○いつもオヤジは車好きの巻○

どんもす=ウェルです。

皆様、12月です師走です。

もう除夜の鐘のたたく準備は整っておりますでしょうか。

さて、本日はいつもオヤジは車好きというお話。

昨今、近頃の~若い者は~クルマ離れが、、、なんていうお話は都会だけの話。

地方では全員車は要るわけであり、それよりか魅力のある車が少ないと言いたい。

そんな中、パイクカーは1987年Be-1、1989年PAO,1991年FIGAROと販売され

月日は流れたが今もなほ、老若男女問わず親しまれている。

その中で、当時に新車を購入した若者たちが、現在オヤジとなってひたすらパイクカーで

遊んでいるという。

その危ない大人の遊びを今回はご覧頂くことに致そう。

今日のおやじ

今日のおやじ

皆様ワンオーナー。

パイクカー一筋23年。

23年前は20代。

パイクカーと一緒に生きてきた心には誇りがあり

こよなく愛してきた車には時代を経て、蓄積された遊び心があった。

ということで今回は、特におやじらしいこだわりをピックアップした。

それではpapa氏編からご覧頂く。

装備は多い。

装備は多い。

まずは装備。いろんな計器が取り付けられてあり、

いろいろ物色したくなる。

マップランプなどは豪華な装備と言える。

ハンドルは好きなものに交換する。

これはおやじの鉄則だ。

細かな細工が多いのが特徴

細かな細工が多いのが特徴。

スターターはメインキーをONにしてそれから画面中央部のボタンでセルを回す。

その動作がうれしくてたまらない。

さらに、スイッチ一つずつに機器名の案内表示が行われているところが

時代を感じさせてくれる。

レカロシートは疲れにくい

レカロシートは疲れにくい。

運転席を自分の体に合ったものを使用する。

これもおやじの鉄則だろう。

特にスポーツタイプのバケットシートという訳でなく、

本当に疲れにくいシートの選定が重要だ。

SW製デュアルマフラークラシック

SW製デュアルマフラークラシック

このマフラーは氏の2本出しのご要望により、1年間原案を温めて

SWと5ジゲンが共同で開発をおこなったPAO専用マフラーだ。

発売は限定ロット生産であり、販売したとたんに完売御礼。

現在も、注文は多数頂くが、製作は未定。

ドア部の反射板

ドア開口部面の反射板

これもまた、往年の感覚。

夜にドアを開けた時、追突されないよう細かな配慮が施されている。

さすが、おやじ星三つ。

お次はアキパオ氏編。

ブリジストンスーパーラップ M13お披露目

ブリジストン製 スーパーラップ トミーカイラ仕様

今日はアキパオ氏のホイールのお披露目でもあったわけだが、

ご登場される方々はすべてラップホイールをはいている。

ワンオーナーズクラブも結成されているわけだが、『ラッパーズ』ともそう呼ぶようだ。

一般的なスーパーラップは白色で、トミーカイラ仕様はシルバーでラッカーフィニッシュ。

ナルディブラックレザーも握り心地良し

ナルディブラックレザーハンドル

これもまさにおやじ。

何がおやじって、ハンドルのサイズが一番でかい系。

若者は小さくしたがるが、おやじはでかくしたくなる。

でかいほうがいい、これもおやじの鉄則だ。

BOSEサウンドシステム

アンプを積みたくなる。

PAOは後方2チャンネルのスピーカーシステムが純正。

しかし、23年も乗っていると前方からも音がほしくなってくるものだ。

そして、純正オーディオはそのまま残しつつ、4チャンネルにしかえるために、

4チャンネルのアンプを取り付けるわけである。

BOSEを選ぶところがおやじの良さだろう。

芸が細かい

配線にも芸がある

若者には負けないのは経験。

スピードウエルのホットワイヤーにもこの芸は投入されているわけだが、

配線に番号や、記号を入れるのはこれもおやじの鉄則だ。

パオ時計の中身が

パオの時計の中身も工作済み。

おやじはなんでも出来る。

できないおやじはおやじではない。

と、こんな細かなところまで細工がほどこしてあるのが、おやじ星三つ。

それでは、続いてブチ氏のおやじ度をご覧頂く。

それぞれのパーツが好き

それぞれのパーツのプロダクトが好き。

ナルディのハンドルは、往年のフェラーリやポルシェなどが使用していたモデルの

復刻品『ナルディ60アニバーサリー』だ。

オーディオもパナソニックの技術陣がこれが最後とこだわりを惜しみなく投入した

管球式の(真空管アンプ)モデル。

それぞれのこだわりあるプロダクトパーツを惜しげもなく車におごる。

おやじにしか出来ないだろう。

ウェーバーの吸気サウンドが好き

チューニングエンジン×ウェーバーレーシングキャブ×マーチR用クロスミッション

これもまた、大人の遊びだがや。

まずウェーバーを語ろうとも若者にはキャブレーター自体がちんぷんかんぷん。

イタリーや、スペインやら、角あり、無し、対策済み、とか言われても。

おやじはいろいろ知っているものだ。

200㎞が好き

メーターパネル スピード指示が時速200km

エンジンがあれなら、メーターパネルはこれ。

ちゃんと釣り合わせているのが、やじ芸(おやじの芸)。

リヤ 6,5J オフセット+30

ホイールサイズが一般的なものと違う。

PAOにはめるサイズは6Jのオフセット+38が一般的であるが、

前輪に6Jを後輪に6,5Jオフセット+30をはめているところが

非常に、にくい仕上げだ。

重量配分も計算

バッテリーは左後方にセットアップ。

十両、もとい重量配分でさえ考えられ、バッテリーは左後方にセットアップされている

ところが、こにくい演出である。さらに、バッテリーはオプティマのドライバッテリーが

装着されている。

長年の創造と、楽しみが生んだ副産物がオヤジらしさなのかもしれない。

まさにおやじ星三つ。

続いては本日遅れて参上されたコロ氏のBe-1をご覧頂く。

コロ氏のBe-1

Be-1

コロ氏のBe-1にもすんがすんがすげーアイテムがついているようだが、

お披露目できないので、見たところだけのやじ芸をご覧頂く。

フロントはオーバーフェンダー化

オーバーフェンダー化

今の市販車にオーバーフェンダーなんて考えられないが、

このBe-1は2倍くらいのオーバーフェンダー化が。

おやじ語でバーフェンとも言う。

電子機器が多いのが特徴

電子機器が多いのも特徴

おやじの車は今の車のようにスマートではない。

なにやらどのような動作がするのか解らないような機器が

あちこちと取り付けられている、またその感覚が昭和だ、と言える。

のがおやじの価値。

DC100V コンバーター

DC100Vコンバーター

そう、これで12Vの電圧を100Vまで昇圧して、家庭用ソケットが使うことが可能に。

デザインもGOODであり、SWグッドデザイン賞を本日受賞。

現在であればUSBで機器を動かすのがほぼ主流なのか、

時代を感じさせられる。

まさにおやじ星三つである。

ということで、本日はワンオーナーズクラブの皆様のおやじ星度と

その細かな芸をご覧頂いた。

特に若者はこれをバイブルといて受け入れてもらいたい。

この度は皆様ご協力誠に有難うございました。

今日はコレまで~。

本日の名言

悲観主義は気分に属し、

楽観主義は意志に属す。

byアラン

これはずば抜けた名言ですなぁ。

だめだだめだという人ほど、それは気分でしか他ならないでしょう。

楽観的であれば、意志(成し遂げようとする心により)がなんとでもなると

思えるわけであります。

号外○パイクカーイベント『2011うなオフ』が浜名湖で開催されたの巻○

どんもす=ウェルです。

さて皆様、本日はスピードウェルは定休日でありますが、号外ということで

2011年11月6日に開催された、パイクカーミーティング『うなオフ11th』の

速報をご覧頂くことに致そう。

今回は、午前中は雨模様ながら、昼からは汗ばむ陽気に恵まれ

全国各地よりパイクカーが浜名湖に集結。

このうなオフは11年目を迎え、参加者も重鎮方々もおられれば、新しく参加される方々も

多く、パイクカー仲間達との交流の場だ。

うなオフ11th Be-1

Be-1とその奥にFIGAROが集結。

写真手前より大会主催者Be‐1oyaji氏、デザイナー古場田氏と続く。

Be-1はおおよそ10台の参加台数。

1987年製とは思えないくらい、状態の良いBe-1が軒を連ねる。

うなオフ11th PAO

PAOが集結。

アイボリー、アクアグレイは数多く、オリーブグレイは2台、テラコッタは1台の参加。

これもまた、それぞれにオーナーの思ひがこめられた仕様に変更がくわえられ

生活臭は満開だ。

パンダ氏のBe-1のモディファイ

パンダ氏のBe-1の後部座席裏のモディファイをピックアップ

オーディオのチューニングがNo,1はパンダ氏だろう。ウェルもファンである

ラックスマンのアンプが見事にプロダクトされていた。

その他、今後ご紹介させては頂くが、PAOやFIGAROのエアサス改や

エンジンのチューニングなどなど、独自のエッセンスで仕上げられたパイクカーも

勢ぞろいだ。

うなオフ11thノベルティー 全種類

うなオフ11th ノベルティーグッズ。

参加者の方々にはお乗りの車両にあてはなるノベルティーが配られる。

毎年楽しみなのがこのノベルティー。

ステッカーは豪快に車のバックゲートに装着されるかたもおられれば、

毎年のノベルティーをご自宅のサイドボードなどに車のおもちゃなどと

並べて楽しむこともできる。

さらに、最近のノベルティーはチーフデザイナー古場田氏がデザインを

手がけているようで、さらにお宝度は増すばかり。

うなオフ1thからのノベルティセットなどあればお店に飾りたいなぁ。

うなオフ弁当

うなオフ弁当 お茶付きで1100円也

浜名湖でうなオフといえばこのウナギ弁当。

当日はその他うな重が食べれる食堂などに飲食に出かけることも

可能だが、この1100円で配給される弁当がなんともノスタルジックだ。

チーフデザイナー古場田良郎氏の車両

PIKE CARの祖 チーフデザイナー古場田良郎氏も参加

ウェルは何よりうれしいのがチーフデザイナー古場田氏の参加である。

なぜならば、その車のデザイン感や楽しい乗りこなし方など

気さくにご指導いただけるからだ。

もっとも、始めて参加される方々には、神々(こうごう)しくて話しかけることができない、

そのような雰囲気をお持ちかもしれないが一度お話頂くと、優しく的確にお答えいただける。

うなオフ11thノベルティー

うなオフ11thノベルティー 

このノベルティーは古場田良郎氏が用意された石川県の杉の間伐材が

材料である。

ニッポンの山は死にかけており、こうした間伐材を利用したノベルティーは

パイクカーを大切にずっと乗り続けてこそエコロジカルだ。とか

ロハス『Lifestyles Of Health And Sustainability』

(健康と持続可能性の、またこれを重視するライフスタイル)の略

などとクロスオーバーしパイクカーの新しい乗り方の定義も

生まれてきそうだ。

ということで、本日は2011うなオフの速報で御座った。

また11月12日には集結したすべてのパイクカーのスナップと

ウェル監修のムービーがウェルテレビジョン(Wtv)でアップされるゆえ

是非とも楽しみにしていただこう。

11thうなオフの主催者様方、参加者様方、皆様大変お疲れ様でした。

今年も楽しく参加させて頂き、この場をお借りし厚く御礼申し上げます。

今日はコレまで~。

本日の名言

夢を持たないと運は向いてこない

by安藤忠雄

そう、まず大きな夢を持つことです。あなたが30歳、40歳、60歳、70歳、100歳になったら

どんな人間になっていますか。そして、どんな生活を送っていますか。

すべてに夢や希望を持ち、志せば、今何をしなくてはいけないのか

おのずと見えてくるでしょう。

○2011電気自動車産業展が開催されたの巻○

どんもす=ウェルです。

さて皆様、本日はスピードウェルブランド(大阪電気自動車)が

プロダクトを行っている電気自動車、EV-FIGAROが

遂に東京ビッグサイトにて展示をご覧頂く。

東京ビッグサイト

東京ビッグサイト

スピードウェルではパイクカーの未来型を創造し

ガソリンエンジンからモーターへコンバートするシステムを

研究開発。大阪府の推進事業などと相まって、

アクションをおこし、この度、東京ビッグサイトで行われる

2011電気自動車産業展にEV-FIGAROを出品するコトとなった。

東京ビッグサイトにEV-FIGAROが到着

大阪ー東京 EV-FIGARO

26日、PM3時。東京ビッグサイトに到着。

現時点では内装類は一切が未組により、明日のオープニングに向けて

組み付け作業が行われる。

イベント前日の突貫作業

イベント前の裏側の様子。

モーターショーなど前日にすべてを準備するという過密なスケジュール。

設営から設置、リハーサルまで、日をまたいでの作業だ。

また、20年という歳月を経て、東京でフィガロを展示出来たコトに

感動する瞬間だ。

ゼロエミッション 日産リーフ

ゼロエミッションby日産ニスモ

ニスモによるリーフスポーツカーもお目見え。

電気自動車のスポーツモデルはいまだ数は少ないが

今後のモータースポーツの先駆者であることは間違いない。

EV-FIGAROお披露目

EV-FIGAROの品評会

愛知県のEV愛知社の皆様など、意見の交換が行われている。

今回は東京大学教授やパナソニックの技術者、高田工業のY氏などもご来場頂き、

お話を賜りさらに輪が広がった。

高田工業社が制作したEV-PAOはご存じの方も多いと思うが、鉛バッテリーを

トランク一面にひきつめ、重量は200~250㎏増というお話だが、

技術革新は進み、スピードウェルが搭載するリチウムポリマー電池は34㎏である。

現在はまだまだ技術革新中であるがここ数年でさらに発達することだろう。

スピードウェル社製コンバートモデル

スピードウェル社製コンバートモデル

独自の発想と世界観でコンバートされるモーター。

黒電話の配線のようなコードデザインの採用や、モーターや

ミッションの独自のカラーリングは日本の現代のプロダクトでは

は無駄と判断され削除される部分。

しかし、それは本当に無駄だといえるのだろうか。

スピードウェルよりEVコンバートに対する新たな提案が今回の見所である。

日産ブースのコンパニオンの方にも人気

日産ブースのコンパニオンの皆様

やはり女性には絶大な人気か、その可愛らしくてわかりやすいデザインが

おしゃれな方たちに受け入れられる。

日産ブースのコンパニオンの皆様が、準備中にお立ち寄り頂き記念の撮影。

オオサカイーヴイヌーベルバーグ

当日に完成したリーフレット

イベント期間中は約8万人という来場者数。『これはどこのクルマ?』と

FIGAROを知らない方もおられたが、知っている方々は

クルマと自動車の未来に目を輝かせていた。

ということで、本日は2011電気自動車産業展の開幕をご覧いただいた。

以降にはまた詳しくアップするゆえ、是非とも楽しみにして頂こう。

今日はコレまで~。

本日の名言

良い無駄は余裕。

コストより価値観。

無駄を省くという言葉で、すべてをまとめ、解決してしまう

日本のものづくりに喝を。コア技術だけでは良いものは作れません。

○2011電気自動車産業展『東京ビッグサイト』が開催されるの巻○

どんもす=ウェルです。

さて皆様、如何お過ごしでしょうか。

遂にスピードウェルはFIGAROデンキジドウシャのプロトタイプを

10月27日、28日、29日と東京ビッグサイトで行われる、2011電気自動車産業展に出展。

EV-FIGARO

EV-FIGARO (大阪電気自動車製)

今回は、内外装ともフルレストアを行いエンジンをモーターにコンバート。

内装では、本革でのシート張替えや、さらに本革でのドアトリム張替え、

本革でのダッシュボード張替えと、贅を尽くす。

外装ではエンジンルームまで塗装をホワイトで施した。

バッテリーでは、最新のリチウムポリマー電池を搭載。テストはまだこれからだが、

気になる走行距離は概ね100kmを目指している。

ということで、明日、明後日はSWは臨時休業いたしますゆえ、どうぞよろしくお願い申し上げます。

ガレージスピードウェル 店主より

○日産フィガロ EV(エレクトリックビークル)製作のつづきの巻○

どんもす=ウェルです。

さて皆様、雨も上がり本日は如何お過ごしでしょうか。

今日はスピードウェルの電気自動車部門、大阪電気自動車が製作を繰り広げている

日産フィガロのEV製作のつづきなどご覧頂く。

1991年製 日産フィガロ ミニチュアカー 当時物

YONEZAWA製 日産フィガロ ミニチュアカー 1991年当時物

なんと本日はこれまたレアなアイテムより始まるわけだが、

おもちゃらしく赤色とか非常に楽しいものだ。

ダイヤペットとは非常になつかしい

ダイヤペットとの表記はなんともなつかしい感覚。

今の若者達には申し訳ないが、この感覚は非常に幸せな時代であった。

おもちゃなのに金属製で重量感があり、今の値打ちのない外国製のプラスチックの塊

とはわけが違う。

その感覚は、今の日本車にも同じことが言えそうだが。。。

フィガロ ミッションとモーターのドッキング位置を測定

モーターとトルクコンバーターとのドッキング位置を測定

ストレートエッジやノギスを使いトルクコンバーター側へ

モーターシャフトをいくら出せばよいのかを測定している。

まあ単純な作業であるが、絶対的な精度が求められるため

なんどと繰り返し時間をかけておこなった。

モーター側へ取り付けるため穴をほげる

リングプレートは先にモーター側に装着する。

モーターとプレートの接合部は企業機密であり残念ながら

ご覧いただくことはできない。

ミッションとモーターの仮合わせ

ミッションとモーターを仮組する。

電気自動車で一番難しいのはモーターとミッションの接合と

さらに芯を出すことだろう。これが終われば半分作業は終了だ。

しかし、今回は新しいシステムを導入することにより

まだ2割の進み具合。

S45C以上の強度のあるボルトを使用

S45Cという規格のボルトやそれ以上の強度のあるボルト、ナットを使用

ネジやボルトにも強度があり、それぞれの適材を適所に組込まれてゆく。

ボルトの一つや二つと思いきやこれが重要なのである。

ホームセンターなどで販売されているボルトなどは生の鉄であり、

自動車に使用するには強度不足。大阪電気自動車は生産責任もあるゆえ

小さなところにも配慮して製作が進められている。

そして、今日のその時。

そして、今日のその時。

遂にモーターとミッションが連結された。

現在ボディーはレストアの最中で、レストアが終われば一機に

積み込むことに致そう。

日産フィガロ フードが前開きだ。

ミニチュアカーはフードが前開きである。

しかし、このエンジンルームのようにパイクカーの未来も

きらきらしたものでありたい。

スピードウェルでは、新しい時代にマッチした車造りをし、

そしてこれからもずっとパイクカーに乗れるという方法を見出すのが夢である。

今日はEVフィガロの製作のつづきをご覧いただいたが、

来る10月、27,28,29日に東京ビッグサイトにて

大阪電気自動車製 EVフィガロがお披露目となる!?から

乞うご期待。

今日はこれまで~。

本日の名言

成功者とは、どんな不幸にも屈せず、

逆境を有利な状況へ転化する術をこころえている

byエジソン

つまりは、プラス思考ということですかなぁ。

マイナス思考はある種保守的であり冒険することもできませんなぁ。

〇パイクカーのお宝の数々の一部をご紹介の巻〇

どんもす=。ウェルです。

さて皆様、本日はパイクカーのお宝中のお宝、当時有ったグッズや

資料など、特にBe-1に焦点をあててご覧頂くコトに致そう。

パイクカーのお宝の数々

パイクカーのお宝群  パイクカーデザイナー 古場田良郎氏 蔵

いきなり凄い数のお宝群が目の前に出てきた訳だが、

これはほんの1%ぐらいのものだろうと推測する。

Be-1の製作記念品からはじまり、ステーショナリー『文房具』

さらにはサングラスやスイッチ類、それぞれに当時のかほりが

未だにたたずんでいるようだ。

そもそもBe-1は1987年にデビューを飾ったのだから、もう24年前のモノである。

パイクカーのお宝グッズの数々

サングラスはPAOSIDE

PAOSIDEはパオのグッズなどのブランドのこと。

東京の勝どきにパイクファクトリーというお店が出展され

パオとエスカルゴが展示、内部にはレストランやDJブースが

展開されていた。

フィガロチョコレート

FIGAROのチョコレート

なんと、フィガロにはチョコレートがあった。

もちろんこれは販売されていたものではなく、フィガロが

お披露目時に配られたもののようだ。

それにしても、空き箱でさえ値打ちがある。

Be-1のステーショナリー

三菱鉛筆株式会社が展開したBe-1のステーショナリー

当時Be-1現象というカルチャーまで生み出したモノの一つに

この文房具が存在する。

文房具だけでこのカタログを製作するなど、現在ではありえまい。

それほど熱狂的であったようだ。

Be-1のステーショナリーはBe-1色をしたモノだらけで、

Be-1のカタチをしているというわけではないようだ。

Be-1のステーショナリー2

Be-1のステーショナリー

驚くは押しピンでさえBe-1。

とにかくBe-1というネームが入れば売れる。

ここでは関係は無いが、Be-1旅行などもあったようだ。

Be-1のステーショナリー3

Be-1のステーショナリー

ホッチキスやボールペン、さらには筆箱まで

すべてがBe-1。ウェルはそのころ小学生だっだが

もしかしたら使っていたかもしれない。

Be-1の筆箱もそのままの姿で現存する

Be-1の筆箱

これはまさにお宝中のお宝。

Be-1というクルマを探すよりこの筆箱を探すほうが

難易度が高いだろう。

幻のBe-1 プレスリリース用資料 当時モノ

幻のBe-1プレスリリース用資料 スピードウェル 蔵

こちらはBe-1がお披露目時にプレス関係者に配られた

資料である。この度、Be-1デザイナー古場田良郎氏より

頂戴賜りしモノ。折り目がついてなく、非常に貴重。

Be-1プレスリリース用資料 

Be-1プレスリリース用資料

内容を抜粋

Be-1の由来

開発記号B1をBe動詞化したもので、この車の持つ

可能性を象徴している。

『ご存知のように、Be-1は昭和60年、第26回東京

モーターショーに(ここちよさ優先のナチュラルカー)を

テーマに出品されました。

Be-1の出品は、ハイテク全盛の現代において、お気に入り

のジャケットをさり気なく着こなすように、肩の力を抜いて気楽に

つきあえる車があっても良いのではないかという私達の一つの提案

でした。

幸いにも私達の想像をはるかに超える反響をいただき、私達は、

(お客様に実際に乗っていただき、Be-1の持つ世界を味わって

いただきたい)と思ったのです。

そして、この思いを胸に、ショーモデルをできるだけ忠実に再現

し、市販化することによって、再び私達の提案をお客様に問いかけ

るための一年余りの月日が流れ、本日の発表・発売に至ったのです。』

と冒頭より始まるわけだが、スピードウェルではこうした資料や

貴重な品々を社内で展示、掲載をしてゆく準備を進めている。

当時の色々なグッズや、またその時代にあったコトを記録として

残す為、また昨日の出来事だったように思い返すコトが出来るよう

今後も追求し、当時の思いをこれから未来に正しく発信してゆきたい。

今日はコレまで~。

本日の名言

人間は働きすぎてだめになるより、

休みすぎてサビ付き、だめになる方がずっと多い。

byカーネル・サンダース

まあ、今の日本はそんなような気がします。

こんなことを申すのもなんでしょうが、週休2日がある限り

日本の国力はあがらんでしょうなぁ。

また、学生に週休2日はいりません。

ゆとり教育の失敗が物語っております。

〇至上初 EV『FIGARO』の製作 Vol,1の巻〇

どんもす~。ウェルです。

皆様、お盆は如何お過ごしでしょうか。

さて本日はスピードウェルEVラボラトリーの次世代自動車開発部門である

『大阪電気自動車』が製作するEV『FIGARO』の製作をご覧頂く。

『Osaka EV Nouvelle Vague』大阪・電気自動車の新しい風
(オオサカ イーブイ ヌーベルバーグ)

この度、大阪府が推進する次世代エネルギー産業の関連事業の一環として

立ち上げられた府のEV研究開発事業に参画し、スピードウェルEVラボは

独自で、EV『FIGARO』(フィガロの電気自動車)を開発している。

大阪府が推進するEV事業に密になり産・官・学が一体で

低炭素社会を構築する為の技術力、開発力を高めると共に

スピードウェルEVラボではさらに独自に趣味性やクルマらしさを追い、

価値のあるクルマ、特定の車種にコダワリをもつ人たちが好きな車

いわゆる名車が新しい時代にさらに元気に走り続けるための

技術革新を日々行っている。

フィガロ SW製 techモーター 

本邦初公開!FIGARO専用 SWtechモーター

このモーターがFIGAROのMA10型エンジンに替わり

次世代用として開発が進められているもの。

簡単そうに見えるだろうが、強度検討が必ず必要な為

プレート一枚の材質や厚さ、剛性まで全て計算が必要であり、

まあ、だれにもマネは出来ない仕上がりだ。

さらに今回は水冷の仕組みやヒーター、クーラーなど

トータルでセッティングがなされSWで製作が行われている。

フィガロ エンジンルーム これからはモータールーム

この位置にモーターが鎮座する。

フィガロのエンジンルームであるが、要らない配線類なども纏め

新法規に則り製作が進められている。

しかし、ただこのままSWtechモーターを載せるだけでは

芸は無く、それはこれからのお楽しみとなる。

モーターを載せても名車といえる。

その概念がココにあるのだ。

コア技術 モーターブラシ

ブラシは取替えが可能。

エンジンのような複雑なメカでは無い為、故障なども激減。

たとえばオーバーヒートすることも無く、車検の都度に

プラグやオイルやその他消耗品など交換する必要も無くなる。

非常にメンテナンス性に優れるコトになる。

ということで、メカニカルな部分はココまで。

それでは、内外装の仕上げがココより始まる。

フィガロ レストア前の内部

フィガロの車内である。

フィガロの内装は近年日本車では稀にみるホワイト一色の仕上げで

シートなどはアメリカ製の本革仕上げにより製作が行われた逸品。

特に外国人がビューリフォーと叫ぶ仕上がりであったようだが、

それをさらに謹製ウェル帆布がシートは基より

インストルメントパネル、ドアパネル、トップパネル、

さらにオープンルーフまで張替えが行われて販売が行われる様子。

EV『FIGARO』は特製である。

フィガロ インストルメントパネル張替え

インストルメントパネルは2色により張替えが行われる。

実はフィガロオーナーになればわかることであるが、

フィガロは内張りが経年の劣化によりねちょねちょしている。

これは、合革やビニールレザー張りによる成型ではなく、

ゴムのようなものを噴着させて成型しているようで

これがねちょねちょの原因のようだ。

今後長く乗れるようにするためにも、こういう部分も改善しないと

いけない。スピードウェルEVラボはそう考える。

フィガロ メーター回りの綺麗すっきり

メーター回りもご覧の通り。

全てが綺麗に張替えを行い、一台ずつ製作をする。

フィガロ ステッチなどもカラーオーダー可能

ダッシュ上面やステッチカラーも選択は可能。

細かな要望にもお答えできるよう、いくつかの仕様がご用意。

現在は200色ほどの色を取り揃えているが、

全てが販売となるかは思案中。

特に、EV『FIGARO』を製作してさらに1オーナー、2オーナーと

なる場合、全てに張替えが行われるため、

その好みだけで乗れない仕様が出てきては本末転倒であり、

カラーは何点かに限る可能性はある。

折り返し縫うプロダクト感は生地を張らないと生まれない

細かな細工も万全だ。

折り返し縫いプロダクトがさらに増す。

フェラーリやポルシェ、ジャガーやロールスロイスなど名だたる高級車を

彷彿とさせる仕上がりは、コアな方々の心も奪われるコト間違いはない。

と言う事で、本日はスピードウェルEVラボ『大阪電気自動車』が製作する

EV『FIGARO』のその製作過程その1をご覧頂いた。

この事業はただ単に中古車をEVにコンバートするなどという

安易な考えに基づく開発ではなく、自動車の楽しみや

価値やプロダクト、それだけではなく所有する喜びを

電気自動車になっても今以上に味わえる、そういう感覚が

必ず存在する、または創るコトが可能だという考えにより

スピードウェルEVラボが研究開発を行っている。

新しい時代とは何も新しい車だけの時代だという訳ではなかろう。

つまり、いつの時代にも普遍性が存在するわけだ。

今日はコレまで~。

本日の名言

生きるとは呼吸することではない。

行動することだ。

byルソー

さすがは思想家ルソーさん。

生きるということは、行動するということ。

素晴らしい名言であります。

行動せずもじもじしている人ならまだしも、行動さえせずして

ぼ~っとしている人には痛い一言。

号外●5ZIGENと共同開発 FIGARO専用ステンレスマフラー試作が始まるの巻●

どんもす~。ウェルです。

さて皆様、本日はなんと、5ZIGENインターナショナルと

共同で開発を進めているフィガロ専用リプレイスメントマフラーの

プロトタイプをご覧頂こう。

Be-1、PAOそれとRASHEENに続く第3弾として、

今年度の事業としてフィガロ専用パーツの開発が進められているわけだが、

今回のフィガロ専用リプレイスメントマフラーのこだわりは、

第一弾より脈々と続く機能的性能とデザイン性能だ。

フィガロ専用 リプレイスメントマフラー(試作機)が鎮座した。

今回もまた、視錯覚に注力しテールの出口は純正マフラーと同等に

外側へ向けて角度がつけられている。詳しく申せば、クルマに対し

垂直に出口を設けるようであれば、後方から拝するにマフラーが

内側に向かって見えるという『視錯覚』を改めるために行われているものである。

フロントピース、リヤピースの口径は異なる

『フロント 42,7パイ フロント後部 50パイ リヤ 50パイ』

このフロント最後部、フランジ(継ぎ手)手間で50パイに一旦膨らませている

このモノのこだわりは、5ZIGENの排気効率を追求する姿勢であり

タービン(加給器)の大きさと排気量より計算され割り出された結果である。

そして、プロダクト的にも美しい。

往年のステンバンドによる吊下げ

マフラーの吊下げ部には鉄筋によるものではなく、

純正と同等にボルトを介して吊ゴムに装着される。

そのことにより出口位置がずれること無く、

後方正面姿見(こうほうしょうめんすがたみ)が引き締まる。

姿見千両とはまさにこのことだ。


マフラー出口は往年のプロダクト。外カール形状を継承

やはり出口は外カールだと、この形状が出来なければ

マフラーを造らないとまで唸り、金型からおこし製作したという

スピードウェル×5ZIGENの逸品である。

フィガロリプレイスメントマフラー (試作機)

フィガロ専用は取り回しも柔らかいRをふんだんに使用し

排気の抜けを抜本的に見直し、試作が図られた。

より低回転域より加給がされ、乗りやすい仕上げが

今後施される。

それでは、乞うご期待。

今日はコレまで~。

本日の名言

自分への教育は

自分の無知を認めることから始まる

byスティーブン・コヴィー

そうですなぁ。人生一生勉強でありますが、

自分の無知を認めない限り勉強してゆく精神が存在しません。

●三樹書房が出版するエンスーCARガイドに仲間が加わるの巻●

どんもす~。ウェルです。

さて皆様、ゴールデンウィークは終盤、如何お過ごしでしょうか。

本日は三樹書房より出版されたエンスーCARガイドと

日産ラシーンのデザイン開発というRASHEENの本のご紹介である。

これから、Be-1、PAO、FIGARO、RASHEENのオーナーになろうと

されている方々はもちろん、現在オーナーの方もこれらの本を読むコトにより

さらに愛着が沸くコト間違いはなく、是非とも読んでもらいたい。

Be-1 PAO FIGARO エンスーCARガイド

2008年9月25日初版発行 『日産パオ&フィガロ&Be-1』 エンスーCARガイド

チーフデザイナー古場田良郎氏のインタビューと高田工業の製作が

つづられており、Be-1の奇蹟からFIGROまでのパイクカーのデザイン性能を

読み取れる唯一の出版物。

プロトタイプ(試作車)のスケッチ(古場田良郎氏 画)

などは非常に見所である。

PAO初期イメージスケッチ (古場田良郎氏 画)

『クルマを消耗品にしたくなかったのです』

と古場田氏のデザイン編がウェル的に非常に好きなところ。

この記事を読むと本来のクルマのコンセプトやキーワードがわかり

魅力がさらに沸いてくる。

『やらされ感ではなく、なんとかしようという気運にみちていました』

と高田工業の設計開発のインタビューは、パイクカーの特殊な製造工程に

奮闘する姿が描かれている。

『定価1900円+税 スピードウェルで販売されている。』

ラシーン エンスーCARガイド

2009年3月10日初版発行 『日産ラシーン』 エンスーCARガイド

こちらはラシーンエクステリアデザイナーの平林俊一氏のインタビューと

高田工業の苦労がつづられている。

『プリミティブだけど古くない』

プリミティブとは原始的という意味だが、だけど古くは無いという

その平林氏の感覚が読み取れるだろう。

日産 ラシーン

RASHEEN プロトタイプスケッチ

平林氏いわく、フロントグリルやヘッドライトの意匠が非常に複雑だった

という、現在ではラシーンの前期モデルのフロントグリルデザインがそれに

当たるわけだが、プロダクト感が湧き出ている。

『定価1900円+税 スピードウェルで販売されている。』

それでは、今回あらたに新発売となったラシーンとプロダクトデザインの本

をご覧頂こう。

日産ラシーンのデザイン開発

『日産ラシーンのデザイン開発』 坂口義英 著

第一章 業界を震撼させた『Be-1』の誕生
第二章 『ラシーン』のコンセプトメイキング
第三章 エクステリア、インテリアモデル製作
第四章 生産展開から市場導入へ
第五章 成果と未来予測

という括りまとめられている。

没になったデザイン

『前例にない開発手法に見るこれからのモノ作り』

パイクカーの開発からラシーンに至るまで

著者の坂口氏の鋭い目線で描かれている。

また最後には坂口氏の情熱とこれからの若い方へのメッセージが込められており

自動車のデザインを目指す方だけでなく、広い意味でのプロダクトデザインを

志す若者達に刺激を受けてもらいたい。とつづられている。

『定価1800円+税 スピードウェルで新発売』

と言う事で、この3冊のコアな書籍は明日スピードウェルの

特設ページで発売を開始するゆえ、是非とも楽しみにして頂こう。

今日はコレまで~。

本日の名言

凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。

風に流されている時ではない。

byウィンストン・チャーチル

スピーカーケーブル(配線)にこだわるの巻

ウェルです。
さて、皆様本日はカーオーディオにおいて
アンプ(オーディオ)からスピーカー間にある配線、
スピーカーケーブル(配線)に焦点を当てこだわってみる。

純正スピーカーケーブルである。
まずスピーカーケーブルとは何ぞやともうせば
オーディオから出た音楽出力信号をスピーカーに伝導するものである。
では、なぜスピーカーケーブルにこだわるのだろうか。
それは、ケーブルの素材や太さなどにより音のリアリティー、
(繊細さ)が変わるからなのであった。

スピーカーケーブル 『BELDEN STUDIOシリーズ。』
ベルデンはワールドスタンダードとして、
現在はプロのレコーディング現場で使用されている。
ココでのこだわりだが、なぜベルデンかともうせば、
スタジオの録音時に使用されている機器などをつなぐケーブルが
ベルデンであるコトに対し(録音の入力側)、
ホームオーディオやカーオーディオ(再生の出力側)に
同じメーカー(組成のあるケーブル)で再生するということは
音質面などのこだわりとして有効であるようだ。

BELDEN STUDIO 708EX
銅色の被覆に白色の文字で刻印されているのをご覧頂けるだろうか。
スピーカーケーブルにも極性は存在し、
文字が入っているほうが(+)文字が入ってないほうが(-)側に
接続すればよい。
またBELDEN STUDIO 708EXの最初のB側がオーディオ側に
最後のX側にスピーカーを接続する。
これらはオーディオにおいて基礎知識であり、別に反対に繋ごうとも
音質が変るコトは無いだろう。しかし、右スピーカー側、
左スピーカー側とそれぞれ逆に組んだ場合は、厳密に言えば
音質は変る可能性はある。
また単線でなく、今回のベルデンのような撚線の場合は左右の配線の
向きは必ずそろえるほうが良いだろう。
これはまあ、オーディオマニア的なこだわりとして解釈して頂きたい。

ソケットは金メッキ仕様を選択。
最近の安価なスピーカーでさえ端子部は金メッキがほどこされており、
スピーカー端子に接続するソケットも金メッキのものにこだわる。
これは伝導性を上げる目的である。
微細な音楽信号(ギターのピックの音やヴォーカルの吐息など)を
より鮮明に表現するためにはこうした細かなパーツでさえ
こだわる必要がある。
ココで豆知識だが、金属による伝導性の順位はオリンピックの表彰で
もらうメダルの順位と同じなのだ。
『金一番。銀二番。銅三番。』
それでは、配線も金で作れば伝導性が上るのかと申せば、上る。
しかし、高い。
そして、銀の配線では逸話はある。
『昔はメキシコでは銀が良く採れ、銅より安価だった時期が有り、
メキシコの電線は銀で出来ていた時代があったようだ。
それを知った人々はその銀線をこっそり持ってかえったとか。』

右が純正スピーカーケーブルで左がBELDENスピーカーケーブル。
太さをご覧頂きたい。BELDENのケーブルは純正ケーブルの3倍ほどの
太さがあるだろう。
この太さは特に低音をしっかり出すという性質がある。
簡単にも考えてもらえてわかる範囲だが、低音は特に
瞬発力や音圧がひつようであり、細いケーブルであれば
それだけの情報を一気に流しこむ事が不可能であるのだ。
電気を水にたとえると、家庭用のホースで水を出すにも
限りがあるが、消防車のホースであればより沢山水を
放出することが出来るのと同じ原理である。
ただ、ここでもホースが太過ぎると勢いがなくなるので、
適度な太さに仕替えることにより、低音の増強を
図ることが出来るのだ。

OFHCを0,153mm×9本×7束にまとめた『Rope Lay』デザイン。
スピーカーケーブルでは『OFC』と言う言葉を聞いた、見たコトがあるだろう。
それはオキシゲン、フリー、コッパーの頭文字であり、
訳すと無酸素銅のことを言う。
純正では一般的な不純物が含まれる銅線を使用されているようであり、
純正の銅ケーブルをこの無酸素銅ケーブルに変更することで、
より伝導性を高めるコトが出来るというわけだ。
さらに今回ご覧頂いているBELDEN STUDIOシリーズでは
OFCより高いクラスの実質的な夾雑物の存在しない導体であるOFHC
(Oxygen-free high thermal conductivity)
高伝導度無酸素銅を採用し、さらに音質を向上させたケーブルと言える。
今回スピードウェルが自動車用にこのスピーカーケーブルを選んだ
理由は大きく分けて二つある。
それは音楽出力信号の忠実な伝送性とクルマの取り回しに適したしなやかさ。
自動車に使用するということはそれだけ、耐久性や取り回しの良さが
重要となってくるのである。
ここで本日のまとめだが、スピーカーケーブルは
オーディオ(アンプ)から出た音楽出力信号を
忠実にスピーカーに伝える必要がある。
そのため、より純度の高い銅を使用し、良質な信号を
スピーカーに伝送することが今回の目的だ。
ということで、オーディオのこだわりには
色々な方法が存在し、まだまだ楽しめる。
スピードウェルでは、こうした特異な技術に対しても
追求しているゆえ、ご相談下され。
今日はコレまで~。
本日の名言
弱気は最大の敵である。
by津田恒実
そう、自分が弱気になればその力のほうへ流されそうになりますなぁ。
弱気は最大の敵であります。