青森県青森市のH様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

棟方志功

青森のすこ

わだば、ゴッホになる。すこは志功のことである。すこは、ゴッホの絵を観て感銘を受け、油絵の絵描きになる事を夢みた少年である。「すこ風邪ひいだんでねが?」と言われたぐらい「ゴッホゴッホ」と言っていたらしい。 そんな棟方志功は柳宗悦や河合寛次郎、浜田庄司らが集う民藝運動に参加する事になり、板画(版画)に色彩を加えてさらなる境地に辿りつく。志功は、自身の作品に責任は持てないと言った。柳宗悦は、逆説的に、人間が責任を持てるなどは、小さな道徳の範囲に限る。志功はその神や仏にその責任を任せているのである、と説いたのである。

ラシーン トラベラー

ラシーントラベラー 前方姿見

この度は、青森県青森市にお住いのH様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。イエローボディーのサンルーフ付の前期モデルをベースに、塗装も為直し、フロアーは雪用の錆止めペイントを行って製作差し上げました。

フロントグリル

フロントグリル廻り

見えている個所はすべてリペイントが施され、塗装の肌触りはシルクのよう。目視では確認は出来ないが、バンパーの組み付けのボルト類はステンレス製やアルミ製に交換し、錆びないように致しました。もちろん下回りのビス「マッドガード等」の取付ビスなどもすべてステンレス製に交換。見えないところに拘れば、それが匂いとなって現れます。

ホイール

スチールホイールのラッカー+ビス類のステンレス化

福井県から以北、雪の降る地域にお住いの方へ製作差し上げます車両には、もれなくフロアーの錆止め仕上げが着いてきます。安価な彗星ブラックペイントではなく、ただの油性でも無く、錆びに特化した塗装でございます。

ワイパー

ワイパーカウルのコーティングに寒冷地用ワイパー

関西にお住いの方には無縁の寒冷地用ワイパー。かなり分厚く、そしてボリュームがあります。ワイパーアームも錆止めの下地にブラックペイント。念には念を入れて製作していきます。

ラシーン 内装

ラシーンの内装

MOMO製ウッドハンドルはオーナー様が自ら用意した物を取付致しました。また、エンジンスターターを組み込み、こちらも寒冷地仕様ですね。

ラシーン内装

シートヒーター付 50スタンダードレザーシート

今回のシートはシートヒーターを内蔵したモデルで製作。5段階調整で、さらに左右の調整が可能。これは寒冷地でなくても、あれば嬉しい機能かもしれません。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー 妻姿見

今回は、背面のタイヤとステー等取り外して製作。シュッとして四角さが誇張され、これはこれでカッコよいですね。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はH様、ラシーントラベラー納車おめでとうございました。ココで、ご紹介をさせて頂きたいと思います。

昨年12月8日に信頼できる仲間と会社を立ち上げて、令和6年2月1日より、障がい者の相談支援事業という障害福祉サービス等のマネジメントをする業務を始めます。
会社名は、「mudtplow合同会社」

社名の意味は、私たちが泥だらけになりながら地域を耕していくということです。耕していくというのは、支援を必要とする、すべての人に福祉、保健、医療、介護の支援へのつながりを作るだけでなく、誰もが生活しやすい地域を作っていくことです。

H様、この度は、ラシーンを mudtplow合同会社 の社用車にして頂き感謝致します。それでは、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

力とか、慾とか、そういうものがはいらない世界、本当に他愛のない世界から生まれてくる仕事、願うことではなく、願われる仕事、そんな慾でない慾を持ちたいものです 。

by棟方志功

沖縄県豊見城市のY様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

皆様、今年も一年大変御贔屓にして頂き心より感謝致しております。沢山のお客様にご注文頂き、また沢山のお客様にはお喜び頂けましたが、精進不足で、納車待ちのお客様や、ご足労おかけ致してます方には過大なお時間を頂き、心苦しく思います。また、来る年2024年には装いを新たに、益々日本全国の皆様に自動車と人生をお楽しみ頂けます様に最善を尽くして参りたいと考えておりますので、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、今年最後となりましたスピードウェルの四方山ブログをアップさせて頂きたいと思います。最後は、なんと南国からの納車風景でございます。それでは、どうぞご覧下さい。

ラシーン ハンドル

プリミティブでミニマル

プリミティブは直訳すると原始的であって、ミニマルは最小限である。ラシーンデザイナー平林俊一氏のお話によると、ラシーンのデザインはそのような単語を使って説明を頂戴するのである。たとえば、メーターパネルは丸型の、それも一つずつが独立した3連メーターの様な形は、とても原始的であって、写真に写り込む内装(インストルメントパネル廻り)の造形は、丸型と四角型という最小限の形で形成されている。これぞプリミティブでミニマルなデザインの所以である。昨今の新車のデザインが悪いわけではないが、あまりにも無駄な造形が過ぎると感じているのは、わたしだけではないはずだ。

ラシーン 沖縄
ラシーン 沖縄

ラシーン JEF 沖縄

この度は、沖縄県豊見城市にお住いのY様の元へお届けにあがりましたラシーントラベラーをご覧頂きます。JAFではなく、JEFである。昔、整備士の先輩がJAFのことをジェフとそう呼んでいたので、わたしはジャフと言いたいが、ジェフをごり押しされるため、ジャフとジェフの間の発音をしてごまかしていた時があった。それは、自身もジャフという確証をつかめていなかったからにほかならず、しかしジェフではないという確信はあり、と四方山話が弾んでしまうわけであるが、沖縄のJEFはハンバーガーショップである。一昔前は、ドライブスルーで注文するとローラースケートを履いた女性がこの注文場所まで商品を届けてくれるというものであったらしく、現在はそのようなアメリカンな営業活動はされてはいないが、それでもルートビアがあるだけで貿易風は全開である。

ラシーン 沖縄

ラシーントラベラー 左舷前方姿見

ラシーンのデザインはリゾート感が漂う訳であるが、それはクルーザー(船)のようなボディーシェープにヒントがある。フロントフェンダー、リヤフェンダーとも外側の出っ張りがきつく感じる訳であるが、船の胴体のような中央が膨らんでいるからそう見える訳である。このままシュビムワーゲンのように後ろにスクリューを取り付けたら水陸両用車になれる素質さえ持っているように見える。

ラシーン 内装

ウッドハンドルにパネルラッカーフィニッシュ

今回のハンドルはナルディと双璧をなす、MOMO風のウッドハンドルである。パネルラッカーはアイボリーの艶消し仕立て。内張りや天張り、フロアカーペット等灰汁洗いを施し、美しい仕上がりを実現している。この灰汁洗いは20、30年の汚れを落とすもので、手前味噌であるが、この仕上がりは他を圧倒している。

ラシーン 内装

ウェル50クラシック ラシーン専用レザーシートの張替え

黄金比の分割によりデザインされた、ウェル50クラシックレザーシートの張替え。今回はシンプルに単色での張替えであるが、座面、座面中、側面、パイピングとそれぞれにカラーが選べる。また、生地素材は、世界一であろう素材を使用して張替えが行われており、他の安価なPVCレザーには100%劣る事はない。

ラシーン 沖縄

ラシーン 沖縄の海

リゾート地にプライバシーガラス(リヤスモーク)のクルマは必要無い。美しい海と空、そして鮮やかに咲き乱れる花。それらを感じる事が出来て、運転中も楽しいものである。

ラシーン 沖縄

ラシーンと記念撮影

この度はY様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。納車時に新品パーツが壊れるというアクシデントがありましたが、それらも含めまして、万全にメンテナンスさせて頂けまして感謝致しております。また、地元の素敵なお土産まで頂き、篤く御礼申し上げます。それでは、これからはラシーンと素敵な思い出を沢山おつくり頂ければ幸いです。

今年はコレマデ。

本日の名言

ちゅたみぃや、どぅたみぃ (人為や我為)

By沖縄の格言

人のためにすることは自分のためになるという意味でございます。

和歌山県岩出市のM様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン 根来寺
根来寺
根来寺

デザイン考察

たしかに、時が進むにつれて合理的な配慮がなされ、その都度時代に即したデザインという物が生まれる訳である。昨今でいわばユニバーサルデザイン。すべての人のためのデザインという言葉である。しかし、これが本当にすべてに当てはまるのであろうか。2020年に物議をかもしたのが、名護屋城の木造復元問題である。この木造復元天守にエレベーターをつけて、障がい者の方も楽しめるように、また観光資源とするならばユニバーサルデザインを取り入れないと、という意見まで、これは非常に難しい問題である。史実に忠実に木造天守を造るという事に対して、城をユニバーサルデザインにするというお話。果たして、すべての人のためのデザインという言葉自体に正解はあるのだろうか。と、ココまでのお話は今日お伝えしたいことではない。今日は上の写真である。社寺建築の用語であるが、枡組(ますぐみ)、手先(てさき)、蛙股(かえるまた)、垂木(たるき)などさらに、建築様式による形状も存在する。これらは時代が進もうとも変わらない物であって、様式という言葉で後世に伝えられていくのである。まさに、これを見て我思う、ゆえに我あり、であって自動車にもやはり様式たるものが存在しているのではなかろうか。という視点でのお話。まずは、その様式について私見を述べたいのであるが、長くなるので簡潔に言えば、セクシーである。不発に終わったであろう三菱や日産の第一陣のEVカー。近未来を創造するが如く、テスラやソニーのEVカーのほうがここで言う様式らしいデザインであって、やはりタイヤが4つ着いて走る限りは、その自動車の様式になぞらえたデザインでないと、まったくもってカッコよく、そして美しく見えないのである。さらにここで一つの提案として、このラシーンがEVになって販売されたなら、今よりウケるのではなかろうか。現在にラシーンのエンスージアストも存在する訳であるから、そういう物が一つでもあって良いと思う節はある。

ラシーン

ラシーントラベラー 根来寺大門前

この度は、和歌山県岩出市にお住いのM様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。ダークブルーのボディーカラーは全体的にレストアがほどこされ、ボディーもコーティングでキラキラ。各部パーツにはオーナーの個性が反映されて製作が行われました。

内装 ラシーン

内装の仕上げ

今回は、ウッドハンドルの装着にダッシュマット、シフトノブの革巻、サイドブレーキの革巻等を追加。内装の灰汁洗いとリペアも行われ、清潔。

タイヤカバー

タイヤカバーの張替え

ボディーには入道雲も映り、美しさが伝わる。タイヤカバー生地はジャーマンマテリアルにより製作。シートのカラ―リングを踏襲している。

ラシーン

ラシーンが走る未来のその先は

オーナーが思うがまま、ラシーンと共に未来に走り出す。日本の高度経済成長期のようなピカピカのキラキラの未来感を現在に感じる事は出来ないが、それでも希望を持って未来に走り続けるのが人である。ただし、わたしが思うには、スピードを出し過ぎて、これからはもっとゆっくり、じっくり、楽しんでゆけば良いのだと思う。そして、そのようなものづくりが出来るように考えてゆくべきだと思う。

ラシーン

ラシーンと記念撮影

この度はM様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。製作には長らくお待たせ致しましたが、お喜び頂けまして感謝申し上げます。これからも長くお乗り頂けます様に精進致しますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレまで。

本日の名言

顔をいつも太陽のほうにむけていれば

影なんて見なくて済むはず

byヘレン ケラー

兵庫県西宮市のT様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン

天然自然のぬくもり

誠に面白い話である。人は何かと天然や自然、人工という言葉の使い分けによって、その物質に対しての視点を変える訳である。それでは、蜂がハニカム状の巣を作るのは自然であって、人が家を建てるのは、どうか。実はどちらも自然なのである。あたかも人工という言葉は人間が作り出した、まったく意味のなさない言葉であって、宇宙的視点で見れば、すべては天然や自然。昨今、温室効果ガスの問題で地球が温暖化するのも、人間が環境破壊するのも、すべては自然の摂理なのである。ついでに二酸化炭素が増えて地球が温暖化すれば、植物にとってはこれ以上嬉しいことは無い。地球上の種は、絶滅して、また新しいものが生れてやってきたのだから、人間が進む道は心配せずとも、決まっている。

ラシーン

ラシーンと記念撮影

この度は、兵庫県西宮市にお住いのT様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーカスタムワークをご覧頂きたいと思います。T氏のこだわりにより、内外装のカラーや素材は勿論のこと、整備にもこだわって製作が行われました。

内装

ウッドハンドルにパネルラッカー

SWが製作する車両のすべてに、内装の灰汁洗いがあり、新車のような雰囲気に。パネルラッカーフィニッシュも人気のメニューで、その質感の高さに驚く。今回のパネルのカラーリングとシートの色味の調整には、色見本も取り寄せられて、時間をかけてお選び頂きました。

パネル ラシーン

パネルラッカーフィニッシュ

メーターのパネルラッカーフィニッシュには、ドアの肘掛部のパーツも含まれる。プラスチックパーツに塗装をすると、爪などでひっかかると色がはがれやすい訳であるが、特殊な工程を経て、その不安も払拭されている。

ラシーン シート張替え

ファブリックシートとレザーのハイブリッド

座面にツイード生地、側面に高品位のレザーとハイブリッドのシート張替え。スピードウェルでは、細かなマテリアルの選定も可能であり、クラフツマン達が丹念に製作を行う。

ラシーン 足回り

ホイールと鍍金リム

足回りの選定もオーナーのこだわり。今回は、ボディーレストアに合わせて、ボデーカラーもオーナーの拘りのカラーにてペイントが行われた。なんといってもSWの下回りの見えない部分のペイントの拘り。見えないところから上質さはにほい立つ。

ラシーン カスタム

ラシーントラベラー カスタムワーク

この度はT様、ラシーントラベラーカスタムワーク納車おめでとうございました。長らく製作にお時間を頂きましたが、お喜び頂けまして嬉しく思います。長くにご使用頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

諦める理由が価格なら買え。

買う理由が価格なら買うな!

兵庫県宝塚市のG様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン

どこから見ても美しい

これは、名車に当てはまる霊的現象である。正面からも後方からも側面からも、斜め45度からも、その全方位。どこから見てもすこぶる美しく感じる訳である。その中でも好みはわかれる訳であるが、わたしは後方45度の角度から望む自動車のシルエットが特に魅力を感じる人種である。ラシーンは右後45度はスペアタイヤが主張するから、左後方であれば、バランスよくフロントフェース以外の景色を眺める事が出来る。さらに脳内の必須アミノ酸トリプトファンから生合成される神経伝達物質のセロトニンによってもたらされるフロントフェースの余韻によって、まるで全景を眺めているような気さえ、感じられるのが人間の脳の深所である。

ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度は、兵庫県宝塚市にお住いのG様へ納車されました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。後期モデルのカラーであるライトブルーの車体をボディーはレストアを施し、内装はシートの張替え、インストルメントパネルの塗装、ウッドハンドルの取付、その他リペアを行い製作されました。

ラシーン フロントグリル

バンパーやグリル、フロントエプロン

それぞれに塗装も行われ、ボディーは全体的に新車のように。フロントガラスのアッパーモールも新品に交換を施し、万全の態勢。

ナルディウッド

ナルディウッドステアリングが鎮座した。

物価高や為替の変動、戦争などにより、価格が高騰したナルディウッドステアリング。10年前からは2倍ほどの価格である。世界的には資本主義での物価上昇は当たり前であって、日本人の牛丼価格の価値観がシフトしていかないと、世界で取り残されてしまうだろう。いや、すでに取り残されてしまっている。

パネルラッカー

パネルラッカーフィニッシュ

パネルのラッカーは質感が命である。適当な塗装仕上げはそのクルマの価値を下げてしまいかねない。今回もオーナーのこだわりを具現化するべく、拘り貫いて塗装を行った。要するに、単なる塗装では無いのである。

ホイールラッカー

ホイールのラッカーフィニッシュ

アイボリーのラッカーフィニッシュは四駆ではプリミティブな印象でCOOL.タイヤのパターンもV溝パターンではなく、いわゆる下駄のようなブロックパターン的なものがラシーンには乙なものである。あと、ラシーンはなんといっても、ドアの下のボディー、いわゆるサイドステップもしくはロッカーパネルの仕上げが、美しさの匂いとなる。中古車はそのほとんどが塗装が終わっていて、全く美しく感じないのである。と、この訳の分からない拘りがスピードウェルそのものと言っても過言ではない。お洒落は足元からである。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー 左舷前方姿見

この度はG様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。製作には長らくのお時間を頂きましたが、お喜び頂けまして嬉しく存じます。それでは、ラシーンと素敵な人生の旅をお楽しみください。

今日はコレマデ。

本日の名言

冥冥之志

めいめいのこころざし。と読む。他人に知られることのない志や思い、または、他者にいわず黙々と努力に励むことをさした四字熟語である。

広島県広島市のK様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

原爆ドーム
原爆ドーム

被爆78年の春である

大東亜戦争が終結し 昭和20年8月14日発布 、終戦の詔書から今年で78年目を向かえる。世界中で原子力爆弾を投下された国は、唯一日本だけであって、現在は原爆ドームは白昼観光地として世界中からこの遺構を観ようと観光客が訪れる訳である。当時の市井の人に思いを馳せると、胸からこみあげてくるものがあり、廣島、長崎と記念公園の石碑に黙祷する訳である。しかし、平和が長続きしないのは世の常であって、世界中でも江戸時代260年は相当平和が続いた時代だったのである。

ラシーン

ラシーントラベラー 右舷前方姿見

この度は、広島県広島市にお住いのK様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラーをご覧頂きます。ボディーは内外ホワイトボディーから全塗装を行い、オーナーが思うパーツをふんだんに取付けて製作が行われました。

フォグランプのセットアップ

後期モデル等の純正でもあるフォグランプ取付位置に、イエローフォグをセットアップ。高品質なフォグランプはレンズが美しい。今回のはPIAA製を使用したが、点灯してもとても良い光を発してくれる。

ブラックペイント

スピードウェルが塗装する漆黒のブラックペイント。上質な塗料に硬化剤配合の割合にこだわり有り。安価な一夜吹きのような黒とは天と地の差である。

ナルディウッド

ナルディウッドにウッドパネルにモケットシート在中

漆黒のボディーカラーに昭和感がたまらない、ウッドパーツ&モケットシート。オーナーはクラシックなものが好きという事で、確かにそれらの味わいは古典的である。

モケットシート

モケットシートの張替え

しっかり灰汁洗いした内装にモケットシートが美しく映える。

ラシーン内装

ウッドパネルへ交換

ウッドパネルは下地にブラウンのペイントを墨入れを行い装着。そのひと手間がさらに味わいが増すのである。やはりこれは製作へのこだわりであって、どうでも良い人間にはどうでも良い事である。見る人が見れば解る。

ウッドパネル

ウッドパネルのブラウン墨入れ。

やはり渋い。

ラシーン

タイヤカバーもブラックペイtントに合わせて

今回のタイヤカバーはその素材感をボディーの艶にあわせて、重たくならないように、キャンバス地で張替えを行った。なかなか、その素材感が見て取れてクールである。

ラシーン

ラシーンと記念撮影

この度はK様、ラシーントラベラーブラックペイント納車、誠におめでとうございました。丸い黄色いフォグとなんともレトロでクールでございます。これから長くお使い頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

何事も成し遂げるまでは、

いつも不可能に見える。

byネルソン マンデラ

愛知県名古屋市のT様 ラシーントラベラーレストア納車おめでとうございます

ラシーン 名古屋市

豊国神社の赤鳥居

明治18年、豊臣秀吉の生誕地に鎮座した豊国神社。その参道に設けられた赤い大鳥居である。出来た当初は日本一であったが、なんと現在は熊野本宮、大神神社、そして弥彦神社につづく大きさになった。そこで一つ疑問があるのだが、鳥居の色である。なぜお社や鳥居は白木か朱塗りの2つが存在するのかという事である。いろいろな説があるが、一つの中国の5行『東西南北中』思想、中央が黄色(黄帝)、東が青(青龍)、北が黒(玄武)、西は白(白虎)、南は赤(朱雀)であって、その鳥居は鳥であるから朱雀に当てはめられた。そして、そこから朱色に塗るようになった。という説が少なからず影響していると言える。また、本来の朱色は水銀を使った塗料であって、木材などの防腐の目的でもあるとも言う。どれもこれもの説がそれだけが正しいではなく、複合的に絡まり合ってそのようになったのであろう。

ラシーンと記念撮影

ラシーントラベラーレストア納車

この度は、愛知県名古屋市にお住いのT様の10年前に販売させて頂きました、ラシーントラベラーのレストア納車をご覧頂きたいと思います。元色は後期モデルであるサンドベージュを、前期モデルのドラえもんブルーにボディーレストアと共にオールペイント。もちろん機関等もメンテナンスを行ったうえで、これからも長くお乗り頂けます様にバランス良く製作差し上げました。

ラシーン フロントグリル

フロントグリルは前期モデルに置換

グリルの好みは分れるところであるが、前期モデルは横格子に対して、後期モデルは縦格子である。昨今のクルマには無いその独特な形状がラシーンの人気の一つであるのには間違いはない。

ラシーン 内装

シートは10年選手を不具合のある部位だけを張り直して、また長く使えるように。流石に、これが出来るのはスピードウェルならでは。本物の張替えしたシートだからこそ、長く使用して、またさらに長くの使用に耐えるのである。

ラシーン 内装

オーディオ廻りもすっきりさせて、内張りや天張り等は灰汁洗いを行い、また新車のような佇まいに。

準外板やドア内までもが、外装と同じ回数のクリア塗装を重ねて仕上げを行うことにより、新車時以上のクォリティーを確保している。ゴム類等も長年の汚れを落とし、一から組み直している。

ホイールキャップ

ホイールキャップもしっかり2色入れて製作。

ラシーン

サイドシル(ロッカーパネル)下回りの仕上げも当時の純正塗装以上を目指しておこなっており、白ボケしにくい。もちろん、純正のクォリティーをすべてが上回ればそれは良いが、やはりラシーンらしさが失われてくるところもあり、必要個所にそれぞれオーバークォリティーを追加している。

ラシーン

見事な板金

ボディーやドアのうねりを取り除く下地があってこそ、美しい塗装が完成するのである。

ラシーン レストア

ラシーンレストア 完成

この度はT様、ラシーントラベラーレストア納車誠におめでとうございました。これからまた10年、楽しくお乗り頂けます様にメンテナンスも差し上げました。ご家族と共に大切にして頂ければ幸いです。また、沢山のお土産までいただき恐悦至極に存じます。それでは、点検をお待ち申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

及ばざるは過ぎたるより勝れり

by徳川家康

大阪府大阪市のT様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン

車高がより高く見える工夫はココ

ラシーンはドアから下のフロアにかけてサイドシル、もしくはサイドロッカーパネルという名のパーツがグレイ色にペイント仕上げされている。普通のクルマであれば、ボディー同色で仕上げられている訳であるが、この部分をグレイ色に仕上げることにより、それ以上に車高が高く見えるという視錯覚が現れるのである。これはデザインの一部であって、ただ単にフロアに近いから手を抜いたとか、そのような理由ではないのである。フロントもバンパー下のリップスポイラーなるパーツがグレイ色であり、後部はエプロンが同じようにグレイ色で塗装が施されており、重要なカラーなのである。ラシーンは経年の劣化によりそのほとんどが、グレイ色がすすけて明るい灰色となっており、その視錯覚の効き目が薄れてきているので、スピードウェルでは、販売車両に再度高耐久なウレタン塗装で仕上げ直している。ホイールと合わせて、お洒落は足元からである。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー ホワイト姿見

この度は、大阪府大阪市にお住いのT様に納車されましたラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。適度にボディーレストアが行われたホワイトカラーのラシーン。ドアミラーやドアアウターハンドル、ルーフレール等、純正とは違ったカラーで仕上げが施されました。

ルーフキャリア

ルーフキャリアASSY

各メーカーから販売されるルーフキャリア。ラシーンの適合がなくても、加工すればそのほとんどは装着は可能。今回も、最新のエアロバーを加工して、美しく装着差し上げました。

ラシーン内装

モケットシート在中

当日は雨模様で、工場内の撮影で、残念。人気のモケットシートはボタンで押さえた往年のデザイン。

タイヤカバー

タイヤカバーの張替え

スピードウェルの準備を行うタイヤカバーは、高耐久が売り。長くの使用に耐える、素晴らしいマテリアルで製作を行っております。カラーは沢山御座いますので、迷うほどお選び頂けます。

という事で、T様のラシーンをご紹介差し上げました。T様、ラシーン納車誠におめでとうございました。ご家族と共にお楽しみ頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

型をしっかり覚えた後に、型破りになれる。

by中村勘九郎

この言葉はとても素敵でありまして、なかなか出来ない

事でもあります。

大阪府泉大津市のM様 ラシーンフォルザ納車おめでとうございます

フォルザ フロント

フォルザのフロントフェースはスカイラインの直系

実に、この秘話は、まだあかされてはいない。このブログを見た人は、きっとラシーンフォルザについて魅力を感じる事であろう。ラシーンは平成9年に後期モデルと題してマイナーチェンジが行われ、そしてさらに平成10年フォルザという2000㏄の排気量を持つ屈強なラシーンが発売された。CMはムーミンとスナフキンが起用される。そのフォルザは丸目4灯のフロントフェースとオーバーフェンダーが特徴的である。ボディー本体も他のラシーンとは異なり、ベースは、速さへの情熱が詰まったパルサーGTI-Rそのものであり、このGTI-Rからターボチャーチャーを外したモノがフォルザのパッケージなのである。パルサーGTI-Rは1992年にWRC、いわゆる世界ラリー選手権に参戦していた車両であって、こんな強烈な4WDが何とフォルザのベースだった事を知る人は少ないはず。いや、居ないのではないか。また、特徴的なフロントフェイスは、なんと箱スカやケンアンドメリー、そしてジャパンのデザイナーである松宮修一氏によるもの。ここでようやく点と点が線でつながったと思う方も多いはず。なぜ丸目4灯だったのか、なぜオーバーフェンダーだったのか。それは往年のスカイライン直系デザインだったからだと言っても過言ではない。不運にも当時の流行の波に乗る事が出来なかったが、25年という歳月が流れ、フォルザは遂にビッグウェーブに乗って、とてもイカしたクルマに昇華したのであった。松宮さん、デザイナーチームの皆さん、本当に渋いクルマをありがとうございます。

ラシーンフォルザ

ラシーンフォルザ フロントフェース

この度は、大阪府泉大津市のM様に納車されました、ラシーンフォルザSWltdをご覧頂きます。今回は後期モデルにあるシダーグリーンを現代風にリミックスしたカラーで塗装を施し、内外装をくまなく仕上げ、さらにエンジンやミッション、ブレーキ廻りも超絶メンテナンスを施してこれから長くの使用に耐えれるように製作が進められました。

ラシーンフォルザ SWltd

ラシーンフォルザ 左舷前方姿見

各部のパーツはブラックでペイントが行われておりますが、実に手間隙をかけた塗り分けをしております。まずはバンパーはピアノブラックとマットブラックとシルバーの3色。グリルやオーバーフェンダー、ミラー、ドアのアウターハンドル等はピアノブラック。そしてホイールやルーフレール、クォーターガラス、背面のステー等はセミグロスのブラック。昨今のどれもこれもが艶消しのブラックで塗装するのも良いのですが、こういった塗り分けを行う事によって、より深みと味わいが現れ、とてもカッコ良く心に映ると思うのです。どれだけの良質なエネルギーをかけて製作するかが、質感や味わい深さ、匂い立つ何か。モノから感じられる存在感の決め手になると信じている。

ラシーンフォルザ内装

フォルザの内装カスタマイズ

昨今人気は、ホワイトのパネルラッカーにウッドハンドル。シンプルに解りやすくてCOOLである。この色合いも丁寧に調整されており、パネルラッカーの肌艶の感覚などは、他では絶対に真似は出来ないであろう。

ラシーン内装

SPEED LEATHER 50 Design

最高品位のマテリアルを使用して張替えが行われるフォルザの内装。スピードレザーは完全な張替えの為、長くの使用に耐えるマテリアルを使用している。使えば使うほど味わい深くなるのが最大の魅力である。

レザーシート

エンボス仕立て

今回のシートは身体が当たる面はエンボス仕上げとなり、蒸れにくくてなじみが良い。単色で仕立てる時にはちょっとした雰囲気を楽しめるのも魅力だ。

ラシーンフォルザ

クォータグラスのブラックペイント

実は、このクォータグラスはポリカーボネートで出来ており、経年の劣化でひび割れが酷いのである。その上から塗装すれば、あと数年もたてばバキバキに割れてくるであろう。SWでは3㎜厚のポリカーボネートを加工して、さらに覆い、しっかり溶着させてから塗装を行うという造り込みを見せている。

フォルザ ホイール

フォルザ 15インチ 純正アロイホイールを加工

1800ftやフォルザ専用の純正アロイホイールも、リムを磨きアルミの地肌を整えてシルバーに光らせ、さらにセミグロスのブラックペイントで押さえれば、現代に通じるお洒落なホイールに仕上がる。(オーバーフェンダーはピアノブラックがやっぱり渋い)

ラシーンフォルザ

ラシーンフォルザと記念撮影

この度はM様、ラシーンフォルザ納車誠におめでとうございました。お色の打合せではご要望をお聞かせ頂き、さらにバランス等お任せ頂きまして、恐悦至極に存じます。そして、とても気に入って頂けまして幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

すべて八分目

この限度を守ってさえいれば

たとえ成功しても

調子に乗り過ぎて

失敗する憂はない。

by小林一三


愛知県岡崎市のK様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン 内装

質感は大切

最近のクルマの内装はどうも、質感が悪いと感じるのはあたしだけではないだろう。樹脂成型はローコストで安易であり、そこにエネルギーが全く詰まっていない。熱量が全く感じられないのである。先日ヨウツベで、マツダ車とトヨタ車の同価格帯の内装の造り込みが紹介されていたが、それも新車価格ではラシーンの3倍ほどである。それでも、マツダ車よりトヨタ車より、ラシーンのほうが断然質感が良い訳である。さらに昔に遡れば遡るほど質感はどんどん良くなっていく気もするのであるが、これは現在もう何がおこっているのか解らない。一つは消費者の質が低下したのか、一つは開発者の質が落ちたのか、世の中の風潮なのか、どちらにせよ、良い意味ではないため、この先が不安なのである。

岡崎市 ラシーン

ラシーントラベラー 前方姿見

この度は、愛知県岡崎市にお住いのK様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラーをご覧頂きます。オーナーの思いのカラーにオールペイントを施し、内装もカスタマイズ。良くあるカスタムしましたよ的なクルマではなく、あくまでもさりげなさを演出するために、細部にこだわり製作差し上げました。

スピードレザー

SPEED LEATHER ラシーン専用50スタンダード

巷の安価な素材ではなく、最高品位のマテリアルを使用して張替えが行われた、ラシーンのレザーシート。ディープイエローのカラーはブラウンのボディーカラーにマッチする。

タイヤカバー

タイヤカバーの製作

高級外車のオープントップに使用するマテリアルを使用して縫製をおこなった、タイヤカバー。安価なビニール製では到底かなう事の無い高耐久、高耐候性を実現している。また、素材感、風合いも程よい。

ラシーン

ラシーンと記念撮影

この度はK様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございました。カラーの打ち合わせは何度も行い、ご足労おかけ致しました。少し時間が経つとまた赤みが抜けてきて味わい深くなると思います。出来上がった色より数年後のカラーもカッコよくなりますので楽しみにしてください。また、お土産まで頂き感謝申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

逃げない、はればれと立ち向かう、それがぼくのモットーだ。

by岡本太郎