日産RASHEEN ボディーレストアを施すの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて本日はラシーンのボディーのお色直しを施すという
記事をご覧頂く事となるのだが,
ベース車両は愛媛県から遠路お越し頂いたY様のモノ。
Y様の愛車だ。
まずはラシーンの現状を把握致そう。
ダークブルーという平成9年式(後期型)の色だが、
ボンネットや天井にはすでに艶は無くなり、
特に天井には無数のエクボ(雹害)に見舞われている。
ボンネットだ。
ボンネットの艶のひき方は以上なほどだ。
ラシーンも遂にこういうカタチで修理を施さなければならない
モノも出てきているのだが、
艶のある時点でワックス掛けでの延命は可能であっただろう。
フロントグリルだ
グリルも艶消しではないのかと思うぐらい、艶は無い。
元々グリルはプラスチックで成型されおり、鉄板部分の塗装と
比べると、はるかに早く色絶えるのだが、
これは熱によるものであろう。
しかし、このグリル部は10台あれば10台がこのような状態に
なっているといっても過言ではない。
当然スピードウェル社の販売車両にはグリルラッカーフィニッシュが
おごられ綺麗になって納車される部分である。
ひょう害にあったであろう
ひょう害にあったであろう、ゴルフボールがごろごろ落ちてきたような
凹み方をしており、修復にかなりの難易度が高い。
今回、この修復の為に約1ヶ月を要する事となった
一つの部分でもあるのだが、なぜかと申せばその工法にあった。
それでは、今回の仕上げ(スピードウェル社的コダワリの工法)を
ご紹介致そう。
まず、天井の板金だが、一般的には大きな広さのある板金は
歪が生じやすく(天井は裏骨が少なくふにゃふにゃ)
がゆえに、旧年中に硬度が高いアルミパテを塗り
約半月自然乾燥させていた。
パテは乾かせば乾かすほど硬くなり、きっちり乾かした後に
研磨すれば、1年、2年、はたまた5年経っても歪が出にくいのだ。
そう、一般的な板金屋さんや車屋さんがココまで計算に入れて
修理する事はまずあり得ないであろう。
アルミパテが塗られている
鉄板の凹みをある程度滑らかに板金を施したうえに
強度のあるアルミパテを塗布した。
これで、約半月寝かせるという壮大なスケジュールで
ラシーンの外装のお色直しが行われている。
上空からの撮影
天井の約半分をも埋め尽くすかのような勢いで
アルミパテが塗布された訳だが、1mmから2mm程度。
かなり薄く延ばしているゆえ、これが成功すれば
末永く美しくお乗りいただけるであろう。
もしかすれば天井だけでお茶碗3杯は食べれるかもしれない。
天井の面だ
天井の面をご覧頂こう。
ほぼアルミパテがのっている様が解かりにくいほどだ。
アルミパテだ
スピードウェル社では材料にもコダワリがある。
テロソンのファイバー入りアルミパテだ。
パテのヤセが無いように今回はこのアルミパテを使用する。
しかし、このパテ、硬度がかなりあり、研磨するにも
かなりの時間がかかるのだ。
新素材にも通用する
旧塗膜にも密着性が非常に良く、天井にも適材料であろう。
それでは、この後も続いてこのラシーンのレポートを
続けるゆえ、ご期待下され。
今日はコレまで~。
本日の名言
運命は性格の中にある
by芥川龍之介
お~。さすが龍之介さん。
答えは性格であるのでしょう。
性格はいろんな面で出ているゆえ、いろんな方向へ向かうも
己の性格が決めているのであろう。

日産RASHEEN ボディーレストアを施すの巻!” への2件のコメント

  1. アルミパテとはやりますね!
    最近塗装を乾かすのに適度な湿度も必要なんだと言うことが分かってきました
    ピカピカに完成した所が早く見たいですね♪
    とうとう自分の塗装のガンまで改造してしまいました(笑)
    mixiにて公開中です!

  2. 多趣味おやじ様
    ご連絡遅れましたが、物が
    届きました!!
    有難う御座います。
    またご連絡致しますのでお願いします。
    エンジンのほうですが、
    ヘッドを分解した後今週末にでも
    お送り致します。

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