大阪府阪南市のO様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

秋祭り

秋祭り

日本全国10月は秋祭りのシーズンである。各地に曳山や神輿の巡行がおこなわれ、盛大に豊穣を感謝する訳である。大阪ではほとんどの地域でだんじりを曳いてはたまた、道中を練り歩く訳であるが、各地の曳山や神輿なども精巧な彫刻が施されている。大阪では和泉彫りが有名であり、日光東照宮の眠り猫を彫刻したかの甚五郎も大阪では泉州の出身とあり、いまでも泉州はだんじりつくりが盛んである。

パオ

PAOトラディショナル アイボリー

この度は、大阪府阪南市にお住いのO様の元へお届けにあがりました、PAOオリジナル風トラディショナルをご覧頂きたい。オリジナルとは純正の事を指しており、少し素材は違うけれど、純正を模して製作したトラディショナルと言う仕上げが施された一台である。すこしややこしい。

パオ 内装

PAOトラディショナル 内装

ととのえられたインストルメントパネル。バランスよくリペアが施され、新車には及ばないが、新車のような風合いを演出している。

内装 パオ

ウェル帆布デザイン PAO純正風シートの張替え

純正に準じたカラーバランスによって製作されたPAO純正風レザー張替えシート。昨今、適当なPVCの被せシートを取り付けて中古車で販売されているのを見るが、手前みそながら、この張替えには質感も到底及ばない。

パオ フロントフェース

PAOトラディショナル フロントフェースの仕上げ

バンパーや、グリル、ヘッドライトリム等のリペア&ペイントも施し、美しい顔つきである。ウィンカーレンズ等もリペアが施され、ぴかぴか。

スピードウェル PAOリプレイスメントマフラー (純正代替品)
あくまで純正代替え品として製作したウェルリプレイスメントマフラー。吊りバンドやマフラー出口の外カールの造形、マフラーの角度までもが、純正を模して製作されており、サイレンサー部はSUS304、パイプ部はSUS436とハイブリッド。それぞれのマテリアルの良さが引き出だしている。

パオと記念撮影

パオと記念撮影

この度はO様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございました。オーナー様のご要望により本来は三ツ星を使用しますが、バンドーのベルトを使用して製作差し上げました。末永く、楽しくお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

日光東照宮の眠り猫の逸話である。一匹は腕利きの彫師が生きているかの如く精巧に彫刻した眠り猫、そしてもう一匹は甚五郎が彫刻した良い意味で大雑把な眠り猫である。殿様に見せてどちらの眠り猫を門の上に置くのが良いかの話合いの場で、やはり精巧に彫刻された眠り猫が良いという意見があった。しかし左甚五郎はわたくしの眠り猫を今一度門の上に据えて下さいという。そして、甚五郎の大雑把な眠り猫を門の上に据えたら、寝ていた猫がニャーと鳴いた。それが、甚五郎の彫刻の凄さだという。

日産PAOの新車の面影が出土した。鹿児島県鹿児島市のI様 PAOフルオリジナル納車おめでとうございます

桜島

カルデラ噴火と火焔型土器 桜島の噴煙におもいをよせて

神である。縄文時代は弥生時代以前、16000年という長い年月営まれて来たわけであるが、それ以前の旧石器時代、29000年前に現在の鹿児島湾姶良カルデラの大噴火があり、この鹿児島の湾ごと吹っ飛んだのである。もちろんその破局的噴火により現在の日本列島の旧石器人類は壊滅的であった。最近では6300年前、この鹿児島より南に50㎞ほどのところで鬼界カルデラの破局的噴火が起こり、またしても西日本の縄文人は壊滅的被害を蒙った。なんせ火山灰は東北地方でも確認できるわけであるから、この世の終わりのような景色であっただろう。そして、わたしは新潟県の長岡に行ったときにその最初に出土した火焔型土器と出会った。火焔土器は縄文時代に偶発的に生れたというのが現在の考古学の流れである、がこれはやはりその破局的噴火の神話のようなものが、火焔型に乗り移ったのではないかとそう考えるのであるが如何であろうか。現に、火焔型土器や土偶はほぼ東日本にしか出土していない。そして、火焔型土器が誕生したのも縄文時代中期であり、おおよそ1000年前後で当てはまる訳である。今、桜島を見ると噴煙を上げている。この噴煙は火焔型土器の誕生につながったのならと、ロマンをかき立てた訳である。

パオ 新車

PAO フルオリジナル 新車が出土した。

すでに34年という歳月が流れ、走行は900㎞と、これを新車と詠んでも怒られないであろう。今回は、その歴史的なPAOをスピードウェルより鹿児島県鹿児島市のI様の元へお届けに上がりました。ボディーの塗装もフルオリジナル。一つだけワイパーの右側だけ交換した、ので99,99%オリジナルと言える。その、歴史的なパオであるが、いよいよこのような新車のようなPAOは見る機会も無くなるであろうから、教科書としてさまざまなパーツを撮影したので、ご覧頂きたい。

パオ メーター

スピードメーターである。

なんといってもメーター針がとてもオレンジ色が発色が良い。これが新車である。昨今のはどれもブラウンがかってくすんでいるが、写真のは新車に近い。

吹き出し

サイドデフロスター

吹出し口が焼きもちにたいにぷくっと膨れ上がっているのがほとんどであるが、純正はこのような感じ。また、こちらのサイドデフロスターはリプレイスメント品としてスピードウェルでも販売を行っている。

エアコン パオ

エアコンパネル

波打っていたり、シルバー部が塗装がはがれ少し黒ずんでいたり、これが新車に近い状態である。ピシーッと音が鳴るくらい綺麗である。

ドア 内貼り パオ

ドア 内貼り

こちらも、ドアの内張りのエンボス加工からしてとても美しい。もちろん取っ手部はすべて綺麗なアイボリー色である。

フロアマット パオ

フロアマット

フロアマットにはパオのエンブレムがこれまた綺麗なベージュ色とオリーブ色でかたどられている。このマット、新車当時から一度も靴で踏まれていない様子。もちろん、シートも新車時のビニールが被っておいてあった。

キャンバストップ

キャンバストップの内側は高級なベルベットのようなスポンジのような生地。弾力も相当有り。

シガーソケット

一度も使用された事の無いシガーソケット

本当に熱も入った事があるのかどうか、というくらい綺麗なソケット。

パオ

三角窓のレバー

こちらもフィルムは剥がせど、開閉痕も着いていないレバー。まったく腐食せず新車の面影を留める。雨にもあたらせていないので、窓の縁ゴム等も新車の状態。

パオ 鍵

パオの純正鍵

これも新品の状態がこういう物である。

パオ 車検証

パオの検査証入れ

こちらは純正オプションである。パオのシート生地と同じもので製作された検査証入れ。中古では流通しているが、これくらい綺麗な物はなかなかお目にかかれないであろう。

OK日産

OKニッサンのステッカー

左クォーターガラスに張り付けられたOKニッサンのステッカー。こちらも、リプロダクト品が出回っているので、当時の雰囲気を味わいたい方には素晴らしいステッカ-チューンとなろう。

フッ素樹脂

フッ素樹脂塗料車

このスピードウェルの納屋より出土したPAOは完全なるフッ素樹脂塗料車である。塗装の補修をする時は、お近くの日産車取扱い販売会社にご相談ください。とあるが、はたして、日産ディーラーで板金した車がフッ素樹脂で修理されたのには疑念が残る。この塗料は当時は最高級であり、一般的な板金塗装業社は使用していなかったはずだから。

ボンネット

ボンネットの内張り

このシルバーの内張りはエンジンルームから出る様々なノイズを吸収しているのである。

エンジンルーム

エンジンは987㏄

エンジンの調整値とあり、現在のようなコンプーター制御ではない。

手動変速機は750回転、自動変速機では850回転という数値。点火時期もそれぞれの回転で調整する。CO値は0,1パーセントに調整し、HCは50ppmとある。

パオ エンジンルーム

エンジンオイルは15000㎞または1年の交換、もしくは10000㎞の6カ月とあるが、このような乗り方をしたら、確実にエンジンの内部の消耗は激しく、エンジンオイルのカーボンが溜りまくる。オイルメーカに問い合わせたら3000㎞ほどで新油の半分の性能と聞いたこともある。現在のオイルは深化しているが、そのような使用方法では30万キロとエンジンは持たない。

エンジンルーム

ディストリビューターの進角の調整法

こちらは調整法というか確認である。

パオ エンジンルーム

有色六価クロメート鍍金のATフルードのカンカンやフードキャッチが美しい。

新車の状態に近いエンジンルーム図絵である。

パオ フロントグリル

フロントグリルのイメージ

新車では艶はほとんどない。

パオ テール

パネル自体に張りがあり、ふっくらした様子。

テールレンズも磨かずして綺麗である。

バンパーはとても明るいシルバーの半艶。

パオ フロアー

フロアーの状態

こちらは、スピードウェルで錆止めペイントもほどこして製作をおこなっているので、本来はボディー色のところも少し黒くなってしまった。しかし、防錆ゆえに勘弁して頂きたい。

パオ フルオリジナル

PAO フルオリジナルの図絵

車内もとても静かで、乗った感覚は弾力のあるふわっとしたとても雰囲気の良いものである。わたしもこの仕事を23年ほどやっているが、新車の薫りをあらためて感じて、今後の製作に生かす事が出来て幸せである。

パオと記念撮影

歴史的なパオと記念撮影。

この度はI様、PAOフルオリジナル納車誠におめでとうございました。なんともどういう風に大切にしてよいかだれもわかりませんが、それが自然でもありますので、楽しくお乗り頂ければ幸いです。

また、お土産まで頂き恐悦至極に存じます。この度は、誠に有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

われわれが古い歴史をたしかめる情熱。言いようのない熱気である。自分たちが日本人として、人間としてどうあったか、現在どうあるべきなのか。そういう、生きる意味をそこにつきつけられる思いがするからだ。

縄文土器。これを見たとき、心がひっくり返るおもいだった。人間生命の根源。その神秘を凝縮し、つきつけた凄み。わたしはかってこんなに圧倒的な美観にぶつかったことはなかった。全身がぶるぶる、ぶるぶる震えあがった。

by岡本太郎 火焔型土器に出会った瞬間

パオ四重連納車速報!!

皆様、如何お過ごしでしょうか。秋も少しずつ進み、天候も穏やかになって参りましたが、昨今の台風はとてつもないくらいに傷跡を残すようで、私も昨日は東京発、大阪の夜行バスで静岡で立ち往生して一夜過ごしました。それでは、パオの全国納車四重連をどうぞご覧下さい。

パオ メーター

990㎞

鹿児島県鹿児島市にお住いのI様の元へお届けに上がりました、フルオリジナルのパオ。なんと走行は990㎞と、ほぼ新車でございます。マニュアルのキャンバストップというこれまた、希少な車体が新車よりほぼ屋内で冬眠していたものをオリジナルパーツを使用して生還させました。どれもこれもが新車の域であり、詳しくはあらためてブログをアップ差し上げますのでご覧頂きたいと思います。

鹿児島 パオ

鹿児島県鹿児島市にお住いのI様の記念撮影。

この度は、PAOフルオリジナル納車誠におめでとうございました。すべての摺動部が新車の触り心地で、奇跡のパオである事は間違いありません。末永くお乗り頂ければ幸いです。

おつぎは

パオ 大阪市

大阪府大阪市にお住いのW様のパオ。SW指定のジャーマングレイに塗装を行い製作されました車両はW様の拘りが沢山詰まっております。

パオ 納車

おつぎは

大阪府大阪市にお住いのW様に納車されました、PAOトラディショナル、ジャーマングレイ。カラー配合は絶妙であり、他のグレイを圧倒する事間違い御座いません。このような素敵なPAOの製作をさせて頂きまして、この場をお借り致しまして、W様には厚く御礼申し上げます。

パオ シート張替え

山口県岩国市にお住いのT様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナル。内外装のレストアもしっかり行われ、オシャンでシック。シートの張替えにはレザーとファブリックのハイブリッドで純正風。

岩国市 パオ

この度は、山口県岩国市のT様、PAOトラディショナル納車、誠におめでとうございます。内外装の各に拘り頂き誠に有難うございました。ボディーの状態もすこぶる良い個体であり、これから長くお乗り頂ければ幸いです。

おつぎは

パオ 内装

兵庫県尼崎市にお住いのK様へ納車されました、PAOトラディショナル。内外装ともすこぶる拘りをもって、製作さしあげました。ボタン留めのシートはなかでもクールなところ。

パオ 納車

この度は兵庫県尼崎市のK様、PAOトラディショナル納車、誠におめでとうございました。ぴかんぴかんに仕上げましたPAOをご覧になられ驚かれてとても嬉しかったです。

以上、パオ4重連納車おめでとうございました。次はラシーンの4重連納車と参りますが、今回は速報という事で、それぞれに皆様の車両のご紹介を差し上げたいと思いますので、是非ご期待ください。

今日はコレマデ。

本日の名言

毎日毎日の足跡が

おのずから人生の答えを出す。

きれいな足跡には

きれいな水がたまる。

by相田みつを

和歌山県紀の川市のN様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

和歌山県 パオ

夏の最後の木漏れ日

パオが幻想的に木漏れ日に浮かび上がる、夏の終わりの一枚である。この木漏れ日という言葉はとても情緒的であって、わたしたちの目には木の葉の隙から覗く光が心温まる訳であるが、実に英語では直訳が無い。簡単に言うと言葉が無いのである。海外には無くて、日本人がそのようなセンスを持ち合わせているのは、日本の四季の移りゆく様を愛でる心があるからであろうか。わたし的には、木立より日が漏れ、風に葉がたなびき、光と影が地面に映し出されるさまは、まさに自然に対する芸術性すら感じる。ZINJAGAKU的にはアマテラシマススメオオカミとイソタケルの共演に感動をおぼえると言えば良いだろう。

パオ トラディショナル

PAOトラディショナル

この度は、和歌山県紀の川市にお住いのN様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたい。アクアグレイのボディーに内装はタンレザーでまとめた今回のPAO。オーナーの拘りをふんだんに製作が進められました。

パオ 内装

PAOのインストルメントパネルの図

ナルディクラシックウッドハンドルとマグノリアクロックが装填。ダッシュ上下張替えと、オーディオにはブルートゥースが選定。マグノリアクロックはパオのスピードメーターと同色にリダンが施され、純正風の様子。

パオ 内装張替え


パオの内装張替え図

50デザインを採用して張替えが行われたクラシックレザーシート。最上級のシートマテリアルを使用した本物志向。昨今他中古車店等で、スピードウェルのパオ、ラシーンのシートデザインをまるままパクッた被せシートを発見。真似をされるのはありがたい事でもある。

納車風景

PAOと記念撮影

この度はN様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。長らく製作にはお時間を頂きました。それ以上に内外装のレストアと整備には力を尽くしましたので、末永くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

全徳の人は得難し、一失あれば一徳あり

by徳川吉宗

全国よりレストア車両のお預かりを開始致します。

レストア パオ

常若

伊勢や出雲の社が20年または60年という歳月を経て、新しくされるという常若の思想。パオやラシーンも新車から発売されて四半世紀が経ち、ワンオーナーの方でも車両の傷みが激しい様子であり、しかしながらパオやラシーンから他のクルマに乗り換えれるような、魅力のあるクルマもなく。現在お持ちのパオやラシーンを新車のような雰囲気に蘇らせようというのがスピードウェルのレストアである。

全国より引き取り

全国より引き取りを開始

北は北海道から南は沖縄まで、全国へレストア車両を引き取りを開始。

パオ
パオ

長らく放置状態があり、ボディーは錆が広がり、タイヤはパンク。内装の傷みも激しく、しかしこれも綺麗にリペアされて美しくなるのである。

パオ

積載完了

駐車場より運び出す瞬間が一番気になるところ。ブレーキの固着等で、動かない場合は現場で修理をして運び出します。

パオ引き取り

大分県のS様、レストアご注文誠にありがとうございます。美しく、安心してお乗り頂けますPAOに蘇らせましてお届け差し上げます。

今回の修理はボディー内外装に加え、エンジンが不動という事で、補器類等も含めて見直しながら製作差し上げたいと思います。

また、レストアにご興味のある方は、スピードウェルへメールやお電話でのご相談をお受けいたしますので、まだまだ愛するクルマをあきらめずに。

愛知県一宮市のM様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ 日産

和紙のような

パオはアクアグレイやオリーブグレイというグレイがかったカラーがフランス色のあるイメージではあるが、アイボリーのカラーはなにやら日本的な匂いもするのである。わたしは、和紙のようなと、そう形容してしまう訳であるが、とてもやはらかい綺麗なカラーである。

パオ グリル

PAOトラディショナル フロントフェース

この度は、愛知県一宮市にお住いのM様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナル、アイボリーをご覧頂きます。バンパーやグリル等は純正カラーを踏襲し、ヘッドライトにはピーク、通称まつ毛がおごられております。

パオ 内装張替え

パオの内装

特別なマテリアルを使用して張替えが行われたシートやダッシュパネル。オーナーM氏のこだわりにより、アンダートレイは少し濃いバーガンディーカラーに。中央には最新のナビゲーションがおごられておりますが、左右をブラックのシートで挟むことによって気配を消しております。

キャンバスとプの張替え

キャンバストップの張替え

SWでは、販売車両のすべてに張替えが着いてくる。もちろん、張替えに合わせて各パーツも見直され、組み上げておりますので、こうして使用が可能であります。

パオと記念撮影

パオと記念撮影

この度はM様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。長らくお待たせいたしましたが、お喜び頂けまして嬉しく思います。これからは、素敵な相棒PAOと人生をお楽しみください。

今日はコレマデ。

本日の名言

人間が自分で意味を与えないかぎり

人生には意味がない。

愛知県名古屋市のI様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

熱田神宮
白鳥陵

熱田の白鳥陵

三種の神器である草薙の剣は、熱田に祀られている。先日のNHKの大河では菅田さん演じる源義経が壇ノ浦で平家との戦の際、平家方が安徳天皇と一緒に三種の神器も壇ノ浦の海へと鎮めたのであったが、その後、ヤサカニノマガタマとヤタノカガミは引き上げられた。これはやはり桐などの箱に納められていたであろうから、海に浮いたのであろう。しかし、草薙の剣は金属製であるがため、沈んだとわたしは推測する。という事で、草薙の剣は壇ノ浦で沈んだというお話であるが。実はそれ以前に草薙の剣はヤマトタケルが妻に形見として預けており、それが、熱田神宮の前身である祠で長らく祀られていたのであった。現在は、天皇の皇位継承の際、熱田にも礼拝されるというのはそう言う事なのである。そのヤマトタケルであるが、父である景行天皇の命令で東国の熊襲を平定するため、各地を転々とする訳であるが、伊吹山で遂に命を落とすのであった。そして、白鳥に姿を変えて、伊勢の亀山、大阪羽曳野、そして最後に大阪は堺の鳳に姿を現すのであった。それぞれ地に白鳥陵があり、その中でも羽曳野の陵は一番大きい。わたしの家のベランダからその陵の姿は一望することが出来るが、とても威厳のある陵である。今日はその一つである熱田の白鳥陵にパオが舞い降りたというお話で御座った。

パオ 納車

パオと記念撮影

この度は、愛知県名古屋市のI様の元へお届けにあがりましたPAOトラディショナルをご覧頂きます。オリーブグレイのカラーの車体は、全体的にレストアが施され、新車にはなりませんが、そのような雰囲気でピカピカに。I氏も新車の様でとお喜び頂き、感謝でございます。

パオ内装

オリジナル風内装の張替え

I氏が拘りをもって、ご注文頂きました内装の張替え。表面はファブリック、側面は高品位のレザーを使用して、純正風に仕立てた仕様。とても可愛らしく、ナチュラルである。

パオ

PAOトラディショナル 前方姿見

ボディーはコーティングもあてられてツルツルの自慢の仕上げ。

この度はI様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございました。長くお待たせしましたが、お喜び頂けまして嬉しく思います。また、素敵なお土産まで頂き、恐悦至極に存じます。それでは、PAOちゃんと末永く冒険をお楽しみ下さい。

モトクロス

番外写真

I様のご主人様はモトクロスをされており、お家の裏にはこれまた素敵な小屋を建て楽しまれておりました。人生のだいごみは、やはり楽しむ事である、とそう思う瞬間。貴重なモトクロスを沢山拝見させて頂き、どうもありがとうございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

いくら考えても、どうにもならぬときは

四つ辻へ立って、杖の倒れたほうへ歩む。

by徳川家康

愛知県小牧市のN様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

なついあつ

夏のカラー

夏は暑い。しかも唸るように暑い。PAOも日陰に隠れて一息である。

PAOトラディショナル

PAOトラディショナル アクアグレイ

この度は、愛知県小牧市にお住いのN様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナル、アクアグレイをご覧頂きたい。このアクアグレイというカラーは季節で言えば春、もしくは夏であろうか。風鈴でも着ければ涼しさは漂うであろう。ボディーはレストアが行われ、エンジン等の機関類もメンテナンスは抜群である。

パオ フロントフェース

PAOトラディショナル フロントフェース

フロントグリルバッジもごらんの通り美しい。中央にPAOと英字で書かれており、その左右には羽のような模様があしらわれている。ここで豆知識であるが、この左右の羽のようなものは、大陸の遊牧民族の移動式住居(ゲル)通称PAOなのである。そして、日産PAOとは都会の遊牧民が使用する移動式住居なのである。

パオ

PAOと記念撮影

この度はN様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。この一台を愛着を持って長くご使用頂ければ幸いです。それでは、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

今を生きる

三重県津市のS様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ

冒険がテーマ

フォグ パオ

PAOトラディショナル オリーブグレイ

この度は、三重県津市にお住いのS様の元へお届けに上がりましたPAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。レストアされたボディーにデッドストックのレイヨットフォグランプを装填。やはりグリーンカラーにはイエロのフォグランプは良く似合います。

パオ シート張替え

内装の張替え

シートとダッシュ上下の張替え。浅いタンカラーがオリーブグレイの車体に良く馴染みます。

トノカバー パオ

トノカバーの張替え

シート生地に合わせてトノカバーの張替えも追加。トランクの目隠しでもあり、さらに荷台にもなる、一石二鳥なるオプション。

パオと記念撮影

S様、この度はPAOトラディショナル納車、誠におめでとうございました。長くご使用頂けます様に整備に力を入れて製作差し上げました。今後も、メンテナンス等にご協力させて頂きたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。またお土産も頂き感謝申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

幸福人とは過去の自分の生涯から満足だけを記憶している人々であり、

不幸人とはそれの反対を記憶している人々である。

by萩原朔太郎

沖縄県浦添市のK様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

沖縄とラシーン

いつものルート58

とかくに沖縄は暑いと思いきや、昨今は沖縄は34度を超える事も少なく、避暑地化しているのである。東京や大阪、名古屋、福岡でも35度以上はざらであり、温暖化の影響がひしひしと体に伝わってくる。しかし、日差しは沖縄の方がはるかに射しており、本州より赤道に近い事が伺える。そんな日差しの中、ブルーシールの看板はさわやかな貿易風をたなびかせ、PAOをそっと停めてみれば、必ず撮影してしまう訳である。

パオ 沖縄

PAOトラディショナル 左舷前方姿見

この度は、沖縄県浦添市にお住いのK様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたい。ボディーは上物のクリアを使用してオールペンが行われ、日差し対策も万全。キャンバストップにはジャーマンがあつらわれ、ガラスにはUVカットフィルム、ゴム類の交換を含め、沖縄仕様として製作が進められた。

パオ 沖縄

PAOトラディショナル 平姿見

とても美しいフォルムである。ボディーの仕上がりの良さも見て取れる。ピカピカなPAOである。

パオ 沖縄

PAOトラディショナル 右舷後方姿見

やはり質の良い塗料を使用してペイントすると、光が射した時の表情が美しい。テールランプ類もUVカットを行い、表面がざらざらし難いように加工が施されている。

パオ 内装

内装の張替え

アンダートレイとシートのカラ―リングはとてもシンプルでありモダンである。SWで使用するマテリアルは世界的にも最高品質であり、この素材は他ではなかなか手に入らない。

パオ 内装

何気なく100Vコンセントは可愛らしい。

パオ

やんばるにPAOで冒険がしたい。

パオと記念撮影

この度はK様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。沖縄仕様で製作差し上げました。長くお乗り頂けます様に各部の部品交換などもこだわりましたので、お楽しみ頂ければ幸いです。また、沢山のお土産を頂き、心より感謝申し上げます。それでは、またお邪魔致しますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

人間は神が創ったということは僕は信じられない。
神が創ったものとしては人間は無情すぎ、不完全すぎる。
しかし自然が生んだとしたら、あまりに傑作すぎるように思えるのだ。

by武者小路実篤