日産ラシーン オイル漏れはオイルプレッシャースイッチからの巻

どもども〜ウェルです!
今日のお題はラシーンのオイル漏れはオイルプレッシャースイッチ
からという事で、皆様と一緒にお勉強致しましょう!!
さて、オイルプレッシャースイッチとはなんぞや、と申しますと
エンジン運転中にエンジン内を潤滑するオイルの必要な圧力を検知し
運転席の警告灯を点けたり消したりするいわゆる電気スイッチというもの。
エンジンには回転中はエンジンオイルで潤滑されておるのだが、
オイルパンにためているオイルをヘッドや各部潤滑部に圧送して
潤滑されているので御座る。
このオイルの圧送している圧を検知して適性に潤滑されているようであれば
警告灯は消えており、オイル量不足や、ポンプの不具合などにより
油圧が上らない場合には警告灯を点灯させるという。

真ん中の配線が着いているところがオイルプレッシャースイッチ
ラシーンはこのオイルプレッシャースイッチを外すには
手前にあるステーを外さなければならぬのだ。
(↑写真はステーを取り外した後)
また、ココからのオイル漏れは目視する事が難しく、
なんともマイナーな不具合であろう。
このオイルプレッシャースイッチだが、
外形は27mm相当のソケットで取り外しが可能だ。

オイルプレッシャースイッチの側面だ。
これのどこから漏れてくるのよ。
もしかしてエンジンとの付け根から漏れてくるの?
と、それぐらいしか考えられないでしょ、とお思いではあるが、
実は後ろのスイッチの黒い部分から漏れてくるので御座る。

オイルプレッシャースイッチの背面。
これはどちらかというと内部損傷で御座ろうが、
内部の圧力を検知するところのダイヤフラムか何かが
破けたのだろう。
そう考えると、今現在存在するラシーンにも皆共通する
不具合になっていくのは間違いない。
取り外しが楽なように専用工具も買ったので御座る。
スピードウェル社は準備は整った。
今後もラシーンの研究に力を入れていく次第で御座るゆえ、
お楽しみに。
今日はコレまで〜
本日の名言
「ありがとう」という言葉は、
ポケットにしまってはいけないのである。

カンバック名言集で御座いますが、そう、ポケットにしまって
はいけまめん。

日産ラシーン 水漏れはエンジンのウォータージャケット蓋からの巻

ハッピーめり〜クリスマス〜という事でウェルです。
そうそう、本日はイブという事でこんな車臭いブログをご覧に
なられる方は少なかろうと思いますが、きばって参りましょう。
さて、本日のお題はエンジンのウォータージャケットの蓋(ふた)から
水漏れがするという事で、ふたってなんぞや〜と言うところから
はじめましょう。
エンジンには数々のパーツが組み込まれてやっとエンジンと呼べる
ようになるのであるが〜、エンジンに必要な役割のパーツもあれば
(ピストンやクランク、バルブ、などなど)エンジンに役割のない
パーツも存在すると言う。
今回のがそのパーツ(ふた)である。

くたびれたふた。それより錆で朽ち果てている。
このふたはなぜ必要かと申しますと、エンジン内部にはウォーター
ジャケットという冷却水の通路が存在し、このジャケットをエンジンの
整形加工段階に切削してウォータージャケットを作る
ときに出来てしまった穴を埋めるものだという。
いわゆる中空にする時に機械が入る穴を埋めるといった具合である。

中心の口の空いているところに、漏れの跡が認められる。
もっとアップでご覧頂こう。

そう、この穴にふたが付いていたのだが
↑この穴に先ほどご覧頂いた錆さびで穴の開いたふたが取り付いていた。
エンジンオーバーホールする場合などはこのふたも抜きかえて
スピードウェル社ではお造りするである。

右が新品のふたで左がお古(錆さびである)
めんどくさい事にエキゾーストマニホールドごし
外さなければ抜き替えが不可能なので御座るゆえ、たいそうである。
また朽ちたふたを外し、穴を綺麗に掃除した上で
新しいふたを打ち込むという。

ふたを打ち込んだ様子。
これで一見落着のように見えるのだが、水圧テストを行わなければ
ならない。
ラシーンにもこのようなマイナートラブルが出始めているという事は
より専門的なお店で購入しないと、作業が出来ないで御座ろう。
スピードウェルも今後共精進致し申す。
皆様よきクリスマスをお迎えくだされ。
今日はコレまで〜
本日の名言
すべての大偉業は最初は
不可能だといわれたのである

byカーライル
そう、なんでも不可能な事を可能にするという努力あってのもの
人間一人ひとりの目線は違えど、やはり大きな物に挑戦する勇気は
必要で御座ろう。

日産ラシーン ハンドルのカスタマイズ ナルディのススメの巻

ども〜ん ウェルですぅ〜。
今日は、スピードウェル社がススメ、日産ラシーンのハンドルの
カスタマイズをご紹介致そう。
ラシーンにはそもそも衝突時身体危機脱的風船器なるエアーバックという
モノがハンドルに全車装着されておりますが、このエアバックの着いた
ハンドルと言う物はいささかデザインが〜とお思いの方も多いはず。
エアバックが無い時代は車を購入したらまずマイハンドルを購入する
と言うくらいのもので御座ったが、エアバックが標準で装備されてからは
ハンドルなんぞ交換するものではないという風潮。
しかし〜コレがまた車好きにはたまらんハンドルがあるという事で
今回のご紹介に至ったので御座る。
という事で、ごちゃごちゃ言わずご覧頂こう。

ナルディの60ハンドル。スペシャルで御座る。
外径は直径38パイと、ノーマルの外形より大きいのがこのハンドル。
ナルディの伝統的なハンドルであり、フェラーリやポルシェなども
採用していたので御座るよ!!
旧き佳き時代の再来で御座ろう。
また、外形がなぜ大きいか申し上げよう。答えは簡単である。
当時パワーステアリングなぞ無かった時代。大きればそれだけ
力をいれずハンドルを廻せるというもの。ただそれだけ。
いや、美的センスもそこにはあるのだろう。

職人が手間暇かけて造り上げるハンドメイドが皆の心を奪う。
創業者エンリコ・ナルディがかけた情熱が今もなお宿った
ハンドメイドなステアリングホイールがまさしくコレ。
1932年の創業以来官能の哲学と機能美を追求しつづけ
70年以上を経た今もなおイタリアのトリノで
NARDIステアリングは常に最高の一本として造られているので御座る。
という事で、取り付けられた車両の画像も見てみたい〜
で御座ろうから、お見せ致し候。

操縦席には60ハンドルが鎮座する。

さすがに恐れ多い。グリップが細いのが官能的。
そう、美的&官能的というのがこのハンドル。
ウッドの仕上げなどはもう右に出るものは御座らぬ。
さすがのハンドル。星三つで御座る。

センターモチーフが誇らしげに輝いている。
このタイプには50というモデルも存在し、50、60共に
佳き時代を彷彿させるというよりはその時代のモノの復刻である。
さてさて、ナルディにもいろんなシリーズが在り、
お次はナルディクラシックというグレード!!
世間一般的にはこちらのハンドルのほうが馴染み深いのだが、
お父さま方の時代にはみなこのナルディ。
まさしく車と共に、憧れでもあった。
猫もしゃくもこのナルディが流行っており申したなぁ〜。

またラシーンのウッドパネルと合わせるのもニクイ演出で御座る。
そう、こちらがナルディクラシックと呼ぶ。
外径は直径36パイと、純正とほぼ同じ感覚で御座るが握りが
非常に良く、またウッドと言う物は一本ずつ模様やら色なども
違うゆえ、まさに全てが世界でたった一本。
常に車の中で触れている部分をこだわるのは当然の事で御座ろう。
車好きはハンドル好きでもあろう。

ナルディの歴史はここから始まりました。
エンツォ・フェラーリやフェルディナント・ポルシェが愛したステアリング
は、今もあらゆるパイロットたちの心を魅了し続けている。
という事で、ナルディをつけた瞬間からあなたはパイロットになる。
もう運転手では御座らぬなぁ。
お次はナルディのレザーをご紹介致そう。

ナルディクラシックレザーという系統がコレ!
上質な本革と職人による手縫いの伝統が使い込みほどに
良く手に馴染みずっと乗っていたくなる。
このクラシックレザーにも色々とあり、今回はスポーク部分が
ブラックで御座るが、アルミ削りだしのものがスタンダード。
↑の写真のものはラシーンのボディ色が赤色だったゆえ、
ステッチもレッドステッチを選ぶと言う。
目立たないこだわりだが、官能する場所。
まさしく車の中のエロスである。

ラシーンの運転席ではなく、コクピットがここに在る。
いやはや、素晴らしい限りで御座るが、このハンドル類、
ナルディクラシック、クラシックレザーとも新品で約40,000円ほど
するのだが、良質の中古であれば、OOOOO円で手に入るゆえ、
スピードウェル社で販売致したラシーンの装着率は高い。
エアバックはなくなるがそれ以上の何かが得られる。
今後ナルディ特集も組んでますます車一辺倒になるのだが、
乞うご期待あれ。
今日はコレまで〜
本日の名言
人生に 近道はない
by斉須政雄
いはやは、一日一日挑戦し、積み重ねていくのが人生で御座ろうか。
ここに近道は無し。遠道だらけでもある。
ウェルもいつも遠道しているのだが、皆様はどうでしょう〜。

ラシーン メーターパネルラッカーフィニッシュの巻

どうも〜うど〜ウェルです!
さて、本日はスピードウェル社がラシーンに特価した
サービス、その名もパネルラッカーフィニッシュをとくと
ご覧頂こう。
そもそも、ラシーンにはメーターパネルは少し重たいイメージのある
ガンメタリック色でペイントされているのだが、
スピードウェル社では皆様の思い思いに合わせ熟練の塗装職人が
ラッカーフィニッシュを行うというオーダーメイドがそれなのである。
今回は今までのラッカーフィニッシュを断片的では御座るが、
内装のイメージと共にご覧頂き参考にして頂こうという事で
お見せ致しまする。

茶に近いオレンジ色が大人らしさを演出する。
↑このカラーは非常に人気があり、良く似たタイプはいくつも
お造りしましたが、全く同じものは造ってはおらぬ。
やはり一点ものでございましょうなぁ。
さてさてお次へ参るで御座る。

ホワイトとブルーのシートとホワイトのパネルの組み合わせ。
↑コレは〜シートがツートンになるゆえ、中の色をパネルに
もってきたら良いのか、側の色をもってきたら良いのか迷う
ところで御座るのだが、さわやかなホワイトのメーターパネルが
若々しさをアピール。
さてお次

ビターなカラーが超クール!
毎度毎度の事ながら、実はパネルのテカリ具合も操作して
ラッカーフィニッシュしておるのです!!
そう、マッドな印象の物やてかてかして重厚感のあるもの、
車両のイメージなどと合わせ、独自なテイストを投入するという。
また、ご要望などが御座いましたらウェルさんにぶつけてくだされ。
さてどんどん参ろう。

これはシートの中の色とパネルを組み合わせた感じ!!

これはシートの外の色とパネルを組み合わせた感じ!!!
どうだろうか〜イメージががらっと変り、オーナーの意見が分かれる
ところだ。

たまにスペシャルなシートの製作も手掛けるという。
ウェル帆布社謹製のノスタルジックレザーシートは基本
50デザインと60デザインなのだが、特殊なシートも製作致して
おり申す。しかしながらウェルはデザイン面では頑固なので
お気をつけくだされ。
さてさて、お次へ参ろう。

淡いベージュのレザーシートと同色のパネルがオーナーの心を魅了する
これも素晴らしい色合いで御座いますが、ラシーンの外装色が
ワインレッドと言うところがまあ、なんともオツな部分で御座ろう。
あっさりしているが、一癖あるように見える。
どんどん、希望が膨らんでまいりますなぁ〜。
さてさて〜お次は〜

これまたシックなカラーが大人らしい。
ハンドルもナルディ製へ変換したためだろうか、エアバックはなくなるが
それ以上に風格がある。

ウッドハンドルは永遠のテーマ。
昔は純正でも車のハンドルはウッドがおおかったんよ〜と
思い返すので御座るが、車に乗っているときにずっと触れている部分
なので、ハンドルをこだわるのが男前。
パネルラッカーも余計に引立つ。
さすがだ。
さてお次は〜

これまた、お洒落なお色で御座るなぁ。
ラシーンの外装がブルーで御座るゆえ、マスタードのような
淡い黄土色がカントリーって感じで御座る。
ラシーンの最終に限定車で白木仕様というものが御座ったが
コレに近い色。
ウェルもこの白木パネルは隠し持っているのだが、
チラッとお見せ致そう。

コレが白木仕様のウッドパネル。
もっている方は少なかろう。
ただの自慢なのであった。
今日も皆皆様、ご参考になられたで御座るかな。
これからもどしどし、アップ致しますのでご期待下され!!
本日の名言
折れるより 曲がるがまし
そう、がちがちな人生。無理ばかりしていたら
心も体も折れてしまいまするなぁ。
たまにはゆるく曲がってみましょうぞ。

ラシーン 白煙 オイル下がりの原因はバルブステムシールの巻

どもどもっウェルです!
本日のお題はラシーンのマフラーの排気ガスから白煙が
出るという事で、コレを止める方法『修理』をご覧頂こう。
また白煙が出るには2つの原因があるのだが、オイル上がりや
オイル下がりと言われる。
簡単に申すが、オイル上がりとはエンジン下側からオイルが
燃焼室内に入り燃える現象。
オイル下がりとはエンジンヘッド部からオイルが燃焼室に入り燃える症状。
今回はオイル下がりが原因という事で、バルブステムシールという
パーツを交換するのだ。

ヘッドを下ろし上から見た様子。
↑この写真をご覧頂こう。すでに吸気、排気バルブ、カムシャフトなど
は取り外し、バルブステムシールが見える。

これがバルブステムシールという物。
吸気、排気バルブの挿入されている穴の口にくっついているパーツだが
ヘッド上面に流れ込むオイルを吸気、排気ポートに入らないように
シャットダウンしている物で御座る。

吸気、排気バルブ群。
合計16本のバルブ達が研磨されるのを待つ。
また、このバルブ達は取り外した位置へきっちり帰るのである。
なぜなら、そこには馴染みがあるからだ。
また違うところに入れたところで何か起こるかと申せば、
起こることは何も無いのだが、技術屋としてのへんこつなプライドである。

左がお古で右がおニュー!!
↑この画像をご覧頂く限りでも、バルブステムシールの口の大きさ
が違うのが解かる。
コレだけ広がれば、オイルもヘッド側からバルブガイドを通り
吸気、排気ポートへ侵入する事、間違いなし。

ステムシールはペンチで引っこ抜いて新しい物へ交換。
コレで、この穴から吸気、排気ポートへとオイルが流入する事が
なくなり、マフラーからの白煙が止まるのであった。
ケミカル類である程度はこの白煙を抑えることが出来るが、
それはごまかし程度。本気であればエンジンのヘッドを
下ろし、オーバーホールしないといけないのであ〜る。
本日は難しいお勉強で御座ったが、なんとなくふ〜んと
思って頂ければ良いので御座る。
日々スピードウェル社ではお客様のお車をメンテナンス行うので
あった。
今日はコレまで〜
本日の名言
若さは年齢だけで計るものではない
ハートがどのくらい熱いのかで決まるのである

by樫山純三
そうだす。ハートがどれぐらい燃えているか、
それが若さだ〜。なんて叫んでおりますが、
さめた人は明日からハートを燃やしてください。
白煙がでるほども燃えてください。

ラシーンの燃費はどれぐらいの巻!

どんもっウェルです!
さてさて、本腰を入れてラシーンの燃費を測るという、
ただただ高速道路を巡航するのみで御座いますが、
約120Kmほどずつ走り、もちろんエアコンもかけて
走りましたが、少し寒かったが。
昨今のガソリン高の影響で皆様も気になりましょう。

スピードウェル号が出動する。
平成7年式でタイプ1のこの車両はトミーカイラのアルミホイール
以外にはいたってフルノーマル。

出発時のメーターは59050Kmで御座る。
ガソリンスタンドでガソリンを口いっぱいまで注ぎ、
一路名神高速道路に乗り滋賀方面へ。
あれよあれよと法定速度で巡航。
東近江市でUターンをするため、高速を降り、ガソリンスタンドで
ガソリンを注入するのである。

ガソリンが9,97L入るのである。

積算距離計は59174Kmである。
この時点で59174Km−59050Km=124Km
124Km÷9,97L=12,43Km
という事で、行きは1リッターあたり約12,43Km走るのであった。
今回のブログはなんともただ走るのみで、楽しみは無いが、
最後までご覧頂こう。
あまり面白くないのでココで一発ギャグを。
タイヤがはんたいや。
余計に面白くなくなるのである。
さて、一路スピードウェル社の元へ着た道を帰るのみ。
着いた。

ガソリンが9,41L入るのであった。

積算距離計は59294Kmを指す。
という事で、59294Km−59174Km=120Km
120Km÷9,41L=12,75Km
という事で、帰りは1リッターあたり12,75Km走ったのであった。
まあ行き帰りの合計を2で割ると平均値が出るという事で計算すると
1リッターあたり約12,6Km走るという。
これが、スピードウェル社のラシーンの平均燃費なのだが、
この後、自社ブランドの商品でどこまで伸ばせるかが、
課題である。
今日は硬いブログになったで御座るが、
明日以降も乞うご期待あれ!!
本日の名言
他人の成功はあなたの成功であり
他人の幸福はあなたの幸福なのである

byマーフィー
そう思える人間が本当に素晴らしく伸びて行くので御座いましょうなぁ。
でも悔しさは御座います。この悔しさが、またバネになって
自分の気持ちをかき立たせるので御座いましょう。

ラシーン クランクシャフトオイルシールを交換するの巻!

でょうも〜ウェルです!
まだまだ台風の風というよりウェル自体の風邪が長引いております。
さてさて、更新が遅れておりますが、本日もガッツリ参りましょう。
今日はラシーンのお勉強で御座いますが、クランクシャフトの
オイルシールの交換という事で御座います。
クランクシャフトとはいったいなんぞや!と申しますと
エンジンの中心の軸でございますなぁ〜。
簡単に言えばエンジンの内部でピストンが上下運動するので
御座いますがコレを回転運動に変換している物で御座います。
このクランクシャフトは色々な補器類の動力源でも御座いまして
たとえばオルタネーター(発電機)、クーラーのコンプレッサー
やパワーステアリングのポンプなどもこの軸から
ベルトを介して動力を得ており申す。
という事で、その動力を得るために軸がエンジン外部へ飛び出て
くるところのオイルシールを交換すると言うのが本日のお題。

オイルシールの部品番号で御座います!!

このシールがクランク用オイルシール!!
新しいシールは少し弾力があり、漏れそうな気配は致しませんが、
このシールが経年劣化でどうなるとエンジン内部から外部へ
オイルが漏れてくるかと申しますと、一番の原因は
硬化で御座いますなぁ。
たまに損傷している場合も御座いますが、ほとんどが
硬くなり隙間からオイルが漏れてくるという。
硬めのオイルを入れて漏れにくくするといった処方も御座いますが
ぼたぼた漏れてくると交換以外に方法は無し!

クランクプーリー(補器類からベルトがかかる中心のプーリー)を外すと
↑この写真はすでにクランクプーリーも外し、オイルシールも
抜きとった様子では御座るが、まずココまでたどり着くには
オルタネーターベルトやパワーステアリングベルトを外し
クランクのプーリーを留めているボルトを中心から抜きます。
その後プーリーを外せばオイルシールが見えてくるという。
もっとドアップでご覧頂こう。

コレがクランク軸とオイルシールが入るところ。
この軸がエンジンをグルングルン回しているのだが
さすがだ。
例えばエンジンの回転を6000rpm回すと、
一秒で換算すると100回転もしているのだから〜。
あのい〜ちって数えている間に、100回も回されたら
クランク軸と言えども目が回らないわけが無い。
そう、さすがだ。

下から覗いた様子。
軸がチョコっと見える。この狭いところにプーリーが付き
ベルトが組み込まれるのだからウェルのようなぶっとい
手では整備しにくくて仕方が無い。
さて、オイルシールの組み込みだが、特殊な工具を
使い打ち込むだけである。
いたって簡単。
ラシーンのオイル漏れのほとんどはオイルパンからの
にじみだが、たまにこのクランクシールから漏れているもの
もあるので、購入時に是非とも整備してもらえるかを
伺う事であろう。
さて、今日はラシーンのクランクオイルシールのお勉強を
致しましたが、皆様お解りになられましたでしょうか?
今後共皆様と共に勉強を致しましょうぞ!!
本日の名言
人の一生は重荷を負いて 遠き道を行くがごとし
by徳川家康
そう、遠き道を行くがごとし。人生なんてららら〜らららら〜ら〜
急いでも仕方が有りません。また重荷を背負って一歩ずつ前進
あるのみ。
人生には車のようにバックギヤが付いてはおりませぬ。
人生の道路標識は一方通行。
まさに前進あるのみ。

ラシーン エンジンヘッドオーバーホールの巻(前編)

どんもぉ〜ん ウェルです!
今日は全開ゲリラ豪雨に見舞われ増したが〜昨今ゲリラ豪雨という
言葉が御座いますが、ウェルのおなかは今ゲリラで御座います。
意味のわからんことばかり申しておりますが、
今日もそそくさと参りましょう。
今回のお題はラシーンのエンジンのオーバーホールで御座いますが、
当社のお客様のラシーンが保証期間中にオーバーヒートをおこしたと
いう事で、ヘッドオーバーホールを行います。
多少のお時間はいただくものの、無償での修理で御座います!

ボンネットを開けるとラシーンのエンジンが鎮座する。
そう、このエンジンはサニー系と同じくGA15型というもので、
ツインカム4バルブで御座る。
また、タイミングチェーン式なのでパオのような10万キロに一度の
ベルト交換は不要!!

ヘッドカバーを分解するとそこにはタイミングチェーンが存在する。
このチェーンはエンジンの吸気、排気バルブを上下させるため
二つのカムシャフトを規則正しく回転させるためにあるので御座る。
まあ、これ以上難しいことを申すとウェルの舌足らずがバレてしまう
という事で、それはまた詳しくは後ほど。
そんなこんな言っているうちにエンジンのヘッドを分解していくので
御座るが、順序としてはまずインテークマニホールド(吸気側)、
エグゾーストマニホールド(排気側)をヘッドから外し、
その後エンジンのヘッドを留めている、ヘッドボルトを緩め
シリンダーから分解するので御座る。

ヘッドをエンジンから分解した様子!!
そう、なぜ今回はヘッドをオーバーホールするかと言いますと、
先にも述べたように、エンジンがオーバーヒートを起こしたという事
で御座るが〜詳しく言いますと、オーバーヒートしたことにより
過度の熱がエンジンに加わり、エンジンで一番熱がたまる
ヘッドが変形してしまい、この変形したところを修正
するためにヘッドを分解するという。

シリンダー側にはピストンが4つ伺える。
ピストンのヘッドが覗けますが、約8万キロ走行しているにもかかわらず
ススが少し付着しているのみで綺麗である。
そう、パオのようにキャブレーター車であれば、このように綺麗な
状態ではなくカーボンやスラッジが溜まっているので御座るが、
ラシーンはインジェクション(電子制御噴射装置付き)なので
より理論空燃費に近く燃料が制御されているので御座ろう。
しかし、ヘッド(燃焼室)にはカーボンが溜まっており申した。

燃焼室であるが、黒いすすがこびり着く。
↑エンジンの馬力はこの燃焼室形状で大きく左右されると言うが、
この燃焼室はやはり汚れは存在する。
もちろんガソリンを洗浄剤入りのものを使い続けていても
全く汚れないという事ではなく、これは正常であるのだが。
なるべく汚れないようにしたいところでもある。
という事で、以降に素晴らしいクリーナー類をご紹介
する予定!!
さて、エンジンのヘッドは分解後シリンダーと接合部分を面取り加工
を施すのであるが、分解したパーツ群をご覧頂こう。

インレット、エグゾースト両側のバルブとスプリング類!
そう、ラシーンは4気筒で御座るのが、1気筒づつ
インレット2個、エグゾースト2個のバルブが取り付けられており
合計16個のバルブを分解しないといけないのである。
また、綺麗に並べているが、分解したところへ戻すが鉄則で御座る故。

大きいほうがインレットバルブ(吸気)小さいほうがエグゾーストバルブ(排気)
なぜインレットバルブがエグゾーストバルブより大きいかともうしますと
より大量にガソリンと空気をミックスした混合気をシリンダー内に
送る事により馬力を発揮できるからである。
排気側は爆発したエネルギーにより排出されるという事もあいまって
小さいのであるが、小さければ熱が溜まりにくいという
ことなど、複合的な結果小さくなったので御座ろうなぁ〜。
さてさて、お掃除を行った燃焼室をご覧頂こう。

特殊なブラシで研磨した様子。
そう、これが本来の姿で御座るが、吸気ポート、排気ポート共に
お掃除も致し候。
気持ちよいもので御座るなぁ。

面研作業を終えたヘッドの燃焼室側の様子。
ビカビカに綺麗である。
そう、スピードウェル社でのヘッドオーバーホールと言う物は
このような形で行われておりますが、これは前編。
以降にバルブ研磨や組み付けもご紹介致しましょう。
今日はコレまで〜。
本日の名言
失敗とは転ぶことではなく
そのまま起き上がらないことなのである

byメアリー ピックフォード
そうですなぁ〜転んでも転んでも起き上がれば良いのです。
はぁ〜考えさせられますなぁ。ウェルは転んでばかり。
皆様はどのような起き上がり方をされるのでしょうか?

ラシーン 純正ホーンを社外品と交換するの巻

どんも〜ウェルだす〜。
本日もご覧頂きありがたい限りで御座るが〜
記事のタイトル通り、ラシーンのホーンを交換するというのが
本日のお題。
こちらも少しメカに詳しいかたであれば、DIYでも出来るだろう
と言う感じでご説明致しますので最後までご覧くだされ〜。
まず、ラシーンにはホーンが一つ。グリル裏の中央右よりに
取り付けられております。

グリルを外してわかりやすくした様子!
写真で見れば中央左よりに、丸こい純正ホーンが鎮座する。

グリルが付いている状態で御座る。

黒い丸型のがホーンの証。
そう、純正ホーンはなぜかあまりお金がかかっていないのが
お決まり。
いつの時代もぷっぷ〜という昔ながらの音では御座るが、
もうちょっと考えても良いのではござらぬか!メーカー様!!
しかし、ウェルのようなオジン臭い人には純正ホーンで充分なのだが
そこは、やはり皆様ドレスアップしたいところ。

2個一組でリレー要らずの社外品ホーン!
コレであのプファ〜という音に変化するので御座る。
やたらめったと鳴らすことの無いホーンだが、
交換してみると、付いているだけで優越感さえ感じさせられるのは
一体なんなのか。
とにかく凄い自信だ。
純正ホーンにはハンドルのホーンスイッチからくる配線『+』が
一本来ているのみで、『−』配線はボディーアースで御座る。

プラスの配線が来ているのみ。
今回取り付けするホーンは2個あるので、さらにホーン間で
プラスの配線をブリッジさせ、さらにホーンマイナス側の
配線は2個ともボディーアースへ落とすと言う配線加工が必要!
まあ、簡単に言えば、元々あるプラスの線を分岐し2個の
ホーンにつなげ、各ホーンのアースを取れば完成!!
でもココでウェルのプチなコダワリが御座るのであった。

取り付けに際し、グリルから見栄えが良いようセンター出しもする。
しかも配線の並び具合なども調整済み。
ホーン一つ取り付けるにしても、この見えない努力が
全体を引き立てるので御座ろう。

上から配線を覗き込んだところ。
いやわれながらあっぱれ。配線のカラーも基本では御座るが
プラスは赤。マイナスは黒。それ以外に純正配線のカラーなども
用意してコダワリを演出するのであるが、ただの自己満足と
みなにののしられる毎日。

社外グリルだが〜チラリズム満開の取り付けにただただ自己満足。
そう、一?単位でずれてたら気になるA型がウェル。

余談だがウェル帆布社製のボンネットブラが一癖あり◎
さてさて、ココで一番きをつけて頂きたいところだが、
ラシーンの純正ホーンの位置に社外品ホーンを取り付けると、
グリル裏にホーンが干渉するという事態が想定されるのであった。
今回は、一段下に取り付けグリルフィンからホーンの口を逃がした
形で取り付けをしたしだいで御座る。
皆々様方も一度DIYで頑張ってみては如何でしょうか?
今日はコレまで〜
本日の名言
一隅を照らす 
これすなわち国の宝なり

by最澄
そう、英雄になり国を動かすなんてそんなことではなく、
自分の存在するところで一生懸命活躍する事こそが
国の宝物になるという。
皆々さまも国の大事なたからもの(人)。今の日本人には愛国心は
あるので御座いましょうかなぁ〜。

ラシーン スピードウェル社的 カスタマイズの巻

どうもこんにちは〜 ウェルです!
暑い。本当に暑い。想定範囲外に暑い。
皆様はご機嫌うるわしゅう御座いますでしょうか?
さて、本日は日々スピードウェル社で日々お客様のご要望に
お答え致しましてカスタマイズしています、ラシーンの
カスタマイズ編をご紹介致しましょう!!
という事で、あんな事、こんな事、どんな事かご覧くだされ。

スピードウェル社的メーターパネル廻りペイント!
特に当社で販売しているレザーシートのカラーと合わせるのが
人気が有りますが、ウェルもゴリ押し致しております。
なのでご注意下さい。

軟らかいホワイトがなんともcool☆
いい感じじゃ御座いませんか。
ラシーンは元々、ガンメタリックなメーター廻りですので、
ココに張替えられたレザーシートと同色で仕上げると
内装がトータルにまとまった雰囲気になります。

ドアパネルもペイント致します。これはフロントドア!

このパネルはリヤドア!!
このような形で一つ一つオーナー様のカラーが出せて
楽めるのがよろしいですなぁ〜。
お次はグリルと行きましょう。

丸目のヘッドライトに変換した様子。
このグリルも旧き佳き時代を彷彿させますが、
このカラーリングが良い。
内装がブルーとアイボリーなので、このグリルもブルーと
アイボリーの塗りわけかなと思いきや、
良きオジン臭さが沸いてくるバンパーと同色のガンメタリック!!
いやはや、このオジン臭さがウェルが好きなところ。
オジン臭いオジン臭いと連呼しておりますが、
ウェルの足の臭さはけなしてもらってもけっこうですが
オジン臭さをなめてはいけません!!
なぜなら、ただの臭さではないという事。
そこにはちゃんと良き時代感が溢れているという。

ちょー最高。
いいかほりが漂って参りました。
この風合いがなんともたまらなく、またオーナー様のセンスも
あふれる所!!
お次はスピードウェル社製ダッシュマット☆
このマットは他社でも見かけますが、細部のコダワリが違います!!

張替えられたシートと合わせられたカラーが超cool。
ダッシュマットは真夏の室内の温度上昇を防ぐと言う利点も御座いますが
中古車では悪いものでダッシュ自体が変形しているものも御座います。
デザインも楽しめて、機能的なので一石二鳥で御座いますなぁ〜。
お次はワイパー☆

シルバーにペイントされ、ワイパーも脇役から主役に。
そう、スピードウェル社パオとラシーンには
独特なコダワリを持ち続け、皆様の元へお届けに上がりますが、
一生懸命造ったからには一台一台、愛着がわきます。

この後、オーナー様の元へお届けするのである。
ラシーンにお色々なカスタマイズが御座いますが、
当社がお造りするラシーンのカスタマイズやグレードが改めて
一目でわかる様、ホームページがリニューアル致します。
またラシーンには特別なグレードが用意され、
トラベラーとマスターワークが登場致します。
どんどんわかり易くなり、皆様の楽しいラシーンライフを
応援できれば幸いで御座いますので、乞うご期待!!
今日はコレまで
本日の名言
天才とは1パーセントの直感と
99パーセントの努力である

byエジソン
さすが、エジソンさん。しかしながらこの言葉で難しいところは
1パーセントの直感が間違っていれば、99パーセント努力しても
意味がないという所。
おとろしい言葉で御座います。
やはり直感を養うために頭をいつも空っぽにしておかなければ
なりませんなぁ〜。