

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
連合艦隊司令長官、山本五十六元帥の生家である。戦争というものは、起こしたくて起こすものではなく、色々な思惑や要素が絡み合って発生するものであるが、日本も80年前に戦争を行っていたのである。世界的には第二次世界大戦とよばれ、日本的には大東亜戦争と言う。日本海軍の連合艦隊司令長官、山本五十六元帥の生家がこの長岡にあるという事で一度は訪れてみたいと思っていたのであるが、実に3回目である。今回も元帥の生家前での記念撮影であるが、今日のラシーンは、1997年生産当時のシダーグリーンカラーにこだわりをもって復元して製作したものである。タイヤカバーは牛革のなめしが映える仕様であり、太鼓の革のような風合いが素敵である。と、五十六邸でラシーンに思いふけっていると、長岡は幕臣、槙野家が代々領地である事を思い出した。そういえば、幕末に最後の侍と呼ばれる河井継之助もこの長岡出身である。ちょうどヤッホートピックスで河井継之助の終焉の地で『河井継之助の最期が明らかに!? 看取った医者の百味箪笥の調査・鑑定が始まる』というニュースがタイムリーにあがってきたのは偶然なのか。江戸末期の医者の処方する薬は漢方や薬草であり、現代と同じような漢方を使っていたらしい。つらつらと四方山話を続ける事の出来る長岡はとても奥の深い所である。

この度は、新潟県長岡市にお住いのK様の元へお届けにあがりました、RASHEENトラベラーレストアをご覧頂きたいと思います。長岡は雪深いところでもあり、下回りの防錆ペイントもしっかり行い、さらに寒冷地に対応した造り込みを行いました。スピードウェルでは、全国各地の風土に合うように造り込みをおこなっております。

適当なクルマ屋さんの缶スプレーで仕上げる塗装とは違います。ワイパーアームやブレードにも上質なウレタン塗料によりラッカーフィニッシュを行います。どんどん質を高めて長く美しく保つように日々深化しております。

ラシーン専用に製作したウッドパネルを装填。クリア層が分厚いと反りの原因となり、適度なクリア層により見栄えもする玉目仕上げ。

モケット生地によるシートの張替え。いちだんと上質なモケット生地を使用して張替えを行う。碁盤の目のようなデザインは昭和の香り好きにはたまらない。

ボディーは勿論、バンパーやルーフレール、背面スペアタイヤのステー、ドアハンドル、ドアミラー、ドアモール、どれもこれも、純正を模してカラーリングを復元。背面タイヤカバーは今回、新素材を採用。革本来の模様が特徴的である。
ラシーンのデカール。スピードウェルのインスタグラムより発売したRASHEENデカールである。純正品は廃盤とあって純正風を目指すなら、このデカールが必要である。ヘアライン加工された純正デカールと同等品をこだわって製作。欲しい人はインスタグラムよりお問い合わせ。送料込990円とスピードウェルの良心計画である。

ラシーンと記念撮影
この度はK様、RASHEENトラベラーレストア納車誠におめでとうございます。長らく製作にお時間頂きましたが、お喜び頂けまして嬉しく思います。長岡の地で元気に走る姿を、また拝見させてください。
今日はコレマデ。
本日の名言
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
by山本五十六元帥