Post date / 2025年5月30日

徳島県板野郡のI様 PAO『SW-LTD』納車おめでとうございます

霊山寺にパオ
お遍路パオ

四国は八十八か所巡礼の1番霊場は徳島県の板野郡にある霊山寺である。今日も、今からお遍路を始める市井の人が首には輪袈裟を、頭には菅笠をかぶり、片手に金剛杖を持って出発するのである。霊山寺の本堂では沢山の灯籠がお出迎えしてくれる訳であるが、これより煩悩を払う旅のはじまりに相応しいおごそかさである。わたしも、本堂でお参りをさせて頂いた訳であるが、日常にこれほどまで自分と向き合える空間が無く、八十八か所を巡礼することにより自身の精神をも鍛える事が出来るのだと思う次第である。しかしながら、巡礼には車で向かう人、自転車に乗る人、はたまたプリミティブに白衣に菅笠、徒歩で自身の精神まで鍛え上げる人まで、それぞれである。真言密教ではなく、禅宗の教えでは只管打坐、ただただ座禅を組んで座るという行為がその修行であって、やはりお遍路という言葉からすれば、ひたすら歩くという行為が望ましいと思うのはわたしの偏見である。

パオの内装
パオのインストルメントパネル

インストルメントパネルやダッシュパネル、それはどちらもメーターが着いているパネルの事を合らしており、呼称はどちらでも良い。今回のパネルを見て、間違い探しではないけれども、おおっと思った方はパオイスト認定である。

パオの写真
パオ『SW-LTD』

この度は、徳島県板野郡にお住いのI様の元へお届けに上がりました、PAO『SW-LTD』をご覧頂きたいともいます。ボディーはインディゴブルーに塗装を行い、内装はアイボリーにて仕上げ。オーナーの思い描いた形を再現するために各箇所にこだわりを持って製作致しました。

パオの内装
パオの内装風景

ダッシュ上下はレザーにより張替えが行われ、ハンドルは官能のデザイン、ナルディN120のクラシックウッドに置換。内装のプラスチックピンなどは全てが新品で仕上げられており、新車にはならないが、にほい立つ存在感はある。

パオの内装
パオのシート張替え

モケット生地で張替えが行われた内装。モケット生地での製作にはマテリアルを見直し、より耐久性のある物へ。運転席は経たりがネックであり、張替えと同時にクッションの硬さの調整を行っている。こうした細かな配慮はSWならでは。

パオの内装
パオの内装風景

往年の温かみのある碁盤の目形状のシート張替え。新しいとか、古いとかではなく、乗る人にとって優しい思いになれるような、気分である。

パオのトランク
トランクマットの張替え

荷室のトランクマットは純正はもう対応年数が大きく超えて、かなりの劣化はすべてである。SWでは、荷室部のマットの張替えも行う事が出来る。

パオのマフラー
ウェルリプレイスメントマフラー

リプレイスメントマフラーも装着して、下回りも高耐久なアンダーコートで仕上げ。

新品のタイヤは今回は当時の純正タイヤのトレッドに一番近いYOKOHAMAのS208が装填されている。

パオと記念撮影
パオと記念撮影

この度はI様、PAO『SW-LTD』納車誠におめでとうございます。ご自身の誕生年とおなじ平成2年式の珍しいパオをということで、各箇所に拘りを添えて頂き有難うございます。また、素敵なお土産まで頂きこの場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

人の短を言う事なかれ

己の長を説く事なから

by空海

Post date / 2025年5月17日

新潟県長岡市のK様 RASHEENトラベラーレストア納車おめでとうございます

ラシーン右舷前方姿見
ラシーン右舷前方良し
山本五十六元帥
山本五十六元帥の生家跡

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」

連合艦隊司令長官、山本五十六元帥の生家である。戦争というものは、起こしたくて起こすものではなく、色々な思惑や要素が絡み合って発生するものであるが、日本も80年前に戦争を行っていたのである。世界的には第二次世界大戦とよばれ、日本的には大東亜戦争と言う。日本海軍の連合艦隊司令長官、山本五十六元帥の生家がこの長岡にあるという事で一度は訪れてみたいと思っていたのであるが、実に3回目である。今回も元帥の生家前での記念撮影であるが、今日のラシーンは、1997年生産当時のシダーグリーンカラーにこだわりをもって復元して製作したものである。タイヤカバーは牛革のなめしが映える仕様であり、太鼓の革のような風合いが素敵である。と、五十六邸でラシーンに思いふけっていると、長岡は幕臣、槙野家が代々領地である事を思い出した。そういえば、幕末に最後の侍と呼ばれる河井継之助もこの長岡出身である。ちょうどヤッホートピックスで河井継之助の終焉の地で『河井継之助の最期が明らかに!? 看取った医者の百味箪笥の調査・鑑定が始まる』というニュースがタイムリーにあがってきたのは偶然なのか。江戸末期の医者の処方する薬は漢方や薬草であり、現代と同じような漢方を使っていたらしい。つらつらと四方山話を続ける事の出来る長岡はとても奥の深い所である。

ラシーンのフロントフェース
ラシーンのフロントフェース

この度は、新潟県長岡市にお住いのK様の元へお届けにあがりました、RASHEENトラベラーレストアをご覧頂きたいと思います。長岡は雪深いところでもあり、下回りの防錆ペイントもしっかり行い、さらに寒冷地に対応した造り込みを行いました。スピードウェルでは、全国各地の風土に合うように造り込みをおこなっております。

ワイパーの塗装
シルバーフィニッシュワイパー

適当なクルマ屋さんの缶スプレーで仕上げる塗装とは違います。ワイパーアームやブレードにも上質なウレタン塗料によりラッカーフィニッシュを行います。どんどん質を高めて長く美しく保つように日々深化しております。

ラシーンのウッドパネル化
謹製ウッドパネルを装着。

ラシーン専用に製作したウッドパネルを装填。クリア層が分厚いと反りの原因となり、適度なクリア層により見栄えもする玉目仕上げ。

ラシーンのシート張替え
ラシーンのシート張替え

モケット生地によるシートの張替え。いちだんと上質なモケット生地を使用して張替えを行う。碁盤の目のようなデザインは昭和の香り好きにはたまらない。

ラシーントラベラー
ラシーントラベラー右舷後方姿見

ボディーは勿論、バンパーやルーフレール、背面スペアタイヤのステー、ドアハンドル、ドアミラー、ドアモール、どれもこれも、純正を模してカラーリングを復元。背面タイヤカバーは今回、新素材を採用。革本来の模様が特徴的である。

ラシーンのデカール
復刻ラシーンデカール

RASHEENデカール
RASHEEN デカール

ラシーンのデカール。スピードウェルのインスタグラムより発売したRASHEENデカールである。純正品は廃盤とあって純正風を目指すなら、このデカールが必要である。ヘアライン加工された純正デカールと同等品をこだわって製作。欲しい人はインスタグラムよりお問い合わせ。送料込990円とスピードウェルの良心計画である。

ラシーンと記念撮影
ラシーンと記念撮影

ラシーンと記念撮影

この度はK様、RASHEENトラベラーレストア納車誠におめでとうございます。長らく製作にお時間頂きましたが、お喜び頂けまして嬉しく思います。長岡の地で元気に走る姿を、また拝見させてください。

今日はコレマデ。

本日の名言

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

by山本五十六元帥

Post date / 2025年5月12日

岡山県倉敷市のY様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオの後方

パオのメーターパネル
パオのメーター

丸型のメーターは原始的ではあるが、飛行機のような無駄をそぎ落とした機械の機器類は皆丸型であることから解るように機能的なデザインである。そこに鍍金調のリング等を組み合わせて、すこしの装飾を施したあたりが、こころが安まるデザインのように見えるのはわたしだけであろうか。先日知り合いのテスラを見せてもらったが、インストルメントパネルは全てが液晶であっていかにも未来的というか現代的であったが、のっぺらぼうのように見えて、楽しいものでは無い。飛行機にもジェット機、戦闘機、セスナ機等いろいろな形状が存在する訳であるが、パオはそのセスナ機のような他とくらべらば単純明快な装置にあるデザインに近く、わくわくさせてくれる、というデザインである。

岡山県にパオを納車
パオトラディショナル左舷前方姿見

この度は、岡山県倉敷市にお住いのY様の元へお届けにあがりましたPAOトラディショナルレストアをご覧頂きたいと思います。Y様は実にパオを3代目、3台目の保有ということで気合十分。エンジンの始動をより良くしてほしいという事で、MDI点火装置の取付と、ブレーキの利き具合を現代風にアレンジしてほしいという事で、ステンメッシュホースや専用のブレーキフルードに交換を行い製作差し上げました。

パオのフォグランプ
ルーカスフォグランプ

当時物はなかなか手に入らない、ルーカス社のフォグランプが鎮座。近現代のものとは鍍金の厚みも素晴らしく、グラスレンズの風合いもCool.もうこのような雰囲気のあるランプは新しくは造られる事は無いと思いますが、またそういう旧き良き時代が蘇ってほしいとも思うこのごろ。

パオの内装
パオの内装風景

ハンドルコラムのアイボリー色は、日産パオのプロトタイプの写し。日本語の面白い所は、一つの事象にもいろいろと言い回しがるところ。英語ではCopy、となるところが、日本語では写しや面影、などと言い換える事が出来る訳である。『ハンドルコラムのアイボリー色は、日産パオのプロトタイプの面影である。』これもでしっとりします。

岡山県にパオを納車
PAOトラディショナル後方姿見

パオに映える貿易風漂う街並み。家屋や自動車はそれ自体が景色を成しているという発想で、日本の景色がこれからも美しくなります様に、只々そのような仕事に没頭したいと思います。

パオと記念撮影
3台目パオちゃんと記念撮影

この度はY様、PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます。各部に先端のパーツを取り付けて、より現代風にアレンジ差し上げました。これからも長くPAOと共に人生を楽しんで頂ければ幸いです。また、沢山のお土産を頂きありがとうございました。この場をお借り致しまして御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

今が永遠

byアルバート・アインシュタイン

Post date / 2025年4月23日

大阪府堺市のN様 2台目ラシーン トラベラー納車おめでとうございます

ラシーンのインパネ風景
SW謹製ウッドパネルにナルディクラシックブラック

2代目もとい2台目の購入となるオーナー様は実に多く、こんなことが他の国産車ではなかなかありえない話である。わたしの知る限りでは最高4台ラシーンを乗り継いだ強者も居られたのであるから、2台目はまだ普通なのかもしれない。しかし、それでも国産車に限らず、同じ車を再度購入するという事自体、現在の車がまったくもって面白くないという魅力の無さから来ているものも少しはある。多角的な視点で見てパイクカーやラシーンは一度手放した頃に、その本当の味わいを感じる事が出来ると言っても過言では無く、こんなに素敵なクルマを日産が作っていた(当時の日産デザイナー陣が優れていた)というのは真実であって事実である。

ラシーントラベラー
ラシーントラベラー左舷前方姿見

この度は大阪府堺市にお住いのN様に納車されました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。ペールグリーンという若草色は前期モデルのカラーであり、平成6年か平成8年までの仕様の車両。N様は、以前もこちらのカラーの全く同じサンルーフ付のラシーンをお乗りになられており、巡り巡ってラシーンにお戻りになられました。

ラシーン フロントフェース
ラシーンフロントフェース

フロントフェースもすべて塗装がやり直しされており、これからも長く輝く仕様に。スピードウェルでは、すべての製作販売車両に、バンパーやグリル等も再塗装を行います。ココからどれだけ長く乗れるか、とても重要な所。

ラシーンのシート張替え
ラシーンの内装張替え

SWのクラフツマンが行う、シートの張替え。張替えの技術、そして使用するマテリアルは日本一と言っても過言ではありません。カラーも、デザインも選べてそれぞれのオーナーの思いをラシーンに詰め込みます。

タイヤカバーの張替え
ラシーントラベラー右舷後方姿見

ルーフレールや背面タイヤステーなどもカラーを合わせて塗装。タイヤカバーも張替えを行い、美しく仕上げております。スピードウェルでしか無しえないクォリティーをお楽しみください。

ラシーンと記念撮影
ラシーンと記念撮影

この度はN様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。2台目という事で、これからも長くお乗り頂けます様に努力致します。それでは、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

歩け、歩け、続ける事の大切さ

by伊能忠敬

Post date / 2025年4月19日

東京都世田谷区のK様 PAO『Black Cab』納車おめでとうございます

ロンドンタクシー仕様
ロンドンに映えるBlack Cab
Black Cabの内装
Black Cabの内装

Black Cab

伝統と革新、霧の街ロンドンに映えるBlack Cabと言えば、ロンドンタクシーの事である。45年もっと前に見たであろう、オースチンのFX3やFX4と云われる型式のBlack Cab(通称黒キャブ)は、わたしの脳裏に強く焼付いており、最先端の黒い車体にアンティークな内装のそれこそが伝統と革新であった。オースチンとはエゲレスの自動車会社であって、市井の人にはミニ(オースチンミニ)を製作していたことで知られている。たしか、1950年代日産はオースチンと技術提携を結び日産オースチンA50ケンブリッジサルーンというクルマを日本で組み立て販売を行っていた事は、現在は知る人は少ない。そんな少しの日産に所縁のあるオースチンの黒キャブを今回はPAOの車体をお借りして、ささやかに再現を試みたのである。

パオと東京ダイバシティー
パオから望む東京の姿見

この度は、東京都世田谷区にお住いのK様の元へお届けにあがりました、PAO(Black Cab)をご覧頂きたいと思います。まずは、黒いパオに乗りたいという事でお話を頂き、わたしが黒いパオで思い描くのがBlack Cabであったのと、K様が内装を茶系でという事で、ロンドン仕様に相成りました。ボディーの各部の塗装色はとても繊細で、バンパーやグリル、ルーフレールなどなどシルバーのカラーは2色を使い分けて製作。細かな配慮がなされており申す。

パオの内装
Black Cabの内装風景

ダッシュ上面には、今回天井に使用しているジャーマントップ生地を使用して張替えをおこなっており、装飾にダブルステッチをアイボリーの太糸をあしらう。エアコンの吹き出し口はSWのリプロで交換がほどこされ、さらに黒の艶消し塗装を行い、安っぽさを排除。実にこの造り込みから匂い立つ何かがSWのカッコよさである。

パオの内装
パオの内装風景

Black Cabの内装と言えば、ウッドとレザーというマテリアルが必然である。今回は新しい素材のレザーを使用しクラシカルな60デザインの縫製でリメイクをおこなった。また、少しのゴージャスさを取り入れる為、センターコンソールやハンドルコラムカバーはFigaroのをチョイスしている。

パオと東京ダイバシティー
パオと東京ダイバシティー

全開の青森から引き続き、今回も陸運局でたくさんの方に話しかけられ、その度に四方山ばなし。年々もの珍しくおもわれるのだろうか、それとも最新の車がとても退屈なものなのか。各メーカーのデザイナー様に目が留まれば嬉しく思う次第。

パオと記念撮影
パオの納車風景

この度はK様、PAO(Black Cab)納車おめでとうございます。最先端の街TOKYOでBlack Cabが元気に走る姿が楽しみでございます。それでは、どうぞ長くお乗りくださいませ。

今日はコレマデ。

本日の名言

人間ってのはもともとみんな違う。 無理に普通にならなくてもいいはずだ。

byイムラヒモビッチ