日産PAO EGR(排気ガス還流装置)が関与!?オイル漏れの巻!PART2

どんもす~。ウェルです。
さて、本日は昨日の続きであるが、昨日のブログをお読みいただかなければ
着いてくる事が出来ないゆえ、是非熟読して頂きたい。
それでは参ろう。
本日はまず最初に伝えなければならなかった事柄
EGR「排気ガス還流装置」とはなんぞや、そこから参ろう。
まずEGRとはExhaust Gas Recirculationの頭文字をとったものであり、
機能的には燃焼後の排気ガスの一部を取り出し、
吸気側へ再度吸気させもう一度燃焼させるモノである。
それでは、なぜこのような複雑な機能を持たせているのかと申せば、
①燃焼温度を低下させ排気ガス中の窒素酸化物 (NOx) の低減をおこなう。
②部分負荷時の燃費向上。
である。
つまりはEGRは非常に素晴らしい効能のある装置なのであった。
燃焼温度を低下させてくれるというのも夏場のオーバーヒート気味には
一つの対策としても考えられているであろうし、
PAOMT車両のリッターあたり20kmを越える燃費特性を
実現しているのはこういう装置のおかげなのであろう。
MA10S型エンジンのヘッド
ヘッドの歪を面取り(面研)したトコロを撮影。
しかし、EGRの排気ガスの通路がヘッドの中を貫通していると言う事は
この部分は確実に他の部分より温度が上昇しているであろうと推測する。
何かの拍子で異常燃焼が起こりEGRへ流れ込む排気ガス温度が上昇すると
ヘッド側に歪が起こるのであろうか?
この症状、今までにも数件報告されており、修理の機会も度々存在する。
MA10S型エンジンのシリンダー
シリンダー側も面取りを施し、ピストンヘッドもピカピカだ。
MA10S型エンジンのピストン
スピードウェル社ではこうして組み直しが行われ、またエンジンが始動するのであった。
ちなみにヘッドとシリンダー側の歪の限界はわずかコンマ1mm。
ヘッド側0,05mm シリンダー0,05mmずつずれているだけでOUTなのである。
と今回はEGRのうんちくとヘッド歪修正をご覧頂いた。
今日はコレまで~。
本日の名言
人生は自分でつくるもの。
「遅い」ということはない。

byカーネル・サンダース
そう、今からでも遅くはありません。
どんどん頑張って参りましょう!!

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