どんもす~!ウェルです。
さて本邦初公開という事で、かなり大げさな言いまわしだが
ご覧頂くことに致そう。
京商製PAOだ。
カラーは4色、アイボリーにアクアグレイ
オリーブグレイにテラコッタと、
実車に準ずるかたちだ。
ウェルは4色とも持っているのだが、キャンバストップ車のみ。
当初はキャンバス車しか発売されず、時期を待って
ノーマルトップ車も販売されたのだ。
さあ、このシリーズ。パイクカー全てが出揃っているのだが、
全てはカラーごとに1008個ずつの限定販売であった。
あたかも実車の発売時のように売り切れが続出し、
ウェルも実はその波に飲み込まれた一人であった。
もちろんあとあとネットで購入したのだが、高かった。
さて本題の本邦初公開シーンをこれからご覧頂く訳だが、
いろんな角度からご覧頂くという点が初公開という訳である。
これが原型の複製だ。
PAOももちろんの事、生みの親でもある古場田良郎氏が
図面上の整合性をもたせて1/24サイズの図面を提供された
という事で、まさに当時の息がかかっている訳だ。
この図面を元に原型製作者(モデラーさん)がモデルを作るのだが
PAOを製作されたモデラーさんは飛行機など、細かなモデル製作が
得意だという。
古場田氏曰く『良いキャスティングだったなぁ』である。
ご覧の通り、フロントグリル廻りなども細部にこだわられ
見事である。
斜めからご覧頂こう。
ドアのアウターヒンジやドアハンドル、ルーフレールなども
忠実に再現されており、まさにスケールダウンした実車そのものに見える。
しかし、そこにはモデラーさんのオリジナリティ(再現性やデフォルメ)
が生かされ、よりPAOらしくなっているのだろう。
後ろからの様子だ。
リブがトランクからバンパーの裏を通り、
リヤスカートパネルにまで伸びているのには圧巻である。
また、各ヒンジ部をご覧頂きたい。
なんとヒンジをボデーに取り付けるためのボルトの頭まで
再現されているではないか。
恐るべし、原型製作者。
マニアにはたまらない間合いである。
さてこの原型が1/43になるとどうなったかのか
それをご覧頂こう。
これが京商製PAOだ。
新品の箱から出すだけでも勇気がいるのだから、本当に
ウェルもオタクかもしれない。
フロントグリルをじっくり見ると凄すぎることに気付く。
ラジオアンテナもちゃーんと伸びていた。
さすがに運転席側のワイパーは実車と異なっていたのだが、
それをマネしたところでだれもわからないであろう。
側面からご覧頂こう。
リブもしっかり再現されており、PAOの良いところがすべて揃っていた。
ミラーの形状、ドアハンドル、アウターヒンジ、ルーフレールに至るまで
お見事、としか言いようが無い。
そう、これはトイではなくホビーである。
京商製は精密なスケールモデルと謳っているが
まさにその通りであろう。
14歳以上という年齢制限まで設けられているのだから
ただならぬ作り込みようであることに間違いはない。
しかし、一つ感じるところはAピラーの立ち方が甘いような気がする。
それはウェルの勝手な思い込みなのだが、多分
フロントガラスが平面であるが為にそう見えたのだろう。
PAOのフロントガラスは平面のように見えているのだが、
実は20000rという弧を描いているのであった。
古場田氏曰く、全くの平面ガラスであれば
車両に装着した場合、逆に凹んで見えるのだという。
だからあえて20000rという弧が設けられているのであった。
ドアガラスにも同じことが言える。
ちなみにドアガラスの弧は8000rだという。
斜め後ろからのアンゴ~だ。
リヤガラスの熱線の処理にはBe-1に続き脱帽ものであるのだが、
キャンバストップのシボ加工やらリヤガラスの中心上のPAOステッカーまで
忠実に再現されているのだから、
もうこれだけでお茶碗3杯は食べられるのである。
恐るべし京商製。
しかし、京商といえども実車のデザイナーが監修するという事は
今までに有ったのであろうか。
本当にそういう意味でもこのBe-1、PAO、FIGAROは特別な
モデルになったのである。
前部買い占めたいのはウェルだけでは御座らぬはずだ。
全ては1008個ずつの限定であるがゆえ、さらにピンク色などの
300個限定やら、イベント限定など、オタク心をもてあそぶ。
さて、これからがそのオタク心をさらに掻き立てるのである。
おいおい~なにやら
PAOSIDEと書かれているではないか。
これは一体なんぞや。
おお~この箱の中にはPAOが。
そう、これはなんと当時PAOが販売された時のノベルティーグッズ
だったのだ。
だからPAOSIDEと書かれていたのか。
そもそもPAOSIDEというのは、、、っとこれは5月1日までお預けだ。
このPAOのミニカーなのだが、古場田氏が所有している物である。
たまらないだろう。
フロントグリルのPAOエンブレムがデカイ!
そう、これを見てウェルも血眼になり探しに探し、ようやく
アクアグレイとテラコッタの所有者になったのだ。(自慢)
このモデルは株式会社ヨネザワがダイヤペットというブランドで販売していた。
ダイヤペットの特徴はこのギミックにある。
両ドアやリヤトランクなども開閉するという。
それゆえ実車に忠実というわけではないのだが、日本製という事と
このギミックがコレクター心をくすぐるのであった。
側面から見た様子。
まん丸でPAOらしさは増幅されている。
この愛らしさはいったい何なのか。
鶏のように見えてきた。それでかぁ~可愛らしいなぁ。
上空から撮影した様子。
さてこれからリヤビューをご覧頂くのだが、
トランクの開閉をズズイとご覧頂こう。
がちょ~
どひゃ~
ガビーン!
どうだまいっただろう。
発売元はPAOSIDE。
ネットオークションでも1万円以上の値が付けられている時も
あるとか無いとか。
ココでせっかくなので情報をご提供致そう。
ヨネザワ製。ダイヤペットブランドからだが、ちゃんと
PIKE Factory のロゴも入っている。
大きさは京商製より少し大きめの1/40だ。
欲しい方はウェルのように血眼になれば見つかるはず。
これは京商製PAOと共に是非とも所有したい逸品であろう。
あれあれまたまたPAOSIDEのロゴマークが!!
次回もご期待あれ。
今日はコレまで~
本日の名言
デザインは性能である。
by古場田良郎
これはPAOが発売された時のことであった。
Be-1が発売されてから2年という歳月が経ち、
PAOが発売されたのだが、メカニカル的性能の向上は
一切施されなかった。
当時としては新型車が性能の向上をしていないなど言語道断。
普通の車であればだれも買うはずがないのだが、
それをPAOのデザインが打ち破ったのだ。
そしてこの名言が生まれた。
デザインは性能である。遂にデザインが車の性能となった訳だ。
そしてそのPAOの性能を皆が欲しがった。
今でもこの性能は他を圧倒し続けているという事は皆もご周知の通り。
もはや生まれてくる事はないであろう。