Post date / 2026年6月4日

長野県松本市のN様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

松本の街並み
松本の街並み
松本の杉玉
松本の杉玉

杉玉といえば、酒蔵や酒を販売している屋敷の軒に新酒をしらせるシンボルである。別名サカバヤシともいわれるこの杉玉の飾りは元々、奈良県のお酒の神様を祭る大神神社で毎年11月14日になると「おいしいお酒ができるように」という願いを込めて杉玉を飾ってきた風習が江戸時代の初期頃から全国の酒蔵に広がった。また本来は大神神社の御神体である三輪山の杉で作られた杉玉を飾ることが習わしであり、今でも大神神社より全国の酒造関係者に授与されている。この松本の杉玉ははたして大神より授与されたものなのかは知らないが、たいそう雰囲気の良い物であり、古来からの風習は、やめることなく受け継いでゆくのが、未来人への使命でもある。

パオ
パオと松本の街並み

この度は、長野県松本市にお住いのN様の元へお届けにあがりましたPAOトラディショナルレストアをご覧頂きます。純正アイボリーにレストア塗装がおこなわれたボディーに、エンジンのオーバーホール、補器類の交換、足廻り、ブレーキ廻りのOH等、並々ならぬ整備を行い整えらえる。フロントガラスは新品に交換を予定し、なんとも頼もしい仕上がりである。

パオのフロントグリル
パオのグリル廻り

バンパーやグリル、さらには牽引フックまで塗装を行い仕立てられるスピードウェル製パオ。グリルを覗くと、コアサポートが見る事ができるが、コアサポートまで塗装を行って製作しており、表面からは見えない美しさが存在する。

ナルヂクラシックウッド
ナルヂクラシックウッドハンドル

PAOの三種の神器とは、ジュピターハンドルにダッシュパネル上下の張替え、そしてマグノリアクロックの装填である。

パオのシート張替え
ウェル60デザイン・パオシート張替え

一般的なPVCではなく、最高級の生地での張替えはスピードウェルならでは。シート上面、側面、そして上面と側面を繋ぎ合わせるパイピングのそれぞれにカラーも選ぶことが可能である。

パオシート張替え
ポケットの装飾

ポケットの装飾として、蓋と袋を留めあわせるベルトのカラーは遊び心でもって選定。ハンドルのカラーと合わせてお洒落とす。

パオと松本の街並み
パオと松本の街並み

ボディーレストアの製作では、フロントガラスゴム、三角窓ゴム、ドア水切りモール、クォーターモール等の樹脂ゴム関係もすっきり新品にすることが可能である。絶対的に美しいパオを製作するという信念に基づき日夜努力して製作をおこなっている。

パオと記念撮影
パオと記念撮影

この度はN様、PAOトラディショナルレストア納車誠におめでとうございます。信州で美しいパオが走る姿、街並みに溶け込み風情が御座いますね。撮影中も道行く市井の人達も同じくカメラを向けておりました。この度は、誠に有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

一生懸命だと知恵が出る

中途半端だと愚痴が出る

いい加減だと言い訳が出る

by武田信玄

Post date / 2026年5月20日

静岡県浜松市のO様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオとホンダカブ
パオとカブ

日産パオに移り込むホンダカブである。この両者に共通する点、はたしてそんなものが存在する訳があるのであろうか。たとえば、デザインである。カブは本田総一郎が片手運転して配達するそば屋が運転しやすいようにと、工夫をこらしたとても実用的なデザインに対し、パオは冒険心をくすぐる気分を求めて、あくまでも気分を大切にしたデザインであって、デザインは関係なさそうである。しかし、ぱっとした見た目は両者共ある種に洗練されており、時代が変わっても変わる事の無い感覚を持ち合わせている。あー、と色々遠まわしにつらつらわたしの戯言を書き連ねても退屈だとおもうので、もう答えである。実にエンジンの燃焼室の形状が同じであって、いわゆる2バルブの半球型がそれである。この燃焼室形状は特に燃費に優れており、日産初オールアルミエンジンと謳われた日産マーチに搭載されるエンジン(MA10S)の設計思想が、この燃焼室形状からも伺う事が出来る。マーチのみならず、以降Be-1、パオ、フィガロに継承されていったのである。いまでもしっかり整備をしてあげると、1リッターあたり16㎞、MTであれば19㎞ほど走るほどであって、優秀なエンジンである。

パオ浜松市
スタバパオ

この度は静岡県浜松市にお住いのO様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きます。ボディーはレストア塗装が施され、各部パーツにはオーナーの思いのカラーにて製作。10万キロ以下のMT車両という事で、なかなか世に出回るクルマではございません。

パオの内装
パオの内装
パオの内装
モケットの内装

アメリカンクラシックなバーガンディ色のモケットシートを調達して張替えられたシート。さらに一癖を利かすべく、遠州好み※の市松模様のフロアマットを製作して装填。アメクラ感が半端ない。
※遠州好み(小堀遠州)とは戦国から江戸時代の遠州流の祖、大名茶人である。静岡の遠州を好んでいる訳ではない。しかし、きれいさびと云われる言葉を生んだ遠州の感覚にパオは近いと感じる

パオのマフラー
SW謹製ヂュアル出しマフラー

マニュアルならだれしも憧れるデュアル出しマフラー。限定販売にて製作した物である。音質は整数次倍音を多く含みドライなサウンドが異国感。

パオトラディショナル
パオトラディショナル左舷後方姿見

ホイールキャップはボディーと同色ということで、今回はオリーブグレイが配置。スピードウェルでは、ホイールだけでなく、キャップ、ワイパー、バンパー、フロントグリル等、それぞれにオーナーの思いのカラーにより塗装を行っている。別途費用は掛からないゆえ、是非とも夢を膨らませてほしい。

パオ静岡県浜松市
パオと記念撮影

この度はO様、PAOトラディショナルレストア納車誠におめでとうございます。ボディーの製作から長くお時間を頂戴いたしましたが、お喜び頂き嬉しく思います。相棒としてパオを大切にして頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

勤謹和緩

by小堀遠州

『きんきんわかん』「勤=真面目に、謹=慎み深く、和=和やかに、緩=ゆったりと心に余裕を持って」行うべきだという、遠州が定めた心得。)

Post date / 2026年4月16日

石川県野々市市のI様 ラシーントラベラーレストア納車おめでとうございます

ラシーントラベラー
ラシーントラベラー
バハキャリアと古総湯の欄干
バハキャリアと古総湯の欄干

ルーフキャリアの取付により映え方が気になる訳である。ラシーンのその内に秘めた四駆感をどのように表現すればよいのであろうか。今回はその形状によりバハとなずけられたキャリアをシルバーに塗装して装着している。バハとは、バハカリフォルニアの略称であって、北アメリカ大陸西岸に南北にのびた半島で、メキシコ合衆国の領土である。サボテンが所々しげる、砂漠地帯があり、そこではバハ1000というデザートレースが毎年開催されている。F1
という映画をご覧になられた方なら冒頭とエンディングにそのお話があるわけであるが、バギーに乗って砂漠を走る競技の事である。このオフロードのイメージから名づけられたバハキャリアは転じてアウトドアの印象となり、今回は左右に懸けるルーフレールの末端を少しアレンジして無骨なスタイルとした。

ラシーンのデカール
ラシーン用デカール

この度は、石川県野々市市にお住いのI様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーレストアをご覧頂きたいと思います。今回はオーナーI氏のご要望によりバンパーやルーフレール、アウターハンドル、スペアタイヤキャリア、ホイール等すべてをサテンシルバーにて塗装をおこなっている。純正より明るい印象はそのシルバーのアクセントにより薫り立つ。

ナルジステアリング
ナルジステアリング

ナルディではなく、ナルジステアリングである。言葉をつまんでご理解頂きたい訳であるが、ナルディウッドハンドルは現在8万円以上と高額ゆえ、風のステアリング。たぶん風。飴色のウッドハンドルはナルディと同等の直径によるが、グリップは本の少しだけ太い。しかしながら、純正のエアバックハンドルより握りは良く、見た目もCOOL。概ね1/3の価格で仕上がる事も人気の所以である。

ラシーンの内装張替え
内装張替えサプライ

特別なマテリアルにより製作されるスピードウェルのシート張替え。一般的な安価なPVCは使用せず、スピードウェルが用意する特別なマテリアルは世界的にも優れている素材であって、これを真似する事は中々できない。今回は一色により製作。

ラシーントラベラー
ラシーントラベラータイヤカバー

スペアタイヤに丁度に設計されたタイヤカバーの張替え。オーナーI氏よりベージュ色での製作と承り、適当な生地ではつまらないということで、独断と偏見によりジャーマン生地のベージュを選定。そもそも幌生地であるため、耐候性は群を抜く。

という事で、この度はI様ラシーントラベラーレストア納車、誠におめでとうございます。納車が日没になり記念撮影写真がアップできず、残念であります。また、駅までお送り頂き感謝申し上げます。それでは、末永くお乗りくださいませ。

今日はコレマデ。

本日の名言

きんかんなまなま

こちらは、金沢、野々市あたりの方言で冬に凍りつく道路の事を指しているようである。

Post date / 2026年4月2日

富山県砺波市のM様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオの内張りピン
パオ用内張り取付ピン
内張り装着図
内張り装着図

平成元年1月14日より3カ月という短い期間での限定販売となったPAO。製造から37年という歳月が経ち、内張り等に使用されるプラスチックピンも劣化している。スピードウェルでは、販売車両の内装の仕上げを行っている訳であるが、分解の後組み付けにあたり、プラスチックピンを新品にて製作を差し上げている。たかだかピン一つであるが、実に内張りだけで48個も使用されており、その一つはカップラーメンが買える価格である。昨今の世界的な石油の流通不安によりいろいろな物の価格が上がっており、このようなサービスは可能な限り続けて行きたい。

パオと桜並木
パオトラディショナル桜

この度は富山県砺波市にお住いのM様の元へお届けさしあげました、PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。アイボリーのノーマルルーフの車体はボディーは外装は塗装を行い、これからも長く美しくお乗り頂ける事と存じます。下回りは強力な錆止めブラックを塗布。ボディー外板と準外板の隙間にはワックスをくまなく塗布し、内側から錆びないように努力致しました。

パオの内装
ウェル50デザイン内装張替え

ウェル50デザイン、内装の張替え。シート座面の硬さを調整して張替えられた50シート。最高級のマテリアルは、どちらにも販売は無く、スピードウェルの特別仕様。

パオの後方姿見
パオトラディショナル後方姿見

テールランプのすべてもリペアが行われ、美しくインストール。パオのテールエンドは特に可愛らしい。

パオと記念撮影
パオと記念撮影

この度はM様、PAOトラディショナル納車おめでとうございます。今回はフロントガラスも交換を行い、テール廻りもしっかり組み付けておりますので、しっかりしたパオが出来上がりました。長くお乗り頂ければ幸いです。また、ご当地のお土産も頂き、この場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

われ死なばすなわち天下自ら統一して太平ならん

by前田利長

私が死ねさえすれば天下の争いは治まり、自然と統一されて太平の世となるであろう、という

何とも戦国時代は熱い時代であったことでしょう。

Post date / 2026年3月14日

神奈川県横浜市のN様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

赤レンガ倉庫
赤レンガ倉庫にPAO

全国の有数の港にある赤レンガ倉庫の中でも、特に象徴的な倉庫が横浜にある。明治末期から大正初期に国の模範倉庫として建設されたレンガ造りの歴史的建造物であり、煉瓦建築の頂点を極めた倉庫である。レンガにもいろんな積み方があるのはご存じであろうか。大きくはフランス(フレンドル)積、そしてエゲレス積であるが、この浜の赤レンガは煉瓦の同じ段に長手と小口を交互に並べるエゲレス積みの変形であり、主に強度を高めるための積み方(オランダ積み)が一部採用されているのである。見た目も美しく、そして強度はヨロシク、1989年、パオの発売当初まで倉庫として現役で活躍していたというのだから、なんとも感慨深いものである。屋根は瓦で葺かれ、壁は煉瓦で覆われ、このような折衷建築にパオをそっと留め置くと、貿易風漂う文明開化の匂い増しマス、とでも表現すれば良いのである。

パオ 横浜
パオトラディショナル ヨコハマ

この度は、神奈川県横浜市にお住いのN様の元へお届け差し上げました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きます。今回の車両、エンジンはピストンから新調、オーバーホール。ボディーはフロントのコアサポートから新調ス。足回りも新品であり、マフラーも前後ステンレスという。三角窓のゴムやフロントガラスゴムモールも交換され、なんとも過激なレストアPAOちゃんである。

パオの内装
パオのハンドル廻り
パオの内装
パオのハンドル廻り

ダッシュパネル上下の張替えに、マグノリアクロックを装填。文字盤はパオのオリジナルメーターに整合させるためにリダンを行う。手の込んだ造り込みが一枚上手である。

パオの内装
60デザインシート張替え

ウェル60スタンダードによるシートの張替え。オーナーみずからカラーとデザインが選定する事が可能である。生地カラーにあわせて、パイピング、ポケットの仕様、さらにはステッチ(縫い糸)まで選ぶことが出来る。

パオと記念撮影
日産グローバル本社で記念撮影

この度はN様、PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます。日産グローバル本社で記念撮影と、なんともド派手にさせて頂きましたが、とても楽しかったですね。どうぞ、末永く、そして安全運転で宜しくお願い申し上げます。また、お土産も沢山頂きこの場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

信念はかたくなに、そして実行するときは柔軟に動くことが肝要。

byカルロス・ゴーン