オーナーがこだわる車両製作の巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日はオーナーがこだわる車両製作をご覧頂く。
もちろん全てのオーナーが独自にこだわりを持ち
スピードウェルにオーダー頂いている訳だが、
現在製作中のその2台をピックアップしてみた。

大阪市のG氏がオーナーとなられるPAO。
この車両はPAOが冒険というコンセプトを、さらにサバイバル感
を大きく膨らませた感覚にスイッチしたモノと言える。
イメージで言えば所さん(世田谷ベース)に登場する、ようなPAOである。

バンパーやグリル、ルーフレールやホイールなどは
今後スピードウェル特製のエローブラックに
ラッカーフィニッシュが行われる。

リヤエプロンが無い様子。
このカラーによりリヤエプロンが装着されていない状態でも
カッコいいと感じてしまう。
色とはそういうイメージを彷彿とさせるものであると
非常に勉強になる一台だ。
さて、お次は先日からブログにも登場しているRASHEEN。

遂にフロント部が完成。
前回はヘッドライトや、グリルにメッシュが装着されていない
状態をご覧頂いていたが、ヘッドライトなどが装着されてば
まったく雰囲気が変わり、やっとクルマらしくなってきただろう。

丸目フロントヘッドライト。
今回はフロントリムのみシルバー色でラッカーフィニッシュ。
そのコトにより、よりいっそう丸目型ヘッドライトが強調されている。

フロアカーペットが張替えられた。
そう、このカーペットはUS製でなかなか手に入らない。
今回もこのカーペットを約半年に渡り待ち続けて頂いた、
と言うシロモノである。
さて、本日はオーナーがこだわる車両製作ということで
スピードウェルでの作業風景をご覧頂いた。
今後もすんばらしい車両製作に腕を磨いてゆく。
今日はコレまで~。
本日の名言
自分には、自分に与えられた道がある
by松下幸之助
おお~。これは考えさせられますなぁ。
ウェルはパイクカーの存命に力を尽くすという使命感で
生きておりますが、それが道だと感じております。
さて、あなたの道は。

MA11SW型レーシングエンジンが加速する!?遂にエンジンに火が入れられたの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日は一昨年末から、マーチやBe-1、PAOに
搭載されているエンジンMA10S型(1000cc)の研究を行い、
スピードウェルの技術向上を基本とした考えの基に
1100ccにボアアップやフルバランス取り、
ハイカム加工やそれに伴う随所にチューニングを施した、
スピードウェル製MA11SW型に遂に火が入れられた。

MA11SW型レーシングエンジン。
パイクカーにその走りを求めるのはとても不条理であり、
良い子は絶対にマネをしないようにしてもらいたい。

室内もたいそうなコトになってきた。
それもそのはず。
この車両は今年レースに参戦する。
つまり極限での性能に対する結果を求めるコトとなり、
レースに参戦しデーターを収集するコトとなった。
それでは本日の模様は『YouTube』でご覧頂こう。
今日はコレまで~。
本日の名言
成功の確率を倍にしたければ
失敗の確率も倍にすることだ

byトム・ワトソン
おお~。そうきましたか。
失敗が増えれば成功の確率も
あがりますなぁ。

日産PAO用 スピードウェルリプロダクト事業部の製作品の巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日はスピードウェルリプロダクト事業部の
ロットナンバー001番。PAO用サイドデフロスターをご覧頂く。
この作品は一昨年末に試作が繰り広げられ少しだけ
ご覧頂いたわけだが、その模様は
速報!スピードウェルがリプロダクトを開始するの巻!
でご覧頂くことにして、それでは始まり始まり~。
『スピードウェルのリプロダクト事業部のコンセプト』
第一に純正部品と同等の仕上がりを目指す。
第二に純正部品と同じ型割(設計)で製作する。
第三に純正部品と同じ又はそれ以上の材料で製作する。
という3つのキーワードにより構成されている。
と、いつものように始まる訳だが、
今回はその製品の製作の裏側をご覧頂く。

本邦初公開となる!?金型ならぬシリコン型である。
このシリコン型は純正の新品パーツからとった
マスターとなる型である。
純正品の割り方と同じように設計し、
造りあげた力作だ。
それでは、今回製造の裏側ということで、
面白い写真をご覧頂こう。

表面の割り型。
このサイドデフロスターは3つ割型で構成されている。
それは、部品の側面や裏側にあるバリのようなラインから
読み取り、それと同じように割れるようマスターとなる型を
成型してゆくのであった。

裏面の割り型。
表面の割り型と裏面の割り型を合わせ
プラスチックを流し込めば製品は型どおりに
カタチづくられてゆく訳だが、実はココには驚きの
技術が隠されているのである。そのコダワリは
プラスチック内部の気泡や発生するガスを
圧力をかけて抜き取ると言う事だ。
特にサイドデフロスターはヒーターを入れると
熱風が出るようになっているゆえ、
プラスチック内部に気泡やガスの層が残れば
それが、膨張し変形する可能性があるという
検討により、安定した製品作りに一役買っているだろう。
※当製品は80度という高温でも耐えるという。

見事にPAO純正サイドデフロスターのリプロダクト品が完成した。
ということで、今後販売が開始される訳だが、
製品の型は寿命が15個であるから、
以降は2個セットで期間限定での販売とさせて頂きたい。
カラーはアイボリー、テラコッタ、アクアグレイ、オリーブグレイと
純正カラーのすべての製作をおこなうコトにする。
今日はコレまで~。
本日の名言
未来に向き合うにはふたつの方法がある。
ひとつは心配、もうひとつは期待だ。

byジム・ローン
そう、ちゃんと期待をしないといけません。
心配ばかりであればバランスが悪いですなぁ。

MA11SW型レーシングエンジンが加速する!?WEBER RACING CARBURATTORの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日はBe-1,PAOに使用されているMA10S型エンジンを
1100CCにボアアップを施したメカニカルチューニングエンジン
MA11SW型に使用されるキャブレーター(吸気側)のお話だ。

『ウェーバー』レーシングキャブレーター。
40DCOE型ウェーバーキャブレーターである。
このキャブレーターは旧くはフェラーリ・250GTO、
ランボルギーニ・ミウラ、ポルシェ・911、
フォード・GT40、ランチア・ストラトスなどの数々の
歴史的な名車や、ル・マン、Can-Amなどのメジャーレースに参加した
多くのレーシングカーに装着された完全にスポーツ車、
レース車専用として開発された双胴型(ツインチョーク)の気化器である。
今回はMA11SW型エンジンを開発するにあたり
このウェーバーを2基セットするという開発も含まれていたという
本気のレーシングエンジンの製作を行っている。
スピードウェルが唱える技術向上とは、小手先のコトではなく
極限での性能開発と言う事がココで明らかになったであろう。

5ZIGEN×スピードウェル 至極の開発。
ウェーバーレーシングキャブレーター用インテークマニホールド。
5ZIGENのレーシング部門と試行錯誤を繰り広げ製作した
プロトタイプインテークマニホールドである。
今回は低速の特性がネックとなり、さらにエンジンルームの
バルクヘッド側のスペース的なものと総合的にチューニングを
行うことにより、ファンネルのセットも可能となった。
今回のプロダクト的な話は直線的にみえるだろうが、
ウェーバーをセットすると若干吸入口が上に向くように
しているのがミソであろう。
なぜ、少し上へ向けるのか、それは技術という企業秘密である。

ウェーバーとマニホールドの装着例。
今回はウェーバーとマニホールドをセットして
見て楽しめるという雰囲気を取り入れた。
そのメカメカしい感覚は、機能的以外に他ならなく
機能美という素晴らしいデザインなのであろう。
そして、このデザインに男達はほれてしまうのである。

このキャブだからこそ。
ということで、遂に吸気側、エンジン、排気側と
それぞれが出揃った所で、2011年もエンジン全開始動である。
いったい何馬力でるのって、それは以降のお楽しみ。
今日はコレまで~。
本日の名言
決断は、実のところそんなに難しいことではない。
難しいのは、その前の熟考である。

by徳川家康
さすがは家康殿。日本を統一し安寧の世にした方の
考え様は現在も影響を与えていますなぁ。

スピードウェルがこだわる自動車(オーディオ)音響研究の巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日はSWがこだわる自動車の(オーディオ)音響に
こだわって話を進めて参ろう。
まず、音とは何ぞやそこから始まるのだが、
いわゆる空気の振動である。
この振動の波は周波数(一秒間の振幅)により
音が高いとか低いとか、耳で聞こえるのはご存知だろう。
今日はこの周波数が主役であるからきっちり理解してもらおう。
タイコを例に話を進めると、適度に革を張られている太鼓では
大きい太鼓は音が低い。逆に小さい太鼓は音が高い。
それは、先ほどの周波数によりそう聞こえるのである。
大きい太鼓は一秒間に革『膜』が30回上下したとする。
それが30Hzという周波数である。
小さい太鼓は一秒間に100回革『膜』が上下したとする。
それが100Hzという周波数である。
それぞれに同じ力でたたいても太鼓のおおきさにより
革『膜』の振動数がことなるゆえ、音の高低が変わるのだ。
それでは、今日も始まり、始まり~。
目下のところ、オーディオ技術で未だナマの音を
とうてい再現しえない。
しょせんは”らしさ”を出すにとどめる。
Aの楽器をそれらしく出すにとどめるか、
全体のハーモニーをえらぶか、
それを選択するのが教養だろう。

 
※昭和54年発行の”TANNOY”(ステレオサウンド)
五味康祐氏の”わがタンノイ・オートグラフ”から抜粋。

さて、お決まりの五味氏のお話から始まったが、
本日はPAOの純正リヤスピーカーをスピードウェルが製作した
16cm用サウンドフレームにパイオニアのスピーカーを装着し
車内の音響特性がテストされた。

スピードウェル製 PAO16cmスピーカー用サウンドフレーム
今回は前回のプロトタイプからはるかに性能をアップさせた
市販版でご覧頂く。

低域での共振を防ぐ為にFRP6プライに加え
サウンドベルトを上下に織り込んだ。
それはヴォーカル帯域以上に共振周波数を持ち上げ
引き締まった低音と透き通ったヴォーカル帯域の再生に
貢献するコトとなった。

サウンドベルトは前方から後方へとストレートに伸びる。
特にRが付いた部分の強度を上げ、さらには
共振周波数をヴォーカル帯域『300~600Hz』から
さらに上の帯域に押しやり、引き締まった音の再生が
可能となったと言える。

パイオニア製TS-F1610 スピーカーユニット。
このスピーカーの特長はツイーター(高音)とミッドレンジ(中低音)が
同軸上にあるにも関わらず、ツイーターから発せられる音が
上に跳ぶよう(角度は任意で調整が可能)に設計されているところだ。
音には指向性というものがあり、低音は緩慢に広がる特性があるが、
高音はストレートに飛ぶのである。

ツイーター部にはフィンが装着されている。
自動車の室内ではいつもスピーカーは足元側『下側』に
おいやられており、高音はきっちり伝わってこない。
そのため、少しでも高音を上へ持ち上げ
音場を整えようという発想が
このスピーカーには在ると言える。

サウンドフレームにF1610をセットした様子。
それでは、ココからはテストをご覧頂く。

これはオーディオ用のテスト用CDである。
色々な周波数の音やディープ音が収録されている。

PAOに特性マイクを装着。
リスニングポジションに設定して測定が開始される。
※このマイクはフラット特性を向上した特注品。

PCにセットし、室内のフラット特性とスピーカー特性を測定。
まずフラット特性とは何ぞやと申せば、
低音から高音までをおなじ音圧でながし、
共振する周波数を測定しフラットにしてゆくための特性と
いったら良いだろうか。
※低音から高音を同じ音圧で流す音のことをディープ音という。

まず1kHzの音で基準となる音圧を調整する。(40dB)
すべての周波数が40dBで整えばフラット特性が高いと言い、
簡単に言えばCDソースの原音に近い音が聴くことが可能というわけだ。
それでは、まずPAOのノーマルスピーカー、
TS-1610スピーカー、TS-1610スピーカー調整後と
3つをテストしてゆく。

ノーマルスピーカーのフラット特性。
図は右から左と音圧の上下、上から下へと周波数の上下である。
このテスト結果によると、60Hzと120Hzに室内の形状からなる
定在波が存在するコトが伺える。
さらに、中高音が大きくふくれており、これが
あの懐かしいレトロなサウンドの周波数だと読み取れる。
※定在波とは波長・周期(振動数または周波数)・振幅・速さ
(速度の絶対値)が同じで進行方向が互いに逆向きの2つの波が
重なり合うことによってできるもので、定在波の干渉により
一定の場所に音圧の高低が生まれる。


今回はスピーカーのセットにあたり、防振、制震処理などは
一切行わず、サウンドフレームによる素質を共に測定した。

サウンドフレーム+TS-F1610スピーカーの組み合わせ。
どうだ、低音はまとまった量感が出ている。
さらに中高音もある程度40dBあたりに近寄ってきたであろう。
これを、さらにスピードウェル的に簡単な調整を行うとこうなる。

ボディー(外パネル)との共振、フロントガラスの反射を除けば
ほぼ40dBに近づいたのである。
あとは制震を行ってあげれば、CDソースに収録されている
原音に近い再生を行えるという。

そして今日のその時。
※PCモニターにてデーターを写した様子。
63Hz以下の周波数<音>はドアを締めた時のであり無効。

300~500Hzとヴォーカル帯域の音が6dBほど減少しているが
センターユニットのイコライザーで高音と低音を調整すれば
サウンドフレーム+16cmスピーカーの取り付けだけで
十分に満足する音質(フラット特性)が得られるであろう。
と言う事で、この音は1月末にWTVにアップするゆえ
是非とも楽しみにして頂こう。
今日はコレまで~。
本日の名言
ひとりで見る夢は夢でしかない。
しかし、誰かと見る夢は現実だ。

byオノ・ヨーコ
上手いこと言いますね~。さすが、言葉でさえ芸術家であります。
いろんなものことに応用して考えても楽しい名言であると思います。

日産PAO オルタネーター用コンデンサーを交換するの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて、新年も皆様とお勉強を致しましょう。
今回のお勉強は電解コンデンサー(キャパシター)の役目と
交換をご覧頂くコトに致す。
まず、この電解コンデンサーはどういう役目を果たしているかと申せば
オルタネーター『ダイナモ』により発電された電荷を平坦にし、
ラジオなどの電気製品に対しノイズが入らないようにしているのである。

PAO用オルタネーター。 容量は40Aである。
この裏側に電解コンデンサーが取り付けられている訳だが、
なぜ交換するのかと申せば、電解コンデンサーの配線が
よく断線しているからである。

オルタネーター裏側の電解コンデンサー。
特にオイル交換時にオイル量を見るレベルゲージを
抜き差しする時に電解コンデンサーの劣化した配線を切りやすいようだ。

電解コンデンサーの根元から配線はちぎれる。
ココで少し踏み込んでお勉強だ。
まず、オルタネーターとは発電器なのであるが、
家庭用と同じく交流での発電が行われている。
交流とはプラスとマイナスが交互に切り替わる電流である。
これを直流(プラスはずっとプラス、マイナスはずっとマイナス)に
ダイオードというものにより切り替えている。
特に三層交流式の物をオルタネーター、一層式(単層)の物をダイナモと呼ぶ。
クルマは三層交流式である。

ウェルの図で解説する。
これが交流の波形であるが、下の一層式(単層)をご覧頂くと、
プラスが発電されて、次にマイナスが発電されている。
そして、大きく谷間が出来ている。
これが三層式(図の上)になると、波形が交互にずれて
電圧が平坦になるのである。
こうして安定した電荷を供給するようにし、さらに
ダイオードというものでマイナス側の電荷をプラスへ変換して
オルタネーターから電力が供給されているのだ。
※これを整流という。

新品の電解コンデンサー。
コンデンサーは一時的に不要な電気を蓄電する能力がある。
先ほど整流された電荷には実は整流しきれない部分が存在し、
それがノイズとなり、ラジオやコンピューターに誤作動などを
引き起こすのであった。
特にラジオでエンジンの回転と共にウィ~ンとスピーカーに
ノイズ音が入るので良く解かる。
このノイズを蓄電し分が良いときに放出してくれるのが
電解コンデンサーってな訳でござる。

取り付け完了。
配線をプラス端子にコンデンサーのボディはマイナスアース
という取り付けである。
今回はさらに配線の取り回し具合もウェル風に装着。
ということで、電解コンデンサーのデの字くらいは
お勉強になったであろうか。
それでは今年もBe-1,PAO、FIGARO,RASHEENと
メンテナンスブログをどうぞお楽しみ下され。
今日はコレまで~。
本日の名言
過去の最高が未来の最悪に
なるようにがんばろう。
 
byジョン・マッキー
そうですなぁ。今最高と思えるものを
未来では最悪と思えるよう、
日進月歩と勢いで頑張りましょう。

大晦日だよ!遂に何かが起こるよの巻!!

どんもす~。ウェルです。
皆様、本日は1年の最後の日。大晦日である。
今年をざっと振り返れば色々な出来事がありました。
スピードウェルはRASEENNのマフラー開発より始動。
SWホットワイヤープラグコード、1100ccメカエンジンなどなど
製品開発や技術向上、車両のポテンシャル向上の為の研究。
さらに記憶にも新しいが、Be-1&PAOチーフデザイナー
古場田良郎氏のPAO自転車の復活などうれしい出来事もありました。
さらに色々な事業にも取り組み、最後にはPAOの廃盤製品に対する
リプロダクト部を発足、その見事な製品開発に終わりました。
どれもこれもそれも、ひとえに皆様の温かいご協力があったからだと
心から感謝し、皆様に厚く御礼申し上げます。
しかし、しかし~ココで終わってはしまいません。
ということで、『年越しに何かが起こる』と、
伝統行事がある訳で来年も元旦から楽しんで頂きましょう。
それでは皆様、平成23年もスピードウェルの
プロダクツを乞うご期待下され。

本年は格別にご愛顧賜り、誠に有難う御座いました。
平成23年も皆様のご繁栄とご健勝をお祈り申し上げます。
それでは良いお歳をお迎えくだされ。
さいなら、さいなら、さいなら。
12月31日 スピードウェル代表 ウェルより

新開発PAO&RASHEEN『音質を造り込むための研究』の巻!

どんもす~。ウェルです。
師走はどたんばたん致しており、さらにパソコンがパンク。
ウェルはテンテコの舞を踊っておりましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか!
ということで、ブログに帰って着ましたので、
年末最後までズズイとご覧下され。
さて、本日はPAO&RASHEENのオーディオ『音質を造り込む』
ための研究で御座る。
それでは始まり~始まり~。
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目下のところ、オーディオ技術で未だナマの音を
とうてい再現しえない。
しょせんは”らしさ”を出すにとどめる。
Aの楽器をそれらしく出すにとどめるか、
全体のハーモニーをえらぶか、
それを選択するのが教養だろう。

 
※昭和54年発行の”TANNOY”(ステレオサウンド)
五味康祐氏の”わがタンノイ・オートグラフ”から抜粋。

ウェルの好きな言葉から本日も始まったのだが、
音とはしょせん『らしさ』なのである。

ウェル音響室。
まず音とはなんぞや、ともうせば耳に聞こえてくるもの全てが
それなのであるが、人の耳にも十人十色があるようだ。
このウェル音響室はCDに収録されている音源を余す所無く
クオリティーの高い音で再生してくれるように設計。
特にこだわったジャンルを選ぶことなく、トータルで聞きやすい
機種の選定が行われている。

アンプはラックスマンの純A級作動で最高出力は20Wである。
皆アンプの性能で50Wだとか100Wだとか、数値が高いほうが
良い物と勝手に勘違いしているようだが、20Wもあれば、
大きなスピーカーが耳がはじけんばかりの大音量を鳴らすことができるのだ。
そう、皆各社メーカーのカタログの数値にごまかされているだけと言える。
本当のオーディオとはそんな数値では表すことの出来ない繊細さが
存在するのであった。

ウェル楽器。
そう、なぜ楽器なのかともうせば、一つ不思議なコトに気付く。
カーオーディオの専門店の店員がいくら音が良いですよなどと
話をもちかけられても、音楽をしたことのない人が
本当の楽器の音色を理解できているのであろうか。
つまりはそういうことである。
本当の音を知るには本当に音楽をしないと解からないだろうと
言うわけで、今回のコダワリである。
まず、今回は先日にRASHEENのスピーカーの取り付けを行った
ブログがあったが、その延長をご覧頂こう。

ウッドバッフルが取り付けられた。
このバッフルとはどういう役目をしているのかと申せば、
スピーカーの振動を受け止め、さらに不要な共振を抑制している。
効能は中低音のしまり具合が格段に上るといったところだ。
このことにより今までブーミーな音質がタイトで良く引き締まり
リズムが付いてくると言える。

スピーカーを装着した様子。
裏側には制震材が張り合わされており、ドア内部をガッチリとした。
スピーカーはコーンを振動させ音を発生させているわけで、
少しでもその振動が逃げればスピーカーにとっては損失。
その逃げている振動分はスピーカーから出てこれなかった音である。
実際自動車で音楽を聴くと、ドア回りがブルブル振動しているが
これは紛れも無く音の損失であり、それらを無くすコトが、
第一に必要なことである。
良いセンターユニット、良いアンプ、良いスピーカーが
そろっても、スピーカーをセットしてあるドアが
びびるようであれば、全ての能力を発揮することが
出来ず、まさに宝の持ち腐れと言えよう。

RASHEENのドア内張り。
ウッドバッフルを装着する場合、内張りには若干の加工が必要だ。
ということで、皆すこしは勉強になったであろうか。
さて、お次はPAOのお話と参ろう。

新開発 PAOリヤスピーカー 16cmスピーカー用 取り付けフレームKIT。
なんと、PAO純正スピーカーの形状10cm×15cmというスピーカーが
2010年秋に社外品製のすべてから発売が中止!!
そのことによりカスタムアップする手段がなくなってしまったのである。
ということで、それでは現在主流の16cmスピーカーに変換出来れば
音質も上がり良いという考えにより、取り付けフレーム
『通称=サウンドフレーム』がスピードウェルにより試作された。

インナーバッフルなども装着すれば一気に
PAOオーディオが高級風にアレンジされるわけだが、
今回の16cmスピーカー用フレームの厚みは6プライ。
音質を探りながら、剛性や取り付け位置などを検討。
さらに、ボルトオンで装着できるという非常に簡単に
音質を向上させることが出来るキットの製作を目指した。

ウッドバッフルは見えない主役である。
低域を安定させるにはデッドニングと同等に効果が現れる。
特にPAOのリヤスピーカーは中低音をしっかり出してあげて
フロント部にツイーターとスコーカーを追加してあげれば
前方定位も安定し、優れた音場を表現することが出来るであろう。

パイオニア製16cmスピーカーを搭載。
それでは、今回PAOに装着する一部始終をご覧いただく事に致そう。

まず、純正スピーカーとその鉄製フレームを取外す。
鉄製フレームごと取外すのは用意で、四隅の10mmのボルトを外せば完了だ。

16cmスピーカー用サウンドフレームを装着。
純正のボルトで簡単に装着出来るように加工している。

スピーカーをサウンドフレームに装着。
このサウンドフレームには社外品メーカーの全ての
16cmスピーカーに対応する為、スピーカーを留めるネジ穴は
彫っていない。
無駄な穴は開けたくないゆえ、スピーカー一つずつに
ボルト穴をあける必要はある。

スピーカーは中央にセットされているところが伺える。
内張りに付くスピーカーネットを取外しご覧いただいたが、
純正スピーカーネット自体が3点で固定されているゆえ、
要らぬ部分を斜線で囲ってみた。

スピーカーネットの左右固定部を加工し取外した様子。
音質は今後『ウェルテーヴィー』によりアップ予定であるから
是非とも楽しみにして頂きたい。
あとがき
さて今回はPAO純正スピーカー対応の社外品スピーカーの
生産が中止したということで、サウンドフレームを製作したわけだが、
もちろんPAOらしい音という立場から考えると、もっとチープな感覚で
さくさく奏でるような音質が良いと思う。
デジタルより超アナログな、ラジオ的音質がPAOらしいような気がする。
しかし、16cmスピーカー用のフレームを作るならと言う事で、
サウンドフレームはその分厚さや補強の入れ具合、材質に至るまで
細かく選定し非常に音質にこだわって開発したのであった。
そしてなんと、来年より販売が決定。価格は12,800円(税込み)
しっかりサウンドチューニングが行われていると言う所が
魅力的である。(個人的に『ウェルトーン』とそう呼ぶ。)
今回のサウンドフレームから、さらに音質を向上するパーツ
(アクセサリー)もおって製作する予定だが、
音だけを真に追求するようであれば、ウェルは思うには
クルマの音響にいくらお金をかけても、答えは出ないだろう。
どこまでで納得するか、しないか、その線引きが重要であると思う。
ということで、まずはサウンドフレーム+好きなメーカーの16cm
スピーカーをPAOに装着してもらい好きな音楽をかけて
ドライブを楽しんでもらおう。
番外編

モノにこだわるというコトが好きな人。
ここは岸和田のだんじり製作 北本工務店。
北本棟梁(左の人物)の情熱とこだわりようは
ウェルもただただ脱帽である。

だんじりには多くの彫り物で飾り付けられる。
上の彫り物は石川県は井波彫。
弁慶と牛若 五条大橋の出会いというシーンだ。

棟梁の加工場。
やはりなにか洗練されたものを感じるのはウェルだけであろうか。
師のモノ作りの根本的な考え方に非常に影響されている。
そして今年度末よりスピードウェルではパイクカーの部品の
リプロダクト部を発足。
必要不可欠なパーツは新年からはどんどん
リプロダクトの準備をしてゆく次第である。
今日はコレまで~。
本日の名言
昨日までは取り戻せないが、
未来は青天井。
現時点の決意いかんでどうにでもなる。

by高原慶一朗
そう未来は青天井。
そして、来年にむけてその抱負を考えて、
良い歳を越しましょう。

速報!スピードウェルがリプロダクトを開始するの巻!

どんもす~。ウェルです。
速報!スピードウェルが遂にリプロダクトを開始する。
ということで、第一弾はエアコンの吹き出し口(グリル)である。

『通称=デフサイドグリル』
このグリルだが、2010年中頃には全てのカラーで生産廃止。
そのことにより、今後グリルの交換が出来なくなるというコトから
スピードウェルが完全なるリプロダクトを行ったのである。

部品番号68740-35B00(右) 68741-35B00(左)
今回、リプロダクトを行うコトに対し方向性を検討。
第一に純正部品と同等の仕上がりを目指す。
第二に純正部品と同じ型割(設計)で製作する。
第三に純正部品と同じ材料で製作する。
という3つの要点を踏まえ、まさに同じ製品と呼べる
リプロダクト製品を作るコトが出来たといえる。

写真前方は日産にお願いして11月に4個だけ特注してもらった
いわゆる当社の原型となるパーツである。
後方はスピードウェル社によるリプロダクト品。
今後2個ワンセットでの販売の予定だ。
パーツの色や部品番号までそっくりそのままなのは
本当は駄目だろうが、こうして後世に残し続けるとならば
お許しいただけるであろうか。
このリプロダクトにかける情熱は今後詳しくブログでアップされる!?
乞うご期待。
本日の名言
美しい唇であるためには、
美しい言葉を使いなさい。
美しい瞳であるためには、
他人の美点を探しなさい。

byオードリー・ヘプバーン
人の顔は心の鏡でありますなぁ。

号外!日産Be-1、PAO、FIGARO、スタッドレスタイヤが製造中止の巻!!

どんもす~。ウェルです。
号外号外~!と言う事でお騒がせ致しておりますが
なんと、ブリジストンをはじめ、ダンロップ、ヨコハマ、
ファルケンなどなど主要メーカーから『乗用車用スタッドレス』
Be-1、PAO、FIGAROにはなくてはならない155/80R12という
タイヤサイズが今年度のカタログから落ちてしまったのである。
ということは、今年度からこのサイズの乗用車用スタッドレスタイヤは
入手するコトが非常に難しくなったということだ。
それは一大事であり、スピードウェルはすぐさまブリジストンに協力を要請。
ブリジストンは、まとまった個数があれば
特注で製作するというお話で特別注文に合意に達した。
そして今年度は限定80本ではあるが特注生産が実現。
熱いパイクカーオーナーの方々のために
純正サイズでのスタッドレスタイヤを
ご用意することが可能となったのである。

ブリジストン製 ブリザックREVO1。
北海道、北東北での装着率はNo,1のスタッドレスタイヤ、ブリザック。
スピードウェルは11月初旬に155/80R12サイズのスタッドレスが
メーカー欠品するという情報を察知。
このタイヤサイズがなくなれば、Be-1、PAO、FIGAROと
パイクカー達が大きいサイズのタイヤホイールを履かなければ
生きてゆけないという、なんとも危機的な局面を迎える。
パイクカーのデザイン性能は個々の部品が協調しあい
醸し出しているというウェル的主観により
タイヤホイールのサイズが変わるコトは決して許されないと断定。

純正タイヤサイズはパイクカーのデザイン性能の一部である。
Be-1、PAOの純正サイズは155/80R12 (155SR12)
FIGAROの純正サイズは165/70R12であるが、
このパイクカーの全てのタイヤサイズとマッチするのは
今回用意されたスタッドレスタイヤ『ブリザックREVO1』だ。
全国のカー用品店などで問い合わせしても販売は無いと
言われるだろうが、スピードウェルでも売り切れ御免は近い。
詳しい情報はスタッドレスタイヤ特設ページをご覧あれ。

全大手タイヤメーカーの製造中止により
(一部地域では型落ちなど在庫がある場合はある)
実質、笑っても泣いても今期はこれでスタッドレスは完売となる。
今後もスピードウェルはパイクカーにまつわる様々な必要(主要)部品の
調達や製造に挑戦し続けるコトを約束する。
今日はコレまで~。
本日の名言
まず、やってから意見を。
水に入らなければ対岸には渡れない。

by田中順一郎
そう、なんでもまずは実践してから意見を述べるべきだと
そう説いているわけでありまして、やってみないと始まりません。