徳島県板野郡 N様PAOフルオリジナル(フルOG)納車おめでとう御座います☆

どんもす~。ウェルです。
本日は徳島県板野郡からはるばるお越し頂き、はれてオーナーと
なられたN様のPAOをご覧頂こう。

PAO(フルオリジナル)である。
スピードウェル社では実は初となるこのフルオリジナル仕様。
非常に勉強になる一台だ。
N氏は実は全車両もPAOにお乗りになられていた、
というパオイストであり、仕上げは純正の良さを踏襲するコトとなった。

フロントバンパーやグリルなども、
スピードウェル社がこだわる純正(往年の)カラーに
ラッカーフィニッシュがおごられた。
このカラーだが、スピードウェル社が所有している
走行6000km弱の20年間ほぼ完全な暗室でずっと保管されてきたPAOから
採取しているというから、当時のカラーを常に研究する事が可能なのだ。
※新品パーツであれば、実は若干の色の感覚が異なっている

純正の室内である。
アンダートレイのカラーは純正シートのサイドビニール生地のカラーと
同調しているのが伺える。
カラーはオリーブが混じったグレイである。
がしかし、PAOの七不思議のひとつとして
実はアンダートレイのカラーがあと一色存在するのだ。
と言う事で、この七不思議が遂に明かされるのである。
もう一つのカラーはなんとPAOのハンドルコラム色だった。

調べてみると、ボディーカラーがアクアグレイ色、オリーブグレイ色、
テラコッタ色にはハンドルコラムのカラー(ソリッドなグレイ色)が採用され
アンダートレイ色はそのハンドルコラム色が採用されているようだ。
これは大発見である。
しかし、アイボリーのPAOのハンドルコラムは黒。
そのことから、アンダートレイはシートのサイド色と同色でまとめられ、
室内で使用される色を制限しているようだ。
おお~この色のコダワリは日産のPAOへのこだわり、それ以上に
パオチーフデザイナー古場田良郎氏のコダワリといっても過言ではないだろう。
また、今後もこの七不思議は追求して行くと致そう。

PAO純正シートにはPAOのタグが装着されている。
スピードウェル社では、シートの張替えを行ったときに、
この純正シートをリペアを施し、何かに使えないかと思案している所だ。
なんせ細かな所までヘリテイジ(遺産)となるのだから。

純正のフロアマットも綺麗なものが装着された。
マットにまでロゴが着くところが、PAOの本気が伺えるところである。
しかし、このロゴはマネをしたら日産におこられるゆえ、
スピードウェル社ではなんともムズかゆい。
OKがでれば、それを含めて今後復元して行きたいところだ。

キャンバストップは純正色に張替えが施された。
トップはやはり20年という時間には耐え切れず、張替えを余儀なくされるのだが、
なんと、純正生地を隠し持っている。
今後のフルオリジナルのPAO製作に生かしたい材料でもある。

ホイールも純正はシルバー一色だ。
最近申し訳ないが、アイボリーのホイールが純正と勘違いされる
ケースも出ており、なんともウェル的に申し訳がない。

マッドガード(通称:泥除け)も装着された。
このマッドガードなどは日産のデザイン部署で製作されたものらしく
その他のオプションパーツなどは他の販売促進される部署での
製作のようだ。
※その他、純正アルミホイールはデザイン部署での製作であった。

この度はN様(お父様)PAOフルオリジナル納車誠におめでとう御座いました。

またまたお土産まで頂き、感謝感謝で御座います。
純正を追求してみれば、さらにPAOの良い所が見えてくる。
本来の姿を残すといった意味でも、もっと勉強が必要であり、
今後もPAOへの追求は怠らない。
まだ、PAO本来の良さを感じられていない方々には
痛快ウェルマガジン
あくまで気分なクルマ『PAO』
Vol,1&Vol,2を隅から隅までズズイとご覧頂き
PAOというクルマの本来の姿をお勉強して頂こう。
今日はコレまで~。
本日の名言
われわれの計画というのは、
目標が定かでないから失敗に終わるのだ。
どの港へ向かうのかを知らぬものにとっては、
いかなる風も順風たり得ないのである。

byアンナエウス・セネカ
さすが、例えが素晴らしい。
どこが到達地点なのか、見定めていないと、全ては失敗に終わる。
その通りで御座る。