第三十五回 大阪樂所 雅楽演奏会

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雅楽

雅楽(ががく)とは、大陸(中国、朝鮮半島)を経て、日本で

花開した伝統的な音楽である。古い文献などを読み解くと、聖

徳太子の時代に遣隋使を派遣した頃に大陸の音楽が輸入され、

それらが平安時代には芸術的に昇華し、大成されたのである。

今では世界最古のオーケストラ(管絃楽)と言われる雅楽であ

るが、実になじみは少ない。なぜなら、明治までは天皇、公家

や大名の一部、そして楽家にしか演奏することが許されておら

ず、一般的にふれる機会がなかったからである。現代では結婚

式や、各団体の雅楽演奏などでお耳にかかる事が出来るから、

教養のためにも一度は鑑賞されては如何であろうか。

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宮内庁式部職楽部

皇居内にある楽部は江戸城の隣に位置し、当時は大奥の屋敷が

あった場所である。左右にある大太鼓は太陽つ月を表し、陰陽

の思想なども音楽に取りこまれている事が伺い知る事が出来る。

という事で、本日はわたしが所属している大阪樂所の雅楽演奏

会が来る7月2日に大阪国立文楽劇場で開催されるから、少しの

コマーシャルである。

今日はコレマデ。

本日の名言

一オクターブ弱しか出ないからこそ、

一つの音にこだわるんです。

by東儀雅季

雅季先生の篳篥の音は、心が洗われます。

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