霞む宮古島
日本には四季があり、この6月は日本中梅雨の季節である。しかし日本は横に長く、沖縄県では4月末頃から梅雨が始まる事もある。また、近年まで北海道には梅雨という概念はない。今執筆している大阪では、今年は6月20日から30日あたりが梅雨であって、わたしが幼少の頃からすれば1カ月は遅れている印象である。今回の宮古島の納車は遂に梅雨明けというその前日あたりにお邪魔した訳であるが、湿度がすこぶるり、カメラもその湿度に慣らさないとこうしてレンズ内まで曇るという珍事が発生する。そしてこの梅雨時期、沖縄県は閑散期でもあり比較的にあちらコチラ空いているわけであるが、宮古島にある宮古そば屋は1時間くらい待たされることもある。地元の食堂が地元民が通えない、なんてそんな話をタクシーの運転手さんと会話しながら、その南国の景色を楽しんだのである。
ラシーントラベラー 宮古島の風景
この度は、沖縄県宮古島市にお住いのN様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。ペールグリーンという純正カラーを長くお乗り頂けます様に、ボディーはレストア塗装を施し、足廻り、下回りは最強の錆止めペイント。ボディーの塗装はクリアをいつもより少しの厚くして耐候性をアップ致しました。
ナルディウッド&ウッドパネルを装填
室内は灰汁洗いを施し、ナルディウッドはクリアマシマシで塗装。ウッドパネルを張り合わせて内装を製作。内装はとにかく熱、日差しとの戦いですね。
ウェル50シリーズ アンティークレザーシート
アンティークレザーという斑模様のあるマテリアルを使用して張替えが行われたシート。熟練のクラフツマンが丁寧に張替えて製作されるウェルシリーズは安価な被せるタイプのシートとは対照的に美しい仕上がりをお約束。
ラシーントラベラー 右舷後方姿見
その見えている部分のすべてが上質なマテリアルを使用して再塗装が行われている。また、塗料に対する硬化剤の配分も平均以上と塗膜の硬度も抜群であり、見た目もパリッとさわやかである。適度に洗車やワックス掛けを行って頂く事により、この美しい状態は続く。
ラシーンと記念撮影
この度はN様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。当日は日帰りでバタバタしており、納車のお時間を調整して頂き、また飛行場までお送り頂きこの場をおかり致しまして御礼申し上げます。それではN様、宮古島で長くラシーンをお乗り頂ければ幸いです。
今日はコレマデ
本日の名言
速度を上げるばかりが、人生ではない。
byガンジー