青森県青森市のH様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

棟方志功

青森のすこ

わだば、ゴッホになる。すこは志功のことである。すこは、ゴッホの絵を観て感銘を受け、油絵の絵描きになる事を夢みた少年である。「すこ風邪ひいだんでねが?」と言われたぐらい「ゴッホゴッホ」と言っていたらしい。 そんな棟方志功は柳宗悦や河合寛次郎、浜田庄司らが集う民藝運動に参加する事になり、板画(版画)に色彩を加えてさらなる境地に辿りつく。志功は、自身の作品に責任は持てないと言った。柳宗悦は、逆説的に、人間が責任を持てるなどは、小さな道徳の範囲に限る。志功はその神や仏にその責任を任せているのである、と説いたのである。

ラシーン トラベラー

ラシーントラベラー 前方姿見

この度は、青森県青森市にお住いのH様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。イエローボディーのサンルーフ付の前期モデルをベースに、塗装も為直し、フロアーは雪用の錆止めペイントを行って製作差し上げました。

フロントグリル

フロントグリル廻り

見えている個所はすべてリペイントが施され、塗装の肌触りはシルクのよう。目視では確認は出来ないが、バンパーの組み付けのボルト類はステンレス製やアルミ製に交換し、錆びないように致しました。もちろん下回りのビス「マッドガード等」の取付ビスなどもすべてステンレス製に交換。見えないところに拘れば、それが匂いとなって現れます。

ホイール

スチールホイールのラッカー+ビス類のステンレス化

福井県から以北、雪の降る地域にお住いの方へ製作差し上げます車両には、もれなくフロアーの錆止め仕上げが着いてきます。安価な彗星ブラックペイントではなく、ただの油性でも無く、錆びに特化した塗装でございます。

ワイパー

ワイパーカウルのコーティングに寒冷地用ワイパー

関西にお住いの方には無縁の寒冷地用ワイパー。かなり分厚く、そしてボリュームがあります。ワイパーアームも錆止めの下地にブラックペイント。念には念を入れて製作していきます。

ラシーン 内装

ラシーンの内装

MOMO製ウッドハンドルはオーナー様が自ら用意した物を取付致しました。また、エンジンスターターを組み込み、こちらも寒冷地仕様ですね。

ラシーン内装

シートヒーター付 50スタンダードレザーシート

今回のシートはシートヒーターを内蔵したモデルで製作。5段階調整で、さらに左右の調整が可能。これは寒冷地でなくても、あれば嬉しい機能かもしれません。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー 妻姿見

今回は、背面のタイヤとステー等取り外して製作。シュッとして四角さが誇張され、これはこれでカッコよいですね。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はH様、ラシーントラベラー納車おめでとうございました。ココで、ご紹介をさせて頂きたいと思います。

昨年12月8日に信頼できる仲間と会社を立ち上げて、令和6年2月1日より、障がい者の相談支援事業という障害福祉サービス等のマネジメントをする業務を始めます。
会社名は、「mudtplow合同会社」

社名の意味は、私たちが泥だらけになりながら地域を耕していくということです。耕していくというのは、支援を必要とする、すべての人に福祉、保健、医療、介護の支援へのつながりを作るだけでなく、誰もが生活しやすい地域を作っていくことです。

H様、この度は、ラシーンを mudtplow合同会社 の社用車にして頂き感謝致します。それでは、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

力とか、慾とか、そういうものがはいらない世界、本当に他愛のない世界から生まれてくる仕事、願うことではなく、願われる仕事、そんな慾でない慾を持ちたいものです 。

by棟方志功

神迎祭 島根県出雲市のK様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

かみむかえ
神迎え

神迎え

神迎えの神事

11月22日に、出雲の稲佐の浜において、日本中いや、宇宙の八百万の神々が上陸して、杵築の大社に集まり合議が始まった。旧暦であれば10月がその神無月(かんなづき)、出雲だけは神在月(かみありづき)と云われるのがそれである。2週間ほど、神々が集う出雲の各神社では「神迎祭(かみむかえさい)」に始まり、「神在祭(かみありさい)」そして、全国に神々をお見送りする「神等去出祭(からさでさい)」が執り行われるのである。22日は夕刻7時、浜で御神火が焚かれ、注連縄が張り巡らされた斎場の中に神籬(ひもろぎ)が2本、傍らに神々の先導役となる龍蛇神が海に向かって配置され、神事が斎行される。神事が終わると、神籬は両側を絹垣で覆われ、龍蛇神が先導となり、高張提灯が並び奏楽が奏でられる中、参拝者が続き、浜から出雲大社への「神迎の道」を延々と行列が続くのである。この後、出雲大社神楽殿において国造(こくそう)以下全祀職の奉仕により「神迎祭」が執り行われた後、ようやく神々は旅(宿)社である東西の十九社に鎮まられる。という事で、ココで、本日の雑学であるが、神在祭りにふるまわれる御餅は神在餅(じんざいもち)と呼び、それが、京の都に近づくにつれ、じんざいから、ずんざい、ずんざいから今のぜんざいとなった。ぜんざいの発祥は出雲に有り。神在。である。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー ブラックペイント

この度は、島根県出雲市にお住いのK様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。漆黒のブラックペイントを施して製作されたラシーントラベラー。今回は、天皇家の御料車に使用されます、高貴なブラックで製作。これ以上ない漆黒のブラックをお楽しみ頂けます。また、フロントグリルは後期型にしてエレガントに。タイヤはホワイトリボンと、クラシックなイメージがとてもCOOL.

ラシーン パネル

パネルラッカーフィニッシュとウッドハンドル

メーターパネルは上質なノングロスの塗装を行い、ナルヂのウッドハンドルが鎮座いたします。この塗装の質感には特に拘りがあり、そんじょそこらの塗装屋さんには真似はできません。

ラシーン 内装

モケットシートの張替え

スピードウェルの内装の張替え。パオやラシーンの内装張替えは日本一の台数を誇る。昨今の安価な材料での張替えや、簡易的なシートカバーではなく、本物のシートの張替えにより、触り心地、乗り心地、雰囲気は最上である。今回はベージュのモケットシートに囲碁盤のようなデザイン、内外装において昭和の香りがプンプン。昭和テイストは古いとか新しいとかではなく、若者が支持するあたりを考えると、ある種普遍的なイメージに。内張りや天井など灰汁洗いを施し、新車のような仕上がりに。

ハードタイヤカバー ラシーン

ハードタイヤカバー

ラシーンの純正オプションであるハードケースのタイヤカバーをリペア。塗装もしっかり行い、さらにボディーと合わせてガラスコーティングを施す。Kオーナーの渋いセンスがボディーと共に光ります。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はK様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。長らくお待たせ致しましたが、超絶お喜び頂けまして、嬉しく思います。また、お土産も沢山頂き、この場をお借り致しまして篤く御礼申し上げます。

スピードウェルでは、日本一のラシーンの製作を目指しており、在庫も沢山取り揃えておりますので、ラシーンの購入の際は是非お声掛けください。

神在

神迎えの道に飾られる一輪挿しは出雲の風景である。今回は、その神迎えの当日に納車を行わせて頂きましたが、稲佐の浜では、沢山の市井の方がお参りにこられ、お祈りされておられました。世界では各地で戦争や紛争などがおこり、日本国では平和に暮らせる、ただそれだけでこれ以上ない幸せでございます。それでは、皆様と共に神恩感謝をお祈り申し上げます。

今日はコレマデ。

大阪府大阪市のK様 ラシーントラベラーNATOグリーン納車おめでとうございます

ラシーン

シダーグリーン今様

今回は後期モデルのシダーグリーンを今様にして製作。というのは、昨今のキャンプ用品をイメージしてリスのコンテナ風に仕立てたのである。私たちの間では、それはNATOグリーンと呼んでいるが。塗料は絵具のように、配合を変える事によりどのようなカラーにでも対応はする訳であるが、どのような色でも自動車に塗装をしてカッコよく見える訳ではない。そこは熟練の塗装職人とわたしたちのデザインを合わせて調整していくのである。またSWはその全ては自社で製作しており、その爪の一ミリ先までこだわる事が出来るのである。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー左舷前方姿見

この度は、大阪府大阪市にお住いのK様に納車さしあげました、ラシーントラベラーをご覧頂きます。先にお伝えしました通り、純正のシダーグリーンというカラーを今様にして塗料の配合を変えて製作致しました。簡単なイメージで言えば、すこし黄味を減らし田とでも言えば良いでしょうか。しかしながら、当カラーが出来上がるまで試作をなんども重ね比較検討もおこない、拘りをもって製作。グリーン色のキャンプ道具をお持ちの方はとても気になるカラーでございます。

ナルディウッド

ナルディウッドステアリング

世界的にウッドショックが起こり、さらに現在もイタリアでは製造がストップしているナルディクラシックウッド。こちらも状態の良いUSEDを使用して磨き上げて取付を行った。

ラシーン 内装

新車のように仕立てあげたラシーンの内装

すでに製造から25年という歳月が流れた訳である。しかしながら、SWでの内装のリペア、クリーニング、そしてレザーシートの張替えやパネルラッカーフィニッシュ等により新車のような佇まいとなる。

ボディーの仕上げ

熟練のクラフツマンが下地から丁寧に仕上げたラシーンのボディー

塗料にも拘り製作が行われる、SWのラシーン。このボディーの輝きをご覧になられれば、他とは違う事一目瞭然。もちろんタイヤハウスやフロア―なども覗いても美しく製作。

タイヤカバー

タイヤカバーの張替え

こちらも特殊な生地を使用して張替えが行われる。ちらっとバンパーやリヤキャリアのクロムト風ブラックペイントをご覧頂きたいが、この黒も塗料の配合を細やかにこだわって製作。簡単に言えば赤味を抜いたイメージ。

ラシーン
ラシーンと記念撮影

この度はK様、ラシーントラベラ―納車誠におめでとうございました。長らくお待たせ致しましたが、お喜び頂き感謝申し上げます。製作には整備にもとことんこだわって、かなりのパーツの交換を含めて製作差し上げました。長く楽しくお乗り頂けます様にお祈り申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

インプットがないのに、

アウトプットは出来ません。

by手塚治虫

三重県鈴鹿市のN様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

サルタヒコ

サルタヒコ

サルタヒココーヒー

サルタヒコ大神を祀る三重県の一宮は都波岐神社である。

もう一つは鈴鹿山麗には椿大神社という大神を祀る神社が

存在するが、そこはサルタヒコ大神が埋葬されたと伝わる、

墳墓が存在する。古事記、日本書記にある天孫降臨の際に、

天つ神を先導したのがサルタヒコという神であって顔は赤

く、鼻は長く、そして船を操るのが得意であった。地域の

お祭りで神輿が出た時にその先頭に天狗のような姿をした

神がいるわけであるが、これがサルタヒコなのである。市

井の人にはみちひらきの神として厚く信仰されており、松

下翁幸之助もサルタヒコ大神のご神徳にあやかり、今のパ

ナソニックがあるとは過言ではあるが、松下翁の心のより

どころになっていたのには間違いは無く、椿大神社には翁

が奉納した立派なお茶室が現存するわけである。とココで

サルタヒココーヒーという会社のコーヒーをもらったので

箱をあけてみるとびっくり、みちひらきブレンドと謳って

いた。神を信奉する商品に弱いわたしは早速気に入った。

ラシーントラベラー ライトブルー

ラシーントラベラー ライトブルー

この度は、三重県鈴鹿市のN様の元へお届けにあがりました、

ラシーントラべラーをご覧頂きたい。都波岐神社の神官をな

されるN氏。ラシーンが神社の近くにあるだけで、なごんでし

まう。

ナルディウッド&ウッドパネル

ナルディウッドとウッドパネル

SWではすでに定番となった、ナルディウッドとウッドパネル。

これは単なるノスタルジックではなく、クルマとはそういう

物なのだろうか。昨今の新車は高級車を除き、すべてに合成

樹脂(プラスチック)で成型された仕様であって、見ていて

とても疲れる訳である。わたしが思うに、プラスチックは安

価で、加工性に優れているから安易に使用されてしまうが、

実にプラスチックは原子力の核燃料と同じく、自然界では分

解されることがなく、川や海に流れたものは深海に蓄積され

て汚染されてしまう訳であるから、非常に怖い素材であると

言う事を、もっと人民総出で考えなければならない。

Wells50 スタンダードレザーシート

Wells50 スタンダード ラシーンレザーシート

上質のレザーを一色であつられた50designのスタンダード

シート。ちまたで存在する被せるタイプのシートの生地は、

難燃試験に合格せずとも使用することはかのうだが、張替

えは、JABIAという国の基準に合格した物だけが使用でき

る。

ラシーントラベラー 右舷後方姿見

ラシーントラベラー 右舷後方姿見

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はN様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうご

ざいました。長らくお待たせ致しましたが、末永くお乗り

頂けます様に整備をして製作致しました。また、美味しい

西瓜を有難うございました!

今日はコレマデ。

本日は名言ではなく余談

猿田彦大神はみちひらきの神ではあるが、それにラシーン

(羅針盤)というクルマ、ラシーンはクルマの中のみちひら

きではないかという憶測である。8月にはラシーンデザイナー

平林俊一氏とお会いするゆえ、このお話は後日お伝えするこ

とに致そう。

三重県桑名市のT様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

トラベラー ラシーン

ちはやぶる

3,11東日本大震災があった日から7年。改めて黙祷いたしま

したが、年月が経つにつれていろんなこともわかってきたと

いう。その中で、気になった記事に東北地方の津波が、所変

われど、地域の神社の直前で収まっているという事であった。

先人たちは、先の貞観の大津波、慶長の大津波において、こ

こまで津波が来る、もしくは来たという所に、お社を建てて

当時亡くなられた人たちをともらい、神に祈っていたのである

と推測が出来る。だから、その地域を超えて生活をするという

事は、先人たちからの感覚であれば、ある意味無謀な行為であ

った事に間違いは無いであろう。しかし、500年から1000年

周期に繰り返される津波は、時と共に心から薄らいでいくた

め、この教訓を生かしきれないのである。今でも、福島や宮

城において、放射線測定された数値が電光掲示板で示されて

いるが、気持ちの良いものでは無い。原子力発電は絶対に事

故は起こさないという所で使用されるなら話はわかるが、事

故が起こる可能性が1パーセントでもあるのであれば、残念

ながら、代替え案をお願いしたいところである。と、話は暗く

なってしまったが、全国津々浦々、様々な神様がいるのも日本

の素敵なところであって、その土地土地の氏神様に御挨拶と

納車させて頂くお車が長くお乗り頂けます様に祈願をする訳

である。

ラシーントラベラー 平姿見

ラシーントラべラー 平姿見

この度は、三重県桑名市にお住いのT様の元へお届けに上が

りました、ラシーントラベラーのドラえもんブルーをご覧い

ただきたい。タイヤカバーをアイボリーにペイントを施し、

中央部をラシーンのブルーで塗装すると、なかなか、昭和に

タイムスリップしたみたいである。

ラシーン フロントフェース

ラシーン フロントフェース

バンパーやグリルなどもお化粧直しが行われ、ラシーンが蘇

った。日本にある常若の思想がそのように、20年に一度の遷

宮もとい、遷車である。

モケットシート ラシーン

ラシーン ザ・モケット

ブロンズ色のモケットシートに張替えが行われ、なかなか味

の濃いラシーンが出来上がり。

ラシーン 左舷後方姿見

タイヤカバー ラシーン

ラシーン左舷後方からのショット

味の濃いところと薄いところを上手に仕立てたような、配色

が、オーナーの腕の見せ所であった。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はT様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうござ

います。T様のセンスが随所に垣間見れる、素敵なラシーン

が出来上がり、お喜び頂け幸いです。末永くお乗りください。

今日はコレマデ。

本日の名言

期待値が「ゼロ」まで下がれば、自分に今あるものすべてに

間違いなく感謝の念が湧く。

byスティーブン ホーキング博士

私が小学校6年製の時に夏休みに親に渡された本が、博士の

ベビーユニバースであった。そこからホーキング博士には、

色々と影響は受けたが、素敵な名言があるので、ここで2つ。

『宇宙が本当にまったく自己完結的であり、境界や縁を持た

ないとすれば、始まりも終わりもないことになる』

人間の概念で、始まりも終わりもないという事がはたして

理かい出来るであろうか。そこが宇宙の面白い所だなぁ。

『神の概念に触れずに宇宙のはじまりを論ずるのは難しい』

ホーキング博士は無神論者であったが、ここで神が出てくる

のに人間味を感じる。ホーキング博士、有難うございました。

栃木県つくば市のN様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

フォンテーヌの森

フォンテーヌの森

フォンテーヌの森

フォンテーヌの森

フォンテーヌの森

フォンテーヌの森

茨城県つくば市にあるのが、フォンテーヌの森である。ここ

は都心からすぐという距離であって、自動車で乗り付けてラ

イトなキャンプが楽しめる施設である。わたしはボーイスカ

ウト上がりであるから、キャンプは得意だった訳であるが、

あの頃はお風呂と言えば川で水浴び、火を起こすのにも、種

火からおこしたものである。でもそれは汗臭いものであって、

いわゆる本気であった。しかし昨今の楽しみ方はもっとお洒

落に楽しみましょうという事で、使用する小道具からお気に

入りの物を用意して、雰囲気を楽しむ訳である。この妙が実

にラシーンらしく、要するに気分なのである。そういう気分

にさせてくれる、大道具がラシーンとなる訳だ。

ラシーン フロントフェース

ラシーン フロントフェース 化粧直し

この度は、栃木県つくば市にお住いのN様の元へお届けにあが

りました、ラシーントラベラーをご覧頂きたい。後期モデルの

ホワイトのラシーンは天井に鉄製の籠を取り付けてよりRV感が

増す。しかし、これもある種の気分である。

ラシーン シート張替え

内装の図絵

ナルディウッドハンドルはお決まりであるが、茶色いシート

紺色のパネルのラッカーで、雰囲気が良い。

ラシーン後方姿見

ラシーントラベラー 左舷後方姿見

こうして見ると、天井の鉄製籠が良く見える。本来の取付け

はフロント側に勾配がかかっており、そのままつけるとスポ

ーティーなラインとなるので、逆転させて鈍感さを演出。こ

れがラシーンらしいイメージである。

ラシーン フォンテーヌの森

ラシーン フォンテーヌの森

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はN様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうござい

ました。長くお待ち頂きましたが新車のようにお喜び頂けまし

て恐悦至極に存じます。また、駅までお送り頂き感謝致します。

今日はコレマデ。

本日の名言

ビートルズは、

ほしいだけの金を儲け、

好きなだけの名声を得て、

何も無いことを知った。

byジョン・レノン 

京都府京都市のY様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

河井寛次郎

河井寛次郎記念館

不合理の合理

ものづくりは生きるということでもある。縄文時代より続く

日本のものづくりの中で、数々の名人や工芸士、作者が生れ

た訳である。縄文では土偶というアーティスティックな女性

の焼き物がうまれ、古墳時代では埴輪というアートも生まれ

た。わたしは、ココでアートと解釈しているのは、両者とも

写実的ではないという点である。たとえば中国の兵馬俑では

一体一体が写実的でどれ一つ同じものが無いという、素晴ら

しいモノづくりではあるが、芸術性とは言い難い訳である。

同時代にあの可愛らしい埴輪を造っていた土師氏には敬意を

表したい。さて、本題の不合理の合理であるが、これはかの

作家、河井寛次郎のお言葉である。氏は、柳宗悦の唱えた民

藝運動の中心的な人物であり、バーナードリーチや濱田庄司、

等と日本中にものづくりの精神性を説いた訳である。用の美

や、無名の作家が作る日常の雑器には命が宿るなどの精神。

民藝の概念は今でも日本の一部のものづくりにおいて伝承さ

れている。わたしが感動した言葉は使えば使うほど味わいが

増すというフレーズである。これは大量生産、大量消費とい

う概念では見出す事がなかなかできないわけである。そして

今日の『不合理の合理』というフレーズ。今ある合理的な物

や事の考え方は、果たして本当に合理であるのか、一見不合

理に見える物事が、長い目で見て合理的ではないのか、はた

また、不合理こそ合理でもあるのだ、という感覚である。た

とえば、近年、日本製とドイツ製のカメラに見れた不合理の

合理があった。それは、重さである。日本製は楽をしたいか

らより軽量に造られ、そして軽くなったら手振れがするので、

マシン制御で手振れを補正している。しかしドイツ製のカメ

ラは真鍮製で重たい訳である。そのドイツ製のカメラは、重

たいがため、手振れがしない。そして、マシン制御されてい

ないので壊れない訳である。まさに不合理の合理のような、

クルマでも、日本車のハンドルは楽をしたいからより軽く設

計されている。ドイツ車はその車格にあった重さで設計して

いる。これは、なんでも一見合理的にしてしまう日本人の悪

しき感性であるとわたしは思う。もっと、その空気の微妙な

ゆれをも感じ取ってモノづくりに励みたいものである。

ラシーントラベラー 前方姿見

ラシーントラベラー 左舷前方姿見

この度は、京都府京都市の山本様の元へお届けにあがりまし

た、ラシーントラベラーをご覧頂きたい。ホワイトのカラー

が、ラシーンの基幹カラーである。後期モデルであるから、

フロントグリルは縦型の格子形状。

縦格子

縦格子とイヌヤライ

京都の家屋には竹で作られた柵のようなものがあるが、実は

これは犬を追い払うものが起源である。お茶屋さんなどには

雨よけご遠慮くださいという意味もあるようであるが、まあ

ラシーンのフロントグリルがイヌヤライの形状に良く似てい

る訳である。流石、日本四駆です。

きょうまちやにラシーン

京町やにラシーン

ラシーンというクルマは、日本の景色にそっと溶け込む、も

しくは、日本の景色になるクルマだと感じます。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度は山本様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうご

ざいました。末永くお乗り頂けますようにお時間かけてメン

テナンス致しました。さて、本日は山本様のお仕事のご紹介

をさせて頂きます。

銅鏡製作

葡萄神獣鏡

銅鏡の製作 葡萄神獣鏡は高松塚古墳出土のレプリカ

山本様は実に、日本でたった一軒の代々銅鏡製作のお家です。

祖父が魔鏡の仕組みを解明されたという事で、すんがすんが

すげーお家柄です。年間大小合わせて200枚ほど製作される

ということで、需要は主に博物館や神社など。しかし、これ

は伝統工芸のなかでもかなり特殊なところにあると思います。

魔鏡

魔鏡

鏡には何も描かれたおりませんが、光を当てると、文字や

カタチが浮かび上がります。卑弥呼の時代、祭祀に使用さ

れていたのも魔鏡であったと推測されていますが、鏡には

不思議な力があるようにわたしも感じます。

製作風景

銅鏡 製作風景

この度は、工房に長くお邪魔させて頂き有難うございました。

こだわりのあるものづくり、それぞれに神は宿りますね。

今日はコレマデ。

本日の名言

神が存在するということは不可解であり、

神が存在しないということも不可解である。

byパスカル

福井県小浜市のM様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

雪

ラシーンと雪とわたし

雪とラシーンとわたし

五六豪雪ぶりにカンパが襲う福井県では、連日自衛隊などに

よって復旧作業が行われ、8号線も何とか開通のその時の写真

がこれであるが、福井市内では除雪車の燃料があっと底をつき

本当に大変な事になっていた。しかし、凄いのがこのラシーン

である。一般的な乗用車はバンパーの底部がモギちぎられてい

たり、はたまた走行不能の状態の中で、ラシーンはス~イスイ

走ってくれる訳である。これがラシーンの機能性ではあるが、

この機能性を隠しているところが、ラシーンの一歩引いた美し

さである、とわたしは思う。

ラシーンと小浜港

ラシーンと小浜港

この度は、福井県小浜市にお住いのM様の元へお届けに上がり

ました、ラシーントラベラーをご覧頂きたい。サンドベージュ

のタイプFTという1800㏄のモデルを、これからまた長くお乗

り頂けるようにセットアップして製作された車両である。

ウッドハンドルにシート張替え

ウッドハンドルにシートの張替え

茶色で統一されたインテリア。ある種のプリミティブな感覚

である。

ラシーントラベラー 平姿見

ラシーントラベラー 平姿見

後部座席からぐるりと、可視光線透過率20%のフィルムを装着

した様子。

スタッドレスタイヤ

スタッドレスタイヤ

これがなかなか、全駆は全く持ってふらつかないところに感

動する。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はM様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうござい

ました。これからはラシーンを相棒にして頂き、素敵な人生の

旅に出てください。お土産も沢山有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

未来とは、今である。

byマーガレット・ミード

群馬県藤岡市のS様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

日本の四駆

日本四駆

ラシーンというクルマ、現在では丁度良いという言葉が実に

良く似合う訳である。丁度良いという言葉は、一般的には過

不足を感じる事の無い所であるが、わたしが思うに少し過不

足を感じるポイントが、丁度良いという所の妙である。ここ

が、人間の心の入いる隙間になり得るのだとわたしは思う。

次に、古来日本人の精神性ではあるが、たとえば完成させず

ひとつ未完のところをわざわざ作る事によって、持続性をあ

あらわすのである。これがなかなかのモノで、日光東照宮の

陽明門にある逆さ柱などは、有名である。『完成した時点で、

衰退しか道は残されていないから、未完成のように作ってい

る』。少し丁度良いという話からは逸れたが、陽明門が人為

的にその精神性をカタチに落とし込んでいるという所が、人

間の心の入る隙間をわざと作っている、という事であれば、

それは、過不足が少しある絶妙な丁度良さ、これが言いた

かった訳である。ラシーンにしても人為的な過不足の良さを

造っているところでは、共通している。さて、本日のお題は

日本四駆ではあるが、この言葉はラシーンデザイナーの平林

俊一氏よりお話を頂いたものである。たとえば、ランドクル

ーザーやパジェロのような大きなクルマは、果たして日本と

いう土壌、風土で必要かどうかと言われれば、実際必要では

ない。大げさに例えるなら、F1が一般道で60㎞制限ではしっ

ているようなものである。だから、日本の土壌で丁度良い物

を造りましょうということで、出来上がったものがラシーン

である。これが日本四駆の所以だ。やっぱり丁度良い。

ラシーンとアベラ― モハベサンド

ラシーントラベラー モハベサンド

この度は、群馬県藤岡市にお住いのS様の元へお届けに上が

りました、ラシーントラベラー、モハベサンドをご覧頂きた

い。モハベサンドは、クライスラーの純正カラーであり、こ

の度はレストアも兼ねて、オールペイントをして製作。

アウターハンドル ラシーン

アウターハンドルも同色という妙

ラシーンは、パーツごとに外に出したカタチを選んでいる。

アウターハンドルも、このように外に出たカタチではあるが

カラーリングはボディー同色にして今様に。

ウッドパネル ラシーン

ラシーン専用ウッドパネル

wells50スタンダードレザー

wells50スタンダードレザー

風合いも素晴らしく、落ち着きのあるカラーリングがCOOL。

タイヤカバー ラシーン

タイヤカバーの張替え

モハベサンドとブラックの2色で攻めたので、まとまりある

印象が素敵。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はS様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうござい

ます。末永くお乗り頂ければ幸いです。また、お土産も沢山、

頂きまして恐悦至極に存じます。

今日はコレマデ。

本日の名言

人生には、三つの坂がある。

「上り坂」「下り坂」そして

「まさか」

by友近

静岡県浜松市のM様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン トラベラー 平姿見

ラシーントラベラー 左舷前方姿見

ラシーントラベラー 左舷前方姿見

この度は、静岡県浜松市にお住いのM様の元へお届けに上がり

ました、ラシーントラベラーをご覧頂きたい。ライトブルー

のさわやかなカラーリングに、生成りのホイールカラーがす

こぶるクールな一台。オーナーM氏はギタリストであり、後部

にギターとアンプを乗せて、ライブ会場を転々とされる。

ナルディ85th ウッドハンドル

ナルディ85th ウッドパネルの風景

プリミティブという言葉、直訳すると原始的であるが、その

言葉の内に魅力が隠れているとわたしは思うのである。それ

は、designの始まりにある概念がそこにあり、時間が経つに

つれて、形を変えながら、概念が失われてしまうから、面白く

なくなるものでもあると思う。西欧人が発明した自動車は、

馬車が自動化されたものであるから、このハンドルやパネル

の風景はまさしくプリミティブである。逆に、現在の国産車

はプラスチックの塊のへんてこなカタチの家電製品としか見

るコトが出来ない。

モケットシート

ウッドにモケットのコンビ

これも馬車のようなあつらえが、プリミティブである。生地

の王様と評されるモケットが昨今の新しい風。

ラシーントラベラー 清々しい

ラシーントラベラー 左舷後方姿見

ラシーン と記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はM様、ラシーントラベラー納車誠におめでとう御座

います。これからライブ活動もラシーンと共にたくさん行っ

てください!!応援致しております。

今日はコレマデ。

本日の名言

あなたに影の部分があるなら

それは、光が当たっている証拠よ。

レディーガガ