号外!1/43スケール 日産RASHEENミニチュアカーの巻!

どんもすべぇ~。ウェルでっせ。
号外!号外!と言う事で、本日スピードウェル社に
株式会社国際貿易のホビー事業部の小山氏が製作中のラシーンと共に!!

ダイキャスト製日産RASHEENである。 ※車両提供 株式会社国際貿易
天井にのっかているのは、気にしない、ラシーンの背面タイヤだ。
現在はまだ製作段階であり無塗装となるため、
ダイキャストの素地をご覧いただける、貴重な一枚。
今回、色々な特徴をご覧頂きたく、このダイキャストの
素地モデルの撮影がスピードウェル社で行われた。
遂に明日にはRASHEENの全容が明らかとなる!?
今日はコレまで~。
本日の名言
まず走り出せ。
問題は走りながら解決しろ。

by弘兼憲史
そう、さらに走り出したら新しい問題にも気付くはず。
走りださねば、何もおこりますまい。

ロットナンバー004番 RASHEENのお宝の巻!!

=どんもす =ウェルです。 (SoftBank風)
さて、本日は日産RASHEENのお宝と題して
スピードウェル社所蔵のRASHEENの逸品をご覧頂く。
今回で4度目となるスピードウェルのお宝の御開帳。
それでは最後までズズイとご覧くだされ。

ミニ四駆ならぬRASHEENのMULTI四駆である。
一昨年前にラシーンエクステリアデザイナー、平林俊一氏にお話を頂いた
時に、平林氏が所蔵しているのを拝見し、初めてこのようなお宝が
あった、と知ったわけだが、なんとも優しいラシーンオーナーのH氏が
ウェルの誕生日のプレゼントにと頂いたモノでもある。感謝感謝。

側面のパッケージを撮影。
右上にはなんとステアリングの可動の文字が!
ミニ四駆ではできなかったステアリング可動が
このMULTI四駆では可能のようだ。

製造は㈱アオシマ文化教材社。
バーコード左下に800という文字があるが、
きっと定価は800円という意味であろう。

1/32という適当なスケールがマニア度高。
しかも説明の文言もがおもしろいからご紹介致そう。
『近頃人気のRV車を、スケールにこだわらない手軽に作って遊べる車として
キット化しました。四駆の遊びとしては一般的になっている片輪走行
ウィリー走行をはじめ、遊びの輪を広げるために、四駆での
ステアリング可動を実現。ボディースタイルは、遊びのイメージに合う
キュートなデフォルメスタイル。FA-130モーター付き、接着剤不要の
スナップモデルキットです。』
うぃ~ん、突っ込みたい所だらけでつっこめな~い。

上箱をそっと開けた様子。
この光景はなんとも懐かしいであろう。
そう、今や、トイ・ホビーは完成品で販売されている場合が多く、
自力で作るというモノは流行らない。
昔はアロンアルファー(セメダイン)片手に一生懸命頑張ったなぁ
タイヤのゴムのかほりがなんともたまらなかったなぁ
などと思い起こすくらい年をとった。

組み立て完成予想図。
おいおい、デフォルメというより全くRASHEENと違う車。
(やっとつっこめた)
これじゃ~Bigモンスターじゃないかいなぁ。
それではボディーの姿見をご覧頂こう。

前方姿見。
フロント部から覗くとおいおい結構真面目に作っているような
感覚が伺える。

フロントグリル中央には日産のエンブレムが
一生懸命に表現されている。
RASHEENのグリルの立体デザインは今までのクルマのグリルの
デザインにはない形状ゆえ、モデルにおこすのも
難しいそうである。
やっぱりこれはRASHEENだったようだ。

側面姿見。
おおっと~前回のPAOお宝(KEYCARシリーズのPAO)でも
フェンダーが異様にモリモリしていたが、今回のRASHEENも同様。
フェンダーアーチが前後ドアまで伸びているというのが、
当時のキュートなデフォルメスタイルだったようだ。

後方姿見である。
なぜか日産のエンブレムがトランク左上に。
どういうコダワリなのはか、ウェルには解からない。
しかし、これは日産のクルマですよ~という
アピールであることは間違いないであろう。
と言う事で、今回はロットナンバー004 
日産RASHEEN マルチ四駆をご覧頂いた。
あなたの町のプラモデル屋さんにひそかに
眠っている可能性は高い。
是非探してみては如何だろうか。
今日はコレまで~。
本日の名言
未来に前例はない。
迷ったら新しい道を選べ。

by山本寛斎
最高ですなぁ~今回の名言も。
前例があればそれは過去のもの。
迷ったら新しい道を選びましょうぞ。

号外!日産RASHEEN 1/43 ミニチュアカーが製作されるの巻!!

どんもす~。ウェルです。
号外号外!と言う事で、なんと日産RASHEENの1/43スケールの
ミニチュアカーが株式会社国際貿易より今年度末位に
販売される事となった。

RASHEENモデル ※写真提供 株式会社国際貿易
今回ご覧頂くのは、前回すこし小出しにはしたが、
RASHEENの1/43スケールモデルの原型だ。
この原型から型を取り、製品となるのだから
お宝画像である事には間違いない。
そして、今回のラインナップは前期型と後期型とがあり、
さらには10色ほどカラーが発売されるというのだから驚きだ。

前期モデル『平成6年~平成8年式』 ※写真提供 株式会社国際貿易
モデラーの若干のデフォルメが
前期モデルのグリルを見事に再現している。
そしてフェンダーは小憎い造形美で描かれており
バンパー下のアンダーリップ回りも実車さながらの風合い。
ここまでくれば本当に素晴らしい出来栄えである。

後期モデル『平成9年~平成12年式』 ※写真提供 株式会社国際貿易
後期モデルのグリルも妥協することなく再現された。
そしてヘッドライトの内部まで実車さながらのイメージで枠が
組み込まれているようだが、完成品となればどのように
変化するかが少し気になるところである。
ウェル的にグリル端とフェンダーとの隙間が開いているのが
実車のそれを誇張した感があり、ほし三つである。
フロント部の造形は以上であるが、
バンパーへ埋め込まれているウィンカーのレンズの色などは
前期型はオレンジで後期型はクリアーとなるのであろうか?
期待は深まるばかり。

左上部からの撮影 ※写真提供 株式会社国際貿易
天井部はラシーンの独特なルーフレールが
実車と同等のボリュームで装着されている。
どうしてもHi-storyの1/43スケールRASHEENモデルと比べてしまうが、
フロントフェンダー、リヤフェンダーの形状、
ボディーのラインは今回の物が実車に忠実という観点から見ると一枚上手のようだ。

右上部からの撮影 ※写真提供 株式会社国際貿易
ルーフレールも実車に忠実であるが、
なんとルーフレール下のボディーのくぼみまで忠実に再現されている。
これはもうRASHEENがココに有るのじゃないか?などと
錯覚をおこしてしまうほどの、造形に対しての拘りようだ。
と言う事で、今回は株式会社国際貿易の藤守さまにご協力頂き、
お写真などもご提供頂いた。
このモデル、初回の限定ロットの販売で終了となるというお話であるから
スピードウェル社でも先行予約などしたいものだ。
RASHEEN 1/43スケールモデルは今後の動きに乞うご期待。
今日はコレまで~。
本日の名言
駄目な子なんて一人もいない
by宮城まり子
心打たれる名言で御座います。
駄目なのは親ですわ。

お宝画像!日産PAOがチョロQの巻!

どんもす~。ウェルです!
さて、本日はお宝画像が満載!!
おおっと、世の男子よ、驚くことなかれ。
そっちのお宝画像ではなく、
本日はPAOのチョロQお宝画像で御座るゆえ誤解しない欲しい。
冗談はウェルの顔だけにして、
今回ご覧頂くお宝はPAOチーフデザイナーの古場田良郎氏の所蔵品。
それでは日産PAOのチョロQ達をご覧頂こう。
お宝が満載だ。
古場田良郎氏がデザインされたクルマたちのチョロQ盤である。
Be-1もあればFIGAROもある。
今回はPAOをご紹介するがなんと色違いで10台もあるから驚きだ。
さらにご覧頂くのは10台その全てであるが、
全てが同じ会社から発売されているのではなく
いろんな会社から色々な色で時代を超え
最近まで発売されていたというのがPAOの人気を物語っている。
まずはこ~れから。
PAOのチョロQ
アクアグレイのチョロQ。
ご覧頂く一番最初から物凄いものが隠されているのだが、
実はこのチョロQ、フロントタイヤとリヤタイヤが同じ大きさである。
一般的にはチョロQと言うと後ろのタイヤがかなり大きく
デフォルメされているのであるが、PAOのチョロQを製作するにあたり
リヤタイヤをフロントタイヤと同じ大きさにして製作して欲しいと
メーカー側に要請されて作られたのであった。
一般的なチョロQとの比較
左が一般的なチョロQのタイヤサイズ。
右がPAOで使用されているタイヤサイズだ。
チョロQという世界のなかでもデザインにこだわって
製作されている事も、PAOチョロQの値打ちの一つでもある。
フロントタイヤ
フロントタイヤの大きさをご覧下され。
リヤタイヤ
リヤタイヤの大きさはフロントと同じだ。
そこで驚く事無かれ。
PAOのチョロQはなんと日本初前後タイヤが同じサイズチョロQなのであった。
さらにホイールもご覧頂きたい。
色こそ違うがPAO純正のスチールホイールが再現されているではないか。
ではなぜこのような特別な仕様のチョロQがあるのかともうせば、
PAOSIDE
後ろの10円を挟み込む看板をご覧頂きたい。
PAOSIDE(日産が発売したパイクカーブランド)のマークが
付いているのである。
実はこのチョロQはPAOSIDEから発売された
今となっては一番レアなモデルのようだ。
カラーは3種類
カラーはアクアグレイ、オリーブグレイ、テラコッタと
3種類が発売された。
なぜアイボリーがなかったのかは謎である。
さらに面白いコトに前期と後期に分かれているらしく、
キャンバストップのシボ(シワシワした感覚)加工が
有るのか無いのかで判断が出来るようなので
そのキャンバストップをご覧頂こう。
シボ加工なし
キャンバストップがつるんとしているのが前期(初期)モデルと
古場田氏から伺う。
お次は、後期モデルの物をご覧頂こう。
シボ加工がある
後期モデルはより実車らしくキャンバストップに
シボ(シワシワした感覚)加工が施された。
ウェルが思うには前期(初期)のものを製作した時、
キャンバストップの素材感が無い為、それでは次ロットは
キャンバストップの素材感を出そうかと言う事となり
次ロットは、より実車に近い風合いを出すデフォルメを行った。
その推理の当りハズレはさておき、このモデルのなかで
前期(初期)モデルが超過激なレアモデルのようだ。
PAOSIDE
PAOSIDE3兄弟だ。
ウェルは自慢であるが、アクアグレイとテラコッタ色を所蔵している。
オリーブグレイをお持ちの方、ウェルが高値で買取いたしますので
お気軽にお問い合わせください。
と、コレクター根性丸出しだが、お次は。
OFFICE KAHLUA別注品
OFFICE KAHLUA 別注PAOチョロQだ。
こちらは2色が発売されている。
ここで形をご覧頂きたいのだが、先のPAOSIDEとは
同じのようであるが、実は同じである。
型は全て同じものが使われているから、すべては同じカタチで
いろんな会社がチョロQを製作しているタカラに
別注(特注)という形で製作を行い発売されているのであった。
しかし、それぞれに色やホイールの形状など異なり、
どれ一つ同じものは存在しないから、
余計にコレクターズアイテムになってしまうのだ。
OFFICE KAHLUA別注品
実はこのテールランプやルーフレールなどは
元々色が付いていなく、古場田氏が手を加えているのである。
なんとも、ウェルも学びたいところ。
最後に自身で完成させるのも面白いものである。
お次は。
2002チョロQくじ
これは一番最近(2002年)タカラから発売されたチョロQくじという
商品のPAOモデル。
ゴールドとピンクという異色なカラーが目立つ。
PAO(実車)は1989年に発売から考えると、おおよそ13年後に
なほさらに玩具として発売されているのであるから
PAOの人気ぷりが伺える。
2002チョロQくじ
2002と看板には書かれている。
また、PAOSIDEのチョロQと比べてみると
OFFICE KAHLUAと2002のウィンドウはブラックで
ペイントされているのに対し、PAOSIDEはグレイ色と
よりガラス感が強調されている。
さらに2002のピンクのPAOの三角窓をぐっと目を細めて見ると
三角窓サッシがボディー同色になっているではないか!!
さすがに、サッシは一般的にはボディー同色のクルマが多いゆえ
わざわざ間違った感覚でより面倒くさい塗りわけがされている。
しかしPAOSIDEはそこら辺もきっちり実車に忠実な塗装が施されているから
コレクター的にたまらない。
トレーディングチョロQ
トレーディングチョロQ Ⅱである。
これも別注品。
発売は2002年の10月であった。
トレーディングチョロQ
2002年に何があったのであろう、先ほどのチョロQくじと言い、
トレーディングチョロQと言い、13年前に製作されたクルマを
蘇えらすとは、また蘇えらす価値の有るクルマとして
PAOが君臨しているのはうれしい話だ。
さて次に登場するのは、いささか不安な物であるのだが。
異色なPAO
右はのりピー15周年記念PAO。
左はチョロQバラエティーパックのPAO。
両車とも異色のカラーで登場。
のりピーPAOは残念ながらステッカーチューンが施されているゆえ、
ステッカーを外すとツートンカラーのPAOが出来上がる。
バラエティーパックPAOは左右のオーバーフェンダーの色さえ
違うゆえ、かなりお金のかかった作りこみだが、
訳のわからない方向性。
それが逆によいのかもしれない。
皆様どうでござったか?
PAOにも色々と御座るが、チョロQPAOも十人十色の世界であろう。
それだけ、PAOというクルマに魅力があるから
いろんな仕様の玩具も存在するのであろう。
今日はコレまで~。
本日の名言
完全であること自体が不完全なのである。
世の中に完全な物は存在しません。
より完全なものに近づけるという努力が
大切なので在りましょう。

本邦初公開 RASHEEN インターアライド製ミニカーを検証するの巻!おまけ付

どんもす~!ウェルです。
さて本日のお題はインターアライド製RASHEEENのミニカーを
検証するという訳だがRASHEENにも実はミニカーが存在した。
どこのお店を探してもRASHEENのミニカーを販売しているところは無く
なぜなのかと申せば、この商品各色『ホワイト、ブルー、
イエロー、ペールグリーン』240個ずつ限定販売だったという。
すでに完売しており、手に入れることは困難なのだが
ネットオークションなどで約1万円ぐらいで売買されているのである。
まさしくプレミアムだ。
でもほし~いとお思いの方には
最後のほうで凄い情報が紛れ込んでいるのでズズイとご覧あれ。
20090426a.jpg
日産RASHEENは平成6年(1994年)12月に発売が開始された。
当初は4色の販売であったのだが、
その後平成8年(1996年)には特別仕様車両などが出て、
カラーはずんずん増えていくのである。
これは実車のお話。
インターアライド製のミニカーには当初の4色が発売されたのであった。
という事で、モデルを深く追求して見よう。
20090426b.jpg
前方斜めからのカットだ。
全体的にRASHEENのよき風合いを演出しているのが、
ボディーの直線イメージだろう。
RASHEENには欠かすことの出来ない部分であるのだが、
実車に忠実という観点であれば、原型製作者(モデラー)さんは少し
解かりやすくデフォルメされたと推測する。
製品は材質はレジン樹脂製であり、少し軽めな様子。
これがダイキャストで出来ていればなあ~とウェルの勝手な主観である。
20090426c.jpg
前方から撮影した様子。
ヘッドライトは行き過ぎた表現かと思いきやかなり実車に
忠実な大きさであった。
フロントグリルはもちろん前期型(平成6年~平成8年末)が
採用されている。
RASHEENは前期型と後期型が存在し、外観であれば
フロントグリルで意匠が分かれているのである。
20090426d.jpg
側面に移ろう。
実車では65mmも上部に伸びたルーフレールも再現されており、
何がビックリしたかと申せば、ホイールキャップに日産のロゴが
チラッと見えるのであった。
よくもまあまあ、こんな細かいところまでこだわったなと
関心させられる場所だ。
20090426e.jpg
これがRASHEENの内装だ。
外観は実にワイルドなイメージなのだが、内装は
女性的なチェック柄シートなどを再現しているところが
RASHEENさをアピールする事になった。
20090426f.jpg
後ろから撮影した。
どうだ、背面タイヤステーやタイヤ、カバーまで再現されているのだから
あなたのお宝になる事間違いない。
しかし一点だけ悔しい所がある。
それはホイールが接着されており、走る事ができないのである。
本当は箱から出してブ~ブ~言いながら遊んでたい訳だが、
オタク心が箱を開けることを否定する。
という事で、このインターアライド製のRASHEENのモデルだが
大きさは1/43である。
そして、今日のその時。
実はこのインターアライド社製RASHEENのミニカーが
2009年オートサロン、ネット通販商品として
アクティブレッドが追加されたのだ。
しかもフロントドアには羅針盤のあのマークまで再現されている。
まだ在庫が若干数ありそうだったけれど、
ウェルは本日インターアライド社に注文してしまったのである。
実車ではこのアクティブレッドの仕様は、こうだ!
1996年4月 – 特別仕様車「タイプL」が追加設定された。
タイプIをベースにエクステリアにルーフレール
背面タイヤとホワイトのホイールカバー、ボディ同色ドアミラー、
専用ドアステッカー装備しインテリアに専用シート地を備えた。
専用色としてアクティブレッドが追加されたのであった。
その特別仕様をミニカーとして設定したということ自体が
高濃度なオタク。
詳しくは下記アドレスまでよろしく致し候。
http://www.interallied.co.jp/HS001SP1.html
さてさて、5月1日に何かが起こると題しておるわけだが、
RASHEENにも何かが起こるので目が離せない。
そして、今日月刊スピードウェルにおいて、冒険をテーマとした
RASHEENがアップされた。
20090426g.jpg
これがジョルジェット70レザーシートだ。
しかし、今回のテーマに沿って特別に製造されたもの。
各仕様はオーナーの思い入れにより変る。
20090426h.jpg
前席後部にはポケットという名のバッグが装着され、より冒険心をくすぐるため
ストラップには本革をあつらえ、さらにバッグにはふたが用意された。
スピードウェル社がこだわる一つの形となるこの70モデルだが、
このイメージを理解できる方はどれぐらいいるのだろう。
20090426i.jpg
これが本革によるストラップだ。
こういう場所にもこだわるりが必要だ。
冒険がテーマであると必然的にこういうデザインが
浮かんでくるのだが、仕上げかた一つで良くも悪くもなる。
ココには緻密な計算式が存在する。
20090426j.jpg
ジョルジェット70レザーシート自体はラシーンの直線的な雰囲気の
延長上でのデザインであるため、一際目立つ訳だ。
何事にもコンセプトが存在するのだが、ブレが生じては良い物は出来ない。
ラシーンを根本的に追求しイメージを
納得した上でのデザインがココにあるのだ。
質というおもてなしがココに完成した瞬間。
このRASHEENは月刊スピードウェルの5月号に掲載されたので
こちらでも詳しくご覧頂くことに致そう。
さあ、5月1日を乞うご期待!!
本日の名言
どんなことも
これでいいと思ってはいけないのである

by ラッセル
そうですなぁ、これで良いとおもってしまったら、
それ以上は御座いますまい。
常に上に努力する事は永遠なのであります。

本邦初公開 FIGARO 京商製ミニカーを検証するの巻!

どんもす~!ウェルです。
さてさて~本邦初公開と大げさな事ばかり申してはおりますぐぁ~
今回はパイクカーのラストを飾ったFIGAROの
京商製ミニカーと原型をご覧頂こう!
20090424a.jpg
これが京商製1/43スケールのFIGAROだ。
カラーは上からペールアクア、ラピスグレイ、トパーズミスト
の準である。
そうそう、もう一台御座ったがココには無いのがエメラルド(緑色)
実車はルーフが手動で開閉できるようになっているのだが、
もちろん上の画像のミニカーにも後に開閉されたバージョンが
追加で限定生産されたのであった。
その他にも300台限定のピンク色のFIGAROミニカーも存在するという。
オタクなマニアにはたまらない逸品である事は言うまでも無い。
さて、そろそろ原型をご覧頂くことに致そう。
20090424b.jpg
フロントマスクだ。
古場田氏曰く、グリルの整形(上と下の弧が違う)で
表情が変わるため非常に難しいという。
若干のニューアンスの差はあるだろうが、
原型製作者の再現性やデフォルメにより、FIGAROらしくなるのである。
100%実車を求めて製作はされているのだろうが、
それ以上に特徴が上手く伝わればそれで良いとウェルの勝手な想像だ。
20090424c.jpg
斜め前からのカットだ。
FIGAROの側面には前から後ろまでステンレスのモールが取り付け
られている訳だが、このモールのラインを出すのも一苦労だろう。
しかし、見事に再現されていた。
20090424d.jpg
後ろからのカットだ。
トランクのヒンジやテールランプも行儀良く並んでいる。
3Dの立体をよくココまで真似ができるものだなぁ~と感動するのだが
古場田氏が図面上の整合性をもたせて1/24サイズの図面を提供された
ことがやはり全てのモデルにおいて一役かっていたのだろうと推測する。
さて、それではこのモデルが実際にどのようになったかをご覧頂くことに
致そう。
20090424e.jpg
これが京商製FIGAROだ。
フェンダーからボンネットの曲線も見事である。
実車さながらとはこういうことだろう。
少しココで余談だがその他のモデル(他社モデル)と比較しよう。
20090424f.jpg
一番奥がノレブ社製(国産名車コレクション)からの出品だ。
真ん中が今回紹介する京商製。
そして、一番手前はと申すと、これは今日のブログの最後にご覧頂こう。
さて話を戻そう。
20090424g.jpg
京商製FIGAROのフロントマスクだ。
ヘッドライトの大きさと言い、グリルと言い圧巻である。
よくも1/43という精密なスケールでまあココまで再現できる物なのかと
関心するのである。
20090424h.jpg
上空から撮影した。
凄いだろ。
フィガロは一番緩やかな曲線でボデー全体が整形されているため
この緩やかな曲線を描くという事がなによりも難しかっただろう。
ここでも綺麗にリヤガラスの熱線は描かれていた。
天井が開閉されたモデルはこの位置から内装が
おがめるというのだから1台は欲しいところである。
20090424i.jpg
真後ろからだ。
リヤガラスの下のラインが少し丸みを帯びているのは
原型と異なる点だが
それ以外には気になるところは無い。
なんてったってリヤガラスから覗く内装のイメージまで
実車にかなり近く、FIGARO好きにはたまらない逸品に仕上がっていた。
さて、このFIGAROも4色1008個ずつの限定販売となったわけだが、
なぜ1008個という奇妙な数の販売になったのかと、
古場田氏からお教え頂いた。
ミニカーはダース単位で製造販売されるので、
12の倍数で1000個・・に近いところの12の倍数、
つまり84ダース限定というわけである。
皆、勉強になったであろう。
20090424j.jpg
ようやくBe-1、PAO、FIGAROと
パイクカーと呼ばれるモデルの全て出揃ったところで、
ミニカーのブログは一段落するわけだが、まだまだ興味津々な方は
パイクカーの生みの親、古場田良郎氏のブログでご覧頂けるので
是非足を運んで欲しい。
そして、今日のその時をご覧頂こう。
ヨネザワ製ダイヤペットブランドだ。
20090424k.jpg
もちろん日産のノベルティーグッズの一つであった。
しかし、ボンネットの開閉は前後が逆だから
いろんな意味で面白いミニカーだ。
20090424l.jpg
レッドというカラーリングも見逃せない。
カラーの名はスタールビーミストだ。(勝手な妄想)
もしかしたら実車の発売の前のコンセプトの時代に
実は赤色のサンプリングもあったのかも知れない。
これも興味津々なお話で御座る。
20090424m.jpg
このモデルはもちろん当時モノしか存在するわけが無く、
手に入れることは非常に難しいだろう。
コレクター度は高いミニカーと言えよう。
さて、次々とお宝ブログが発信されておりますが、
まだまだ~。
今日はコレまで~。
本日のパイクな名言
感動は性能になる。
by文造
そう、Be-1、PAO、FIGAROとパイクカーにお乗りの方には
良く理解できると思う。
常に感動しながら運転している。
それをもこのパイクな車たちの限りない性能なのであろう。
さらにパイクな車たちはその性能により、生活用品として溶け込み
日常のいろんな場面で感動させてくれている。
例えば、この車に乗ることによって一生出会う事のない方々と
文通が出来る。そんな感じだ。

本邦初公開 PAO 京商製ミニカーを検証するの巻!おまけ付

どんもす~!ウェルです。
さて本邦初公開という事で、かなり大げさな言いまわしだが
ご覧頂くことに致そう。
20090422a.JPG
京商製PAOだ。
カラーは4色、アイボリーにアクアグレイ
オリーブグレイにテラコッタと、
実車に準ずるかたちだ。
ウェルは4色とも持っているのだが、キャンバストップ車のみ。
当初はキャンバス車しか発売されず、時期を待って
ノーマルトップ車も販売されたのだ。
さあ、このシリーズ。パイクカー全てが出揃っているのだが、
全てはカラーごとに1008個ずつの限定販売であった。
あたかも実車の発売時のように売り切れが続出し、
ウェルも実はその波に飲み込まれた一人であった。
もちろんあとあとネットで購入したのだが、高かった。
さて本題の本邦初公開シーンをこれからご覧頂く訳だが、
いろんな角度からご覧頂くという点が初公開という訳である。
20090422b.JPG
これが原型の複製だ。
PAOももちろんの事、生みの親でもある古場田良郎氏が
図面上の整合性をもたせて1/24サイズの図面を提供された
という事で、まさに当時の息がかかっている訳だ。
この図面を元に原型製作者(モデラーさん)がモデルを作るのだが
PAOを製作されたモデラーさんは飛行機など、細かなモデル製作が
得意だという。
古場田氏曰く『良いキャスティングだったなぁ』である。
ご覧の通り、フロントグリル廻りなども細部にこだわられ
見事である。
20090422c.JPG
斜めからご覧頂こう。
ドアのアウターヒンジやドアハンドル、ルーフレールなども
忠実に再現されており、まさにスケールダウンした実車そのものに見える。
しかし、そこにはモデラーさんのオリジナリティ(再現性やデフォルメ)
が生かされ、よりPAOらしくなっているのだろう。
20090422d.JPG
後ろからの様子だ。
リブがトランクからバンパーの裏を通り、
リヤスカートパネルにまで伸びているのには圧巻である。
また、各ヒンジ部をご覧頂きたい。
なんとヒンジをボデーに取り付けるためのボルトの頭まで
再現されているではないか。
恐るべし、原型製作者。
マニアにはたまらない間合いである。
さてこの原型が1/43になるとどうなったかのか
それをご覧頂こう。
20090422e.JPG
これが京商製PAOだ。
新品の箱から出すだけでも勇気がいるのだから、本当に
ウェルもオタクかもしれない。
フロントグリルをじっくり見ると凄すぎることに気付く。
ラジオアンテナもちゃーんと伸びていた。
さすがに運転席側のワイパーは実車と異なっていたのだが、
それをマネしたところでだれもわからないであろう。
20090422f.JPG
側面からご覧頂こう。
リブもしっかり再現されており、PAOの良いところがすべて揃っていた。
ミラーの形状、ドアハンドル、アウターヒンジ、ルーフレールに至るまで
お見事、としか言いようが無い。
そう、これはトイではなくホビーである。
京商製は精密なスケールモデルと謳っているが
まさにその通りであろう。
14歳以上という年齢制限まで設けられているのだから
ただならぬ作り込みようであることに間違いはない。
しかし、一つ感じるところはAピラーの立ち方が甘いような気がする。
それはウェルの勝手な思い込みなのだが、多分
フロントガラスが平面であるが為にそう見えたのだろう。
PAOのフロントガラスは平面のように見えているのだが、
実は20000rという弧を描いているのであった。
古場田氏曰く、全くの平面ガラスであれば
車両に装着した場合、逆に凹んで見えるのだという。
だからあえて20000rという弧が設けられているのであった。
ドアガラスにも同じことが言える。
ちなみにドアガラスの弧は8000rだという。
20090422g.JPG
斜め後ろからのアンゴ~だ。
リヤガラスの熱線の処理にはBe-1に続き脱帽ものであるのだが、
キャンバストップのシボ加工やらリヤガラスの中心上のPAOステッカーまで
忠実に再現されているのだから、
もうこれだけでお茶碗3杯は食べられるのである。
恐るべし京商製。
しかし、京商といえども実車のデザイナーが監修するという事は
今までに有ったのであろうか。
本当にそういう意味でもこのBe-1、PAO、FIGAROは特別な
モデルになったのである。
前部買い占めたいのはウェルだけでは御座らぬはずだ。
全ては1008個ずつの限定であるがゆえ、さらにピンク色などの
300個限定やら、イベント限定など、オタク心をもてあそぶ。
さて、これからがそのオタク心をさらに掻き立てるのである。
20090422h.JPG
おいおい~なにやら
PAOSIDEと書かれているではないか。
これは一体なんぞや。
20090422i.JPG
おお~この箱の中にはPAOが。
そう、これはなんと当時PAOが販売された時のノベルティーグッズ
だったのだ。
だからPAOSIDEと書かれていたのか。
そもそもPAOSIDEというのは、、、っとこれは5月1日までお預けだ。
このPAOのミニカーなのだが、古場田氏が所有している物である。
20090422j.JPG
たまらないだろう。
フロントグリルのPAOエンブレムがデカイ!
そう、これを見てウェルも血眼になり探しに探し、ようやく
アクアグレイとテラコッタの所有者になったのだ。(自慢)
20090422k.JPG
このモデルは株式会社ヨネザワがダイヤペットというブランドで販売していた。
ダイヤペットの特徴はこのギミックにある。
両ドアやリヤトランクなども開閉するという。
それゆえ実車に忠実というわけではないのだが、日本製という事と
このギミックがコレクター心をくすぐるのであった。
20090422l.JPG
側面から見た様子。
まん丸でPAOらしさは増幅されている。
この愛らしさはいったい何なのか。
鶏のように見えてきた。それでかぁ~可愛らしいなぁ。
20090422m.JPG
上空から撮影した様子。
さてこれからリヤビューをご覧頂くのだが、
トランクの開閉をズズイとご覧頂こう。
20090422n.JPG
がちょ~
20090422o.JPG
どひゃ~
20090422p.JPG
ガビーン!
どうだまいっただろう。
発売元はPAOSIDE。
ネットオークションでも1万円以上の値が付けられている時も
あるとか無いとか。
20090422q.JPG
ココでせっかくなので情報をご提供致そう。
ヨネザワ製。ダイヤペットブランドからだが、ちゃんと
PIKE Factory のロゴも入っている。
大きさは京商製より少し大きめの1/40だ。
欲しい方はウェルのように血眼になれば見つかるはず。
これは京商製PAOと共に是非とも所有したい逸品であろう。
20090422r.JPG
あれあれまたまたPAOSIDEのロゴマークが!!
次回もご期待あれ。
今日はコレまで~
本日の名言
デザインは性能である。
by古場田良郎
これはPAOが発売された時のことであった。
Be-1が発売されてから2年という歳月が経ち、
PAOが発売されたのだが、メカニカル的性能の向上は
一切施されなかった。
当時としては新型車が性能の向上をしていないなど言語道断。
普通の車であればだれも買うはずがないのだが、
それをPAOのデザインが打ち破ったのだ。
そしてこの名言が生まれた。
デザインは性能である。遂にデザインが車の性能となった訳だ。
そしてそのPAOの性能を皆が欲しがった。
今でもこの性能は他を圧倒し続けているという事は皆もご周知の通り。
もはや生まれてくる事はないであろう。

これだけの数 本邦初公開 Be-1 京商製ミニカーを検証するの巻!

どんもす~!ウェルです。
さてさて、今日はミニチュアカーが題材なのだが、
古場田良郎氏とのお話の中で、ご紹介させて頂いた
京商が販売した日産Be-1のミニチュアカーの細部を
ご覧頂くことに致し候。
20090418a.JPG
基本的にこの四種のカラーが発売されたわけだが、
限定色『ピンク』なども存在しているという。
この京商が発売したBe-1は各色1008個限定での販売で、
すでにSOLD OUTなシロモノだが、
たまにネットオークションでも見受けられる。
しかし価格は2倍くらいに膨れ上がり、これは
1987年にBe-1が発売された時の再来であろう。
中古車市場で新車価格の約2倍にまで上ったという
記録的、歴史的車であった。
という事で、この京商のモデルの原型となるモデルの複製を
ご覧頂く事になるのだが、古場田氏のブログ以外で
ここまで踏み切った角度からは
本邦初公開となる。
20090418b.JPG
向かって右側からの角度だ。
20090418c.JPG
中央からの角度だ。
バンパーの中のラインもきっちり再現された。
20090418d.JPG
向かって左側からの角度だ。
このBe-1だが、古場田氏が監修するにあたり
この後に登場するPAO,FIGAROより非常に苦労されたのだという。
それは、データとなる寸法表が存在しなかったからであった。
それをどうしたかというと、古場田氏の持ち合わせる資料を
かき集め、図面上の整合性をもたせて1/24サイズの
図面を提供されたという。
20090418e.JPG
側面から撮影した。
ガラスの傾斜なども忠実に再現されている。
この状態ではアンテナなど細かなパーツは取り付けられていない。
20090418g.JPG
後方からだ。
リヤトランクの細かなRのラインまで再現されているのだから
これ以上の忠実という作品は出てくる事は考えにくい。
しかし、実車を忠実に再現し過ぎてしまうと
面白くない部分も出てくるのだという。
原型製作者のオリジナリティ(再現性やデフォルメ)が
よりBe-1らしい雰囲気を演出するのであった。
20090418h.JPG
これが1/43の縮尺モデルの京商製Be-1だ。
前回にもお伝えしたのだが、京商製はおもちゃではなく
忠実に再現したミニチュアカーだと主張している。
それは外箱の裏にもきっちり表記してあった。
Accurate Scale Model and not a Toy.
と記載されていた。
直訳すると、こうだ。
『 这个产品用精密的尺寸的模型不是玩具 』
こういうことだろう。(あまり意味が解からない)
要するに精密に出来ている模型だからおもちゃではないと
言いたいのである。
20090418i.JPG
難易度の高いフロントのフェンダー部までこだわられた。
実車が欲しくても買えないと思われる方は
このBe-1で妄想してほしい。萌え~。
古場田氏も実車のフェンダーの製作は非常に難しいと
お話されていた。
基準となる位置がはっきりしないからだという。
原型製作者の方も苦労された事だろう。
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今回はキャンバストップが装着され、閉まった状態。
今後開いているのも作ってほしいな、という裏話もあった。
20090418k.JPG
このテールのイメージがなんともたまらない。
Cピラーからリヤガラスにかけても綺麗なRが再現されており、
リヤガラスには熱線まで描かれているのである。
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Be-1モデルといってもこんなに種類があるのだが、
一番左からバンダイモデル、ノレブモデル、京商モデルだ。
これは集めたくなってきた。
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これはバンダイモデルを大きく撮影した物だが、
実はこれは古場田氏が一度分解して、
内装に彩色を施し、外装もアレンジして
より完成度を高めた物であった。
さすがこのミニカーにまで手を加えられていたとは
ただならぬ愛着を感じるところである。
ウェルはただただ脱帽であった。
という事でココでお宝を紹介致そう。
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社長賞のBe-1文鎮だ。
Be-1マニアにはたまらない逸品だが、これはもちろん非買品だろう。
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さてこれは何ぞやと申すと
見て解かるように左はBe-1のマスターKey(新品)である。
この形状のKeyはもう日産のパーツでも出ない
お宝であるのだが、おいおい右のKeyが問題である。
これは実はパオの試作Keyだったのだ。
良く見ると口の部分が少し小さいのが伺える。
その後パオはBe-1と同じ口の大きさのKeyに収まったわけだ。
20090418p.JPG
おお~このお宝?
ただのパオのフロントエンブレムじゃないの?
よくよく目を凝らして見てもらいたい。
PAOとかかれている下の文字が、
『 PRODUCED BY Be-1 TEAM 』
と書かれているではないか。
そうパオの設計段階であればBe-1チームが作業にあたっていた
いたのだからこういう形として出たのも当然だ。
しかもパオ設計段階ではまだPIKECARという言葉は存在しなかったのだから。
20090418q.JPG
そして、今日のその時。
おいおいPAO SIDE とチラッと見えているのだが、
なんだこれは。
これはまた近日公開致そう。
今日はコレまで~
本日の名言
話したことを後悔することがあっても
沈黙していたことを後悔したことはないのである

つまり口は災いの元ということだろう。

パイクカーの生みの親 古場田良郎氏とミニカーを検証するの巻!!

どんもす~。ウェルです!
さてさて~5月1日に何かが起こるという事で、
気にされる方々も、今日からのブログを読めば
少しずつ解かるかな?
5月までは何かの前触れブログをズズイとご覧頂くことに致そう。
いきなりだが、今日はタイトル通りパイクカーと称する
Be-1、PAO、FIGARO、の生みの親(デザイナー)
古場田良郎氏との熱いミニカーの話をご覧頂き候。
20090415a.JPG
さかのぼる事約二十数年前、当時の日産に熱い心を持った
一人のデザイナーがいた。
自動車のデザインを根本的に考えなおそう。
3オーナー、4オーナー、5オーナーとなっても
乗れる車にしよう。
今までにない風合いや質感を、求めた。
そして世に送り込まれたのが、Be-1だった。
一時はBe-1現象というカルチャーにまで発展したのだが、
その時、デザインというモノが車の質として生まれた瞬間だった。
このお話はパイクカーの序章にも過ぎないが、
京商がこのパイクカーをミニチュアな車に作り変えて
世に送り出したのだった。
しかも各色1008個限定という形で。
それだけでも話は素晴らしいのだが、
実は奇才デザイナー古場田良郎氏は京商で限定生産された
パイクカーモデルをモデル製作会社から、
図面などの資料提供依頼があって協力されたのだという。
古場田氏の並々ならぬ思い入れも伺える。
もちろんミニチュアカーが一つ出来上がるまでには
様々な方々の努力や技術が駆使されている訳だが、
パイクカー生みの親、古場田氏が関わっているという
ならばウェル的であれば2個も3個も欲しくなる。
しかしながらすでにほぼ完売しているのであった。
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これが京商から発売された1/43モデルの2倍の大きさ
のモデルの複製だ。
左上からBe-1、PAO、FIGAROの順に並ぶ。
このモデルは古場田氏が監修し実車の原寸やイメージなど
コダワリをつめて日本人のモデラーさんにより製作された
という、いわゆるメイドインジャパンなのだ。
というのも昨今はアジアの方々がこういう仕事をされ
昔のミニチュアカーであってもメイドインジャパンで
ない場合、値打ちが下がってしまうという。
ウェルもメイドインジャパンに賛成する。
20090415c.JPG
Be-1だが、京商製は一番右の車だ。
今後権利などにより色々なメーカーからパイクカーが販売される
かも知れないが、当時は日産はバンダイのみ製作を許していた。
そのバンダイ製が一番左のBe-1だ。
なんとも愛くるしく、実写には至らないのだが、
これはトイ(おもちゃ)の部類だという。
だが、京商はデザイン、ディティールにコダワリ
精密なスケールモデルでありトイではないという。
対象年齢が14歳以上というコダワリがそういう意味でもあるのだ。
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京商製のパオだ。
これはキャンバストップだが、後に
ノーマルルーフも追加された。
パイクカーの3種の中で一番複雑な外装を持つ。
アウターヒンジやグリル、プレスラインなども
古場田氏もこだわったことだろう。
ウェルはいつも眺めながらええなぁ~
ええな~ やっぱりええわ~と
うなずきながら日々過ごしているのであるが、
そんな方も多いはずだ。
20090415e.JPG
フィガロは少しノスタルジックな感じ。
内装が全て白で統一されているというところが
日本車の中では最後であろう。
この3種のユニークな車だが、京商は限定1008台ずつで販売した
という事が小にくい演出でもある。
それは当時のパイクカー(限定販売)に習っての事であろうと推測する。
20090415f.JPG
これがBe-1モデルだ。
このモデルを作る方をモデラーさんと言うのだが、
なんとBe-1、PAO、FIGAROと3種とも
別の方が製作したという。
なかでも面白かったのが、
PAOのモデラーさんは飛行機や細かいモノを製作するのが
好きなのだと言う。
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これがPAOモデルだ。
3種の中でも一番複雑な構造だが、忠実に再現され、
しかし忠実に再現するだけでは本当の良さが生まれてこない
のだという。
そこには職人としての経験が左右するところ。
この3種とも違ったモデラーさんに製作され、
モデラーさんは自分の得意とする形を製作するというところ
も大きなポイントだ。
本当にモデラーさんも素晴らしい仕事をされたから
即完売状態に陥ったわけだが。
20090415h.JPG
これがFIGAROだ。
フィガロのむずかしい点はフロントグリルにあるという。
自動車でも、グリルの形状が少し変るだけでも
大きく印象は変わり、某メーカーはグリルなどを替えるだけ
などで車名まで変えて販売するくらいだから。
特にフィガロのグリルラインは曲線で出来ているため、
また上下非対称なため苦労するのだという。
20090415i.JPG
↑のはウェルの所有物(お宝)だ。
そう、今日はこの3種のミニチュアカーの余興だったのだが、
5月1日までブログで高田順次アップしていくゆえ
乞うご期待で御座るなぁ~。
今日はコレまで~
本日は迷言
儲けることを考えるより
日本でいちばんいい車を
作ることを考えようじゃないか

byウェル
すみません。一丁前なこと言いましたが、
そういう事を考えていつも頑張っております。
しかしまだまだ勉強不足でもあります。
皆様と共に成長したいものですなぁ。