5ZIGENと共同開発 日産RASHEEN 省燃費マフラー走行実験 舞台裏の巻!!

どんもす~。ウエルでしゅ。
さて、昨日は久々に号外が発表されたのだが、
省燃費マフラーの走行実験をどのようにして行っているのか
という、走行実験の舞台裏をご覧頂く。
5ZIGEN本社屋前
5ZIGENインターナショナル本社屋前でのミーティング風景。
今回の実験は加速性と燃費である。
左からスピードウエル森本ドライバー。
中央に5ZIGENサポートカーを運転する矢野氏。
そして、右はマフラー交換を行う整備士がサポート。
大勢で本気の実験(測定)が開始された。
熱く走る
加速性は主に走行速度『時速80Km』から『時速100Km』までの
区間でノーマルマフラー、プロトタイプ1、プロトタイプ2と
3機のマフラーで加速タイムが競われる。
燃費は高速走行『時速80Km』巡航で、3機のマフラーを
約100Kmづつ走行を繰り返し測定された。
5ZIGENサポートカーとスピードウエル社ラシーントラベラー
5ZIGENサポートカーがテスト車両を先導する。
スピードウエルと5ZIGENはこれほど本気でマフラーの製作をするには訳がある。
それは、クルマに対しての情熱だろう。
本当に良い商品を開発し、皆に喜んでもらうためには
結果が出るまでトライ&エラーの繰り返しだ。
PAO用リプレイスメントマフラーに続き、
奇跡を起こす日は近い。
今日はコレまで~。
本日の名言
人間にとって
その人生は作品である

by司馬遼太郎
あなたの作品は素晴らしいでしょうか?
ウエルの作品はまだまだ下絵が終わっておりません。
さて、どういう絵を書くか、下絵が重要かもしれませんなぁ。

号外!日産RASHEEN 5ZIGENと共同開発省燃費ステンレスマフラーのお披露目の巻!

ウェルです。本日はPAOとRASHEENのブログ2本立て。
号外
発売期日が過ぎ去り、さらに開発が続けられているという
RASHHEN専用マフラーが遂にお披露目となる!?
ラシーン用省燃費マフラーだ
5ZIGENインターナショナルとスピードウエル社が
時間をかけ、入念に調整を施したマフラー。
RASHEEN専用省燃費ステンレスマフラー『仮称』が遂にお披露目となった。
なんと、燃費テストではリッター辺り2Kmほと上昇しているという。
細部のデーターは今後明かすとしよう。
そして、明日のブログで〇■%×?!Ω◎△になる!!
乞うご期待!!
さてお次はPAOのブログだ。

日産RASHEEN ロアーアームボールジョイントブーツを交換するの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて、本日はラシーンの足回りをピックアップ。
『ロアーアームボールジョイントブーツ』を
交換するというお話をズズイとご覧頂こう。
ラシーンの足回りだ。
ラシーンのフロント足回りだ。
今回は側面からは見ても解からないパーツの交換。
フロント側から覗けばこうなる。
ラシーンの足回りだ。
フロント側からの激写だ。
ブレーキキャリパーのカタチが伺えるのだが、
今回は一番下にあるアーム、通称ロアーアームと
ブレーキキャリパーなどが取り付けられているハブ(ナックル)との
接合部のボールジョイントという部分に覆い被さっている
ゴムブーツの交換をご覧頂くと言う事である。
ゴムブーツに近づいて見る。
ラシーンの足回りだ。
もっと近づいて見る。
ラシーンの足回りだ。
なぜ、ゴムブーツを交換するかと申せば、
ブーツが破れいているから。ただそれだけだ。
しかし、このブーツが破れると足回りにガタが発生し、
もちろん車検にも通らなくなるのである。
それでは、なぜガタがくるのかと申せば、
ボールジョイントというパーツから説明しないと
始まらない。
ボールジョイント部。
ボールジョイントのブーツを外したところを激写!
ボールジョイントとは、自由自在に動く継ぎ手といえば
解かりやすいであろか。
ロアーアーム内に球体が封入され、一定の角度までは自由自在に動くのが
写真から見ても解かるであろう。
そして、このボール部にはグリスが封入されており、
このグリスにゴミや、ホコリ、さらにグリスが飛び散らないよう
ブーツが被せられているのである。
ブーツが破れればゴミやホコリ、さらにグリスが飛び散り
ボール部の潤滑が失われ、結果金属同士が擦れあい、
磨耗しガタが出来るというのが一連の連鎖である。
破れたゴムブーツだ
破れたゴムブーツだ。
もうお手上げ状態である。
PAOでは良くある風景だが、そろそろRASHEENにも
こういう現象が起こりだしてきたと推測する。
新品ブーツだ
新品のゴムブーツだ。
なんとこのブーツ、日産パーツからは販売されていない。
日産ディーラーからも注文が来るという、へんてこなパーツだ。
ブーツ裏側
もちろん、パーツは企業秘密ゆえ、出所はお教えできない。
なぜならスピードウエルの森本工場長が血眼になって探した
秘蔵のパーツだからだ。
新品ブーツが装着された
遂に新品ブーツが装着された。
取り付けには少しコツが入るが簡単に言えば圧入式である。
組み上げられた
一件落着である。
と言う事で、本日はラシーンのロアーアームボールジョイントブーツの
交換をご覧頂いた。
さらにスピードウエル社では、ラシーンのエンジンをチューニング中。
おおっと、マフラーのコトも忘れてはならない。
来週にはマフラーのテスト結果をご覧頂けるから
まだまだ乞うご期待。
今日はコレまで~。
本日の名言
美しい者の音域は無限に広い
by金関寿夫
なんか解かるような気がします。
想像するだけで、ピュアですなぁ。

日産RASHEEN エンジンオイルが漏れる(ディストリビューター編)の巻!

どんもす~。ウェルです。
さて本日はラシーンのオイル漏れと言う事で、
『ディストリビューター編』をご覧頂こう。
まず、ラシーンのエンジンもエンジンオイルがよく漏れる。
(どのようなクルマでもエンジンオイルは漏れる)
しかしながら、お漏らしの度合いにもより、
漏れやすいとか漏れにくいなどという抽象的な言葉で
判断されているのだが、ディーラーでも曖昧な表現で
オーナーに説明する為、
今回もスピードウエル的に詳しくお教え致そう。
中心がディストリビューターだ
中心がディストリビューターというパーツだ。
このパーツはエンジンのカムシャフトから連動し
中身が回転しているという。
ディストリビューターという意味だが、直訳すると
分配器。
それでは何を分配しているのかと申せば、
エンジンの各気筒(ラシーンは4気筒)のプラグに
火花を飛ばす高電圧を分配しているのであった。
ディストリビューター下がびちょびちょだ
ディストリビューター下のミッションケースがエンジンオイルで
全体がずぶぬれだ。
そして、このオイルがミッションケース下へ流れ込み、
ラシーンの駐車している地面にお漏らし跡着けるのである。
ディストリビューターだ
これが、先ほどのディストリビューターを外したところ。
写真右側がエンジンのカムシャフトに連動する部分だ。
そして、このエンジンとディストリビューターとの接合面から
オイルが漏れていると思われているあなたは、
まだまだ勉強不足だ。
ディストリビューターです
プラスチックと金属の隙間から漏れている。
なんと、ディストリビューターの中からオイルが漏れ出しているようだ。
なぜこのようなコトになるのか?
それは次の写真で理解が可能。
中心がディストリビューターだ
2本ツノが生えている部分がカムと連結される部分である。
エンジンのクランク軸の1/2の回転(カムシャフトの回転数)が
ディストリビューターの内部に直に送り込まれる仕組みだ。
実はこのディストリビューターの軸にあるオイルシールが
劣化を起こし、エンジンオイルがディストリビューターの内部へ浸食。
そして、外部へ漏れ出すというのが今回のオイル漏れの原因であった。
と言う事で、今回はディストリビューターをオーバーホールした物へ
(スピードウエル社製リビルド)ディストリビューターへ
交換するコトとなった。
リビルド品
これが、リビルドディストリビューターだ。
金属部分以外は全て新品。
スピードウエル社製
このスピードウエル社製、なんと言ってもバリュー価格。
新品にしか見えないであろう。
リビルドディストリビューターだ
中心軸のオイルシールから何から交換が施され、
1年の保証まで付く。
日産には申し訳ないのだが、価格は半額以下である。
それでは少しディストリビュターのお勉強を致そう。
キャップを外したところ
これがディストリビューターのキャップを外した様子だ。
中心にローターアームという物が先ほどのカムからの回転を直に
受け取り、くるくる回る仕組みである。
ディストリビューターキャップだ
これがディストリビューターキャップの裏側だ。
中心に電極と四方に電極があるのが良く解かる。
何万ボルトという高電圧『2次電圧』が中心の電極から
先ほどのローターアームへ流れ込み、
ローターアームが回転することによって四方の電極へ
高電圧が分配されるというのが、ディストリビューターの役目だ。
さらに四方に分配された高電圧はプラグコード(ハイテンションコード)を
解して、各気筒のプラグへ送り込まれるのだという。
少しは皆も勉強になったであろう。
ディストリビューターが交換された
遂にディストリビューターが交換された。
これで、この部位からのオイル漏れが収まったである。
ミッションケースだ
ご覧の通りミッションケースもピカピカに清掃がなされ終了!
と言う事で、今回はこのディストリビューターの交換で解決したのだが、
ご覧の車両はわざわざ愛知から修理のために御来店頂いた、H様の車両である。
どうぞお大事に。
今日はコレまで~。
本日の名言
勇気を出せよ、君の人生だろ
by忌野清志郎
どうしたんだい~と叫びたくなりますが、
そう、すべてはあなたの人生。
何事も勇気を出して、明日のホワイトデ~に
のぞんでもらいたいと思います。

日産RASHEEN なんだかガソリン臭がするの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて、本日はRASHEENのガソリン臭がするというお話。
ガソリンを満タンにするとどこかしらからガソリンの
かほりが、ほのかに漂うという現象。
もしかしてガソリンがもれているのでは?
と言う事でガソリンタンクを車体から切り離し詳しく調べてみよう。
切り離されたガソリンタンク
これが、本邦初公開。
ラシーンのガソリンタンクだ。
材質はなんと樹脂製。
本来はガソリンは鉄製のタンクが主流ではあるのだが
鉄で作ると重たくなるので(それでなくても車両はけっこう重い)
樹脂製で製作されたのではないかと、推測する。
切り離されたガソリンタンク
これはガソリンタンクが備え付けられていた場所だ。
簡単にみえるだろうが、実は
リヤアクスル(サブフレームごと)取り外さなければ
タンクが外れないという、かなり重量級の作業が待っていたのだ。
リヤアクスルアッセンブリー
これが、リヤアクスルアッセンブリーだ。
ラシーンは実はサブフレームの上にボディーがのっかっているという
クルマらしい造りがなされている。
一般的なクルマはモノコック構造と申し、ボディー自体でフレーム
(モノコックフレームという)をなしている為、
ラシーンのような構造より、ボディー剛性は劣る。
ラシーンの足回りはかなり剛性が高いのであった。
恐るべし。ラシーンの4WDとしての実力の高さが伺える。
以前ラシーンエクステリアデザイナーの平林俊一氏にお話を頂いた折、
こういう地味なところでラシーンの性能が良いというコトを
『知るひとぞ知るという感覚』で楽しんでもらえればと言う事であった。
サブフレームの取り付け位置
太いスタッドボルトが2本見えているが、
この位置にサブフレームがドッキングされる。
こうした剛性の良い造りはより良い走りが可能となるのだ。
また日産の技術陣の拘った作りがラシーンの付加価値なのである。

このふたのカプラー下部からガソリンが漏れていた!!
カプラー自体も樹脂製であり、耐用年数が
もしかして近づいているかもしれない。
今後ラシーンの修理箇所として多く発生する箇所の候補でもある。

なんと、ガソリンタンクにクラックが入っていた。
そう、先ほどのカプラーからガソリンが漏れていて、修理し終えて
やっとひと段落着こうとおもった矢先、
ガソリンを満タン状態にすれば、なんともタンクにもクラック(亀裂)が。
このガソリン臭の原因はなんと2箇所で行われていたものであった。
新品タンク
と言う事で、これまた本邦初公開!!
ラシーンのNEWガソリンタンクだ。
タンク単体の価格は税別28,500円也
これに付属のゴムホースなど組み込みアッセンブリーでは35,000円ほどになる。

これは、なんぞやと申せば、ガソリンの燃料計のセンダユニットだ。
筒のなかにウキが入っており、ガソリンの量を計測している。
今回はこのセンダユニットも交換となった。
このセンダユニットの不良で起こす主な不具合内容だが、
燃料計の針が急にストーンと下まで落ちる。
燃料は残っているのに、残量がわからなくなるのだという。

これは先ほどガソリンが漏れていたカプラー部だ。
それぞれに交換を施し、ラシーンのガソリン臭は止るのであった。
今日はラシーンからガソリン臭がするというお話だったが、
今後、ホースの劣化などにより漏れやすくなってくる可能性があるゆえ
このブログを是非とも参考にして頂きたい。
今日はコレまで~。
本日の名言
すべては心から始まる
by井深大
さすがSONYの創始者。
何事も全ては心から始まりますなぁ。
皆々様もなにか心を持って明日より生きて参りましょう。

スピードウェル社が造る 寒冷地仕様その1 始動性向上(バッテリー編)の巻

どんもす~。ウェルです。
さて、本日は今年度からスピードウェル社が開発を進めた
寒冷地仕様の(その1)をご覧頂く。
まずなぜ寒冷地仕様となるものがあるのか?
温暖な地域の方々には不思議な仕様であるゆえご説明致そう。
冬は寒い。
それは当たり前のことなのだが、機械も人間と同じく、
寒いと動き辛い箇所があるのだ。
今回はその一つ、バッテリーがお題だ。
バッテリーは温度が下がれば下がるほど、蓄電している電圧を
放出しにくい性質(化学反応が促進されず電圧が上がらない)があり、
外気温が低いとエンジン始動が困難になるのである。
と言う事で、純正の小さい物から大きなものへ
交換することにより始動性を良くするのが寒冷地仕様の目的であった。

これがRASHEEN標準バッテリーの風景。
Be-1、PAO、FIGARO標準のバッテリー諸元は以下の通り。
型式 28B17L
容量 未情報
寒冷地仕様のバッテリー諸元は以下の通り。
型式 46B24L 
容量 未情報
Be-1、PAO、FIGAROは上記が純正で標準と寒冷地仕様の差がある。
スピードウェル社が造る寒冷地仕様では純正の寒冷地仕様より上回る
バッテリー55B24Lというサイズがおごられる。
RASHEEN標準のバッテリー諸元は以下の通り。
型式 28B19L
容量 12-24(V-Ah)
寒冷地仕様のバッテリー諸元は以下の通り。
型式 80D26L
容量 12-55(V-Ah)
RASHEENも同じく純正で標準と寒冷地仕様の差があった。
こちらもスピードウェル社が造る寒冷地仕様のバッテリーサイズだが
80D26Lのサイズがカツカツゆえ同サイズのバッテリーがおごられる。
まずこのバッテリーの型式や容量の読み方だが、
たとえば28B19Lというバッテリーを読み取ると、
28・・・性能ランク。(始動性や容量を総合的にまとめた数値)
B・・・はバッテリーの端子のサイズ。(短面側の幅×箱の高さが127×200mm)
19・・・はバッテリーの横幅 。(19cmと言う事になる)
L・・・端子の向き。 
と言うコトである。
容量は12-24となっているがこれは日本のJIS規格で定められている定義
5時間率容量(Ah)というもので容量の1/5の電流を放電し(25℃)、
10.2Vまで放電できる時間と電流の積ということである。
上記の内容は難しいと思われるゆえ、簡単に理解して頂くようであれば
バッテリーの性能ランクが大きければ大きいほど、
大きな電流を長時間にわたり放電できるバッテリーだというコトである。

バッテリーは受け皿に乗っているが、容量の大きいバッテリーに
交換する場合、この受け皿も大きな物に交換しなければならない。
発売当初に日産から寒冷地仕様として販売された車両であれば
この受け皿が大きなバッテリー用に変更が施されている、
と言うコトなどご存知の方は少ないはず。

これがバッテリーの接続ターミナル。俗にB端子ターミナルと呼んでいる。
バッテリーが大きくなると端子も大きくなるゆえ、
スピードウェル社的寒冷地仕様には端子の変更が行われる。

これが俗に言うD端子用接続ターミナル。
先のB端子より一回り大きなD端子用だ。
+極、-極とも交換を施し、大きなバッテリーに置換する準備が
行われる。

左が今回の寒冷地仕様バッテリー。右が純正サイズバッテリーだ。
放電出来る容量は2倍以上になり、バッテリー上がりに対しても
強くなるという。
予断だがひと月に2,3度ほどしかクルマに乗らない、という方々にも
バッテリー上がりを抑えるといった傾向でオススメできるであろう。
こうして、スピードウェル社が発売する寒冷地仕様。
本日はバッテリーについてご紹介させて頂いたのだが、
北海道、東北地方の方々や寒冷地仕様が欲しいとお思いの方に
車両の仕様を変更してサービスでお造りする。
今回はその1始動性向上(バッテリー編)だが、
その2はエンジンの(冷却水編)、その3はボディーアンダーコート(亜鉛塗装編)
その4はドアインナー(亜鉛塗装編)がある。
全てはその地域にあった、PIKEカーと、RASHEENを製作し、
それぞれに楽しんでもらえる様に勤めるのが当社の定め。
スピードウェルご当地スペシャルは今後新たにページが開設されるゆえ
これまたご期待頂きたい。
今日はコレまで~。
本日の名言
毎日少しずつ。
それがなかなかできねんだなあ。
 
by相田みつを
それが、出来ればそれ以上のものもございませんなぁ。
それが、なかなかできないんですなぁ。
明日から1週間だけでも少しやってみましょうかぁ。

月刊スピードウェル 2月号創刊 PAOとRASHEENの2本立ての巻!

どんもす~。ウェルです!
さて本日は美ラシーン・パオグラビア、月刊スピードウェルを
ご紹介致そう。
この企画は日本初クルマのグラビアとして
スピードウェル社で製作された車両をウェルのオタ目線で撮影し
取りおろした画像を無料でご覧いただけるという。
また訳のわからんコトを申してはおるのだが、
3月号はなんとPAOとRASHEENの二本立て!!
と言う事で、その車両の紹介を少しココで行わせて頂きたい。
まずは月刊スピードウェルNo,21
『大人の遊びPAOちゃんだ』
大人の遊びパオちゃん
月刊スピードウェルでは一台を30枚というカットで
ご紹介するページである。
クルマの表情が非常に素晴らしく面白いものだが、
すべてはオーナーの思いが詰まっているからであろう。
今回のコンセプト『大人の遊び』だが、
その言葉通りいろんなデフォルメが施され、元のPAOを
ご覧頂くと、これがこんなに~という感覚にさいなまれる。
次回は密着大人のパオというブログもアップされるゆえ
乞う期待だ。
ウェル帆布社の総力も結集
モトリタのハンドルと、インストルメントパネル上部、
アンダートレイのコーディネートもたまらない。
さらに、今回ウェルが拘ったのは全体の配色であり、
DUB275MPのCDデッキにはまぼろしのシルバー梨地仕様に
リプロダクツ。
オーディオ上部のエアコンパネルとの配色とバランスをとった。
スピードウェルと大阪バネ工業との共同開発、デフォルメスプリングだ。
大阪バネ工業とスピードウェル社との共同開発。
仮称『ローフォルムスプリング』がおごられた。
足回りの構造から研究し、ロールセンター位置からずれることなく
割り出された車高は、ストリートからレースシーンまで
あらゆる方向に活躍する。
これも詳しくウェルマガジンでアップ予定であるから楽しみだ。
オートマチック
小粋なカスタマイズは、オーナーのセンスをしのばせる。
と言う事で、次回はベースとなったPAOを一から製作してゆく風景を
大人の遊びというスタイルでご覧頂くゆえ楽しみにして頂きたい。
お次はNo,22の『みちのくラシーンちゃんだ』をご覧あれ。
みちのくラシーンちゃん
青森県に納車と言う事で、スピードウェル社では
みちのく寒冷地仕様の製作に踏み切った。
ドア内側(内張りのさらに内側)にまで錆止め塗料が
惜しみなく投入され、サイズアップされたバッテリー、
さらには下回りの錆止めなどなど、純正の寒冷地仕様を上回る仕上がりに。
この仕様は北海道、青森、秋田、岩手、山形,そして宮城県下に適用される。
これで東北の方々が安心してお乗り頂けるという整備内容も
完成することとなりPAO,RASHEENとも雪害対策は万全のものとなった。
みちのくラシーンちゃん
ウェル帆布社謹製のレザーとパネルラッカーフィニッシュ。
さらにはナルディクラシックウッドステアリングと、
ラシーンのフルコースがおごられた。
オーナーのコダワリを追求するモノ=スピードウェル社の使命であろう。
みちのくラシーンちゃん
実はフロントグリルはブラック。
ボディーはサンバーストラッカーの微妙な茶色を演出している。
みちのくラシーンちゃん
ほら、この角度であればボディー色がチョコレート色に見えるであろう。
透かせばチョコレート色。正面はブラック色。
という、不思議な色に調整してあるのだ。
今回は美ラシーン・パオグラビア、月刊スピードウェルのご紹介でるが、
尖がったカスタマイズを施した車両が登場する場合もあれば、
純粋に純正を程よくオーナー色に染めたものまで。
これからもスピードウェル社の技術と
オーナーのコダワリを紹介する。
今日はコレまで~。
本日の名言
人間は何を知っているかではなく
何をしようと思っているかによって
価値・無価値
能・不能
幸・不幸が決まるのである

byリントネル
そう、ただの頭でっかちではいけませんなぁ~。

5ZIGENと共同開発 日産RASHEEN 本気の省燃費マフラー製作の巻!PART3

donmosu~。ウェルです。
さて、本日もデベロップメント的なお話ではあるが、
5ZIGENと共同で開発が進められている、ラシーン専用
低燃費マフラーの実験風景をご覧頂こう。
純正マフラーが
なんと純正マフラーが切開された!
今回は純正マフラーを一つの軸として、実験が行われる。
どういう実験かと申せば、
純正マフラーより排気ガスの抜けの良いマフラーと、
純正マフラーより排気ガスの抜けの悪いマフラーを製作。
一般的に抜けをよくすれば、高回転域でのピークパワー(最高出力)が上がる。
それであれば、抜けを良くしたほうがいいんじゃないの?
という感覚になるわけだが、
今回のリプレイスメントマフラーの
求めているものはピークパワーではない。
求めたいものは、常用回転域でのトルク感と低燃費性。
ピークパワーなどは無視し、本当に乗りやすく、
燃費の良いマフラーを追求するのであった。
と言う事で、抜けを若干悪くしてあげればトルクと低燃費性が向上
するのではないのかというデーター取りをするために
トータル3つのマフラーにより馬力や、トルク、そして燃費の測定が
行われるコトとなった。
純正マフラー
その抜けの良いとか、悪いとか、それはどういった部分で作るのか?
皆もしりたいであろう。
それではこれから画像と共に説明しよう。
マフラーの原理であるが大きく別けると2つある。
まずは排気脈動によりエンジン出力を引き出す。
そして、もう一つは排気音量を低減させる。
どちらもバランス良く純正マフラーは造られているのだが、
純正マフラーではコストという面でも計算されており、
5ZIGENとスピードウェル社が開発するコストより性能を重視する方法で
製作すると、純正よりまだパワーアップの余力が残っているのだ。
純正マフラー
まずエンジンから排出されたガスがこの膨張室に流れ込む。
膨張室ではガスが拡散し排気音量が大きく低減される。
しかし、排気ガスの音量が低減するだけでは駄目なのだ。
純正マフラー
ラシーンのマフラーは3層の隔壁構造が採用されていた。
大体の純正マフラーの仕様もこのような形が多い。
パイプにパンチングが開けられているが、これは排気ガスの
音質を良くするためにある一定の気持ち悪い周波数をカットし、
音質を整えているのである。
純正マフラー
パンチングの穴を通り排気されてゆくガスもあれば
筒から筒へ流れて行く排気ガスもあり、
エンジンの低回転から高回転域に達するまでには
いろんな流れ方をしてガスは排出されるのである。
こうして、分解しまずは純正マフラーの内部のパイプ径と
容積を測定。
特にパイプ径は純正で45パイと大きめであったが、
ウェルリプレイスメントのプロトタイプでは
この純正マフラーの内部パイプ径の大きい物と、小さい物を
製作し、抜けの良し悪しを造りデーターを取るという公算なのである。
純正マフラー
と言う事で、シャシーダイナモに載せ、
2本目<抜けの悪い>プロトタイプマフラーの測定を行った。
プロトタイプ2マフラー
プロトタイプ2マフラーではタイプ1マフラーのデザイン性も
向上させて製作がなされたのだが、この位置からは拝む事は出来ない。
(プロト1マフラーはボディーに対して垂直にテールエンドが出ていたのだが、
プロト2マフラーは改善し若干外側へ傾斜させ、視錯覚を払拭。)
よくよくマフラーのテールエンドだけ見ると、ボディー外側へ傾斜しているのが
伺えるのであるが、これがまた非常にセンスが良い角度であり、
今後お披露目致す。
(ラシーン用マフラーでテールパイプの角度が付いているのは
ウェルリプレイスメントだけ)
ラシーン本来のデザインを追求する事によりこの角度は譲れない。
大型ファンでエンジンを冷却する
大型ファンでエンジンを冷却する。
モニターには総合的な出力がアップされる
モニターには総合的な出力がアップされるのだ。
ということで、全てが揃ったところで、
プロトタイプ2マフラーの測定が行われた。
プロトタイプ2マフラーの計測結果
プロトタイプ2のマフラー計測結果だ。
上曲線青色のラインが今回のプロトタイプ2マフラーの馬力。
上曲線赤色のラインが純正マフラーの馬力。
これを見比べると、ほとんどピークパワーの差はないが、
常用回転域(低回転)では純正の出力に軍配があがった。
トルクをみると、高回転域では純正以上のトルクを搾り出しているが
常用回転では使わない領域である為、
現時点での測定結果だけで言えば、純正のほうが良いマフラーだといえよう。
『プロトタイプ2マフラーは大失敗!』
しかし、この大失敗がラシーンのエンジンの特性を知る上で
必要不可欠なことであり、
データーの収集が出来たという本当の意味では大成功を収めたのであった。
プロトタイプ1マフラーだ
前回の測定結果で大記録を樹立した
ウェルリプレイスメントプロトタイプ1マフラーだ。
この後3つの指向性のあるマフラーで
トータル800kmという走行テストが繰り広げられる!!
乞うご期待。
今日はコレまで~。
本日の名言
鍛練千日の行 
勝負一瞬の行
 
by蔦文也
一瞬にかけて毎日鍛錬しなければなりませんなぁ。

5ZIGENと共同開発 日産RASHEEN 本気の省燃費マフラー製作の巻!PART2

どんもす~。ウェルです。
さ~て本日は開発が急ピッチで進んでいる
ラシーン用本気の低燃費マフラーの細部をご覧頂くコトに致そう。

ばっちりウェルが写りこんでいるのであるが、
最高級ステンレスSUS304をマフラーのサイレンサー(消音器)に採用する。
マフラー素材でSUS304というステンレス鋼を使用するのは珍しくは無いが
実はこのSUS304という素材は耐水性に最大の威力を発揮。
と言う事で、サイレンサーには水が溜まりやすいと言う事により使用するが、
しかし、大きく熱の加わる所には不向きなのだという。
大きく熱の加わる所とはどういうところなのかと申せば、
ひねりまわったパイプ類のことだ。

ほとんど直角といっていいほどのひねり具合。(純正に順ずる)
そして、この熱の加わるパイプ類に採用されるのが、
SUS436というステンレス鋼である。
目指すは『官能と美学の追求』
SUS436といえば自動車マフラーのパイプ専用に開発された
ステンレス鋼である。
今回のラシーン専用マフラーにはこうして見て感じれるSUS304と
機能を追求するSUS436という
2つの素材を適所に使い。
マフラーの性能もさることながら、マフラー本体の
耐寿命まで計算に入れるというハイブリッドマフラーなのであった。
サイレンサー側面
サイレンサー側面だ。
まだまだ試作段階ゆえ、吊り下げ棒のデザインも決まっていないが、
デザインもまた性能であるという言葉により、今後の開発で
煮詰めてゆく。
出口カール部
まだ、溶接などは点付けである。
このプロトタイプ1は出口がボディーに対して垂直に出した様子。
一般的なマフラーであれば、これで良いのであるが、
後ろ正面からラシーンを全体的に見てみると
少し内側に曲がった感覚で見える『視錯覚』にとらわれるのであった。
今回もBe-1、PAOリプレイスメントマフラーで学んだ経験を生かし、
ラシーンの良さを損なわないよう、出口は外側へ傾けられる事となった。
そして、今回第一作プロトタイプ、
ラシーンウェルリプレイスメントマフラー(プロトタイプ1)の
パワーチェックをご覧頂こう。

パワーチェックが行われた。
上曲線の青いラインが『プロトタイプ1の馬力』
上曲線の赤いラインが『純正マフラーの馬力』
どうだろう、このマフラーの良い点はフルに下から上まで
純正マフラーを上回る性能と言う事になる。
下曲線の緑のラインが『プロトタイプ1の軸トルク』
下曲線の赤いラインが『純正マフラーの軸トルク』
この軸トルクもなんと、全面的にアップする事となった。
へんてこなところで大きな谷間も無くストレートに伸びる曲線は
運転しやすさを予見している。
特にトルクが全域でアップしている点では、かなりの
省燃費性が実現しており、次回の実測800km走破での
データーが楽しみだ。
今回全てにおいてフルにパワーアップが可能となった
ウェルリプレイスメントプロトタイプ1マフラーをご覧頂いたが、
実はさらにプロトタイプ2を製作中。
これで終わりではなく、これでやっと始まれたようだ。
本当ならこれで、他の追従も許さない良いマフラーの
特性がすでに出た訳だが、スピードウェル社と5ZIGENの
熱き戦いは終わらない、と言う事で
今日はコレまで~。
本日の名言
為すべきは人にあり
成るべきは天にあり

by杉田玄白
なすべきは人にあり、なるべきは天にあり。
なすべきコトをしておれば、天は必ず味方致しましょう。
運も実力のうちで御座います。

5ZIGENと共同開発 日産RASHEEN 本気の省燃費マフラー製作の巻!

どんもす~ウェルです!
さて、本日はラシーンオーナーには大変お待たせ致しております~、
ラシーン用低燃費マフラーの開発の第一部をご覧頂くコトに致そう。
今回は前回のBe-1、PAO用のリプレイスメント(純正代用品)と同様、
ラシーンの純正をさらにブラッシュアップさせたモデルの開発に
取り組むコトで5ZIGENと大筋の方向性が決定。
純正マフラーだ。
ラシーンのエンジン(GA15DE)の省燃費性の向上&追求のため
純正マフラーの研究から始まる。
この純正マフラーだが、中身の構造はいたって単純。
エンジンからの排気ガスが、一度膨張室に入り、Uターンして
テールパイプから出るような仕組みだ。
特にグラスウールも使用されているようで、
経年劣化による音量のアップは否めない。
出口の傾き
ラシーンの純正マフラーも実は真後ろに垂直に
出口が向いているようで、向いていない。
これはラシーンのバンパー形状を上からご覧頂くと
解かりやすいのだが、両サイドにゆくほど
円弧上に絞られていくボディー形状(デザイン)により
マフラーのテールパイプをボディーに対して垂直に
出すと、テールパイプがあたかも内へ曲がっているような
感覚(視錯覚)に陥るのだ。
という、細かな部分に対してもこだわって製作が行われる。
こういう細かな部分を怠るとラシーンのデザインの良さが
どんどん失われてゆくことにも成りかねないであろう。
吊り金
ラシーンのマフラーの吊り金は簡単なステーである。
このステー自身も何のことは無い形をしているのだが、
そこは逆にスピードウェル社的プロダクト感を全面的に
押し出せる絶好の場所かもしれない。
と言う事で、出来上がり時にはまたピックアップさせて頂く。
ココで、ラシーンのエンジン(GA15DE型)の諸元をお伝え致そう。
総排気量 1500cc
燃焼室形状 ペントルーフ型
弁機構 DOHC チェーンドライブ
内径×行程 73,6×88,0 (ロングストローク)
圧縮比 9,9
最高出力 ネット値 105馬力/6000回転
最大トルク 13,8Kg-m/4000回転
弁開閉時期 
吸気開 上死点後 0度
吸気閉 下死点後 42度
排気開 下死点前 46度
排気閉 上死点前 4度
と言う事で、今回ココで一番気になるのは弁開閉時期である。
このデーターからすれば、カムシャフトを交換すれば、
このエンジンの特性が大きく変るようなかほりさえ
漂ってくるのではある。
それはオーバーラップである。
このエンジンはオーバーラップしていない。
さらにロングストロークであることから
簡単にもうせば、当初からピークパワーを求めているのではなく
トルクフルな特性を狙っていると読み取れるのである。
さすが、4WDという観点からエンジンがそれに合う調整が
施されている所は日産の技術にただただ脱帽である。
ということで、今回のパワー的に求める方向性は
馬力ではなく、トルク重視だということだ。
このエンジン、105馬力あるといえ、これが
理論上5馬力あがったとして110馬力になろうと
なんらうれしいことは無い。
その5馬力より、トルクを1kg-mでもあげ
さらにピークトルクの回転数を4000回転から3500回転域に
もってこれれば、これ以上なく乗りやすく、
さらに省燃費性がぐぐっとあがったエンジン特性になるわけだ。
と言う事で、馬力は純正マフラーより落ちなければそれで良し。
それ以上にトルクを追求し常用回転域での乗りやすさ、
さらに燃費向上を図る仕上がりを追求する事にさだまった。
おおー日本一の扱いやすさと省燃費特性の向上が図られた
マフラーにまた一歩近づいた瞬間でもある。
それでは、機能性は次回、さらにマフラーを3分割に
割ってご覧頂くコトに致す。
それでは、製品の大体の姿見などをこれからご覧頂こう。
ラシーン後ろ正面姿見
ラシーンの持っている本来の形プラス
大人らしいマフラーのデザインを追求。
今回の出口形状は楕円でもなく、斜めカットでもない。
走りを予感させるような形状はご法度といったところ。
テールパイプは外カールがおごられた。
テールパイプはなんと、5ZIGENとこれまた共同で型からおこしだした、
通称『外カール』がおごられる事となったのである。
ラシーン純正はただの棒の切りっぱなし。
その感覚も実は雑ではなく、ラシーンらしい仕上げである。
しかし、切りっぱなしというのもせっかくステンレスで
仕上げるのであれば、芸が無いと言う事で
ウェルリプレイスメントマフラー(Be-1、PAO用)
のものと形状は同じ外カールというデザインを採用した。
そして純正のサイズでは少しさびしいと言う事で、
サイズはテールパイプは純正が38,1パイに対して
外カールテールパイプは42,7パイと若干の太さをつけるコトにより
さりげなく交換しましたよと大人らしくアピールするのであった。
外カールテールパイプ
この外カールテールパイプはすでに5ZIGENとの契約で
スピードウェル社の専売にもなっている特殊なデザイン。
往年の名器と呼べるには外せないデザインでもある。
往年のデザイン
左斜め45度からの姿見だ。
出っ張り具合も純正と同位置に留めてある。
ということで、今回はラシーン用リプレイスメントマフラーの
開発初旬の計画とデザイン案をご覧頂いた。
今週、来週あたりでさらに詳しい内容をブログでアップするゆえ
まだまだ乞うご期待だ。
今日はコレまで~
本日の名言
天才は有限 努力は無限
by中村清
そう、天才でなくても努力すればそれに勝るものは無し。