和歌山県紀の川市のN様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

和歌山県 パオ

夏の最後の木漏れ日

パオが幻想的に木漏れ日に浮かび上がる、夏の終わりの一枚である。この木漏れ日という言葉はとても情緒的であって、わたしたちの目には木の葉の隙から覗く光が心温まる訳であるが、実に英語では直訳が無い。簡単に言うと言葉が無いのである。海外には無くて、日本人がそのようなセンスを持ち合わせているのは、日本の四季の移りゆく様を愛でる心があるからであろうか。わたし的には、木立より日が漏れ、風に葉がたなびき、光と影が地面に映し出されるさまは、まさに自然に対する芸術性すら感じる。ZINJAGAKU的にはアマテラシマススメオオカミとイソタケルの共演に感動をおぼえると言えば良いだろう。

パオ トラディショナル

PAOトラディショナル

この度は、和歌山県紀の川市にお住いのN様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたい。アクアグレイのボディーに内装はタンレザーでまとめた今回のPAO。オーナーの拘りをふんだんに製作が進められました。

パオ 内装

PAOのインストルメントパネルの図

ナルディクラシックウッドハンドルとマグノリアクロックが装填。ダッシュ上下張替えと、オーディオにはブルートゥースが選定。マグノリアクロックはパオのスピードメーターと同色にリダンが施され、純正風の様子。

パオ 内装張替え


パオの内装張替え図

50デザインを採用して張替えが行われたクラシックレザーシート。最上級のシートマテリアルを使用した本物志向。昨今他中古車店等で、スピードウェルのパオ、ラシーンのシートデザインをまるままパクッた被せシートを発見。真似をされるのはありがたい事でもある。

納車風景

PAOと記念撮影

この度はN様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。長らく製作にはお時間を頂きました。それ以上に内外装のレストアと整備には力を尽くしましたので、末永くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

全徳の人は得難し、一失あれば一徳あり

by徳川吉宗

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