日産RASHEEN クラッチ交換&ビスカスカップリング4WDの巻

ウェルです。
さて皆様、本日は日産RASHEENのMT(マニュアルトランスミッション)の
クラッチ交換とラシーンのフルタイム4WDの性質(ビスカスカップリング)
についてお話である。

GA15型エンジンの側面の様子。
ラシーンにはMTとATが用意されているのだが、
エンジンはGA15型(1500cc)のみMTの設定であり、
SR18型(1800cc)にはMTの設定は存在しない。
また、ラシーンは全てがフルタイム4WDである。
今回はこのMTのクラッチと、フルタイム4WDを制御している
ビスカスカップリングをご覧頂く。

左がプレッシャープレート 右がクラッチディスク。
クラッチは上記のパーツプラスフライホイールというパーツから
成り立っており、エンジンの動力の流れは次の順に伝わるのである。
エンジンのクランク軸→フライホイール→
フライホイール→プレッシャープレート
クラッチディスク→ミッションのインプットシャフト。
ここで、どこで動力を切断しているかと申せば、
プレッシャープレートとクラッチ間である。

これがプレッシャープレート裏側の様子。
中央部のプレートがクラッチディスクを押さえつけることにより
エンジンの動力をミッション側へ伝えるのが理屈である。

クラッチディスクがセットされた様子。
クラッチディスクの中央部にはミッションのインプットシャフトが
連結される。
クラッチはエンジン側にはくっついていないのである。

クラッチディスクの鋲。
よく、クラッチが滑り出したなどと言う話はあるが、
それはクラッチディスク面『フェンシング』が磨耗して
鋲がプレッシャープレートやフライホーイールに当る現象である。
クラッチフェンシングが減ると鋲(金属)とプレッシャープレート(金属)
が擦れあうコトとなり、金属同士がこすれるゆえ摩擦係数が一機に下がり
滑るとでも言おうか。

クラッチが装着された様子。
中央部にはダイヤフラムスプリングが有り、
これを押すことによりプレッシャプレートが
クラッチディスクを押さえ込まなくなる。
運転席のクラッチペダルでは、このダイヤフラムスプリングを
押したり引いたりして、クラッチをプレッシャプレートと
フライホイールに圧着したり、フリーにさせたりしているのだ。

クラッチを横から見た様子。
クラッチの左側(ギヤが彫ってある部分)がフライホイール。
このギヤは始動時にはセルモーターに直結されエンジンを始動させている。
このように見ると、フライホイールの役目は3点あり、
1、自重でエンジンの回転力を保つ
2、エンジンを始動する歯車
3、クラッチディスクへ動力を送る
とこうなる。
とても機能的なパーツだと言える。
レーシングエンジンではこのフライホイールを
極力小さくし、軽くすることにより、あの鋭いレスポンスが
生まれるわけだが、よくスタート時にエンジンストールをするシーンを
目にする事があるが、低回転を保つことは出来なくなるのだ。
と言う事で、ラシーンのクラッチについてご覧頂いた。
それでは、次にラシーンのフルタイム4WDの装置、
ビスカスカップリングをご覧頂く。

トランスファー(前後動力分配装置)
この写真の一番下側の黒い物体がビスカスカップリングと
呼ばれる、粘性トルク(ビスカストルク)式装置である。
ラシーンはフルタイム4WDと言う事で、常に4WDの状態ではあるのだが、
特に滑った時においてトルクをリヤタイヤ側に伝える装置である。

ビスカスカップリングの構造。
動力の流れだが、アウトプットシャフト(トランスファーシャフト)
よりインナープレートに動力が伝達され、
その後、シリコンオイルを介してアウタープレートに
動力を伝達する。アウタープレートはプレートケースに
連結されており、そのままインプットシャフト(プロペラシャフト)
へ動力を伝えるのだ。
この構造をご覧になられてお解りになるように、
ビスカスカップリングの構造はシリコンオイルを介して
動力を伝達しているということだ。
また、このビスカスカップリングの動体性能は
改めて解説すると致そう。
今日はコレまで~。
本日の名言
今日の一は、明日の二に勝る。
byベンジャミン・フランクリン
ということで、今日の一がなかなか出来ないものです。
さて皆様は明日何をされますかな。

スピーカーケーブル(配線)にこだわるの巻

ウェルです。
さて、皆様本日はカーオーディオにおいて
アンプ(オーディオ)からスピーカー間にある配線、
スピーカーケーブル(配線)に焦点を当てこだわってみる。

純正スピーカーケーブルである。
まずスピーカーケーブルとは何ぞやともうせば
オーディオから出た音楽出力信号をスピーカーに伝導するものである。
では、なぜスピーカーケーブルにこだわるのだろうか。
それは、ケーブルの素材や太さなどにより音のリアリティー、
(繊細さ)が変わるからなのであった。

スピーカーケーブル 『BELDEN STUDIOシリーズ。』
ベルデンはワールドスタンダードとして、
現在はプロのレコーディング現場で使用されている。
ココでのこだわりだが、なぜベルデンかともうせば、
スタジオの録音時に使用されている機器などをつなぐケーブルが
ベルデンであるコトに対し(録音の入力側)、
ホームオーディオやカーオーディオ(再生の出力側)に
同じメーカー(組成のあるケーブル)で再生するということは
音質面などのこだわりとして有効であるようだ。

BELDEN STUDIO 708EX
銅色の被覆に白色の文字で刻印されているのをご覧頂けるだろうか。
スピーカーケーブルにも極性は存在し、
文字が入っているほうが(+)文字が入ってないほうが(-)側に
接続すればよい。
またBELDEN STUDIO 708EXの最初のB側がオーディオ側に
最後のX側にスピーカーを接続する。
これらはオーディオにおいて基礎知識であり、別に反対に繋ごうとも
音質が変るコトは無いだろう。しかし、右スピーカー側、
左スピーカー側とそれぞれ逆に組んだ場合は、厳密に言えば
音質は変る可能性はある。
また単線でなく、今回のベルデンのような撚線の場合は左右の配線の
向きは必ずそろえるほうが良いだろう。
これはまあ、オーディオマニア的なこだわりとして解釈して頂きたい。

ソケットは金メッキ仕様を選択。
最近の安価なスピーカーでさえ端子部は金メッキがほどこされており、
スピーカー端子に接続するソケットも金メッキのものにこだわる。
これは伝導性を上げる目的である。
微細な音楽信号(ギターのピックの音やヴォーカルの吐息など)を
より鮮明に表現するためにはこうした細かなパーツでさえ
こだわる必要がある。
ココで豆知識だが、金属による伝導性の順位はオリンピックの表彰で
もらうメダルの順位と同じなのだ。
『金一番。銀二番。銅三番。』
それでは、配線も金で作れば伝導性が上るのかと申せば、上る。
しかし、高い。
そして、銀の配線では逸話はある。
『昔はメキシコでは銀が良く採れ、銅より安価だった時期が有り、
メキシコの電線は銀で出来ていた時代があったようだ。
それを知った人々はその銀線をこっそり持ってかえったとか。』

右が純正スピーカーケーブルで左がBELDENスピーカーケーブル。
太さをご覧頂きたい。BELDENのケーブルは純正ケーブルの3倍ほどの
太さがあるだろう。
この太さは特に低音をしっかり出すという性質がある。
簡単にも考えてもらえてわかる範囲だが、低音は特に
瞬発力や音圧がひつようであり、細いケーブルであれば
それだけの情報を一気に流しこむ事が不可能であるのだ。
電気を水にたとえると、家庭用のホースで水を出すにも
限りがあるが、消防車のホースであればより沢山水を
放出することが出来るのと同じ原理である。
ただ、ここでもホースが太過ぎると勢いがなくなるので、
適度な太さに仕替えることにより、低音の増強を
図ることが出来るのだ。

OFHCを0,153mm×9本×7束にまとめた『Rope Lay』デザイン。
スピーカーケーブルでは『OFC』と言う言葉を聞いた、見たコトがあるだろう。
それはオキシゲン、フリー、コッパーの頭文字であり、
訳すと無酸素銅のことを言う。
純正では一般的な不純物が含まれる銅線を使用されているようであり、
純正の銅ケーブルをこの無酸素銅ケーブルに変更することで、
より伝導性を高めるコトが出来るというわけだ。
さらに今回ご覧頂いているBELDEN STUDIOシリーズでは
OFCより高いクラスの実質的な夾雑物の存在しない導体であるOFHC
(Oxygen-free high thermal conductivity)
高伝導度無酸素銅を採用し、さらに音質を向上させたケーブルと言える。
今回スピードウェルが自動車用にこのスピーカーケーブルを選んだ
理由は大きく分けて二つある。
それは音楽出力信号の忠実な伝送性とクルマの取り回しに適したしなやかさ。
自動車に使用するということはそれだけ、耐久性や取り回しの良さが
重要となってくるのである。
ここで本日のまとめだが、スピーカーケーブルは
オーディオ(アンプ)から出た音楽出力信号を
忠実にスピーカーに伝える必要がある。
そのため、より純度の高い銅を使用し、良質な信号を
スピーカーに伝送することが今回の目的だ。
ということで、オーディオのこだわりには
色々な方法が存在し、まだまだ楽しめる。
スピードウェルでは、こうした特異な技術に対しても
追求しているゆえ、ご相談下され。
今日はコレまで~。
本日の名言
弱気は最大の敵である。
by津田恒実
そう、自分が弱気になればその力のほうへ流されそうになりますなぁ。
弱気は最大の敵であります。

日産RASHEEN エクステリアデザイナー 平林俊一氏の車両整備の巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日はRASHEENエクステリアデザイナー
平林俊一氏の車両整備をご覧頂く。

平林俊一氏の愛車 RASHEEN タイプ2 サンルーフ仕様。
ラシーンをデザインされた平林氏がずっと大切に乗っておられると
いうコトこそ、ラシーンオーナーにとっては非常に勇気付けられる。
そして、スピードウェルとしては全力で応援させて頂きたく
今回はスピードウェルへご入庫。

スピードウェル社製大容量ラジエーター。
今回はラシーンの水回りを一新するべく、
ラジエーターを容量アップしたものへ交換。
さらに、ウォーターポンプ、ラジエーターホース、
サーモスタットと水回り全てに改善を行っている。
驚くことなかれ、平林氏のラシーンは推定17万キロほど。
エンジンは多少のオイル漏れはありながらも快調であり、
水回りを一新することによりさらに長くお乗り頂けるだろう。

エンジンルームは年式相応の汚れがあるが、
後に清掃が施される。
また、今回はスロットルチャンバー、そうラシーンの故障率が
高い装置からマイナートラブル、冷却水漏れが発覚。
長く使うと言う事は、メンテナンスを施すことでもあり
ノーメンテで長く乗りたいという発想はご法度だ。

スロットルチャンバーを外した様子。
新しいガスケットも気持ちよく見える。
今回の整備を踏まえて、ラシーンオーナーに
これから考えて頂きたいコトがある。
そろそろ補器類などを含めた整備を施さないと
いけない時代にラシーンが突入し始めたということだ。
と、ココで要点を押さえきっちりメンテナンスを施せば
無駄な出費がかからず大切に長くお乗りいただけるということで
HOW TO。
ラジエーターは今年、来年(平成23年、24年)の車検時に交換をオススメする。
対象は今までにラジエーター無交換の車両。
それに加えラジエーターホース一式の交換とウォーターポンプの
交換も追加して頂ければ間違いはない。
上記のパーツのいずれかが不具合を起こせば、
確実にオーバーヒート状態に陥り、エンジンが故障。
かなりの出費が想定されるからだ。
と言う事で、本日はラシーンエクステリアデザイナー平林俊一氏の
車両を前にして現在楽しくラシーンにお乗りの方々に
メンテナンスの重要性を理解して頂きたく思いブログの記事とした。
楽しくメンテナンスを施し、ずっとラシーンに乗ろうじゃないか!
今日はコレまで~。
本日の名言
真剣に志を立てよう。
生命をかけるほどの思いで志を立てよう。

by松下幸之助
そう、これが出来れば今後の人生が非常に楽しいものに
なりますなぁ。
紙にきっちり書いておくと現実味が増すことでしょう。

日産RASHEEN トランスファーオイルを交換するの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日は日産RASHEENのトランスファーオイルを交換する
ということで、ずずいとご覧頂く。
まずトランスファーとは何ぞやともうせば、
4WDの構造上にある前後輪に対する動力分配装置である。
作動的に言うと、エンジンからの駆動力はトランスアクスルで
2分割され、一方はフロントデファレンシャルに伝達され前輪を
駆動する。もう一方はトランスファーからビスカスカップリング※1)
を介してリヤデファレンシャルに伝達され、後輪を駆動するのである。
もっと簡単に言うならば前と後ろのタイヤの回転差を
調整しているものと言える。
※1)ビスカスカップリングとは、前後輪の回転差により粘性トルクを発生させ後輪を駆動しているフルオートフルタイム4WDの装置のことをさす。

おおっと製作中であるラシーンのホイールが。
ということで、このタイヤのグリップをトランスファーが
ストレスなく受け留めれるように今回はオイルを交換するのだ。

トタル製スポーツデファレンシャルオイル。
グレードを上げてスポーツ走行にも耐えうるオイルを使用。
純正では日産デフオイルハイポイドスーパーGL-5 80W-90
というグレードのものを使用する。
容量は約1,1リッターだ。

ラシーントランスファーである。
中央部からリヤにかけてプロペラシャフトが見えるが、
そのトランスファーとの付け根に黒い円柱上の物体が
ビスカスカップリングという装置である。
それでは、オイルを抜くことに致そう。

オイルはトランスファー下部にある内4角の
オイルドレインボルトを緩め重力を使い抜き取る。

これが内4角のオイルドレインボルト。
組み付け時にはボルトの周回上に一般的には水漏れ止め用に
開発されている漏れ止めテープを巻くのである。
※写真は漏れ止めテープを巻いた様子

漏れ止めテープを巻いてオイルドレインボルトを
元通りへ締めこんでゆく。
エンジンオイルのドレインボルトのように
ドレインワッシャーなどでオイルの漏れを止める
構造ではなく、必ず漏れ止めテープを巻いて組み付けるように!

写真の順番が逆になったが、
手で指している位置に、オイル給油口が存在する。
このような狭いところへ、どうやってオイルを
入れれば良いのか。
それは、特殊なツールにより給油が可能となるのだ。

デファレンシャルオイル給油用ポンプの登場である。
ホースの先端は金属で出来ておりL型に曲がっている。
ホースの付け根には手動のポンプが取り付けられており、
オイルをポンプにより圧送するようになっている。
ということで、本日はラシーンのトランスファーオイルの
交換をご覧頂いた。
ラシーンは10万キロから乗ろうよ、と思うほどに
ボディーやエンジンが丈夫であり、これから
長く付き合ってゆくにはこうしたメンテナンスも
楽しい物であると言える。
こだわったオイルは多数有り、フィーリングで楽しむ、
というコトも車という道具を大切にする心であると言える。
今日はコレまで~。
本日の名言
他人の間違いに目を向けるな。
他人がした事、しなかった事に
目を向けるな。
ただ、自分がやった事
やらなかった事だけを見つめよ。

byダンマパダ
ということで、人とはもの、ことにおいての
考え方により、素晴らしさは変わってきますなぁ。
ウェルはまだまだ若輩者であり、勉強が必要です。

オーナーがこだわる車両製作の巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日はオーナーがこだわる車両製作をご覧頂く。
もちろん全てのオーナーが独自にこだわりを持ち
スピードウェルにオーダー頂いている訳だが、
現在製作中のその2台をピックアップしてみた。

大阪市のG氏がオーナーとなられるPAO。
この車両はPAOが冒険というコンセプトを、さらにサバイバル感
を大きく膨らませた感覚にスイッチしたモノと言える。
イメージで言えば所さん(世田谷ベース)に登場する、ようなPAOである。

バンパーやグリル、ルーフレールやホイールなどは
今後スピードウェル特製のエローブラックに
ラッカーフィニッシュが行われる。

リヤエプロンが無い様子。
このカラーによりリヤエプロンが装着されていない状態でも
カッコいいと感じてしまう。
色とはそういうイメージを彷彿とさせるものであると
非常に勉強になる一台だ。
さて、お次は先日からブログにも登場しているRASHEEN。

遂にフロント部が完成。
前回はヘッドライトや、グリルにメッシュが装着されていない
状態をご覧頂いていたが、ヘッドライトなどが装着されてば
まったく雰囲気が変わり、やっとクルマらしくなってきただろう。

丸目フロントヘッドライト。
今回はフロントリムのみシルバー色でラッカーフィニッシュ。
そのコトにより、よりいっそう丸目型ヘッドライトが強調されている。

フロアカーペットが張替えられた。
そう、このカーペットはUS製でなかなか手に入らない。
今回もこのカーペットを約半年に渡り待ち続けて頂いた、
と言うシロモノである。
さて、本日はオーナーがこだわる車両製作ということで
スピードウェルでの作業風景をご覧頂いた。
今後もすんばらしい車両製作に腕を磨いてゆく。
今日はコレまで~。
本日の名言
自分には、自分に与えられた道がある
by松下幸之助
おお~。これは考えさせられますなぁ。
ウェルはパイクカーの存命に力を尽くすという使命感で
生きておりますが、それが道だと感じております。
さて、あなたの道は。

日産RASHEEN ミニチュアカー 国際貿易がこだわりの製作が繰り広げられるの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日は日産ラシーンのミニチュアカー(1/43)モデルの
製作を行っている株式会社国際貿易の開発物語をご覧頂く。

2011年2月2日 国際貿易の開発・石田氏と営業・小山氏が
東京からわざわざスピードウェルに来場。
昨年にはスピードウェルで製作を行ったカラーチップを元に
国際貿易のコダワリを踏まえ調色がおこなわれて
色見本(カラーサンプル)が持ち込まれた。

ワインレッド、サンドベージュ、イエロー、ライトブルーは
調色の大詰めを向かえている。
ブルー、シダーグリーンはまだ少し遠いようだ。

サンドベージュのラシーンに色見本を載せた様子。
車両に忠実なカラーリングになったようだ。

小山氏に日陰に移色見本を持ってもらった。
これは実験である。
実はこの実験が今回行いたかった唯一の目的でもあった。
それはどういうことかと申せば、ミニチュアカーは
特に室内にて楽しむものである。
その室内を想定すると、自動車のように太陽はさんさんと
浴びることなどなく、いかに室内にて自然光を浴びた
状態のカラーリングに仕上げるかが、重要になってくる
ということだ。

自然光にあびた車両と室内を想定した色見本の様子。
どうだろう車両は温かみのある色に見え
色見本はウス黒くみえてしまう。
どれを基準にしてカラーリングを合わせれば良いかという
非常に難しいところが今回非常にこだわっている所でもあり
今回はドイツのラルという規格の塗料を使い
調色を施してかなりマッチしてきたようだ。

石田氏と小山氏の情熱は図り知ることは出来ない。
今回は比較検討が出来たことで非常に前進したようだ。

イエローのラシーンのカラーリング。
そう、これが実は実車に自然光が当たるのと、
色見本を室内で見たのと同じカラーになるのだ。
これほど、人間の目は曖昧であり複雑である。

カラーリングの開発は大詰めを向かえ
今年の夏ごろには出来上がった全てをご覧頂くコトが
可能となるようだ。
今回のこのラシーンミニチュア事業は、実車を細かく分析し
人間味をプラスした非常に素晴らしいモデルが出来上がることだろう。
本来であれば今頃には販売が開始されるはずだったが、
このようなこまかな打ち合わせと共にこだわりを持って
進められているゆえ、少し遅れが出ているようだ。
しかし、出来上がればその理由が必ずわかるであろう。
国際貿易の今後の開発に期待しよう。
今日はコレまで~。
本日の名言
私は服をデザインしているのではない。
夢をデザインしているのだ。

byラルフ・ローレン
すばらしい名言であります。
そう、服をデザインしているだけでは世界中に方に着てもらう
ことなど出来はしませんなぁ。
つまりはそういうコトで有りましょう。

日産RASHEEN 日本初ファントムトップ車両製作風景の巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日は前回のブログでも登場した日本初だろう、
ファントムトップに張替えを施したラシーンの製作風景をご覧頂く。

大阪市のK氏がオーナーとなるラシーンファントムトップだ。
今回は前期モデルをベースにボディーをPAOの人気カラーである
アイボリーへとオールペイントが施された。
そして、このアイボリー色のボディー(トランク部)に
小豆色のジャーマントップ生地を張り合わせ、
まるで幌車のようなデザイン性を持たせたのである。

ファントムトップはアメリカで流行したカスタマイズである。
幌車でない車を幌車に見せるという技は、
ラシーンの初期スケッチにあったように
トランク部を幌仕様としたデザイン感覚が味わえるのである。

素材は上質であるジャーマン生地を採用している。
特に耐候性に優れ、長持ちすることは間違いないであろう
特別な仕上げと言っても過言ではない。
それほど、ジャーマン生地は高価であり、幌を張替えるにしても
なかなか手を出すことの出来ないシロモノと言える。
※この後ローダウン、特注アルミホイールがおごられルックスがアップする

フロントグリルはこれだ。
丸目ヘッドライト、ファントムトップ、シルバー(リム鍍金)アルミホイール
と前期モデルタイプ1のボディー形状により
(ルーフレール無し、背面タイヤ無し)
それらを組み込んだひとつの収まりどころは
アメリカナイズされたラシーンという所であるだろう。

グロスシルバーラッカーフィニッシュによりリム部を彷彿とさせる。
このグリルには色々な塗りわけがあるようだが、
K氏の美的感覚とこだわりにより製作が進められている。

フロントグリル廻りの装着風景。
この後、グリル中央内部にはスチール製のメッシュが装着される。
出来上がりは非常に楽しみである。

フロアカーペットが剥がされている。
そう、今回は本邦初公開になるか
このラシーンはなんと!フロアカーペットの張替えが
施されるのである。

謹製ウェル帆布 アメリカ製フロアカーペット生地。
カラーはファントムトップと同じ小豆色(バーガンディー)である。
※写真は謹製ウェル帆布がカーペット生地で製作したフロアマット。
ということで、まだまだ目が離せないラシーンである。
そして、明日にはまたまたラシーンのすんごい情報を
配信することが決定!!
乞うご期待である。
今日はコレまで~。
本日の名言
いつも歩く道を離れ
未踏の森に飛び込み
新しいものを探りなさい

by江崎玲於奈
新しい発見とは、そういった感覚の持ち主がなしえるコト
かもしれませんなぁ。

日産RASHEEN 日本初リヤトランク ファントムトップ製作の巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆さま、本日はラシーンのリヤトランクを
ファントムトップというカスタマイズ方法を用い
個性のあるラシーンの製作をご覧頂こう。

ボディーの全てが分解されているラシーン。
この騒々しい状態のラシーンからどのようなカスタマイズが
施されて行くかが、今後の楽しみである。
今回は大阪市にお住まいのK氏がオーナーとなり
このラシーンをベースに特殊なカスタマイズを行うのだという。
ということで、ラシーン発ファントムトップをご覧頂く!!

本邦初公開!?『ラシーンファントムTOP』
ファントムトップとは何ぞやと申せば、幌車のように似せる
アメリカナイズなカスタムのコトである。
また、生地をファントム地とそう呼び、
そこからファントムトップと呼ばれるようになったのでござる。
デザインにもこだわりガラスのサイズなどは黄金比で割り切り。

黄金比(ゴールデンレシオ)を用い、バランスが調整されたガラス。
熱線はしっかりと生きている。

幌のアンダーラインに注目!!
意匠にもスピードウェル的な細かなコダワリを見せる。
一般的に覆い被せるだけであれば簡単なのだが、
写真でご覧いただいても解かるように、アンダーラインに
折込みのような意匠をもたせたのがスピードウェル的
小さくて大きなコダワリだ。
もちろん、そこにたどり着くまでには色々なクルマなどを
研究してきた訳だが、試行錯誤のなかで生まれたアイデアにより
こういうところがお洒落だなと思う。『ウェルの主観』

室内からの撮影。
オーナーのK氏と窓の面積をミーティング。
ギリギリのラインでの調整をおこなっている。

まるでガラスがはめ込まれているような風合い。
内張りにはラシーンの純正と同色で張り合わせ、
ガラス部には特別にスペーサーを裏に張り合わせ
もっこりさせることにより、今回の装飾であると言える。
そこには見せる技術も必要なのだ。

サイドガラスは封がなされた。
もともと小窓であまり見る機会がないゆえ
割り切って今回は封を施すことにした。
そのことから、外観から見れば、幌が綺麗に被っている
ように見え、幌らしい、幌のようだ、幌であるになった。

この後ボディーはなんとPAOに使用されているEJ1(アイボリー)
に全てが塗装されて仕上がるというのだから、
乞うご期待である。
今日はコレまで~。
本日の名言
お湯にすら感動できる、
幸せのハードルの低い人生を愛している

by田村裕(麒麟)
おおっと田村さん、幸せのハードルが低いというので
ありましょうか。
これは問題ですが、本来は十分に感動、感謝できるところ
であると私はおもいますぞ!!
日本という国で間違った教育のなかで、そういう
感動や感謝がなくなった。そのようだと思います。

日産RASHEEN ダッシュマットのプロダクトの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日はラシーンオーナーお待ちかね、
ダッシュマットのプロダクトをご覧頂くコトに致そう。

謹製ウェル帆布 ラシーン用ダッシュマット
ダッシュマットのカラーは生地とパイピングに
それぞれ207色より選べ、さらにナビ付きの際など
サイズに合わせて形を作れる、その他の要望にも答える。
それはウェル帆布がフルオーダーメイドにより実現している。

材質は最高級の合成表革レザー。
トップ(表面)にはフッ素コートがほどこされ、
明るい色で製作しても、汚れては水拭き簡単に取れるという優れもの。
ウェル帆布では安価なPVCレザーなどで製作することなどありえない。

ラシーンではオーディオ用のスペース(1DIN,2DIN)に
ナビを取り付けすると、見にくいやら操作性が悪いやらで
ダッシュ上部に取付けるコトが多い。
そのため、ダッシュマットが装着できないという不安を
解消する為に、寸法さえ解かればこうしてダッシュナビ用を
製作する事ができる。
そのクルマに対する設計が謹製ウェル帆布であれば可能だ。

パイピングも綺麗に収まり、ナビのために
カスタマイズしましたよと、優越感さえ漂うよう。

デフロスタ用通気口はハトメパンチによるもの。
この通気口は全体をメッシュやくり貫きも可能ゆえ
好みにより選定して頂くほうが良いだろう。

サイドデフロスタはくり貫きにより
純正フィンが顔をのぞかせる。
ということで、ラシーン用ダッシュマットは
色々とお問い合わせ頂き、今回はこのようにして
プロダクトをご紹介させ頂いた。
どのような仕様でも価格は12,800円
購入方法は代引きでの発送も可能だ。
今日はコレまで~
本日の名言
人生に夢があるのではなく
夢が人生をつくるのです。

by宇津木妙子
ウェルが最高に好きな名言であります。
まず夢を持つことからはじめましょう。

大晦日だよ!遂に何かが起こるよの巻!!

どんもす~。ウェルです。
皆様、本日は1年の最後の日。大晦日である。
今年をざっと振り返れば色々な出来事がありました。
スピードウェルはRASEENNのマフラー開発より始動。
SWホットワイヤープラグコード、1100ccメカエンジンなどなど
製品開発や技術向上、車両のポテンシャル向上の為の研究。
さらに記憶にも新しいが、Be-1&PAOチーフデザイナー
古場田良郎氏のPAO自転車の復活などうれしい出来事もありました。
さらに色々な事業にも取り組み、最後にはPAOの廃盤製品に対する
リプロダクト部を発足、その見事な製品開発に終わりました。
どれもこれもそれも、ひとえに皆様の温かいご協力があったからだと
心から感謝し、皆様に厚く御礼申し上げます。
しかし、しかし~ココで終わってはしまいません。
ということで、『年越しに何かが起こる』と、
伝統行事がある訳で来年も元旦から楽しんで頂きましょう。
それでは皆様、平成23年もスピードウェルの
プロダクツを乞うご期待下され。

本年は格別にご愛顧賜り、誠に有難う御座いました。
平成23年も皆様のご繁栄とご健勝をお祈り申し上げます。
それでは良いお歳をお迎えくだされ。
さいなら、さいなら、さいなら。
12月31日 スピードウェル代表 ウェルより