ラシーン 白煙 オイル下がりの原因はバルブステムシールの巻

どもどもっウェルです!
本日のお題はラシーンのマフラーの排気ガスから白煙が
出るという事で、コレを止める方法『修理』をご覧頂こう。
また白煙が出るには2つの原因があるのだが、オイル上がりや
オイル下がりと言われる。
簡単に申すが、オイル上がりとはエンジン下側からオイルが
燃焼室内に入り燃える現象。
オイル下がりとはエンジンヘッド部からオイルが燃焼室に入り燃える症状。
今回はオイル下がりが原因という事で、バルブステムシールという
パーツを交換するのだ。

ヘッドを下ろし上から見た様子。
↑この写真をご覧頂こう。すでに吸気、排気バルブ、カムシャフトなど
は取り外し、バルブステムシールが見える。

これがバルブステムシールという物。
吸気、排気バルブの挿入されている穴の口にくっついているパーツだが
ヘッド上面に流れ込むオイルを吸気、排気ポートに入らないように
シャットダウンしている物で御座る。

吸気、排気バルブ群。
合計16本のバルブ達が研磨されるのを待つ。
また、このバルブ達は取り外した位置へきっちり帰るのである。
なぜなら、そこには馴染みがあるからだ。
また違うところに入れたところで何か起こるかと申せば、
起こることは何も無いのだが、技術屋としてのへんこつなプライドである。

左がお古で右がおニュー!!
↑この画像をご覧頂く限りでも、バルブステムシールの口の大きさ
が違うのが解かる。
コレだけ広がれば、オイルもヘッド側からバルブガイドを通り
吸気、排気ポートへ侵入する事、間違いなし。

ステムシールはペンチで引っこ抜いて新しい物へ交換。
コレで、この穴から吸気、排気ポートへとオイルが流入する事が
なくなり、マフラーからの白煙が止まるのであった。
ケミカル類である程度はこの白煙を抑えることが出来るが、
それはごまかし程度。本気であればエンジンのヘッドを
下ろし、オーバーホールしないといけないのであ〜る。
本日は難しいお勉強で御座ったが、なんとなくふ〜んと
思って頂ければ良いので御座る。
日々スピードウェル社ではお客様のお車をメンテナンス行うので
あった。
今日はコレまで〜
本日の名言
若さは年齢だけで計るものではない
ハートがどのくらい熱いのかで決まるのである

by樫山純三
そうだす。ハートがどれぐらい燃えているか、
それが若さだ〜。なんて叫んでおりますが、
さめた人は明日からハートを燃やしてください。
白煙がでるほども燃えてください。

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