山形県南陽市のS様 PAO『SW-LTD』納車おめでとうございます

パオ

パオ

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奥の細道をPAOで走る

道祖神の招きにあった芭蕉は取るものも手につかないまま

東北へと旅立ったという序文で奥の細道は始まった。

閑けさや 巌にしみいる 蝉の声 

ここは芭蕉が俳句を詠んだ山形県にある山寺『立石寺』の前である。

ちょうど巌にその蝉の声がしみいっている時期に伺えたのは、

わたしも芭蕉と同じ道祖神招かれたと言い換えてもいい。

この立石寺であるが、貞観2年(860)清和天皇の勅願にて慈覚大師が開いた。

それから1150年が経って今なほ断崖に隆々とそびえ立つお堂の姿に驚きながら

開山した頃に伝教大師が灯した比叡山の灯(不滅の法灯)を分灯してもらって、

今まで一度も消えることなく灯されているという現実にさらに驚愕した。

寺に居た僧侶に伺うと、この法灯を消えないようにするために

毎日何度と当番が見廻り、都度、菜種油を注ぎ足したりしていると云ふ。

もし万が一油が無くなって消えでもしたら1千年と続く灯(ともしび)に

土が付くから、油断は大敵だということだ。

油を断つ、すなわち油断といふ言葉はここから派生したらしい。

1千年灯し続けられた不滅の法灯の油を断つのと

わたしが自宅近所をPAOで航行中に、ガス欠をして助けを求めるのとは

同じ油断でも、まったくもってスケールが違う。

パオ

PAO『SW-LTD』

この度は山形県南陽市にお住いのS様の元へお届けにあがられた

PAO『SW-LTD』をご覧頂く事に致そう。

SW-LTDには専用色ロイアルブルーに変更が加わり、内外装のいたる部分に

装飾が施され、それぞれはスピードウェルのセンスに任される。

フロアーカーペットまで敷き替えられたモデルは一層輝き、

目にした人は、それぞれに憧れの眼差しを返してくれることだろう。

パオ

謹製ウェル帆布 60デラックスシート張替え

日本のロールスロイス、というのは私の中で思っているキャッチコピーではあるが

ワインレッド一色で仕上げられたPAOの内装は豪華な様子。

ちょっと背伸びをした冒険心がLTDの中には詰まっている。

パオ

フロアーカーペットの敷替え

米国より特別に輸入されるフロアーパンチカーペット。

独特な風合いは、往年のクルマらしいイメージが彷彿される。

米国や英国などはレストアに対する概念が一般的にも浸透しているから

こういう素敵な雰囲気のモノがそろっているように思える。

パオ

テールランプやボディーの深い輝き

SW-LTDは普通の処理からより進んだ表面処理仕上げが行われる。

そのことにより、洗車をまめに行わないと次の洗車時に

汚れが傷をつけるというコトになりかねないから注意が必要だ。

ずっと美しくあるためには、それなりのメンテナンスを行なわなければならない。

パオ

PAO『SW-LTD』後方正面姿見

パオ

S様とPAOの記念撮影

この度は、S様PAO『SW-LTD』納車誠におめでとうございます。

末永くお乗り頂けますよう、製作させて頂きました。

オーディオは現在製作中ですので、今しばらくお待ちください。

それではよろしくお願いいたします。

今日はコレマデ。

本日の名言

チャレンジしているうちは失敗はない。

あきらめた時が失敗である。

by稲盛和夫

カッコいい!!やっぱり稲盛さんはカッコいい。

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