日本一の『PIKE CAR』イベント うなオフが開催!

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2012年11月4日(日) 静岡県浜松市で日本一のPIKE CARイベント

うなぎオフが待ちに待たれて開催された。

本年で12回目となる同イベント。昨年は雨模様であったが

今回はとても美しい秋晴れの模様となり

全国からBe-1、PAO、FIGAROの総称『パイクカー』が集結した。

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午前10時 舘山寺 パルパル駐車場 受付

あたしは早朝4時に起きて5時から出発したのだが10時30分ごろ遅参した。

熱心なワンオーナーズの方々は宵宮を執り行われているのだから

それはとても楽しいお祭りだと感じて頂ければ幸いである。

また、今年もパイクカーデザイナーの古場田良郎氏も応援に

駆けつけて頂いたから、記念撮影も申し込ませて頂いた。

Be-1 1987年製造

PAO 1989年製造

FIGARO 1991年製造

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パイクカーデザイナー古場田良郎氏(左から古場田氏と御婦人)

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うなぎオフ大会本部

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うなぎ弁当

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パイクカー大名行列

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プレゼント交換会やジャンケン大会

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記念撮影

この度は、うなオフ実行委員会の皆様、並びに古場田良郎様

そして、日本中から集結されたパイクカーのオーナーの皆様

本当にお疲れ様でした。

本日は速報でありますから、後日再びブログの方で

素晴らしいイベントの内容をアップさせて頂きます。

今日はコレマデ。

本日の名言

人間には変化の扉がある。

しかし、その扉は内側からしか開くことは出来ない。

Be-1 PAO FIGARO デザイナーの古場田良郎氏

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PIKE CAR/パイクカー

時代の最先端にあるとんがった車、Be-1、PAO、FIGAROの総称。

一般大衆車のような万人受けするような形ではなく、

その時代の流行の頂点に立つ人々に向けて発信されたコンセプトに基づき

デザインされた、限定車がそれである。

現在、そのパイクカー(Be-1、PAO、FIGARO)に近いと感じるクルマ、

RASHEENや光岡製ビュートなどはデザインこそこだわりはあるが、

それぞれコンセプトは別のところにある為、パイクカーと呼ぶことは無い。

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デザイナー 古場田良郎氏とデザイン

日産自動車デザイン本部在籍中は、数々の量産車のデザイン、

同社CIデザインシステム導入プロジェクトを始め、各種先行開発、

および限定生産車「Be-1」「PAO」「FIGARO」の商品企画、デザインを手掛け、

パイクカー(高感度商品)戦略の基礎を築く。 現在、企業イメージの形成や企業、

各種団体、地域などの活性化に向け、情報と情緒をもとに、モノ本来の基盤を

高めながら商品価値形成を行い、ヒトとモノと社会の良い関係をカタチづくるための

さまざまなデザイン活動(コーディネート、ディレクション、プロデュース)を行っている。

そして今回は古場田氏のPAOのメンテナンスにお邪魔させて頂いた訳だが

なんとスピードウェルのレーシングカー達を水彩画で描いてもらったのである。

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城野レーシングK10マーチ+SW11パオの水彩画とデザイン

古場田氏はK10マーチの次期マーチのデザインの開発を行っていた。

しかしその最中でK10マーチが5年ほど延命となり、次期マーチの開発が中断。

そして自主開発がおこなわれて出来上がったのがBe-1である。

というお話により推察することが可能だが、初代マーチのデザインにも精通されている。

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水彩画プレミアムオーダー 

お客様より頂いた写真に対し、デザインとアートという両方向より描かれる水彩画。

あたしがK10マーチのデザインについて指導して頂いている様子であるが

こうして水彩画を古場田氏に描いてもらえるなんて夢のようなお話であったから

家宝にしようと決意するまでに至る。

今回はあたしの水彩画を掲載させて頂いた訳だが、

一つ一つの絵画に対しタイトルや描きかたなど、古場田氏よりコメントも

頂けるからとてもうれしい。その模様は水彩画プレミアムオーダーのギャラリーページ

http://www.speed-well.jp/contents/watercolor/gallery.php

でご覧いただけるようになっている。

そして、今回の水彩画が描かれるその瞬間は

古場田良郎氏のブログ『PIKEなMINICAR』

http://blog.goo.ne.jp/kobatads/

2012年8月28日から4号連続で掲載されてるから是非ともこちらもご覧頂きたい。

ということで、是非とも描いてもらいたいという方々は

SWのWEB上のトップページ『水彩画プレミアムオーダー』

http://www.speed-well.jp/contents/watercolor/

から注文を頂ければ、幸いである。

それでは皆様もぜひご応募あれ。

今日はコレまで。

本日の名言

棒ほど願えば、針ほど叶う。

いやぁ、今回のプレミアムオーダーは、

われわれが愛車とするクルマのデザインされた古場田氏が直々に描いてくれるから

本当に夢のような企画である。

世界広しどこのような試みは本当に初ではなかろうか。

ということで、棒ほど願っても叶わないようなコトが今現実で起こっているから

皆様この機会を逃さずご応募お待ち申し上げます。

パオのメカニカルチューニングサウンド

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オーバーヒート

人は何かと熱中しすぎるとオーバーヒートするものだ。

時に男というものはオーバーヒート気味であることに快楽を覚えてしまう事さえある。

それはあえていうと子供のような、とか幼稚なというような言葉で比喩されることが

あるわけだが、なかなか男というものは大人になれずにいるからずっと子供なのだ。

それでは今回は2012年7月15日に岡山国際サーキットで開催された

Tipoオーバーヒートミーティングでのパオ1100㏄エンジン『MA11SW型』の

メカニカルチューニングサウンドの一部をYouTubeにアップしたので、ご覧頂くコトに致そう。

1100㏄にボアアップが施されたパオのエンジン。

吸気系には往年のレーシングキャブレーター『ウェーバー』が鎮座し

その小気味良いウェーバーの吸気サウンドがサーキットでは人気者に。

Tipoオーバーヒートミーティングは今年で2年目の参戦ということで

チューニングの真価が問われる時期が来たようだ。

そして今年はもう一台が同じくして参戦するコトとなった。

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マーチレース6年連続タイトルカー (お抱え運転手は度胸がない)

スピードウェルでは今年はマーチとパオの2台でレースに参戦。

こちらの車両はあたしの恩師である城野氏が手掛けた日本一速いマーチである。

城野氏はニッサンのニスモのメカニックなども務めたが、なんとF1のメカニック。

どおりでマーチが速いわけだ。

そしてどういう訳か城野さんの宝物をあたしが預かるコトとなり

スピードウェルで出走の整備を終えて約20年ぶりにサーキットに復活させるコトとなった。

サーキットでは、この車両を当時から知る人も多く、皆が眼を輝かせ覗きこんでいたから

よっぽど人気のあるマーチであることがそこでようやく理解が出来たのである。

今後は年に1度だけTipoのレースに参戦するコトと、動体保存をココで皆に約束した。

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マシンの総合テストを終えた。

本日はその速報とまではいかないが、Tipoオーバーヒートミーティングの出来事を

少しご紹介させて頂いた。当日は皆様のご支援もあり事故もなく終えるコトが出来ましたので

この場をお借りいたしまして厚く御礼もうしあげます。

また、スピードウェルではこうしたレースに参戦することにより、

部品の性能を試験しより良いアフターパーツ造り、整備の技術向上などを

目標にいたしておりますので、臨時休業はご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

日産マーチレース 6年連続シリーズチャンピオンカー

スピードウェルワークスPIT

スピードウェルワークスのPIT

当時は話題沸騰の6年連続マーチレースシリーズチャンピオンになった

オレンジ色の初代マーチ。

当時の大口スポンサーはオートバックスということで、その色恋

オートバックスカラーに染め上げられた初代マーチレースカーの製作は

F1のメカニックを務められている、そしてあたしの恩師、城野氏の腕によるもの。

スピードウェルの技術力向上のための教材にと実は最近、城野氏より譲り受けた。

6年連続シリーズタイトルを獲得

6年連続のシリーズタイトルを獲得

数々の名ドライバーにより、1989年から1994年まで6年間

常にトップを独走し続け輝かしい栄光がもたらされたJOHNOマーチ。

その素晴らしい技術はボルト一本にあり、不要な長さを一つずつカットするなど

細かな積み重ねで仕上げが施されている。

まあ、あたしの鈍間な運転では豚に真珠のようなこのクルマ。

実はここで、今年の熱い7月に岡山国際サーキットで開催される

Tipoオーバーヒートミーティングで昨年1100㏄にボアアップした

PAOレーシングカーと一緒に走らせようと、すでに復活のノロシを上げている。

巨匠ジウジアーロによる折り紙デザイン

巨匠ジウジアーロによる折り紙デザイン

初代マーチはニッサンがジウジアーロのデザイン事務所に依頼して

製作されたものだとそう伺う。

なにか今になってこの角ばった感が、あたしの心を非常にくすぐるのは

最近の流面形の新車ばかり見ている、もしくはユニバーサルデザインですよと

個性の無いクルマが売れるデザインだとすりこまれているせいだろうか。

Be-1、PAO、FIGAROとそしてRASHEENの個性あるクルマが

生産されてはや四半世紀がたとうという時代の渦中、

現在はめっきり個性のない車があふれかえっているというのは

単なるあたしの持論かもしれないが、Be-1、PAOなどチーフデザイナーの

古場田良郎氏は日本のいや世界の自動車デザインの巨匠であったことに

そしてあることに間違いはないと確信している。

本日の名言

いかなる人の知識も

その人の経験を越えるものではない

byジョン・ロック

そうですなぁ。もっと勉強しないととおもってても、それと同じく

経験もしないといけません。大人ってすばらしい。