-速報-大阪バネ工業と共同開発!!日産PAO用 乗り心地と姿見にこだわったスプリングの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて、今日は速報という事で日産PAO用のスプリングをご覧頂くことになる
のだが、なぜスプリングを開発しているのか、と言うところを
掘り下げてご覧頂こう。
ノーマルのスプリング時
これがノーマルのスプリング時の現在のPAOの格好だ。
フロントとリアを良く見れば解かるように、
車高の落ち込み具合が大きく前のめりしているのが良く解かるであろう。
その差(フェンダーでの測定)6cm。
これは大きな誤差だ。
もちろん経年劣化ゆえスプリングも経たり、エンジンなど重たい物が乗っかっている
フロントが下がるのはいざ仕方が無いところ。
しかし、これでは姿見(すがたみ)があまり良くないという事で、
今回スピードウェル社はスプリングのパイオニア、大阪バネ工業と
共同でスプリングを開発しているという。
プロトタイプ
遂に試作が完成した。
このスプリングのデータは極秘であるためお教えはできないのだが、
実はPAOで良く交換されるモンロー製のショックアブソーバーに
一番相性が良いよう設計を施しているのだ。
そう、ショックが経たりモンローに交換はするけれど、
スプリングは純正のままであれば、実は減衰力のほうが
勝ってしまい、ゴツゴツした乗り心地が生まれてしまう。
フロントスプリング
色がまた宜しかろう。
なんてったって黒でっせ。
本当に玄人好みかもしれないのだが、ウェルのオヤジ度がばれる瞬間でもある。
いやいや、この色の答えはただ玄人好みであるというわけではないのだ。
実は、PAOのインナーフェンダー(タイヤハウス)は
黒で塗装、または黒色の樹脂パーツで覆われているのであった。
普通であればこういう部分はボデーと同じ色になったり
中途半端な色がかけられているのである。
実は、PAOチーフデザイナー古場田良郎氏がわざわざ
この部分をブラックにペイントして生産するように指示されたのであった!
古場田氏から伺った話なのだが、デザイナーはあくまで
デザインを企画するだけであって、本来こういう部分まで
設計や指示する事などほとんど無いという。
しかし、古場田氏は違った。
それほど古場田氏が情熱を込めた部分に他の色を入れる余地などなかった。
そういったほうが早い話なのだが。
こういうデザイナーのコダワリをスピードウェルは主張する。
リヤスプリングだ
これが試行錯誤されたリヤのスプリングだ。
そう、一般的な不等ピッチの形状ではない。
乗り心地や走破性、モンローショックアブソーバーとの相互性の
向上を狙い、あらたなスプリングが出来上がったのである。
車両に取り付け試験を繰り返し、製品となるにはまだ時間はかかりそうだが、
その模様は随時アップしていく所存。
乞うご期待あれ。
今日はコレまで~。
本日の名言
昨日の我に飽きたり 
by森川許六
うぉー言ってみたいことばではありますが、
こういう気持ちが成長を促すのでも有りましょう。

5ZIGENと共同開発!日産PAO&Be-1用 エコステンマフラー試作の巻!!

どんもす。ウェルです!
さて、本日は遂に5ZIGENと共同で開発を進めている
Be-1&PAO用のエコステン(仮称)マフラーの試作をご覧頂くコトに致そう。
その前に、実は今日ご覧頂く試作もマフラーは実は第二号機であった。
なぜかと申せば第一号機はお見せできなかった訳ではないのだが、
スピードウェル社的にどういう所をこだわっていったのか
不透明であったからだ。
そう、比べる物があれば解かりやすいであろうということだ。
ではご覧あれ。
20090929a.jpg
試作のプロトタイプである第二号機マフラーだ。
おお~まるで純正のそのままのようなスタイルでお披露目となったわけだが、
実はココに至るまでには数々の苦労が存在するのであった。
もっと近くでご覧頂こう。
20090929b.jpg
こちらが試作第二号プロトタイプのアップ。
実は純正より出口パイプは太いのだが、ミリ単位ゆえ解かりづらいのが特徴。
そして、まだ磨きあげてはいないがステンレス素材の輝きが
実は交換してますと言わんばかりに主張する。
だが、本当に見てもらいたいところはそれだけではなかった。
試作第一号機をほぼ同じアングルでご覧頂こう。
20090929c.jpg
こちらが試作第一号機だ。
そう、一号機と二号機との違いは皆わかるであろうか?
解かった方はすんごい。
ではお答え致そう。
実はマフラーの出る角度が違うのだ。
第一号機はクルマに垂直に出るのに対し、第二号機は外方向へ
角度が向けられている。
これはまだ試作段階だからタイコの見栄えは気になさらず、
デザインの観点でご覧頂きたいのだが、
そう、実は垂直にマフラーが出ていると、なんとも
マフラーの出口のプロダクト感が後ろから見るコトが出来なかったであった。
例えば、溶接していますよとか、外カールの出口ですよとか、出口のパイプの
長さは~みたいなプロダクトされたものが垂直に出すと後ろからは
拝みにくい。
そして本来のPAOのイメージにも合わなかったのだという。
不思議なものだ、ウェルもマフラーは垂直に出たら良いと考えていたから、
試作第一号機はそうしたのだが、実際は異なった。
実はPAOの純正も外へ向かって製作されているコトに気づき
驚く瞬間がそこにはあったのだ。
20090929e.jpg
↑写真でも解かるように第二号機のタイコ部はボディーが描く弧にそって
外側に角度を付けるという大きな変更が入り、試作が繰り広げられている。
小さなコダワリだろうが、やはり本来のPAOの良さを損なわないが為に
努力と注意が必要である。
20090929d.jpg
写真上が第一号機マフラー、下が純正スティールマフラーだ。
そう、第一号機マフラーと純正マフラーのタイコの大きさや、
パイプの取り回しが少し違う事に気付くだろう。
後ろから見たときは純正のように見える。
まさに効率を重視した本気のマフラーなのである。
(ココでの効率とは、トルク、馬力、燃費、耐久性、それに加えデザインの事を指す)
20090929f.jpg
これが純正マフラーのタイコ部。
20090929g.jpg
これが、第一号機マフラーのタイコ部。
どうだ、パイプの入り口の場所も違うであろう。
もちろんタイコの容積も違い、なぜかと申せば
効率を重視しての事ではあるのだが、
なんとスピードウェル社のマフラータイコ部には
消音するためのグラスウール素材を99パーセント使用しないがために
隔壁構造を採用するという。
隔壁構造は5ZIGENの極秘データなのでお見せすることは出来ないのだが。
なぜグラスウールを使用しないかと申されれば、
マフラーの消音によく使われるグラスウールは
実に排気からなる水を良く吸収(表面積が多くなる)し、
マフラーに水を多く貯めてしまうのであった。
『ステンレスだから、水が溜まっても錆びなくて走っているうちに出るから大丈夫!』
などと素人考え。
グラスウールは水気を含んだ状態から熱がこもると、
もろくなり、劣化が激しいのだという。
グラスウール素材に消音材として製作されたマフラーは
経年劣化に耐えられないであろう。
本当に長く愛されるマフラーとして製作しているため
当然の結果ではあるのだが。
5ZIGENのノウハウによりさらに良いマフラー造りが可能となった。
さらに今回はマフラーとボディーとを繋ぐステーにも改良が
施されるコトとなる。
20090929h.jpg
第一号機マフラーのステーをご覧頂きたい。
こうして丸い鉄線がタイコに直接取付けられていた。
そう、この光景は社外品のマフラーに良く見かける風景なのであるが、
タイコに直接溶接留めされているため、
経年劣化によりタイコとステーの溶接部付近にクラックが入り
排気漏れをおこす可能性があるのだという。
もちろん5ZIGENで製作されているマフラーにはこの取付け方でも
対策が施されているわけだが、
このステーであればプロダクト的にどうだろうという見解に。
そして、論議の末出たのがこの答え。
20090929i.jpg
なんとマフラーをバンドで吊るという。
遂に往年のスタイルがココに蘇えるコトとなった。
このバンドだけでもプロダクト感が増すであろう。
仕上がりが楽しみな一部でもある。
20090929j.jpg
このマフラーの歴史が今始まる。
これで無ければPAOではない。
言いすぎた、だがしかしこういうところを惜しまず製作する事に
スピードウェル社は意味を感じている。
このマフラーには5ZIGENとスピードウェル社の事細かな配慮が施された。
本当にPAOのためになれば、おのずと皆のためにもなるであろう。
純正を追求し、その延長上で性能を求めた大人らしいマフラー。
それがこの形(答え)である。
後日にシャシーダイナモでトルク&馬力の測定をご覧頂くコトに致そう。
今日はコレまで~。
本日の名言
失敗からは
必ず新たな発見がある 

by田中耕一
そう、マフラー第一号試作機からは新たな発見がいろいろと御座ったが、
そういう意味で御座いましょう。
失敗して成長できるところが面白いところでもあります。

5ZIGENと共同開発!日産PAO&Be-1用 エコステンマフラー試作品の音質は最高の巻!!

どんもす!ウェルです。
遂に日産Be-1&PAO用、エコステンマフラーの試作があがった!!
待ちにまったこの日がとうとう来たのだ。
今回のマフラーは必ず往年の名器と呼べる様、5ZIGENとスピードウェル社で
共同開発を行っているのは皆もご周知の通り。
その中で今日は、音質、音量に焦点をあてご覧頂くコトに致そう。
20090917a.jpg
その前にまず出口形状の仕上がりは!。
ステンレスで仕上げているが、純正のほのかなかほりが漂う
『外カール』という仕上げが、最高の出来栄えを約束する。
純正品より若干ではあるが直径がやや大きくなっているところが
交換しましたよと言わんばかりに小憎い演出である。
20090917b.jpg
本邦初公開となったか!!5ZIGENのシャシダイナモだ。
後にこの場所で馬力&トルクの測定も行う事となる訳だが、
なぜココまでやるかと申せば、製品造りに対して絶対の自信があるという事と
もう一つは本当に良い物を目で見て確かめてもらいたいからだ。
ばちモンであればココまで見せれないであろう。
今日は、音質と音量という事でシャシダイナモは不要なのだが
20090917c.jpg
5ZIGEN矢野氏が用意しているのは音量の測定器。
法規にも定められた方法で音量を測定する。
20090917d.jpg
これがコンデンサーマイクだ。
コンデンサーマイクとは指向性に優れ、周囲の音は拾わず
直線的に向いている音のみを拾うという性質がある。
そう、マフラーの音のみを拾い、音量を測定するという公算。
本来なら野外で行うべきなのだが、測定が夜間だったということで暗く
今回は5ZIGENの明るいピット内で行った。
それでは最初に、試作であがったエコステンマフラーから測定を行う。
20090917e.jpg
これが、法規で定められたマイクの測定位置だ。
全てはこのルールに則り測定が行われる。
20090917f.jpg
これが、噂のウソ発見器。
そう、コンデンサーマイクから拾った音量のデーターが
この測定器にグラフとなって書き込まれる。
そして、そして。
20090917g.jpg
これが、回転計(タコメーター)だ。
パオにはタコメーターが存在しない。
さらに、存在していてもどの車種も本当の回転数をきっちり表示出来ているとは
限らない。
そこで、本気のタコメーターの登場となった。
これで、主役は揃った。
20090917h.jpg
遂にエンジンに火が入った。
マフラーに熱がこもる。
とうとうこの日がやってきた。
そしてPAOのアイドリングが始まる。
子気味よいドライでローピッチなエグゾーストノートが
ウェルの心臓にこだまする。
純正とは違った音色がなんとも交換しましたよとアピール。
20090917i.jpg
回転は一気に4500RPMまで上昇。
PAOの最高出力は6000RPM 52馬力。
測定には最高出力の75パーセントまで回転を上げる必要があった。
どんどんマフラーに熱がこもる。
そして、音量の測定結果が出た。
20090917j.jpg
グラフ上でなんと85db。
おお~静音ではないか。
音質はふくよかなローピッチでさらにドライ。大人らしくエレガントな印象。
まとまった音がすこぶる素晴らしい。
格段に音のつぶが揃っているので芯があり、
音量は上がったなと思っていたのだが、予測に反して音は静かであった。
音色と音量は別物である事も確認出来た。
この試作時点ではベターである。
そして、純正のマフラーをテスト致そう。
今回は、同じ条件をという事もご覧頂かないと気がすまない。
20090917k.jpg
という事で、並べて測定を行うことになった。
どうだ、ココまでご覧頂ければ本気度も伺えるであろう。
20090917l.jpg
測定結果がこれだ!!
パンパかパーン。
右から純正のマフラーの音量、中心がエコステンマフラーの音量。
なんと、両者とも85dbと
全く同じ音量という測定結果ではないか!!
音量は変わらないが、エコステンマフラーは音のつぶがそろい
芯がはっきりしているので音量が上がったと勘違いする。
しかし音量が純正と同じとあらばこれ以上ない出来栄え。
矢野氏曰くある程度の計算でタイコを試作したということだが、
ココまで理想通りのサイレンサーに仕上がるとは恐れ入る。
という事で、今回試作マフラーの音量測定をご覧頂いたのだが、
あくまでも、純正マフラー交換対象品という
材質、デザイン、音質&音量を高いハードルで求めた結果がココにある。
そして以降は、馬力&トルクまで明らかになるのだから目が離せない。
低速トルクが増す=待ち乗りで燃費が良くなるという理論を元に
この特性を追求し出来上がったマフラーは全てにおいてバランスが良く
名器になること間違いないであろう。
20090917m.jpg
おおっと~フロントパイプからキラキラ光っているが
これ以上はお預けである。
今日はコレまで~。
本日の名言
批評は批評を呼んで循環する
by三木清
そうですなぁ~。批判は循環し、元に戻ってきます。
批判ではなく意見をしてはいかがでしょうか?

5ZIGENと共同開発!日産Be-1&PAO専用 ECOステンマフラー開発の巻パート3!!

どんもす~。ウェルです。
さて、本日もパート3という事で、マフラー開発が
どんどん開発が進んでおるのでは御座るのだが、
5ZIGENさんの所にパオを連れて開発するところをご覧頂こう。
20090909a.jpg
遂に5ZIGENのファクトリーにスピードウェル社のPAOが搬入された。
味付けやマフラーの材質、フォルムなどはスピードウェル社でこだわり、
設計から製品造りは5ZIGENが担当するという。
20090909b.jpg
そう、今回のマフラーはただのマフラーでは御座らぬ。
既製品のタイコ(サイレンサー)を使って出来た
俗に言うワンオフ物ではなく、
5ZIGENと共同で高効率を目指してタイコの中身から開発するという
なんとも素晴らしきマフラーである。
さらに、ただ素晴らしいだけは御座らぬぞ!!
『往年の名器』
というコンセプトの元、コダワリと最先端の技術が惜しみなく投入される。
20090909c.jpg
これはパオのマフラーではないのだが、どうだろう素晴らしい加工技術ではないか。
このような加工技術がパオのマフラーにも投入されるというだけで
ワクワクしてくるのだが
5ZIGENのマフラー製造技術がいかに美しい仕上がりになることを垣間見た瞬間。
今回はマフラーはどうやって製造されるのかという所と
5ZIGENファクトリー内を少し詳しくご紹介致そう。
20090909d.jpg
これはタイコ部(サイレンサー)の元。
ただのステンレスの鉄板だ。
そう、この一枚の鉄板から今回のマフラーを造り出すというのだから、
ウェルの心もオーバーヒート気味。
この板を丸く加工し中身を詰め込めば立派なタイコになるわけだが、
すべては工作機械と熟練の職人の手によって生まれゆく。
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(タイコにふたを取り付けている。)
この装置、タイコの端部の鉄を綺麗に曲げて整形するというマシーン。
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すんごい勢いでローラーがタイコの口部の廻りを回り始めた。
12時はどう、いや、一時はどうなる事かと思ったが、この通り。
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良いタイコが出来上がったではないか。
そう、一ずつの工程に凄いマシーンが使われ整形されてゆく。
完全な製品を目指す為には、いろんな工作機械と職人の技術が必要だ。
この素晴らしい技術を持つ5ZIGENは
スピードウェル社の本当に良きパートナーとなるであろう。
20090909h.jpg
棚にはパオのフロントパイプとマフラーが鎮座する。
ココまで、本気でマフラーを製作した所は今までに無いであろう、
とまで自負するのだが、それは出来上りシャシダイナモに載せて
測定した結果でご覧頂こう。
さて、今回は日常ご覧頂けない5ZIGENのファクトリー内をここから
特別にご覧頂く。
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これが、レース部門のファクトリーだ。
目の前にはNSXが鎮座する訳だが、一番奥にはフォーミュラーが、、、
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2009年NSXでチーム5ZIGENとして参戦している車両。
先日もTIサーキットでレースが行われ、疲れて返って来たところ。
ミッションなどのオーバーホール(メンテナンス)が早速なされていた。
最新の技術はレースという極限の状態で生まれてゆく。
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フォーミュラーのミッション部だ。
イギリスのローラ製である。
材質は多分マグネシウム合金ではなかろうか。
20090909l.jpg
どうだ、これが優勝を含め獲得したトロフィーの数々だ。
今回は主に5ZIGENのファクトリー内をご紹介したのだが、
なんとも、この究極なマフラー製造会社の中で、
Be-1&PAO専用のマフラーを製作するというところが、
面白いであろう。
そして、往年の名器と呼ばれるマフラーを製作するにあたり、
5ZIGENの輝かしい栄光と、現在の活動をご覧頂く必要があった。
スピードウェル社としても、生半可なパーツを作るという事は考えていない。
より、最先端の技術で本質を突いた製品開発にこれからも挑戦する。
まだ、試作段階ではあるが、かなりのお問い合わせも頂き、
ありがたい限りではあるが、9月の末には完成品のお披露目となるから
今後も見逃せない。
乞うご期待あれ。
今日はコレまで~。
本日の名言
徹底的に尖れ
byスピードウェル
そう、三角形の角を取り丸くしていくとどんどん小さくなっていくであろう。
それでは駄目だ。
尖んがって尖んがってどんどん伸びれば良い。
人間には向き不向きがあり、向くほうには徹底的に尖っていってほしいものでもあります。

5ZIGENと共同開発!Be-1&PAO専用マフラーのよもや話の巻   パート2

どんもす!ウェルです。
さてさて、本日も5ZIGENと共同でスピードウェル社が
こだわる、Be-1&PAO用マフラーの開発秘話をご紹介致そう。
今回はBe-1,PAOの外観を引き立たせる
大人らしいマフラーという事に大きく焦点を当てご覧頂く。
まず、Be-1、PAOの外観だが、チーフデザイナー古場田良郎氏の
完全とでも申そうか、素晴らしいエクステリアデザインが
見る人の心を奪うわけだが、これは一つずつの単体パーツとして
のデザインの集合で成り立っているのだろう。
そして、、純正マフラーにも古場田氏のデザインが伺えるのであるが、
今回マフラーを製作するにあたりこれでなければ
だめなのだ!という所がスピードウェル社としてもあった。
その絶対のこだわり場所。
それはマフラーの出口であった。
20090902b.jpg
これは前回もご覧頂いた写真だが、
出口の形状。
20090828f.jpg
俗名『外カール』と呼ぶ。
これでなければ、とまで思う方々も多いであろう。
今までにこの外カールの形状の社外品マフラーが出てこなかったのは
製造する過程で莫大な費用がかかり、断念せざるをえなかった
夢のようなお話。
しかし
今回スピードウェル社は5ZIGENと共同開発を行うことにより
その夢が実現する。
さらに、写真では解かりづらいが、若干のサイズアップ『何ミリ』単位であるが
を施し、また材質をステンレスに変更し、おやおや、純正のマフラーかな?
と思わせぶり、がしかしステンレスの輝きが交換したのよと
アピールするくらいの(往年のと呼ばれる)マフラーになる予定だ。
そして、皆にも知ってもらいたい、こんなコダワリまでそんざいする。
それは、溶接だ。
20090902c.jpg
マフラーのタイコとエンドパイプ『外カール部』を接合する
この溶接部をご覧頂きたい。
実に赴きのあるクラシカルな溶接だろう。
↑の画像は純正と同じ溶接の仕上げを施したパターン。
これは半自動アーク溶接というもので、溶接ワイヤーを電気で溶かして金属同士を
溶接する方法だ。
大きな溶接ビード(もりっとした所)が形成されるが
半自動アーク溶接の特長の一つである。
このもりっとした溶接ビードがなんともウェル的、おもむきがあり
大好きなのだが、ココで大きな壁にぶち当たるコトとなった。
『はたしてステンレス製のタイコを使い、
溶接ビードが出来る半自動アーク溶接で仕上げても良いのか?
この溶接ビードの見栄えが良いのはスチール製のタイコだからだろう』
要するにスチール素材をタイコ、パイプ共に使い、この半自動溶接で仕上げている。
それが、純正マフラーの良さ。
ウェル的解釈、これがおもむきがあるという一つの大きな答えである。
しかし、今回はスチール素材が故の弱点を克服するために
ステンレスという高価な素材を使い、マフラーを製作する訳だから、
ステンレス素材に合った、またステンレスのマフラーとして
成り立つ溶接をしなければ本当の良さは生まれない。
そして出た答えがこれだ。
20090902d.jpg
TIG溶接である。
これはアーク溶接の一種であるが融点の非常に高いタングステン棒からアークを出し、
その熱で母材を溶かすのである。
両手を使うため熟練の技術が必要であり、難易度は高い。もちろん加工賃も高くつく。
しかし唯一、溶接作業時火花(スパッタ)が散らないという特徴があり、
ステンレスのタイコがスパッタにより汚れないという利点にもなるのだ。
(純正の溶接部の廻りをご覧頂くと解かるが、黒くすすけているのがスパッタだ)
より上質に大人らしく、おもむきのある、Be-1&PAOの外観デザインを損なうことなく
本当に似合う純正部品対象交換マフラー。
という観点で製作しているのだが、
20090902a.jpg
そして、今日のその時。
スピードウェル社の製作するマフラーにはJASMA
(日本自動車マフラー協会)の登録がなされるのだ。
これは国土交通省令で定められる、道路運送車両の保安基準第3条(最低地上高)
第30条(騒音防止装置)、第31条(ばい煙、悪臭のあるガス、有害なガス等の
発散防止装置)の条項への適合性に対し、JASMA基準に適合する商品として、
Be-1、PAOへの装着に対し、車両検査の対象品として基準を満たす商品である
コトが認められた証。
要するに車検に胸を張って合格するマフラーだという。
なんとも大人なマフラーであろう。
という事で、今回もマフラーの製作秘話をご覧頂いたのだが、
さらに、朗報。
マフラーのフロントパイプも製作が!!
筋金入りのマフラーが、遂に完成する日が近い!
今日はコレまで~
本日の名言
正しい努力
そう、いくら努力しても間違った方向性であればなんの意味も有りません。
正しい方向を見定める、それこそ出来れば良いのでしょう。

5ZIGENと共同開発!日産Be-1&PAO専用 エコステンマフラーの巻!

どんもす~。ウェルです!
今回はBe-1、PAOオーナーにとってはびっくり速報になるだろう!
なんと5ZIGENインターナショナル株式会社とスピードウェルが共同で
Be-1&PAO用の低燃費(エコ)で高効率なマフラーの開発に着手した。
今回、スピードウェル社と熱くコラボレーションしていただく、
5ZIGENと言えば、レースとともにある商品開発を行うマフラー製造会社。
レースという過酷なフィールドからリリースされ出た答えが
最高の信頼性と機能性である。
5ZIGENは今年度はTEAM5ZIGENとして
4年ぶりにスーパー耐久シリーズにNSXで参戦する。
前回参戦した際は、優勝2回を含む4度の表彰台を獲得しており、
今シーズンも前回以上の成績を残せるよう全力を尽されるという。
もうお解りだろう。5ZIGENは日本の自動車マフラーのパイオニアなのである。
20090828a.jpg
スピードウェルへは5ZIGEN矢野氏が担当する。
そんじょそこらのマフラーとは一味もふた味も違う出来栄えを目指す為
デザイン、材料の選定、価格など全てにおいて緻密にミーティングが行われる。
さて、今回の開発にあたりスピードウェル社のコンセプトはこれだ。
①スピードウェル社がこだわる純正に近い往年のデザインを露襲。
②排気効率の最適化により低燃費(エコ)でパワフルな出力特性を実現。
③確かな材質により耐候、耐久性を両立。
④純正よりはほんの少し大きいが大人な音色(限りなく制音設計)。
マフラーを設計する=エンジンの持つポテンシャルを最大限に引き出す。
スピードウェルと5ZIGENはそれに加え、常用回転域で低燃費でパワフルな
出力特性をねらうのだという。
どういうことかと申せば、マフラーは全域での回転に応じて
常に最高のポテンシャルなど引き出すなどは物理上不可能。
回転に応じてマフラーの形状が変われば別だが。
それであれば、どの回転域で最高のパフォーマンスを引き出すかが、
ネックとなってくる。
という事で、今回はMT用、AT用の設定もされる事となり、
MT用は抜けが良く、子気味よい走りに味付けがなされる。
AT用は1000RPMから3500RPMぐらいまでが
低燃費で高い出力特性を得るという味付けがなされる。
あくまで、現段階では味付けの論議を継続中ゆえ、
出来上がればシャシーダイナモに載せて計測がなされる。
そこでは、さらにスピードウェルと5ZIGENの本気度も計測されるという事だ。
20090828b.jpg
これが純正のマフラーだ。
くねくねうねっている(後ろの足回りのホーシングを避けるようになっている)
しかし、このウネリも実は排気効率に邪魔かといえばそうではない。
より低速でのコシを増すためにも(パイプが長くなればなるほど低速が付く)
必要なのだ。
この辺の取り回しも検討中である。
20090828c.jpg
これが純正のサイレンサー部。俗に言うタイコ。
パイプの長さや太さと共にタイコの内部を味付けすることにより
本来のMA10Sエンジンの性能を余すところなく発揮させる。
20090828d.jpg
これがマフラーエンドパイプだ。
出口の形状が小憎い演出である。
しかし、実はこの出口形状を製造しようものなら型を一からおこし、
その金型の費用は50万円を超えるのだというから目玉が飛び出る。
おいおい、パオのマフラーはこの部分が醍醐味だろう。
この形状が出来なければスピードウェルではない。
ウェル的、PAOのマフラーの命はココに宿ると言っても過言ではない。
スピードウェルがこだわるマフラー出口にはこの形状が絶対に必要不可欠である。
と、5ZIGEN矢野氏とデザインの点でせめぎあいが始まった。
20090828e.jpg
そして、5ZIGEN矢野氏が用意してくれた材料がこれだ。
メインパイプの材質の違いが3本とマフラー出口。
20090828f.jpg
そして、今日のその時。
マフラーの出口のこの形状が遂に。
『通称カール』
なんと5ZIGEN矢野氏の協力の元、この出口形状カールを実現する事となる。
スピードウェル社がこれまでマフラーを製作しなかったのは
この出口形状がいろんな都合上でカールに出来なかったという理由が第一にあった。
こだわる部分が出来ないようであれば製作する意味がない。
しかし今回は違う。
まさに5ZIGENとの熱いコラボレーションで生まれるこのマフラーは
逸品になることは違いない。
20090828g.jpg
材質にもこだわり、勉強が始まる。
左下 アルスター材
中央 SUS436
右上 SUS304
左下のアルスターとは鉄にアルミの粉をちりばめた物だ。
ただ単に鉄だけでは錆びるが、アルミの粉をちりばめることにより
酸化を防いで錆びにくくしている。(しかし錆びる)
パオの日産純正マフラーはこのアルスター材が使用されているのである。
中央のSUS436といえばこちらはステンレスになるのだが、
最近の自動車マフラーに使用される素材だ。
ステンレスの中でも安価ゆえ使用されるのだろう。
そして、右上のSUS304といえば、耐食性の非常に優れたオーステナイト系ステンレス。
この3者のなかでは一番光沢もあり高価な材料である。
今回の仮称『エコステンマフ』の仕様を発表する。
メインパイプ 42,7パイ 材質/SUS436
消音器 150パイ×300 (隔壁構造)材質/SUS304
出口 38パイ (外カール形状)材質/SUS304
BK10、PK10共に取り付けが可能でMTとATとの設定を予定。
20090828h.jpg
出口の口径は純正に限りなく近づけ、しかし若干のサイズアップをはかり、
『交換してません』と、見せつける。がしかし、
材質や若干の寸法の差(味付け)で
大人らしいマフラーを限りなく主張するのであった。
さらに、さらに、このマフラーだが
物凄い物が付いてくる。
それは来週火曜日にまたお見せ致そう。
今日はコレまで~。
本日の名言
行動してみる前に考えても無駄である。
行動して修正すればよいのだ。

by柳井正
そういうことでしょうなぁ。
行動してみる前に何を考えても想像でしょ。
考えるだけ無駄です。
やってみて駄目なところがあれば修正すればよい。
そういうことですかな。

日産RASHEEN ウェル帆布社謹製 カーソントップ製作の巻!

どんもす~。ウェルです。
さて、本日はウェル帆布社謹製、ラシーン幌(カーソントップ)を
ご紹介致そう。
そろそろロゴも出来上がるのだが、このカーソントップとは
一体どんな意味で製作されたのか、という所からご説明致そう。
『日産社内で新車種を造り出すというプロジェクトがあり
ラシーンのコンセプトは1992年の春頃からスタート。
そして、今回ご登場頂いた平林氏を含めプロジェクトチームが
ラシーンのエクステリアなどの案を出すため
1週間の合宿を山梨県の清春芸術村で行った。
そして、この中にラ・リューシュという建物が有り、
ここでラシーンの初期スケッチが描かれたのであった』
そのときのスケッチがこれだ!
20090826a.jpg
そう、リヤの荷室部分をキャンバストップで覆う提案がなされていた。
この山梨県の清春芸術村ではラシーンのデザイナー(インテリア、エクステリア)
が両者ともラシーンのモデルを描き、皆が描いたデザインから
平林氏のデザインが一番評価が高く、後にラシーンという形が
出来上がっていったのである。
しかし、この幌仕様。
もちろん製品化はされなかったという夢の仕様。
なんとも面白い発想ではないか。
という所からスピードウェル社がオタク度を高くして製品開発を行ったという。
合言葉は『ラシーンにアウトドアを乗せて走ろう』だ。
20090826b.jpg
今回は荷室部の左右の窓は埋めてしまう事となる。
内張りを剥がすとガラス部がはっきり解かるようになる。
このガラス部はラシーンの内装に一番近い色の生地で覆う事となった。
20090826c.jpg
こうしてガラスより一回り大きく生地を切り、
接着してゆく。
これに内張りがはまればこのセクションの加工は終了だ。
20090826d.jpg
ご覧の通りの出来栄え。
事実、この場所の窓は走行中見ることはなく、あっても無くても
苦にならないだろう。
もちろん、荷室部分を隠すというプライバシーには万全である。
20090826e.jpg
リヤガラスが取り外された様子。
これはプロトタイプゆえ、この際の部分は車両そのもののスチールで製作するのだが
製品はFRPで模られるのだ。
さらにこの部分は幌の留め具が取り付けられる事になるため
鉄板が溶接された。
20090826f.jpg
そして、中央をご覧頂こう。
これが幌を留めるための金具だ。
金具自体にギミックがあり、見ても楽しめ触れても楽しめる。
というのがスピードウェル社のコダワリ。
20090826g.jpg
左側と右側の金物が合わさり、左側の頭をクにゅっと回すと
閉まる構造だ。
20090826h.jpg
こういう風に!
さて、この金具は幌を留めるために使用するのだが、
天井にも装着された。
20090826i.jpg
よくよくご覧頂かないと解からない位置に装着される。
これは幌をめいいっぱいあけたときに押さえるための金具だ。
20090826j.jpg
こんな具合だ。
さらにこんなギミックも付く。
20090826k.jpg
そう、左右で巻いてベルトで固定も出来るという。
キャンプをして車内でお泊りも可能だ。
プラス蚊帳をたらしても風情があるだろう。
幌の左右はジッパーで固定され、下部は先ほどごらん頂いた金具で固定される。
アナログなところが心をくすぐる。
この個性はスピードウェル社の一つの形かもしれない。
幌のカラーは色々とあるため、どのカラーのラシーンでも
ばっちり決まるであろう。
20090826l.jpg
夢の仕様
『ラシーンカーソントップ発進。』
価格は幌の仕様にもよるのだが、4万円~6万円までで製作が可能。
気になる方はトップページからお問い合わせ下され。
今日はコレまで~
本日の名言
人間、一度に二歩は歩けない
そう、これはですなぁ~
千里の道も一歩より起こる、一歩ずつ前進すればよい
ということでしょうか。
まああわてず、しかし一歩ずつ着実に夢まで歩みたいものですな。

ウェル帆布社謹製 パオ&ラシーンのカバンの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて、本日はパオ&ラシーンのシートについているカバンの製作風景を
ご覧頂こう。
このカバンだが、実に今年に入ってから大きく飛躍したのだ。
何がって、それは今までカバン留め具がなかった為、
カバンのふたがペロンとしていた。
そこで、今回の冶具が登場する。
20090725a.jpg
パンパかパーン。
ベルト型抜き器の登場です。
スピードウェル社がコダワリ、鍛冶職人に丹精込めて製作して頂いたのがコレ。
革にあてがい上からたたくと型が抜けるという。
20090725b.jpg
もちろんベルトは本革を採用し、ソフトタッチな仕上がりに。
こういうマテリアル的なものにも妥協は許されない。
さて、このベルトは一つとってもいろんな職人の手による冶具や
手作業により成り立っているというから、細かな材料まであわすと、
パオ&ラシーンが出来上がるまでには本当に大勢の職人の技が集結している。
20090725c.jpg
罫書きされた場所にベルトが縫い付けられる。
もちろん左右対称にだ。
後でも出てくるのだが、このベルトの色も203色から
選べるのだからオーナーの熱いコダワリを映し出す事が出来る。
20090725d.jpg
20090725e.jpg
ほうほうだんだん形になってきたのだが、
ここでいろんな風合いをご覧頂くことに致そう。
20090725f.jpg
これは全て同じ色で製作されたウェル60スタンダードコックスレザーシートだ。
全てが同じ色なのだが、コックスレザーを表面におごると
風合いがまた違って見えるから面白い。
お次は冒険という雰囲気で確実にカバンを装い登場。
20090725g.jpg
これなら、シート+カバンといった感覚にとらわれるだろう。
色や仕様は十人十色。
遊び心をプラスして、楽しいクルマを是非とも目指して欲しい。
20090725h.jpg
ラシーンにも冒険思考をと考え、ウェル帆布社がカバンを装着した例がコレ!
パオには元々冒険というコンセプトにより前席裏にカバンがあしらわれていた
のだが、ラシーンには存在しない。
また、カバンは製作時に有り、無しも選択可能。
新たなオーナーのイメージにあわせ製作する。
9月1日に遂にウェル帆布社ページがリニューアル決定!!
何が起こるか乞うご期待!!
今日はコレまで~。
本日の名言
心に太陽を持て
この言葉を聞くとなにか心が明るくなりますなぁ。
なにも考えず、素直に受け止めてください。

ホットワイヤープラグコードがエコな訳(号外)の巻!

どんもす~!ウェルです。
さて、本日はスピードウェル社がサン自動車工業と
コラボして製作している特注製パオ用ホットワイヤーの実力をご覧頂こう。
まずこのホットワイヤーとは特別なプラグコードであるのだが、
ノーマルのプラグコードと比べ燃焼効率を格段に上げるのであった。
という事はだ、馬力も上がり燃費も良くなるという事。
つまりエコなプラグコードなのである。
実際、そんなのつけても変わらないよ!!
って思われる方々にも今回は排気ガステスターを使い、
排気ガス中のガソリン(HC)炭化水素の量をご覧頂ければ
良く解かる。
それでは 始まり~ 始まり~
20090522a.jpg
販売車両にはノーマルより良いといわれる、NGK製のプラグコードを
スピードウェル社では採用致しておるのだが、このコードを使い
まずはノーマル時の排気ガスの測定を行う事にしよう。
その前に、パオは電子制御的燃料気化器であるため、
排気ガスの酸素の濃度などにより電子制御部が動き燃料を補正するため
きっちりとした測定が不可能なのである訳だが、
その電子制御をキャンセルする配線が実は存在する。
それがこれだ。
20090522b.jpg
このカプラーを外すと、気化器(キャブレーター)の補正は一切されない
ため、きっちりとしたデータが測定できるのであった。
エンジンは適温にまで温め(電動ファンが回る)その後に
アイドリング状態で測定は開始される。
20090522c.jpg
これが測定値だ。
CO(一酸化炭素)5,95% HC(炭化水素)537ppm
という結果に終わった。
この測定値はあくまで燃料の電子的な補正を一切解除して行っている。
特に今回ご覧いただくのは、このHCの濃度だ。
HCの濃度が減るという事はそれだけエンジン内部で
より完全燃焼に近づいているという事であるため、
馬力も燃費もアップするという。
20090522d.jpg
お次にあつ~い線。ホットワイヤーを装着した。
ホットワイヤーにはアースコードなるものが巻かれ、
エンジンブロックもしくはボディーにアースしてあげれば良い。
今回は実験という事でこだわった取り付けは行っていないのだが、
こんな感じ。
20090522e.jpg
アース線ががっちり固定された。
果たして、ホットワイヤーが実力を現すのだろうか?
排気ガス中のHCの残留濃度が537ppmより減れば確実に成功だ。
アイドリング状態での測定のため、これが
実際走行し、エンジンに負荷をかけるとますます
HCの濃度は上がる。
特に加速時などは出力空燃比が1:8ぐらいになるため、
ガソリンを確実に燃やしきることが馬力&燃費向上のカギになる。
それでは、測定結果をご覧頂こう。
20090522f.jpg
ぱんぱかぱ~ン。
実験は成功である。
COは5,95%から5,53%へ  HCは537ppmから481ppmへ
全ては減少した事になる。
これであれば、地球にも優しい、つまりエコである。
遂にスピードウェル社が地球にやさしいという事を考え出した。
パオ、ラシーンにのれば地球はエコだ、というところまで追求。
そんな風でありたい。
しかしこの実験結果は確実に馬力&燃費をもアップさせている
のだ、まだまだ『しんじられな~い』という方には
遂にウェルマガジン特集で明らかになる。
それがスピードウェル社がこだわるホットワイヤーであった。
またキャンペーンも行う予定。
ほすぃ~方はキャンペーンまでお待ちくだされ。
本日はコレまで~
今日の名言
下手は上手の下地なり
by寒川
そうそう、下手は上手の下地であるとウェルも思うところであります。
最初から上手な方もおられましょう。しかし下手であれば上手になる
努力が必ず経験となり上手な人には成しえないものまで得る結果となりましょう。

日産ラシーン スピードウェル社がとがったタイヤカバーを発売するの巻!

どんもす~!ウェルです。
今日は遂にラシーンにとんがったイメージで製作された
ウェル帆布社謹製のタイヤカバーをご覧頂くことに致そう。
そもそも、本当はゴールデンウィークにお披露目となるところ
だったのだがお待ちどうさま。
今回は迷彩柄が3色も用意され、しかもフェイクではなく
生地は本場アメリカ製。
20090509a.jpg
上記カラーは三色用意され、どのような陸地でも適応可能なのだ。
右から『砂漠の嵐』『ジャングル』『サファリ』となる。
ではご覧頂いたカラーでタイヤカバーを作り車両に取り付けたら
どうなるのかごらんあれ。
まずは砂漠の嵐!!
20090509b.jpg
これが砂漠の嵐だ。
湾岸戦争の作戦にも使われた作戦ネームだが、関係は無い。
しかし、軍用の生地であるが為とんがったイメージになった。
ラシーンの各色にどれも似合うカラーがこれだろうか。
側面から覗くとこんな雰囲気になった。
20090509c.jpg
マテリアル的にはかなり自信があるのだが、さらに
この生地に3層という構造を採用する事により
経年劣化による色あせ、縮み、腐食を排除することを試みている。
今回は車両にもコダワリがあふれ、目を凝らしてみると
背面タイヤステーが新車販売当時のカラーを復刻してペイントを
施している点がなんともオタクなのである。
次はサファリだ。
20090509d.jpg
これがサファリという迷彩色。
一番軍隊(自衛隊)と言えばこの色がまずあたまに浮かぶのだが、
オーソドックスな迷彩色である。
林や山の中にラシーンを留めていたらあれ、あれあれ、
タイヤ着いてないのじゃない、と言うぐらいカモフラージュ満開な仕様。
斜めからのカットだ!
20090509e.jpg
今後このタイヤカバーにはラシーン固体のコーション番号
(エンジンルームにある)をプリントして
自分のラシーンというアピールを行う予定。
これは見逃せない。
スピードウェル社では量産はするが一品主義でもある。
そういうところで全てに区別はなされる。
次はジャングルだ。
20090509f.jpg
一番色濃い密林仕様である。
ベトナム戦争でも米軍が、、、おいおい尖がった話は止せ。
今や世界はラブ&ピースに向かっている。
お洒落の一つとして考えて頂きたく
あくまでも戦場では使わないで欲しい。
斜めからのカットだ!
20090509g.jpg
今回はホワイトなラシーンでご覧頂いたのだが、シーダーグリンや
サンドベージュ等に取り付けると、さらに尖がった印象だった。
今後チラッと取り付けてまたアップいたし候。
ウェル帆布社が道具として末永く愛用出来るようにこだわっているのが
耐久性。
今回の生地は戦場でも活躍できるぐらいの強度を保有する。
それはフェイクではないという証。
もちろんお洒落ではあるが、ココでフェイクであれば
モノとしての存在を超えられない訳だ。
20090509h.jpg
生地は厚手の3層構造を採用。
外生地にはUS仕様の迷彩生地を。
中生地には外生地と内生地とを接着する役目と防水性を向上するため
ゴム化接着剤を塗布。それによりジャーマントップ生地のような
防水性を確保する事に成功。
内生地には厚手のナイロンの編みこみ生地を採用。
これで縮みやタイヤの油分等に対応。
3拍子揃って一つの製品となるのだ。
20090509i.jpg
これがスピードウェル社的素材の開発であった。
当社のパーツには一つずつ思い入れがある。
それはモノが宝物に変化できるかどうか。
大切に使い続けれるかどうか、末永く使い続けれるかどうか、
使っていて良い風に劣化するかどうか。
ただ被せといたら良いなどという、
安易な気持ちでは作っていないのである。
無駄な本物志向はこれからも続く。
しかし無駄か無駄ではないかは時間(トキ)が教えてくれる。
さて、今回のとんがった3タイプ。
初回は10ロットずつの限定であり本日から電話だけでの
予約となる。
10ロット×3=30コ
価格は15,800円送料+税込みだ。
さてスピードウェル社のパイクラシーンというカテゴリーが設定され
第一号となるわけだが、第二号はまたかなり厄介なものが
6月に登場する。
それは、ラシーンが設計される段階でのスケッチでもあったように
実現しなかったものでもあった。
乞うご期待あれ。
本日の名言
行き詰まりは展開の一歩である
by吉川英治
さすがですなぁ。行き詰まればそこで思考する。
それが展開の第一歩な訳であります。
なにも恐れることは御座らぬなぁ~。