日産ラシーン 水漏れはエンジンのウォータージャケット蓋からの巻

ハッピーめり〜クリスマス〜という事でウェルです。
そうそう、本日はイブという事でこんな車臭いブログをご覧に
なられる方は少なかろうと思いますが、きばって参りましょう。
さて、本日のお題はエンジンのウォータージャケットの蓋(ふた)から
水漏れがするという事で、ふたってなんぞや〜と言うところから
はじめましょう。
エンジンには数々のパーツが組み込まれてやっとエンジンと呼べる
ようになるのであるが〜、エンジンに必要な役割のパーツもあれば
(ピストンやクランク、バルブ、などなど)エンジンに役割のない
パーツも存在すると言う。
今回のがそのパーツ(ふた)である。

くたびれたふた。それより錆で朽ち果てている。
このふたはなぜ必要かと申しますと、エンジン内部にはウォーター
ジャケットという冷却水の通路が存在し、このジャケットをエンジンの
整形加工段階に切削してウォータージャケットを作る
ときに出来てしまった穴を埋めるものだという。
いわゆる中空にする時に機械が入る穴を埋めるといった具合である。

中心の口の空いているところに、漏れの跡が認められる。
もっとアップでご覧頂こう。

そう、この穴にふたが付いていたのだが
↑この穴に先ほどご覧頂いた錆さびで穴の開いたふたが取り付いていた。
エンジンオーバーホールする場合などはこのふたも抜きかえて
スピードウェル社ではお造りするである。

右が新品のふたで左がお古(錆さびである)
めんどくさい事にエキゾーストマニホールドごし
外さなければ抜き替えが不可能なので御座るゆえ、たいそうである。
また朽ちたふたを外し、穴を綺麗に掃除した上で
新しいふたを打ち込むという。

ふたを打ち込んだ様子。
これで一見落着のように見えるのだが、水圧テストを行わなければ
ならない。
ラシーンにもこのようなマイナートラブルが出始めているという事は
より専門的なお店で購入しないと、作業が出来ないで御座ろう。
スピードウェルも今後共精進致し申す。
皆様よきクリスマスをお迎えくだされ。
今日はコレまで〜
本日の名言
すべての大偉業は最初は
不可能だといわれたのである

byカーライル
そう、なんでも不可能な事を可能にするという努力あってのもの
人間一人ひとりの目線は違えど、やはり大きな物に挑戦する勇気は
必要で御座ろう。