鹿児島県指宿市のS様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

鶴丸城
日本一の御楼門

御楼門の面影

鹿児島の鶴丸城の玄関、日本最大の御楼門である。明治6年に火災により焼失したとあり、明治の写真や資料を参考に150年の歳月を経て2020年に復元完成されたのである。未だ木材の香りがかぐわしく、見上げれば素晴らしいケヤキ材の梁と柱。こちらはなんと岐阜県産である。戦国時代、鶴丸城築城当時は藩を跨いで木を調達するという事は至難の業で、岐阜県産のケヤキを手に入れる事は難しかっただろう。さらに現在はと言えば、このような大木を日本国中で探す事の方が難しくなったのである。製作には20名ほどの腕利きの宮大工が携わったようで、仕口も見事美しいものであった。南洲翁の銅像の横に、日本最大の御楼門があることで、鹿児島に重みが増す事間違いは無く、いつの時代も、本物に対する価値は絶対的である。

パオ 鹿児島

カゴフォルニア

この度は、鹿児島県指宿市にお住いのS様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。アイボリーのキャンバストップの車体に、SSR製MK-1ホイールを装填し、ローダウン。黄金時代のカスタマイズを施して製作が進められました。。

パオ

PAOトラディショナル 南州海岸仕様

13インチのSSR製MK-1アロイホイールにローダウン。ヘッドライトにはピークが装着され、カリフォルニアンルックならぬ、カゴフォルニアンルック。南州海岸仕様である。

パオ 内装

ウッドハンドルに、ブラックの文字盤のタコメーターとクロックを装填。

ウッドハンドルはスリットと丸穴を迷いに迷って、少し癖の少ない方へ。

パオ 内装張替え

カゴフォルニアンルックらしいパイピングカラー

アイボリーにレッドのパイピングはなんともカリフォル、基、カゴフォルニアンルックらしいカラーリング。純正オプションの検査証ケースがクルマと共についてきました。

足回り

ローダウンの調整

パオの足回りのとりわけフロントのストローク量はスタビライザーを廃止した設計によりすこぶる少なく、ローダウンをすることによりロールセンターの位置がずれるのに合わせて乗り心地も悪しき方向にむかってしまう。見栄えと乗り心地を両立するという事は難しく、どこに重きを置いて調整するかが答えである。

パオ

PAOトラディショナル 右舷後方姿見

ホイールのトレッドを広げる事で、ボディーのフェンダーとの面を合わせるというのは果たして鉄則なのであろうか。それとも好みの問題であろうか。スピードウェルでは可愛らしく、ナローゲージで製作することが多い。

PAOトラディショナル

PAOと記念撮影

この度はS様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。これからも長く走る事が出来ます様に、しっかり整備を行い納車差し上げました。また、沢山のお土産を頂き、この場をおかり致しまして、篤く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

己を尽くして人を咎めず

by西郷隆盛

大分県大分市のS様 PAOレストア『おもかげ』納車おめでとうございます

まずは、8月6日の午前8時15分、廣島の原子力爆弾で犠牲になられました方々に黙祷を捧げます。日本は世界唯一の被爆国でありますが、これ以上同じ境遇にあわれる方がおられませんように、お祈り申し上げます。

レストア

パオの『レストア』

レストアとは基本的には元の状態に復元することを指す言葉である。パオは新車販売から35年、ラシーンは29年という歳月が流れ、いよいよ内外装、機関類含めて、くたくたに疲れており、またここから長く乗れるというスタート地点を作る仕事としてSWのレストア事業が存在する。レストアにもいろいろな方法があり、現在のオーナーの思いも詰め込んだスタイルや、新車当時のフルオリジナルの状態で復元すること、それぞれの答えはオーナーの心の中にある。ところで、業界的にフルオリジナルをフルOGと略すこともある訳であるが、わたしは(おもかげ)と呼んでいる。これがなかなか風流な日本の言葉である。今回のパオのオーナー様は、新車販売時には免許証をお持ちでなかったらしく、先にクルマを注文したようである。そして、2年前にディーラーでの車検を終えて持って帰ってきたところからエンジンがかからなくなり、SWに白羽の矢を立てて頂いた。そして、今回はその『おもかげ』により製作させて頂いた。

パオ

この度は大分県大分市にお住いのS様の元へ引き取りから納車までさせて頂き、レストアを行いましたパオをご覧頂きたいと思います。引き取り時はすでに、ウォーターポンプの軸が折れて、タイミングベルトも滑っており、エンジンはかからないという重症。さらにタイヤも放置していたことでパンクしており、さらには雨ざらしにより、錆びがかなり発生。ボディーの凹み等もあわせてこれはフルレストアに近い作業が必要という事で、丁度1年という期間を預かりさせて頂きました。

パオ フロントグリル

フロントフェース

どうでしょう。この整いよう。ボディーのレストアとは普通の塗装屋さんでも行う事は難しい。それは、ホワイトボディーと呼ばれる状態に分解を行うところから、細かな壊れそうなパーツがあるとなかなか分解せずに行ってしまうからである。フロントフェースではヘッドライトのリムやエプロンのボルト、グリルのエンブレムなど、どれもこれも分解するのにエネルギーが必要である。この写真の見えているパーツは全て塗装やリペア、コーティング等が行われている。

ルーフレール

ルーフレール等

こちらも全て映っている部分は分解され、塗装やリペアが行われている。ルーフレール、さらにルーフレールと天井の間のゴムスペーサー、さらにルーフレール下部の天井の溶接目を隠している黒いとのプレートなどもリペア。フロントガラス、ドアガラス、クォーターガラスも全て分解。そしてゴム類は新品交換もしくはリペア、雨漏り防止対策も行い再インストール。

三角窓

三角窓等

ドアミラーやその付け根のシルバーパーツ。ドアアウターハンドル、さらにそれらの組付け用のネジ等も塗装、そしてリペアが行われている。今回は運転席側ンお三角窓ガラスのレバーが紛失しており、ストックパーツで新たに組み直して製作を行った。

パオ 内装

内装類

天井やフロアカーペットは灰汁洗いを施し、シートに至っては新車の状態に近い物(デッドストック)していたものを惜しみなく投入。内張り等はすべてリペア塗装を行い、さらにシルバーパーツは塗装、プラスチックの素地の物は、特殊なリペアで表面を整えて仕上げを施した。

吹出し口

吹出し口

クーラーの吹き出し口は、 SWの製作するリペアパーツを使用して交換。アンダートレイはこれまた、当時物のスピードウェルのデッドストックパーツを投入。オーナーのパオ愛に限りなくお応えできるように、力を振り絞る。

パオ テールランプ

テールランプ等

ボディーの建付けを調整し、テールランプはよくある磨き直しのその場しのぎの仕上げでなく、表面を整えて、UVカットのクリア2液塗装を行い質感を上げている。ゴムのスペーサーも梅干しを漬ける勢いで水に漬け置きしっかり汚れを落として再度組み付けるという手間も暇もかかる仕上げを行っている。

パオと記念撮影

パオと記念撮影

S様、この度は長らくレストアの仕上げにお時間頂き、またお喜び頂き有難うございました。思い出の沢山つまったクルマは、こうしてまた大切にお乗り頂けるという事が、どれだけ素敵な事でしょう。今後とも長くご使用頂けます様に精進致しますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。また、沢山お土産も頂き、篤く御礼申し上げます。

『レストアのすすめ』

進化した新しい物は良い。時代は進みとても便利な物である。しかし、長く大切に使用してきた物が、現代の力で蘇る事はもっと良い。レストアされるクルマに対する日々の思い出は美しく、そしてなにより地球に対す環境負荷も少ないと考える。現在お乗りになられてますオーナー様には、新しいクルマを購入する費用もあれば、パオやラシーンをレストアを行えば、費用的にも物質的にも良い物になると心得ております。スピードウェルでは、こうした観点により持続可能な社会に貢献したいと考えております。全国へ引取り、そして納車のすべてを行いますので、お気軽にお申込みください。

今日はコレマデ

本日の名言

善人になるためには、善い行いをするだけだ

byジョン アダムス

富山県砺波市のH様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ
パオ
パオ

銅板本瓦棒葺屋根とパオ

旧中越銀行の本館である。明治42年に建てられた建築物がこうしてひっそり佇まっているわけであるが、建築物で特に目を惹くのは屋根である。今回のは破風の大きな入母屋の妻入り、三方に下屋根をおろし、後方にT字型に入母屋屋根を組わせている。『雀と大工は軒で泣く』という言葉が示す通り、建築物は屋根で決まるのである。今回の屋根は洋風建築を取り入れており、そこまで泣く事はないだろうが。全体的にはしっかり保存されており、パオと記念撮影をしたところ、雨といから下がるたてといの残念な修繕が目についたが贅沢な事は言ってられない。しかし、この建物の壁は元は漆喰であったらしく、出来ることならその姿を留めて欲しかったなどと、さらに贅沢な事は言ってられない。銅板葺の緑青は良い具合に出ており、今回はそれがパオのオリーブグレイのカラーにシンクロした瞬間をとらえたのである。

パオ
パオ
パオ内装
パオ
パオ
パオと記念撮影

鹿児島県日置市のS様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

鹿児島 パオ

薩摩は南国の風

鹿児島県はそもそも鎌倉時代より続く島津家が治めていた地域であり、薩摩と大隅の2領がそうであって、鹿児島という名は古くは桜島の事をそう呼んだらしい。明治の廃藩置県で薩摩藩から鹿児島県という名で改組された。大阪からはフエリーで志布志で上陸し、さらに桜島を回らず垂水港より鹿児島市へとワープする訳であるが、その垂水のフエリーの中で頂けるさつま揚げ(現地では、つけ揚げ)のはいったうどんが有名である。香川県の人に喧嘩を絶対に売ってはいけないし、香川の讃岐うどんはとても美味しいが、うどんの発祥は福岡であって、福岡市の承天寺境内には「饂飩蕎麦発祥之地 」と石碑が立っていたのをおもいだした。大阪ではわが羽曳野のソウルフードであるかすうどんもある。しかし、垂水フエリーのつき揚げうどんは忘れられない味である。

パオ

パオちゃんと記念撮影

この度は、鹿児島県日置市にお住いのS様の元へお届けにあがりましたPAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。オリーブグレイの天井はキャンバストップのオープントップに対してノーマルルーフと呼ばれる鉄板の物。ボディーのレストアも施し、これから長く使用出来る仕上げが行われ納車差し上げました。

パオ

PAOトラディショナル右舷前方姿見

外装はワイパーのカラーと仕様以外はオリジナルを踏襲する仕上げ。ワイパーはシルバーラッカーフィニッシュで製作しており、ワンポイントが効いております。

パオ

PAO内装風景

アンダートレイはシートのパイピングに合わせて張替えが行われ、スイッチ類やドアノブ等と同色仕立て。ウッドハンドルは懐かしい雰囲気がマシマシ。

パオ

ウェル50スタンダードデザイン

シートの張替え、フロアマット新調と、ボディー内部の灰汁洗いにより、新車にはならないが、美しい見栄えも誇る。細かなシルバーパーツなどもリペア完了。

パオ

Pパオと桜島の風景

フロントからテールへと延びるやらわかなストレートなライン。フロントガラス角度からリヤガラス角度へと落ち込みライン。パオはゼロ戦のような美しい佇まいである。いよいよ終戦記念日に近づいておりますが、決して戦争は美談ではありませんが、戦闘機というプロダクトの視点から見ると美しいものであります。あくまでも洗練されたモノつくり、という視点でご覧頂きたく存じます。

という事で、本日は鹿児島県日置市のS様の元へお届け差し上げました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きました。S様、どうぞ長く大切にお乗り頂ければ幸いです。

ココからは番外編

甲冑工房丸武さん

日置市から1時間ほどの場所に甲冑造りで有名な丸武さんがありましたので、帰りに足を運びました。

オオタニさんの兜

丸武さんは、お城の中で甲冑製作をおこなっており、敷地内にミュージアムがあります。こちらのミュージアムは入場無料ということで、沢山の方が訪れておりました。

甲冑産業丸武ミュージアム

真っ先に、大谷さんがホームランを打った後に被る兜の展示がされておりました。安土桃山時代までの古風な佇まい。

どうする家康の甲冑

現在NHKの大河ドラマで使用されています、家康の甲冑も丸武さん。

レジェンド&バタフライの兜

大河ドラマや映画撮影には必ずと言って良いほど丸武さんの現代兜が使用されて撮影されております。もちろん、造りはとても美しく、しかしあくまで美術的、鑑賞の甲冑。

片倉小十郎重綱 (片倉家騎馬団六十騎の兜)

片倉小十郎重綱が大阪夏の陣の前に京都の愛宕山大権現(白雲寺、現在の愛宕神社)に参拝して上弦の月の前立てに愛宕山のお札をこさえて戦いに臨んだという兜。わたしの家の前がちょうどその大阪夏の陣(道明寺、誉田)合戦の地であり、なんともロマンを感じてしまいます。

伝統工芸といわれる手仕事を見て、職人の魂まで感じるのでありました。

と今日はココまで。

本日の名言

仁に過ぐれば弱くなる

義に過ぐれば固くなる

礼に過ぐれば諂となる

智に過ぐれば嘘を吐く

信に過ぐれば損をする

by伊達政宗

五常の思想も伊達政宗の視点からはこうなるということでしょうか。

何事もバランスが必要だと感じる次第でございます。

千葉県浦安市のO様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ リゾート

パオとリゾート

こちらは浦安のディズニーリゾートのお隣。流石に、海岸沿いはディズニーリゾートから溢れ出たリゾート感が漂っている訳であるが、そこにきてPAOの登場である。パイクカーチーフデザイナーの古場田良郎氏のお話であるが、パオの車窓から望む景色はその気分によって見え方が変わる、たとえば電柱がヤシの木に見えると、仰っていたのが記憶に残っている。今回は電柱ではなく、ヤシの木が赤道に近い南国のヤシの木に見える訳である。

パオ

PAOトラディショナル レストア

この度は、千葉県浦安市にお住いのO様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルをご覧頂きます。なんとも、ディズニーリゾートの風を感じずにはいられない浦安でPAOをお乗りという事で、とてもうらやましい訳でございますが、リゾートが益々ブーストアップするような、気分を楽しませてくれます。今回は、内外装のレストアに加え、エンジン、ミッションもかなり手を加えて製作を差し上げました。

パオ 内装張替え

内装の張替え

シートの張替えに加え、クーラーの吹き出し口等、リペアパーツに交換を行い、内装は灰汁洗いを実施。細かなシルバーパーツもペイントを行い、美しい状態に。

パオ

PAOトラディショナル レストア

ボディーの状態もすこぶる美しく仕上げての製作。ルーフレールやドアアウターハンドル、ドアミラーの付け根や、リヤガラスの蝶番、ホイールなど、シルバーパーツも全て上質なウレタン塗装仕上げで日産純正をうあまわるクォリティー。

パオと記念撮影

PAOと記念撮影

この度はO様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。なかなかの希少なクルマですので、より長くお乗りいただければ幸いです。また、冷たいドリンクも有難うございました。

今日はこれまで。

本日の名言

追いかけ続ける勇気さえあれば、夢は必ず叶います

byウォルト ディズニー

兵庫県神戸市のN様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ

貿易風

横浜や神戸のどこか異国情緒がある場所にはPAOは良く似合う。パオチーフデザイナー古場田良郎氏は貿易風という言葉を私に与えて頂いた訳であるが、それは異国にトラベルしたような、和風ではない感覚、とでも言えようか。そう考えると、トヨタのクルマのデザインはとても和風を感じるのはわたしだけだろうか。と話はそれてしまったが、パオの異国感は神戸の街並みにとても良く似合うのである。今回はどれもそのような異国情緒のある写真が撮れたので、パオと合わせて楽しんで頂きたい。

パオ 神戸

PAOトラディショナル 左舷前方姿見

この度は、兵庫県神戸市にお住いのN様の元へお届け差し上げました、PAOトラディショナル、アクアグレイをご覧頂きます。ボディーは内外装とレストアが施され、コーティングも行いピカピカに、バンパーやグリル等は純正カラーを踏襲し、ホイールはアイボリーに。ヘッドライトピーク(通称まつ毛)もすこしねむたそうなPAOがとても愛らしい。

パオ 神戸

PAOトラディショナル 平姿見

ラシーン以降の流線型のクルマにはない、凸っとしたパーツの風合いがとてもcool.バンパーやルーフレール、ドアミラーにドアの蝶番、さらにアウターハンドルや、ボディーのリブの形状がどれも見事である。そしてサイドマーカーがとても小憎い。

パオ 内装

ダッシュ上下パネルのレザー張替えにウッドハンドル

パオ シート張替え

ウェル50デザイン レザーシートの張替え

KOBE PAO

PAO KOBE

マフラーは純正の代替品としてプロダクトしたウェルリプレイスメントマフラーを装填して、リヤビューも抜群である。あたらめて、リヤバンパーのリフレクターもカッコよい。ルノーキャトルでもない、シトロエン4CVでもない。オースチン、モーリスミニでもない。日産のPAOが素敵なのだ。

パオと記念撮影

PAOと記念撮影

この度はN様。PAOトラディショナル納車、誠におめでとうございます。N様は、実に15年ほど前にスピードウェルでPAOをご購入いただいており、今回で2代目となります。一度パオに乗ってしまうと、なかなか忘れられないものでございますね。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

暗闇の中でこそ、星が見える。

大阪府八尾市のF様 PAOジャーマングレイ納車おめでとうございます

パオ

SWの新しい検査証入れ

今年からである。自動車の検査証、もとい。市井の人が云う車検証、のサイズが変更されとてもコンパクトになったのである。その車検証にはICチップが内蔵されていて、スマホや専用の端末で読み取る事が出来るのである。国家のデジタル庁が推し進めるデジタル化は、こんなものか。改めて考えてみると、わざわざ車検証を読み取る必要などない。その車検証の用紙に必要な事が記載さえしていれば、それはそれで良いのである。昨今、マイナンバーカードの不具合が続いているが、車検証はわざわざICチップを読み取る必要はあるのであろうか。また、読み取る事が出来ない事態があれば、不便極まりなし。しかし、そんな不遇の車検証をお洒落にしまうために、高品位の栃木レザーを使用して袋物を製作したのである。このサイズ、なんとPAOのインパネのグローブボックスにちゃんと収まるようにミリ単位で美調整して製作をおこなった。

PAOと記念撮影

この度は、大阪府八尾市にお住いのF様へ納車されました、PAOトラディショナル、ジャーマングレイをご覧頂きたいと思います。とても現代的でクールなジャーマングレイはSWの調色のマイスターがこだわって配合したカラー。ボディーは内外装をレストア。機関や足回り等は必要パーツをそのほとんどが交換されて、仕上げが施された。

パオ 内装

パオの内装

クーラーの吹き出し口もリペアパーツに交換が施され、オーディオは最新のナビをインストール。インパネ周りや内張りの塗装仕上げも外装に準ずる工程で、手抜きは無し。美しく決まっております。

シート張替え パオ

ハリスツィードによるシートの張替え

張り方は純正を踏襲し、上面の生地をハリスツィードであしらった。

ハリスツィード

ハリスツィード

ハリスツイードはスコットランドのアウター・ヘブリディーズ諸島発祥のツイード生地。ヴァージンウールを使用して、島内で染色、紡績をし、職人の自宅で手織りされている。そしてハリスツイード協会によって決められた厳しい基準をクリアしたもののみハリスツイードと認められるのである。

パオ インテリア

純正ステアリングは飛行機のプロペラが回っているようなデザイン。

ウインカーレバーやワイパーレバーはさしずめ飛行機の翼のようである。メーターパネルのスイッチ類や速度計などもそのようである。パオチーフデザイナーの古場田良郎氏のお話によれば、スピードメーターの明かりは、飛行機の計器のような、ぼんやりとした光をデザインされたと、お聞きしたことがある。夜間はそのぼんやりした光を是非とも楽しんでもらいたい。

日産パオ

PAOトラディショナル ジャーマングレイ 右舷後方姿見

この度はF様、PAO納車誠におめでとうございました。長らくの製作期間を頂き、感謝申し上げます。本物の素材を選りすぐり製作させて頂きました。長くにお楽しみいただければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

私は流行をつくっているのではない。

スタイルをつくっているの。

byココ・シャネル

大阪府八尾市のM様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ 時計
パオ コンセント

『巨人 大鵬 卵焼き』

これは戦後昭和の、猫も杓子も皆で唱えた呪文である。そして、今回の写真に写っているのは『時計 ラジカセ コンセント』である。パオには時間の概念は無い訳であるが、現代人が心安らぐが如く、アナログ時計をメーターパネルにインストールする。時計の文字盤はスピードメーターにあわせてリダンを施した。しかしラジオカセットや100Vコンセントが視覚的に安心するのは、デジタル一辺倒に嫌気がさした、そしてレトロブームに見る昭和回帰なのかもしれない。

パオ

PAOと記念撮影

この度は、大阪府八尾市にお住いのM様へ納車されました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きたいと思います。ボディーの内外装は美しくレストアが施され、インテリアでは時計や100Vコンセント、エクステリアでは当時物の純正アロイホイールがインストール。天上のキャンバストップはジャーマン生地で張替えが行われ、より長持ちする仕上がりに。

純正アルミホイール

当時物オリジナルアロイホイール

当時物だとか、オリジナルだとか、アロイだとか、このような言葉はエンスー用語であって、一般的には純正アルミで通用する訳である。わざわざ、拘った呼称は、より難しくして、通じる仲間内で楽しんでいる訳である。今回は、ホイールもリペアと塗装も行った。あとは、こだわりのラグナットを装着すれば完成である。

ヘッドライトピーク

フロントフェース

バンパーやグリルは純正風に塗装を行い、ヘッドライトリムのリペアに合わせてヘッドライトピークを装着。手前みそながらボディーも美しい。

パオ シート張替え

内装の張替え

ダッシュパネル上部やアンダートレイもシートのカラ―に合わせてコーディネートが施されている。内装のシルバーパーツ等もすべてがリペアを施し、美しいしあがりに。

パオ トラディショナル

PAOトラディショナル 左舷前方姿見

この度はM様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございました。長らくお待ち頂きましたが、お喜び頂けまして嬉しく思います。また、人生が変わったと仰って頂き、とても素敵な事だなと感じました。これからも、楽しい人生をパオと歩んでください。

今日はコレマデ。

本日の名言

目標を設定することは

目に見えないものを見えるようにするための

最初のステップである。

byトニー ロビンズ

東京都 GAKU-MC様 PAOレストア納車おめでとうございます

江戸のもんじゃ

月島のどんなもんじゃ

実に35年前の事である。勝どきという場所(東京都中央区勝どき5-9-8)に『PIKE FACTORY』という日産のアンテナショップがあった。レストランバーやパイクカーのグッズ販売を行っていたのである。当時ウォーターフロントと呼ばれ、今でもお洒落な地区であり、このさらに海側に現在の豊洲市場などもある。納車のルートを見ると、その勝どきを横切る形となっていたので、PIKE FACTORYを懐かしみ思いふけっていると、どうやら少し道に迷いこんだ様である。そこが勝どきのお隣の月島であって、なにやら朝早くから行列が出来ているお店があった。ふとその店を横切ろうとすると、もんじゃと大きく書かたちょうちんが吊るされている。粉もんと言えば大阪はお好み、廣島はニクタマソバであって、やはり東京はもんじゃであるに間違いは無い。しかし、時間はまだ早く、写真に納めて廻りを眺めてみると、なんと、この道のほとんどのお店がもんじゃ焼屋ではいか。あとから調べてみるともんじゃストリートと呼ばれているらしく、この月島にはもんじゃ焼屋さんが60店舗ほど存在するらしい。流石、大東京である。

ガクエムシー

GAKU-MC様と記念撮影

この度は、東京都にお住いのGAKU-MC様にPAOレストアを納車差し上げました。実に、5年ほど前にPAOトラディショナルをお買い上げ頂き、今回は不具合個所の修正と外装のレストア、マフラー交換等を行いました。

PAO レストア

PAO レストア

バンパーやグリル、各部のシルバーパーツのリペア、さらにボディーの凹みや傷の修復、テールランプのコーティングペイント。マフラーもステンレス製に交換。内装は、エアコンの吹き出し口のリペアパーツへの交換、シートのリペア、その他灰汁洗いも行い蘇りました。

リプレイスメントマフラー

リプレイスメント ステンレスマフラー GEN5

長くに販売を行い数々の改良を加えて、GEN5となった5ZIGENと共同開発のステンレス製リプレイスメントマフラー。現在日産純正マフラーは前後で17万円というなんとも高額なだけに、素材、性能、そして見た目の美しいリプレイスメントをオススメ致します。

という事で、本日はGAKU様のPAOをご覧頂きました。GAKU様には、この場をお借り致しまして、厚く御礼申し上げます。音楽活動、サッカーも応援致しております!!

今日はコレマデ

本日の名言

詩は音楽にならなかった言葉であり、

音楽は言葉にならなかった詩である。

byヘルマン

大阪府泉大津市のY様 PAOトラディショナルGen2納車おめでとうございます

吊り下げ パオ

吊り下げのカーオーディオ

PAOは純正で松下電工のレトロなラジカセオーディオが用意されていた。しかしあれは、ディーラーオプションだったのである。そもそもは、オーディオも無いし、クーラーさえ着いていないのである。しかし、そのほとんどの市井の人はクーラーとオーディオは最低限オプションとして注文したのである。しかし、時代は進みCDでもなく、スマートフォンからブルーツース接続が主流であって、真新しい装備をパオに装着するというのは、という所で参考写真である。取付は吊り下げという形をとれば、パオの未来型として受け入れる事が出来る訳である。というより、パオ自体未来なクルマであって、細工を施す事によって、どのような物であっても似合う可能性を秘めているのかもしれない。

パオと記念撮影

パオと記念撮影

この度は、大阪府泉大津市にお住いのY様に納車されました、PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。ボディーもレストアが施され、内燃機関や足回り等、しっかり整備も行われ、これから長くお乗り頂ける仕上がりに。宝物のようなPAOをご覧ください。

パオトラディショナル

PAOトラディショナル Gen2  妻姿見

どうでしょう、この佇まい。手前味噌であるが惚れ惚れ致します。バンパーやグリルは純正カラーに、キャンバストップはモカブラウン。とても可愛らしいPAOが完成致しました。

パオ 内装

60デザインレザーシート

ボディーカラーよりすこしラベンダーカラーと言えば良いでしょうか。シートの座り心地も整えて、張替えが行われました。

パオ キャンバストップ

キャンバストップの張替え

スピードウェルが製作販売する、PAOのキャンバストップはシートと共に全車両張替えが着きてきます。キャンバストップは5色より、最上級のジャーマンに変更も有り。ボディーカラー、内装とあわせてコーディネートをお楽しみください。

パオトラディショナル

PAOトラディショナル 右舷前方姿見

この度はY様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。とても可愛らしいパオを製作させて頂き、感謝申し上げます。これから、長く大事にして頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

失敗は、成功を引き立たせるための調味料である。

Byトルーマン