沖縄県豊見城市のY様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

皆様、今年も一年大変御贔屓にして頂き心より感謝致しております。沢山のお客様にご注文頂き、また沢山のお客様にはお喜び頂けましたが、精進不足で、納車待ちのお客様や、ご足労おかけ致してます方には過大なお時間を頂き、心苦しく思います。また、来る年2024年には装いを新たに、益々日本全国の皆様に自動車と人生をお楽しみ頂けます様に最善を尽くして参りたいと考えておりますので、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、今年最後となりましたスピードウェルの四方山ブログをアップさせて頂きたいと思います。最後は、なんと南国からの納車風景でございます。それでは、どうぞご覧下さい。

ラシーン ハンドル

プリミティブでミニマル

プリミティブは直訳すると原始的であって、ミニマルは最小限である。ラシーンデザイナー平林俊一氏のお話によると、ラシーンのデザインはそのような単語を使って説明を頂戴するのである。たとえば、メーターパネルは丸型の、それも一つずつが独立した3連メーターの様な形は、とても原始的であって、写真に写り込む内装(インストルメントパネル廻り)の造形は、丸型と四角型という最小限の形で形成されている。これぞプリミティブでミニマルなデザインの所以である。昨今の新車のデザインが悪いわけではないが、あまりにも無駄な造形が過ぎると感じているのは、わたしだけではないはずだ。

ラシーン 沖縄
ラシーン 沖縄

ラシーン JEF 沖縄

この度は、沖縄県豊見城市にお住いのY様の元へお届けにあがりましたラシーントラベラーをご覧頂きます。JAFではなく、JEFである。昔、整備士の先輩がJAFのことをジェフとそう呼んでいたので、わたしはジャフと言いたいが、ジェフをごり押しされるため、ジャフとジェフの間の発音をしてごまかしていた時があった。それは、自身もジャフという確証をつかめていなかったからにほかならず、しかしジェフではないという確信はあり、と四方山話が弾んでしまうわけであるが、沖縄のJEFはハンバーガーショップである。一昔前は、ドライブスルーで注文するとローラースケートを履いた女性がこの注文場所まで商品を届けてくれるというものであったらしく、現在はそのようなアメリカンな営業活動はされてはいないが、それでもルートビアがあるだけで貿易風は全開である。

ラシーン 沖縄

ラシーントラベラー 左舷前方姿見

ラシーンのデザインはリゾート感が漂う訳であるが、それはクルーザー(船)のようなボディーシェープにヒントがある。フロントフェンダー、リヤフェンダーとも外側の出っ張りがきつく感じる訳であるが、船の胴体のような中央が膨らんでいるからそう見える訳である。このままシュビムワーゲンのように後ろにスクリューを取り付けたら水陸両用車になれる素質さえ持っているように見える。

ラシーン 内装

ウッドハンドルにパネルラッカーフィニッシュ

今回のハンドルはナルディと双璧をなす、MOMO風のウッドハンドルである。パネルラッカーはアイボリーの艶消し仕立て。内張りや天張り、フロアカーペット等灰汁洗いを施し、美しい仕上がりを実現している。この灰汁洗いは20、30年の汚れを落とすもので、手前味噌であるが、この仕上がりは他を圧倒している。

ラシーン 内装

ウェル50クラシック ラシーン専用レザーシートの張替え

黄金比の分割によりデザインされた、ウェル50クラシックレザーシートの張替え。今回はシンプルに単色での張替えであるが、座面、座面中、側面、パイピングとそれぞれにカラーが選べる。また、生地素材は、世界一であろう素材を使用して張替えが行われており、他の安価なPVCレザーには100%劣る事はない。

ラシーン 沖縄

ラシーン 沖縄の海

リゾート地にプライバシーガラス(リヤスモーク)のクルマは必要無い。美しい海と空、そして鮮やかに咲き乱れる花。それらを感じる事が出来て、運転中も楽しいものである。

ラシーン 沖縄

ラシーンと記念撮影

この度はY様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。納車時に新品パーツが壊れるというアクシデントがありましたが、それらも含めまして、万全にメンテナンスさせて頂けまして感謝致しております。また、地元の素敵なお土産まで頂き、篤く御礼申し上げます。それでは、これからはラシーンと素敵な思い出を沢山おつくり頂ければ幸いです。

今年はコレマデ。

本日の名言

ちゅたみぃや、どぅたみぃ (人為や我為)

By沖縄の格言

人のためにすることは自分のためになるという意味でございます。

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