大分県臼杵市のO様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ

近未来感

パオの造形は宇宙船のような近未来感が含まれているというのは、語弊ではない。ボンネットにはスターウォーズに登場するルーク・スカイウォーカーが乗るXウィングに搭載されたアストロメク・ドロイドR2-D2をイメージして作られたウォッシャーノズル、というPAOデザイナー古場田良郎氏のお話がそれを物語っている訳である。新しいとか旧いとか、そういう概念がPAOに当てはまらない、時代を超えて常に近未来感が感じられるのは、そうした宇宙船のような乗り物に近い雰囲気から匂い立つ何か、かもしれない。

大分 パオ
パオ 温泉
パオ 大分
パオ

同じ時代を生きてきたであろう、レストランとPAOである。栄枯盛衰という言葉をここで使うとまったく怒られてしまう訳であるが、寂れてもまた復活するPAOの生命力には、ただただ脱帽である。

この度は大分県臼杵市にお住いのO様の元へお届けにあがりましたPAOトラディショナルをご覧頂きました。オリーブグレイのきわめて状態の良い車両をベースに純正風に内装も仕立ててお届け差し上げました。長くお乗り頂ければ幸いです。また、お土産も頂き恐悦至極に存じます。

今日はコレマデ。

本日の名言

人生における敗北、苦しみは試練であり不幸ではない。

灼熱の炎に磨かれる黄金のように

試練によってこそ、人は高められる。

By 大友宗麟

愛知県西尾市のM様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ 西尾市

PAOという美

久しぶりに、わたしのなかで芸術性を意識した納車日となった訳である。PAOとは芸術であると思うのは、そのクルマ造りの中でクルマでは無い、創造されたいわゆるタイヤが4つ着いた美しい彫刻のような物に見えるからである。現代も彫刻のようなシェイプをした車の形はあるにはあるが、それが美しいという概念に当てはまらない、と言ってしまえばそれはわたし個人の中での偏見である。しかしながら、まさにPAOが33年と言う時間の経過の中で伝説的に今でも、若者にも愛されるのには、常に未来的な美しさ、がPAOの中に存在しているからだと思うのである。

PAOと記念撮影
パオ スピードウェル
パオ
パオ
パオ トノカバー
パオのある風景

この度は、愛知県西尾市にお住いのM様の元へお届けに上がりましたPAOトラディショナル、アクアグレイをご覧頂きました。いまだ3万キロ台と走行は少ない車体を今一度内外装のレストアを施し、走行距離が少なくても33年という時間の経過が各部パーツを劣化させており、それらのパーツを沢山交換。これからに長くお乗り頂けます様に努力致しました。これからはPAOちゃんと楽しい思い出を沢山作って頂ければ幸いです。また、今回はお土産や駅までお送り頂き、恐悦至極に存じます。重ねて御礼申し上げます。

今日はコレマデ

本日の名言

論理はA地点からB地点まであなたを連れて行ってくれる。
想像力は、あなたをどこへでも連れて行ってくれる。

byアルベルト アインシュタイン

東京都調布市のA様 PAOオリジナル仕様納車おめでとうございます

東京パオ

アイボリー、キャンバス、マニュアル

PAOは純正色では4色の展開である。アクアグレイ、オリーブグレイ、テラコッタ―、そして今回のアイボリーである。そのアイボリーは販売台数が少ない事で昨今は人気故にオールペイントで製作されたアイボリーも存在する。このPAOはそのオールペイントされたアイボリーのPAOであるが、見た目では判断することはまず不可能である。アイボリーのキャンバストップのマニュアル車は、国の重文指定されるくらいの希少な車であって、発売より33年、このようにアイボリーのオリジナル仕様として製作されたPAOも価値があるのだ。

パオ グリル


パオ 純正の内装


マフラー
ピンボケ

パオ 東京


パオ 東京

この度は東京都調布市にお住いのA様の元へPAOをお届けに上がりました。フルオリジナルを意識して製作された、アイボリー色のPAO。バンパー、グリル、ルーフレールや細かなシルバーパーツはリペイントが施され、内装もリペアをかけて、33年前の新車当時の趣を出来るだけ再現。ミッションもオーバーホールを施し、(ミッション車はすでにベアリング類も廃盤となっておりますが、SWでは交換が可能)キビキビ走るようにバランスも整えて製作致しました。それでは、末永くお乗り頂けます様に。

今日はコレマデ

本日の名言

どこに行こうとしているかがわかっていなければ

どの道を通ってもどこにも行けない

新潟県長岡市のO様 PAOトラディショナルMT納車おめでとうございます

長岡
火焔土器
岡本太郎

縄文火焔土器

火焔土器である。はるか紀元前14000年頃よりはじまった縄文時代。わたしたち日本人の御先祖様たちは、約3200年ほど前まで縄文土器を製作して煮炊きに使用してきた。現在の研究では、縄文時代は狩猟採集で食べ物には困らず、とても優雅な時間を過ごしていたという分析があり、それは10000年以上も続くことからも伺える訳である。ある日突然火焔土器が長岡から出土した。 1936年に近藤篤三郎らの調査 によるものである。岡本太郎は言った。われわれが古い歴史をたしかめる情熱。言いようのない熱気である。自分たちが日本人として、人間としてどうあったか、現在どうあるべきなのか。そういう、生きる意味をそこにつきつけられる思いがするからだ。

縄文土器。これを見たとき、心がひっくり返るおもいだった。人間生命の根源。その神秘を凝縮し、つきつけた凄み。わたしはかってこんなに圧倒的な美観にぶつかったことはなかった。全身がぶるぶる、ぶるぶる震えあがった。

パオ

パオ

レトロコンポ


パオ 長岡

パオと記念撮影

この度は新潟県長岡市にお住いのO様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルMTをご覧頂きます。アクアグレイのノーマルルーフの車体はミッションがMTと、すでに国の重文に指定をうける寸前の車両でございます。ボディーは細部にまでレストアが施され、乗り心地なども新車当時にあわせて調整さしあげました。内装はダッシュ上下の張替に合わせて、シートのカラ―を選定。純正オーディオ(俗名=レトロコンポ)はオーバーホールしてカセットも使用が可能となりました。外装もレストアに合わせ、ヘッドライトにピーク(俗名=まつ毛)がおごられております。2030年には日本でも電気自動車の波が訪れますが、まだまだPAOは現役んでお乗り頂ける事と存じます。末永くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

力によってねじ伏せようとしたもの

はいつかそれ跳ね返そうとする。

しかし、真心をもって扱われた者は心で返してくれる。

by直江兼続

{PAOの休日}

PAOの休日


こちらの写真は、ゴールデンウィーク前に納車差し上げました、お客様よりメールで頂きました。この季節、キャンバストップを開けて走るにはちょうど良い季候となりましたが、今年はなにやら梅雨が早くに始まるという事で、雲の合間を縫ってお楽しみ下さい。

PAOと休日


コロナ禍において、少し風を感じると気分転換になります。皆様も、感染症に最大限気をつけながら、楽しみを見つけて、皆で乗り切っていきたいと思います。

愛知県稲沢市のY様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ

トラディショナル

クルマという概念はその国々の国民性によって変わる、とはクルマ以外でも同じ事が言える訳であるが、クルマは欧州で始まった文化であり、その欧州でのトラディショナルな造り込みが、今回のイメージである。日本では1970年代まではその欧州のトラディショナルに習い自動車のデザインなど行われていたと思う訳であるが、昨今の日本のクルマの概念は家電製品に近くなっている。一概には言えないが、10年10万キロで乗換え、というような消耗品という位置づけにもなっているだろう。果たして数百万円する物がそのような物で良いのであろうか。と常々思う訳であるが。日本人の国民がそれで良いと考えれば、それ以上の物を造らなくて良いというメーカーサイドの感覚もあると思う。また、電気自動車が新しいものである事により新しい形を求めるメーカーサイドと、タイヤが4つ着いていたらそれはクルマであるから、もう少し車らしいデザインを求めている消費者の感覚のずれを相当感じる訳である。PAOがそのまま電気自動車になったほうが既存の電気自動車より売れると思うのはわたしだけであろうか。

パオトラディショナル

PAOトラディショナル 桜の下で

この度は愛知県稲沢市にお住いの、Y様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナル、アクアグレイをご覧頂きたい。内外装もレストアが施され、33年という歳月を取り戻すべく、部品交換も行われ仕立てられた。

パオ 

PAOトラディショナル左舷前方姿見

純正のフォグランプのは位置が少し高いところにあり、ちょいと下げたいという事で、今回はフロントバンパーを加工して、フォグステーを取り付けた。

フォグランプ

ワイパックフォグランプ

鋼をバンパーに直接溶接を行い、左右の間隔は純正に準ずる。前への飛び出しはそこまで大きくはならず、さして問題は無い。

レザーシート

ウェル60スタンダード レザーシート

最高級の生地を使用した60形状のレザーシート。安価なPVCではなく、耐久性も抜群である。同生地でダッシュパネル上とアンダートレイも張替えを行った。

パオ
PAO

PAOトラディショナル 後方姿見

この度はY様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。長らくお待ち頂きましたが、お喜び頂けまして恐悦至極に存じます。また、駅までお送り頂き、感謝致します。末永くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

今日の我に明日は勝つ

by美空ひばり

鳥取県米子市のM様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

出雲の勢力

日本の歴史は神代の時代までさかのぼる事が出来る。神話とは一般的に現代市井の人にはまったく関係のないものであると、そう思いがちである。が、一人一人、神代より繋がっている。もし、繋がっていなければそこにあなたは居ないわけであって、祖先崇拝的な観念を持って神代を見つめてみると、点と点が線でつながるような風に見えてくるのだから面白い。そう、私達は命のリレーによって、神代より今にバトンはつなげられているのである。今日のこの場所は、
国譲り神話の中で、天津神の建御雷神(たけみかづち)と国津神の大国主命が対面した場所で稲佐ノ浜という。わたしは、国譲りとは縄文から弥生時代にかけての勢力争い であると思っているのであるが、出雲は国を譲る代わりに大きな社を建てる事を約束させた。それが出雲大社である。 大社は本殿の高さ16丈(約48m)というのが社伝であるが、 平成12年に大社跡を調べてみると、なんと当時の柱が出土したのである。 大社には古代の巨大な本殿の設計図とされる金輪御造営差図が伝わっており、発見された柱は心御柱(しんのみはしら)や宇豆柱(うずばしら)で、鎌倉時代のものと推定。この時代までの出雲大社が巨大だったことの証明となっているのだから、これもロマンである。

パオ

PAOトラディショナル むぎばんだ遺跡

この度は鳥取県米子市にお住いのM様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたい。オリーブグレイの車体は、概ね18万キロの車体を時間をかけてレストアを施し、また新たに長くお乗り頂けるように仕上げが施されている。

パオ

PAOトラディショナル オリーブグレイ

内外装やゴム類のリペアを行い、最終はガラス系コーティングで保護したパオ。新車にはならないが、味わい深い仕上げが施されている。

パオ

PAOトラディショナル 左舷後方姿見

ルーフレールやアウターヒンジ類、バンパーやホイール、ドアミラーやライセンスランプ、そのすべてがリペイントが施され製作されている。また、テールランブ群も表面処理とUVクリア仕上げが施され艶々。

パオ納車

PAOちゃんと記念撮影

この度はM様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございました。米子の美しい街にPAOが走る姿を想像するだけでとても感動いたします。長くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

心がすべてである。
あなたはあなたの考えたとおりになる。

byブッダ

広島県東広島市のY様 PAOフルオリジナル納車おめでとうございます

PAO 平和通り

リペア パオ

フルオリジナルの定義

フルオリジナル(以下フルOG)とは狭義で言えば、ノン

レストアであって新車の状態の事である。しかしながら、

そのような新車状態の車はなかなか存在しない訳である。

と前置きした上で今回はフルOGという言葉は新車状態のパ

ーツを使用して、レストアやリペアを行ったものと広義

で使用させて頂くことにする。すでにPAOも発売より33年

という長い時間が経過し、オリジナル状態を維持する車両

はめずらしい。しかしオリジナルあるがゆえに、カスタム

という言葉が存在する訳であるから、絶対的な位置にフル

OGがあるというのが、大前提であり、それゆえカスタムも

楽しめるという事になる。

※写真はスピードウェルでリペアされたサイドデフロスター

東広島

PAOトラディショナル 記念撮影

この度は、広島県東広島市にお住いのY様の元へお届けに

上がりました、PAOフルオリジナルをご覧頂きたい。アク

アグレイの車体カラーがとても美しいのはボディーもレス

トアが施されている証。

パオ

PAOフルオリジナル フロントフェース

バンパーやグリル等、当時のカラーにウレタンラッカー

フィニッシュが行われ、発売当時の輝きを発している。

オリジナル 内装 パオ

PAO 純正 内装リペア

パオ

PAOフルオリジナル 平姿見

前傾姿勢がなにやら今様。エイドリアン・ニューウィー

もびっくり、とはF1好きな人だけに解る四方山話。

パオ

PAOフルオリジナル 妻姿見

この度はY様、PAOフルオリジナル納車誠におめでとうご

ざいました。製作にはお時間を頂きましたが、お喜び頂

き有難うございました。末永くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ

本日の名言

過去は運命であり

未来は可能性である。

大阪府茨木市のT様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ

阪急電車とPAO

宝塚歌劇団と言えば、全国に通用するであろうか。阪急

電鉄はとてもハイソなブランディングを行っており、阪

急電車の造りもまたしかり。モケットシートは鉄道随一に

上質であるし、わたしが好きなのは、窓に備え付けてあ

る日よけが軽量アルミパネルのスリット式であるという所

である。JR九州の車両もこだわりを見せて、885系の本革

シートなどとてもマテリアル的に上質であるが、シック

さは阪急電車に軍配が上がる。さらには、阪急沿線とい

う言葉自体が富の象徴やお上品とった印象を与えるブラ

ンド感が関西には根深く存在する。それもこれも、阪急

創始者、小林一三の思惑通りなのだ。

パオ

パオと記念撮影

この度は大阪府茨木市にお住いのT様の元へお届けにあが

りました、PAOトラディショナルをご覧頂きたい。

パオ

ウェル60 レザーシート張替え

アイボリーを基調にしたシートカラー。パイピン

グにボディーカラーをさし色に。

パオ

純正スチールホイールのラッカー仕上げ

純正てっちんと呼ばれるスチール製ホイールの塗装

はすでに退化しており、ペイントのやり直しが付い

てくる。

パオ

PAOトラディショナル 前方姿見

この度はT様、PAOトラディショナル納車おめでとうご

ざいます。ボディーも整えて製作差し上げました。末

永くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

チャンスをつかむ絶好の日は

今日である。

パオ&ラシーン専用 オリジナルーフキャリアが完成!?の巻

パオ ルーフキャリア

ルーフキャリアの完成

一昨年より形状を思案して、製作を試みていましたスチ

ル製のオリジナル―フキャリアが完成致しました。取付例

はパオでございますが、ラシーンも順次アップ致します。

こちらのルーフキャリアはカラーはシルバー、アイボリ

ーから選択が可能。ラシーンのプロトタイプをお披露目

させて頂きましたら、順次ご注文を承り致しますので、

価格面もご期待ください。

パオ ルーフキャリア

パオ ルーフキャリア

パオ ルーフキャリア

今日はコレマデ。

本日の名言

ベルは鳴らすまではベルではない。

歌は歌うまでは歌ではない。

そして心のなかの愛は、

そこにとどめておくためにあるのではない。

愛は与えてこそ、愛となるのだ。

byオスカー・ハマースタイン