僕たちの、どこでもドア。
この記事は、『日産ラシーンのデザイン開発』前例のない開発手法に見るこれからのモノ作り、坂口善英 著からの抜粋である。(坂口氏は日産ラシーンのデザイン開発チームを率いた日産のプロダクトデザイナーであり、実に今日までラシーンにお乗りになられていた。)写真では砂浜にどこでもドアから出てきたドラえもんやのび太くん、しずかちゃんの姿も確認できるが、ラシーンには雪が被っており、この砂浜が日本であるならば、どうやら南半球の寒冷地からやってきたと言える。このコマーシャルのメッセージによると、このラシーンこそが私達のどこでもドアである。そして、そのどこでもドアは、ドラえもんの四次元ポケットから飛び出した道具の一つであって、未来の、そして夢のような道具なはずである。ココで面白いのが、ビッグライトにせよ、竹コプターにせよ、なんとも時代を感じさせる形状であるが性能はまだまだ未来のモノであって、この対比が癖になるのである。令和の時代に入って、いよいよラシーンも同じような匂いがする。
ラシーン フルオリジナル 左舷前方姿見
この度は福井県坂井市にお住いのY様の元へお届けにあがりました、ラシーンフルオリジナルをご覧頂きたいと思います。実にこのラシーン、日産ラシーンのデザイン開発の著者、坂口氏の元愛車である。なんとも、ラシーンのデザインを手がけた方がお乗りになられていた個体であり、フルオリジナルをそのままに保存ということで、新オーナーとなられましたI氏に受け継がれました。
ラシーンフルオリジナル 右舷前方姿見
現代のクルマには無いやさしい形状で、心が和む。丸と四角で形作られているのも感じて頂く事が出来ます。前期モデルのフロントグリル、ヘッドライトも両端が丸で内側が四角と、丸と四角を上手に表現されている。
ラシーン フルオリジナル 内装
パイクカーから受け継がれたアパレルやファッションのキーワード。当時世界中でバーバリーチェックが爆発的な人気寸前であり、チェック柄がシートにあてがわれた。後期モデルでは、ハリスツィードのヘリンボーンを模したシートが標準となり、限定車ではプリマクラッセの大航海地図をあしらったカバンのような大航海地図柄のシートも開発された。ラシーンはそういったファッションに敏感なプロダクトでもある。
ラシーンと坂井の町並み
日本でもって都会や田舎を走っても、畦道を走っても、山や森、海、どこに走っても雰囲気があるのがラシーンの本質である。まさしく日本四駆。
茶ノ下(ちゃのもと)前で記念撮影
この度はI様、ラシーンフルオリジナル納車、誠におめでとうございます。坂井市でこの茶ノ下で民泊もひかられているという事で、皆様チェックしてくださいね!
今日はコレマデ。
本日の名言
挑戦する機会というものは誰にでも平等である。
byスティーブ ジョブズ