーキとスピードラインを通り、ヘッドライトのライン
へと一つづつラインを通って行かなければなりません。
半自動はめんどくさいですが、ラインを通す時間が全自動より
速いので、せっかちなウェル向きでございますな!
本日は以上で御座います。
本日の名言
いつかできることは すべて今日でもできる
そうなんです。今日やれば良いのです。でもいつかできるわー
なんて甘い誘惑に乗ってはいけませんぞ!
今からでも遅くない、今日やりましょう。

旧ミニのエンジンマウント(ステディーロッドブッシュ)交換

どうもどうも ウェルです!
おはこんばんちは〜。
今日はまたまた旧ミニの修理をご紹介いたしましょう。
なになに、早くパオの整備もラシーンの整備も見たい
と言うお声がちらほら聞こえてきますな!
では明日から今週はラシーンで、来週からはパオでよろしい
でしょうか?
まあ色々見れて楽しいと思いますので本日も最後まで
お付き合いよろしくお願い致します。
さて、パオ、ラシーンのエンジンマウントもへたると、
エンジンの振動がボディーに伝わってブルブル震えますが、
ミニの場合エンジンマウント(以降ステディーロッドブッシュ)
がへたると、アクセルオン、オフで、ぎっこんばったんと
エンジンルームから音がします。

エアクリーナ吸入口下辺りにステディーロッドが隠れている。
このステディーロッドはエンジンの前後の回転方向の揺れを
押さえるパーツなのであります。このパーツはパオやラシーン
のエンジンマウントの寿命とはかけはなれ、おおかた半年毎の
交換が必要なほど!ミニには宿命で御座いますな!

このロッドがエンジンと、ボディーとの架け橋である。
ウェルのグローブのような手ではなかなか作業は難しいですが、
工具のお力をお借りして、さっさと作業できる次第で御座います。

これが噂のステディーロッドなるもの。
↑パオなどでは、エンジンマウント後下の物がその役目を果たして
いると思います。
ミニはこのブッシュが簡単に交換可能で御座います。

左が使用後、右が使用前。左側は全体的にぺたぺたになっている。
今回仕様の物は純正ですが、ウレタン製や、その他の材質で
強化ブッシュも販売されています。
お奨めはインペリアルクラフトさんの強化ブッシュかな!

最終元通りにして終了!きっちりボルトの締めを確認〜。
ミニは約9割がインチ工具なので、国産の修理屋さんでは対応
出来ません。またミリ工具で無理やり作業されている物も
あり、やはり専門店での修理をお奨めいたしますが、
修理代が高いなど悩みどころが多いですな!
スピードウェルでは様々なお悩みにご相談受付中で御座います。
どのようなことでも親身になってご協力いたしましょう。
本日の名言
あわてず あせらず あきらめず
これは何事にも通用いたしますな!
いつもおっちょこちょいのあなた、ウェルもおっちょこちょい
ですぞ!
明日はあわてず あせらず いきましょう〜。

ミニのサーモスタット交換の巻

皆々様 どうもウェルです!
本日は今シーズン初、スキーやボードに行かれる方も多かった
みたいですね!ウェルも行きたい。いや、整備も楽しいですぞ。
今回はミニのサーモスタットの交換ではございますが、
パオにお乗りの方、ラシーンにお乗りの方、はたまたどのような
車種でも共通で御座いますので最後までお付き合い下さい。
まずサーモスタットとはなんぞや、と言いますと、エンジン
を冷却している水の温度調整を行い、適正なエンジン温に
保つ働きをしております。
これがぶっ壊れるとたちまちオーバーヒート!
ち〜んでござるな。

ミニの心臓部、A型エンジンなのでパオなどがお手本にしたエンジン!
エンジンの冷却水の適温は約80度から90度で御座います。
この温度でエンジンが効率よく冷却されることにより、
最適な燃焼が行われるので一番ふさわしいのでござるな。
簡単に言うと適温でエンジンを回してやらないと、
燃費も悪くなります。調子も悪くなります。経済的にも
悪くなります!
それではどうやってサーモスタットが冷却水の水温を調整
しているかと申しますと、ラジエーターとエンジンの間に
サーモスタットの関所を設け、ラジエーターで冷やされた
冷却水をせき止めたり、通過させたりして、冷却する
水の流量を変化させているので御座います!

真ん中のホースが刺さっている内部にサーモスタットが入る。
↑の写真で解かるように、右のラジエーターからエンジンに入る
間にサーモスタットが配置されている。
パオなども取り回し位置は違えど同じで御座る。

ほら入ってました。

これが噂のサーモスタット!中古車であれば絶対交換お奨めパーツ!
サーモスタット自体の寿命は早くて3年。以降に交換は必要だと思い
ます。なぜなら、車検時などでも、分解してチェックしても
いつつぶれるかは誰にも解かりません。またつぶれた時には
オーバーヒートします。中古車をご購入されたかた、絶対
交換してください。何千円の物です。エンジン壊したら
ウン十万円かかります。

これが新品!真ん中にワックスが入っていて水から伝わる温度で
解けたり固まったりして弁が動く仕組みになっている。
たいがい普通の中古車屋さんではこんなところ交換整備しません。
予防と言う整備も大切です。ただ予防整備ではなく、要点を
押さえた予防整備、無駄にお金を使わなくてすみます。
スピードウェルでは要点を押さえた予防整備。金額を抑えた
予防整備をご提供いたします。
ご相談はいつでもお聞かせ下さいね!
本日は以上で御座います。
本日の名言
人生にリハーサルはない
その通りでございますな〜。常に本番。
本番は常に緊張するものですぞ。
時にはあくびをしたい時もございますが
とても厳しいものですな。本番と心得て何事も頑張りましょう

ミニの整備実習〜

どもども ウェルです!
今日は朝から兵庫県からお客様がお越し頂き、誠にありがたい
ことでございました。
さあ、ミニを久しぶりに整備いたしましょう!

このリフトは使いやすいでござるぞ。
今回はラックブーツ交換で御座います。
まずラックブーツとはなんぞや、と言いますと、皆さん
車運転してるとき、ハンドルを握りますよね!
ハンドルを切れば、タイヤの角度が変わる。
どんな仕掛けかといいますと
ハンドルから左右のタイヤに力を分配する
ラックというモノを介してハブ(ホイールが着いているところ)
に伝わり、角度が替えられているという原理で御座いますな。

ラックの中にはハンドルの回転を横方向へ伝えるギヤが内蔵されている
上の写真でおわかりかな!ブーツが破けている!!
ラックの中には縦回転方向の力を横方向に向ける歯車があり、
グリスが塗られていて中にホコリが入らないようにブーツで
密閉しております。
このブーツが破れていてはいけませんな!もちろん車検も通りません

左右とも破けておりました!

ブーツを外したら、ラック内部が覗けます。
よっぽどでない限り大きなホコリが付着している事はありませんが、
ほこりが付き最悪の場合は歯車が悪くなりガタがでます。
走行中にハンドルが回らんなんて事があれば即事故に。

新品のブーツで御座います。
ミニはまだまだ元気に走ります。調整など施してあげれば
もっともっと調子よく走ってくれる事でしょう。
ウェルは皆様のミニのお医者さんで御座います。
またウェルが愛用しているミニは生産から大方40年以上経ちますが、
まだまだ現役でござるよ。
本日の名言
別れることがなければ めぐり逢うこともできない
そうですクリスマスの時期は恋人同士いろいろあるようですが
めぐり逢いとはそういうものです。
ラジオからはクリスマスソング、
ジョンとヨーコの歌は永遠ですな〜。