WellSonic カーオーディオをモディファイするの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆さん、本日はわが社のオーディオ部門WellSonic音響研究室が
カーオーディオをモディファイするというお題でブログが始まる。

DUB275MPというクラリオン製の2DINサイズのオーディオだ。
オーディオには1DINとか2DINとかそう呼ばれるのだが、
これはオーディオの規格サイズのコトと思って頂こう。
詳しく申せば、この規格DINはDeutsches Institut für Normung
(ドイツ規格協会)により発行されているドイツ連邦規格
(Deutsche Industrie Normen)のややこしい言葉の略称であり、
オーディオで言うと1DINというサイズを寸法であらわすと
高さ50mm×幅178mmで、2DINとは1DINと横幅は同じで
高さが2個分となり高さ100mm×幅178mmとなるわけだ。
皆少し豆知識が増えたであろう。
話は戻るが、このDUB275MPはよくPAOに取りつけがなされる。
PAOでCDが聞きたい、ipodがつなぎたいなどのお声を頂戴すると、
必然的にこのデザイン性により選ばれるのであった。

さて、分解していく。ネジは左右2個ずつ外す。
その前になぜ、今回モディファイを行うのかと申せば、
この色(黒)が気に食わないから、ただそれだけ。
PAOにはレトロなカセットが本当は一番お似合いなのだが、
それでもCDが聞きたい方には、この方法しかならず、
PAOに近づこうと言う事でモディファイを行うのである。

引っかかっているつめを起こせばこのように
分解されるのである。
配線は差込タイプであり、だれでも容易に取り外すことが可能だ。

本邦初公開、オーディオの中身だ。
想像以上にスカスカであり、拍子抜けするが、昔のものとは比べ物
にならないくらい技術が発達しており、これぐらいで出始めのCDから比べると
何十倍ものよいサウンドを奏でるのである。
それはパーソナルコンピューターが10年というスパンで
すんばらしく性能が上ったのと同じ分CDの性能も上ったと考えて良いだろう。
要は情報処理能力が大幅に向上したことで音質も滑らかになった、
(より綺麗にアナログに変換する事が可能となった)とでも申そう。

フロントフェイス部が取外された。
このフェイス部にも裏面は基盤が隠されており、
ネジを4個外すだけで、その基盤が見えてくる。

基盤だ。
そして、この基盤をフェイス部から取外せば(8個のネジで留められている)
フェイス単体となるのだ。

基盤にはボリュームや液晶部分、ボタンなどなど
色々と操作系のパーツが所狭しと取りつけたれていた。

これで、分解は完了である。
そう、今回はDIYでも実戦して頂ける様、細かくカットでご覧頂いた。

マスキングを施し、シルバー色にラッカーフィニッシュが施された。
塗装は、艶消しを選択。
あくまでPAOにコダワリを、それが答えである。
と言う事で、組み付ければ完成!

ブラックからシルバーにお色直しを施し、PAOらしくなった!?
かもしれない。
まあ、そのままブラックで取り付けるよりは、
往年の雰囲気が漂うような感覚でベターであろう。

スピードウェル社のBOX仕様だ。
この仕様のキット販売も行ってはいるのだが、
生産が追いついておらず、ただ今ご注文いただいている方々には
少々ご迷惑おかけ致す。
と言う事で、本日はWellSonicの提供でオーディオのモディファイをお伝え致し候。
今日はコレまで~。
本日の名言
じっとしていれば、つまずく心配はない。
足を速めれば速めるほど、
つまずく可能性は大きくなるが、
どこかにたどり着く可能性も大きくなるのである。

byチャールズ・ケタリング
あらぁ~。そういうことですわなぁ~。
つまずく心配はすれど、じっとしている訳にはなりませぬなぁ~。

スピードウェル5馬力UPステッカーが遂に完成の巻!

どんもす~、ウェルです。
さて、本日は5馬力もアップするというステッカーが
遂に完成したと言う事でお披露目となる。
クルマには色々なチューニング方法があるようだが、
ステッカーでこれほど簡単に馬力がUPしても
言いのか!?など疑いたくもなるだろう。
それでは、5馬力アップステッカーをご覧あれ。
5馬力アップステッカー
パンパカパーン遂に完成。5馬力アップ!?ステッカーだ。
そう、このステッカーは日産自動車のコーポレートカラーでもある
赤、白、青を基調とし当時のイメージを蘇えらせるべく
スピードウェル社的にアレンジを施し再現。
まさに往年と呼べる仕上がりである。
サイズは直径約5cmほどで、小さなまん丸のステッカー。
この度、この5馬力UPの気分を彷彿とさせるため、
ガラスの内側から張りつけるという非常に手間の掛かる仕上げが施された事も
コダワリの一つであった。

PAOの右リヤガラスに貼り付けた様子。
全天候型。なんてったって室内から貼り付けるゆえ汚れも気にならないのだ。

また、張りつけ位置もスピードウェル社ではすでに決められている。
PAOであれば、この右リヤガラスのこの位置がベストだ。
これは、あくまで気分を楽しむものでもあり、リヤハッチ側へ張りつけることにより
スピードウェル社の宣伝効果などを考えて作ったものではないと言う事だ。
あくまでもさりげなく貼り付ける所にこのステッカーの本来の意味があるのだろう。

つまりはこういう角度からみても楽しめるものである。
オーナー側「ドライビングシート側」に張りつけてあるゆえ、
クルマに乗り込む度に優越感が味わえるのだ。

RASHEENであれば、運転席側のリヤドア後部がベストではなかろうか。
ということで、このステッカーは5馬力上がった気分を楽しむモノであるのだが、
実際には5馬力アップしているかもしれない。
それはなぜかと申せば、真ん中の文字をご覧頂きたい。
スピードウェル「復元整備済」とある。
実はこのステッカー、当社販売車両には今後全ての車両に貼り付けられ出荷される。
復元整備済みなどとうたうようであれば、それだけの、整備を施し
社員が一丸となってクルマを製作しなければ、このステッカーを
張ることなど出来ないからだ。
そういった、スピードウェル社内の技術革新をも目的とする、
気持ちを込めて製作するという証でもあるのだ。
また、気分だけでも欲しい~といわれる方々にはプレゼントも致すゆえ
ウェルに声を掛けてもらいたいものだ。
スピードウェル社の屁のツッパリステッカーを最後までご覧頂き
誠に御清聴ありがとうございました。
今日はコレまで~。
本日の名言
落胆するよりも次の策を考えるほうの人間が良い
そうですなぁ~。落胆していても、なんにも起こりませんぞ。

日産PAO EGR(排気ガス還流装置)が関与!?オイル漏れの巻!PART2

どんもす~。ウェルです。
さて、本日は昨日の続きであるが、昨日のブログをお読みいただかなければ
着いてくる事が出来ないゆえ、是非熟読して頂きたい。
それでは参ろう。
本日はまず最初に伝えなければならなかった事柄
EGR「排気ガス還流装置」とはなんぞや、そこから参ろう。
まずEGRとはExhaust Gas Recirculationの頭文字をとったものであり、
機能的には燃焼後の排気ガスの一部を取り出し、
吸気側へ再度吸気させもう一度燃焼させるモノである。
それでは、なぜこのような複雑な機能を持たせているのかと申せば、
①燃焼温度を低下させ排気ガス中の窒素酸化物 (NOx) の低減をおこなう。
②部分負荷時の燃費向上。
である。
つまりはEGRは非常に素晴らしい効能のある装置なのであった。
燃焼温度を低下させてくれるというのも夏場のオーバーヒート気味には
一つの対策としても考えられているであろうし、
PAOMT車両のリッターあたり20kmを越える燃費特性を
実現しているのはこういう装置のおかげなのであろう。
MA10S型エンジンのヘッド
ヘッドの歪を面取り(面研)したトコロを撮影。
しかし、EGRの排気ガスの通路がヘッドの中を貫通していると言う事は
この部分は確実に他の部分より温度が上昇しているであろうと推測する。
何かの拍子で異常燃焼が起こりEGRへ流れ込む排気ガス温度が上昇すると
ヘッド側に歪が起こるのであろうか?
この症状、今までにも数件報告されており、修理の機会も度々存在する。
MA10S型エンジンのシリンダー
シリンダー側も面取りを施し、ピストンヘッドもピカピカだ。
MA10S型エンジンのピストン
スピードウェル社ではこうして組み直しが行われ、またエンジンが始動するのであった。
ちなみにヘッドとシリンダー側の歪の限界はわずかコンマ1mm。
ヘッド側0,05mm シリンダー0,05mmずつずれているだけでOUTなのである。
と今回はEGRのうんちくとヘッド歪修正をご覧頂いた。
今日はコレまで~。
本日の名言
人生は自分でつくるもの。
「遅い」ということはない。

byカーネル・サンダース
そう、今からでも遅くはありません。
どんどん頑張って参りましょう!!

日産PAO EGR(排気ガス還流装置)が関与!?オイル漏れの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて、本日はPAOのエンジン「MA10型」の深イイお話を
お聞かせ致そう。
まずは今日のお題だが、EGR(排気ガス還流装置)の設計が原因で
エンジンのヘッドとシリンダーの隙間からエンジンオイルが漏れる
というのではというお話からだ。
MA10S型エンジンのヘッド
これがMA10型エンジンのヘッド部分である。
このエンジンのヘッドが歪みシリンダーブロックとヘッドに隙間ができ、
その周辺のオイルラインからオイルがにじみ出るのだという。
MA10S型エンジンのシリンダーブロック
MA10型エンジンのシリンダーブロック側だ。
このエンジンのどの部分からオイル漏れを起こすのか、
ご覧頂こう。
MA10S型エンジンのシリンダー側
丁度1番シリンダー辺り。
外観からご覧頂くようであれば、オルタネーターの後ろ側にあたる。
この位置のヘッドとシリンダーブロックの間からエンジンオイルが
漏れ出すというのが実は原因不明のトラブルでもあるようだ。
なんてったって、この現象はエンジンがオーバーヒートなどもせずして
起こるというのだから、謎が謎を呼ぶ。
そして、今回は日産技術に本当はお教え頂きご説明したいものだが、
自論からご覧頂こう。
MA10S型エンジンのヘッド
吸気側からのヘッドを撮影。
ココから見れば右から左へ1番、2番と数えてゆくのだが、
1番と2番の吸気の間に黒いポートがご覧頂ける。
MA10S型エンジンのヘッド
この中心がEGR(排気ガス還流装置)排気ガスがインテーク側へ流れるポートである。
EGRのご説明は後半で致すから、まあまあ次の画像を
MA10S型エンジンのヘッド
こちらは排気側からのヘッドを撮影。
ココから見れば左から右へ1番、2番と数えてゆく。
MA10S型エンジンのヘッド
2番の排気ポートをご覧頂ければ、なんとそこには先ほどの
吸気側へ通ずるポートなのである。
ここで賢いあなたはもうお解りいただけたであろう。
つまりはEGR(排気ガス還流装置)は2番シリンダーで燃焼した排ガスを
利用し、ヘッドの中をくぐって吸気側に送られるのであるということだ。
MA10S型エンジンのヘッド
マスキングテープを張りつけた位置になんと排気ガスが
流れる通路があるという訳である。
そして、今回この謎のヘッドのオイル漏れはEGRの排気ガスの温度上昇が
原因で1番、2番シリンダーあたりのヘッドが歪やすいのではという
答えでこの話は終わり。
さらに後半へつづく。

Well Magazine 日産PAOのはじまりPART2を配信!!

どんもす~。ウェルです。
さて、5月2日に日産PAOのはじまりが創刊されたのだが、
これを読まなきゃPAOを語ることなどできないという
大げさな謳い文句でさらに、PART2を配信。
20年以上前のエピソードは現在を詳しく知るために
今回もPAOチーフデザイナー古場田良郎氏のお話を交えてご覧頂く。

お宝『パオポスターだ』 古場田良郎氏所蔵
今回は色々な感覚からPAOを提案する意味が掲載されている。
たとえば、クルマをエンジンの性能や空力、エアロダイナミクスなど
そのような技術性能ではなく、
『生活を演出するための道具』と考えるBe-1で開拓した
新しいトレンドをさらに深く追求している。
※PART2は創刊号の一番下からリンクしているゆえ、注意が必要だ。
『クルマの既成概念から一歩踏み出す。そこにこのクルマを提案する意味があった』
をご覧頂き、さらにPAOの素晴らしさを理解して頂こう。

Well Magazine  「日産PAOのはじまり」を創刊!!

どんもす~。ウェルです。
さて遂に5月2日に何かが起こると豪語していたが、
Well Magazine (ウェルマガ)にて日産PAOのはじまりが創刊された!
この記事はPAOチーフデザイナー古場田良郎氏の元へ
何度とお邪魔し合計12時間以上にも及ぶ取材により
お伺いした模様を詳しくまとめているのである。
PAO
『PAOのポスターだ』古場田良郎氏所蔵
今回は、、現在お乗りになられている方々のPAOというイメージの
大きな勘違い!?とPAOの始まりをなるべく解かりやすく掲載している。
これを読まなきゃPAOを語ることなど出来ない。
そしてWell Magazine (ウェルマガ)では次号も掲載日が決定しており、
まだまだ目が離せないようだ。
それではあくまで気分なクルマ『パオ』をご覧頂こう。

日産PAO エンジン不調はバキュームアドバンサが原因の巻!

どんもす。ウェルでしゅ。
さ~て本日のお題だが、エンジン不調のお話だ。
エンジン不調と一言で申すのだが、色々な症状がある。
例えば、アイドリングが出来ないとか~ばらばらと
エンジンがばらつくとか~、加速時に息継ぎをするとか~。
今回のエンジン不調の症状といえば、アイドリングから
常にばらつく、エンジンが温まれば調子が悪くなる。
そういった症状の方には朗報。
ディストリビューター付近。
ディストリビューター付近の写真だ。
ディストリビューターというのは点火装置の一部の事であり、
コイルから発生した二次電圧を各気筒のプラグに分配する
装置の事である。
このディストリビューターに取り付けられている
バキュームアドバンサーという物体が本日の主役。
バキュームアドバンサー
これがバキュームアドバンサーだ。
左が新品で、右がお古。
このバキュームアドバンサーとはいったい何ぞや!と申せば、
簡単に説明すると、点火時期を進める装置なのである。
この点火時期のお話を始めるとつらつら長くなるゆえ、要約するが
エンジンは回転に応じて点火を早めてやらなければならない。
なぜなら低回転時のタイミングで点火を行えば
高回転時には遅すぎるというコトである。
もっと噛み砕いて言うと、エンジンはガソリンと空気が混ざった『混合気』を
爆発(燃焼)させて出力を出しているのだが、
この混合気の燃焼速度は物理上変らない。
爆発(燃焼)はプラグで着火後、ふくれ上がり爆発が頂点に達し
そして収縮してゆく。
エンジンはこの爆発が頂点に達した力を出力に変えているのである。
4サイクル(レシプロ)エンジンはピストンが圧縮上死点位置に来た時
この爆発力が頂点に達するよう圧縮上死点の手前で
プラグから火花を飛ばし着火していると言うことなのであった。
もっともっともっと簡単に申せば
爆発力の高い状態がピストンの圧縮上死点位置に
来ていれば良いと言う事。
高回転時では、かなり早いタイミングから
混合気に点火をしなければ、圧縮上死点位置ではなく
圧縮上死点後(ピストンが下降しはじめる)
に爆発力が頂点に達する為、力が出ないと言う事になるのだ。
バキュームアドバンサーを外した様子
バキュームアドバンサーを外した様子。
今回の不調の原因をすっかりお伝えし忘れたのだが、
このバキュームアドバンサーは、キャブレーターからの
負圧を使い動作しているのである。
そして、このバキュームアドバンサーの中にあるダイヤフラムという
部分が破け、そこからエアー吸い込み、負圧を供給している
ホースから2次エアーを吸い込むことにより、
混合気の燃調が狂い、非常にエンジンの調子が悪くなるという流れだ。
今回は少し難しい話ゆえ、へぇ~そうなんやぁ~、などと
感じて頂くだけでもそれでよいであろう。

ディストリビューター内のローターが見えている。
このローターがエンジン側(カムシャフト)の動力を使い
くるくる回り各気筒に電圧を供給するのわけだが、

ローターのさらに内側を覗けば、進角装置がお目見えする。
丁度上と下に縦に伸びたプレートが見え、中心部には
フィンが見えるだろう。
これが、コイルへ送られる一次電流のタイミングを
送り出している装置(パルス信号発生装置)だ。
そして、先ほどのバキュームアドバンサーは上下に伸びた
プレートの位置を変えるコトにより、パルス信号の発生させる
タイミングを進角させたり遅角させたりするのである。

中心のナットで留めてあるのが、ディストリビューター自体の
位置決めである。
この車両は遠くは秋田県からお越し頂いたお客様のもので、
地元近くの整備工場で、めたんめたんな状態にメンテナンスされていたという
なんとも悲惨な状態。

これが、点火タイミングを見るスペシャルツール。
タイミングライトだ。

1番もしくは4番のプラグコードに配線を付け、
点火タイミングを測定するのである。

点火時期は下記の通り。
バキュームアドバンサー導入時
MTエンジン 750rpm時 上死点前 15度 ±5度
ATエンジン 850rpm時 上死点前 15度 ±5度
バキュームカット時
MTエンジン 750rpm時 上死点後 2度
ATエンジン 850rpm時 上死点後 2度
である。
ここで裏技。
ガソリンをハイオク仕様にし、点火時期を規定値よりさらに早めれば
さらにエンジンの出力はアップする。
これは、よくある純正でのハイオク仕様の車の原理とも同じなのだ。
今日はコレまで~。
本日の名言
最初の計画が
低い目標しか目指していなかったら
達成できるのはそれ以下だろう

byウィリアム・フォスター
そう、志高く。
つまりはそういうことでもありましょう。

Be-1&PAOチーフデザイナー 古場田良郎氏の世界の巻!

どんもす~。ウェルです。
本日は前回速報でお騒がせした本編をご覧頂くコトに致そう。
PAOSIDEだ
PAOSIDEだ!
『パオサイドは、パオイストの新しい必需品です。PAOにすっかり惚れ込んで、
生活まるごとPAOで固めてやろうじゃないの、というパオイストの必須アイテム
といえます。ウェアーから小物まで、すべてが冒険仕様の元気グッズです。』
以上 PIKE FACTORY JORNAL 抜粋
と言う事で、のっけから飛ばして参りますが、これはPAOのブランド
PAOSIDEから発売された自転車なのであった!!
PAOSIDE自転車だ
PAO自転車 古場田良郎氏所蔵
デザインはもちろん古場田氏の息がかかり、ちゃんとリブなどの形状まで
チェーンケースに刻まれている。
これはPAO乗りであればゲットしたいアイテムになること間違いないだろう。
20年以上も経つこの自転車だが、いまだ古場田氏が愛用しているというから
皆々本当に脱帽である。
と言う事で、今回はスピードウエル社でPAOの補修とあわせて、
このPAO自転車をレストアするコトになった。
本日はこの自転車のお話はコレまでだが、以降
自転車の特集も組むコトに致そう。
さて、本日のお題だが、Be-1&PAOのココだけのお話と
古場田良郎氏の世界を今からご覧頂くコトになる。

『PAOには、はずしてはいけない色やカタチの法則があるのです。』
古場田良郎 談
今回はPAOのはずしてはいけない色やカタチの法則を伝授して頂く為、
古場田デザインスタジオでお勉強会である。
ウェル帆布社が持つ合革レザーの色見本調を全て持参し、
一から色の説明を頂くのだが、これがまたなかなか難航を呈するのであった。
まず、PAOの本当のコンセプトを理解する所から始まり、
その上で使う色や、カタチなどをお勉強させて頂いた。
PAOのコンセプトに冒険、探検という言葉がある。
簡単なイメージで例えるならばインディージョーンズだったり、
カバンであればハンティングワールドのような感じ。
あくまでもレトロやノスタルジックが先行する感覚ではないコトが伺える。
先に答えを申すが、
現在、一般的にPAOを見ているレトロ目線は
実はずれているというコトになるのである。

こういう風なものをPAOに取り入れれば実は似合うんですよ。
と言う事で、出てきたのは素材感のある繊維質のもの。
竹や籐という素材である。
素材感を基にイメージで言いかえれば南米あたりであると言う。
そう、スピードウエル社のカタチとしてデザインしている
50、60デザインなどは英国調を基調としており、
この南米あたりのような素材の感覚はなかったのである。
今回のお勉強の中で本当にPAOの謎を一歩解明できた瞬間であった。
そして、

こういうモノをトノカバーの上にぽんとおいても似合うでしょ。
ほらほら、PAOらしいかほりがしてきたではないか!
より素材感を追求するならこういったモノを配置して楽しむコトが
PAOにとってお似合いでもある。
これで、皆も本来のPAOの姿に一歩近づけたであろう。
しかし発売から20年以上の歳月が過ぎ、
いろんな意味でPAOが多様化し、
近年流行ったカフェや雑貨などのミッドセンチュリーデザインと合わさり
良く耳にするノスタルジックやら、レトロといった言葉で
現在では一般的には表現されているのである。
今回は皆にとっても本当にPAOの真髄を少しは納得して頂けたはずだ。
さて、PAOのお話はさらにGWに何かが起こる!?と言う事で
乞うご期待だ。
次にBe-1の色のお勉強。

なんと、これもお宝。Be-1の塗色見本である。
古場田氏によると、クルマの色は空の色が移り込むから
空の色と合わさる時の色を想定して造らなければならないのだという。
面白いのは、ただ色だけを見れば
なんとも綺麗な色とは言い辛いのであることだ。

本邦初公開!!Be-1の塗色見本の全てだ!
左から、パンプキンイエロー(なんきんの黄色)
トマトレッド(トマトの赤)
オニオンホワイト(たまねぎの白)
ハイドレンジアブルー(あじさいの青)である。
すべてが、これを元にBe-1の塗装が決まった訳であり、
この色見本を持ち続けている古場田氏にまたまた脱帽だ。
それほど、デザイナーが拘ったクルマだというコトも忘れないで欲しい。
と言う事で、色のお話はまだまだ尽きないのだが、
それでは現在の古場田氏の世界をご覧頂く。

『The Japanese Watch』
3月28日から4月3日まで
限定生産 九谷焼・山中塗腕時計2010モデル(限定80個)の
石川県九谷焼美術館の茶室にて発表展示会が行われた。

Be-1&PAOチーフデザイナー古場田氏は
日産自動車デザイン本部在籍中は、数々の量産車のデザイン、
同社CIデザインシステム導入プロジェクトを始め
各種先行開発および限定生産車「Be-1」「PAO」「FIGARO」の商品企画、
デザインを手掛けパイクカー(高感度商品)戦略の基礎を築く。
現在、企業イメージの形成や企業、各種団体、地域などの活性化に向け、
情報と情緒をもとに、モノ本来の基盤を高めながら商品価値形成を行い、
ヒトとモノと社会の良い関係をカタチづくるためのさまざまなデザイン活動
(コーディネート、ディレクション、プロデュース)を行っているのだ。

コンセプトは『身に着ける美術工芸品。』
そう、この時計の文字盤は加賀の陶工、蒔絵師が絵を描き、
時計のケースは古場田氏がデザインを手掛けている。

九谷焼時計だ。山本長左 作

山中漆時計である。針谷祐之 作
『一品主義』『高品質の手作り』『作家の顔が見えるものづくり』
というこだわりが、最高である。
皆々今日はモノのコンセプト『概念』というものをすこしは
肌で感じては頂けたであろうか?
造る側の考えと受け留める側の感覚は必ずしも一致することは
ないにせよ、Be-1、PAOの考えはなみなみならぬ考えの基に
成り立っていると言う事を少しでも感じてもらえれば本日はOK。
そして、これからもっと誇りをもって乗ってもらいたいものだ。
今日の番外編

なんと、Be-1自転車も存在した。
今持っている人は変人だ。
それくらいレアーな自転車であることに間違いはない。

トップでご紹介したPAOの自転車だ。
これも、古場田氏が切りぬいてファイリングしているというのだから、
全員で脱帽!!
今日はコレまで~。
本日の名言
あきらめない限り
夢は続く

夢とはそういうものかもしれませんなぁ。
皆様もまだまだあきらめるの早いですぞ!!
ウエルもあきらめません。

大人の遊び!PAOで遊ぶの巻!!

どんもす~。ウエルです~。
さて本日は『大人の遊び』と題して、PAOで楽しく遊ぼうという
企画が昨年9月末に組まれ、その始まりをご覧頂こう。
大人の遊び
大人の遊びを遂行されているお三方だ。
左からpapa氏、中央は大阪のオッサン氏、そして右が
今回の主役であられる、きっどぎゃるそん氏である。
お三方とも大のクルマ好きであり、どうにかPAOを
自分らしいカタチにしようと、カスタマイズを施している。
これが『大人の遊び』の起源なのである。
きっどぎゃるそん号
きっどぎゃるそん号である。
めでたくスピードウエル社の寿マークが上げらているが、
これから、このPAOがどのように変化するかが楽しみだ。
純正の内装
純正の内装風景。
ハンドルカバーがいささかモサイ。
ということで、このPAOこれからがどえらいことになるのであった。
ルーフレールが取外される
ルーフレールが取外され、スムーシングが行われる。
天井の肩の部分は非常に力がかかりやすい部分であり、
少し厚めの鉄板で板金するコトとなった。
板金が完成
こうしてPAOのカタチに板金が行われ、ロウ付けが行われる。
特に天井は炎天下に見舞われる為板金が悪ければ、
うねうねに見えるのだ。
内装だ
先ほどの内装がもうドンがらだ。
PAOがこのような姿になるなんて、だれも想像はつかないであろうが
スピードウエル社では日常茶飯事の光景である。
内装だ
後は配線を外せば、ただの箱である。
なんともものごっつい大人の遊びになってきたが、
このPAOはこの後こうなる。
きっどぎゃるそん号
そう、これがあのクルマの正体であった!!
続きは後日あきらかになる。
今日はコレまで~。
本日の名言
心配とは 
行動の不足から
起こるものである

by野村克也
さすが野村さん。
その通りでも有りましょう。

速報!Be-1&PAOチーフデザイナー古場田良郎氏の世界の巻

どんもす~。ウエルです。
さて本日は昨日まで石川県九谷焼美術館で催された
古場田良郎氏がデザインを手がける
『The Japanese Watch』の展示会の速報だ。
色絵・蒔絵が織り成す小宇宙。
身につける日本の美術工芸品。
九谷焼腕時計。蒔絵時計。
簡単には言い表わせないが、
美術工芸品の新しい可能性をデザインされているのである。

Be-1・PAOチーフデザイナーの古場田良郎氏は
日産を退社後、古場田デザインスタジオを設立。
現在は、さらに多方面でご活躍さている。

これは秘蔵。
後日全てがあきらかになる。
まだまだ、Be-1・PAOやFIGAROについて知ると
さらに魅力がますコトがある。
そのお話は乞うご期待だ。
今日はコレまで~。
本日の名言
最高で金 最低でも金
by谷亮子
さすがヤワラちゃん。
かの民主党議員 レンホウ氏が 
日本のスーパーコンピューターはなぜ1番じゃないとだめなんですか?
などと野暮な質問をしていたのは最近の話。
残念な発言ですなぁ。
最高でも金 最低でも金
それが日本という国なのである。