5ZIGENと共同開発したRASHEEN専用マフラー装着の巻!

どんもす~。ウェルです。
さて、本日は先週の日曜日に三重県から遠路はるばる
お越し頂きマフラーを装着させて頂いた
N氏の車両を元に取り付け風景を順を追ってご覧頂く。

見送り後方姿見。純正マフラーの風景である。
ラシーンのマフラーは味気なく、パイプがニョキっと飛び出している
のだが、本来それがラシーンらしさと言えよう。
太くなく、逆に細いくらいのイメージさえ漂うのが、なんとも
日産技術部は玄人なセンスだなとウェルも惚れ惚れするのだが、
やはり、コストを落せざるを得ない部分もあり、
今回のマフラーはそういう部分で仕上げに拘ったのである。

仮称『ウェルハイブリッドマフラー』
今回も特に力を入れた点は、燃費と材料とデザイン。
燃費特性は非常に調整が難しく、根本的に方向性の異なるマフラーを
まずは2本製作。そして、良い特性が得られたものを煮詰めるという
非常に時間と手間の掛かる作業を行い
苦心の末ようやく発売に踏み切ったモノであるのだ。
ココでの苦心の末というのは、何を隠そう日産技術が実に素晴らしく、
純正でコスト面以外で煮詰められていたと言う事は言うまでも無い。
しかし、5ZIGENのレーシングスピリットから受け継ぐ技術を
取り入れることにより、常用回転域での扱いやすさを
分厚くするという味付けが施されているのである。
出力特性は
『本気の省燃費マフラー製作ブログPART2』
『本気の省燃費マフラー製作ブログPART3』
を隅から隅までズズイとご覧頂き勉強して頂きたい。
材料面ではSUS304とSUS436を複合し、タイコ(サイレンサー部)と
パイプ部にそれぞれの耐用材料を追求して製作された。
特にタイコから出口へ向かうパイプはSUS436であるが、
出口カール部になるとわざわざSUS304へ切り替わるところが、
ウェル的こにくい演出である。
デザイン面では世間一般的にはマフラーを作るとなると、
皆、出口は太くていかつい印象のマフラーを造ってしまう。
ウェル的にはラシーンのクルマのデザインの本来の姿を壊すような
デザインは避けるため、今回も5ZIGENと共同でラシーン用に
新たに出口形状を金型を一から製作。
42,7πのパイプに外カール形状を与えるコトとなり、
交換しましたよと迫力は十分だ。
と言う事で、出口はラシーン用外カールである。
※出口カール部はSUS304、その他パイプ部はSUS436を採用。

溶接部には最上級のTIG溶接がおごられた。
応接間に飾っておきたいくらいのモノ、クルマに装着されれば、
見えるところではないのだが、こういう細かな細工が
オーナーに至福がもたらされると願っている。

ジャッキで持ち上げるとラシーンのマフラーの全容が明らかになってくる。

ラシーンのマフラーはこのフランジと呼ばれる継ぎ目だけ
ナット2個で締め付けられており、その他はマフラーのつりゴムというもので
宙吊り状態なのである。

右舷後方 マフラー吊りゴム。
吊りゴムに対しマフラーステーが差し込まれているだけなのだが、
きちきちに挿入されており、簡単には取外す事は出来ない。
さらに、マフラーステーの先端は矢尻の形がとられており、
走行中に脱落することなどは無いのである。

右舷前方 マフラー吊りゴム。
まずは、右側の吊りゴムを先に外す。

右だけ外すとこんな風にゴロンと外れるのである。

左舷後方 マフラー吊りゴム。

左舷前方 マフラー吊りゴムである。
※本来、右舷、左舷などは船の側面のコトを指す。クルマに使うのはウェル語である。

外れれば遮熱版が見えてくる。
ラシーンのマフラーはボディーぎりぎり一杯のところまで
持ち上げられ装着がなされているゆえ、一枚板をかますコトにより
熱を逃がす工法が取られているというわけだ。
と言う事で、組み付けはいたって取外しを行った逆の順序で
進めてもらえればよいのであるが、DIYで作業を行うようであれば、
かなり吊りゴムで苦戦を強いられるコトとなるであろう。
しかと心得て頂き、ケガや事故の無い様、勤めてもらいたい。

細からず、太からず、それでいて主張する。
手前味噌ではあるが、なんとも大人らしいマフラーである。

仮称『ウェルハイブリッドマフラー』
この製作の模様はまだウェルマガジンでアップされていないが、
近日公開となるゆえ、是非とも楽しみにして頂きたい。
また、販売ページも来週中にアップされる見通しである。
今回は、N様マフラー装着誠に有難う御座いました。
今日はコレまで~。
本日の名言
今を戦えない者に、
次とか来年とかを言う資格はない
 
byロベルト・バッジョ
つまり、今出来ない者に次、その次にやるなどと言う資格はない。
そういうコトであります。
それぐらい厳しいものでありましょう。

5ZIGENと共同開発したRASHEEN専用マフラー装着の巻!” への2件のコメント

  1. こんにちは。
    「ロベルト・バッジョ」懐かしいですね~。
    イタリア代表の10番、華麗なファンタジスタでしたね。
    大好きなサッカープレイヤーの一人です。
    マフラーに関係の無い話でごめんなさい。

  2. ブチさま
    華麗なファンタジスタという言葉が、
    本当に合う名プレーヤーだったでしょうね。
    昨日はお疲れ様でした!

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