パイクカーのすんごいお話(お宝画像)の巻!!

どんもす~!ウェルです。
さて、本日はパイクカーのすんごいお話ということであるのだが、
先日パイクカーのチーフデザイナー、古場田良郎氏に御接見したおり
頂いた貴重な情報の数々であるのは言うまでも無い。
そもそも、ウェルはパオ(パイクカー)を専門として
日夜仕事に励んでいるのだが、色々な疑問が生じてきた。
今造っているモノはパオの行くべき道なのか。
本来のパオの良さを損なってはいないのか。
突き詰めていけば行くほど謎が深まるばかり。
そこで直接お会いして話を聞くことにしたのだ。
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古場田氏には色々と当時の貴重なお話を頂き恐縮する。
パイクカーの元祖Be-1は発売されてから20年以上も
経過し、パオも今年で20年目を迎えるにあたり
スピードウェル社としては、真相を知りこれを皆に伝え
パイクカーというものを風化させてはならないという義務があった。
という事で、それではお待ちどうさま。
ココからは一般的には知られていない数々の品々とお話をご覧頂くことに致そう。
20090526b.jpg
パオのフロントグリルバッジ(エンブレム)だ。
なぜ二つ写真に写っているのか。
それはよくよくご覧頂ければ解かるはず。
なんと上が正式に採用されたバッジで下がプロトタイプ(試作)となる。
前回でもこの情報は発信したのだが、写真を見せただけで御座ったな。
今日はさらに一歩踏み込んでのご紹介致そう。
20090526c.jpg
これが正式採用されたグリルバッジだ。
PAOという文字の下には 『PRODUCED BY PIKE FACTORY』
と刻まれている。
そう、ココでやっとPIKEという言葉が出た訳だが。
ではプロトタイプ(試作)はどうだろう。
20090526d.jpg
おお~『PRODUCED BY Be-1 TEAM』と刻まれているではないか。
そう、Be-1製作チームがパオを製作して行くに当たり
Be-1 TEAMと刻まれたわけだが、パオを試作段階では
パイクファクトリーという言葉はまだ存在しなかったことになる。
という事は、パイクカーという括りはパオが発売された時点で
出来た言葉なのであろう。
さらに、新たな情報。
このパイクファクトリーというのは東京の勝どきに
パオとエスカルゴの最先端情報スペースとしてオープンしたお店の名でもある。
当時のパンフレットにはこう書かれていた。
『日産の、新しいオモチャ箱です。』
PAOとS-Cargoの最先端情報スペース、(パイクファクトリー)
料理がおいしい、お酒がおいしいレストラン・バーがある。
日本初の”サーキュラードーム”を採用したAV環境。
そして、PAOやS-Cargoのグッズもある。
早い話が、ショールームの域をはるかに超えた
過激なクラブスペース。
東京ベイエリアの新名所なのであります。
以上。
それがパイクファクトリーの全貌だ。
要するにパオとエスカルゴという全く違うモノを
同じ場所で展示し展開するために出来た言葉なのでもあった。
これがPIKEの源流だ。
それからパイクカーという言葉が出来たといっても良いだろう。
これで皆も通かもしれない。
話は戻るのだが、先ほどのグリルバッジ(エンブレム)のまだ
さらにプロトタイプ(試作)が存在する。
20090526e.jpg
それが上のモノ。
こちらはビニール素材で出来ているため経年劣化が激しいだろうと推測し、
パオの考えでもある3,4,5オーナーになっても乗れるという観点から
古場田氏が却下したモノ。
しかし、グリルバッジ(エンブレム)一つとっても色々とプロトタイプが
存在し、コダワリが見え隠れするのだ。
さて、お次はPAOSIDEについて。
20090526f.jpg
これがPAOSIDEの商標だ。
パオのグッズはこのPAOSIDEという商標でパイクファクトリーを
通じて販売されたのだ。
そこにはPAOという文字で商標が取り辛かったという逸話が存在する。
でもPAOSIDEってカッコ良いでしょ。
だって、ウェルは直訳しか出来ないのだが、『パオ側』『パオのほうから』
みたいな。『パオのほうに立って』とか、そんな感じなのである。
パオをこよなく愛する方々にはこの気持ちは良く解かる。
20090526g.jpg
これはPAOSIDEがプロデュースするサングラスだ。
当時、サングラスやブルゾン。さらにトートバックや
大物であれば自転車までPAOSIDEブランドで販売されていた。
20年たった今日でも持っている方はお宝であること間違いない。
ウェルはキーホルダーだけ所有しているのよ。
うらまやしいでしょ!!
さて、お次に参ろう。
20090526h.jpg
これはパオのシート脇に着いているタグだ。
右が正式採用されたタグ。左はプロトタイプとなる。
タグ一つとってもプロトタイプ(試作)が存在する。
デザインも大きく変わり洗練されている。
本当にパオのデザインはコダワリが凝縮し
デザインは性能であるという古場田氏の言葉通りだ。
それでは今日のその時をご覧頂こう。
20090526i.jpg
この書籍(パンフレット)が今日のその時。
実はこれがパオの元素であった。
ウェルはやっぱり勘違いをしていた!?
皆も勘違いしていた!?
かもしれないという現実を目の当たりにすることだろう。
次回、『パオを知る』でアップされるゆえ、乞うご期待である。
さて、パイクカーのチーフデザイナー古場田良郎氏だが、
パイクカーをデザインした後に独立され
今もなほ工業製品などのデザインを手掛けられているのだ。
前回、古場田氏の元へお邪魔させて頂いた時に
ウェルは衝撃的なモノに出会ってしまうのであった。
それがコレ。
20090526j.jpg
桐箱になにやら入っているのが伺えるだろう。
それではこの桐箱を開けてみよう。
20090526k.jpg
九谷焼ウォッチだ。
石川県加賀市の旧地名、大聖寺藩で始まった九谷焼。
古場田氏は九谷焼という伝統工芸と工業製品をコラボレーションし、
新たな焼物の道を開かれたのである。
カタチのあるものばかりでなくビジネスモデルまでデザインされていたのだ。
さすがに古場田氏のモノへのコダワリは凄く熱く、
このウォッチは限定100個で製作され、しかも一点ずつデザインされたもの。
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『古九谷写人物文』
作家は山本 長左氏。
宮内庁より依頼を受け、天皇 皇后 両陛下御紋入の器を製作するなどの
素晴らしい作家。
このように伝統工芸士級の作家たちが焼いた文字盤を
ステンレスの削り出しのケースに入れ、サファイヤガラスを使用し
ベルトには本革が使われ素晴らしい仕上げを施すという時計を
プロデュースされた古場田氏。
裏側にもコダワリが隠れていた。
20090526m.jpg
加賀は前田家の家紋(梅鉢紋)が彫られ和のテイストがたまらないのだが、
ちゃーんとココに『 JAPAN MADE 』と刻印されていた。
日本製ということが本当に熱いところでもあります。
まさに逸品であった。
この模様は下記アドレスをご覧頂ければ良く解かる。
http://www.takamatokei.com/index.html
いやいや50年後のお宝鑑定団が楽しみだ。
それは冗談だが、スピードウェル社はもっと、
ものづくりにこだわって今後も精進しないといけませんなぁ~。
今日はコレまで~
本日の名言
成功するまで続けて成功
By松下幸之助
これはなんとも最上級ですな。
その下には継続は力なりでしょう。
継続は力とは申されても、漠然としておりますが、
成功するまで続けて、成功!と言われれば、続けるしかほかありませぬなぁ!!

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