日産RASHEEN トランスファーオイルを交換するの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日は日産RASHEENのトランスファーオイルを交換する
ということで、ずずいとご覧頂く。
まずトランスファーとは何ぞやともうせば、
4WDの構造上にある前後輪に対する動力分配装置である。
作動的に言うと、エンジンからの駆動力はトランスアクスルで
2分割され、一方はフロントデファレンシャルに伝達され前輪を
駆動する。もう一方はトランスファーからビスカスカップリング※1)
を介してリヤデファレンシャルに伝達され、後輪を駆動するのである。
もっと簡単に言うならば前と後ろのタイヤの回転差を
調整しているものと言える。
※1)ビスカスカップリングとは、前後輪の回転差により粘性トルクを発生させ後輪を駆動しているフルオートフルタイム4WDの装置のことをさす。

おおっと製作中であるラシーンのホイールが。
ということで、このタイヤのグリップをトランスファーが
ストレスなく受け留めれるように今回はオイルを交換するのだ。

トタル製スポーツデファレンシャルオイル。
グレードを上げてスポーツ走行にも耐えうるオイルを使用。
純正では日産デフオイルハイポイドスーパーGL-5 80W-90
というグレードのものを使用する。
容量は約1,1リッターだ。

ラシーントランスファーである。
中央部からリヤにかけてプロペラシャフトが見えるが、
そのトランスファーとの付け根に黒い円柱上の物体が
ビスカスカップリングという装置である。
それでは、オイルを抜くことに致そう。

オイルはトランスファー下部にある内4角の
オイルドレインボルトを緩め重力を使い抜き取る。

これが内4角のオイルドレインボルト。
組み付け時にはボルトの周回上に一般的には水漏れ止め用に
開発されている漏れ止めテープを巻くのである。
※写真は漏れ止めテープを巻いた様子

漏れ止めテープを巻いてオイルドレインボルトを
元通りへ締めこんでゆく。
エンジンオイルのドレインボルトのように
ドレインワッシャーなどでオイルの漏れを止める
構造ではなく、必ず漏れ止めテープを巻いて組み付けるように!

写真の順番が逆になったが、
手で指している位置に、オイル給油口が存在する。
このような狭いところへ、どうやってオイルを
入れれば良いのか。
それは、特殊なツールにより給油が可能となるのだ。

デファレンシャルオイル給油用ポンプの登場である。
ホースの先端は金属で出来ておりL型に曲がっている。
ホースの付け根には手動のポンプが取り付けられており、
オイルをポンプにより圧送するようになっている。
ということで、本日はラシーンのトランスファーオイルの
交換をご覧頂いた。
ラシーンは10万キロから乗ろうよ、と思うほどに
ボディーやエンジンが丈夫であり、これから
長く付き合ってゆくにはこうしたメンテナンスも
楽しい物であると言える。
こだわったオイルは多数有り、フィーリングで楽しむ、
というコトも車という道具を大切にする心であると言える。
今日はコレまで~。
本日の名言
他人の間違いに目を向けるな。
他人がした事、しなかった事に
目を向けるな。
ただ、自分がやった事
やらなかった事だけを見つめよ。

byダンマパダ
ということで、人とはもの、ことにおいての
考え方により、素晴らしさは変わってきますなぁ。
ウェルはまだまだ若輩者であり、勉強が必要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です