クラシックMINI ウェル帆布社がレザーシートに張替えするの巻!!

どもども〜ウェルです。
さて本日はスピードウェルの得意分野でもあり、専門でもある
クラシックMINIのシート張替えをご覧頂こう。
そもそも、当社はクラシックMINIの整備、レストアなどから
始まり、日本車でおもむきのある車が無いかなというところで、
パイクカーやラシーンなどにたどり着き応用しているのだ。
ウェルもパイクカーと出会ってもう6年になるが、まだまだ
若輩者。
そんなこんなお話はさておき、今日も本気を出して参ろう。

T氏のご紹介で今回張替えをさせて頂いたM氏のミニである。
この車両は、なかなかこだわり深く、ホイールはもちろんワタナベだが
タイヤがまたマニアックなR7をおごる。
R7のタイヤパターンだけで、ごはん3杯は食べれるのである。

フロントシート部
この当時(平成6年式)のグレードはメイフェアだろう、
いたってモケモケしたモケットシートが鎮座している。
元はレザーシートだったのだが、1970年代に入り、
簡素化が進む。時代背景がこうしてモノ造りを悪くさせてきたのだが、
ミニの歴史は40年以上あるのでココで語るのはやめよう。

ドア(内張り)も張替えするので御座る。
ミニ独特な内張りだ。平面と言うところがいたってシンプルで機能的。
しかし、1959から1969年までのモデルはドアの
中までモノいれとして使えるのであった。

リヤシートが鎮座する。
ミニは4人乗り。フィガロとそう変らない。
しかしフィガロより広いであろう。でも4人大人がぎゅうぎゅうで
のれば、酸素が薄くなり窒息するもしくは後部座席の方は
エコノミー症候群にかかりチ〜ンである。
なんだかんだ言いながら分解していく。

外板パネル1枚でもう室内だという。
やはり衝突基準には合格できないのであろう。
しかし、Rを持たせたボディーは頑丈である。
そうそう、英国は単位がインチであるため、当然国産のミリ工具が
使えない、間違っても国産車の整備屋に修理を頼もうなら、
ボルトの頭をつぶされる事間違いないので気をつけなければならない。
スピードウェル社ではインチ工具は全て揃えているので整備も万全だ。

今回のシート類はこのレッドで張替えを致し候。
英国に通じる赤であろう。日本の赤といえば、神社やお寺に塗られている
朱漆の色を連想させられるが、朱でシートを作ろうものなら派手すぎる

だろう。(勝手な妄想)

リヤタイヤハウスに化粧を施す前の写真

化粧を施した後の写真。
元々は黒いレザーがあしらわれているのだが、こういう所まで
きっちり張り替えるのだから、細かな配慮がオーナーの心を奪う。

リヤシートも張り替えた。
今回はスピードウェル社でストックしているシートを先に張替えし
お客様がお越し頂いた時に少ない待ち時間で載せ替えるという。

ドアパネル(内張り)も張り替えた。
一般的にはこの横に入る無数のラインはステッチ(縫い目)で
仕上げるのだが、スピードウェル社の秘密道具、高周波で
仕上げるという。
それにより、ステッチでは成しえなかった太いラインまで
可能になるのだ。もんごりした雰囲気に見せたい時は
この裏技も使う。しかも純正っぽい雰囲気にもなる。
ウェル帆布社はまだまだ秘策がいっぱい御座るゆえ、
今後のホームページリニューアルもご期待あれ。
さて、とうとう最後の写真をご覧頂くのだが、
あのモケモケした簡素なモケットシートがどんなにかっこよくなるか
ご覧頂こう。

赤にベージュのパイピングが光る。
そう、これがブリティッシュだ。
車臭いイメージがエンスーの心を熱く躍らせることだろう。
ミニには色々な方向性があり、また派閥がある。
特にフルオリジナル派かチューニング派は代表的。
ウェル自体はフルオリジナル派であるのだが、チューニングも
している。中途半端かもしれない。
しかし、自己満足が一番大切な事ゆえ、それでよいのであろう。
クラシックミニ、パオ、ラシーン共々、スピードウェル社は
常に腕を磨き、皆様に合ったスタイルのお車を製造出来るよう
日夜精進致し候。
今日はコレまで〜
本日の名言
日本人の多くが「政治と自分の幸せは無関係」
と思い込んで、苦しい生活に耐えている

byカレル・ヴァン・ウォルフレン
そう、本当にそう。国会中継を最初から最後まで見たことある人、
なかなかいないでしょう。ウェルは見ました。
案外暇。
しかし、政治家の批判をする前にみんな選挙行けよ〜ってなはなし。
日本人てそういうところが駄目でしょうなぁ。

クラシックMINI ウェル帆布社がレザーシートに張替えするの巻!!” への2件のコメント

  1. kobatads様
    どうもお世話さまです!れいの件ですが、パオの純正の
    生地と同じ生地の色見本を血眼になって探しております。
    近い色見しかなく本当に近い物をお探し中!!
    も少しご勘弁下さい。
    高周波溶着機ですが、こういうところで使えるので
    たまに使っちゃいます。
    またいろんな細工を小出しにして行きますので
    よろしくお願い致します。

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