東京都調布市のK様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

20130130a

PAOと西欧色

あたしを含め、大部分の人が勘違いの元でPAOに乗って居らっしゃる。

というお言葉は、初めてパオプロダクトデザイナーの古場田良郎氏を

取材させて頂いた時に頂戴したお言葉である。

それまでは、PAOはルノーキャトルなんかの真似事だとかなんとか、ネット上でも

そのような西欧色の強い感覚の主観が飛び交っていたのであり

少なからずともこのような西欧的煉瓦風の建物の前においてもPAOは似合うのだから

勘違いしやすいわけではあるが、頂戴したその言葉に間違いはない。

もちろん、西欧色は全くの出鱈目ではなく、たとえばテイストで言えば

フランスの植民地でフランス人が気さくに乗り回している感じである。

そもそも、PAOのデザインはそのような西欧的とかなんとか安易な発想ではなく、

自動車のデザインそのものを根底から覆されるくらいのビックリな

取組がなされていたわけであり、その話は少し長くなるからウェルマガジンの

『あくまで気分なクルマPAO』をご覧頂くとしよう。

http://www.speed-well.jp/contents/wellmagazine/wm004/

20130130b

PAOトラディショナル 前方正面姿見

この度は東京都調布市にお住いのK様の元へお届けに上がれた

PAOトラディショナルのアクアグレイをご覧頂く事に致そう。

販売台数では一番のアクアグレイ色のPAO。

当時のカタログでは恐竜のいる世界を大冒険している姿が印象的であったわけだが

今年で25周年を迎えるコトとなった。

まだまだ新品のエンジンなども日産部品から出るのだから、

旧車という部類には含まれないのが、とてもうれしい。

20130130c

謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー

今回のシートには丁度太ももが当たる位置と全体に分けたツートーンでの製作。

特に太もも部は汚れ易く、こうした配色は機能的にも優れている。

ダッシュパネル上下には外のキャンバストップと同色とし

外から内へと流れを作っているのも面白い。

20130130

PAOトラディショナル フロントフェース

トラディショナルの製作ではフロントフェースにある

バンパーやグリルのラッカーフィニッシュ(塗装)が標準で着いてくる。

今回はその純正カラーを復元して製作が行われている。

この度はK様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。

当日は東京も雪の影響で転んでいる人はたくさんおりましたが

無事お届けすることが出来ました。

これからPAOとたくさん思い出を作ってもらえれば幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

人生は短い。

言い争っている時間などは無い。

byジョン・レノン

反戦争ですわなぁ。

そもそも、戦争してあらそっている暇はないということです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です