新製品!日産パオ トランクマット

パオ トランク

新製品 PAO用トランクマット

こちらは、日産パオのトランクに敷かれている強化ビニール製トランクマットである。純正のトランクマットは経年の劣化により、縮みや敗れが生じており、さらに端々がめくれあがっているものが大多数である。スピードウェルでは、ボルトオンで交換が可能なトランクマットの製作を行ったので、販売致します。

パオ トランクマット

トランクマット 裏型

裏側は純正と同じくスペアタイヤ上部にフェルトを装着。トランク上部にモノを乗せても、無問題である。また、スペアタイヤハウス廻りのロードノイズを抑える働きもある。

トランクマット

トランクマット

取付には樹脂製のボタンをご準備。純正樹脂ボタンはひっかかりが弱く外れやすいが、スピードウェルで採用した樹脂ボタンは自動車のホイールハウス等で使用されているモノに近く、ハードな設計で外れにくい。

ということで、本日は日産パオ専用トランクマット(ブラック)をご覧頂きました。

価格は税込み19,800円(樹脂ボタン含む)

パオのレストア等に如何でしょうか。

スピードウェルでは、レストアパーツの開発を行っておりますが、皆様より販売のご要望が多くなりましたので、少しずつではありますが、掲載致します。

これから、また新しい時代にパイクカー、ラシーンが永く走りますように。

パオ メーター

番外 ダッシュ上面の張替え

昨今ダッシュ上面のパネルが割れたり、褪色したり、生産より35年という歳月がながれ、当たり前であるがやはり経年の劣化は免れない。スピードウェルではこのようにクラフト感溢れるモノづくりを追求している。

日産フィガロ ボディーレストアを行う

塗装

上質な塗装がココにある

ボディーの塗装と一言でいっても、質はぴんからきりまで存在する。塗装は、下地の処理から最終の磨きの工程まで複数工程があり、そのどの工程も熟達した職人の知識と腕前が必要である。下地が悪ければ塗装の仕上がりも良くなく、されとて下地が良くても、塗装職人の腕前が悪ければ美しい肌は完成しない。さらに、塗料に対するこだわりも必要である。どれもがバランス良く歯車が噛み合う所が、良い仕上がりだと言える。今回は、フィガロのボディーレストアを行うにあたり、当時のカラーに復元するという命題を加えて作業を行っている。塗膜は、 主に『紫外線』『熱(太陽光の赤外線)』『水』の3つの要因によって劣化する訳である。劣化すれば、褪色、クリア剥がれが現れ、みすぼらしい姿のなる訳である。しかしながら、この劣化は環境によるものだけではない。手抜きをした下地処理で安い塗料を使用したも。方や、しっかりした下地処理に上質の塗料を使用して熟達した塗装職人が仕上げた場合、見た目と長持ちの度合いが全く異なる訳である。スピードウェルでは、整備や内装の仕上げは勿論の事、その塗装職人の腕の良さと、コストを気にせずこだわりを持って製作を進めている。もったいないくらいの塗装仕上げが、パイクカーには丁度良い。

フィガロ

フィガロ分解中の様子

今回は、準外板まで塗装仕上げを行う仕事である。ボンネットやトランクの上下などは取り外して一枚ずつ丁寧に塗り上げられる。ドアは取り外して仕上げを行う場合と取り外さず行う場合があり、今回はその後者である。

レストア前

フィガロの板金絵図

なかなか、凹みは軽いがうねりが生じており、大幅に成型。熟達した職人業であれば1/1000mmという単位で表面を仕上げる事が出来る。それを目指して製作する事が重要である。

フィガロ

フィガロの下地

下地処理の工程はまだまだ続き、サフェーサーを吹き付けて塗装の下地を作り上げる。

フィガロ

フィガロの塗装

ドアにフロントタイヤが映り込んだ姿を観て欲しい。鏡のようにしっかりと美しく反射しているのが良くわかる。ツルーンである。

フィガロ内装

フィガロの内張りの様子

これが、経年の劣化でねちゃねちゃ、ザラザラになるのはフィガロオーナーのすべてが知るところ。またアイボリー色が仇となり、汚れが目立つこと。

フィガロ内装

グローブボックス

グローブボックスや、サイドブレーキレバーなどは表面がザラザラ系。汚い。

フィガロ内装

ねちゃねちゃ

天井やAピラー、クォーターパネルなどは、このねちゃねちゃ系である。ほこりだけならまだしも、毛髪、ペットの毛なども付着することがあり、見栄えは最悪である。

フィガロ内装

ねちゃねちゃを取る

すべてのパネルをボディーから取り外し、化学薬品で洗浄する。その際、表面のしぼり(革の模様)が無くなってしまうので、後の塗装でその風合いを足す。

フィガロ内装

塗装を行う。

専用の塗料で塗装を行い、当時の美しさを取り戻す。少し艶があるが、これは塗料をかけた瞬間であり、この後落ち着くからご安心を。

という事で、今回はフィガロのレストア風景をご覧頂きました。スピードウェルではBe-1、パオ、フィガロ、ラシーン、そしてエクストレイルやルノーカングーなど、純正当時の美しさの再現や、オーナーの思いのカラーに車両の製作を行っております。また、その技術に対し研鑽を積んでより多くの皆様に、楽しくお乗り頂けます様に努力致しております。

今日はコレマデ。

本日の名言

人生楽しんだ者勝ち

兵庫県相生市のT様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

シートベルト
シートベルト

シートベルトのカラー

パオの純正は黒グレイの一般的なシートベルト色であって、色を変えたい、もしくは新調したいという方には朗報である。今回使用したカラーはベージュ色であるが、20色以上生地をそろえており、内装もしくは、外装と合わせてコーディネートする事が可能である。また重要部品であることから、車検に適合するように陸運局に届出も行っている。可能な限りパオの純正風を保つため、当時のタグの縫い付けも合わせて行っている。

パオ

PAOトラディショナル 妻姿見

この度は、兵庫県相生市にお住いのT様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルをご覧頂きます。ボディーは程よいレストアが行われ、フロントグラスも新品で視界は最高である。各箇所のリペア塗装とガラスコーティング。ずっと眺めたくなるPAOがココにある。

パオ 内装

ダッシュ上下の張替え等のカスタマイズ

今回は、ダッシュ上下パネルの張替えに、マグノリアクロックを純正風リダンを行い、さらにハンドルとATシフトレバー、サイドブレーキレバー、コラム&コンソールのアイボリー化が行われている。見栄え美しくなるように、サイドデフロスターグリルなども交換が行われている。

パオ

PAOトラディショナル 平姿見

パオは側面の造形も面白い。ドアヒンジは外にせり出しており、ボコッとしたフェンダやドアやクォーターパネルのリブなども、見ていてあきがこない訳である。すこしお結び型なのもCOOL。

ジャーマントップ

天幕の張替え

ジャーマントップというマテリアルにより張替えられたPAOの天幕。キャンバストップ生地とジャーマントップ生地の違いは、前者はビニール素材で後者がキャンバスという何とも複雑である。キャンバスと言いながらビニール。ジャーマンがキャンバス生地の事である。ますます解りにくいだろうか。今回のは長持ちするジャーマントップ生地のバーガンディー色である。

パオ

PAOの記念写真

この度はT様、PAOトラディショナル納車おめでとうございます。ボディーはガラスコーティングをかけてぴかぴかに致しました。メンテナンス頂き長く美しさを保って頂ければ幸いです。また、相生の銘菓を頂き、この場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

あら楽し 思いは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし

by大星由良之助もとい大石内蔵助

日産フィガロオーナー必見☆純正オプションドリンクホルダーのリプロダクトを発売!!

フィガロ ドリンクホルダー
日産フィガロの純正オプション、ドリンクホルダーのリプロダクト品

日産フィガロオーナーは必見となります、純正オプションのドリンクホルダーをリプロダクト致しました。取付方法は至って簡単で、センターコンソールを装着している+ネジ4個を外してオーディオ下部とコンソールに挟み込むだけとなります。

日産フィガロの純正オプション、ドリンクホルダーのリプロダクト品

むかって右側(運転席)は350ml、500lm対応。むかって左側(助手席)は270mlカンサイズとなります。これも純正と同じ造り込み。

日産フィガロの純正オプション、ドリンクホルダーのリプロダクト品

正面裏側にはNISSANの文字が、ここまで含めてリプロダクトしてしまうと、問題が。今回の物は原型ですので、製品はバリ取りもおこないます。NISSANの文字はお楽しみに。

初回限定20個 価格は23800円+税

ご注文、お問い合わせはメール、info@speed-well.jp もしくはお電話にてお問い合わせください。

それでは、皆様良いクリスマスを。

宮城県仙台市のM様 PAOトラディショナル、レストア納車おめでとうございます

名刹にパオ
名刹
瑞鳳殿

名刹にパオ到着

仙台と言えば、伊達政宗公である。あと半世紀前に生まれていれば、天下は伊達政宗のものであったと言われる、まさに名君である。三日月の前立てがついた兜と眼帯をつけた姿が特徴的であるが、眼帯は後々の創作であるらしい。仙台の西の丘には瑞鳳殿という伊達家の墓所があり、先の大戦で江戸時代からある建築物は炎上。昭和の後期に再建されたとあり。その修復過程で、瑞鳳殿の真下を調べたところ、政宗公の遺骨と甲冑、太刀、パイポや副葬品が出土したようである。頭蓋骨等はX線で測定され、現在はその資料を基に当時の容姿が復元されている。九州の大宰府天満宮の本殿下には菅原道真公が埋葬され、久能山東照宮は徳川家康が埋葬されており、400年、1000年前の人物の亡骸のそばまで立ち会える訳である。日本にはその時代のヒーローが存在するわけであるが、近代はそのようなヒーローは不在である。

パオ

PAOトラディショナル レストレーション

この度は宮城県仙台市にお住いのM様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナル、レストレーションをご覧頂きたい。この車両、なんともキャンバストップのMTということで、非常に珍しいPAOである。内外装をレストアを施し、エンジン、ミッションも整備を行い、さらに、雪対策、寒冷地仕様として製作された。

パオ 仙台

PAOトラディショナル レストレーション

外装はキャンバストップをライトベージュで張替えを行い、その他は純正に準じた仕上げ。バンパーやグリル、ヘッドライトのリム、ホイール、ルーフレールや各部の蝶番等、ボディーも含めてすべてがリペア、そして、最高品位のマテリアルを使用して、ペイントが行われている。さらに、仕上げにコーティングを行い、絹のような肌触り。これぞ、シルキー素肌である。

パオ レストア

PAOトラディショナル レストレーション

テールランプもすべてリペアとUVカットのクリアペイントを行い、新品のような輝きに。下回りもしっかりジンク塗装を行い、雪対策も万全だ。本物の価値を技術で応える、スピードウェルのクラフツマンに、私からも敬意を表したい。

という事で、この度は宮城県仙台市にお住いのM様へ納車さしあげました、PAOトラディショナル、レストレーションをご覧頂きました。内装の画像を取り忘れて、残念でしたが、アイボリーのツィードとレザーのツートーンでとてもお洒落でございました。M様には、ご注文誠に有難うございました。

伊達家の名参謀 片倉小十郎 一家の兜

時はさかのぼる事400年、大阪は道明寺口から始まる、夏の陣において、片倉小十郎重綱が京都の愛宕山大権現(愛宕神社)へ必勝祈願を行い、その札を伊達家の兜の合印、上弦の月の前に立てたことから始まる、片倉家、一家の甲冑である。兜の裏側には明珍宗盛とあり、白石の片倉家お抱え甲冑職人の銘が伺える。現在はスピードウェルが所蔵。後世に伝えるべく、西岡甲房で来春修理の予定。

今日はコレマデ。

本日の名言

この世に客に来たと思えば、なんの苦もなし。

by伊達政宗

東京都品川区のG様 PAOレストア・トラディショナル納車おめでとうございます

パオ色の冷蔵庫

PAO色の冷蔵庫

東京の品川の冷蔵庫はパオ色である。なんとも、今回パオオーナーとなられるG様が、パオ愛が溢れてDIYで冷蔵庫をパオ色に塗装してしまったという、面白く素敵なお話なのである。パオのダッシュボード(インストルメントパネル)は鉄製で成型されており、マグネット式のキッチンクロックや雑貨などをつけて装飾することは可能であるが、自宅でパオを感じるとこうなるのである。とココで、少しだけ四方山話であるが、自動車の計器が取り付けられているパネルをダッシュボードとそう呼ぶ訳であるが、これは馬車の時代までさかのぼる話であって、馬が走ると石や泥が飛び跳ねる。そして馬車に乗っている人に飛び散る訳である。そして改善するにあたり運転手の前に衝立を取り付けた、すなわち走る(ダッシュ)の石泥避けの板、それがダッシュボードの語源の由来である。

ダッシュボード

PAOの走り板 (ダッシュパネル、アンダートレイ張替図絵)

この度は、東京都品川区にお住いのG様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。ボディーは内外装をレストアを行い、G様の思いのカラーにお仕立てを行ったPAO。メーターの左にはマグノリアクロック(純正メーター風リダン)も装填され、ハンドルコラムはPAOのプロトタイプをリスペクト。クーラーの吹き出し口などはSWのリプロ品に交換済みでこれから長く使用に耐える仕上がりに。

パオ 品川

PAOレストア・トラディショナル カオス

右には昭和の家屋、左は現代の家、後ろには数億円の大豪邸。そして中心にPAOである。東京という都市は誠におかしなほどカオスである。

パオ 品川

PAOレストア・トラディショナル 左舷後方姿見

アクアグレイのボディーカラーは新車当時のカラーを復刻させてペイントが行われる。ルーフレールやバンパー、グリル、ドアアウターハンドル、各部蝶番、ミラーの台座、ワイパー、すべてが取り外されてリペアと塗装も行われている。テールランプ類は取り外し、台座をリペア。レンズは磨く訳でなく、表面処理を行い、UVカットのクリア塗装仕上げで永きにわたり輝き続けるだろう。

パオと記念撮影

PAOと記念撮影

この度はG様、PAOレストア・トラディショナル納車誠におめでとうございます。長らくお待ち頂きましたがお喜び頂き感謝申し上げます。東京の果てしない街でPAOが走る姿を楽しみに致しております。

今日はコレマデ

本日の名言

ただおもしろく けふもくらしつ

by徳川慶喜

長崎県長崎市のY様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ オランダ
オランダ
大浦

でんでらりゅうばのオランダ坂

時は江戸、我が国で唯一西欧に開かれた港があった長崎。ポルトガルやオランダ、エゲレスや大陸の国などと貿易が行われた場所である。長崎はとても起伏の激しい土地柄であり、沢山の坂が存在する。ここはオランダ坂一丁目一番地であり石碑がそびえ立っている訳であるが、この上には居留地があり、沢山の南蛮人が生活していた訳である。そのような貿易風溢れるところにパオを停めると、雰囲気がはマシマシになるのは当然。今日はココで面白い事を知ったわけであるが、実に長崎の沢山の坂でも、南蛮人が通る坂はすべてオランダ坂と呼ばれていたらしい。

パオ 長崎

PAOトラディショナル 左舷前方姿見

この度は、長崎県長崎市にお住いのY様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。オリーブグレイのキャンバストップの車両を程よくレストアを行い製作。外装のカラーはオリジナルを意識して、シンプルに仕上げました。

パオ 長崎

旧香港上海銀行とパオ

パオは尻上がりの車高がオリジナルであり、さらにマニュアルとオートマチックではフロントのスプリングの仕様が異なる。というなかなかマニアなお話ではございます。ルーフレールやドアアウターハンドル、各シルバーの蝶番、ホイール、バンパー、グリル等それぞれにリペアが行われ再度組み付けがおこなわれております。

内装

ちょっとピンぼけ byロバートキャパ

ということで、内装写真がピンボケして残念でありますが、雰囲気を楽しんでください。デザインは50スタンダード、アイボリー一色で張替えが行われております。

パオ オランダ坂

PAOトラディショナル オランダ坂

急こう配の坂を必死に駆け上がるPAOの姿はなかなか素敵であります。テールランプのウィンカー、ブレーキ、バック、それぞれにリペアが行われ、さらに表面をUVカットクリア塗装仕上が施され、耐候性が大幅にアップ。

パオと記念撮影

PAOと記念撮影

この度はY様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。製作にはお時間を頂きましたが、お喜び頂き感謝申し上げます。またご当地のお土産まで頂きこの場をお借り致しまして篤く御礼申し上げます。それでは、パオと素敵な生活をお楽しみください。

今日はコレマデ。

本日の名言

でんでらりゅうばでてくるばってんでんでられんけんでてこんけんこんこられんけんこられられんけんこーんこん

大阪府池田市のM様 PAOトラディショナル・オリジナルルック納車おめでとうございます

大阪万博

1970年の、こんにちは。

2025年には大阪では2回目となる万国博覧会が開催される。現在でもとても人気のある1970年のこんにちは、太陽の塔。云わずとも知れた、岡本太郎氏の作である。わたしが小さい頃、この太陽の塔の顔がとても怖くて、恐れていたが、子供ながらにいろいろな感情を与えてくれる太陽の塔は、まさに傑作であると言える。現在、過去、未来という顔の表現や、塔内には、当時地底の顔もあり、さらに生物の根源より現された創作物が溢れる。これはまさに生命そのもの。はてさて、「人類の進歩と調和」というテーマであった50年前の万博から、人類はどのように進歩と調和が行われたのでしょうね。

パオ

PAOと記念撮影

この度は、大阪府池田市にお住いのM様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナル、オリジナルルック(純正風仕立て)をご覧頂きたいと思います。M氏は某大阪の自動車会社の先行デザインがお仕事とあって、とても気になります。

パオ フロントフェース

オリジナルルック

より完全に新車時の風合いを求めて製作。いわゆるフルOGルック。アクアグレイの車体はカタログにも使用されている所により、これがTHE PAOというイメージであろうか。バンパーやグリル、ヘッドライトリムも全て取り外されて、純正よりも上質な塗料を使用して再塗装。エンスーから云わせてみれば、塗装を行った時点でオリジナルではない。という事になる訳でございます。

パオ

テールのしつらえ

テールランプはブリリアントフィニッシュの加工と耐候性を増したクリア塗装を行い、経年の劣化に強い仕上げ。バンパーはもちろん、ナンバー灯(通称ワシッパナ)もボディーと同色にペイント仕上げ。ホイールも純正仕立て。

パオ 内装

内装の張替え

純正シート仕立てに張替えは行いましたが、サイドからリアにかけてのカラーは女性らしい生成り色でアプローチ。その他はすべて純正に準ずる。

パオ内装
パオ内装

内装の風景

内装は灰汁洗いを施し、さらにリペア等も含めて製作は全車に着いてくる。サイドステップの仕上がりが、車体の美しさを物語っている。

パオ

PAOトラディショナル オリジナルルック

この度はM様、製作に沢山お時間を頂き、誠に有難うございました。末永くお乗り頂けます様に、アフターフォローも差し上げたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

金がないから何もできないという人間は

金があっても何もできない人間である。

by小林一三

大阪府泉南郡のT様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ フォグ

レイヨット

レイヨット デッドストック

パオはディーラーオプションによりフォグランプが準備されていた。2メーカー、ボッシュとシビエである。ボッシュは外形が16㎝の標準的なサイズで、シビエは13㎝そこそこと小ぶりである。レンズカラーもホワイトとイエローが存在した。フォグランプを装着するには、専用のステーを介して取り付ける方法を取るのがベターであるが、加工さえすればバンパーに地下付けも可能である。そして今回もまた、イギリスの納屋に終い込まれてたであろうデッドストックのレイヨットフォグを取り寄せ舶来、おしげもなく取付け。レイヨットはイエロフォグが多い中、クリアーレンズの珍しいタイプ。昨今のプラスチックの数年で色ボケする安価なレンズでは無く、ガラスレンズはしっかりした厚みと、半永久。そしてスリットがたまらなく美しいのである。

パオトラディショナル

PAOトラディショナル レストア

この度は、大阪府泉南郡のT様へ納車されましたPAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。アイボリーのボディーをレストアを施して、エンジン、補器類等部品交換も行い、安心してお乗り頂けます様に製作差し上げました。

パオ 内装

PAOトラディショナル コックピット

ダッシュ上下の張替えを行い、さらにリダンを施したマグノリアクロックを装填。そしてウッドハンドルを追加して、これぞ三種の神器である。

パオ 内装

ウェル50デザイン レザーシートの張替え

今回のレザーシートの色分けは、オーナーT氏の拘るところである。また、中央のレザーマテリアルはエンボス加工がほどこされ、通気性も抜群。

パオと記念撮影

PAOと記念撮影

この度はT様、PAOトラディショナル納車おめでとうございます。長らくお待たせ致しましたが、お喜び頂き感謝致します。こだわりのパーツで仕上げを行わせて頂き、重ねて御礼申し上げます。大阪土産も嬉しく思います。

今日はこれまで。

本日の名言

日日是好パオ

鹿児島県指宿市のS様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

鶴丸城
日本一の御楼門

御楼門の面影

鹿児島の鶴丸城の玄関、日本最大の御楼門である。明治6年に火災により焼失したとあり、明治の写真や資料を参考に150年の歳月を経て2020年に復元完成されたのである。未だ木材の香りがかぐわしく、見上げれば素晴らしいケヤキ材の梁と柱。こちらはなんと岐阜県産である。戦国時代、鶴丸城築城当時は藩を跨いで木を調達するという事は至難の業で、岐阜県産のケヤキを手に入れる事は難しかっただろう。さらに現在はと言えば、このような大木を日本国中で探す事の方が難しくなったのである。製作には20名ほどの腕利きの宮大工が携わったようで、仕口も見事美しいものであった。南洲翁の銅像の横に、日本最大の御楼門があることで、鹿児島に重みが増す事間違いは無く、いつの時代も、本物に対する価値は絶対的である。

パオ 鹿児島

カゴフォルニア

この度は、鹿児島県指宿市にお住いのS様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。アイボリーのキャンバストップの車体に、SSR製MK-1ホイールを装填し、ローダウン。黄金時代のカスタマイズを施して製作が進められました。。

パオ

PAOトラディショナル 南州海岸仕様

13インチのSSR製MK-1アロイホイールにローダウン。ヘッドライトにはピークが装着され、カリフォルニアンルックならぬ、カゴフォルニアンルック。南州海岸仕様である。

パオ 内装

ウッドハンドルに、ブラックの文字盤のタコメーターとクロックを装填。

ウッドハンドルはスリットと丸穴を迷いに迷って、少し癖の少ない方へ。

パオ 内装張替え

カゴフォルニアンルックらしいパイピングカラー

アイボリーにレッドのパイピングはなんともカリフォル、基、カゴフォルニアンルックらしいカラーリング。純正オプションの検査証ケースがクルマと共についてきました。

足回り

ローダウンの調整

パオの足回りのとりわけフロントのストローク量はスタビライザーを廃止した設計によりすこぶる少なく、ローダウンをすることによりロールセンターの位置がずれるのに合わせて乗り心地も悪しき方向にむかってしまう。見栄えと乗り心地を両立するという事は難しく、どこに重きを置いて調整するかが答えである。

パオ

PAOトラディショナル 右舷後方姿見

ホイールのトレッドを広げる事で、ボディーのフェンダーとの面を合わせるというのは果たして鉄則なのであろうか。それとも好みの問題であろうか。スピードウェルでは可愛らしく、ナローゲージで製作することが多い。

PAOトラディショナル

PAOと記念撮影

この度はS様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。これからも長く走る事が出来ます様に、しっかり整備を行い納車差し上げました。また、沢山のお土産を頂き、この場をおかり致しまして、篤く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

己を尽くして人を咎めず

by西郷隆盛