Post date / 2025年3月16日

大阪府吹田市のY様 ラシーントラベラー純正仕立て納車おめでとうございます

ラシーンのトランクデカール
ラシーンのトランクデカール
ラシーンのステッカー
ラシーンのトランクデカールをリプロダクト

ココに、日本で最後の純正トランクデカールが有る。これはわたしのコレクションであるが、以前神奈川県のお客様より頂いたものである。生産が中止されてから、デカールのリプロダクトを思いつくも、日々の仕事に追われ手に着いてはいなかったのであるが、いよいよ販売を開始。こちらはスピードウェルのインスタグラムからのご応募となる。価格は990円送料込という事でお財布にも優しい。

ラシーンを大阪府のお客様に納車
ラシーントラベラー純正仕立て

この度は、大阪府吹田市にお住いのY様へ納車されました、ラシーン純正風レストア車両をご覧頂きたいと思います。純正風と申しますと、少し語弊はあるかもしれませんが、前期モデルのラシーンに後期モデルのカラーでレストアペイントを行い、さらに内装もSWの至宝をもって組み上げを致しました。

フロントグリル
ラシーンのフロントグリル

今回は、カンガルーバーを装填してさらに純正で扱われたボッシュ製のフォグランプをリペア装填。鍍金リムも磨きあげ、ボディーはブラックペイント。ステンレスのステーも磨いて美しい。カンガルーバーは本来はアルミの梨地仕上げであるが、腐食しないようにシルバーで塗装を行った。

ラシーンの内装
ラシーンの純正内装

このシートはわたしのコレクションであったが、Y氏が純正が良いということで、それならこのラシーンに装填させて頂こうという事で取付。平成6年あたりバーバーリーチェックが流行したというご時世が感じられる。平成9年式以降ではヘリンボーン柄の内装となるのは、ハリスツイードを意識しての事。また、大航海図のシートはプリマクラッセのカバンなどである。ラシーンの内装は当時のファッションと直結していたのである。

ラシーンの内装リペア
内装の灰汁洗いとリペア

内装のすべては灰汁洗いを施し、美しくリペアが施される。他ではココまで美しく出来る事は無い、と言い切れるくらい美しい。Y氏も新車のようなと仰っていた。SWでは、これから長くお乗り頂きたい、そして宝物にして頂きたい、そのような車の製作に力を注ぐ。

ラシーンにステンレスマフラー
ウェルリプレイスメントマフラー

SWと5ZIGENが共同開発を行った、ウェルリプレイスメントマフラー。SUS304とSUS436をハイブリッドし、適材適所に組み上げた至極のマフラーである。こちらはウェブより販売を行っているので、欲しい方はお問い合わせくださいませ。しっかし、下回りのペイントも美しく、全方位から見て美しい。

ラシーンの後ろ姿
ラシーン左舷後方姿見

タイヤカバーはこげ茶に仕立てたが、純正もお持ちで着せ替えが可能。

ラシーンと記念撮影
ラシーンと記念撮影

この度はY様、ラシーン純正仕立て納車おめでとうございました。とてもお喜び頂き、こちらも嬉しく思います。これからも長くお乗り頂けます様に努力致しますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

自分の生きる人生を愛せ。

自分の愛する人生を生きろ。

byボブ・マーリー

Post date / 2025年3月7日

兵庫県神戸市のY様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオにナルディウッドステアリング
往年のナルディクラシックウッドステアリング

木の温もりを味わいたいなら、ウッドハンドルである。日本車によくあるフェイクなウッドではなく、本当の木星ハンドルは、運転する喜びさえ味あわせてくれる。モノの価値をどのようなスケールで計る事が出来るであろうか。この話をラシーンデザイナー平林俊一氏に質問したことがある。平林氏の回答は『それは熱量の違いだよ』であった。わたしはこの意見にすこぶる賛成である。前提条件は必要な物と前置きし、プラスチックの使い捨てコップと、陶芸家が登窯で焼いた器(コップ)は熱量は雲泥の差であって陶芸家が焼いた器(コップ)に軍配が上がる。これは明解なたとえ話であるわけである。用途は液体を溜めるという同じ目的であって、物質が持ったエネルギーで価値の基準を判断するという事は明解で面白い。今回のナルディクラシックウッドハンドルの製作に要するカロリーはハンドル全般の中ではハイカロリーであって、そのエネルギーがわたし達に伝わって良い物と判断しているのでもあろう。

パオを神戸市にお届け
PAOトラディショナル右舷前方姿見

この度は、兵庫県神戸市にお住いのY様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。ボディーはレストアを行い、内装までペイントをやり直し、純正風のシートの張替え。エンジン廻りはクーラーのコンプレッサーから交換されて、まさにハイカロリーな仕上げを行って製作されたパオ。

パオにナビをつける
純正オプションオーディオラックが鎮座

純正オプションのオーディオラックをリペアを施し、ナビゲーションを装填。こうした細かな配慮がスピードウェルの特徴である。昭和感満載のなかに新しい物を装填するのも、乙なもんですなぁ、乙なもんですよ、とは写真家木村伊兵衛の口癖。

パオの内装風景
純正風のシート張替え

純正風に例えたシートの張替え。純正は豆袋『ドンゴロス』をざっくり被せたイメージとパオデザイナー、古場田良郎氏より教わり、昨今は純正風の仕立ても行っている。ドンゴロスをそのまま敷くといたかゆいであろうから、それらに似た生地での張替えはパオには良く似合う。

パオを兵庫県に納車
パオと記念撮影

この度はY様、PAOトラディショナル納車おめでとうございます。熱量を込めて製作差し上げましたので、長くお乗り頂ければ幸いです。それでは、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

「できること」が増えるより、

「楽しめること」が増えるのが、いい人生。

by斎藤茂太

Post date / 2025年2月28日

岐阜県瑞穂市のマクフライ様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオのフォグランプ
マーシャル製フォグランプがおわします

これはこれは、とてつもなく珍しい、マーシャル製の当時物フォグランプの装填である。デッドストックのフォグランプとカバーだけで10万は下らない、そんなモノ珍しいフォグランプである。40年以上前の事であるが、わたしが少年時代フォグランプと言えば、宇宙人のようなネコとチェッカーフラッグ柄が全盛であった。そんな、昭和のにほいがたまらなく好きな玄人向けフォグランプをパオやラシーンに装填するのはまさに大人の遊び心である。最近のクルマ、いやそれこそ文化に、そのような遊び心を持つ余白が無い、と思うのはわたしだけであろうか。

日産パオ
パオトラディショナル

この度は、岐阜県瑞穂市にお住いのマクフライ様へお届けにあがりましたPAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。ボディーは外装をレストアを施し、エンジン廻りの事如くのパーツを交換。内装に関しては、フロアカーペットを取り外し、ボディー内側から灰汁洗い。さらにカーペットを1カ月以上天日に干して除菌。内張りは全てを塗装しなおし、プラスチックピンをすべて新品にして組み上げられている。

パオの内装
パオの内装風景

今回は純正シートをリペアを施し、乗り心地を良くするためにアンコも調整。アンダートレイも純正をリペア。ステアリングはホーンボタンを新調している。また、ETCは視覚内に入らないよう、ダッシュパネルの小物入れに装填スルという細工を施した。

岐阜県瑞穂市にパオを納車
パオトラディショナル後方姿見

パオと風景はとても絵になるわけである。また、数々の自動車の中で、安心して見れるデザインはパオであると言っても過言ではない。そういった視点でモノ作りが盛んになればもっと心の美しい社会が開けてくるとわたしは思うのである。

パオを岐阜県瑞穂市のお客様へ納車
マクフライ氏とパオ

この度はマクフライ様、パオトラディショナル納車誠におめでとうございます。次元転移装置の不具合で平成元年から37年と現代に活躍していますパオを楽しくお乗り頂ければ幸いです。それでは、点検もお待ち申し上げます。

今日はコレまで。

本日の名言

君の未来はまだ決まってないということ。誰のでもそうだ。

未来は自分で切り開くものなんだよ。

だから頑張るんだ。

byエメット・ブラウン博士

Post date / 2025年2月19日

映画『オーガスト・マイ・ヘヴン』いよいよ上映開始!

日産ラシーンが劇中車として出演致しました、オーガスト・マイ・ヘヴン。前年にはベルリン国際映画祭にてワールドプレミア上映、さらに香港国際映画祭にてアジアプレミア上映されてきましたが、遂に日本の劇場で上映が開始。
関東は既に上映開始されておりますが、関西では2月14日は京都シネマ、出町座にて2月14日から、大阪は第七藝術劇場にて2月15日より。また2月14日は出町座にて工藤監督と主演の村上由規乃さんの舞台挨拶も御座いました。

オーガスト マイ ヘヴン
オーガスト マイ ヘヴン

京都出町座にて鑑賞致しました。芸術性の高い作りに、終わってからはいろんな思いを馳せて

もやもやするのが楽しみであります。

ラシーンが映画に登場
ラシーンが映画に登場

脚本・監督 工藤梨穂

俳優 村上由規乃 諏訪珠理 藤江琢磨 ほか

男女三人の旅を描いた瑞々しい青春映画。

劇中のラシーン
劇中のラシーン

現在youtubeで予告編が公開されておりますので、是非ともご覧頂きたいと思います。

また、現在下記劇場で公演が随時行われておりますので、皆様あわせてご覧ください。

東京
ユーロスペース Stranger シモキタエキマエシネマK2

神奈川
横浜シネマリン

千葉
キネマ旬報シアター

群馬
シネマテークたかさき

北海道
札幌シアターキノ

長野
上田劇場

愛知
ナゴヤキネマノイ

大阪
第七藝術劇場

京都
京都シネマ 出町座

兵庫
神戸元町映画館

福岡
KBCシネマ

沖縄
桜坂劇場

既に都市部では公開されておりますが、3月より公開という劇場もございますので、劇場にお問い合わせください。

今日はコレマデ。

本日の名言

過去があるから未来がある

Post date / 2025年2月15日

三重県伊賀市のN様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーンを伊賀市に納車
ラシーンと記念撮影

伊賀市の上野といえば、松尾芭蕉の生家。至る所に芭蕉の碑があり、トップ写真には芭蕉を、と思っておりましたが、いたるところに碑があるもので、取る物手に着かず、今回のは松尾芭蕉の名はバナナ(バショウ)が所縁であり、現在では吉本ばなな氏も同じ由来という事で、つまりはそう言う四方山話でございます。という事で、この度は三重県伊賀市にお住いのN様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。

ラシーン 伊賀市
ラシーントラベラー右舷前方姿見

今回のラシーンは純正サンドベージュよりさらに濃くした特製のベージュカラーで仕立てられております。バンパーやルーフレール、背面タイヤのステー、ドアハンドル、ミラーなどなど、凸部はブラックペイント。

往年のナルディ
往年のナルディ

変わらず愛され続けるウッドハンドルの代名詞、エンリコ・ナルディ。その存在は自動車史自体を物語るほどであり、現在でもその姿に魅了されて車に装着するのであります。

ラシーンの内装張替え
アンティークレザーに張替え

アンティークレザーというマテリアルにより張替えが行われた、ラシーン専用設計のシート。安価なシートカバーとは違い、しっかりした張替えはそのモノとしての価値を生みだす事でしょう。

ラシーンのフロントグリル
ラシーンフロントフェース前期物

この度はN様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございました。ニュービートルからのお乗換えという事で、ラシーンの個性をお楽しみ頂ければ幸いです。とココからは、

re_coffee_stand
re_coffee_stand

ラシーンオーナー様のお店に。コーヒー豆のかほりに引き寄せられます。以前、能登を舞台に映画撮影された『さいはてにて』を思い出しましたが、ラシーンとコーヒーの香りは良く似合いますね。キャンプでも淹れたてのコーヒーをかおりながら、ラシーンを眺めるのも乙なもんです。伊賀市上野へお越しの方は、ぜひ re_coffee_stand へお立ち寄りください。

re_coffee_stand
re_coffee_stand

re_coffee_stand

ハンドドリップで1杯ずつ丁寧に淹れます
TUE・WED・THU/9:30-18:00
FRI/9:30-17:00 20:00-23:00(Bar&Night cafe)
SAT/9:30-17:00…
上野桑町1647-4, Iga-shi, Mie, Japan 518-0842
twitter.com/Re_Coffee_Stand