福岡県福岡市のY様 FIGARO『SWヌーベルバーグ』納車おめでとうございます

フィガロ ヌーベルバーグ

FIGAROの休日

フィガロはパイクカーの中では最後の作品であり、限定2万台を3回の抽選にて販売が行われたのである。今回のフィガロは東京日産が仕入れた車両をスピードウェルでレストアを施し、博多に納車を行った。フィガロは鍍金パーツの傷みは致命的で、修復と交換にも手間隙がかかる。また、エンジンはターボ付であり、電子制御のセンサー類など、細かな調整作業も多い。足回りはショックアブソーバーにブレーキパーツの交換は絶対であり、しっかり組んであげれば新車当時の乗り心地が保証される。ボディーのレストアとリペアは、全て自社で行っているからこそ出来ると言えるのは、とても面倒な作業が多く職人泣かせであるからだ。しっかり整備を施し、ピカピカに仕立てられた内装のフィガロに乗って、街にドライブに出たら、たくさんの熱い視線を浴びる事になるであろう。

フィガロ

フィガロ 右舷前方姿見

この度は、福岡県福岡市のY様へお届けに上がりましたFIGARO『SWヌーベルバーグ』をご覧頂きます。Y様は『コア・ライフプランニング株式会社』の社長様で大阪在住でございますが、福岡の支社の社用車ということで、博多に納車となりました。コア・ライフプランニング(株)は全国規模の総合保険代理店で、一人一人が本当に必要な保険を提案してくれる、他に類を見ない保険会社です。なかなかうまく伝わりませんが、保険の見直しには一度お問い合わせ頂ければ、確実に必要のない物を省いて頂けます。という事で、少し宣伝をさせて頂きましたが、内装に移ります。

フィガロ 内装

夏らしいクールな内装張替え

フィガロの内装の張替えはとても難しく、特にパイピングを真っ直ぐ走らせるのは技が必要。内装の内張りのホワイト部はすべてリペアが行われ、もうねちゃねちゃにはなりません。新車にはなりませんが、そのような雰囲気にまでスピードウェルでは復元が可能。

フィガロ テール

フィガロのテール

なんともふっくらしたテールに丸いランプ。各部のリペアを行い組み直しがおこなわれました。さらに、錆止め等も含め、見えないところにも気配りを致しております。

スピードウェル フィガロ

フィガロ 右舷後方姿見

なかなか、このような美しいフィガロにと、手前味噌ではございます。オープントップの幌も張替え、リヤグラス周りの錆処理も行い、さらに下回りの塗装もしっかり行い、ボディーはコーティング処理。ホイールキャップも純正よりもはるかに上質な塗料で仕上げ、宝物になる一台。

フィガロと記念撮影

この度はY社長殿、フィガロ納車誠におめでとうございました。ポルシェもカッコ良いですが、フィガロも是非とも楽しんで頂ければ幸いです。帰りは色々とご手配頂き、恐悦至極に存じます。それでは、今後とも宜しくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

自分にないものを持っている人と出会うことが

成長につながる

兵庫県西宮市のT様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン

天然自然のぬくもり

誠に面白い話である。人は何かと天然や自然、人工という言葉の使い分けによって、その物質に対しての視点を変える訳である。それでは、蜂がハニカム状の巣を作るのは自然であって、人が家を建てるのは、どうか。実はどちらも自然なのである。あたかも人工という言葉は人間が作り出した、まったく意味のなさない言葉であって、宇宙的視点で見れば、すべては天然や自然。昨今、温室効果ガスの問題で地球が温暖化するのも、人間が環境破壊するのも、すべては自然の摂理なのである。ついでに二酸化炭素が増えて地球が温暖化すれば、植物にとってはこれ以上嬉しいことは無い。地球上の種は、絶滅して、また新しいものが生れてやってきたのだから、人間が進む道は心配せずとも、決まっている。

ラシーン

ラシーンと記念撮影

この度は、兵庫県西宮市にお住いのT様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーカスタムワークをご覧頂きたいと思います。T氏のこだわりにより、内外装のカラーや素材は勿論のこと、整備にもこだわって製作が行われました。

内装

ウッドハンドルにパネルラッカー

SWが製作する車両のすべてに、内装の灰汁洗いがあり、新車のような雰囲気に。パネルラッカーフィニッシュも人気のメニューで、その質感の高さに驚く。今回のパネルのカラーリングとシートの色味の調整には、色見本も取り寄せられて、時間をかけてお選び頂きました。

パネル ラシーン

パネルラッカーフィニッシュ

メーターのパネルラッカーフィニッシュには、ドアの肘掛部のパーツも含まれる。プラスチックパーツに塗装をすると、爪などでひっかかると色がはがれやすい訳であるが、特殊な工程を経て、その不安も払拭されている。

ラシーン シート張替え

ファブリックシートとレザーのハイブリッド

座面にツイード生地、側面に高品位のレザーとハイブリッドのシート張替え。スピードウェルでは、細かなマテリアルの選定も可能であり、クラフツマン達が丹念に製作を行う。

ラシーン 足回り

ホイールと鍍金リム

足回りの選定もオーナーのこだわり。今回は、ボディーレストアに合わせて、ボデーカラーもオーナーの拘りのカラーにてペイントが行われた。なんといってもSWの下回りの見えない部分のペイントの拘り。見えないところから上質さはにほい立つ。

ラシーン カスタム

ラシーントラベラー カスタムワーク

この度はT様、ラシーントラベラーカスタムワーク納車おめでとうございました。長らく製作にお時間を頂きましたが、お喜び頂けまして嬉しく思います。長くにご使用頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

諦める理由が価格なら買え。

買う理由が価格なら買うな!

千葉県浦安市のO様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ リゾート

パオとリゾート

こちらは浦安のディズニーリゾートのお隣。流石に、海岸沿いはディズニーリゾートから溢れ出たリゾート感が漂っている訳であるが、そこにきてPAOの登場である。パイクカーチーフデザイナーの古場田良郎氏のお話であるが、パオの車窓から望む景色はその気分によって見え方が変わる、たとえば電柱がヤシの木に見えると、仰っていたのが記憶に残っている。今回は電柱ではなく、ヤシの木が赤道に近い南国のヤシの木に見える訳である。

パオ

PAOトラディショナル レストア

この度は、千葉県浦安市にお住いのO様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルをご覧頂きます。なんとも、ディズニーリゾートの風を感じずにはいられない浦安でPAOをお乗りという事で、とてもうらやましい訳でございますが、リゾートが益々ブーストアップするような、気分を楽しませてくれます。今回は、内外装のレストアに加え、エンジン、ミッションもかなり手を加えて製作を差し上げました。

パオ 内装張替え

内装の張替え

シートの張替えに加え、クーラーの吹き出し口等、リペアパーツに交換を行い、内装は灰汁洗いを実施。細かなシルバーパーツもペイントを行い、美しい状態に。

パオ

PAOトラディショナル レストア

ボディーの状態もすこぶる美しく仕上げての製作。ルーフレールやドアアウターハンドル、ドアミラーの付け根や、リヤガラスの蝶番、ホイールなど、シルバーパーツも全て上質なウレタン塗装仕上げで日産純正をうあまわるクォリティー。

パオと記念撮影

PAOと記念撮影

この度はO様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。なかなかの希少なクルマですので、より長くお乗りいただければ幸いです。また、冷たいドリンクも有難うございました。

今日はこれまで。

本日の名言

追いかけ続ける勇気さえあれば、夢は必ず叶います

byウォルト ディズニー

福岡県大牟田市のI様 ラシーンAWDビースト納車おめでとうございます

梅雨 ラシーン

五月雨を 降り残してや 日産ラシーン

梅雨と五月雨は同じ意味である。ちょうど梅の実がなる6月から7月頃を梅雨と言い、旧暦の5月頃の降る雨を五月雨とそう伝えているのである。かの細道の平泉で芭蕉が詠んだ、五月雨を降り残してや光堂。金色堂が建てられて数百年、毎年五月雨は降ったであろうに、朽ちることなくいまなお輝きを放つ堂宇に感動し、五月雨も光堂だけは避けて降らなかったのだろうかと詠んでいるのあって、ラシーンの句もしかり。新車から25年以上の年月が経ち、今なほ光り輝くラシーンの姿を現しているのである。


ラシーントラベラー

ラシーンと記念撮影

この度は、福岡県大牟田市にお住いのI様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラーAWDをご覧頂きたいと思います。今回はI様の思いを形にするべく、イメージをお聞かせ頂き、各パーツのセットアップをSWにお任せ頂きました。一つずつのマテリアルにも拘り製作差し上げましたので、ご紹介差し上げます。

ごっつごつ塗装

ごつごつの塗装(ビースト)

今回よりSWでは表面がゴツゴツになるビースト塗装を開始。今回はデモでI様のラシーンを使用して製作差し上げました。ゴツゴツさはアレンジが可能でさらに深くゴツゴツした仕様も可能。ルーフレールと合わせてAWDらしいゴツゴツをお楽しみ頂けます。

ラシーン レザーシート

レザーシートの張替え等

他では真似することが出来ない、最高級の生地により張替えが行われます。カラーはオーナーの思うがママであり、縫い糸の選定も可能。内装は灰汁洗いにより、前オーナーの指紋は一つも残らないくらい美しい状態に。

ゴツゴツのタイヤ

ゴツゴツのタイヤとホイールのセット

よりAWD感を演出するために、ゴツゴツのタイヤとホイールを合わせて、さらに細かな細工によりタイヤとフェンダーの面を合わせてカッコよく見せました。

ゴツゴツのタイヤ

ゴツゴツのタイヤホイールと足回りのセットアップ

各セッティングはお任せ頂き、SWの拘りにより各部を調整。また、フェンダーをブラックペイントで強調することで、タイヤホイールが際立ちますね。I様の拘りにも感謝申し上げます。

ラシーン 平姿見

ラシーンAWSビースト 平姿見

なんとも言えない、絶妙な車高と見栄えにうっとり。足回りのセットアップは公開できませんが、乗り心地も良く、AWD感も今様でCOOL。

ラシーン AWD

ラシーンAWDビースト 左舷前方姿見

この度はI様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございました。とても気に入って頂けまして、またお土産も頂き恐悦至極に存じます。ホワイトのフォグランプも渋いですね。それでは、今後とも宜しくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

一より習い十を知り

十よりかえる元のその一

静岡県浜松市のT様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ
ウナギオフ

一人うなぎオフ

全国各地でパイクカーの集いは開催されど、浜松市で行われるうなぎオフ(通称うなオフ)の歴史は長い。たわしが初めて顔を出した頃は、舘山寺のパルパルという遊園地の駐車場であった。まさしく、この写真の場所である。うなぎ弁当も近所のお店に入ってみんなで頂きますをしたのである。すでに10年以上前であるから、その時のうなぎの味は残念ながら忘れてしまったが、この場所に来ると、今でも沢山のパイクカーが並んでいた事は思い出すのである。パオとはそのような思い出が出来るクルマである。

パオ

PAOトラディショナル レストア

この度は、静岡県浜松市にお住いのT様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナル、レストア車両をご覧頂きます。ボディーの内外装は、35年前の全く当時のカラーに復元を行いペイント。エンジン廻り、足廻り、クーラー等の電装も含めてバランス良くメンテナンスも含めて製作。

パオ 内装

内装のリペア&マグノリアクロック取付

クーラーの吹き出し口もスピードウェル製のリペアパーツに交換。ダッシュ上下もリペアを施し、オーディオもオーバーホール。各部シルバーパーツも塗装仕上げが施され、ピカピカである。

内装張替え

内装の張替え

内装のリペアに加え、オーナーの思うオリジナルカラーと縫製で仕上げた最高品位のレザーシート。

パオ
パオ

パオのフロント&リア

フロント、リヤバンパー、フロントグリル、フロントウィンカーレンズ、テールランプのレンズ等、もう見えるところのすべてに手を加え、新車にはならないがそのような状態に復元。事細かな質感にまでアプローチして製作を行っている。

パオ

PAOの風景

この度はT様、PAOトラディショナル、レストア納車誠におめでとうございます。末永くお乗り頂けます様に、拘りをもって製作差し上げました。楽しいPAOとの生活をお楽しみください。

今日はコレマデ。

本日の名言

どんなものでも、自然という造物主の手から出るときは善であり

人間の手に渡ってからは悪となる。

byルソー 

沖縄県豊見城市のY様 PAO「レンタカー」納車おめでとうございます

アメリカンビレッジ
レンタカー パオ

いつものルート58

今回は、沖縄でPAOをレンタカーとしてご商売なされるY様元へお届けにあがりましたブログでござる。日常が冒険になるというような、いわゆる気分を味わうクルマがパオなのであるが、沖縄へ旅するだけでも非日常であり、さらにパオに乗って目的地に出かけるなんて、もうそれは夢への懸橋である。そして沖縄といえば必ず通ってしまうルート58。キーホルダーにもなるその国道であるが、なんと 鹿児島県鹿児島市から海上を通り、種子島、奄美大島、そして那覇市に至る日本で一番長い海上国道なのである。面白いのは途中フェリーの航路も国道扱いとなっているところで、国道の7割が海上である。わたしが好きなのは丁度上の写真のあたり、アメリカ軍基地の間を走る嘉手納の辺り。なんとも日本に居て日本に居ない、そのような摩訶不思議な感覚に巡り合える。

パオ 沖縄県

PAOレンタカー 「Tanny’sレンタカー」

改めてご紹介させて頂きたいが、Y様は沖縄県でレンタカー事業をおこされるという事で、スピードウェルよりPAOとラシーンをオーダー頂きました。まずは、先にPAOから沖縄入り。その前に見えるジムニーもレンタカーという事で、面白いレンタカー事業でございます。納車日は沖縄が梅雨明けという、素敵な天候に恵まれ、記念撮影させて頂きました。

パオ レンタカー

PAOレンタカー 

暑さ対策はガラス全面にUVカットフィルムを覆い、そしてクーラーの整備も行い、さらに長くに使用出来るように、ボディー内側より注油、下回りは塩害対策用のブラックペイントで仕上げ。

パオ レンタカー

PAO平姿見

キャンバストップは高耐久仕様のジャーマントップ生地で張替え。内装は特別なレザーを使用してこちらも高耐久、高摩耗性を実現。レンタカーの使用という事で、各パーツに拘り製作。

パオ レンタカー

下回りの仕上げ

マフラーはウェルリプレイスメントのステンマフラーに置換され、アンダーコートは油性を分厚く塗装。ホイールは純正風の新品スチールに、タイヤも新品。下からも美しい。

パオ レンタカー

ボディーの仕上げ

ボディーも全体を今一度塗装を行い、クリアーも分厚く、沖縄の特殊な気候に挑戦。テールランプ達もUVカットのクリア仕上げを施し、万全の態勢。

ジムニーも紹介

ジムニーも紹介

なんとも沖縄をより楽しむなら「Tanny’sレンタカー」を宜しくお願い致します。現在はインスタグラムで受付を開始されておりますので、是非。

パオ

PAOの「れ」ナンバー

この度は「Tanny’sレンタカー」のY様、PAOレンタカーご注文誠に有難うございました。沢山の方が、パオに乗って沖縄を旅して頂ければ幸いです。それでは、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

とにかく、考えてみることである。

工夫してみることである。

そして、やってみることである。

失敗すればやり直せばいい

by松下幸之助

兵庫県神戸市のN様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ

貿易風

横浜や神戸のどこか異国情緒がある場所にはPAOは良く似合う。パオチーフデザイナー古場田良郎氏は貿易風という言葉を私に与えて頂いた訳であるが、それは異国にトラベルしたような、和風ではない感覚、とでも言えようか。そう考えると、トヨタのクルマのデザインはとても和風を感じるのはわたしだけだろうか。と話はそれてしまったが、パオの異国感は神戸の街並みにとても良く似合うのである。今回はどれもそのような異国情緒のある写真が撮れたので、パオと合わせて楽しんで頂きたい。

パオ 神戸

PAOトラディショナル 左舷前方姿見

この度は、兵庫県神戸市にお住いのN様の元へお届け差し上げました、PAOトラディショナル、アクアグレイをご覧頂きます。ボディーは内外装とレストアが施され、コーティングも行いピカピカに、バンパーやグリル等は純正カラーを踏襲し、ホイールはアイボリーに。ヘッドライトピーク(通称まつ毛)もすこしねむたそうなPAOがとても愛らしい。

パオ 神戸

PAOトラディショナル 平姿見

ラシーン以降の流線型のクルマにはない、凸っとしたパーツの風合いがとてもcool.バンパーやルーフレール、ドアミラーにドアの蝶番、さらにアウターハンドルや、ボディーのリブの形状がどれも見事である。そしてサイドマーカーがとても小憎い。

パオ 内装

ダッシュ上下パネルのレザー張替えにウッドハンドル

パオ シート張替え

ウェル50デザイン レザーシートの張替え

KOBE PAO

PAO KOBE

マフラーは純正の代替品としてプロダクトしたウェルリプレイスメントマフラーを装填して、リヤビューも抜群である。あたらめて、リヤバンパーのリフレクターもカッコよい。ルノーキャトルでもない、シトロエン4CVでもない。オースチン、モーリスミニでもない。日産のPAOが素敵なのだ。

パオと記念撮影

PAOと記念撮影

この度はN様。PAOトラディショナル納車、誠におめでとうございます。N様は、実に15年ほど前にスピードウェルでPAOをご購入いただいており、今回で2代目となります。一度パオに乗ってしまうと、なかなか忘れられないものでございますね。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

暗闇の中でこそ、星が見える。

鳥取県鳥取市のN様 PAOレストア納車おめでとうございます

パオ レストア

PAOのレストア 玄忠寺前

今回は、お父様が娘様にPAOをなんとかしてあげたいという事で、内外装の手入れは勿論の事、整備にも時間をかけてレストア製作差し上げました。走行距離は5万キロ台と少ないのでありますが、それはそれで、動いている時間が短いので各部の油は固着し、各部のゴムの劣化が激しく、坂本的に今一度洗濯致し申し候という事で新車にはなりませんが、美しく製作差し上げました。また、純正とは別に、ヘッドライトのまつ毛や、天井にはルーフキャリアの装着。内装はダッシュパネル、アンダートレイ、シートのレザー張替え、各部のボディーリペアも施し、マフラーもステンレス製でピカピカに。この度はN様、お時間も頂き、誠に有難うございました。

一富士 二鷹 三茄子

鳥取市内に、玄忠寺という浄土宗のお寺があり、そこに 新陰流の剣豪、荒木又右衛門の墓があった。 それは即ち、茄子なのである。と言ってもなんのこっちゃまっちゃにこうちゃである。初夢に見る縁起の良い物として一富士、二鷹、三茄子と古くから伝わるが、実にこれは誉れ高き仇討を現しているという。一富士は源頼朝富士の巻狩りの際の蘇我兄弟の仇討。二鷹は赤穂浪士の吉良邸討入り、赤穂、鷹の羽家紋。そして、三は茄子ではなく、名をなす荒木又右衛門の伊賀の鍵屋の辻の仇討の助太刀であるという。荒木家は又右衛門を鳥取藩が引き取った事により代々幕末まで鳥取藩主に仕える事となった。この甲冑はその荒木家の大切な甲冑であり、今年の端午の節句の茶会で奈良の隠れ家サロン、三五夜さんで飾らせて頂いた。

本日の名言

言葉にかほる 人のがら

日産ラシーン プロペラシャフトのオーバーホールを受付開始

ラシーンのプロペラシャフト

ラシーンのプロペラシャフトには大きく分けて3種類存在する。まずはMT用とAT用が違う。そして、形式がE-RFNB14とGF-RFNB14の違いで後者はセンターベアリングが取り外せないように仕上げが施されている。スピードウェルでは、それぞれのプロペラシャフトのオーバーホールとセンターベアリングの交換に対応することが可能となった。

GF-RFNB14の取り外せないセンターベアリング(写真左上)

アッセンブリで組み立てられており、普通ならば取り外しは出来ない。今回は、日産自動車のディーラーからの依頼で交換を行ったのである。走行中にコトコト、カキカキ音がなるのはユニバーサルジョイント(不等速ジョイント)部のベアリングの不具合であり、SWではグリスアップが可能なニップル付で製作。センターベアリングは、空気バネ部のラバーが裂けて車検が通らない事案が出ており、センターベアリングだけの交換も受け付けは可能である。

という事で、本日はラシーンのプロペラシャフトのオーバーホールをご覧頂きました。今回の製品製作にはラシーンデザイナー平林俊一氏の実車でテストを行って頂きました。ラシーンはまだまだこれからも長くご使用頂けると存じますので、皆様大切にしてください。

今日はコレマデ。

本日の名言

過去から学び、今日の為に生き、未来に希望を持つ。

大切なのは、何も疑問を持たない状態に陥らないことだ。

byアルベルト・アインシュタイン

大阪府八尾市のF様 PAOジャーマングレイ納車おめでとうございます

パオ

SWの新しい検査証入れ

今年からである。自動車の検査証、もとい。市井の人が云う車検証、のサイズが変更されとてもコンパクトになったのである。その車検証にはICチップが内蔵されていて、スマホや専用の端末で読み取る事が出来るのである。国家のデジタル庁が推し進めるデジタル化は、こんなものか。改めて考えてみると、わざわざ車検証を読み取る必要などない。その車検証の用紙に必要な事が記載さえしていれば、それはそれで良いのである。昨今、マイナンバーカードの不具合が続いているが、車検証はわざわざICチップを読み取る必要はあるのであろうか。また、読み取る事が出来ない事態があれば、不便極まりなし。しかし、そんな不遇の車検証をお洒落にしまうために、高品位の栃木レザーを使用して袋物を製作したのである。このサイズ、なんとPAOのインパネのグローブボックスにちゃんと収まるようにミリ単位で美調整して製作をおこなった。

PAOと記念撮影

この度は、大阪府八尾市にお住いのF様へ納車されました、PAOトラディショナル、ジャーマングレイをご覧頂きたいと思います。とても現代的でクールなジャーマングレイはSWの調色のマイスターがこだわって配合したカラー。ボディーは内外装をレストア。機関や足回り等は必要パーツをそのほとんどが交換されて、仕上げが施された。

パオ 内装

パオの内装

クーラーの吹き出し口もリペアパーツに交換が施され、オーディオは最新のナビをインストール。インパネ周りや内張りの塗装仕上げも外装に準ずる工程で、手抜きは無し。美しく決まっております。

シート張替え パオ

ハリスツィードによるシートの張替え

張り方は純正を踏襲し、上面の生地をハリスツィードであしらった。

ハリスツィード

ハリスツィード

ハリスツイードはスコットランドのアウター・ヘブリディーズ諸島発祥のツイード生地。ヴァージンウールを使用して、島内で染色、紡績をし、職人の自宅で手織りされている。そしてハリスツイード協会によって決められた厳しい基準をクリアしたもののみハリスツイードと認められるのである。

パオ インテリア

純正ステアリングは飛行機のプロペラが回っているようなデザイン。

ウインカーレバーやワイパーレバーはさしずめ飛行機の翼のようである。メーターパネルのスイッチ類や速度計などもそのようである。パオチーフデザイナーの古場田良郎氏のお話によれば、スピードメーターの明かりは、飛行機の計器のような、ぼんやりとした光をデザインされたと、お聞きしたことがある。夜間はそのぼんやりした光を是非とも楽しんでもらいたい。

日産パオ

PAOトラディショナル ジャーマングレイ 右舷後方姿見

この度はF様、PAO納車誠におめでとうございました。長らくの製作期間を頂き、感謝申し上げます。本物の素材を選りすぐり製作させて頂きました。長くにお楽しみいただければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

私は流行をつくっているのではない。

スタイルをつくっているの。

byココ・シャネル