Post date / 2025年10月3日

島根県松江市のI様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ 島根県
パオ オブィエークト

パオに感じられる、そのモノらしさとはいったいどのような所から匂い立っているのであろうか。今回は島根県松江市中にあるオブィエークト前での撮影である。モノが持つ熱量(エネルギー)、そういうものがあると仮定してみる訳であるが、それは、そのモノ作りに対する情熱であったり、時間であったり、さらにはその素材自体が持つ原子のおもさであったり、デザインという言葉だけでは図る事の出来ない、その熱量やおもさが匂い立っていると考えるわけである。むかしの人は、迷ったら重い方を買え、という。この言葉は一つの匂い立つ言葉であって、重い方が所有欲が増すのには間違いないであろうし、重い方が一般的には頑丈である、と思い込んでいる。解りやすく言えば、ガラスのコップとプラスチックのコップのような違いのような、ただただ重量というものではなく、たとえば言葉の重さ、責任の重さ等、いろいろある訳であって、登り窯で焼いた器と、ガス窯で焼いた器の違い、これは妙である。これが解る人はオブィエークトに精通する人間だと言える。パオブィエークト。

パオ 内装
パオの内装風景

この度は、島根県松江市にお住いのI様の元へお届けにあがりましたPAOトラディショナルレストアをご覧頂きます。アイボリーのそのパオはボディーはレストア塗装を行い、金ぴかに。内装は半年以上お待ち頂いたMK-2ウッドステアリングやマグノリアクロックを装填。こだわりを持って製作を行いました。

パオの内装張替え
パオの内装張替え

特別な生地で張替えが行われた、PAOの内装。ダッシュパネル上面はダブルステッチを入れて装飾を施し、さらにステッチのカラーをオーナー様のセンスで付け加えている。また、糸の太さなどは長年の経験則にのっとりSWで選定している。

パオのキャンバストップ
パオのキャンバストップ張替え

キャンバストップの張替え

パオのお尻
パオのお尻

パオのリヤヴューは特に美しく、縦三連奏のテールランプは表面処理を行い、さらにクリア―塗装仕上げによりリペアが行われている。

パオを松江市にお届け
パオちゃんと記念撮影

この度はI様、PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございました。ご自宅にはジムニーとラシーンまで生息されているという事で、駐車場がカオスですね。素敵なお土産もいただき、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

不落不昧

by松平不昧

物事に動じず、邪欲に捉われないという、松平不昧公の精神ですわなぁ。

Post date / 2025年9月28日

福岡県福岡市のG様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ 扇風機
パオに扇風機
扇風機在中
扇風機在中

9月はあまりにも製作に忙しく、ブログのアップが追い付かなかったので、これからずいずいと納車差し上げました車両を掲載差し上げたいと思います。さて、本日は、福岡県福岡市にお住いのG様の元へお届けに上がりましたPAOトラディショナルレストア車両をご覧頂きます。今年の夏は観測史上もっとも暑いということで、クーラーの強化に加えて雰囲気のある扇風機を装着。スイッチは強弱の2段階により風量を変化させることができ、さらに首まで振らすことが可能である。ブウウンーと懐かしい音を奏でる素敵な扇風機は如何であろうか。リヤハッチダンパーのアーム付け根を加工して、扇風機は吊り下げられており、しっかりフィットしている。

日産パオ  IN 天神
パオトラディショナル前方姿見

この度は、福岡県福岡市にお住いのG様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きます。アクアグレイのボディーは内外装を全塗装を行い、フロアパネルは広範囲に補強も行い製作。クーラーはR12ガスを使用して、良く冷える仕様に。

パオのフロント
パオのフロント

バンパーやグリルは純正色を踏襲しペイントが行われる。ボディー内張りのピン等はすべて新品に交換され、気持ちも一新。宝物になるPAOの製作に努力した。

パオの内装
パオのダッシュパネル

クーラーの吹き出し口等もリペアを施し、マグノリアクロックもリダンを施し装填。機械式ではないが、ぎこちなく時を刻む姿にはうっとりする。

パオの内装
パオの内装張替え風景

ツィードのようなファブリック生地により張替えが行われた、60デザインシート。自動車の難燃基準JABIAに合格した生地のみを激選して取り揃えている。

トノカバー
パオのトノカバー

昨今トノカバーはなかなか入手が難しくなってきたようである。今回はダッシュパネルと合わせた生地によりトノカバーを製作。荷室の目隠しにもなるし、この上からさらに荷物を載せる事が出来るという。また、見栄えもするのだから一石三鳥である。

キャンバストップの張替え
パオのキャンバストップの張替え

特別な生地により張替えが行われたキャンバストップ。スピードウェルで販売さしあげますキャンバストップ仕様のパオは張替えが着いてくるので、カラーが選べるのである。

パオ後方
パオの後方
PAOと記念撮影
PAOと記念撮影

この度はG様、PAOトラディショナルレストア納車誠におめでとうございます。長らくお待たせ致しましたが、お喜び頂けまして嬉しく思います。また、お土産も頂きこの場をお借り致しまして感謝申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

金銀を用いるべき事に用いなければ、石瓦と同じである

by黒田如水

Post date / 2025年9月2日

埼玉県草加市のF様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

シビエビサージュ
シビエビサージュ

霧灯とは読んで字の如く、霧に対応した補助灯の事である。また激しい雨や、降雪の際にも威力を発揮するが、これはこの黄色という光の波長が赤色の次に長く、波長が遠くまで届くという原理なのである。現在の新車ではこの黄色いレンズのフォグランプの使用が認められておらず、PAOやRASHEENの使用には問題は無く、黄色いレンズはある種の特権である。

PAOを埼玉県の草加市にお届け。
PAOトラディショナル 左舷前方姿見

この度は、埼玉県草加市にお住いのF様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルをご覧頂きます。オリーブグレイ色の車体は、ボディー全体の塗装をやり直し、ヒンジや、ランプ、ルーフレール、をリペア。それらにまつわるラバースペーサーは泥等汚れを落とす作業を行い、ピシッと組み上げている。

パオの内装
ナルディクラシックウッドステアリング

往年のクラシックハンドルは元より、SMITHのマグノリアクロック、SW謹製のあみあみコップ受け、ナビゲーション等の取付、ハンドルコラム、コンソールのペイント、ダッシュ上下面パネルの張替え等、様々なオプションにより構成。

パオの内装張替え
ウェル60デザイン内装張替え

内装屋さんでよくあるサンゲツやシンコーの生地でもない。最高峰のマテリアルを使用して張替えが行われるスピードウェルのシート張替え。この生地は他では手に入ることはない。耐候性、耐熱性、耐寒性、高耐久、それぞれに一番と言っても過言ではない。スピードウェルでは、オーナー自らシート生地、カラーを選び張替えが行われる。

トノカバー
トノカバーサプライ

昨今いよいよ在庫は無く、準備する事が難しくなってきたトノカバー。フレームはボディーと同様、ウレタン塗装を行い、レザーやファブリックで張替えを行う事が可能である。

パオの側面
パオ平姿見

この度はF様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。長らく製作にお時間頂きお待たせ致しました。ボディーはインナーから仕上げておりますので、見えないところも気持ちよく製作差し上げました。長くお乗り頂ければ幸いです。また御茶等頂き有難うございます。それでは、今後とも宜しくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

「地震や津波、原発事故があっても日本人が落ち着いていたことに感心しました。日本人が好きです。日本人として死にたい」

byドナルド・キーン

こういう方が移民であればなにも問題は起こらないのですが。だれそれかれそれ移民の受け入れには反対ですわなぁ。

Post date / 2025年7月31日

8月1日は打ち水の日!!

皆様、酷暑の夏如何おすごしでしょうか。

昨日は、兵庫の丹波で41,2度という観測史上初の高温となりました。

ココで、全国の皆様にお知らせを致します。

8月1日は、打ち水の日ということで、主催(打ち水大作戦本部)後援(国土交通省、環境省、東京都)が全国の皆様に、この日は何度も打ち水だ。乾いたら撒け。

という事で、どれだけ涼しく出来るか挑戦する日となり、全国で気温を下げる運動を行います。

https://uchimizu.jp/

一人、また一人と、続いて頂ければ、この暑さを抑える事が可能でありますので、

是非ともご参加くださいませ。

アスファルトやコンクリートに撒きましょう。

Post date / 2025年7月26日

宮崎県都城市のI様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

モトリタウッド
Moto-Lita Mk-2 フラットウッドステアリング

昨今欧米の物価上昇は勢いを増し、こちらのウッドステアリングも30年前から比べると3倍ほどの価格である。特段、大量生産をして価格を抑えようなどという、そのような概念は欧米人には無い。なぜなら、沢山売らずして一つを売って稼げる、デザインという魔法を持ち合わせているからである。これはわたし的大きな偏見での解釈であるが、キリスト教の思想では、労働というのは神が与えた罰の事であって、欧米人は働かずして儲けようとする仕組みを日々考えているのである。それが一つはブランドであったり、少量生産で価格を上げていたり、それらの取組により欲しい物がカッコ良く見えてくるのだから商売が成立するのである。日本はと言えば、古事記に記載されている通り、箸墓古墳の造営のところ、『昼は人が造り、夜は神が造った』とあり。人も神も等しく働いていたのである。この大きな思想の違いにより、価格差も生まれてくるのには違いない。一番悪いのは、安くて性能の良い商品のデザインである。これを作りだしたら、奴隷のように働かなくてはならないことだけは理解した方が良い。参議院選挙は終わったが、うしなわれた30年とささやかれる今、大量生産、大量消費、価格破壊。バブルが崩壊し、こういう仕事を30年ほどしてきた日本人がいる事はたしかである。そしてそれらの取組はいろいろな物や事をうしなう要因にもなっているであろう。手作りで、少量製作で、少し待たないと手に入らない。このMoto-Litaフラットは自慢のハンドルになるに違いない。

宮崎県にパオを納車
PAOトラディショナル右舷前方姿見

この度は、宮崎県都城市にお住いのI様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。今回は、ボディーはレストア、ペイントを行い、内外装にオーナーのこだわりのパーツをセットアップ差し上げ製作。フロントのフォグランプはレイヨットのドライビングとドライビングフォグを、マフラーはSWからリリースする限定のヂュアル出しステンマフラー。さらに内装はエゲレス本国よりお取り寄せした15INCHIサイズのモトリタフラットMK2ハンドルを装填。ダッシュ上下の張替えやシートはお任せ頂き、ダッシュ上面をライトブラウンとして、雰囲気を作ってみました。それでは、ご覧頂きます。

モトリタフラットウッドハンドル
モトリタMK2

表題にも上がったモトリタハンドル。コロナ禍では一切輸入も無く、今では少しずつ日本に舶来している。15インチという大きめのサイズは希少であり、スピードウェルでは一貫して15インチというサイズにこだわりPAOやRASHEENに装着している。

パオの内装張替え
パオ50デザイン

今回は、オーナー様のイメージを頂きそれらをこちらで変換。パオのカラーとコーディネートを行って製作。シートはこげ茶色として、パイピングにパオのボディーカラーをあしらう。アンダートレイはシートと同色とするが、ダッシュパネル上面はライトブラウンで一癖利かせてる。また、内装が重たくならないように、シートのヘッドレストのカラーをテレコにして、広い面をパイピングのアイボリー色に。

トノカバー
パオの荷台の目隠しトノカバー

フレームはウレタン塗料にてリペアが施され、カバーを張替え。また、カバーはボディーのキャンバストップ生地に合わせてジャーマンにて行う。

パオのマフラー
ヂュアル出しマフラー

予約分で埋まってしまったヂュアル出しマフラー。あまりにも人気ゆえ、少し音量のある(車検には通ります)バージョンを10ロット製作。気になる方はSWにお問い合わせください。

ステッカー
パオステッカー

ガラス全面に紫外線、赤外線の透過率を大幅に下げるフィルムを貼る。少しの青みのある透明フィルムが涼しさを演出している。またリヤハッチガラス中央のステッカーは特別な物をご用意。パオイストであればわかる、そのような品物である。

パオを宮崎県に納車
パオと記念撮影

この度はI様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございました。長らくの製作時間を頂き感謝申し上げます。また、沢山のお土産を頂きましてこの場をお借り致しまして御礼申し上げます。それでは、ご家族でPAOLIFEをお楽しみ下さいませ。

今日はコレマデ。

本日の名言

世のなかのよきもあしきもことごとに、神のこころのしわざにぞある。

by本居宣長