5ZIGENと共同開発 日産RASHEEN 本気の省燃費マフラー製作の巻!

どんもす~ウェルです!
さて、本日はラシーンオーナーには大変お待たせ致しております~、
ラシーン用低燃費マフラーの開発の第一部をご覧頂くコトに致そう。
今回は前回のBe-1、PAO用のリプレイスメント(純正代用品)と同様、
ラシーンの純正をさらにブラッシュアップさせたモデルの開発に
取り組むコトで5ZIGENと大筋の方向性が決定。
純正マフラーだ。
ラシーンのエンジン(GA15DE)の省燃費性の向上&追求のため
純正マフラーの研究から始まる。
この純正マフラーだが、中身の構造はいたって単純。
エンジンからの排気ガスが、一度膨張室に入り、Uターンして
テールパイプから出るような仕組みだ。
特にグラスウールも使用されているようで、
経年劣化による音量のアップは否めない。
出口の傾き
ラシーンの純正マフラーも実は真後ろに垂直に
出口が向いているようで、向いていない。
これはラシーンのバンパー形状を上からご覧頂くと
解かりやすいのだが、両サイドにゆくほど
円弧上に絞られていくボディー形状(デザイン)により
マフラーのテールパイプをボディーに対して垂直に
出すと、テールパイプがあたかも内へ曲がっているような
感覚(視錯覚)に陥るのだ。
という、細かな部分に対してもこだわって製作が行われる。
こういう細かな部分を怠るとラシーンのデザインの良さが
どんどん失われてゆくことにも成りかねないであろう。
吊り金
ラシーンのマフラーの吊り金は簡単なステーである。
このステー自身も何のことは無い形をしているのだが、
そこは逆にスピードウェル社的プロダクト感を全面的に
押し出せる絶好の場所かもしれない。
と言う事で、出来上がり時にはまたピックアップさせて頂く。
ココで、ラシーンのエンジン(GA15DE型)の諸元をお伝え致そう。
総排気量 1500cc
燃焼室形状 ペントルーフ型
弁機構 DOHC チェーンドライブ
内径×行程 73,6×88,0 (ロングストローク)
圧縮比 9,9
最高出力 ネット値 105馬力/6000回転
最大トルク 13,8Kg-m/4000回転
弁開閉時期 
吸気開 上死点後 0度
吸気閉 下死点後 42度
排気開 下死点前 46度
排気閉 上死点前 4度
と言う事で、今回ココで一番気になるのは弁開閉時期である。
このデーターからすれば、カムシャフトを交換すれば、
このエンジンの特性が大きく変るようなかほりさえ
漂ってくるのではある。
それはオーバーラップである。
このエンジンはオーバーラップしていない。
さらにロングストロークであることから
簡単にもうせば、当初からピークパワーを求めているのではなく
トルクフルな特性を狙っていると読み取れるのである。
さすが、4WDという観点からエンジンがそれに合う調整が
施されている所は日産の技術にただただ脱帽である。
ということで、今回のパワー的に求める方向性は
馬力ではなく、トルク重視だということだ。
このエンジン、105馬力あるといえ、これが
理論上5馬力あがったとして110馬力になろうと
なんらうれしいことは無い。
その5馬力より、トルクを1kg-mでもあげ
さらにピークトルクの回転数を4000回転から3500回転域に
もってこれれば、これ以上なく乗りやすく、
さらに省燃費性がぐぐっとあがったエンジン特性になるわけだ。
と言う事で、馬力は純正マフラーより落ちなければそれで良し。
それ以上にトルクを追求し常用回転域での乗りやすさ、
さらに燃費向上を図る仕上がりを追求する事にさだまった。
おおー日本一の扱いやすさと省燃費特性の向上が図られた
マフラーにまた一歩近づいた瞬間でもある。
それでは、機能性は次回、さらにマフラーを3分割に
割ってご覧頂くコトに致す。
それでは、製品の大体の姿見などをこれからご覧頂こう。
ラシーン後ろ正面姿見
ラシーンの持っている本来の形プラス
大人らしいマフラーのデザインを追求。
今回の出口形状は楕円でもなく、斜めカットでもない。
走りを予感させるような形状はご法度といったところ。
テールパイプは外カールがおごられた。
テールパイプはなんと、5ZIGENとこれまた共同で型からおこしだした、
通称『外カール』がおごられる事となったのである。
ラシーン純正はただの棒の切りっぱなし。
その感覚も実は雑ではなく、ラシーンらしい仕上げである。
しかし、切りっぱなしというのもせっかくステンレスで
仕上げるのであれば、芸が無いと言う事で
ウェルリプレイスメントマフラー(Be-1、PAO用)
のものと形状は同じ外カールというデザインを採用した。
そして純正のサイズでは少しさびしいと言う事で、
サイズはテールパイプは純正が38,1パイに対して
外カールテールパイプは42,7パイと若干の太さをつけるコトにより
さりげなく交換しましたよと大人らしくアピールするのであった。
外カールテールパイプ
この外カールテールパイプはすでに5ZIGENとの契約で
スピードウェル社の専売にもなっている特殊なデザイン。
往年の名器と呼べるには外せないデザインでもある。
往年のデザイン
左斜め45度からの姿見だ。
出っ張り具合も純正と同位置に留めてある。
ということで、今回はラシーン用リプレイスメントマフラーの
開発初旬の計画とデザイン案をご覧頂いた。
今週、来週あたりでさらに詳しい内容をブログでアップするゆえ
まだまだ乞うご期待だ。
今日はコレまで~
本日の名言
天才は有限 努力は無限
by中村清
そう、天才でなくても努力すればそれに勝るものは無し。

5ZIGENと共同開発 日産RASHEEN 本気の省燃費マフラー製作の巻!” への4件のコメント

  1. forteさま
    試作、試験はただ今毎日行われております。
    本日は、純正よりさらにパイプ径をしぼった
    マフラーを試作し、データー取りを行うという
    マフラー会社至上初のしぼりマフラーまで
    こさえるというこだわり。
    マフラーだけが良くなるという感覚ではなく
    ラシーンというユニットそのものが
    活性できる本物のマフラーの追求は怠りません。

  2. いよいよですね。
    ラシーンのマフラーはまだかと
    待っておりました。
    妥協なき工程に期待大です。

  3. gamemixさま
    遂にです。
    本日はラシーンの純正マフラーの分解を
    はじめました。
    人任せにはできないと申しますか、
    スピードウェル社と5ZIGENが本当に
    共同で、ラシーンのユニットに最善の
    マフラーの製作に没頭しております。
    これが日本一のマフラーだ。
    と唸るような仕上がりにご期待ください。
    中身はまだまだ後日にアップ予定。
    隅から隅までズズイとご覧くだされ~。

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