奈良県生駒市のK様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

法隆寺 パオ
法隆寺

柿くへば

鐘が鳴るなり法隆寺である。まさに昨日は大寒であるが、秋の風情である。わたしたちは、法隆寺は身近に感じられる訳であるが、おおよそ1500年前に聖徳太子によって創建されたのである。よくよく、法隆寺はだれが建てた??というなぞなぞで、太子と答えると、ブブーである。答えは大工さん。という話は置いといて、昨今聖徳太子はいなかったという論争が起こり、さらには聖徳太子と言う名前ではなくウマヤトノミコであるなどなど、訳の分からん論争がある。そりゃそうでしょ。昭和天皇は 御名を裕仁(ひろひと)、ご称号をみちの宮(みちのみや) であって、聖徳太子というのは御名ではないのである。しかし、それがなぜか実在しなかったまで飛び火するとは、実に実におもしろい。その聖徳太子であるが、法隆寺を創建した同年に小野妹子を使者として隋に派遣(遣隋使)して、 推古天皇から隋の煬帝に書を渡すのであった。

日出處天子致書日沒處天子無恙云云(ひ いずるところのてんし しょを ひをぼっするところのてんしにいたす つつがなきやいなや)

これだけを切り取ってみると、太子も喧嘩を売りに行ったと捉えてしまうのであるが、流石に煬帝 は激オコぷんぷんであったかは妹子のみぞ知る。である。また、日本は初代神武天皇より2683年間、国が変わる事はなかったが、世界は大きく変わっており、現在の中国が隋や唐ではない。また朝鮮もしかり。渡来人も現在の朝鮮人ではない。人種さえ違うのである。そう言う事も付加して歴史は語られないと不思議なコトになる。

パオ

PAOトラディショナル 法隆寺門前

この度は、奈良県生駒市にお住いのK様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナル、オリーブグレイをご覧頂きます。程よくレストアされたボディーはピカピカに仕上げられ、ボディーもコーティング。ホイールはスズキの軽自動車の物を加工して取付が行われました。

パオ 

PAOトラディショナル フロントフェース

スピードウェルの販売する車両のすべては、ボディーのレストアと共に、バンパーやグリル、ワイパー等は塗装のカラーが選べる。もちろん純正色で仕上げは一番多い訳であるが、是非ともチャレンジしてもらいたい。

シート張替え

SPEED LEATHER 60デザイン

最高級のマテリアルを使用した内装の張替え。より長く汚れにくく使用にも耐える素材で、張替えが行われる。また、シートの硬さも調整しておりしっくりくる座り心地を楽しんで頂きたい。そして、シートだけではない。内装のリペアも充実しており、ご覧の通り新車ではないが、そのような美しさを演出している。

パオ

ボディーのテカリ具合が美しさをアピール。

スピードウェルでは、すべてを自社でレストアもおこなっており、ボディーのレストア、塗装の技術には定評がある。日産ディーラーも驚きの様子。

パオ

PAOと記念撮影

この度はK様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。すこぶるお喜び頂き、恐悦至極に存じます。エンジンから仕上げをおこないましたので、是非長くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

一人の人間を救うことに大きな意味はないかもしれない。しかし目の前に倒れている人間を、放っておくような男に日本は救えない!政治から志を奪ったら一体何が残るのか。

by聖徳太子

本当に、国会議員は今一度太子からも学んでもらいたいものですなぁ。

愛知県岡崎市のK様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン 内装

質感は大切

最近のクルマの内装はどうも、質感が悪いと感じるのはあたしだけではないだろう。樹脂成型はローコストで安易であり、そこにエネルギーが全く詰まっていない。熱量が全く感じられないのである。先日ヨウツベで、マツダ車とトヨタ車の同価格帯の内装の造り込みが紹介されていたが、それも新車価格ではラシーンの3倍ほどである。それでも、マツダ車よりトヨタ車より、ラシーンのほうが断然質感が良い訳である。さらに昔に遡れば遡るほど質感はどんどん良くなっていく気もするのであるが、これは現在もう何がおこっているのか解らない。一つは消費者の質が低下したのか、一つは開発者の質が落ちたのか、世の中の風潮なのか、どちらにせよ、良い意味ではないため、この先が不安なのである。

岡崎市 ラシーン

ラシーントラベラー 前方姿見

この度は、愛知県岡崎市にお住いのK様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラーをご覧頂きます。オーナーの思いのカラーにオールペイントを施し、内装もカスタマイズ。良くあるカスタムしましたよ的なクルマではなく、あくまでもさりげなさを演出するために、細部にこだわり製作差し上げました。

スピードレザー

SPEED LEATHER ラシーン専用50スタンダード

巷の安価な素材ではなく、最高品位のマテリアルを使用して張替えが行われた、ラシーンのレザーシート。ディープイエローのカラーはブラウンのボディーカラーにマッチする。

タイヤカバー

タイヤカバーの製作

高級外車のオープントップに使用するマテリアルを使用して縫製をおこなった、タイヤカバー。安価なビニール製では到底かなう事の無い高耐久、高耐候性を実現している。また、素材感、風合いも程よい。

ラシーン

ラシーンと記念撮影

この度はK様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございました。カラーの打ち合わせは何度も行い、ご足労おかけ致しました。少し時間が経つとまた赤みが抜けてきて味わい深くなると思います。出来上がった色より数年後のカラーもカッコよくなりますので楽しみにしてください。また、お土産まで頂き感謝申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

逃げない、はればれと立ち向かう、それがぼくのモットーだ。

by岡本太郎

日産PAOの新車の面影が出土した。鹿児島県鹿児島市のI様 PAOフルオリジナル納車おめでとうございます

桜島

カルデラ噴火と火焔型土器 桜島の噴煙におもいをよせて

神である。縄文時代は弥生時代以前、16000年という長い年月営まれて来たわけであるが、それ以前の旧石器時代、29000年前に現在の鹿児島湾姶良カルデラの大噴火があり、この鹿児島の湾ごと吹っ飛んだのである。もちろんその破局的噴火により現在の日本列島の旧石器人類は壊滅的であった。最近では6300年前、この鹿児島より南に50㎞ほどのところで鬼界カルデラの破局的噴火が起こり、またしても西日本の縄文人は壊滅的被害を蒙った。なんせ火山灰は東北地方でも確認できるわけであるから、この世の終わりのような景色であっただろう。そして、わたしは新潟県の長岡に行ったときにその最初に出土した火焔型土器と出会った。火焔土器は縄文時代に偶発的に生れたというのが現在の考古学の流れである、がこれはやはりその破局的噴火の神話のようなものが、火焔型に乗り移ったのではないかとそう考えるのであるが如何であろうか。現に、火焔型土器や土偶はほぼ東日本にしか出土していない。そして、火焔型土器が誕生したのも縄文時代中期であり、おおよそ1000年前後で当てはまる訳である。今、桜島を見ると噴煙を上げている。この噴煙は火焔型土器の誕生につながったのならと、ロマンをかき立てた訳である。

パオ 新車

PAO フルオリジナル 新車が出土した。

すでに34年という歳月が流れ、走行は900㎞と、これを新車と詠んでも怒られないであろう。今回は、その歴史的なPAOをスピードウェルより鹿児島県鹿児島市のI様の元へお届けに上がりました。ボディーの塗装もフルオリジナル。一つだけワイパーの右側だけ交換した、ので99,99%オリジナルと言える。その、歴史的なパオであるが、いよいよこのような新車のようなPAOは見る機会も無くなるであろうから、教科書としてさまざまなパーツを撮影したので、ご覧頂きたい。

パオ メーター

スピードメーターである。

なんといってもメーター針がとてもオレンジ色が発色が良い。これが新車である。昨今のはどれもブラウンがかってくすんでいるが、写真のは新車に近い。

吹き出し

サイドデフロスター

吹出し口が焼きもちにたいにぷくっと膨れ上がっているのがほとんどであるが、純正はこのような感じ。また、こちらのサイドデフロスターはリプレイスメント品としてスピードウェルでも販売を行っている。

エアコン パオ

エアコンパネル

波打っていたり、シルバー部が塗装がはがれ少し黒ずんでいたり、これが新車に近い状態である。ピシーッと音が鳴るくらい綺麗である。

ドア 内貼り パオ

ドア 内貼り

こちらも、ドアの内張りのエンボス加工からしてとても美しい。もちろん取っ手部はすべて綺麗なアイボリー色である。

フロアマット パオ

フロアマット

フロアマットにはパオのエンブレムがこれまた綺麗なベージュ色とオリーブ色でかたどられている。このマット、新車当時から一度も靴で踏まれていない様子。もちろん、シートも新車時のビニールが被っておいてあった。

キャンバストップ

キャンバストップの内側は高級なベルベットのようなスポンジのような生地。弾力も相当有り。

シガーソケット

一度も使用された事の無いシガーソケット

本当に熱も入った事があるのかどうか、というくらい綺麗なソケット。

パオ

三角窓のレバー

こちらもフィルムは剥がせど、開閉痕も着いていないレバー。まったく腐食せず新車の面影を留める。雨にもあたらせていないので、窓の縁ゴム等も新車の状態。

パオ 鍵

パオの純正鍵

これも新品の状態がこういう物である。

パオ 車検証

パオの検査証入れ

こちらは純正オプションである。パオのシート生地と同じもので製作された検査証入れ。中古では流通しているが、これくらい綺麗な物はなかなかお目にかかれないであろう。

OK日産

OKニッサンのステッカー

左クォーターガラスに張り付けられたOKニッサンのステッカー。こちらも、リプロダクト品が出回っているので、当時の雰囲気を味わいたい方には素晴らしいステッカ-チューンとなろう。

フッ素樹脂

フッ素樹脂塗料車

このスピードウェルの納屋より出土したPAOは完全なるフッ素樹脂塗料車である。塗装の補修をする時は、お近くの日産車取扱い販売会社にご相談ください。とあるが、はたして、日産ディーラーで板金した車がフッ素樹脂で修理されたのには疑念が残る。この塗料は当時は最高級であり、一般的な板金塗装業社は使用していなかったはずだから。

ボンネット

ボンネットの内張り

このシルバーの内張りはエンジンルームから出る様々なノイズを吸収しているのである。

エンジンルーム

エンジンは987㏄

エンジンの調整値とあり、現在のようなコンプーター制御ではない。

手動変速機は750回転、自動変速機では850回転という数値。点火時期もそれぞれの回転で調整する。CO値は0,1パーセントに調整し、HCは50ppmとある。

パオ エンジンルーム

エンジンオイルは15000㎞または1年の交換、もしくは10000㎞の6カ月とあるが、このような乗り方をしたら、確実にエンジンの内部の消耗は激しく、エンジンオイルのカーボンが溜りまくる。オイルメーカに問い合わせたら3000㎞ほどで新油の半分の性能と聞いたこともある。現在のオイルは深化しているが、そのような使用方法では30万キロとエンジンは持たない。

エンジンルーム

ディストリビューターの進角の調整法

こちらは調整法というか確認である。

パオ エンジンルーム

有色六価クロメート鍍金のATフルードのカンカンやフードキャッチが美しい。

新車の状態に近いエンジンルーム図絵である。

パオ フロントグリル

フロントグリルのイメージ

新車では艶はほとんどない。

パオ テール

パネル自体に張りがあり、ふっくらした様子。

テールレンズも磨かずして綺麗である。

バンパーはとても明るいシルバーの半艶。

パオ フロアー

フロアーの状態

こちらは、スピードウェルで錆止めペイントもほどこして製作をおこなっているので、本来はボディー色のところも少し黒くなってしまった。しかし、防錆ゆえに勘弁して頂きたい。

パオ フルオリジナル

PAO フルオリジナルの図絵

車内もとても静かで、乗った感覚は弾力のあるふわっとしたとても雰囲気の良いものである。わたしもこの仕事を23年ほどやっているが、新車の薫りをあらためて感じて、今後の製作に生かす事が出来て幸せである。

パオと記念撮影

歴史的なパオと記念撮影。

この度はI様、PAOフルオリジナル納車誠におめでとうございました。なんともどういう風に大切にしてよいかだれもわかりませんが、それが自然でもありますので、楽しくお乗り頂ければ幸いです。

また、お土産まで頂き恐悦至極に存じます。この度は、誠に有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

われわれが古い歴史をたしかめる情熱。言いようのない熱気である。自分たちが日本人として、人間としてどうあったか、現在どうあるべきなのか。そういう、生きる意味をそこにつきつけられる思いがするからだ。

縄文土器。これを見たとき、心がひっくり返るおもいだった。人間生命の根源。その神秘を凝縮し、つきつけた凄み。わたしはかってこんなに圧倒的な美観にぶつかったことはなかった。全身がぶるぶる、ぶるぶる震えあがった。

by岡本太郎 火焔型土器に出会った瞬間

岡山県総社市のK様 ラシーンフォルツァ納車おめでとうございます

ラシーン スピードウェル

FORZAはフォルザかフォルツァか

ラシーンFORZAは2000㏄の力強いエンジンが装填、基本の骨格はパルサーGTIのラリーカーベースという、まさに力のある仕様である。フェンダー左右には飛び出たタイヤを覆う、いわゆるバーフェンが取り付けられ、フロントバンパー下部には、アンダーガード風の意匠があしらわれている。フロントグリルの開口部も大きく開けられ、当時の日産パワーが感じられる訳である。そのFORZAであるが、現代風にアレンジを行って、より無骨な仕様として、まとめたのが今回のフォルツァである。ホイールはアルミからスチールに変換し、さらに内側にオフセット。ボディーとホイールを同一カラーとしてよりプリミティブさを演出。飛び出たパーツはクロムト風(黒の無塗装)ブラックペイントを施して、コントラストを整えている。フォルザかフォルツァか聞かれたら今回のクルマは後者である。

フォルザ

この度は、岡山県総社市にお住いのK様の元へお届けに上がりました、ラシーンフォルツァをご覧頂きたい。スピードウェルのオリジナルベージュを纏ったボディーにブラックペイント、ホイールも同色にし無骨さと力強さをアピール。また、内側にオフセットしたタイヤがすこぶるCOOLである。

ラシーン 内装

ナルディウッドハンドル

世界中にウッドショックが広がるなか、ようやく手に入れたラシーンクラシックウッドポリッシュ。エアバックは無くなるが、運転する喜び、そして官能的なラシーンの動体特性を味わう事が出来る。

ラシーン メーターパネル

パネルラッカーフィニッシュ

いかにもというカスタマイズには興味はない。これがノーマルという自然なカスタマイズが長く楽しむための乞である。

レザーシート

最高級のマテリアル

素晴らしい生地を使用して張替えが行われる、スピードウェルのレザーシート。安価なPVCの被せるシートのようなモサッとした感覚は皆無である。また、使用すればするほど味わい深くなるのだから、もはや工藝である。

スピードウェル

スペアタイヤサイズも最適化

ジャーマン生地を使用して張替えられたこげ茶色のタイヤカバーもオッシャーである。こんなラシーンで、日本中旅が出来たら、想像するだけでわくわくがとまらない。

ラシーン

この度はK様、ラシーンフォルツァ納車誠におめでとうございました。ワイパーのシルバーもワンポイントでとてもカッコ良いですね。皆様にも大好評だという事で、嬉しく思います。それでは、今後とも末永くラシーンにお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

速度をあげるばかりが人生ではない。

byマハトマ ガンジー

大阪府河内長野市のI様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

ちょっとぴんぼけ

ちょっとぴんぼけ

近鉄河内長野駅でのスナップである。木村伊兵衛やアンリ・カルティエ・ブレッソンがとらえたような写真は撮れない。あまりにも瞬間的であったため、マニュアルフォーカスも間に合わず、とっさにトリガーを引いた訳である。昨今はオートフォーカスのカメラが主流であるから、まずこんなことにはならないであろうが、ぴんぼけは少し懐かしい味がして、楽しいものである。あえて、ピントにこだわらず、気分で撮影を楽しむのも良いものである。

パオ 河内長野

アメリカンフェンス

この度は、大阪府河内長野市にお住いのI様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナル、オリーブグレイをご覧頂きたい。通称アメリカンフェンス越しに、ジムニーとパオはとても雰囲気がある。しかし、ジムニーは本気、PAOはあくまで気分、という括りで考える必要がある。

パオ 天野酒

パオトラディショナル 前方正面姿見

バンパーやグリル、ホイールは純正カラーに準じて塗装が行われたが、ワイパーはシルバーと一癖きかせた様子。

ヘッドライトピーク

ヘッドライトピーク

ヘッドライトピーク、通称まつ毛である。取付の角度によっては、可愛らしくなったり怒りっぽくなったり、さらにねむたくなったりと、とても興味深いアフターパーツである。

パオ内装
モケットシート

モケットシート

ゴールデンオリーブという名のモケットは阪急電鉄の車両に使用されているモケットの商標登録である。碁盤の目の形状がなんとも可愛らしい。

キャンバストップ

キャンバストップの張替え

スピードウェルの販売車両は全車、シートの張替えに加えキャンバストップの張替えも着いてくる。もちろん、しっかり作動もして実用的である。

Rステンマフラー

ウェルリプレイスメントマフラー

5ZIGENと共同開発をおこなった純正代替えマフラー、リプレイスメントである。毎ロットにすこしのバージョンアップがおこなわれ、今回も耐久性が向上。

パオと記念撮影

この度はI様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございました。ワンちゃんも記念撮影。長くお乗り頂けます様に製作さしあげましたので、これからどんどんキャンプにご使用頂ければ幸いです。また、素敵なお土産も頂き本当に有難うございました。

パオとわんちゃん

おまけ

今日はコレマデ。

本日の名言

人生の目標を教えてくれるのは直感だけ。
ただ、それに耳を傾けない人が多すぎるのです。

byバーバラ・ブラハム