福岡県大牟田市のT様 ラシーンフォルザ コンストラクションビークル仕様納車おめでとうございます

工事車両

コンストラクションビークル

オレンジカラーにクロムト風ブラック、まさにコンストラクションビークルのカラーである。日本では働く車であって、特に幼少の頃男子はクレーン車や土砂運搬車などの工事用車両の玩具で遊ぶ訳である。それは、やはり特徴的な形や解りやすいカラー、機械感が魅力であるからだと思う。今回はそのような遊び心でもって、フォルザの造形にあわせてカラーリングが施されている。イエローやオレンジ色は、塗装は下色を入れないと発色しないのであって、一般的なカラーと違いひと手間かかる訳であるが、今回は、さらにバンパー等にビースト塗装(ゴツゴツした飛び石や衝撃に強い)塗料を使用して製作を行った。チッピング塗装に上塗りをして、ビースト風にする方もおられるが、ビーストはカチカチの分厚い塗膜で、チッピングゴムの柔いモノではない。ビーストは本物であって、その耐久性はもとより質感、見た目は遥かにカッコよい。また、ゴツゴツの絞りは調整できる為、今回はあっさりであるが、こってりも可能である。何やらラーメンの注文の様である。

ラシーンフォルザ

ラシーンフォルザ コンストラクションビークル

この度は、福岡県大牟田市にお住いのT様の元へお届けに上がりました、ラシーンフォルザ、コンストラクションビークルをご覧頂きたいと思います。黄色&黒の工事用車両よりレアな山吹&黒の仕様。ホイールもトラックのようなイメージでさらにボディーカラーと同色としたところが何とも乙であります。

内装の風景

内装は遊び心をプラス

とはいえども、工事はしないのでナルヂウッドハンドルにパネルラッカーをあしらいカスタマイズ。

内装張替え

内装の張替え

安価なPVCではなく最高級の自動車専用レザーを使用して張替えが行われた内装。側がこってりしているので中はあっさり。

シフト&サイドノブ

シフト&サイドブレーキノブのレザークラフト

チョイとアクセントを効かせた、ボディ同色でレザークラフトを行ったシフト&サイドブレーキノブ。上質なレザーを使用して張替えが行われている。

ラシーンフォルザ

雰囲気のあるフォルザ

ブラックペイントもそれぞれにビーストと艶消しと、それぞれに適材適所に塗り分けが行われ、雰囲気がマシマシである。

ラシーンフォルザ

ラシーンフォルザ コンストラクションビークル

スペアタイヤはあえて四輪ホイールと合わせ、タイヤカバーで覆っている。こういった大きなフェンダーはタイヤをオフセットして面に合わせるのではなく、プラスオフセットで中に入れる方がカッコよい、というのはSWの偏見であるが、わざわざ車高を上げることなく、車高が高く見え、トラック感があってCOOLである。

この度はT様、ラシーンフォルザコンストラクションビークル仕様納車おめでとうございます。納車の際、出前までお取り頂き、恐悦至極に存じます。長く楽しんでお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

花が咲いている 精一杯咲いている わたしたちも 精一杯生きよう

岐阜県大垣市のI様 ラシーンフォルザ ブラックペイント納車おめでとうございます

関ヶ原

天下分け目の多い草

春爛漫、桜も咲けば野草も茂り、多い草。ココは関ヶ原一丁目一番地の決戦地。時は慶長5年年9月15日、石田三成率いる西軍約8万と、徳川家康率いる東軍9万という軍勢が 、豊臣秀吉の死後の内部政争に端を発し、徳川家康が天下統一の野心をぶつけた戦国時代最後の大戦である。とココで今日も四方山話である。それは、人の魂は400年説というもので、関ヶ原で浮上している。どういう事かと申せば、地元住民曰く、最近めっきり落武者の幽霊が出なくなったらしいのである。慶長5年、西暦で言えば1600年の話であって、すでに400年という歳月が経ち、浄化されたと言えば良いのであろうか。たしかにDVDで30年、ブルーレイで100年ほどと、記憶媒体でもそれくらいであって、400年は相当長い気はするが、関ヶ原のリサーチは、なかなか信憑性は高い。昨今関ヶ原古戦場記念館なるものがオープンして、とても面白いようなので、是非ともパオやラシーンに乗って、古戦場を散策してみては如何であろうか。

フォルザ

ラシーンフォルザ ブラックペイント

この度は、岐阜県大垣市にお住いのI様の元へお届けにあがりました、ラシーンフォルザのブラックペイントをご覧頂きたい。今回もまた、各部にこだわりを持って製作。バンパーや、その他突出しているパーツはマッドブラックで仕上げ、ボディーはピアノブラックでピカピカに磨き込んでいる。フロントバンパー中央下部のグリルガードの意匠は、いつものブライトシルバーではなく、ガンメタリックという少し濃色で、バランスを整えている。雰囲気のあるフォルザとなった。

ウッドハンドル

ナルディウッドハンドル ブラック仕様

ハンドルスポーク部も黒の艶消しとして、イメージを踏襲している。パネルラッカーは生成り色で優しくシンプルにしている。

ラシーン レザーシート

スピードレザー 50DESIGN

内装もリペアと灰汁洗いを終えて、ピカピカにした後、最高級のレザー生地でシートの張替えが行われている。また、スピードウエルのレザーは万が一、長くに使用して、部分的に補修が必要な時でも、リペアが可能である。

ラシーンフォルザ

ラシーンフォルザの右舷後方

フェンダーやバンパー、さらにリヤスペアタイヤのステーなどもマッドブラックでペイントを行い、タイヤカバーは最高級のジャーマンで張替えを行い、質感を高めている。

関ヶ原

ラシーンフォルザ左舷後方姿見

今回も無骨な格好になるように、ホイールを内側に入れる作業を行った。車高の高いクルマは、フェンダーのツライチにするより、こちらの方が素敵と思うのはわたしだけではないはずだ。

ラシーンフォルザ
ラシーン 岐阜県

ラシーンと記念撮影

この度はI様、ラシーンフォルザ納車おめでとうございます。I様は、以前もラシーンオーナーであったという事で、今回はフォルザでオーナーに返り咲かれました。素敵なお土産も頂き、厚く感謝申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

山中の賊を破るのは易く

心中の賊を破るのは難し

by王陽明

まさに、石田三成は各武将の心中の賊を破る事が

出来なかったのでしょうかな。

大阪府大阪狭山市のO様 ラシーンフォルザ納車おめでとうございます

フォルザ

マイナスオフセット

一般的にカッコよく見せようとすると、タイヤホイールはフェンダーとツライチになるようにオフセットをプラスに持って行く訳である。そうすることによってどんどんホイールが外側に押し出される事により面を合わせる事が出来る。しかしカッコよいという定義は、その時代に反映されている為、常に同じものにあてはまる事では無い。という事で、ラシーンという無骨でいて、お洒落なDesignという相反するイメージを付加してスピードウェルが考えるのは、あえてホイールはマイナスオフセットを行う。ビジュアル的にに例えるなら、ルパン三世の悪役の身体は大きいが足が細い感覚が、妙に無骨であるがお洒落さを演出しているように思えてくるのである。少し玄人好みであろうか。

フォルザ

ラシーンフォルザ 左舷前方姿見

この度は、大阪狭山市にお住いのO様へ納車されました、ラシーンフォルザをご覧頂きます。絶妙なブルーグレイカラーにオールペイントされたフォルザ。各部の色分けにはSWのこだわりを取り入れ、この仕様はウィンカーは絶対にアンバーカラーである。バンパーはアンダーガードをアルミの紛体で塗装を行い、とてもCOOOOL!

フォルザ
フォルザ

フロントグリルの塗り分け

グリルの内側もブラックペイントはその艶肌感まで細かく調整を行い、フロントフェースを実に盛り立てている。また、しっかりしたウレタン塗装仕上げであるから、日産のエンブレムが長く美しく際立つのである。

フォルザ 内装
ラシーン内装

レザーとファブリックのハイブリッド

今回は、グレイカラーを基調としたファブリックとレザーのハイブリッドで製作をおこなった。大人らしさゆえに、パイピングではなく、ダブルステッチで縫い上げを行い、バランスを調整している。

ウッドハンドル

ナルヂィウッドステアリング

ナルディではないらしいウッドステアリングである。最近はこの仕様が人気の様子。

水切り

俗称 水切りモール

ドアの一番下のモールを水切りモールと業界では呼んでいる。ラシーンは水切りがとても劣化しやすく、こちらもレストアを施した様子である。とても美しく仕上げが行われている。

クォーターガラス

クォーターグラス

フォルザの一番後ろの窓であるが、昨今は経年の劣化で焦げ付いていたり、さらにはヒビが入るなど、とても良い状況ではない。スピードウェルでは型をとった3㎜厚のポリカーボネイトで新に製作。経年の劣化にも対応している。

ラシーン

ボディーはサイドシルパネル際までしっかり塗装を行い、ボディーフロアはさらに油性の膜厚のあるアンダーコートで仕上げを行う事により、錆止め対策を行っている。雪国仕様であれば、亜鉛塗装を施すのである。全国のお客様の地域の特色に合わせた製作が行われている。

ラシーン 納車

ラシーンフォルザと記念撮影

この度はO様、ラシーンフォルザ納車誠におめでとうございます。新車みたいですねと第一声を頂き、職人冥利に尽きます。それでは、長く楽しくお楽しみ頂きたいと思います。

今日はコレマデ。

本日の名言

彼は彼、我は我でいこうよ

by大久保利通

大阪府泉大津市のM様 ラシーンフォルザ納車おめでとうございます

フォルザ フロント

フォルザのフロントフェースはスカイラインの直系

実に、この秘話は、まだあかされてはいない。このブログを見た人は、きっとラシーンフォルザについて魅力を感じる事であろう。ラシーンは平成9年に後期モデルと題してマイナーチェンジが行われ、そしてさらに平成10年フォルザという2000㏄の排気量を持つ屈強なラシーンが発売された。CMはムーミンとスナフキンが起用される。そのフォルザは丸目4灯のフロントフェースとオーバーフェンダーが特徴的である。ボディー本体も他のラシーンとは異なり、ベースは、速さへの情熱が詰まったパルサーGTI-Rそのものであり、このGTI-Rからターボチャーチャーを外したモノがフォルザのパッケージなのである。パルサーGTI-Rは1992年にWRC、いわゆる世界ラリー選手権に参戦していた車両であって、こんな強烈な4WDが何とフォルザのベースだった事を知る人は少ないはず。いや、居ないのではないか。また、特徴的なフロントフェイスは、なんと箱スカやケンアンドメリー、そしてジャパンのデザイナーである松宮修一氏によるもの。ここでようやく点と点が線でつながったと思う方も多いはず。なぜ丸目4灯だったのか、なぜオーバーフェンダーだったのか。それは往年のスカイライン直系デザインだったからだと言っても過言ではない。不運にも当時の流行の波に乗る事が出来なかったが、25年という歳月が流れ、フォルザは遂にビッグウェーブに乗って、とてもイカしたクルマに昇華したのであった。松宮さん、デザイナーチームの皆さん、本当に渋いクルマをありがとうございます。

ラシーンフォルザ

ラシーンフォルザ フロントフェース

この度は、大阪府泉大津市のM様に納車されました、ラシーンフォルザSWltdをご覧頂きます。今回は後期モデルにあるシダーグリーンを現代風にリミックスしたカラーで塗装を施し、内外装をくまなく仕上げ、さらにエンジンやミッション、ブレーキ廻りも超絶メンテナンスを施してこれから長くの使用に耐えれるように製作が進められました。

ラシーンフォルザ SWltd

ラシーンフォルザ 左舷前方姿見

各部のパーツはブラックでペイントが行われておりますが、実に手間隙をかけた塗り分けをしております。まずはバンパーはピアノブラックとマットブラックとシルバーの3色。グリルやオーバーフェンダー、ミラー、ドアのアウターハンドル等はピアノブラック。そしてホイールやルーフレール、クォーターガラス、背面のステー等はセミグロスのブラック。昨今のどれもこれもが艶消しのブラックで塗装するのも良いのですが、こういった塗り分けを行う事によって、より深みと味わいが現れ、とてもカッコ良く心に映ると思うのです。どれだけの良質なエネルギーをかけて製作するかが、質感や味わい深さ、匂い立つ何か。モノから感じられる存在感の決め手になると信じている。

ラシーンフォルザ内装

フォルザの内装カスタマイズ

昨今人気は、ホワイトのパネルラッカーにウッドハンドル。シンプルに解りやすくてCOOLである。この色合いも丁寧に調整されており、パネルラッカーの肌艶の感覚などは、他では絶対に真似は出来ないであろう。

ラシーン内装

SPEED LEATHER 50 Design

最高品位のマテリアルを使用して張替えが行われるフォルザの内装。スピードレザーは完全な張替えの為、長くの使用に耐えるマテリアルを使用している。使えば使うほど味わい深くなるのが最大の魅力である。

レザーシート

エンボス仕立て

今回のシートは身体が当たる面はエンボス仕上げとなり、蒸れにくくてなじみが良い。単色で仕立てる時にはちょっとした雰囲気を楽しめるのも魅力だ。

ラシーンフォルザ

クォータグラスのブラックペイント

実は、このクォータグラスはポリカーボネートで出来ており、経年の劣化でひび割れが酷いのである。その上から塗装すれば、あと数年もたてばバキバキに割れてくるであろう。SWでは3㎜厚のポリカーボネートを加工して、さらに覆い、しっかり溶着させてから塗装を行うという造り込みを見せている。

フォルザ ホイール

フォルザ 15インチ 純正アロイホイールを加工

1800ftやフォルザ専用の純正アロイホイールも、リムを磨きアルミの地肌を整えてシルバーに光らせ、さらにセミグロスのブラックペイントで押さえれば、現代に通じるお洒落なホイールに仕上がる。(オーバーフェンダーはピアノブラックがやっぱり渋い)

ラシーンフォルザ

ラシーンフォルザと記念撮影

この度はM様、ラシーンフォルザ納車誠におめでとうございました。お色の打合せではご要望をお聞かせ頂き、さらにバランス等お任せ頂きまして、恐悦至極に存じます。そして、とても気に入って頂けまして幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

すべて八分目

この限度を守ってさえいれば

たとえ成功しても

調子に乗り過ぎて

失敗する憂はない。

by小林一三


大阪府堺市のO様 フォルツァリード納車おめでとうございます

フォルツァリード

フォルツァリードの避弾経始

これである。リヤスペアタイヤを取り外したフォルツァの佇まいは、なんとも美しいではないか。リヤハッチの避弾経始が一般的なラシーンより深く、これもまた味わい深い。ホイールは小径のオフセットのある物を使用し、オーバーフェンダーの張り出しが小憎く、ここがまるで東欧のような、そんな貿易風を感じる事が出来る。このようなフォルツァの造形を最大限引き出したモデルが、フォルツァリードである。

ラシーン フォルザ

フォルツァリード

この度は、大阪府堺市にお住いのO様に納車されましたフォルツァリードをご覧頂きたいと思います。ボディーはレストアが行われ、SWでオールペイント。バンパーやオーバーフェンダーなど、拘りのブラックペイントで仕上げ、何とも色気のあるフォルツァである。

フォルザ ラシーン

フロントフェース

フロント廻りの変更は、ウィンカーをホワイトからアンバーレンズに。バンパーの下部のアンダーガードをシルバーカラーに。グリルなど細かな彩色も加え、風情が増す。

内装張替え

内装の張替え

今回はグレイのモケットシートに張替えが行われ、ハンドルはナルディではなく、すこし太めのウッドに。外装のカラーともCOOLにまとまっている。

ホイール

ホイールは小径 14inch

また、リヤのスペアタイヤのステーの取り外しの際に、バンパーもスムーシング加工を施しすっきりした。フェンダ等はすべて脱着して塗装が行われており、細部の拘りによってクルマの表情に与える影響は大きいのである。

ラシーン
ラシーン
フォルツァリード

フォルツァリードの姿見

ラシーンと記念撮影

フォルツァリードと記念撮影。

この度はO様、ラシーンフォルツァリード納車誠におめでとうございます。パオからの乗り換えという事で、また新しい気分でラシーンをお乗り頂ける事を嬉しく思います。しかし、このように美しい車両を製作させて頂き感謝申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

変化こそ唯一の永遠である

by岡倉天心

自動車専門誌の取材の巻

ネオクラシック

古いクルマと徹底的に付き合う、自動車専門誌。今回は、ネオクラシックという事で、スピードウェルに取材を頂きました。スピードウェル近くの弥生の森で撮影は行われ、今回は、Be-1、PAO、に続き、RASHEENがメイン。遠路はるばる、ラシーンデザイナーの平林俊一氏が駆けつけて頂き、先日納車さしあげました岡山からフォルザさん、Be-1、PAO、は共におおさかの重鎮でございます。

オールドタイマー
Be-1
ラシーン
PAO
フォルザ

昨今、時代が進むにしたがいある時代の物に価値が生れるという現象はあるのですが、それは単なる流行ではなく、日本のバブル期はまさに、コストをかけたモノづくりがおこなわれており、本当に良いモノであった事にほかなりません。自動車は特に環境問題と密接にかかわっており、技術の進歩は素直に喜ぶべきことなのですが、なにせ希薄な燃料で爆発させるエンジンの弱弱しいサウンド、密閉され過ぎたデッドな室内、燃費向上のエアロフォルム、どれもこれもに魅力が全く湧いてこないのです。また、環境性能は古いクルマが悪いわけではありません。長く一つを大切にするという事こそエコなのです。これからも、益々パイクカーやラシーンが人気になる事は間違いありませんが、それよりもそれらが、長く大切にお乗り頂けます様にスピードウェルは努力致します。この度は、撮影にお付き合い頂きました皆様に感謝申し上げます。そして、紙面になりましたら、またご報告させて頂きたいと思います。