福岡県大牟田市のT様 ラシーンフォルザ コンストラクションビークル仕様納車おめでとうございます

工事車両

コンストラクションビークル

オレンジカラーにクロムト風ブラック、まさにコンストラクションビークルのカラーである。日本では働く車であって、特に幼少の頃男子はクレーン車や土砂運搬車などの工事用車両の玩具で遊ぶ訳である。それは、やはり特徴的な形や解りやすいカラー、機械感が魅力であるからだと思う。今回はそのような遊び心でもって、フォルザの造形にあわせてカラーリングが施されている。イエローやオレンジ色は、塗装は下色を入れないと発色しないのであって、一般的なカラーと違いひと手間かかる訳であるが、今回は、さらにバンパー等にビースト塗装(ゴツゴツした飛び石や衝撃に強い)塗料を使用して製作を行った。チッピング塗装に上塗りをして、ビースト風にする方もおられるが、ビーストはカチカチの分厚い塗膜で、チッピングゴムの柔いモノではない。ビーストは本物であって、その耐久性はもとより質感、見た目は遥かにカッコよい。また、ゴツゴツの絞りは調整できる為、今回はあっさりであるが、こってりも可能である。何やらラーメンの注文の様である。

ラシーンフォルザ

ラシーンフォルザ コンストラクションビークル

この度は、福岡県大牟田市にお住いのT様の元へお届けに上がりました、ラシーンフォルザ、コンストラクションビークルをご覧頂きたいと思います。黄色&黒の工事用車両よりレアな山吹&黒の仕様。ホイールもトラックのようなイメージでさらにボディーカラーと同色としたところが何とも乙であります。

内装の風景

内装は遊び心をプラス

とはいえども、工事はしないのでナルヂウッドハンドルにパネルラッカーをあしらいカスタマイズ。

内装張替え

内装の張替え

安価なPVCではなく最高級の自動車専用レザーを使用して張替えが行われた内装。側がこってりしているので中はあっさり。

シフト&サイドノブ

シフト&サイドブレーキノブのレザークラフト

チョイとアクセントを効かせた、ボディ同色でレザークラフトを行ったシフト&サイドブレーキノブ。上質なレザーを使用して張替えが行われている。

ラシーンフォルザ

雰囲気のあるフォルザ

ブラックペイントもそれぞれにビーストと艶消しと、それぞれに適材適所に塗り分けが行われ、雰囲気がマシマシである。

ラシーンフォルザ

ラシーンフォルザ コンストラクションビークル

スペアタイヤはあえて四輪ホイールと合わせ、タイヤカバーで覆っている。こういった大きなフェンダーはタイヤをオフセットして面に合わせるのではなく、プラスオフセットで中に入れる方がカッコよい、というのはSWの偏見であるが、わざわざ車高を上げることなく、車高が高く見え、トラック感があってCOOLである。

この度はT様、ラシーンフォルザコンストラクションビークル仕様納車おめでとうございます。納車の際、出前までお取り頂き、恐悦至極に存じます。長く楽しんでお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

花が咲いている 精一杯咲いている わたしたちも 精一杯生きよう

神奈川県横浜市のH様 ラシーンレストア納車おめでとうございます

ラシーン 横浜

ラシーンの中にあるガンダム

ヨコハマは凄い。なんてたって実寸のガンダムが建造されているのだから、こんなロマンは、世界中でもまず無いのではなかろうか。ガンダムの建屋もまたカッコいい訳である。わたしは物心ついた時からガンダムはテレビマンガで放送されていたので、アムロ行きます。という言葉は日常使いしていた。簡単に言えば、行ってきます、がそれである。今回は、ラシーンの中にあるガンダムという題名であるが、ラシーンデザイナー平林俊一氏から頂いたお話によれば、そのラシーンのボンネットのヒダや、フロントグリルの空気の取り入れ口など、これはガンダムの造形に近いというお話である。ラシーンは機能的な美しさを、解りやすくデザインしたと言える。フロントグリルをご覧頂くと、空気の取り込み口がボコッと前方に膨らんでいる。いかにも空気を吸いますよという、これがデザインの力である。バンパーやフェンダー、ドアのアウターハンドル、ヘッドライトやルーフレール、背面のタイヤステーなど、どれも凹で表現しているのはラシーンのデザインの面白い所であり、ラシーンとガンダムの共通点はそのような機能的な美にあるのではなかろうか。

ラシーン

エンジンさえ中身は新品

この度は、神奈川県横浜市にお住いのH様のラシーンレストア納車をご覧頂きたいと思います。生れてラシーン以外乗った事のないというH氏、3代目のラシーンである。今回は、エンジンをフルオーバーホールし、それらにまつわるパーツは総交換。新車にはならないが、そのようなラシーンの製作を行わせて頂きました。

ラシーン レストア

ボディーはフルレストア

純正シダーグリーンカラーを新車当時の塗料を製作して塗装。バンパーやグリルガードはオーナーのセンスにより塗料を調合。フォルランプもレストアが行われ、背面はゴツゴツした烏帽子塗り。純正以上に質感を高めた仕上げがスピードウェルでは可能である。

ラシーン

アンダーガードは鏡面研磨

ボディー下部も塗装仕上げを行い、さらにバンパー等取付のボルトをステンレス化。アンダーガードは鏡面仕上げを行い、アスファルトが映る。今回のラシーンは後期モデルであるが、オーナーのこだわりにより、フロントグリルと、ウィンカーレンズは前期モデルにスワップ。フェンダーやボンネット、バンパー等チリ合わせも入念に行われ、ピシッとした表情が現れた。

ハンドル

ナルディクラシックウッドステアリングモノホン

オーナーが指定したハンドルは、モノホンのナルディクラシックウッド。これが、物凄く高価であって、なかなか手を出す事が出来ない。さらに、そのこだわりをスピードウェル的にさらに高めたいという事で、純正オプションのウッドシフトノブを加工して、ナルディハンドルのカラーに認めた。

ウッドハンドル

ウッドハンドルの調色

せっかくウッドハンドルを取付けても、ウッドシフトノブと色合いが違うとなると中途半端であって、ハンドルに合わせて色を調整してクリア塗装仕上げが行われた。こういったバランスの調整の一事が万事となって、美しさとして香る。

ラシーン モケット

モケットシートとパネルラッカー

今回は、モケットシートカラーにウッドパーツを採用してカリモクのよう。当初は、ウッドパネルであり、すべて取り外して、内装のベージュに塗装。シートとウッドパーツにフォーカスを当ててお洒落を演出した。

ラシーン タイヤカバー

ハードケースの仕上げ

純正はガンメタリックであるが、今回はフロントのグリルガードと合わせてチョコレート色で塗装。さらにオーナー自ら大切にしていた、廃盤の羅針盤のデカールをおしみなく張り合わせた。そのステッカー位置であるが、なやみ悩んだ末に中央から少しの下に。可愛らしい配置である。

ラシーン

ラシーンとハンマーヘッド

この度はH様、ラシーンレストア納車おめでとうございます。長らく製作期間を頂き感謝致しております。これからも長くお乗り頂けますようにお祈り申し上げます。またご当地のお土産まで頂き、重ねて御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

悩む理由が値段なら買え

買う理由が値段ならやめておけ

青森県青森市のH様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

棟方志功

青森のすこ

わだば、ゴッホになる。すこは志功のことである。すこは、ゴッホの絵を観て感銘を受け、油絵の絵描きになる事を夢みた少年である。「すこ風邪ひいだんでねが?」と言われたぐらい「ゴッホゴッホ」と言っていたらしい。 そんな棟方志功は柳宗悦や河合寛次郎、浜田庄司らが集う民藝運動に参加する事になり、板画(版画)に色彩を加えてさらなる境地に辿りつく。志功は、自身の作品に責任は持てないと言った。柳宗悦は、逆説的に、人間が責任を持てるなどは、小さな道徳の範囲に限る。志功はその神や仏にその責任を任せているのである、と説いたのである。

ラシーン トラベラー

ラシーントラベラー 前方姿見

この度は、青森県青森市にお住いのH様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。イエローボディーのサンルーフ付の前期モデルをベースに、塗装も為直し、フロアーは雪用の錆止めペイントを行って製作差し上げました。

フロントグリル

フロントグリル廻り

見えている個所はすべてリペイントが施され、塗装の肌触りはシルクのよう。目視では確認は出来ないが、バンパーの組み付けのボルト類はステンレス製やアルミ製に交換し、錆びないように致しました。もちろん下回りのビス「マッドガード等」の取付ビスなどもすべてステンレス製に交換。見えないところに拘れば、それが匂いとなって現れます。

ホイール

スチールホイールのラッカー+ビス類のステンレス化

福井県から以北、雪の降る地域にお住いの方へ製作差し上げます車両には、もれなくフロアーの錆止め仕上げが着いてきます。安価な彗星ブラックペイントではなく、ただの油性でも無く、錆びに特化した塗装でございます。

ワイパー

ワイパーカウルのコーティングに寒冷地用ワイパー

関西にお住いの方には無縁の寒冷地用ワイパー。かなり分厚く、そしてボリュームがあります。ワイパーアームも錆止めの下地にブラックペイント。念には念を入れて製作していきます。

ラシーン 内装

ラシーンの内装

MOMO製ウッドハンドルはオーナー様が自ら用意した物を取付致しました。また、エンジンスターターを組み込み、こちらも寒冷地仕様ですね。

ラシーン内装

シートヒーター付 50スタンダードレザーシート

今回のシートはシートヒーターを内蔵したモデルで製作。5段階調整で、さらに左右の調整が可能。これは寒冷地でなくても、あれば嬉しい機能かもしれません。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー 妻姿見

今回は、背面のタイヤとステー等取り外して製作。シュッとして四角さが誇張され、これはこれでカッコよいですね。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はH様、ラシーントラベラー納車おめでとうございました。ココで、ご紹介をさせて頂きたいと思います。

昨年12月8日に信頼できる仲間と会社を立ち上げて、令和6年2月1日より、障がい者の相談支援事業という障害福祉サービス等のマネジメントをする業務を始めます。
会社名は、「mudtplow合同会社」

社名の意味は、私たちが泥だらけになりながら地域を耕していくということです。耕していくというのは、支援を必要とする、すべての人に福祉、保健、医療、介護の支援へのつながりを作るだけでなく、誰もが生活しやすい地域を作っていくことです。

H様、この度は、ラシーンを mudtplow合同会社 の社用車にして頂き感謝致します。それでは、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

力とか、慾とか、そういうものがはいらない世界、本当に他愛のない世界から生まれてくる仕事、願うことではなく、願われる仕事、そんな慾でない慾を持ちたいものです 。

by棟方志功

沖縄県豊見城市のY様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

皆様、今年も一年大変御贔屓にして頂き心より感謝致しております。沢山のお客様にご注文頂き、また沢山のお客様にはお喜び頂けましたが、精進不足で、納車待ちのお客様や、ご足労おかけ致してます方には過大なお時間を頂き、心苦しく思います。また、来る年2024年には装いを新たに、益々日本全国の皆様に自動車と人生をお楽しみ頂けます様に最善を尽くして参りたいと考えておりますので、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、今年最後となりましたスピードウェルの四方山ブログをアップさせて頂きたいと思います。最後は、なんと南国からの納車風景でございます。それでは、どうぞご覧下さい。

ラシーン ハンドル

プリミティブでミニマル

プリミティブは直訳すると原始的であって、ミニマルは最小限である。ラシーンデザイナー平林俊一氏のお話によると、ラシーンのデザインはそのような単語を使って説明を頂戴するのである。たとえば、メーターパネルは丸型の、それも一つずつが独立した3連メーターの様な形は、とても原始的であって、写真に写り込む内装(インストルメントパネル廻り)の造形は、丸型と四角型という最小限の形で形成されている。これぞプリミティブでミニマルなデザインの所以である。昨今の新車のデザインが悪いわけではないが、あまりにも無駄な造形が過ぎると感じているのは、わたしだけではないはずだ。

ラシーン 沖縄
ラシーン 沖縄

ラシーン JEF 沖縄

この度は、沖縄県豊見城市にお住いのY様の元へお届けにあがりましたラシーントラベラーをご覧頂きます。JAFではなく、JEFである。昔、整備士の先輩がJAFのことをジェフとそう呼んでいたので、わたしはジャフと言いたいが、ジェフをごり押しされるため、ジャフとジェフの間の発音をしてごまかしていた時があった。それは、自身もジャフという確証をつかめていなかったからにほかならず、しかしジェフではないという確信はあり、と四方山話が弾んでしまうわけであるが、沖縄のJEFはハンバーガーショップである。一昔前は、ドライブスルーで注文するとローラースケートを履いた女性がこの注文場所まで商品を届けてくれるというものであったらしく、現在はそのようなアメリカンな営業活動はされてはいないが、それでもルートビアがあるだけで貿易風は全開である。

ラシーン 沖縄

ラシーントラベラー 左舷前方姿見

ラシーンのデザインはリゾート感が漂う訳であるが、それはクルーザー(船)のようなボディーシェープにヒントがある。フロントフェンダー、リヤフェンダーとも外側の出っ張りがきつく感じる訳であるが、船の胴体のような中央が膨らんでいるからそう見える訳である。このままシュビムワーゲンのように後ろにスクリューを取り付けたら水陸両用車になれる素質さえ持っているように見える。

ラシーン 内装

ウッドハンドルにパネルラッカーフィニッシュ

今回のハンドルはナルディと双璧をなす、MOMO風のウッドハンドルである。パネルラッカーはアイボリーの艶消し仕立て。内張りや天張り、フロアカーペット等灰汁洗いを施し、美しい仕上がりを実現している。この灰汁洗いは20、30年の汚れを落とすもので、手前味噌であるが、この仕上がりは他を圧倒している。

ラシーン 内装

ウェル50クラシック ラシーン専用レザーシートの張替え

黄金比の分割によりデザインされた、ウェル50クラシックレザーシートの張替え。今回はシンプルに単色での張替えであるが、座面、座面中、側面、パイピングとそれぞれにカラーが選べる。また、生地素材は、世界一であろう素材を使用して張替えが行われており、他の安価なPVCレザーには100%劣る事はない。

ラシーン 沖縄

ラシーン 沖縄の海

リゾート地にプライバシーガラス(リヤスモーク)のクルマは必要無い。美しい海と空、そして鮮やかに咲き乱れる花。それらを感じる事が出来て、運転中も楽しいものである。

ラシーン 沖縄

ラシーンと記念撮影

この度はY様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。納車時に新品パーツが壊れるというアクシデントがありましたが、それらも含めまして、万全にメンテナンスさせて頂けまして感謝致しております。また、地元の素敵なお土産まで頂き、篤く御礼申し上げます。それでは、これからはラシーンと素敵な思い出を沢山おつくり頂ければ幸いです。

今年はコレマデ。

本日の名言

ちゅたみぃや、どぅたみぃ (人為や我為)

By沖縄の格言

人のためにすることは自分のためになるという意味でございます。

沖縄県豊見城市のTINNYレンタカー様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

やちむん

沖縄のやむちん

やむちんではない、やちむんである。しかしながら、やむちんと言ってしまうのはわたしだけだろうか。やちむんとは、やきもの、の沖縄の言葉であり、現在では沖縄の民衆的工芸とも云われている。沖縄の民衆的工芸の出発地点は古く、しかしながら近代では沖縄県初の人間国宝、陶工の金城次郎が、民藝の父、柳宗悦や河井寛次郎、浜田庄司らに出会ったところから始まった民藝運動による民藝が盛んである。また柳宗悦の民藝運動のグループの中で、 芹沢銈介という染色工芸家が居る訳であるが、芹沢は同時に沖縄には行っていないと云われていたが、近年20世紀ハイツという目利きの骨董商が、柳宗悦、河井寛次郎らと共に芹沢が沖縄を訪問していた資料を発掘した。という話は民藝運動好きにはたまらない訳であるが、興味の無い人にはさっぱりである。ともあれ、現在の沖縄の焼物等には、多大な影響を与えた民藝運動。やちむんの里ではその名残を味わう事が出来る。

ラシーン 沖縄

ラシーントラベラー シダーグリーン

この度は、沖縄県豊見城市のTINNYレンタカー様にお届けに差し上げました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。今回は、ボディーは内外装レストアが行われ、沖縄県仕様としまして、熱対策、塩害対策等含めて製作差し上げました。

ラシーン やちむん

ラシーンと沖縄

パイクカーやラシーンは沖縄には良く似合う。せっかく沖縄に来たのに、日常のエコカーをレンタルしても何も楽しくない。パイクカーやラシーンに乗ればこそリゾート感を加速させることが出来ると言える。わたしが嫌いなのは、最近の車はすべて後部座席から後ろのプライバシーガラス。景色を楽しむ事が出来ないのである。今回のラシーンはなんどサンルーフまで装填されており、沖縄を満喫できるであろう。

ラシーン 沖縄

ウェル50スタンダード

今回は、レンタカーの仕様という事で、レザーの絞り模様が無い、鞣した革の仕様で張替えを行った。どうしても絞りの模様に汚れが付きやすい為、沢山の方に美しくご使用頂ける、そのような心遣いである。

ラシーン 沖縄

ボディー下部は塩害対応

美しく仕上げられたフロアーパン。SWはレストア技術を駆使して都道府県の気候に適したモノづくりを行っている唯一の企業である。北は北海道から南は沖縄まで、沢山の方々に大切に乗ってもらいたい。

ラシーン 沖縄

タイヤカバーの張替え

タイヤカバーも沖縄の温暖な気候に合わせて、高耐光の生地を使用。熱で縮むこともほとんどと言って無いだろう。今回はボディーもすべて塗装を行ったが、沖縄仕様のクリア仕上げも着いている。

ラシーン 沖縄

ラシーンとやむちん

石川県の金沢20世紀美術館で開催された、工芸とデザインの境目展にラシーンデザイナー平林俊一氏と伺った時のお話である。工芸とデザインは何が違うのかという問いに、より工芸的、よりデザイン的という言葉を使って、物事のベクトルを図るわけである。ラシーンのフェンダー部分はより工芸的、全体的にはモダンデザインというのがラシーンの位置づけであった。ラシーンのモノモノしさと、シュッとした感覚はこういう感覚により具現化されている。

ラシーン TINNY

TINNYレンタカーのT

この度はTINNYレンタカー様、ラシーン納車誠におめでとうございます。沢山の方にラシーンレンタカーに乗って頂き、沖縄とラシーン、そして人生の楽しみを味わって頂ければ幸いですね。気になる方は、是非ともTINNYレンタカーでラシーンをレンタルしてください!!

今日はコレマデ。

本日の名言

雲の上はいつも晴れ

沖縄は四季ではなく、二季というお話を現地の方に伺いました。

夏夏夏冬だと。青い海と空、しまんちゅぬたからですね。

神迎祭 島根県出雲市のK様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

かみむかえ
神迎え

神迎え

神迎えの神事

11月22日に、出雲の稲佐の浜において、日本中いや、宇宙の八百万の神々が上陸して、杵築の大社に集まり合議が始まった。旧暦であれば10月がその神無月(かんなづき)、出雲だけは神在月(かみありづき)と云われるのがそれである。2週間ほど、神々が集う出雲の各神社では「神迎祭(かみむかえさい)」に始まり、「神在祭(かみありさい)」そして、全国に神々をお見送りする「神等去出祭(からさでさい)」が執り行われるのである。22日は夕刻7時、浜で御神火が焚かれ、注連縄が張り巡らされた斎場の中に神籬(ひもろぎ)が2本、傍らに神々の先導役となる龍蛇神が海に向かって配置され、神事が斎行される。神事が終わると、神籬は両側を絹垣で覆われ、龍蛇神が先導となり、高張提灯が並び奏楽が奏でられる中、参拝者が続き、浜から出雲大社への「神迎の道」を延々と行列が続くのである。この後、出雲大社神楽殿において国造(こくそう)以下全祀職の奉仕により「神迎祭」が執り行われた後、ようやく神々は旅(宿)社である東西の十九社に鎮まられる。という事で、ココで、本日の雑学であるが、神在祭りにふるまわれる御餅は神在餅(じんざいもち)と呼び、それが、京の都に近づくにつれ、じんざいから、ずんざい、ずんざいから今のぜんざいとなった。ぜんざいの発祥は出雲に有り。神在。である。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー ブラックペイント

この度は、島根県出雲市にお住いのK様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。漆黒のブラックペイントを施して製作されたラシーントラベラー。今回は、天皇家の御料車に使用されます、高貴なブラックで製作。これ以上ない漆黒のブラックをお楽しみ頂けます。また、フロントグリルは後期型にしてエレガントに。タイヤはホワイトリボンと、クラシックなイメージがとてもCOOL.

ラシーン パネル

パネルラッカーフィニッシュとウッドハンドル

メーターパネルは上質なノングロスの塗装を行い、ナルヂのウッドハンドルが鎮座いたします。この塗装の質感には特に拘りがあり、そんじょそこらの塗装屋さんには真似はできません。

ラシーン 内装

モケットシートの張替え

スピードウェルの内装の張替え。パオやラシーンの内装張替えは日本一の台数を誇る。昨今の安価な材料での張替えや、簡易的なシートカバーではなく、本物のシートの張替えにより、触り心地、乗り心地、雰囲気は最上である。今回はベージュのモケットシートに囲碁盤のようなデザイン、内外装において昭和の香りがプンプン。昭和テイストは古いとか新しいとかではなく、若者が支持するあたりを考えると、ある種普遍的なイメージに。内張りや天井など灰汁洗いを施し、新車のような仕上がりに。

ハードタイヤカバー ラシーン

ハードタイヤカバー

ラシーンの純正オプションであるハードケースのタイヤカバーをリペア。塗装もしっかり行い、さらにボディーと合わせてガラスコーティングを施す。Kオーナーの渋いセンスがボディーと共に光ります。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はK様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。長らくお待たせ致しましたが、超絶お喜び頂けまして、嬉しく思います。また、お土産も沢山頂き、この場をお借り致しまして篤く御礼申し上げます。

スピードウェルでは、日本一のラシーンの製作を目指しており、在庫も沢山取り揃えておりますので、ラシーンの購入の際は是非お声掛けください。

神在

神迎えの道に飾られる一輪挿しは出雲の風景である。今回は、その神迎えの当日に納車を行わせて頂きましたが、稲佐の浜では、沢山の市井の方がお参りにこられ、お祈りされておられました。世界では各地で戦争や紛争などがおこり、日本国では平和に暮らせる、ただそれだけでこれ以上ない幸せでございます。それでは、皆様と共に神恩感謝をお祈り申し上げます。

今日はコレマデ。

日産ラシーンのレストレーション 整備編

これからレストアが始まる。

ラシーンは平成6年より発売が開始、平成12年のモデルでもって生産終了となり、57000台ほどが世に出回った。平成6年のモデルからは既に29年という歳月が流れたことになり、来年はラシーン生誕30周年を迎える事となる。ラシーンは日常のクルマとして現在も現役であるため、あえて旧車のなかま入りはしていない訳であるが、人間でも30歳となると良い年である。ラシーンも健康診断を行い、そろそろレストレーション、(レストア)を行って、さらにこの先10年、20年と乗れるようにしないといけなくなってきたのである。今回は、神奈川県よりお持込頂きましたお客様のラシーンのレストアの風景をご覧頂きたい。

ラシーン エンジン

ラシーン 1800㏄ SR18エンジン

販売から現在に至るまで、各箇所のパーツの交換が行われた形跡を辿りつつ、適材適所に部品を新品もしくは、新品同等のリビルドパーツに交換と調整を行っていく。今回は、エンジンのピストン、シリンダーの状態が悪く、オイル上がりが激しい。という事で、リビルドを行ったエンジンに置換する事となった。

ラシーン リビルドエンジン

SR18 リビルドエンジン

ヘッド、シリンダー、ピストン、クランク、カムシャフト、ロッカーアーム、バルブ、バルブスプリング、チエーン、テンショナー、オイルポンプ、それぞれを分解、測定を行い、規定値以下の物はすべて新品とオーバーサイズの物に交換を行う。組み上げられたエンジンは、新品と同等の出力を得られる訳である。外観もサンドブラスト加工を行い、見た目も新品のように。

エンジン載せ替え

エンジンを装填

今回は、エンジンの載替えに加え、サージタンクのオーバーホール、スロットルのオーバーホール、さらに、ディストリビューターやオルタネーター、クーラーコンプレッサー等もリビルドを行った。すべての油脂類も新油に交換が行われ、心臓部は一気に新車の状態に近づいた。

エンジン下部

ピカピカのエアコンのコンプレッサープーリーの顔がのぞく。エンジンルーム廻りの整備に平行して、ボディーフロアのリペア、ペイントが行われ、リヤの足回りの作業が始まる。

サブフレーム

リヤのサブフレームの塗装 リペア

サブフレームを降ろした後、燃料タンクも外され、亀裂等の点検と、フューエルホースの取換えをおこなった。また、サブフレームは以降錆びにくいように、ペイント仕上げを施し、マウントブッシュ等も交換を行い、元通りに戻す。

ラシーン ブレーキキャリパー

リヤブレーキキャリパー

リヤブレーキのキャリパーはオーバーホールキットのデリバリーが行われておらず、メンテナンスが不能である。その為、ブレーキフルードの滲みを見つけ次第、ASSYで交換となる。

ラシーン プロペラシャフト

プロペラシャフトのオーバーホール

日本で唯一、ラシーンのプロペラシャフトのオーバーホールを行っているのがSW。ユニバーサルジョイントの十手、ベアリングの摩耗によりパキパキ音が鳴るようになる。そのまま放置するとシャフトは空中分解するのである。このジョイント部は純正より機能を高めるべく、グリスアップを可能とする造りに変更を行った。ニップルが見えているが、車検の都度、グリスアップを行ってほしい。さらに、センターベアリングの交換、こちらも必要である。

ラシーンエンジン

ラシーン 1800㏄ SR18エンジン載替え成功

あらたな命を吹き込むべく、エンジンに火が入れられ、産声を聞けば一安心である。という事で、今回は、そのラシーンのレストアの整備部、をご覧頂いた。この後ボディーワークと内装のリペア、張替え等が行われ、心を込めて仕上げられる。

という事で、スピードウェルでは小手先ではなく、本物のレストアをご提供致しておりますので、ラシーンをこよなく愛する皆様のこれからのラシーンライフを応援致しております。

また、全国の引き取り、納車を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

次回は、ボディーワーク編を行います。

今日はコレマデ。

本日の名言

自分一人で石を持ち上げる気がなかったら、

二人でも持ち上がらない。

大阪府東大阪市のO様 ラシーントラベラーレストア納車おめでとうございます

ラシーン

ベッドライナービーストペイント

昨今、猫も杓子もブラックペイントのバンバーやルーフレールの仕様が人気である。スピードウェルでも、ラシーンのボディーから飛び出たパーツにブラックペイントを行うのは日常になっており、新しくベッドライナービースト塗装(表面がゴツゴツした)の技術が確立したからお披露目である。今までであればブラックペイントはもちろん艶消し、半艶仕様となっていたが、化粧を意識した仕様である。今回のは表面が砂粒くらいのゴツゴツした起伏が完全硬化し、傷や汚れなどに特に強く、何より意匠性が乙な風合いである。ラシーンには、特にバンパーやルーフレール、さらに背面のスペアタイヤステーなどに塗装して雰囲気を楽しむ事が出来るのである。こちらの塗装、専用の機材が必要ゆえ、そこ、かしこの塗装屋さんで行う事は出来ない。とココで、本日の豆知識であるが、乙という言葉、実に雅楽で使用される笙という竹が17本縦に刺さった楽器の一本の竹の音階に乙というものがり、その音色がとても味わい深い、というところから、派生した言葉である。また、コツをつかむという言葉、こちらも笙の乞(こつ)という音階を左のお姉さん指で押さえる、非常に難しい音階であって、そこからコツをつかむという言葉に派生したのである。ということで、本日も四方山話にお付き合い頂き感謝申し上げます。

ラシーン レストア

ラシーントラベラー レストレーション

大阪府東大阪市にお住いのO様に納車されました、ラシーントラベラー、レストレーションをご覧頂きたいと思います。入念にボディーはレストアがほどこされ、オーナーの思いのカラーに塗装が行われたラシーン。バンパーやルーフレール、背面のスペアタイヤステー等はスピードウェルからご提案さしあげ、新しいビースト塗装仕上げを行いました。

ビースト塗装

ベッドライナービースト塗装

泥はね、石はね等、汚れにも強いのがバンパーなど機能性が向上。塗料より硬く硬化する。また、艶消しでは得られない質感が得られるのである。こちらは、好みの問題もあり、また、ラシーンのカスタマイズの方向性もある訳で、どのラシーンもブラックペイントがビーストが似合う、とは限らない。あくまでも、ワイルドなイメージを前面に押し出すための一つの手段である。

ラシーン 内装
シート張替え

50デザイン レザーシート張替え

最高級のマテリアルを使用して張替えが行われた、ラシーンのシート。デザインは50である。今回は、そのシートの縫製、縫糸のカラーもオーナーが熱く選定。スピードウェルでは販売車両の全車に内装の張替えが着いてくる。それぞれに形状、縫糸、シートの硬さなど、細かく選定が可能である。

ホイールラッカーフィニッシュ
ホイール 塗装

ホイールのラッカーフィニッシュ

スピードウェルで販売されるラシーンには、ホイールの塗装はもれなく着いてくる。今回はスチールホイールにボディー同色とした、なかなか玄人好みである。また、ちまたの中古車屋さんのような、安価な塗装ではなく、ボディーと同じ上質な塗料でペイントが行われる訳である。実に、ホイールはそのような塗料で塗装するところは、日本広しと言えどもなかなかないであろう。

ラシーン トラベラー

ラシーン トラベラー 男前仕様

なんとも、男前なラシーンではありますが、こちらは女性オーナー様という事で、とてもCOOLでございます。この度はO様、ラシーントラベラーを製作させて頂き、誠に有難うございました。そして、納車おめでとうございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

何でできんか分かるか。できるまでやらんからだ。

大阪府大阪市のN様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン トランク

背面のスペアタイヤを取り外す

ラシーンには発売当初のグレード訳で、タイプ1から3まで存在した。タイプ1は天井にルーフレールと背面にはスペアタイヤが無い、まったくのミニマルな形状である。タイプ2になると、天井にはルーフレールが、背面にはスペアタイヤが装着。そして、タイプ3となると、タイプ2の形状+天井にはサンルーフという豪華な仕様となる訳である。後期モデルではタイプ3というグレードが廃止され、サンルーフはオプション扱いとなった訳である。という事で、本日はラシーンの形状のお話である。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー 右舷前方姿見

この度は、大阪府大阪市にお住いのN様に御納車されました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。今回のラシーンはサンドベージュの後期モデルをベースに、フロントグリル、ウィンカーレンズを前期モデル化。さらにリヤは背面のスペアタイヤを取り外し、スムーシング加工を施しました。ホイールは前期モデルのアロイをベースにブラックペイント。オーナーの思いを沢山詰め込みました。

フロントグリル

フロントフェースの前期モデル化

ラシーンのグリルは前期、後期とも、ボルトオンで入替えは可能であるが、ウィンカーレンズは、そうはいかない。球を支えているソケットの差込口がなぜか別口にされており、配線から加工を行い、ソケットごと交換が必要である。

内装

ナルジウッドハンドル

ナルディウッドハンドルではない。あえてここではナルジ、とそう呼ぶ。

ラシーン 内装

アンティークレザーの内装に張替え

テカリのあるアンティークレザーを使用した内装の張替え。デザインは50である。内張りや天井、ダッシュボード等、スピードウェルの得意な灰汁洗いを施し、新車のような美しさに、パネルラッカー内張りのカラーに合わせて、ペイントをおこなっている。

ホイール 純正

前期モデル 純正アロイホイール

シルバーの純正アロイホイールをブラックペイント。リムをシルバーの削り出しの仕様として製作。今様というところである。

ラシーントラベラー 右舷後方姿見

ラシーントラベラー 右舷後方姿見

たまに、背面タイヤレスを行ったラシーンが入庫するが、どれもこれも、板金が悪く、歪が生じている。スピードウェルでは、ボルト穴はボルトの頭を飛ばし溶接を行い、そこで表面処理、パテ等は最小限に留めることにより、長く美しく保つ仕上げを行っている。

納車の風景

ラシーンと記念撮影

この度はN様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。末永くお乗り頂けます様に整備を行いました。また、大変お喜び頂き嬉しい限りです。これから、長くお付き合い頂ければ幸いです。

今日はコレマデ

本日の名言

努力は夢中に勝てない。

by孔子

京都府長岡京市のM様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

篳篥

詩歌管絃

京都府にある長岡京は桓武天皇の勅命により、平城京から北へ40㎞はなれた長岡の地に遷都して造営され 、いわば奈良の平城京、京都の平安京の間に10年間だけあった都である。そして、今日のこの地は、かの天神、菅原道真公と在原業平が詩歌管絃を行い楽しんだ場所であって、現在はその地に長岡天神というお社が鎮座し、学業の神様として信仰の対象となっている訳である。誌歌管絃とあるが、その上の写真は雅楽の主旋律を奏でる篳篥(ひちりき)という楽器である。起源は中央大陸、天山南路の代表的オアシス都市国家、亀滋という国より発し、シルクロードを経由して東に向かって、日本の遣隋使により渡来した楽器である。ちなみに、西に向かって伝播したのがオーケストラで使用されるオーボエという楽器となった。昨今テレビでも人気の東儀秀樹氏の奏でるのが篳篥と言えば解りやすいであろうか。菅原道真が生きた時代は、遣隋使、遣唐使たちが輸入した海外の文化にあふれ、いよいよ国風化(くにぶりか)が進む時代であり、現に菅原道真は、遣唐使の廃止を決定した人物である。日本の歴史は深く、その時、時代の人々の営みを知ると、さらに面白い訳である。

ラシーン

ラシーントラベラー 左舷前方姿見

この度は、京都府長岡京市にお住いのM様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーをご覧頂きます。ボディーの外装はレストアが行われ、基本的には純正のカラーを踏襲。ドラえもんラシーンとはこのカラーの事である。

ラシーン 内装

ナルディウッドハンドルにパネルラッカー

生成り色のパネルラッカーにウッドハンドルはナチュラルなイメージでラシーンには良く似合う。しかし、このパネルラッカーの肌艶感もとても大切な事であって、ココも最大限拘りをもって製作を行っている。

ラシーン 内装 生地

内装の張替え

今回は高耐久のツイード調マテリアルを使用して張替えが行われた。スピードウェルでは、内装張替え生地の準備は日本一といっても過言では無く、また、それぞれにカラーがお選び頂ける。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はM様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。ボルボからのお乗換えという事で、ラシーンの素晴らしさを体感して頂ければ幸いです。それでは、今後とも宜しくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

未だ曾て邪は正に勝たず

by菅原道真