Post date / 2026年4月16日

石川県野々市市のI様 ラシーントラベラーレストア納車おめでとうございます

ラシーントラベラー
ラシーントラベラー
バハキャリアと古総湯の欄干
バハキャリアと古総湯の欄干

ルーフキャリアの取付により映え方が気になる訳である。ラシーンのその内に秘めた四駆感をどのように表現すればよいのであろうか。今回はその形状によりバハとなずけられたキャリアをシルバーに塗装して装着している。バハとは、バハカリフォルニアの略称であって、北アメリカ大陸西岸に南北にのびた半島で、メキシコ合衆国の領土である。サボテンが所々しげる、砂漠地帯があり、そこではバハ1000というデザートレースが毎年開催されている。F1
という映画をご覧になられた方なら冒頭とエンディングにそのお話があるわけであるが、バギーに乗って砂漠を走る競技の事である。このオフロードのイメージから名づけられたバハキャリアは転じてアウトドアの印象となり、今回は左右に懸けるルーフレールの末端を少しアレンジして無骨なスタイルとした。

ラシーンのデカール
ラシーン用デカール

この度は、石川県野々市市にお住いのI様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーレストアをご覧頂きたいと思います。今回はオーナーI氏のご要望によりバンパーやルーフレール、アウターハンドル、スペアタイヤキャリア、ホイール等すべてをサテンシルバーにて塗装をおこなっている。純正より明るい印象はそのシルバーのアクセントにより薫り立つ。

ナルジステアリング
ナルジステアリング

ナルディではなく、ナルジステアリングである。言葉をつまんでご理解頂きたい訳であるが、ナルディウッドハンドルは現在8万円以上と高額ゆえ、風のステアリング。たぶん風。飴色のウッドハンドルはナルディと同等の直径によるが、グリップは本の少しだけ太い。しかしながら、純正のエアバックハンドルより握りは良く、見た目もCOOL。概ね1/3の価格で仕上がる事も人気の所以である。

ラシーンの内装張替え
内装張替えサプライ

特別なマテリアルにより製作されるスピードウェルのシート張替え。一般的な安価なPVCは使用せず、スピードウェルが用意する特別なマテリアルは世界的にも優れている素材であって、これを真似する事は中々できない。今回は一色により製作。

ラシーントラベラー
ラシーントラベラータイヤカバー

スペアタイヤに丁度に設計されたタイヤカバーの張替え。オーナーI氏よりベージュ色での製作と承り、適当な生地ではつまらないということで、独断と偏見によりジャーマン生地のベージュを選定。そもそも幌生地であるため、耐候性は群を抜く。

という事で、この度はI様ラシーントラベラーレストア納車、誠におめでとうございます。納車が日没になり記念撮影写真がアップできず、残念であります。また、駅までお送り頂き感謝申し上げます。それでは、末永くお乗りくださいませ。

今日はコレマデ。

本日の名言

きんかんなまなま

こちらは、金沢、野々市あたりの方言で冬に凍りつく道路の事を指しているようである。

Post date / 2026年4月2日

富山県砺波市のM様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオの内張りピン
パオ用内張り取付ピン
内張り装着図
内張り装着図

平成元年1月14日より3カ月という短い期間での限定販売となったPAO。製造から37年という歳月が経ち、内張り等に使用されるプラスチックピンも劣化している。スピードウェルでは、販売車両の内装の仕上げを行っている訳であるが、分解の後組み付けにあたり、プラスチックピンを新品にて製作を差し上げている。たかだかピン一つであるが、実に内張りだけで48個も使用されており、その一つはカップラーメンが買える価格である。昨今の世界的な石油の流通不安によりいろいろな物の価格が上がっており、このようなサービスは可能な限り続けて行きたい。

パオと桜並木
パオトラディショナル桜

この度は富山県砺波市にお住いのM様の元へお届けさしあげました、PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。アイボリーのノーマルルーフの車体はボディーは外装は塗装を行い、これからも長く美しくお乗り頂ける事と存じます。下回りは強力な錆止めブラックを塗布。ボディー外板と準外板の隙間にはワックスをくまなく塗布し、内側から錆びないように努力致しました。

パオの内装
ウェル50デザイン内装張替え

ウェル50デザイン、内装の張替え。シート座面の硬さを調整して張替えられた50シート。最高級のマテリアルは、どちらにも販売は無く、スピードウェルの特別仕様。

パオの後方姿見
パオトラディショナル後方姿見

テールランプのすべてもリペアが行われ、美しくインストール。パオのテールエンドは特に可愛らしい。

パオと記念撮影
パオと記念撮影

この度はM様、PAOトラディショナル納車おめでとうございます。今回はフロントガラスも交換を行い、テール廻りもしっかり組み付けておりますので、しっかりしたパオが出来上がりました。長くお乗り頂ければ幸いです。また、ご当地のお土産も頂き、この場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

われ死なばすなわち天下自ら統一して太平ならん

by前田利長

私が死ねさえすれば天下の争いは治まり、自然と統一されて太平の世となるであろう、という

何とも戦国時代は熱い時代であったことでしょう。

Post date / 2026年3月14日

神奈川県横浜市のN様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

赤レンガ倉庫
赤レンガ倉庫にPAO

全国の有数の港にある赤レンガ倉庫の中でも、特に象徴的な倉庫が横浜にある。明治末期から大正初期に国の模範倉庫として建設されたレンガ造りの歴史的建造物であり、煉瓦建築の頂点を極めた倉庫である。レンガにもいろんな積み方があるのはご存じであろうか。大きくはフランス(フレンドル)積、そしてエゲレス積であるが、この浜の赤レンガは煉瓦の同じ段に長手と小口を交互に並べるエゲレス積みの変形であり、主に強度を高めるための積み方(オランダ積み)が一部採用されているのである。見た目も美しく、そして強度はヨロシク、1989年、パオの発売当初まで倉庫として現役で活躍していたというのだから、なんとも感慨深いものである。屋根は瓦で葺かれ、壁は煉瓦で覆われ、このような折衷建築にパオをそっと留め置くと、貿易風漂う文明開化の匂い増しマス、とでも表現すれば良いのである。

パオ 横浜
パオトラディショナル ヨコハマ

この度は、神奈川県横浜市にお住いのN様の元へお届け差し上げました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きます。今回の車両、エンジンはピストンから新調、オーバーホール。ボディーはフロントのコアサポートから新調ス。足回りも新品であり、マフラーも前後ステンレスという。三角窓のゴムやフロントガラスゴムモールも交換され、なんとも過激なレストアPAOちゃんである。

パオの内装
パオのハンドル廻り
パオの内装
パオのハンドル廻り

ダッシュパネル上下の張替えに、マグノリアクロックを装填。文字盤はパオのオリジナルメーターに整合させるためにリダンを行う。手の込んだ造り込みが一枚上手である。

パオの内装
60デザインシート張替え

ウェル60スタンダードによるシートの張替え。オーナーみずからカラーとデザインが選定する事が可能である。生地カラーにあわせて、パイピング、ポケットの仕様、さらにはステッチ(縫い糸)まで選ぶことが出来る。

パオと記念撮影
日産グローバル本社で記念撮影

この度はN様、PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます。日産グローバル本社で記念撮影と、なんともド派手にさせて頂きましたが、とても楽しかったですね。どうぞ、末永く、そして安全運転で宜しくお願い申し上げます。また、お土産も沢山頂きこの場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

信念はかたくなに、そして実行するときは柔軟に動くことが肝要。

byカルロス・ゴーン

Post date / 2026年3月7日

京都府宇治市のM様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオのリヤフロア
パオのリヤフロアをレストア

スピードウェルという会社はどういう事を行っている会社であるのか、なかなか作業内容をずずいとご覧頂く事は難しい訳である。特にブログとなると断片的に作業内容をお伝えする事もならず、それらはスピードウェルのインスタグラムなる物にアップを致しておりますので、ご覧頂ければと思います。という事で、レストアという単語は昨今耳にする機会が増えてきた訳でありますが、これは日本でも自動車の文明が開花する瞬間とわたしは思う訳であります。こうしてレストアを施すことにより、さらにココから長くお乗り頂く事が出来る訳でありますから、レストアとは自動車の歴史、文化を大切にするという事であります。それでは、本日は京都府宇治市のM様のパオをご覧頂きましょう。

パオにゴルフクラブのセットが載る様子
パオにゴルフクラブ

この度は、京都府宇治市にお住いのM様がご用命頂きました、PAOトラディショナルレストアの納車と参ります。ゴルフをなされるという事で、ゴルフクラブがそのまま入るというこの瞬間は、あまりお伝えしたことはなく、今回はとても良い機会という事で、アップさしあげました。

パオフロントフェース
パオのフロントフェース

オリーブグレイの車両はボディーはレストアを施して、ガラスゴムや三角窓ゴムも新調。すこぶる美しく出来上がりました。特に手を抜きがちなヘッドライトのリムや、それらにまつわるシルバーパーツ、さらにはグリル中央のエンブレムさえレストア、ペイントして製作致しております。

パオの内装張替え
ウェル60デザイン
パオのシート張替え
リヤトランクの生地の新調

内装の張替えに合わせて、トランクの荷室のマットまで新調。シートのカラ―はオーナーM氏のこだわりによるもの。パイピングとシート生地のバランスもとても良く纏まっております。

パオの内装
インストルメントパネルの仕上げ

内装も今一度レストア、塗装を行い製作。メーターのリム(シルバー部)でさえ、しっかり塗装を行い美しい。ハンドルコラムはパオの試作車の仕様(アイボリー)を踏襲。往年のナルディクラシックウッドハンドルが内外装のカラーをさらにひき立てております。

パオと記念撮影
パオと記念撮影

この度はM様、PAOトラディショナルレストア、納車誠におめでとうございます。エンジンもオーバーホール差し上げましたので、これから長くの使用に耐えるものと存じます。どうぞ、パオライフをお楽しみくださいませ。

今日はコレマデ。

本日の名言

夢なき者に理想なし

理想なき者に計画なし

計画なき者に実行なし

実行なき者に成功なし

故に夢なき者に成功なし。

by吉田松陰

Post date / 2026年2月26日

三重県津市のY様 PAOレストア納車おめでとうございます

スノーピーク箕面
プリミティブで先住民的

パオというクルマのデザイン性能はすこぶる高い事は、ご周知の通りである。開発当初、冒険がテーマということで、かのハリウッドの巨匠、スピルバーグが撮影したインディージョーンズの世界観にも近しい。このお話はパオチーフデザイナー古場田良郎氏から頂いた受け売りであるが、当時のバナナリパブリックというブランドイメージがそれである。昨今のキャンプの流行りがあって、そのパオの冒険を現代的にどのようにアレンジするのか、わたし的にはその冒険と遊牧民などをリンクさせたプリミティブなイメージを基に、最近の流行を取り入れ、さしづめゴールデンカムイのようなアイヌの先住民的イメージがマイブームである。

パオレストア
日産パオレストア納車風景

この度は、三重県津市よりパオのレストアのご依頼を頂きました、Y様のパオちゃんをご覧頂きたいと思います。ボディーは各箇所錆びが溢れ、凹みもあり、荷室下部のスペアタイヤハウスも錆びが蔓延。マニュアルミッションの車両であり、リングギヤが不調で、エンジンのクランキングが滑る始末。どうにもこうにもという事で、ご来店頂き、レストア差し上げました。完成。

パオのエンジンルーム
パオのエンジンルーム

他所でセルモーターを交換せど、空回りが続くという事で、まず間違いなくフライホイールに着いているリングギヤの摩耗であると判断。焼嵌めして取替します。その後は、すこぶる調子良くエンジンの始動が行えるようになり、オーナーY氏も安堵の様子。キャブレーターのスローカットソレノイドも不調の事、リビルドして交換。さらにエンジンルームは汚れを落とし、坂本龍馬なら、パオを今一度洗濯致し申し候。

パオのメーターパネル
パオのインパネ在中
パオの内装
パオの内装リペア

内装はパネル類をリペアして、天井やシートベルト等は灰汁洗い。38年の汚れを落とします。さらに、シートは純正風として張替えを行い、合わせてアンダートレイも同様に。内張りのピン等はすべて新調して、フロアカーペットは超音波振動による清掃を行い、砂や小石を除去。フロアマットは新調しました。クーラーの吹き出し口は中のフィンが東京大阪になっていたところ、リペアを施し制御可能に。これからも気分良く使用出来るように致しました。

パオのタイヤ
パオの12インチタイヤ

ココにクルマでは13インチのアルミホイールを履いていましたが、今一度錆びた純正スチールホイールをリペア塗装しなおして、濱のS208をインストール。このロングセラータイヤはパオには良く似合いますね。

パオの荷室
パオの荷室

シートの張替えに伴い、荷室部のマットも新調ス。マットの裏側には純正と同じくフェルトをあしらい、あくまでオリジナルを踏襲して製作致します。

という事で、これからもPAOをらしく、長く乗り頂けます様にレストア技術を磨いておりますので、これからPAOオーナーになられます方も、PAOオーナーでこれからも大切にしたい方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。

この度は、Y様PAOレストア納車誠におめでとうございました。

今日はこれまで。

本日の名言

君の人生を変えられるのは君だけだ

byヘレン・ケラー