本邦初公開 日産ラシーン お宝画像を大公開!!

どんもす~。ウェルです!
さてさて、本日は日産ラシーンのお宝画像を大公開
となる前に、今日という日に至る原因をお伝えしよう。
そもそもスピードウェル社は、パオと共にラシーンを専門に扱っているわけだが、
ウェルのコダワリが暴走し、原点に立ち返らなければならなかった。
それはラシーンがどういう目的で、どういった流れで、どんな方々のために
製作されたのか知るところから始まる。
という事で、今回なんとこの資料をご提供して頂いたのが
日産ラシーンのデザインを手掛けられた平林俊一氏。
平林氏はなんとも温和な方で、そのぬくもりがラシーンのデザインにも
現れているとウェルは感じとったのだが、
このラシーンのデザインのなかで一番のポイントは直線なのだが
直線なのに柔らかいという。なぜなのと疑問をもつのだが、
答えは、平林氏が持っている直線なのであった。
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平林氏は今は日産を離れら独立されている訳だが、
デザインに関わらず、概念や音楽など多方面で活躍をされている。
今回はお会いし色々と、ラシーンについて秘話をお聞かせいただいたのだが、
その模様はラシーンの特集でじっくりご覧頂こう。
さて今日は当時のお宝画像という事で、わくわくドキドキであるが、
本邦初公開ラシーンのお宝をご覧頂く事に致そう!
20090626a.jpg
日産ラシーンのテレホンカードだ。
今ではもう使える場所が、、、というお宝だが使ってしまえば価値が下がる
といったオタク的な考えのウェル。
ブルーのラシーンがデザインされているという事からブルーのラシーンが
ラシーンの代名詞の色ですかと平林氏に質問すると、
『ホワイトがラシーンの代名詞』だとお教え頂いた。
その代名詞色、ホワイトのラシーンには深いイイ話があるという。
それは今後のお話で!!
さてお次は。
20090626b.jpg
おおっと、雑誌には各10名様にプレゼントと掲載されていた、
キャップとウェストポーチだ。
これもラシーングッズだが、色合いが~かなり時代背景を漂わせる。
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これがラシーンキャップ。
紺色に白色(シルバー?)の糸でRASHEENと刺繍が施されている。
これを被って、ラシーンに乗って釣りに出かけたいものだ。
そう、アウトドアを予感させる作りがラシーンラシさを演出している。
お次は~。
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ウェストポーチだ!
そう、流行った流行った~とお思いの方も多いはず。
猫もシャクシもウェストポーチを着けていた時代があったはずだ。
このポーチにはなんと、こんなギミックがなされている。
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これがそれ!
タバコを入れるケースが着いていたのだ。
あっら~ぁ。ちゃんと考えられているところが、面白い。
ウェルはタバコを吸わないので、差し詰め携帯を入れることになるだろう。
しかし、これもRVを意識させるというところがラシーンのグッズならでは。
さあ~お次は。
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おぉ~どこでもドアだ。
ココにポイントがあった。
それは、ラシーンらしさを一言で飾った文句。
『自由自在・RV』。
これがラシーンの全てではないか!!
ラシーンが自由自在のクルマという意味でもあろうし、
購入されたオーナーの思う色に自由自在という意味でもあろうと推測する。
ラシーンは大きなキャンバスだ。そこに沢山の絵が書ける。
さらにこのラシーンの裏話。ドラえもんがCMを勤めたのだが、
ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄氏が
実はラシーンオーナーだった。
これは深いイイ話。
そして、これが!
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ラシーンのCMで使われたCDケースだ。
20090626h.jpg
CDはシングルタイプの8cm。
良く見るとそこには見本という文字が刻まれているではないか!!
うわ~凄いものを見てしまった。
ウェルはこのラシーンのCMを目の当たりにしたのが、高校に入りたてのころ。
その当時のものが拝める事となるとは。
さて、このラシーンにも数々のミニチュアカーが存在しているわけだが、
これはお宝的ミニカー?
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そう、ミニ四駆ならぬMULTI四駆だ。
描かれているラシーンは本気でオフロードを走破する。
まるでラリーで出走しているよう。
しかし、ゆる~い四駆というラシーンのイメージとのギャップが面白い。
20090626j.jpg
製造はアオシマ文化教材社!
すんごいお宝でしょ。
これをお持ちの方はラシーン愛好家(ラシーンピース)と名乗るべきであろう。
さらに~と言いたいところだが、ラシーンのお話は
特集でお楽しみ頂く事に致そう。
今日はコレまで~!
本日の名言
出来ない理由を考える前に
出来る方法を考えてくれ

by市村 清
ほんまにこの言葉。最高です。
しかし、出来ない理由を考える意味ってありませんよね!

日産ラシーン パワーステアリング(ラック)からオイル漏れの巻!

どんもす~。ウェルです。
さぁ~て今日のお題はラシーンのパワーステアリング装置からオイル漏れが
起こるという症状についての修理方法をご覧頂く事に致そう。
まず、パワーステアリングとはなんぞや、と申せば
重たいハンドルワークを軽くするためのいわゆる
ハンドル切るのが楽チン装置である。
この装置には大まかに2タイプに分かれており、古くは油圧式と
現代ではモーター式(電気式)がある。
なぜ現代ではモーター式になったかと申せば、油圧式では
エンジンの回転力を使いオイルポンプでオイルに圧力をかけ
この圧力でハンドル操作を軽くする仕組みゆえ、
エンジンの回転力に損失が生まれる。
イコ~ル燃費が落ちるというエコで無いという観点から、
電気的にモーターを駆動しハンドルを軽くするといった方法に
変化していったという訳。
という事で、今日はこの油圧式のパワーステアリングの仕組みも
勉強致そう。
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右上が新しいパワーステアリングラック。左下はお古。
油圧式ではこの筒状のモノの中では左右がシリンダーに分かれており、
この左右のシリンダーにどちらかオイルを圧送することで
初めて作動する訳だ。
ここで要点を説明しよう。
このラックの左右の棒はタイロッドとよばれ、この両端にホイールを
支えているハブ(ナックル)にボールジョイント(タイロッドエンド)
を介して取り付けられている。
おおっと、だんだん話はややこしくなってきた。
また、タイロッドはタイヤの軸から後ろに取り付けられているため、
ハンドルを右に切った時はタイロッドの動きとしては左方向へ
ハンドルを左に切った時はタイロッドは右方向へスライドする。
という事で、右にハンドルを切ったら右側のシリンダーにオイルが圧送され
タイロッドが左側へ動くという。
今回、オイル漏れを起こしていたのが、このシリンダーの外側の
オイルシール。
経年劣化によるものと推定。
20090623b.jpg
タイヤを外し左のフェンダーの中から右側を覗く。
このスペースに先ほどのステアリングラックが鎮座する。
本当に狭いスペースなのだ。
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ボディー下から覗いた様子。
ラシーンは4WDゆえセンターデフ(トランスファー)が邪魔をしてステアリングラックは
下から拝めない。
ぎちぎちの作業が始まる。
20090623d.jpg
中心に2個ボルトが留まりそうな凹凸があるのだが、
これがステアリングラックを取り付ける位置だ。
そう、ハンドルを回してタイヤを動かすので、このステアリングラックが
左右にずれるとハンドルが切れないのだから、こういう形で
ボディーに勘合させられる。
20090623e.jpg
これが合わさる部分。もちろんこの部分にラバーが挟み込まれ。
ボディーとラックボディーと直接はくっつかないのだが。
ラシーンの場合この合わさる部分はしっかり凹凸があり、左右にずれないのだが
パオは半ばUバンドで固定程度なので、対策を取らないとずれるのであった。
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写真中央部がハンドルからくるシャフトだ。こんな細いシャフトで
ハンドルを左右に切っているなんて~、と思うのだが
力が大きく加わっているのはステアリングラックから
タイヤまでの間。
20090623g.jpg
パワーステアリングラックが所定の位置に鎮座した様子。
写真の中央にウォームギヤが組み込まれており回転運動を横へスライドさせる
運動へと変換しているのだ。
とにかく油圧式であれば、絶対にオイルが漏れてくる仕組みでもある。
大きな目で見てあげれば消耗品でもあろう。
ディーラーでは約10万円ぐらい修理代を請求されるから注意が必要だ。
スピードウェル社では、3万円までで修理は完了する。
お助け念仏寺ガレージスピードウェルといった具合だ。
色々な整備などもリーズナブルな整備費用でラシーンオーナーの
強い見方になり、末永くラシーンを乗ってもらいたいと切に願っているのであった。
さてさて、今日はラシーンのパワーステアリングのお勉強だったが、
どえらいことが今週末にも起こるやもしれぬ。
乞うご期待あれ!!
今日はコレまで~
本日の名言
十もらえれば十一返す
by松下幸之助
ははぁ~誠に素晴らしいで御座いますなぁ。
この志は日本人たるもの忘れてはいけませんなぁ。
これが思いやりというものでも御座いましょう。

日産ラシーン フロントドア スピーカーを交換する(中級編)の巻!

どんもす~。ウェルです。
さて、本日も皆様とお勉強のお時間がやってまいりましたが、
日産ラシーンのフロントドアのスピーカーの交換『中級編』を
ご覧頂くことに致そう。
まず、初級はスピーカーだけをポンと交換するだけ。
中級になれば、やはりスピーカーもウーファーとツイーターと
分かれた物を使用し、さらにスピーカーの本領を発揮させるために
ドアの防震処理『デッドニング』も行うという事になるだろう。
20090403a.JPG
上の写真をボちっとなぁ~と『以降の写真も』押すとよろしかろう。
今回使用するスピーカーユニットだが、時代はさかのぼる事,
1946年
ジェームス・B・ランシングにより、美しい家庭用スピーカーの
生産を目標に設立されたJBLというブランドだ。
このJBLは時代と共にハーツフィールド、パラゴン、オリンパスなどの
銘機を世に送り出したのだ。
20090403b.JPG
コーンも佳き風合いが出ている。
また、なぜJBLというブランドネームかと申せば、
その名は「音」に人生を捧げた一人の天才エンジニア
ジェームス・B・ランシングのイニシャルなのである。
お父様方たちにはこのスピーカーがどれほどあこがれたか、
そういうスピーカーのメーカーなのだ。
20090403c.JPG
今回はツイーター(高音を再生するスピーカー)も取り付けられるのだが、
この上の写真の位置(ドアピラーの内側)に装着される事とあいなり申す。
もちろん、このピラーの部分の裏側から配線も引き綺麗に取り付けられる
訳だが、出来上がりは最後にご覧頂こう。
20090403d.JPG
これが純正スピーカーだ。
純正スピーカーはなぜ、コーンが紙質なのか、いつも疑問に思う。
なぜ、最初から少しぐらいは音質にこだわらないのか。
最近の新車になってやっと質を追求する動きが生じているのだが、
それにしても、やはりコストというところで断念せざるえないのであろう。
すこし、ウェルは熱くなりすぎた。めんごめんご。
20090403e.JPG
ラシーンのスピーカーはプラスのスクリューで3箇所留められているだけだ。
このネジを外せばスピーカーは取り外せる。
また、このスピーカーの形にも注目して頂きたい。
なぜ楕円なのか。これは多分低音から高音を再生できるようにと
工夫をこらした逸品なのかも知れないが、
やはり現代のスピーカーが全て丸型だという事は、
丸のほうが効率が良かったのかもしれない。
時代も、今夜もまる~だ。(白鶴 風)
20090403g.JPG
スピーカーが取り外された様子。
今回はさらにデッドニングを行うという事で、
まずはドアについているビニールのカバーを取っ払う。
20090403h.JPG
こんな感じだ。
どの車にも、このビニール上のカバーは取り付けれており、
作用としては、ドア内に入った雨水が室内に浸入する事を
防ぐという事だ。
ドアスピーカーはドア自体がスピーカーボックスを成している
訳であり、ビニールカバーが付いているだけでびびる大木になってしまう。
要するに、音は空気の振動であり、この振動が、ビニールカバーに
つたわるとびりびり~びりびり~と音を立てるのである。
雑音の素でもある。
20090403i.JPG
今回はデッドニング素材n貼り付け時の写真がないのだが、
まず施工前に、綺麗に掃除をしないといけない。
ドア内には砂ホコリが多く、脱脂剤(ブレーキクリーナー)などで、
綺麗に汚れをふき取ってから、デッドニングのマットを貼り付ける。
昔はナマリ状のデッドニングマットが販売されていたのだが、
今はアルミ状の分厚いフィルムに接着マットがのっている。
また、コツは張り合わせる前に一度ドライヤーでマットを
あぶる事だ。
こうすることにより、接着マットが熱により伸び、伸びた状態で
接着するとマットが常温に戻った時にぎゅっと引き締まり、
接着物を蛸の吸盤のように離さないのである。
20090403j.JPG
JBLのスピーカー(型番はPS62C)が鎮座した。
ホームオーディオの世界では、スピーカーが良い音を鳴らすには
最低1年以上はかかると言われる。
それは、スピーカーのエッジやコーンが柔らかくなり安定するのに
それぐらい時間がかかるという事だろう。
また、音のアイドリングまでするというコダワリさえある。
20090403k.JPG
ツィーターが装着された。
スピードウェル社では、こうしてオーディオまでチューンUPする事が
可能で御座る。
ただ、スピーカーを交換するならDIYで誰でも出来ること。
音質を追求するのも楽しかろう。しかし、音は基本的に
主観が強いものなので、好みもあるのはご周知のとおり。
ウェルは原音に忠実な物が好きで御座るな~。
しかし、一般的に原音(例えば楽器の音)を解かっている方が
どれだけいてるか、それさえも微妙なところ。
ウェルはバンドマンなので、いろんな楽器の音を知っている。
そこら辺はお任せあれ。
上級編はまた次回にご覧頂くことに致そう。
今日はコレまで~
本日の名言
牛になる事がどうしても必要です。
by夏目漱石
しっかり休養しないと、しっかり働く事もできないという事で御座ろう。
しんどい時は、みなみな言いなされ。
牛になることがどうしても必要です、と。

日産ラシーン ラジオオート(電動)アンテナが動かないの巻!!

どんもす。〜ウェルです。
さて、今日はラシーンのラジオのオート(電動)アンテナが
動かない、という症状をお抱えの方には朗報というブログを
ご覧頂くことに致そう。
まず、ラシーンにはレイディフォ〜(ラジオ)を起動させると
電動でアンテナがヴィヨォ〜ンと伸びるという装置が取り付けられている
のだが、これがまた壊れやすいのだ。
そう、壊れてしまえばどうなるかと申せば、アンテナが伸びない
もしくは縮まないといった症状がうかがえる。
縮まないといふ症状であれば、まだレイディフォ〜(以下ラジオ)
の電波をキャッチ出来るだろうが、
伸びないとなるとガッカリ、ほとんどラジオは聞けないのである。
ラシーン電動アンテナ。
これが、あの噂の電動アンテナの正体だ。
アンテナを上下させるためにモーターが装着され、室内の
アンテナ用のリレーがこのモーターに電流を供給する。
また、今回は良質の中古を使い修理する事となった。
なぜなら、このアンテナはアッセンブリーでしか部品の供給がなく、
日産から送られてくる新品パーツであれば、NANAなんと
24,045円という高額な商品ゆえ、これは少々痛い出費になってしまう。
さらに工賃がはいってくれば3万円近くまでなってしまうというのだから
修理したくても出来ないのである。
という事で、今回はスピードウェル社の中古部から提供された良質な
中古パーツを使い、11,550円で修理が完了したのであった。
めでたし。
それではその一部始終をご覧頂こう。
ラシーンの電動アンテナ外します。
フェンダーとアンテナを留めているパーツを外す。
このパーツは専用工具がなければ外しにくいのだが、極細の
マイナスドライバーやらで対応可能だ。
対角線上に2箇所細い穴が開いており、そこにドライバーなどを
突っ込み、ネジを緩める方向に回せば取り外しが出来る。
アンテナ上部を固定していたパーツだ。
これが取り外されたパーツだ。
↑この右のパーツが、左のパーツをフェンダーに押さえ込む形で
取り付けられているのである。
上部の固定していたパーツが取り外された。
先ほどのパーツを取り外すとフェンダーに対してアンテナがフリーになる。
上部は先のパーツでフェンダーに固定されていたのだが、
下部の取り付け位置をご覧頂き候。
フェンダーのインナーカバーを取り外す。
インナーカバーは各所にネジ留めされている。
そう、このネジが各所に取り付けられていて、タイヤが邪魔で
取り外すのが面倒だ。
モーターを外している様子が伺える。
遂にアンテナのアッセンブリーが外された。
そう、さほど難しいことは無いように思えるのだが、
配線類を室内から引き直さないといけないという非常事態が
待ち受けているのだから、DIYでは不可能だろう。
これをDIYでされる方がいらっしゃるようであれば、是非とも
スピードウェルに入社を期待する。
これがモーターの鎮座する。
アンテナの一式が納められている状態での写真だ。
室内からはアンテナの配線を引き出さないとアンテナ一式が
引き出せないので、先にオーディオを外し配線を助手席側
グローブボックスまで手繰りよせなければならないのである。
室内は左グローブボックスを取り外す。
グローブボックスが取り外された。
↑このグローブボックスの取り外しはボックスしたの左右に
プラスチックのピンがあり、それを抜き取れば完了する。
以上、取り外しの一通りをご覧頂いたのだが、組付けは
その反対の反対の反対なのだ。(天才バカボン風)
電動アンテナがのびのびた。
遂に念願のアンテナが伸びた。
工場長は言った。これで、ラジオが聞こえます。
静かな工場に軽快なラジオの音が響きわたった。
オーナーは、喜んだ。『プロジェクトX風』
スピードウェル社の修理には新品パーツに限らない。
良質な中古をもちい修理を施すことも可能だ。
明日にあきらめずお問い合わせ頂きたいのである。
末永くラシーン、パオにお乗り頂けるよう今後も
努力し精進する。
今日はコレまで〜
本日の名言
やっている 姿を感謝で見守って 
信頼せねば 人は実らず

by山本五十六
さてさて、本日も素晴らしい名言で御座いますが、
企業は人なりで御座るという所を掘り下げると、こういうところに
たどり着くということですなぁ〜。
上司の皆様には是非ともこの言葉を肝に銘じて仕事をしてもらいたい
ものです。

日産ラシーン 日常の製作秘話を丸ごとご紹介の巻(完結編)!!

どんもす〜ウェルです〜。
さてさて、今日帰って着ましたが、どこからと言えば大分県。
今回の完結編は大分県は由布市湯布院町までの納車をご覧頂くことに
致そう。
まず、スピードウェル社の全国納車だが、基本的にはキャリアカー
に載せて全国各地へとお届けに参る仕組み。
しかしながら、調整やならし運転を施しご自宅にお届けする車両から
フェリーに乗せてお届けする物までケースバイケースでお届け致し候。
サンフラワー 大阪南港発 大分別府着
サンフラワーがそびえたつ。
そう、今回は大阪は南港から、大分は別府までの直行便のフェリーに
載せて航路を使い納車するという。
大阪の現地時間PM6時50分発だ。
全国納車の中で、航路を使う場所は決まっており、北は北海道から宮城県
南は九州から沖縄県、どれも半日以上乗船するゆえ
船酔いにはウェルも敵わない。
遂にフェリーに乗る
そろそろフェリーに乗る順番だ。
今回はチープな旅なため2等客室という、一番エコノミーな
客室(ざこね)を選んだのだが、さすがに若者の乗船客が多く、
客室は個々の足のかほりが充満し、入室したらいなや鼻がもげたのである。
ウェルの足もついでに臭かったのであろう。
もうこれではお手上げだ。
そんなこんな約11時間の旅が終わり、フェリーから降ろしたところで
ふらふらになりながら記念撮影が始まる。
日産ラシーン 
遂に全貌が明かされる。
今回の特徴だが、外部的には丸目二灯のヘッド廻りと、ペイントの
切り返しだ。
オーナー曰く、最初はホワイト一色にまとめようと考えていたらしく
しかし、この出気栄えはさすがだ。
ウェルのおっさん臭さが乗り移ったかのように玄人好みに仕上がった。
ラシーンの良いところが生かされているとでも申そう。
さらに前後ホワイトにペイントされたバンパーが
玄人好みのグリルに対してさわやかな風合いをかもし出し、
重たくなくしかし落ち着きのある印象に一役買っている。
そう、このグリルのカラーではバンパーが純正色であれば
コテコテであっただろう。
日産ラシーン スピードウェル仕立て
タイヤカバーにはオーナーの思いが刻み込まれた。
そう、知る人は知るあの柄がタイヤカバーにはプリントされたのだが、
どんどんこうしてラシーンがオーナーの色に染まっていくのが
手にとって見れるから面白いところでもある。
日産ラシーン ウェル帆布社謹製レザーシート
ウェル帆布社謹製レザーシートは60タイプを選択。
シート単体で見ると張りのあるオレンジのカラーが印象的であったの
だが、車内に持ち込まれて以来、パネルラッカーフィニッシュと
調和しおとなしく鎮座するのだ。
ウェル帆布社謹製60デザインレザーシート。
このシートにはいろんな思い入れが込められている。
そう、ウェル帆布社が謹製のレザーシートだが、
生地のマテリアルから、縫製や張り方まで一からこだわり、
オーナーの思いの色で製作するというのだから、
ラシーンも蘇えるのである。
4月中にはウェル帆布ページのシュミレーターもリニューアルされる
という事で、ますます楽しみが広がること間違いない。
パネルラッカーフィニッシュだよ。
パネルもシートと同色のカラーがおごられた。
スピードウェル社のラシーンの一つの形にもなった、
パネルのラッカーフィニッシュだが、やはりシートと同色が
一番多いだろう。その他はボディーと同色がそれに続く。
注文時にオーナーが悩みに悩むところでもあるがゆえ、
慎重に吟味した上でくいの残らないよう選定して欲しい。
という事で、大分県に上陸し陸運支局へむかう途中に
通天閣ではない。大分タワーだ。
通天閣ではない。大分タワーがそびえたつ。
一瞬、大阪の通天閣かなと思わせるそぶりをしていた大分タワーだが
ビルの上からそびえるという、京都タワーにも通ずるたちかたが
独特だ。
オーナー宅に無事納入された。
遂に納入された。
いやはや、大分県までの道のり(海のり)は長かったのだが、
関西から湯布院行きであれば、是非ともフェリーをオススメする。
しかし2等客席だけは間違っても立ち入らないで欲しい。
足、すごいのである。
また、ウェルのへたっぴな写真もご覧頂こう。
日産ラシーンフォト募集なのだ。
ガシャ!!
ただ今スピードウェル社では、パオ&ラシーンのお気に入り写真を
だいだいだい募集なのだ。
まとめて月刊スピードウェルに載るという、企画も立ち上げられる
訳なので、ふるって参加して欲しい。
撮った画像はスピードウェル社のメールまでお送りくだされ。
今日はコレまで〜
本日の名言
昨日が今日をつくり
今日が明日をつくる

そう、しかしながらこれは毎日努力している人に当てはまるお言葉。
だらだらしていたらだんだん悪くなっていくばかり。
さて、皆様は明日はどうつくりましょうかな。

日産ラシーン 日常の製作秘話を丸ごとご紹介の巻(組立編)!!

どんも〜ウェルです!
さて先日バンパーやグリルなどのペイントを行っていた、
あのラシーンの組立編と題して中編をご覧くことに致そう。
話はさかのぼるが、MTで走行15000km台のラシーンは
そうめったと御座らぬが、オーナーが待ちに待ち、
ウェルが探しに探し現実の物となった一台である。
日産ラシーンの製作風景
各部の調整などにより分解されている。
スピードウェル社では、各部の調整や、点検、部品交換などなど
日常のメンテナンスではなく、手の届かない場所を整備して
お届けする訳だが、このお車もまた手間をかけた一台だ。
日産ラシーンの内装ばらばら事件
内装は外され、いろんな部品が飛び交っている。
どれがどのボルトか、など聞かれてもお答えする事が出来る。
それぐらい分解しても解かるのが当社の職人達だ。
ウェル自信、整備士でもあるわけだが、今は最終の調整や点検も
行うわけだが、ウェルがここはちょっと〜と言う前に
工場長が修正しているから頼もしい。
日産ラシーン シート張替え
もっぱらウェルはシートの張替えに従事している。
それぞれの人間がそれぞれの持ち場で責任を持って作業しているのだから
効率は良いのだが、同じ気持ちで作業しないと決して佳き車は
出来上がらないのだ。
バンパーがおごられた
遂にバンパーが装着された。
ラシーンのバンパーは取り付けボルトが多く、ボルトも折れやすい。
経年劣化や錆で外れにくくなっているので、DIYで外される場合は
注意が必要だ。
ぼき〜と折れてもウェルは責任は持たない。
バンパーが付いたという事は、遂にグリルが装着される瞬間も
迫ってきたのである。
グリルが装着された
工場長はどSである。
そう、またしても全貌は明らかにならない。
この車両は3月23日に大阪からフェリーに載せられ、大分県の
オーナーに24日には納入されるという。
全ては24日以降に明らかになるというわけだが、
部分的なショットをまとめてご覧頂こう。
ラシーン 網グリル
グリル中心部。
そう、ただ網の部分を撮っただけではあるが、ココにもウェル的な
仕上げの美的感覚が存在する。
良くご覧頂きたいのだが、綺麗に網が上下のラインにぴったり
平均的に装着されているのがわかるだろうか?
ただ単に取り付けただけでは、このラインは出せないのだ。
一つ一つの部品の組付けにもスピードウェル社では
細かな配慮が万全だ。
ラシーン 網グリルの違ったショット
ラシーン 網グリルのまた違ったショットラシーン 網グリルのまたまた違ったショット
イメージは沸いて来ただろうか。
こうして、バランスを整えられながら製作を進めていく訳だが、
そう、こう、しているうちにパネルのラッカーフィニッシュが
用意された。
ラシーン メーターパネルラッカーフィニッシュだ
平成9年式なので、左側のダッシュポケットは御座いません。
今回はシートのカラーと同色にパネルのラッカーが施された
のだが、組付ける前の単体での状態では、かなり鮮やかな
印象だ。
内装が取り付けられていく
ドアパネルなども綺麗に取り付けられた。
だんだん形になってきたのだが、まだまだ仕上がりにはほど遠い。
一つに作業ごとにクリーニングが行われるゆえ、
組付けには一番労力がかかるところでもある。
見えない部分でも、綺麗でありたいでしょ。
また、この部分の手を抜くと全てが、妥協の仕事となり
スピードウェル社のクラフツマンシップに違反する。
エアバック部分。
エアバック部もラッカーフィニッシュが施された。
おぉ〜次から次へと主役が揃ってきたのだが、
またクリーニングだ。
ルームクリーニングが施された。
全席外され、内装をクリーニングされるのだから、
気持ちも良くてたまらない。
ウェル帆布社謹製60レザーシートが組付けられていく。
遂にシートが搬入された。
ラシーンが組み立てられている最中、ウェルは隣で
シートを張り替えていたのだが、ようやく完成したので、
ココで、組みつけられるのだ。
シートは後部座席のお尻の部分から組付けが始まり、
後部座席の背もたれへ続く。
ラシーンの後部座席は6対4での分割シートになるため、
今回は左側からの組付けとなった。
パネルがおごられた。
パネルが遂に完成した。
ココまでくれば、最後に前部座席を取り付けて終了となる。
この時点で、灯火類、メーター廻り、オーディオ系などの
最終の点検が行われる。
スピードウェル社の製作には必ず点検が2度行われるのだ。
前部座席が鎮座する。
内装は落ち着きのあるオレンジに染まった。
遂にこのラシーンは完成したわけなのだが、
少しだけオーナーのコダワリもご覧頂こう。
塗り替えられた訳だが、そのガンメタリックが
グリルの廻りと、ワイパー、さらに背面タイヤステーに
おごられたのである。
背面タイヤステーはバンパーの色がおごられた。
ご要望があれば、どのようなカラーにでもアレンジ可能。
これで、ラシーンのドアアウターハンドル、ドアミラーとも
同じ色になった。
統一感が増した訳だ。
さらに、背面タイヤカバーにはプリントが施される事となった。
タイヤカバーにオーナーの思いが込められた。
熱い思いが刻み込まれる。
こうして、オーナーの色に染まるラシーンの製作をご覧頂いた
のだが、完結編は3月25日にアップ予定で御座るゆえ、
超ご期待あれ。
今日はコレまで〜
本日の名言
おもしろき こともなき世を おもしろく
by高杉晋作
いや〜素晴らしい、辞世の句では御座いますが、
やはりただ者ではこういう発想にはなりますまい。
世の中、自分で変えるのだと思っている方には心打たれる言葉でも
御座いましょう。

日産ラシーン 日常の製作秘話を丸ごとご紹介の巻(前編)!!

どんも〜ウェルです!
さて〜本日はスピードウェル社が日常製作している
ラシーンをご覧頂くことに致し候。
毎度毎度整備のブログや、納車の風景などブログでアップ致して
おるので御座るが、さてさて今日はどうなる事やら。
今回のベースとなるラシーンのスペックだが、平成9年式で
なんとMT車である。おお〜もうMTなど存在すら忘れかけていたのだが、
これまた熱いオーナーからの要望で現実の事となった。
しかも走行距離はなんと、15000km台と、
まさしく日本で一番走っていないMTのラシーンではなかろうか。
車内はまだ新車のかほりが漂っているのである。
日産ラシーン スピードウェル社の製作風景
自社塗装ブースでお化粧直しが施される。
スピードウェル社では、背面タイヤのステーやボディーの各部分の
仕上げなど、全てが自社で行っているゆえ、コダワリが
惜しみなく投入されるのである。
このコダワリはまた下のほうでご覧頂こう。
↑でもバンパーが着いていないのに気づかれたかな?
日産ラシーン バンパーやグリルもペイントが
バンパーや、あれれグリルなどもラッカーフィニッシュが施された。
そう、先日もご覧頂いた、ラシーンのバンパーにはボディーと
同色でラッカーフィニッシュが施されたわけだが、今回は
また一味違った物が装着されるのだ。
今日のブログの冒頭写真が後ろ向きだったのはこういう事なのか。
ウェルはドSなので、ぎりぎりまで見せたくは無いのだが、
皆様も気になると思うので少しだけご覧頂こう。
日産ラシーン 丸目二灯ヘッドライト
丸目二灯がおごられる。
おいおい、グリルを取り付けて写真を撮ってよと、皆の声が
聞こえんばかりの勢いなのだが、そこはドSのウェルちゃん。
まだお預けなのである。
今回は、外装と内装をメインにご覧頂くことになりそうだが、
丸目のヘッドライトをも少しご紹介致そう。
そもそも、丸目は昔から存在し、既製品(汎用)で存在する物。
古くは1950年代からその形は変えておらず、スピードウェル社が
取り扱うクラシックMINIにもこの丸目は装着されている。
(メーカーは違う)
丸目ライトは既製品だ
このライトはIPF製で御座る。
ウェル的なセンスでは本当は昔のルーカスあたりをおごりたいのだが、
時代がそうさせない。
まあ、IPFが妥当だろう。しかし、今後オーナーが丸目のヘッドライトを
コダワリ出したら、色々と丸目をご用意できる引き出しはある。
早く装着してみてみたいのだが、今日はほんとにお預けだ。
さて、今回のコダワリだが、それは塗装のお話。
スピードウェル社の塗装に使われる塗料は必ず2コートが施される。
この2コートとは一体何ぞやと申されれば、
まずベースカラーとなる色が物体に吹き込まれる。
綺麗に色が染まるまで、3回ないし4回くらい吹き込まれた後に
トップコートのクリアーが巻かれるのだ。
そして、今日のその時をご覧頂こう。
グリルの塗装にはコダワリが見え隠れする
グリルの色の切替しが今日のその時。
普通であれば、というよりコダワリをもって塗装しない限り、
この場合、まずベースとなるホワイトを塗られる。
そして、次にホワイト部をマスキングして切替されたシルバー部を
塗ると言う工程になるはずだ。
しかし、その工法は楽ではあるが、ばち〜とホワイトとシルバーの境界に
塗装の段が出来てしまい、
スピードウェル的には納得がいかない。
そして遂にその時スピードウェルが動いた。
日産ラシーン 丸目二灯ヘッドライト用グリルが鎮座する
グリル一つにしても製作にコダワリがある。
今回の工法は時間と手間もかかるゆえ、なかなか成しえないのだが、
まず、シルバー部を塗る、ベースのみだ。その次に。シルバーのベース
塗料の部分を乾かし、マスキングを施す。
乾ききっていないとマスキングテープに塗装が奪われる。
次にホワイトの部分を塗装する。
まずベースコートの二色を塗り上げるわけだ。
そして最後に一気にホワイトとシルバー部分にまとめクリアー塗料をグルリと巻くのだ。
こうして、ホワイトとシルバーの合わさる部分が滑らかなつながりと
艶のある仕上がりになる訳だ。
一つ一つをとっても些細な事だが、ひと手間を惜しむことなく、
製作してゆけば、本当に輝きのあるお車になるはず。
また、その思いが新たなオーナーの車に対する思いを
さらに大きくする事は間違いないところであろう。
さて、明日は、内装がどういう風に変化するのか
超ご期待あれ。
今日はコレまで〜
本日の名言
進歩とは反省のきびしさに正比例するである
by本田宗一郎
さすがおやっさん。どれだけじっくり自分に厳しく反省するか、
その裏側に進歩が待っているのでしょう。
ウェルは反省しまくりですが、一向に進歩しません。
もっと厳しく反省しなければならないという事なのでしょう。

日産ラシーン オイル漏れはヘッドカバーパッキンとサイドカバーからの巻

どんどこどうむぉ〜 ウェルです!
さて今日は日産ラシーンのオイル漏れのお勉強を
皆様と致しましょう。
今回のオイル漏れの箇所と言えば〜ヘッドカバーのパッキンと
エンジンのサイドカバーのパッキン。
この場所からもよくよくオイルがにじみ出ているのだが、
ほって置けばエンジン廻りがオイルまみれになるぐらい
漏れ出すという。
どちらにせよ遅かれ早かれ全てのラシーンに整備は必要だ。

ヘッドカバーパッキンのところからオイルがにじみ出ている。
このヘッドカバーパッキンだが、歪な形をしているので
余計に漏れる。
これは後で構造をご紹介いたすとしよう。
ヘッドカバーは無数のプラスネジで留まっているのみ。
スピードウェル社では、車検や納車整備時など、
この部分のネジを増し締め、もしくは今回のように
パッキン類を交換して製作しているのだが、
普通の整備屋さんでは全く手をつけないところなので
注意が必要だ。

ヘッドとサイドカバーを外した様子。
中にはカムシャフトが2本鎮座する。
もうチョと近づいてご覧頂こう。

下に口をひらげているところにサイドカバーが取り付く。
これは、タイミングチェーンのサービスホールとでも言おう。
整備するためにというより、組付け時に必要な穴だ。
いわゆるそれがサービスホール。
また、この上の写真のカムスプロケットの前に2箇所
同じ形で半円状に切削された部分があるだろう。
この位置に当たるヘッドカバーパッキンからよく
オイル漏れをおこすのだ。

サイドカバーだ。
これも〜ただぺちゃ〜とエンジン横に貼り付けられているだけなので
オイル漏れをおこす。
最初からもっと強いパッキンを使用してくれればなんのこっちゃない
はずなのだがそこまで考えられていないのであろうか。
どちらにせよ、一度この場所から漏れ出せば、
カバーを一度外してシーリングしなおさなければ直らないだろう。

ヘッドカバーの裏側。
長年の汚れが蓄積している。
ワニス、スラッジなど言われるまさにオイルの不純物や、焼けガラだ。
よくよくオイルフラッシングをすればエンジン内部が綺麗になる
とおもうのだが、ココまでねばねばした物はごしごし拭きたおして
やっと取れるぐらい。
やはりフラッシングはオイルメーカーの落とし穴かもしれない。
これぐらいの物が取れれば皆認めるであろう。

これが魅惑のヘッドカバーパッキン。
そう、これがエンジンのヘッドとヘッドカバーの間に入り、
オイル漏れをおこさないよう密閉させているのだが、
経年の劣化によりパッキンの弾力が失われてゆき、
結果ヘッドとヘッドカバーの間に隙間が生じる。
そこからオイルが漏れる。
単純だ。

めがねのようだ。
めがねのような部分、この歪な形がそもそも漏れの原因だ。
ようするにカムシャフトの取り付けられる部分を切削するために
エンジンのヘッドにあいた穴をふさいでいるのである。
しかし、良く考えればディストリビューター取り付け
側から切削できればこの穴は不要となり、
ディストリビューター側に一つだけこのふさぐ部分が出来るだけで
すむ。
しかし、その考えで推測するのなら
カムスプロケットとカムシャフトの取り付けボルトが
抜けなくなってしまう。
まあそういう持論はどうでもよいことなのだが、
考えることに新たな発想が生まれてくる。
そんなこんなだが、このパッキン交換の際に
必要なのは徹底的は掃除である。

パッキンが当たる部分は工場長がびかびかに磨きをかけていた。
これだけ清掃されたエンジン。
見ているだけでも気持ちが良いのだが、ヘッドカバーを
被せてしまうと見えなくなってしまう。
本当に残念だがしかし、コダワリある整備を施し
日夜製作にあたってる事だけでも感じ取ってほしい。

作業終了。ビカビカの部分、みえなくなっちゃったわよ。
今回はエンジンのヘッド廻りからのオイル漏れをお勉強いたし候。
皆々のラシーンのヘッド廻りも覗いて見てはいかがであろうか。
オイルにじみ程度のものはざらなので、あまり気にすることも
無いだろうが、ぐでんぐでんに漏れているようであれば
整備は避けて通れない。
また、ヘッドカバーのネジを増し締めして様子を見ても
良いだろう。
今日はコレまで〜
本日の名言
好景気よし
不景気さらによし

by松下幸之助
さすがの幸之助さん。好景気はもちろん良い事なのだが、
不景気であれば、まず色々なものを見つめなおし
本当に良い物を選別するようになる。
また、お客様も良い物を欲しいとおもうようになり、
一生懸命頑張っている会社にとっては逆にチャンスなのである。
ということだろう。
より本物志向を目指しましょうよ。
そこにはメイド イン ジャパンが存在する。

日産ラシーンft エアフローメーターを交換するの巻

どんも〜ウェルです〜。
さて、本日は前回でもごらん頂きました、ラシーンft
排気量(1800cc)用エアフローセンサーをご覧頂きましよう。
そもそも、ラシーンには排気量が1500ccと1800cc、
2000ccと3つものエンジンが存在するわけだが、
1500ccは日産のサニー系に積まれているGA15型エンジンであり、
1800ccは日産アベにールなど俗にSR18型エンジンで御座る。
フォルツァは日産シルビアなどに搭載された俗にSR20型エンジン。

SR18DEエンジン。92kW(125ps)/6,000rpm 156N・m(16.0kg・m)/4,800rpm
フォルツァだけ2000ccが用意されたのだが、
今回は1800ccのラシーン、車名にftと付くもの、
のエアフローメーターの不具合によるエンジン不調の原因をご覧頂く。
まず、エアフロメーターとは何ぞやと、申せば〜エンジンの
吸入空気量を測定しているセンサーのことで御座る。

エアクリーナーケースのすぐ後に鎮座するのがエアフローメーター
なぜ吸入空気量を測定しているのかと申せば、エンジンは
ガソリンと空気(酸素)を混ぜ混ぜして出来た混合気を
シリンダー内で圧縮し、爆発させ動力を得ているのだ。
この時に理論空燃比(A/F)が14,7対1になるよう調整している
のだ。
加速時などの馬力の出力空燃比は8対1である。
と言う具合にコンピューターに空気量を伝え、燃料の噴射量を
決定させるためにあるのだ。

エアフローメーターアッセンブリーだ。
センサーはチャンバー内にセットされているので、今回は
解かりやすいように外してみた。

ネジ2個で留まっているだけ。
このセンサーがお高いのだが、もっと壊れにくい物を造って欲しい
ところ。
今ではラシーンの弱点とまでうたわれるパーツにもなった。

センサーには抵抗が使われている。
空気の流速により抵抗の温度変化により電圧が変る仕組み。
このセンサーにホコリやゴミが付着すると必ず不具合を起こすが、
経年劣化でも不具合は起こる。

抵抗部。
市販ではあまり販売されていないのだが、
業務用でインジェクション用のクリーナー(スプレー式)が
販売されているので、エアーインテークにぶち込めば
経年の汚れが落ちアクセルレスポンスが復活するという。
しかし、センサーが異常をきたしていればいくら綺麗に掃除しても
不具合は治癒しない。
このエアフローの不具合だが、まずエンジンが始動しにくくなる、
もしくは始動しない。
アイドリングが安定しない。
走行中にエンジン回転がギクシャクする。
高回転が回らなくなる。
途中でエンジンが止まる、などなど、大そうな不具合である。
この不具合に近いもので、プラグコードやプラグなど
点火系の不具合と勘違いしやすいので、まずはプラグの色などを
点検した後エアフローを疑うのも良いだろう。
しかし、エアフロメーター自体は電気信号を電圧で拾えるため
検電器があれば、良否の判定が出来るのだ。
という事で、ラシーンの弱点をご紹介したが、
必ずしも壊れると言うわけでなく不具合としていやな物なので
気になる方は早めに修理する事をおすすめ致し候。
今日はコレまで〜
本日の名言
時間を浪費するな。
人生は時間の積み重ねなのだ。

byフランクリン
そう、つまらない時間ばかり積み重ねても何も良い物を得られません。
は〜早くほにょほにょ時にならへんかな〜と思って働いている方、
もっと時間を有効に使える方法があるやもしれませぬぞ。
そこに夢があれば。

日産ラシーン スロットルチャンバーを交換するの巻

どんどんどんも〜ウェルだす〜。
さて、今日はラシーンのお話。
しかも1500ccでは致命傷のスロットルチャンバーのお話だ。
まずスロットルチャンバーとは何ぞやと申せば、話は長くなるのだが
簡単に言えばエンジンの吸入空気量を調整&測定しているところ。
吸入空気量の調整はスロットルバルブが行い、アクセルペダルに
リニアに反応するバルブがスロットルバルブと言われる。
吸入空気量の測定はエアフローセンサーが行い、チャンバー内に
通り抜けるエアーの量を電気抵抗値の変化によって測定し、
コンピューターに信号を送っている。
このパーツが悪くなればどういう症状が起こるかと申すと、
?エンジンがかかり難くなる。またかからなくなる。
?アイドリングが不安定(急にアイドル回転が落ちる)
?高速走行時にパワーが抜けたような気がする。
などなど、要はきっちり吸入空気量を測定できず、コンピューターに
誤診信号を送っているエアフローセンサーが犯人なのだ。
硬い話は少し置いといてまずはご覧頂こう。

ラシーンの心臓部。
スロットルチャンバーはどこかと申すと、
ちょうどエアクリーナー(写真ではエンジンヘッドの後ろ側)
の真下に潜んでいるのである。
エアクリーナーを外してみよう。

これがスロットルチャンバー本体だ。
そう、エアフローセンサーだけを交換できれば話は早いのだが、
そこは問屋がおろさない。
アッセンブリーでの交換しか出来ないのが難点のどあめである。

リビルドのスロットルチャンバーだ。
日産の価格であれば新品が66,800円もするのだが、
スピードウェル社のリビルドであれば19,800円ですむ。
交換工賃を入れても28,000ほどですむ。
交換をご希望の方は前もって予約が必要で御座る。

付いていたチャンバーの裏側。
↑丁度中心のバルブがスロットルバルブであり、アクセルとリニアに
連動するところ。
チャンバー自体には色々なセンサーが取り付けられているのだが、
色々とご紹介いたそう。
吸入空気量測定器(エアフローメーター)、ホットワイヤー式
アクセルの踏み込み測定器(スロットルセンサー)、可変抵抗式
補助空気量制御器(AACバルブ)、ロータリーソレノイド式
ざっとこんな感じだが、最後にご紹介したAACバルブは
アクセル全閉時に吸入空気量を調整する事により、
エンジンの目標回転数に制御するのだ。
例えば、エアコン作動時などエアコンのコンプレッサーにエンジンの
出力を奪われる時などに吸入空気量を増やしエンジン回転を上げる
などが例。

チャンバー内中心右にエアフロメーターが存在する。
このパーツを交換すれば無問題なのに、アッセンブリー交換
だなんて、ホントにマイッタ。
さて、このパーツは1500ccのラシーンのもので御座るが、
今週中には1800ccの物も特集致そう。
今日はコレまで〜
本日の名言
夢は大きく 根は深く
by相田みつを
スローガンでも御座いますなぁ。
夢なんですから、でっかくなきゃ。そうたやすく現実になるものは
夢とは申しませぬぞ。
根は深くありたいものです。どっしりと腰をすえ、動かざる事
山の如しですなぁ。