新潟県のK様 PAOフルレストア納車おめでとうございます

フルレストア

ショーカーコンディション!!

今回は、新潟県のK様より、PAOのレストア製作のご依頼を頂き見えないところまで仕上げさせて頂きました。フロアを覗くとボディートップと同等もしくは以上のキャンディーのようなペイントを施し、ほとんどのパーツの入替えが伺えます。ブレーキホースはメッシュへと交換され、マフラーはSWのオリジナルステンマフラー、ガソリンタンクも取り外し錆止めペイント。未だかって、これほどの仕上げを施したPAOは存在したのでしょうか。床に鏡を敷いて、フロアの仕上げも楽しめるという、何ともストイックなレストアでございます。

PAO レストア

この度は、新潟県のK様よりお預かり致しましたPAOをレストア製作を行いました。PAOは製作から既に34年11カ月という歳月が経ち、一度はレストアしないと今後長持ちしない車両も多くなって参りました。そして、今回はお預かり差し上げましたPAOを1年の製作期間を経て晴れて納車。ピカピカに仕上げてお届け差し上げまして、K様にはお喜び頂けまして恐悦至極に存じます。

フロントグリル廻り

フロントフェース

ボディーワークは各部のチリ合わせから行います。今回は右ヘッドライト、フェンダーの建付けに不具合があり、それらも修正。シルバーパーツも全て取り外され、純正仕立てのペイント。

蝶番

クォーターガラスの仕上げ

クォーターからの水漏れを防止するシーリングを施し、蝶番等はウレタン塗装で化粧直し。純正塗装以上のオーバークォリティーな塗料を使用して製作。より長持ちするように仕上げました。

蝶番

蝶番も上質なウレタン塗料で製作

基本的には、スピードウェルで販売する車両には同仕上げが行われます。蝶番は定期的に潤滑油をあててもらえると長持ち致します。

パオ フロア
パオ マフラー

ボディー後方パネルのビス等はステンレスに置換

ビスは今後長持ちして錆が来ないようにステンレスのビスに置換。合わせて、マフラーもSW謹製リプレイスメントステンマフラーに交換が行われました。

ボディーの仕上げ

美しく仕上げたボディー

上質なウレタン塗料と、硬化剤の配合を高めてペイントされたボディーに、さらにガラスコーティングを当てるという、ストイックな仕上げ。ご覧の通り、お茶碗にご飯三膳は頂けます。

パオ 新潟県

PAOをお届けに上がりました。

この度はK様、PAOレストア製作納車誠におめでとうございます。末永くお乗り頂けますように、部品交換にもこだわって製作差し上げました。かなりの部品交換もありましたので、また10年後に。また、沢山お土産を頂き恐悦至極に存じます。本当に有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

艱難汝を玉にす

(カンナンナンジヲタマニス)

苦労を乗り越えてこそ立派になるという言葉

愛知県名古屋市のY様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ

電柱がヤシの木に見える

パオというクルマは、そのデザイン性能によって、気分を味わえる訳であるが、電柱がヤシの木に見えるくらいリゾート気分を満喫させてくれるのである。それが、山や海のそれらしいところに持って行けばどんぴしゃであるが、日常の買い物やドライブで非日常を味わう事が出来るから面白い。これは重要な事であって、そもそも人間は幸も不幸もあくまで気分次第であると言える。ただし、その気分にさせてくれるという力がPAOには存在する。

PAO

PAOフロントフェース 

この度は、愛知県名古屋市にお住いのY様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたい。アイボリーの美しいパオはボディーの内外装をレストアを施し、こだわりのパーツを装填して製作が進められた。

PAO 内装

PAOトラディショナル 内装

キャンバストップと同色のダッシュパネル上部の張替えに、モケットシートの張替えに合わせ、アンダートレイもモケットをおごる。ハンドルはナルディクラシックウッドと、とても美しくてかわいらしい印象。

パオ モケット

モケットシートの張替え

高級なモケット生地により張替えが行われたPAOの内装。辛子色がアイボリーのPAOにとてもマッチしている。

パオ 愛知県

貿易風を感じるPAOのある風景

どこに置いてもモニュメントのようにその場の空気の振動を美しい物にする。これが、プリウスやったら観れません。ってプリウスに求めても仕方がない訳であるが、やはり昨今のクルマは醜くて。

貿易風

PAOトラディショナル左舷後方姿見

果たして、このような大胆な形のクルマは今後出てくるのであろうか。

パオと記念撮影

PAOと記念撮影

この度はY様、PAOトラディショナル納車おめでとうございました。美しいPAOの製作には沢山お時間を頂きましたが、お喜び頂き幸いです。また、お土産も沢山頂き、重ねて厚く御礼申し上げます。それでは、PAOちゃんとの生活をお楽しみ下さい。

今日はコレマデ。

本日の名言

楽しまずして何の人生ぞや

by吉川英治

山梨県笛吹市のA様 PAOレストア納車おめでとうございます

地球

丸い地球は誰のもの

ザ・ブルーハーツのワンフレーズである。わたしは、自動車(中古車)の販売やレストアを行う事業を務めてあと数か月で22年を迎えようとしている。若かれし時はその自動車の魅力に憑りつかた一人であったが、齢を追うごとに、自動車が地球の自然環境を少なからず破壊している事に気付きはじめ、現在はパオやラシーンという魅力的なクルマを長く乗れるようにして、極力自然環境を傷つけないように廃車率を下げるべく努力する毎日である。自然環境を保護するという観点だけであれば、車に乗る事をやめるという方法もあるが、そういう話ではない。その時代、時代に有る物は使用して、その中でも極力地球に負荷の掛からないように努力しようということなのである。あまりに極論を言えば、人間が地球上からいなければ良いという話になってしまうのだから、と前置きをしておく。

今回のA様のPAOは、SWで2度目のレストアとなり、キャンバストップの張替えから、ボディー内部のリペイント、その他不具合個所の診断と修復を終えて納車差し上げました。こうして、新車から33年という歳月を経てPAOは再生され続けてゆく姿は本来の意味でのエコロジーであるという事に異論は出ないであろう。一つの物が生れて、繕いながら地球上で長くに使用されるという事を美徳とするという訳である。現在国の政策では新車から13年経てば重税を課すというシステムがエコカー減税等の内にあり、このような政策を発案した人間の顔が見たい訳である。昨今トヨタ自動車の豊田章夫社長の役員報酬が4億4200万円であるという記事を目にしたわけであが、人間一人がこれほど稼げるというのも素晴らしい話。しかしトヨタとは世界で2番目に自動車を販売し、残念ながら地球の環境を破壊する車という乗り物を作っている会社でもある。わたしがトヨタの社長であれば、この役員報酬のほとんどは環境保全活動に全力で投入する訳であるが、トヨタの社長はいかに。ユニクロもそうである。ワンシーズンしか着ない服、ファストファッションなど、もういい加減皆でおさらばしないといけない。要するに物の価値を高めて、より良く長く、そして楽しく使用できる、永続的に地球に住む事の出来るロングライフな視点でモノづくりをする、いわゆる本物の時代が到来した訳である。

パオ
パオ キャンバストップ
パオ
パオ 山梨

この度はA様、PAOのレストア修理を2度も賜り誠にありがとうございました。まだまだ、電気自動車などが普及しても、PAOが走る姿を見せてもらいたいと思います。またお土産など沢山頂きありがとうございました。

今日はコレマデ

本日の名言

ほんもの の生活

by白洲正子