日産PAO EGR(排気ガス還流装置)が関与!?オイル漏れの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて、本日はPAOのエンジン「MA10型」の深イイお話を
お聞かせ致そう。
まずは今日のお題だが、EGR(排気ガス還流装置)の設計が原因で
エンジンのヘッドとシリンダーの隙間からエンジンオイルが漏れる
というのではというお話からだ。
MA10S型エンジンのヘッド
これがMA10型エンジンのヘッド部分である。
このエンジンのヘッドが歪みシリンダーブロックとヘッドに隙間ができ、
その周辺のオイルラインからオイルがにじみ出るのだという。
MA10S型エンジンのシリンダーブロック
MA10型エンジンのシリンダーブロック側だ。
このエンジンのどの部分からオイル漏れを起こすのか、
ご覧頂こう。
MA10S型エンジンのシリンダー側
丁度1番シリンダー辺り。
外観からご覧頂くようであれば、オルタネーターの後ろ側にあたる。
この位置のヘッドとシリンダーブロックの間からエンジンオイルが
漏れ出すというのが実は原因不明のトラブルでもあるようだ。
なんてったって、この現象はエンジンがオーバーヒートなどもせずして
起こるというのだから、謎が謎を呼ぶ。
そして、今回は日産技術に本当はお教え頂きご説明したいものだが、
自論からご覧頂こう。
MA10S型エンジンのヘッド
吸気側からのヘッドを撮影。
ココから見れば右から左へ1番、2番と数えてゆくのだが、
1番と2番の吸気の間に黒いポートがご覧頂ける。
MA10S型エンジンのヘッド
この中心がEGR(排気ガス還流装置)排気ガスがインテーク側へ流れるポートである。
EGRのご説明は後半で致すから、まあまあ次の画像を
MA10S型エンジンのヘッド
こちらは排気側からのヘッドを撮影。
ココから見れば左から右へ1番、2番と数えてゆく。
MA10S型エンジンのヘッド
2番の排気ポートをご覧頂ければ、なんとそこには先ほどの
吸気側へ通ずるポートなのである。
ここで賢いあなたはもうお解りいただけたであろう。
つまりはEGR(排気ガス還流装置)は2番シリンダーで燃焼した排ガスを
利用し、ヘッドの中をくぐって吸気側に送られるのであるということだ。
MA10S型エンジンのヘッド
マスキングテープを張りつけた位置になんと排気ガスが
流れる通路があるという訳である。
そして、今回この謎のヘッドのオイル漏れはEGRの排気ガスの温度上昇が
原因で1番、2番シリンダーあたりのヘッドが歪やすいのではという
答えでこの話は終わり。
さらに後半へつづく。

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