自動車専門誌『driver』にパイクカーの今が掲載!!

自動車専門誌『driver』の9月号(7月20日刊行)よりBe-1、PAO、FIGARO、パイクカー3兄弟とラシーンの今という事で、現在ではラシーンも含めてパイクカーという括りで特集が組まれ、順次掲載されます。今回は、4号に分けて一台ずつ深堀り。細かな写真のカットもあり、読み応え十分でございます。
パイクカー初心者の方、これからパイクカーに乗りたい方、以前パイクカーに乗っていたがまた乗りたくなった方、安心してパイクカーに乗りたい方、パイクカーを大切にしたい方、パイクカーを詳しく知りたい方、今パイクカーに乗っているが他のパイクカーを詳しく知りたい方は、是非ご購読くださいませ。

パイクカーの取材に合わせて、スピードウェルも掲載頂きました。以前のブログでは7月7日の取材時の模様をご覧頂いておりますが、スピードウェルのリペアパーツの製作や、お宝グッズも掲載頂いております。

Be-1が掲載
9月号はBe-1が掲載。オーナー様が2ページ、さらにBe-1誕生までの道のりと題し、日産造形部造形第一スタジオ主管デザイナーの清水潤氏による開発秘話が掲載されています。この開発秘話は、同業他社のデザイナー陣も興味津々のはず。出来そうで真似が出来ないのがパイクカーたる所以でしょうね。

自動車専門誌『driver』
9月号は7月20日刊行致しております。書店やコンビニ、Amazonでも購入が可能。プライム会員なら送料無料で購入が可能ですね。という事で、パイクカーの現在を知る事の出来る紙面をどうぞお楽しみください。

この度はdriver編集長、並びにライター様、カメラマン様、お暑い中お集まりいただきましたオーナーの皆様にはこの場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

逃げない、はればれと立ち向かう、それがぼくのモットーだ
by岡本太郎

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埼玉県久喜市のO様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

静御前

静御前

そうなのである。本日は埼玉県久喜市のO様の元へPAOをお届けに上がりましたが、駅前に静御前の墓石があった。全国津々浦々に納車を差し上げておりますが、こうして日本行脚をおこなっていると、ふとした所に歴史の1ページを垣間見る事が出来るのである。時は平安時代末期、頼朝の怒りを買った義経は奥州平泉まで辿りついたが、妾の静御前は熊野の山中で捕らえられ、頼朝のいる鎌倉へ連れて行かれるのである。悲しい事に、静御前は義経の子を身ごもっており、女子なら助けてやるが、男子なら亡きものとすると言われており、まっこと残念な事に男子を産んでしまったのである。そして、赤子は予告通り荼毘にふされ、静御前は京に返された。それ以来、行方知れずとなったのである。全国各地に静の伝説はあり、それぞれに興味深い訳であるが、こうして久喜市の駅前でも、ひっそりと祀られている。

パオ 久喜市

パオと記念撮影

この度は、埼玉県久喜市にお住いのO様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きたいと思います。オリーブグレイのキャンバストップ車両はボディーを丸っとレストアし、エンジン廻り、足廻り、クーラーなどリフレッシュ。長く、安心してお乗りただけます仕上げを目指して製作されました。

パオ グリル

PAOトラディショナルレストア フロントフェス

バンパーやグリルはもちろん、ヘッドライトリムやウィンカーレンズなどもペイントが施され、ピカピカな様子。手前味噌であるが、本当に美しい。

パオ

パオのボディー

どうであろう、この輝き。ヌルッとしたクリアの美しさ。この美しさを長く保てるように、素材も吟味して製作を行っている。

パオ マフラー

ウェルリプレイスメントマフラー

Be-1,PAO専用、ウェルリプレイスメントマフラー。5ZIGENとの共同開発により完成した純正代替マフラー。ウェルリプレイスメントである。2ピース構造であり、フロント、リヤがある。純正品は高額で、さらにスチールあり、こちらは純正よりリーズナブルで、さらにステンレスという高価な材料で製作している。

パオ 内装張替え

純正を踏襲した張替え

SWでは、50、60とこの純正を踏襲した張替えパターンが存在する。別生地でモケットやツィードではカリモクのようなボタン留めもパターンも存在する。そのそれぞれは、販売車両にはサービスで内装張替えがついており、事細かくカラーも選べるのである。また、縫い糸のカラーも選べる。

パオ キャンバストップ

キャンバストップの張替え

SWでは、キャンバストップ車両には、サービスでトップの張替えが着いてくる。こちらもシートなどとコーディネートしてカラーが選べあるから、面白い。

パオ 埼玉県

PAOトラディショナルレストア

この度はO様、PAOトラディショナルレストア納車、誠におめでとうございます。埼玉県は久喜市で元気に走ってもらえます様に気合を入れて製作差し上げました。しかし、本当に可愛らしいデザインですね。今回は全面にUVカットのクリアフィルム(新作)を張り合わせましたが、この少しのブルーがかった雰囲気がまたオシャンさを演出しております。

今日はコレマデ。

本日の名言

我に勝ち、味方に勝ち、敵に勝つ

by源義経

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☆自動車専門誌『driver』パイクカー特集の巻

パイクカー ラシーン

勢ぞろい

自動車専門誌『driver』が9月号よりパイクカー特集が掲載されます。今回は毎号づつ一台と、スパンは4号に分かれるということで、まずは次号はBe-1より掲載。7月7日の撮影にはるばる皆様にお越し頂き、ひもすがら撮影が行われました。

Be-1 スピードウェル

Be-1の撮影

初代パイクカー、Be-1。現在ではレトロという言葉が確立されておりますが、当時はレトロという概念を指す時期がBe-1の発売の時期に近く、どことなく懐かしいような感覚をBe-1現象という言葉によって伝えられておりました。Be-1号というバスに乗って観光旅行だとか、そのようなムーブメントを巻きおこし、さらにはBe-1が買えなかった方が、旧ミニに目を付け、日本ではその後、ミニ自体がエゲレス本国より売れるという現象まで巻き起こしたのです。

パオ

パオの撮影

二匹目のどじょう、と揶揄されたPAO。実に二匹目のほうが5倍の販売台数。Be-1では敵わなかった細部にまでデザインが行き届いた、日産の名車であります。Be-1と異なるのは、ほぼパワーステアリングのみ。パイクカーデザイナー古場田良郎氏曰く、耐用年数を考え、電子部品等は追加せず。当初より長く残る事を目指した訳であります。

フィガロ スピードウェル

フィガロの撮影

撮影の合間に、オーナー様のインタビューあり。原稿に落とし込まれます。フィガロはやはり優雅さが魅力。ボンネットや、ドアインナーハンドル、ステアリングなどにアラベスク的な装飾が魅力。純正オプションではさらにアラベスク風ステッカーなどもあり。

スピードウェル

車が並ぶと皆さんのテンションもあがります。

パイクカー スピードウェル

という事で、本日は自動車専門誌『driver』の取材の裏側をご覧頂きました。スピードウェル秘蔵のお宝なども撮影頂きましたので、どうぞお楽しみに。お集まりいただきました皆様には、この場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

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福井県坂井市のI様 ラシーンフルオリジナル納車おめでとうございます

ラシーン

僕たちの、どこでもドア。

この記事は、『日産ラシーンのデザイン開発』前例のない開発手法に見るこれからのモノ作り、坂口善英 著からの抜粋である。(坂口氏は日産ラシーンのデザイン開発チームを率いた日産のプロダクトデザイナーであり、実に今日までラシーンにお乗りになられていた。)写真では砂浜にどこでもドアから出てきたドラえもんやのび太くん、しずかちゃんの姿も確認できるが、ラシーンには雪が被っており、この砂浜が日本であるならば、どうやら南半球の寒冷地からやってきたと言える。このコマーシャルのメッセージによると、このラシーンこそが私達のどこでもドアである。そして、そのどこでもドアは、ドラえもんの四次元ポケットから飛び出した道具の一つであって、未来の、そして夢のような道具なはずである。ココで面白いのが、ビッグライトにせよ、竹コプターにせよ、なんとも時代を感じさせる形状であるが性能はまだまだ未来のモノであって、この対比が癖になるのである。令和の時代に入って、いよいよラシーンも同じような匂いがする。

ラシーン 福井県

ラシーン フルオリジナル 左舷前方姿見

この度は福井県坂井市にお住いのY様の元へお届けにあがりました、ラシーンフルオリジナルをご覧頂きたいと思います。実にこのラシーン、日産ラシーンのデザイン開発の著者、坂口氏の元愛車である。なんとも、ラシーンのデザインを手がけた方がお乗りになられていた個体であり、フルオリジナルをそのままに保存ということで、新オーナーとなられましたI氏に受け継がれました。

ラシーン 福井県

ラシーンフルオリジナル 右舷前方姿見

現代のクルマには無いやさしい形状で、心が和む。丸と四角で形作られているのも感じて頂く事が出来ます。前期モデルのフロントグリル、ヘッドライトも両端が丸で内側が四角と、丸と四角を上手に表現されている。

ラシーン オリジナル

ラシーン フルオリジナル 内装

パイクカーから受け継がれたアパレルやファッションのキーワード。当時世界中でバーバリーチェックが爆発的な人気寸前であり、チェック柄がシートにあてがわれた。後期モデルでは、ハリスツィードのヘリンボーンを模したシートが標準となり、限定車ではプリマクラッセの大航海地図をあしらったカバンのような大航海地図柄のシートも開発された。ラシーンはそういったファッションに敏感なプロダクトでもある。

ラシーン 福井県

ラシーンと坂井の町並み

日本でもって都会や田舎を走っても、畦道を走っても、山や森、海、どこに走っても雰囲気があるのがラシーンの本質である。まさしく日本四駆。

ラシーン 福井県

茶ノ下(ちゃのもと)前で記念撮影

この度はI様、ラシーンフルオリジナル納車、誠におめでとうございます。坂井市でこの茶ノ下で民泊もひかられているという事で、皆様チェックしてくださいね!

今日はコレマデ。

本日の名言

挑戦する機会というものは誰にでも平等である。

byスティーブ ジョブズ

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沖縄県宮古島市のN様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン 宮古島

霞む宮古島

日本には四季があり、この6月は日本中梅雨の季節である。しかし日本は横に長く、沖縄県では4月末頃から梅雨が始まる事もある。また、近年まで北海道には梅雨という概念はない。今執筆している大阪では、今年は6月20日から30日あたりが梅雨であって、わたしが幼少の頃からすれば1カ月は遅れている印象である。今回の宮古島の納車は遂に梅雨明けというその前日あたりにお邪魔した訳であるが、湿度がすこぶるり、カメラもその湿度に慣らさないとこうしてレンズ内まで曇るという珍事が発生する。そしてこの梅雨時期、沖縄県は閑散期でもあり比較的にあちらコチラ空いているわけであるが、宮古島にある宮古そば屋は1時間くらい待たされることもある。地元の食堂が地元民が通えない、なんてそんな話をタクシーの運転手さんと会話しながら、その南国の景色を楽しんだのである。

ラシーン 宮古島

ラシーントラベラー 宮古島の風景

この度は、沖縄県宮古島市にお住いのN様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。ペールグリーンという純正カラーを長くお乗り頂けます様に、ボディーはレストア塗装を施し、足廻り、下回りは最強の錆止めペイント。ボディーの塗装はクリアをいつもより少しの厚くして耐候性をアップ致しました。

ラシーン ウッドハンドル

ナルディウッド&ウッドパネルを装填

室内は灰汁洗いを施し、ナルディウッドはクリアマシマシで塗装。ウッドパネルを張り合わせて内装を製作。内装はとにかく熱、日差しとの戦いですね。

ラシーン レザーシート

ウェル50シリーズ アンティークレザーシート

アンティークレザーという斑模様のあるマテリアルを使用して張替えが行われたシート。熟練のクラフツマンが丁寧に張替えて製作されるウェルシリーズは安価な被せるタイプのシートとは対照的に美しい仕上がりをお約束。

ラシーン 宮古島

ラシーントラベラー 右舷後方姿見

その見えている部分のすべてが上質なマテリアルを使用して再塗装が行われている。また、塗料に対する硬化剤の配分も平均以上と塗膜の硬度も抜群であり、見た目もパリッとさわやかである。適度に洗車やワックス掛けを行って頂く事により、この美しい状態は続く。

ラシーン 宮古島 販売

ラシーンと記念撮影

この度はN様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。当日は日帰りでバタバタしており、納車のお時間を調整して頂き、また飛行場までお送り頂きこの場をおかり致しまして御礼申し上げます。それではN様、宮古島で長くラシーンをお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ

本日の名言

速度を上げるばかりが、人生ではない。

byガンジー

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沖縄県豊見城市のタニーズレンタカー様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ 沖縄
パオ

LIFE

1936年から2007年までアメリカ合衆国にて刊行されたフォト・エッセイである。文章記事よりも写真を中心に構成され、全ページ写真入りというすこぶる飛んでも八分な雑誌である。惜しまれながら2007年に休刊となったが、偉業を讃えて製作された映画『LIFE』をわたしは劇場で観たのである。そういえばわたしもスピードウェルを開業して17年とスピードウェルのブログを書き続けているが、まさにそのLIFEの様に全ブログ写真入りであって、それがわたしのLIFE(人生)となっている。

パオ 沖縄

PAOトラディショナル レンタカー

この度は、沖縄県豊見城市のタニーズレンタカー様へお届けに上がりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。前回はアクアグレイのPAOをご準備さしあげましたが、今回はオリーブグレイのキャンバストップ。沖縄仕様となる、キャンバストップはジャーマンに、窓ガラスのすべてにUVカットフィルムをして耐候している。レンタカーということで、万が一が無いように各箇所のパーツは新品に入念に整備が施された。

パオ ウッドハンドル
パオ ウッドハンドル

ナルディクラシックウッドステアリング

今回はハンドルとボスを装着しているボルトがムキムキにダシダシしている雰囲気マシマシの仕様。少し細めで手触りが良く、ちょっとリッチな気分を味わってもらう事が出来る。

パオ 内装張替え

ウェル50デザイン クラシックレザーシート

シェルのようなステッチラインが人気のウェル50シリーズ。座面、側面、座中、座外、パイピング、ポケット蓋、ポケット袋、ポケットベルトとそれぞれにカラーの選定が可能である。

パオ 沖縄

PAOトラディショナル 左舷後方姿見

昨今タニーズレンタカーでは、パオに乗りたいと仰るお客様が多く、2台体制でパオを準備。ラシーンや、ジムニー、さらにランドクルーザーまでこだわりのある車をレンタルする事が出来る。わたしが沖縄に行ってレンタカーを借りていつも感じるのだが、最近のエコカーを借りても、まったく面白くないのである。色入りガラスから眺める景色は美しくない。リヤシートに限っては、そのすべての車がスモークガラスとなっており、せっかく美しい自然、そして本州とは違った文化を感じる事が出来ないのである。やはり、リゾートにはリゾート感漂う気分な車に乗って、より一層旅行を楽しんでもらいたいものである。その時はタニーズレンタカーに。

タニーズレンタカー

タニーズレンタカーにて社長様と記念撮影

この度は沖縄県豊見城市のタニーズレンタカー様、PAOトラディショナル納入おめでとうございます。極地での保存には、スピードウェルも全力でお応え出来ます様に努力致します。また、パオやラシーンに乗って沖縄を楽しんで頂けますお客様に、思い出となります様に。

今日はコレマデ。

本日の名言

いちゃりば ちょーでー

by沖縄のことわざ

この意味ですが、いちゃりば(出会ったら)ちょーでー(兄弟)となります。

とても優しい社会ですね。

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東京都目黒区のM様 ラシーントラベラーレストア納車おめでとうございます

ラシーン

デビッド・オースチン・ラシーン

ラシーンのグリーンカラーは純正で2色があり、それは若草色(ペールグリーン)と杉葉色(シダーグリーン)である。この2色はラシーンでも人気色ではあるが、今回はオーナーM氏の想いを叶えるべく、『ガチャガチャ』にあるグリーンを再現したいという事でお話を頂いた。ガチャガチャラシーンのサンプルは純正のシダーグリーンを模して製作されたものではあるが、純正色からは遠くかけ離れていたが、デフォルメというかっこうで、それはそれで良い。しかし、そのカラーと実際に自動車のサイズで見て同じように見えるかというと、そうではない。そしてわたしがそのようなカラーをイメージして、ラシーンに似合うカラーは他でもなくデビッド・オースチンと閃いたのである。所謂イングリッシュローズ。それはイングリッシュオールドローズを現代のモダンローズと長所を掛け合わせたバラの総称であって、デビッド・オースチンが考案したものである。ラシーンの開発は平成4年頃からであって、その時代のカラーと、現代賑わしているクロスカントリーのカラー、その長所を掛け合わせたラシーンがこれである。ボディーカラーはそのイングリッシュローズの生い茂る葉の色を、テールランプはその中に咲き誇る真っ赤なバラの様相。その一台のラシーンに物語があるのである。

ラシーン 東京

ラシーントラベラーレストア デビッド・オースチン

この度は東京都目黒区にお住いのM様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーレストアをご覧頂きます。ボディーはレストアを基準に20万キロほどの物を選定し、エンジンやミッション、足廻り、クーラー、それらに付随するパーツを交換。これからも長くお乗り頂けます様に仕上げました。日本の緑色とは違い写真ではイングリッシュガーデンのような異国の風を感じることが出来ます。

ラシーン 内装張替え

ウェル50スタンダード ツートーン

最高品位で張替えが行われた50デザインの内装。そのブラウンとベージュおツートーンがボディーカラーに良く似合います。ステアリングは状態の良い物と交換を行い、内張りはリペア。助手席エアーバックのパネルやドア肘かけにパネル等もラッカーフィニッシュ。その他内張りは灰汁洗い後に表面処理を行い、美し佇まいに。

ラシーン 東京

ラシーントラベラーレストア カンガルーバー

オーストラリア発祥のカンガルー避け。日本では鹿避けである。フォグランプも装着する事は可能であるが、バーだけでもカッコよい。写真でご覧頂きたい所は、最下部(タイヤハウス内やフロア)の美しい塗装仕上げとバンパーの下部(フロントリップ)の純正より少し濃いグレイカラーである。バンパーがブラックペイントを行うにあたり、このリップ部のグレイカラーをどのようにバランスを取るかが腕の見せ所である。今回のそれではフロントリップからサイドステップにかけて純正のグレイではなく、少し暗めに調色し、ごく自然な繋がりを魅せている。

ラシーン 東京 販売

ラシーンと記念撮影

この度はM様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。とてもお洒落なラシーンを製作させて頂き感謝申し上げます。またレストアには多大なお時間を頂きましたが、お喜び頂き嬉しく思います。さらにお土産まで頂き、奥様にもよろしくお伝えください。それでは、今後もサポートに努力致します。長くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

極楽の 道はひとすぢ 君ともに 阿弥陀をそへて 四十八人

by大石内蔵助

ラシーン 東京

番外編

時は元禄時代。赤穂浅野内匠頭が江戸城において『殿中でござる』吉良上野介の額を切った事件により赤穂はお家断絶。赤穂の武士たちは浪士となり47人で吉良を討った。日本三大仇討の一つ、世に云う忠臣蔵である。筆頭家老、大石内蔵助は吉良上野介を本所松阪の屋敷で討ち取ると、浅野内匠頭が眠る泉岳寺まで凱旋。江戸幕府はその凱旋を咎めず、47人は後に切腹して同じ泉岳寺に葬られたのである。忠誠を貫く男たちのドラマは後世も受け継がれて行く事であろう。

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奈良県北葛城郡のY様 ラシーンレストア納車おめでとうございます

ラシーン 奈良

おもいでになる

今回は、奈良県の北葛城郡にお住いのY様のラシーンレストア納車日記である。ボディーの内外装のレストアに加え、機関系、足廻りをしっかりメンテナンスを行い製作を差し上げました。お預かりさせて頂いた時点で、走行中に回転部分にかなりの異音も発生しており、危険な状態にありましたが、見事に復活。Y様もお喜びのご様子。

ホイール ラシーン

ボディーと同色のホイール

玄人好みのボディー同色ホイール仕立て。日産Be-1はボディー同色のホイールが純正でありましたが、ラシーンでしても雰囲気は良い。タイヤは下駄のようなトレッドパターンが良く似合います。ボディーのグレイに合わせて、フロントのリップ、サイドステップ、リヤエプロンなどは純正のグレイ色より少しトーンを落としてバランスを取り、フロアは全般に油性のシャシーブラックで仕上げ、引き締めました。ホイールのナットをどのようにして拘ろうかと思案した結果、ジュラルミンや、鍍金タイプを選ぶより、自然な感じにという事で、これも純正の少しわびさびたナットをそのまま使用。やり過ぎたら面白くありません。

ラシーン 奈良

ボディーのレストアの様子

塗装は材料と細部にこだわり、すべてを分解して行います。また、純正の肌にあわせれば良いのですが、欲張って上質に。ツルツル感が湧き立ちます。その他、ゴム、樹脂パーツのメンテナンスも合わせて行いますので、お美しく生まれ変わりました。

ラシーン 奈良県

ラシーン レストア 後部姿見

ラシーンは背面タイヤが応急用が純正でありますが、今回はすべて同径で合わせて仕立てられております。それに合わせて、リヤタイヤのホイールもボディー同色でペイント。ジャーマングレイはラシーンに良く似合いますね。という事で、今回はラシーンレストアをご覧頂きました。

奈良県でもこうしてラシーンが復活致しておりますが、全国の皆様にも、レストア整備を差し上げておりますので、もっともっとラシーンを大切にしたい方はご相談ください。Y様、この度は納車誠におめでとうございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

食器は料理の着物である

by北大路魯山人

ラシーンは僕たちの四角いキャンバスである、とラシーンデザイナー平林氏のお言葉を思い出しました。それぞれに人生を描きましょう。

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茨城県守谷市のA様 PAOレストア納車おめでとうございます

パオ

復活祭

磔刑にされて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記憶するお祭りである。わたしは日本古来の神仏習合の名残を受ける人間であって、カトリックやプロテスタントの礼拝の行い方を教わったことは無い訳であるが、長崎の大浦天主堂にて『 父と子と聖霊のみ名によって。 アーメン 』と十字を切って礼拝をしたことはある。こうして復活祭を祝う訳であるが、いよいよPAOも36年という歳月が流れ、全体的なレストアを行わせて頂く仕事が多くなってきた。今回のそれはボディーを内外装レストアを行い、機関庫の整備、足廻りの整備には真新しいパーツをふんだんに使用し、これからより長く、そして美しく、楽しく、だれしもが記憶に残るモノに仕立てた意味をもって、その納車日がまさにPAO復活祭である。

パオ

PAOレストア風景

この度は、茨城県守谷市にお住いのA様の元へお届けに上がりました、PAOレストアをご覧頂きます。ボディーの内外装は上質な塗装が行われ、純正ハンドルの白化したところは限りなく黒くリペアを施し、天井やフロア、シートベルトなど灰汁洗いが施され、各箇所の張替えも行い新しい気持ちでお乗り頂けます。

パオ 内装

内装の張替え風景

細かなシルバーパーツはリペアが施され、内張りのプラスチックピンは新調。最高級の生地で仕立てられたシートは硬さも調整がなされ長距離でも安心。クーラーの吹き出し口もリペアされて見栄えもCOOL.

パオ トランクマット

リヤハッチから望むトランクの絶景

トランクは特にお疲れの模様でしたので、内張りのリペア、そしてトランクマットの張替えを行いました。物を置くのがもったいないくらい。それくらいの雰囲気が丁度良い。

パオ レストア

パオの記念撮影

この度はA様、PAOレストア納車誠におめでとうございます。こうして手を加えさせて頂き、パオが一番喜んでいると思います。ここからまた使い込んでお楽しみ頂ければ幸いです。この度はレストアのご注文誠に有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

ゆえに私はあなたに言う。

明日のことを思い煩うことなかれ。

明日のことは明日自身が思い煩うであろう。

一日の苦労はその日一日に十分なのだ 。

byイエス・キリスト

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愛知県刈谷市のK様 ラシーントラベラーレストア納車おめでとうございます

ラシーン 弘法大師

見返の弘法

弘法大師 空海の足跡のあるお寺で記念撮影である。周りは軒を連ねたウナギ屋からの香ばしい煙が漂い、平日にも関わらず沢山の参詣者である。空海が関東に向かう途中、このあたりに1カ月ほど滞在し、寺を建立したのである。本尊は空海自らが彫刻を施したらしく、その一体の御姿がやや右を向いており、別れを偲ぶような姿に、見返り弘法大師と申し上げる事となった。わたしは、以前秋の京都の永観堂に立ち寄ったところで、おなじような物語を聞いた覚えがある。それは、永観(ヨウカン)が阿弥陀堂で本尊をめぐって行道念仏をしていが、いつしかつい眠くなってつい立ち止まったところ 、台座から降りてきた本尊が『おそいよ永観』と後ろを振り返り声をかけてきたのである。そしてその姿のまま元の台座にお戻りになった。たしかに、その本尊は左後ろをご覧になっていた。

ラシーン

ラシーントラベラー レストア姿見

この度は愛知県刈谷市にお住いのK様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラー、レストアをご覧頂きます。ボディーは純正色を復元してレストア。ボンネット裏までしっかりペイントを行い、美しい佇まいに。

ラシーン ハンドル

ナルディ クラシック ウッドステアリング在中

なんとも、海外の物価高に加え、日本円の価値の下落によりとてもお高いハンドルとなってきた。しかしラシーンには往年のウッドハンドルが良く似合う。

内装 ラシーン

ウェル50デザイン内装張替え

PVCのような安価な素材は使わない。最高級と呼べるマテリアルを使用して張替えが行われたウェル50デザインシート。今回は、オレンジ色にという事で、タイヤカバーも合わせて製作。

ラシーン

ラシーントラベラー レストア姿見

日本一のクォリティーであるとは、大袈裟かもしれないが、大袈裟とも思わないくらい良くできたラシーンである。

ラシーン

ラシーンと記念撮影

この度はK様、ラシーントラベラーレストア納車、誠におめでとうございます。想像以上にお喜び頂けまして恐悦至極に存じます。これからは、ラシーンを相棒に人生の旅に出かけてください。この度は、誠に有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

近くして見難きは我が心なり

by空海

たしかに、自分が自分の事を本当に理解しているのでしょうか。

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