東京都板橋区のM様 PAOフルレストア納車おめでとうございます

パオ レストア
パオ談義

パオのレストア

日産パオも生産からすでに35年という歳月が経ち、大きく疲れている個体も少なくはない。しかしパオは部分的に特殊な鋼材や新素材でボディーが製作されており、巷のクルマとは比べ物にならないくらい長持させる事が出来るのである。ボディーがしっかりしていれば、内燃機関や補器類、足回り、そして内装を仕上げてあげれば、機能的で美しいパオに生まれ変わる事が出来るのである。今回も、スピードウェルでバランスを図りながら内燃機関も含めレストア製作を差し上げましたPAOをご覧頂きたいと思います。

パオ

PAOトラディショナル 前方姿見

この度は、東京都板橋区にお住いのM様の元へお届けに上がりました、PAOフルレストアをご覧頂きます。ボディーは内外装ペイント、そしてエンジン、ミッションはオーバーホールを行い、補器類は適所にリビルドを行って製作が進められたPAO。10年いや20年、東京の街を走る姿が楽しみでなりません。

パオ内装

内装のリペア

エアコンの吹き出し口も対策品に交換を行い、シートやアンダートレイも張替え、高耐久なペイントで仕上げた内装。

パオ内装

内装の風景

内装は全てを一度分解清掃を行い、各部のリペアも行い組み上げました。細かなプラスチックのビスやボタンなども新品に交換され気分爽快。

内装張替え

内装の張替え

パオの純正シートデザインを踏襲し、乗り心地をグレードアップさせて張替えを行いました。シートのカラ―はオーナーM氏が選択。

パオ 内装

内張りのリペア

内張りは見事にリペアが施され、さらに、細かなシルバーパーツ等もハイクォリティーな塗装仕立てで製作。純正のような色の剥がれはしないように、クリア仕上げと致しました。また、その質感は純正を踏襲するように心がけております。

パオレストア

ルーフレールのリペア

ルーフレールは、もともと着いていたものがすでにボロボロであった為、別の物をリペア、そしてペイントを行い、しっかりシーリングを行い取付。これで、錆や雨漏りの心配は御座いません。

パオレストア

シルバーパーツのリペアペイント

蝶番もまた、ざわついた塗装とさようなら。下地を整え、クリア仕上げを行い、高耐久を実現。ボルトもペイントしております。

パオレストア

リヤハッチの蝶番のリペア

純正パーツはすでに数年前に廃盤となり、現物をリペア対応。一つずつ手間隙かけてリペアを行います。

パオレストア

レンズ類のリペア

レンズ面の肌を整えて、UVカットされるレンズ専用クリアペイント仕上げにより、新品のような佇まいに。

東京パオ

パオ東京

M様と記念撮影

この度はM様、パオレストア納車おめでとうございます。一生乗りたいという事で、スピードウェルはその願いが叶います様に努力させて頂きました。また、とてもお喜び頂けまして恐悦至極に存じます。長く楽しくお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

いくつになってもおしゃれ心を失わないこと、

好奇心を失わないこと、

若い人と付き合うこと。

これが、若さを保つ秘訣です。

by瀬戸内寂聴

大阪府阪南市のI様 PAO『SW-LTD』納車おめでとうございます

トノカバー パオ

トノー カバー

自動車の後部荷室の目隠しカバーの事を、トノカバーと呼ぶ。そもそも、トノーであり、トノーとは後部座席の事を指した言葉である。時代が進むと、オープンカーの後部の事を指し、丁度その位置には幌が仕舞う為のカバーが取り付けられた訳である。そのカバーがトノーカバーの由来であり、現在はトノカバーとそう呼んでいる。言葉が変化するのはとても面白く、出雲の神在(ジンザイ)がズンザイになり、京都に辿りついた時には、ゼンザイとなった事を思い出す。

スピードウェル

PAO『SW-LTD』

この度は大阪府阪南市にお住いのI様の元へお届けに上がりました、PAO『SW-LTD』をご覧頂きます。インディゴブルーというカラーコードで塗装されるLTD。眼に見えるところは全て塗装が行われ、ピカピカの状態となる。

パオ ワイパー

PAO ワイパー

鍍金ではなく、シルバーラッカーフィニッシュのワイパー。2液性のプラサフ仕上げでとても美しい。また、錆びや塗装の剥離を防いでくれる。

ナルディウッド

ナルヂウッドステアリング

ウッドハンドルに加え、ダッシュパネルやアンダートレイの張替え、更にはマグノリアクロック(リダン)、コラム&コンソールのラッカーフィニッシュ等、てんこ盛りではあるが、まとまりがあり雰囲気は良い。

パオ内装

ダッシュパネル上部はボディーカラーに合わせて。

アンダートレイは内装色に合わせて。

サイドデフグリル

サイドデフグリルも新調

どうしても、焼きもちのようにぷくっと膨れてしまうサイドデフォッガーグリル。スピードウェルのリペアパーツは、熱変形がしない素材にて再設計。これで吹き出し口、デフ位置でのヒーターも安心である。

パオ内装

スピードレザー 50design

世界一のマテリアルを使用して、と言っても過言ではない生地にてダークブラウン色で張替え。背面のポケットのアイボリー色が内装のカラーと合わせて超COOL.

パオ マフラー

ウェルリプレイスメント マフラー

純正代替え品という名を持つステンレス製マフラーである。すでに第6世代を向かえ、益々機能面もアップグレードが行われている。ところで、スピードウェルの車両製作は下回りも自慢であり、フロアを覗いても、美しく仕上げが施されている。リヤエプロン下部のビスが2本見えるが、このような見えにくいパーツでも、ステンレス製のビスに交換が施され、長くの使用に耐えるように対応している。

という事で、大阪府阪南市のI様、PAO『SW-LTD』納車、誠におめでとうございました。大変気に入って頂けまして、恐悦至極に存じます。それでは、今後とも宜しくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む。

by福沢諭吉

三重県三重郡菰野町のA様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ

パオは残った。

発売から、すでに35年という歳月を経たパオ。同時代の一般大衆車はそのほとんどが廃仏毀釈である。しかし、パオも20年前は少し下火の時代を過ごした。が、パオは便利で埋め尽くされた日常、人間にとって、とても良いスパイスを与えるクルマとして今やなくてはならない存在へと昇華したのである。そして、パオには残る数々の仕組みDesignがあり、まだまだパオは未来志向のクルマであると、私たちは考えている。

パオ 菰野町

PAOトラディショナル 菰野町

この度は、三重郡菰野町にお住いのA様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナルをご覧頂きます。オリーブグレイという緑色のパオ。ボディーもレストアを行い、クーラーなどもパーツを一新。乗って楽しい、見て美しいPAOを製作差し上げました。

パオ グリル

PAOトラディショナル フロントフェース

いつもの仕上げであるが、バンパーやグリル、ヘッドライトのリム等、細部まで塗装を行い、ウインカーレンズもピカピカにコーティング。純正カラーでの仕立てであるが、純正以上のマテリアルを使用して製作を行っている。

パオ内装

インテリア群

ダッシュパネル、アンダートレイの張替えに加え、サイドデフロスターグリル(左右上部のクーラー吹き出し口)等もリペアパーツに交換。ハンドルはフィガロのエメラルド用を準備し、コラムやセンターコンソール等をアイボリーにペイントパオをフィガロを足して2で割ったようなパガロである。もしくはフィガオ。

パオ内装張替え

スピードレザー 50デザインレザーシート

ツートーンで張替えが行われた、パオの内装。運転席にはより乗り心地を安定させるため、アンコ増しが行われており、長距離運転の準備も万全だ。

パオ

記念撮影

この度はA様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございました。ホワイトリボンタイヤもお気に召して頂き、恐悦至極に存じます。ポラロイドカメラとパオが何とも、風情を感じます。また、お土産も頂き、さらには駅までお送り頂き、イタレリつくせり頂き、改めまして厚く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

何事も、成し遂げるまでは、いつも不可能に見える

byネルソン・マンデラ