○スピードウェルの社内事業の巻○

ドンモス=ウェルです。

皆様におかれましては、ブログをいつもご覧いただき誠に有難うございます。

スピードウェルでは皆様が楽しく気持ちよくパイクカーにお乗り頂けますよう

日夜努力に励んでおりますが、会社ありきということで、

この度、氏神様でもある誉田八幡宮のお稲荷社に鳥居の奉納を。

また、この度は日本のモノづくりの良さをご紹介。

鳥居の御用材は樹齢50年以上のヒノキ

鳥居の御用材はヒノキ。

地元の宮大工、松村工務店が製作。

と申しても、実はウェルの叔父と従兄である。

この作業場は小さいとこからずっと遊んだ場所で、

ウェルのモノづくりもここから始まったとそう言える。

図面は原寸大

図面は原寸大

なんと面白いのが、図面は原寸大。

木製のパネルに墨を入れ、原寸で書き上げてバランスを取る。

パソコン全盛期の今の時代でも、こうした伝統的な技法が面白い。

写真は右が上部、左が下部。

また左右反転すると反対側が出来上がるという、超アナログな仕掛け。

松村工務店 棟梁

松村工務店 棟梁

叔父はいつまでも足袋を履いている。

高いところに上らなくても、足袋をはいている。

宮大工とはそういうものなのか、今もなを、謎である。

細部の型木

細部の型木

鳥居の笠木部の反りと照り。これも型木にあわせ

カンナで形状を整えてゆく。

本当にアナログだ。

灯篭の修理

灯篭の修理

この灯篭は倒れたのを、生きている部品を清掃(洗いにかける)し

悪い部分だけを交換するのだという。

まさにパイクカーの修理に似ている。

誉田八幡宮 拝殿

誉田八幡宮の拝殿

神社のなかでこれほど大きな拝殿を持っているところは少ないだろう。

松村工務店ではこの拝殿の奥にある本殿の銅板瓦吹替えする大事業を

今年8月に竣工している。

400年前の釘

400年前の釘

本殿の修理の際、使用されていた釘を回収。

今の建築物ほど釘は使われていないが、昔の建物でも

釘は使われている。

ただ、現代の釘とは違うのが、鋳造品ではなく

刀鍛冶が叩いて造ったいわゆる鍛造の釘であり、

鉄が鍛えられていることにより適度に硬く長持ちするようだ。

釘一本でも現代とは物の価値が違うことに驚かされる。

徳川家のご紋

徳川家の御紋

葵の御紋が入った軒瓦。

天正14年(1586年)に社殿が焼失したため、

豊臣秀頼が片桐且元を普請奉行に任命して社殿再建を行ったが、

拝殿の建造中に大坂夏の陣・豊臣氏が滅亡し、後に3代将軍徳川家光により

仕上げが施され、軒瓦や飾り金具などに葵の紋が装飾された。

吹石一恵氏が奉納の柄杓

女優の吹石一恵氏が奉納の柄杓

誉田八幡宮では吹石一恵さんの自筆による柄杓が奉納されている。

ファンの方々は絶対にもって帰らないで下さいね。

ということで、この度はスピードウェルの社内事業をご覧頂いた。

鳥居は2012年新春1月1日に納めさせていただき候。

今日は、日本のモノづくりの素晴らしさをご覧頂いた。

では、年末までずずずいとブログをお楽しみに。

今日の名言

名人も人也、我も人也

by山本常朝

そう、我も人なりです。努力次第で変われます。

○スピードウェルの社内事業の巻○” への2件のコメント

  1. 法隆寺に使われた釘は1300年経っても錆びてなかったそうですね。。。

    昔の人の知恵には驚かされますねぇ。。。

  2. パ男さま
    さすがよく御存知ですね~。
    法隆寺の柱に使用されている杭(釘)はきっどぎゃるそんさんの
    叔父さまが刀鍛冶で、前回の修理の際、元の鉄を使って
    造られたようです。その杭を打つのに丸一日かかられたとか。

    またおもしろいのが、木は風雨にさらされているから長持ちする、
    というお話。

    まさに昔の建物と車とは正反対ですね~。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です